ソフトテニスを頑張る男子学生たちの青春。
絵だけ見ればそんな感じに思えなくもありません。
しかし実際は違います。
大人の都合で振り回される(犠牲になる)男子学生たちの物語です。
胸糞な展開があり、スカッとしたい方には向かない作品かと。
でもついつい見てしまう魅力にあふれた作品でもあります。
オリジナル作品のために原作ないから続きどうなるかわからないし。
最終話の終わり方がホント救われないので、是非続き作って欲しいです。
- 星合の空 1話の感想 「普通のスポーツ青春ストーリーにはない闇と葛藤を感じる作品」
- 星合の空 2話の感想 「眞己入部で男子ソフトテニス部が変わり始めた?」
- 星合の空 3話の感想 「雨野樹の闇が炸裂!!でも予想してたのと闇の原因が違った」
- 星合の空 4話の感想 「歯車がかみ合い動き始めた男子ソフトテニス部!しかし闇は突然やってくる」
- 星合の空 5話の感想 「眞己を全力で守る部長カッコいい」
- 星合の空 6話の感想 「強豪校御崎学園相手に予想以上の善戦」
- 星合の空 7話の感想 「練習試合、バーベキューを経て部の結束がさらに強くなったけど」
- 星合の空 8話の感想 「直央も悠汰も夏南子も悩みを抱えて生きている」
- 星合の空 9話の感想 「最大級のアクシデント発生!!親が原因で問題起こり過ぎ」
- 星合の空 10話の感想 「運命の地区大会始まる!!そして部の命運は眞己と部長へ」
- 星合の空 11話の感想 「眞己たちの試合結果も気になるが最大級のフラグが立っちまった」
- 星合の空 12話(最終話)の感想 「試合後の高揚感は消え、残ったのは少年達の傷ついた心のみ」
星合の空 1話の感想 「普通のスポーツ青春ストーリーにはない闇と葛藤を感じる作品」
感想(ネタバレあり)
先行放送などで視聴された方も多いと思うこの作品。
正直私はあんまり期待してませんでした。
だってソフトテニスを題材にした青春ものだと思っていたので。
メインはソフトテニスでその間に甘酸っぱい恋愛とかをちょこちょこ入れてくるくらい。視聴する前はそう思っていました。
ところがどっこい1話を視聴した結果、そんなタイプの作品じゃないとわかりました。
この作品、ソフトテニスをメインにするのと並行して主人公眞己(まき)などが抱える人の闇と葛藤を描くのだと。
俄然興味を持ったことの作品、しばらくは視聴を続けて軽い感想も書いていこうと思います。
エリートの女子ソフトテニス部と吹き溜まりの男子ソフトテニス部
女子部は全国の競合。一方男子は吹き溜まり。
それが志城南中学ソフトテニス部。
男子部の部長である新城柊真は現状を変えたいと思っているようですが、その他の部員はまるでやる気なし。
典型的なダメな奴ら揃いです。
おそらく女子部といつも比べられてやる気がなくなったんでしょうよ。
そしていつの間にかどうでもよくなった。
人間って諦めると人からどう思われようと関係ないという風になりますからね。
だからせっかくの女子部との対抗試合。
部長以外はやる気なかったのでしょう。
星合の空PV第2弾より引用
そんな最悪の状態の男子テニス部。
そこに悪い知らせが舞い込みます。
実績を出してない部活は廃部。
うん、この手に作品ではよくあるシチュです。
実際部活の廃部云々まで決める生徒会なんてあんまりないと思いますが、それは言わないのがお約束。
ともかく男子ソフトテニス部は存亡の危機に立たされたのです。
絶対絶命の大ピンチ。
ここでやる気を失った部員たちが一念発起して頑張れば良かったのですが…。
まあ、今更頑張ったところでと思うのが普通ですよね。
さあ、部長どうする?
