DRIFTERS(ドリフターズ)の登場する偉人は漂流者にしろ、廃棄物にしろ、奇人変人ばかり。
その中でも断トツ一番の変人といえばあのオカマ伯爵、そう「サンジェルミ伯爵」だと思います。
名前でわからなくてもCV杉田智和さんのキャラと言えば大抵の方がわかることでしょう。
金曜日はドリフの日!
後2時間半を。
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実は私、あのオカマ伯爵って原作者さんが作り出した架空の人物だと思っていたのですけど、何とモデルになった人物がいたのです。
その人の名はサンジェルマン伯爵。
微妙に名前が違っていますがどうやらこの人らしいです。ではこのサンジェルマン伯爵。一体どんな人物だったのでしょうか?
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DRIFTERS(ドリフターズ)1話から12話(最終話)までの感想 「グロい異世界転生ストーリーが始まる」
サンジェルマン伯の波乱万丈の人生とは?
サンジェルマン伯爵の出自ははっきりしませんが、一番有力とされているのがスペイン王妃の私生児という説。
どうやら夫のカルロス2世は子供が作れない体質だったらしく、貴族との不倫の末生まれた可能性大。
生まれからしてなんか呪われています。
そんなサンジェルマン伯ですけど、ヨーロッパを放浪するうちにどんどん知識を身につけ、それを武器にフランスのルイ15世に取りいるのに成功。
でもあまりに寵愛されたためフランス貴族たちに疎まれ失脚。その後またヨーロッパを放浪。
最後は1784年、ドイツのヘッセンで死去。享年93歳だったと言われてます。
これだけ見ると偉い人に取り入ることが上手いだけのおべっか使いな感じがしますけど、このサンジェルマン伯爵がすごいのはその能力です。
サンジェルマン伯は語学堪能で芸術の才能もありの完璧人間?
話せる言語は、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、英語、ギリシア語、ラテン語などヨーロッパの主要言語に加えて、中国語、アラビア語、サンスクリット語。
これだけの言語マスターしていればヨーロッパだけでなく、世界中どこ行っても大丈夫そう。
でも凄いのは言語力だけではありません。貴族出身なので芸術にも造詣が深く、さらに絵画はプロも舌を巻く上手さ。
また各地の王や貴族に取り入るために歴史の知識もかなりあったみたいです。
これに加えて科学の知識もあったということですからあんたホントに人間か?と言いたくなりますわ。
サンジェルマン伯は錬金術、そして不老不死もマスター?
さらに錬金術もマスターしていたらしく、ダイヤモンドの傷ならその自慢の錬金術で直せたみたいです。
それだけで金の心配はしなくて良さそうな感じ。
でも驚くのはまだ早いです。
実はサンジェルマン伯最大のセールスポイントは不老不死。
彼自身、アレキサンドロス大王やカエサルを見たことあるとか、第3回十字軍に参加してイングランドのリチャード1世と話したとか言ってたのに加えて、彼の執事がサンジェルマン伯爵が4000年生きていると証言したらしいのです。
ちなみにこの執事さんはこの証言をした時点でまだ300年しかサンジェルマン伯爵に使えていなかったらしいですがw
おいおい、そしたらスペイン王妃の私生児という設定どうなるんだよ。あと不老不死なら93歳で死んだという情報はどうなるの?
まあそれは置いといて、サンジェルマン伯爵がスーパーマン過ぎること、さらに前述の主従揃ってのホラ話から不老不死という逸話が残っているのかもしれません。
でも調べれば調べるほど謎しか残らない人物です。
だからこそ漂流者としてドリフターズに登場したのでしょう。
ただ残念なのはこのサンジェルマン伯爵が日本について知っていたという記述がないこと。
それもあって原作者さんは他のキャラは本名出だしているのにこのサンジェルマン伯爵だけちょっと名前を弄ったのかもしれませんね。
今後オカマ伯爵が豊久達に協力するのか、それとも受けいられず敵対するのかは知りませんがその動向から目が離せませんね。
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