毎日のように開催されるアニメや声優さんのイベント。
もちろん声優さん自身がMCを務める場合もあるが、プロの司会者を呼びイベントの回しを任せることも少なくない。
今回はそんなプロの司会者の中から、現在売れっ子と思われる4人の方についてご紹介する。
まあ厳密に言うと4人とも本業が他にある人たちばかりだけど。
鷲崎健さん
本日のゲスト!南條愛乃さんでしたー!ありがとうございました!! #ヨルナイト pic.twitter.com/fqA6PPb1VJ
— ヨルナイト×ヨルナイト (@yonayona_ag) July 19, 2018
本業:ミュージシャン
タイプ:声優弄り
吉田アナと双璧を成す、アニメ・声優イベント司会のトップ。
オタクの代表としてイベントを回す吉田アナとは異なり、声優さんを弄ってどんどん面白いところを引き出すのが真骨頂と言える。
弄ると言ってもファンが不快に思わない限度をしっかりと守りながら弄ってくるので、ネットで批判されるより遥かにその司会回しを絶賛される。
また自分自身がミュージシャンなので、声優アーテイストのイベントやニコ生の司会が多い。
特に田村ゆかりさんの番組の司会は完全に完成形に到達していると思う。
CD発売のイベントやニコ生では、ミュージシャン目線で曲の魅力を視聴者に伝える質問をしてくれる。
そのためレコード会社の安心して任せることができるのであろう。
難を言えば、アニメのイベントでは作品よりも声優さんにフォーカスし過ぎることが多々あり、声優さんに興味がない方にはちょっと残念に思える場合もある点。
鷲崎さん自身があんまり視聴してないアニメの話は台本をなぞっている感じ?
ただその一方、しっかりと視聴しているのにあえて見てない体(てい)でトークをすることもあるので注意が必要かも。
時間に厳しく、イベントを予定時間内に終わらせることを第一に考えているとラジオで言ってた。
まさに司会の申し子というべき方だと思う。
鷲崎さんが司会を務めた番組やイベント
- ワンフェス全般
- ゆかり☆ちゃんねる
- キリンレモン×水瀬いのり アニメ版「まっすぐに、トウメイに。」TV-CM放送決定!記念ライブトーク
吉田尚記さん
ホントに今日はちょっとしかいられないんだけど…!Tokyo 7th Sisters武道館ー!! #ナナシス https://t.co/cJ2a4Anbbs pic.twitter.com/a1wKv4eUNp
— よっぴー/吉田尚記 (@yoshidahisanori) July 20, 2018
本業:ニッポン放送アナウンサー
タイプ:マニアックなオタク目線
鷲崎さんが声優さんにフォーカスした回しをする代表とすれば、アニメ作品にフォーカスし、オタク目線でイベントを回す代表はこの吉田アナであろう。
本業はニッポン放送のアナウンサーなのに、週末はいずれかのアニメ・声優イベントの司会をこなしているイメージがある。
イベントやニコ生を見ればわかるが重度のオタクであり、その知識量はそこら辺のオタクを張るかに凌駕している。
ただしオタク過ぎるのが問題となることも。イベントに出ている声優さんより作品に詳しすぎるため、声優さんが付いていけない場合も多々ある。
また自分がお客さんが楽しむことを第一に考えるので、イベントの予定終了時間を超えてもイベントを続ける場合があり、終了予定時間きっかりに終わらせることを目指す鷲崎さんとは対局にあると言える。
アニメオタクっぷりが講じてイベントを企画することもあり、業界への貢献度は大きい。
司会を務めた番組やイベント
- WORKING関連のイベント全般
- ノイタミナ関連のイベントのほとんど
- 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」公開記念 特別番組
松澤千晶さん
加隈亜衣さんと釘宮理恵さん
めっちゃ好き…国民的ロリボイス万歳#ニンジャバットマン #キャットウーマン #ハーレイクイン https://t.co/ua5X4gUwRi pic.twitter.com/CBLUUFHKzC— 松澤千晶 (@chiakinman) June 17, 2018
本業:フリーアナウンサー
タイプ:冷静なオタク目線
重度のオタク系司会者。
ただし吉田アナよりも理性が強く、暴走することが少ない。
まあ女性声優さんが多いイベントでは暴走気味になる可能性が少し上がる気がするが。
本業はフリーアナウンサーだが、アニメ・声優系のイベントの司会も多い。
司会をする作品のリサーチをしっかりとしており、頓珍漢なことを言ってファンを激怒させるようなことがないし、また作品へのリスペクトがすごく伝わってくるので松澤さんが司会だと安心してイベントを見ることができる。
その一方、オタク目線で声優さんに意見を聞くこともあり、ファンの代弁者としても好ましい司会者と言えるだろう。
司会を務めた番組やイベント
- 【AnimeJapan2017】「冴えない彼女の育てかた♭」スペシャルステージ
- モブサイコ100 REIGEN ~知られざる奇跡の霊能力者~
- 「刀剣乱舞-ONLINE-」トークイベント @ワンフェス2015
向清太朗氏(天津)
リリスパニコ生第4の刺客として参加させてもらいました。
30が限界と気づけて良かったです。師匠枠の内田彩さんと。
えーと、今度9/1に僕と内田さんイベントやりますよね?
そのすまし顔の意図は何だろう?
見てくださった方々、ありがとうございました!
また何かあればよろしくお願いします! pic.twitter.com/xSvviy4tsC
— 天津 向 (@tenshinmukai) July 24, 2018
本業:芸人
タイプ:自分を犠牲にして声優さんを美味しくする
どっちかと言うとオタク系。
他の司会者が自分を削ることがほぼ無いのに対し、自分を削って声優さんに美味しいシチュを作るある意味捨て身の司会者。
合言葉は「指折るぞ」又は「指折れろ」。
女性声優さんとの相性が抜群に良く、女性声優さんの良いところを向氏自身が身を犠牲にして引き出してくれる。
それ故、女性声優さんとイベントでご一緒することが多く、大量のアンチを抱える一方、それなりに評価するファンもいる(かもしれない)。
女性声優さんの方も向さんをを積極的に弄る方が増加中。
ただ弄り過ぎてカオスになるイベントも出てきている。
おそらくご本人は大変だと思うが、今のアニメ・声優さんのイベントの司会者としては無くてはならない人だと思う。
同じ芸人さんだと、ハライチの岩井さんがこっちの業界である程度の地位を築きつつあるが、岩井さんは自分を削る系ではないし、どちらかというと男性声優さんとの相性が良いので、向氏の地位を脅かすことはないだろう。
また吉田アナと同じく、アニメを元に新しい分野を開拓するのが得意。
アニ×ワラを定期的に開催していることは評価すべきである。
あと何気にライトノベル作家でもあり、作家としてニコ生に出演することもある。
まあ、作家として出演しても画面に流れるコメントはMCをしている時とそんなに変わらないけど。
司会を務めたイベントや番組
- 生あいまいみー
- アニ×ワラ
- TVアニメ「ブレンド・S」スティーレ ニコ生支店 営業中!
- 五等分の花嫁スペシャルイベント
終わりに
今回挙げた4人以外だと、前述したハライチの岩井さんが有望だと思うし、またゲーム系を含めればアメリカザリガニの柳原さんと平井さんも4強に匹敵すると思う。
ただ現在この4人が強すぎて、他の人材が入り込む余地はなかなかないような気がするので、あと5年ぐらいはこの4強の時代が続きそうな気がする。