スポーツ万能の同級生眞己を金で雇う
志城南中学に一人の男子生徒が転入してきます。
名前は桂木眞己。
スポーツ神経万能で動体視力が抜群の化け物。
直接的な表現ではなく、マンションをエレベーターを使わず往復したり、素早く動く猫を捕まえるシーンで眞己の潜在能力を現す描写は良かったです。
そしてこの眞己と部長は知り合い。
当然部長は眞己をソフトテニス部に勧誘します。
夏の大会で1回勝てば部の存続が敵う。
そのためには眞己が必要。
しかし眞己は断ります。
興味がないですし、それ以上に母子家庭である眞己には余裕がないのです。
でも部長は諦めません。
何と眞己を金で雇うと言い出したのです。最初に金を要求したのは眞己ですけど。
まあ、眞己としては金を要求すれば部長も諦めるだろうと思ったのでしょうね。
星合の空第1話より引用
ソフトテニス部を存続させるため。
4万円で契約成立です。
これで希望が繋がった。
部長はこの時そう思ったことでしょう。
さあ、これから眞己と部長がソフトテニスに青春をささげるスポ根アニメの始まりだ…最初見た時はそう思いました。
最悪の父からのDV…これが本作の描きたかったところ?
アニメで母子家庭という設定の場合、多くは死別です。
しかし本作の場合、眞己の母親は父親と離婚したようですね。
離婚の原因はいろいろありますが、その中でもタチが悪いのが金使いの荒さとDV。
残念ながら眞己の母親も金銭問題かDVが原因で離婚したことが推測されます。それを裏付けるように眞己の父親が金をせびりに眞己の家に押し掛けてきましたからね。
星合の空第1話より引用
眞己ももう少し慎重に対処すべきだったと思いますが、ドアの覗き穴を塞がれたら仕方ありません。
部屋の中に土足で入ってくる父親にドン引き。
さらに金を無心して渡そうとしない眞己にDVをみまう父親。
たぶん多くの視聴者は嫌悪感をここで覚えたはず。
私も同じですが、このシーンを見て視聴継続を決めました。
だって普通のスポーツアニメだったらこんなシーン描きませんもん。
主人公を温かく見守る家族。これが一般的なスポーツアニメの家族像ですが、本作は真逆。
もちろん母親は良い人そうなので、そこは救いですけど。
ただ問題はどうして別れた父親が眞己たちの新居を知っていたのか?
もしかして母親が父親と切れてないパターン?
そうだとするとさらにいろいろ厄介な感じがします。
星合の空第1話を視聴し終わって
今回はここで終了。
いろいろ続きが気にある作品だと思いました。
そして問題を抱えているのは眞己だけではありません。
部長は母親と上手く行ってない様子ですし、部員の雨野樹は姉である女子ソフトテニス部のエースの雨野奈美恵に何か思うところがありそうですし。
正直眞己と同じマンションに住んでいる御杖夏南子とのシーン以外、穏やかな気持ちで見れるシーンがないようにも思えてきます。
まあ、夏南子も闇を抱えていそうですけど。
次回は眞己がソフトテニス部に入部することころが描かえるのでしょうか?
そして部員といざこざが起こるというのがパターンですが果たして。
星合の空 2話の感想 「眞己入部で男子ソフトテニス部が変わり始めた?」
感想(ネタバレあり)
今回は眞己が男子ソフトテニス部に入部して部員を煽った結果、部活が変わり始めたお話。
4万円というお金を貰う以上、相応の仕事をやるということなんでしょうか?
眞己入部で男子ソフトテニス部に波風が立ち始めた?
4万円の報酬のために男子ソフトテニス部に入部した眞己。
古参の部員たちとの初顔合わせとなりますが、すぐに衝突することに。
星合の空2話より引用
スポーツものではよくある描写です。
主人公の入部を歓迎する部員とあまり歓迎しない部員の内部抗争が始まって、それに主人公が巻き込まれるやつ。
本作の場合では、眞己の入部を歓迎する部員4人(部長を含む)、あんまり歓迎しない部員3人と拮抗。
ただ歓迎しない方が声が大きいので、歓迎しない方が押している感じです。
そして新入部員の洗礼としてコートに入る前にグランド20周することになりますが、なぜか眞己だけでなく部員全員でやることに。
当然眞己はその運動神経と持久力を発揮。
マンションをエレベーターを使わず上り下りしている実力は伊達ではありません。
その眞己についていけているのは部長のみ。
というか部長完全に意地になっている。
アバンのシーンを見ても部長って悪い奴ではないのですけど、絶対すぐに頭に血がのぼるタイプだと思いますわ。
それが原因で家庭内で母親から怖がられているのかもしれません。
一応禊が済んだということで古参部員にも認められた眞己。
あとは練習して大会で1勝するのみ…と思ったのですが。
古参部員を煽ってやる気を出させる手法か?
前日の練習で部長以外ダメ部員しかいないことがわかった眞己。
自分のセンスを見せつける一方、部員たちを煽って部員たちのやる気を引き出させます。
星合の空2話より引用
やる気はない癖になぜかマウントを取りたがる古参部員たちは眞己の言葉に発奮。
真面目に練習に取り組んでいくことに。
今更感は強いですが、練習をしっかりやるようになっただけまだマシ。
また話は前後しますが部長を好きな男子生徒を誘い、部活のマネージャーを引き受けさせることに成功する眞己。
何か眞己が部長をやった方がこのソフトテニス部強くなりそうな気がするのですけど。
眞己の周りの状態も少しづつわかってきた
部活関連以外だと2つの内容が今回描かれていました。
まず一つ目は眞己の家族の話。
星合の空2話より引用
眞己の母親の話から、眞己と母親はあの屑父から逃げていることが確定します。
まだこの家は屑父にバレてないと母親は思っているようですが、1話であの屑父襲撃してきましたからね。
どうやら眞己は屑父が来たことを母親へ話していない様子。
母親に心配かけたくないのでしょう。
良い子ですわ。
ただその鬱憤をソフトテニス部員を煽って発散している面も…さすがに無いか。というか無いと思いたい。
2つ目はヒロイン(?)の夏南子のこと。
星合の空2話より引用
BL好きの腐女子かと思ったら、普通のオタクでした。
女の子の絵を描いて喜んでいる辺り、まだまだ健全なのかも。
学校では眞己との仲を疑われているようですが、そんなこと関係なしにソフトテニス部の練習の様子をずっと見ている状態。
真面目に練習するソフトテニス部をバカにしているような感じもしますが、同時に羨ましく思っているのでしょうか?
星合の空第2話を視聴し終わって
今回はここで終了。
煽りによる部員の意識改革は上手く行っているようです。
ただその一方、部員たちの眞己へのヘイトが溜まっているのも確か。
部長はその辺無頓着な感じなので副部長が大変なことになりそうな気がします。
次回はどんな内容になるのか?
今から楽しみです。
星合の空 3話の感想 「雨野樹の闇が炸裂!!でも予想してたのと闇の原因が違った」
感想(ネタバレあり)
EDの件でちょっと騒動となっている本作。
ストーリー的には面白い作品なので本当にこんなことで話題になるのが残念です。
製作委員会がしっかりと調べて、然るべき結論を出して欲しいです。
さて今回の3話。
雨野樹の闇が爆発したお話でした。
1話を視聴した段階では、出来る姉を持ち、いつも比較されて闇を増幅させる。
そう考えていたのですけど、樹の闇の種類はそっちではありませんでした。
というか、姉との関係は良好だったようです。
問題は母親との関係。
まあ、すでに母親はいないのですけど、幼児期にそんな体験をして、その名残が体に残り、さらにずっと隠す生活をしていれば闇を持ちますよ。
今回屑どもに煽られて暴力を振るってしまう樹。
でも暴力を振るったことを嗜める奴はいても、怒ったことについては誰1人攻めてませんからね。
この手の作品だと暴力を振るった方が全部悪いと決めつけるようなキャラが1人ぐらいいるものですが、1人もいなくて良かったです。
練習試合で改めてわかった部長の短気さ
眞己にソフトテニスのルールを体でわかってもらうために部内で練習試合をやることになった男子ソフトテニス部。
まあ、やる気がない、下手揃いの男子テニス部の部員では眞己の相手にもなりません。
星合の空3話より引用
でも1話の冒頭で女子ソフトテニス部とやった試合に比べると全員マシなような気がしますね。
あの時はこんなもんじゃなかったので。
2話で少し真面目に練習してマシになったのでしょうか?
終わってみれば、部長・眞己ペアの圧勝。
古参部員たちのメンツ丸つぶれでみっともないとかしえません。
そしてこの結果になぜか怒り出す部長。
部長的にはここまで酷い結果になるとは予想してなかったようです。
これまで自分が率いてきた男子ソフトテニス部。
それがソフトテニスのルールも覚えたての初心者である眞己にボコボコにされたのですからね。
部員のふがいない結果=部長の管理責任を感じて自分に怒りを感じたのでしょう。
ただそれと同時に眞己に嫉妬する自分への怒りも覚えていたような感じもしますね。
2話で走るシーン。部長は眞己と張りあっていたので、眞己にライバル心持っているの確実。
一応今回は部長としてふがいないという気持ちが前面に出てるけど、それ以外に眞己の活躍に嫉妬した自分への怒りもありそうな気がします。
虐待された雨野樹の闇は深い
練習試合でわざと眞己の体を狙って打ち込んできた樹。
出来る姉を持っていつも比較されてその結果闇を持ったと1話の時点で予想してましたが、闇の原因は姉ではありませんでした。
樹が闇を持った原因。
それは母親の虐待。
まあ、母親だけを攻めるのはどうかとは思います。
今回分かった情報だけで判断すると育児ノイローゼ気味だったようなので。
ただ母親にお湯を掛けられやけどを負ってしまった樹。
それ自体ショックだったでしょうけど、それ以上にそのやけどの痕を見られて、その原因を話さなければいけないのは樹にとって苦しいことだったのでしょう。
そしてどんどん闇を深めていったと。
星合の空3話より引用
今回帰宅部の屑どもに煽られて怒りが爆発。
屑どもに暴力を振るってしまう樹。
その時の樹の顔が上記の画像なんですけど、完全にいっちゃってる顔です。
演出でこの辺のシーンは無音だったのですが、個人的には静かに怒った樹の声を聞きたかったです。
樹のCVは松岡禎丞さん。
Aパートの眞己を煽る演技が秀逸でしたし、この辺の屑どもに静かな怒りをぶつける樹の声をもっと聴きたかったです。
まあ、無音にした方がショッキングな印象が強くなったので、それはそれで良かったのですけど。
星合の空第3話を視聴し終わって
今回はここで終了。
雨野樹の闇がメインだった一方、部活も眞己が入部したことで変わり始めてますね。
次回はペア決めで一波乱ありそうです。
次回も楽しみですわ。
星合の空 4話の感想 「歯車がかみ合い動き始めた男子ソフトテニス部!しかし闇は突然やってくる」
感想(ネタバレあり)
いくつか不穏を感じさせるシーンがあったものの、概ね順調にEDまで進みましたがCパ―トで奴が出て視聴者ドン引き。
そんな感じの4話でした。
眞己の提案で歯車が合致し動き出した男子ソフトテニス部
かみ合ってない歯車は動きません。
でもかみ合いさえすれば動くのは歯車です。
今まで適当に組んでいたとしか思えたかったソフトテニス部のペア。
そこに今回眞己がメスを入れました。
眞己の提案というだけで他の部員たちは受け入れないと思っていたら、一応試すのですね。
そして試した結果、上手く行ったので眞己の提案は採用されることに。
星合の空4話より引用
その後は怖いぐらいに順調に進みます。
ちょっと出来過ぎな感じもしない訳ではありませんが、順調に強くなるソフトテニス部を見ているとこっちまで嬉しくなってきます。
そして男子ソフトテニス部の変化は周りに人間にも影響を与えます。
生徒会長だけは懐疑的なようですが。
でも女子ソフトテニス部の顧問の先生から「バッタ」と言われたのは笑いました。
まあ嫌味ではなく肯定的なニュアンスの方が強かったので桜井先生も深くツッコまなかったのでしょうけど。
星合の空4話より引用
その桜井先生は別の学校でソフトテニス部の顧問をやっている後輩に頼んで練習試合をやることを決めてきます。
ソフトテニス部の変化で桜井先生も影響を受けたのでしょうかねえ。
今回の不穏な点について
前述したようにCパートまではほぼ平穏でしたが、不穏が全くなかった訳ではありません。
不穏その1、副部長。
星合の空4話より引用
ペア変更の成功で他の部員たちの士気が上がっているのに一人だけ暗い顔。
部長の家とは異なり家庭環境では問題なさそうなのにどうして暗い顔をしているのか?
眞己が入部して副部長として自分が適任なのか?悩み始めたのでしょうかねぇ。
不穏その2、桜井先生。
星合の空4話より引用
今まで積極的に顧問の仕事をしてこなかった桜井先生。
部員たちがやる気を出しているのを見て練習試合を組みますが、後輩と話す過程で以前は違うタイプの先生だった可能性が。
5年前に部活関連で何かあって、部活の運営方法を変えたという感じでしょうか?
以前は勝利至上主義者だったとかありそうですね。
そして今回一番の不穏というか、一番嫌悪感を覚えたのはCパートの屑親父。
星合の空4話より引用
金をせびりに来たことだけでも最悪なのに、眞己に対して最低なこといいやがります。
まあ、親子ですから同じ血は流れているでしょう。
でもだからってお前見たいな屑に眞己もなるとは限らんだろう。
ホント見ててムカつく。
つ~か、他の大人は何やってるんだよ。
そう思わずにはいられません。
星合の空第4話を視聴し終わって
今回はここで終了。
Cパートで胸糞悪くなったわ。
男子ソフトテニス部が順調に前に進み始めた後だから余計にそう思うのでしょうけど。
まあこの辺の微妙なさじ加減が視聴者をさらにストーリーに引き込んでいるのでしょうけど。
さて今回のCパートで屑親父にラケットを壊されてしまい、さらに明日までに金を用意しろと言われた眞己。
精神的に追い込まれているようで結構マズい感じ。
ラケットはまだ部長に頼めばどうにかなるでしょうけど、金の方は厄介ですね。
眞己が突っぱねることができればいいでしょうけど、屑親父への恐怖感から何とかして金を作ろうとしそうな気がします。
まだ普通に集めるならいいですけど…。
ホント続きが気になります。
早く続きがみたいですわ。
星合の空 5話の感想 「眞己を全力で守る部長カッコいい」
感想(ネタバレあり)
今回は部長がカッコいい。
それに尽きます。
眞己から事情を聴いて眞己を全力で守ろうとしますし、自信喪失気味の副部長凛太郎を励ましますし。
ただ所詮は中学生。
そのうち足元をすくわれそうな感じもしてますが。
眞己を守るためなら眞己の父親でも容赦しない
部長カッコいいです。
たぶん部長本人はそんな風には思ってないでしょうけど。
眞己は部長に屑父親のことを話して楽になったことでしょう。
まあ、眞己が自分の秘密を部長を信用したのはちょっと意外でしたが。
星合の空5話より引用
正直辛い話を聞いて激励したり慰めたりすることは誰でもできます。
しかし実際に屑親父と対峙して、「眞己を守るためならはお前を殺す」という趣旨のことまで言える人間はそうはいません。
部長は熱い男で良い奴です。
今回は特にそう思いました。
星合の空5話より引用
ただその一方危うさもありますね。
例えば眞己の屑親父に名前を聞かれて話してしまうところとか。
屑親父のことです。
名前から部長の両親を割り出してゆするぐらいのことはするかもしれません。
そしてその結果、部長と母親の仲がさらに悪化する。
こういう可能性もありますからね。
あと眞己が言ってた眞己の母親がお金を屑親父に意図的に渡している疑惑。
2話を見た感じではそういうことはなさそうですが。
でも眞己が言ってたことが本当ならあの母親の屑ですけどね。
DVされても好きという気持ちが変わらないのかもしれませんが、それで自分の子供を犠牲にするは反吐が出ますわ。
養子という存在であるため自分を過小評価してしまう凛太郎
男子ソフトテニス部の潤滑油のような存在である副部長の凛太郎。
ところが眞己が入部してから眞己の主導で部活が動き、部活には自分はいらないと思うようになってしまいました。
問題児揃いの男子ソフトテニス部。
そんな部活を部長と一緒にまとめるは苦労の連続なはず。
でもそういう状態の部活だからこそ何か役割を果たしたい凛太郎は都合が良かったのでしょう。
しかし眞己が入部し、自分の役割を見失ってしまった。
そんな感じなのでしょうね。
実は凛太郎は現在の両親の養子であり、自分は望まれて生まれた訳ではないと思い続けているのです。
だからこそ自分の存在意義を見い出せなくなると不安になってしまう。
星合の空5話より引用
4話で凛太郎と母親がべったりのシーンがありましたが、養子だからこそ凛太郎の母親はスキンシップを取って凛太郎との繋がりを維持しようとしていたのですね。
しかしその行為に凛太郎は「自分は養子」という思いを強めていっているのでしょう。
凛太郎の秘密を聞いた部長。
当然凛太郎を励まします。
眞己の次は凛太郎。
部長、今回は大変ですね。
生徒会長の家庭の事情までやるのかよ
男子テニス部を目の仇にするというよりは、潰すこと前提で物事を進めている生徒会長。
今回その生徒会長の家庭の事情まで明らかになります。
星合の空5話より引用
自分の祖母と母の嫁姑戦争に巻き込まれる生徒会長。
ただそんなことお構いなしでマイペースの生徒会長ある意味凄いです。
そしてこの生徒会長。
名前を3つ持っているという秘密が。
なかなか面白いキャラだと思いますが、この生徒会長がメインとなるお話とかあるのでしょうかねえ。
練習試合当日に煽られる
いよいよ練習試合当日。
いつものメンバーで相手校まで行くことになりますが、試合直前に煽りを受けることに。
星合の空5話より引用
こいつ、格下相手に煽るタイプじゃなくて、どんな相手にも煽るタイプでしょうかね。
そしてこういう奴って相応の実力を持っていることが多いのですよ。
眞己たちは喧嘩を売られた形ですが、たぶん買いそうですよね。
部長以下気が短い部員ばかりなので。
星合の空第5話を視聴し終わって
今回はここで終了。
次回は練習試合のことがメインになりそうです。
眞己が入部して変わってきた男子ソフトテニス部ですが、現実を見ることになりそうな感じがします。
何しろ相手は強豪校。
少し意識改革が進んだくらいで勝てる相手ではないので。
桜井先生もそれがわかって部員たちのさらなる向上を期待してこの試合を組んだのかもしれませんが。
ともかく早く続きがみたいですわ。
6話の感想記事はこちらのリンクからどうぞ。
星合の空 6話の感想 「強豪校御崎学園相手に予想以上の善戦」
感想(ネタバレあり)
今回は全編を通して練習試合の模様が描かれています。
正直ここまで善戦するとは思ってもみませんでした。
だってこの間までやる気ナッシングの奴らだったんですよ。
それがわずか1ゲームずつですが強豪校からもぎ取るなんて。
ただそれでも当然勝てません。
でもこのまま終わりそうにない終わり方でした。
眞己がどうやって相手校のボスである王寺アラシに一泡吹かせるか。
今から楽しみです。
強豪校相手に善戦したのはマネージャーの力が大きかった?
星合の空6話より引用
相手は強豪校である御崎学園。
ついこの間までろくに練習して来なかった志城南中ソフトテニス部が勝てるはずがない…と普通は思いますよね。
というか1ポイント取ることさえ無理と思うはず。
でも実際は予想以上の善戦をすることに。
その原動力の一つとなったのがマネージャーである悠汰。
せっせと御崎学園のデータを集め、部員たちにそのデータを基にアドバイス。そのアドバイスのおかげで御崎学園相手に1ゲームゲットすることに成功します。
マネージャーとして入部し、裏方に徹してソフトテニス部のために頑張ってきた悠汰。
その姿をずっと部員たちも見ていたので、悠汰のアドバイスに受け入れたのでしょうね。
志城南中ソフトテニス部が強くなったは眞己の入部したことが大きいですが、悠汰がマネージャーとして加入して、部活の環境を改善してくれたことも大きいと思いますわ。
まあ、悠汰をマネージャーに誘ったのは眞己だから結局全部眞己のおかげになるのですけどね。
あと負けたとはいえ、全ペア自分たちに足りないところを見つけて、それを何とかしようと考えるのは良い心がけだと思います。
まだまだ強くなりそうな感じですね。
敵のエース王寺アラシになす術なし?
星合の空6話より引用
5話の最後に出てきて眞己たちを見下す発言してたこの男。
御崎学園のエース、王寺アラシ。
強豪校のエースさまですから、プライドだけでなくその腕も一流。
他のペアが善戦したので、部長・眞己ペアだったら勝てるかもしれない。とちょっとだけそう思ってた視聴者の願望を見事に打ち砕いてくれます。
まあ、他のペアが舐めて掛かって、勝ったとはいえ痛い目見たのでアラシたちは最初から本気モード。それもあって部長・眞己ペアが手も足も出ない状態になっちゃったのでしょう。
そういえば御崎学園の生徒のCV。ほとんど他のアニメで主役や主要キャラを演じたことがある若手から中堅の若手声優が担当しております。
正直この話だけで使うのが勿体ないキャスティングだと思いますが、そのおかげで演技で台無しになることはないので、その点はありがたいですわ。
劣勢の部長・眞己ペア。
ふがいない自分達に部長のイライラが最高潮に達しますが、眞己は冷静そのもの。
そして眞己には何やら秘策がある模様。
一体何をするつもり?
星合の空6話より引用
今回一番勝ち負けに拘っていそうなのが一応部外者の夏南子。
練習試合だから勝ち負けよりも自分たちの欠点や不足している部分を見つけ出す方が大事なんですけど。
まあ、夏南子は男子ソフトテニス部…というか眞己にご執心なところがあるので、眞己が劣勢なのが許せないのでしょう。
星合の空第6話を視聴し終わって
今回はここで終了。
部長・眞己ペア劣勢の中で終わっちゃいました。
ただ眞己は何か思い付いたようです。
眞己がどうやって相手校のボスである王子アラシに一泡吹かせるか。
今から楽しみですわ。
星合の空 7話の感想 「練習試合、バーベキューを経て部の結束がさらに強くなったけど」
感想(ネタバレあり)
王寺あらしの弱点付いて良い勝負に持ち込みましたが結局負けちゃった眞己・部長コンビ。
でも眞己は大満足だったようです。
そして桜井先生が企画したバーベキュー大会でさらに部の結束が強くなる形に。
まさにスポ根ものアニメの定番を突き進んでいるように思えますが、ここでブレーキが掛かりそうになるのが本作。
Cパートでまたも不穏な会話が流れて視聴者のテンションもダダ下がりに。
王寺あらしの弱点を突き良い勝負に持ち込む眞己と部長だったが
眞己が発見した王寺あらしの弱点。
それは俺様プレーに終始し、ペアである須永を部品としか見做していないことです。
つまり王寺と須永のコンビネーションがないと打ち返さないようなところにボールを打てばもしかしてがあるかもしれないということ。
ボールコントロールが抜群である部長は丁寧にボールを打ち、その結果眞己の目論見通りの結果に。
星合の空7話より引用
いくら王寺アラシが俺様プレーヤーでも、眞己と部長の狙いを看破してすぐに修正をくわえてくるはずです。
ただ彼らも中学生。
頭に血がのぼったらすぐに冷静になるような歳ではないのです。
この辺は中学生という設定が生きてますね。
そして勝負はファイナルゲームへ。
全国大会に出るような強豪校のペアが弱小校相手にファイナルゲームまで持ち込まれるなんて大恥です。
しかしさすがに頭が冷えた王寺は須永との軋轢を解消。
結果的に最後の最後で勝負の女神は立て直した王寺・須永ペアに微笑みました。
まあ、完敗確実と思われた相手にこれだけ粘れたのですから、練習試合としては大成功だったでしょうね。
悔しいという気持ちが部員たちのモチベーションをさらに高める結果になりましたし。
バーベキュー大会で英気を養う!!だがすぐにヤバい雰囲気へ
モチベーションマックス状態に部員たち。
そして眞己を隔てることなく仲間と認めたようです。
それが目に見えて分かるように樹が眞己と一緒に着替えするシーンを入れてくるのはいいですね。
さて勝つために練習に飢えている状態の部員たちをバーベキュー大会に誘う顧問の桜井先生。
モチベーションのガス欠を防ぐためと言ってますが、本音は無理をしすぎて故障者が出るのを危惧しているのでしょう。
以前の話で桜井先生は過去になにかあったことを匂わせるセリフがありましたし。
バーベキュー大会当日。
夏南子が加わるのはもはや当たり前になってますが、犬の散歩をしていた王寺まで加わり、バーベキューは大盛り上がり。
星合の空7話より引用
ソフトテニスも勝ち負けが付くスポーツなので、遺恨や因縁が付いてくることもありますが、本作のように戦い終わったらみんな仲良くっていうのもいいですね。
ただこの雰囲気に戸惑うキャラも。
星合の空7話より引用
楽しい雰囲気に一人困惑する部長。
部長も結構闇を抱えていそうですからね。
家庭内の話は眞己の方に目が行きがちですが、部長の家も結構ヤバそうな雰囲気でしたからね。
それはともかくバーベキュー大会も無事終了。
英気を養い、さらに休養十分でこれで練習に打ち込めるはず。
でもここで終わらないのが本作。
Cパートで嫌な雰囲気に。
部員の親から部活へのクレームが入ってのです。
次回は重苦しい話になりそうな気がしますわ。
星合の空第7話を視聴し終わって
今回はここで終了。
練習試合は手に汗を握る熱い勝負で見ごたえありましたねえ。
スポ―ツものは動いてナンボだと改めて思いました。
次回は親からのクレームでヤバそうな雰囲気の話になりますが、部活の顧問として桜井先生はどういう行動をとるのでしょうか?
次回も楽しみです。
星合の空 8話の感想 「直央も悠汰も夏南子も悩みを抱えて生きている」
感想(ネタバレあり)
今回は直央、悠汰、そして夏南子の3人の悩みが同時進行するお話。
というか、1人1話でやった方がわかりやすくかったと思います。
3人の話はそれぞれ重いし、バラバラにやった方が視聴者も一つ一つの問題にゆっくりと考えることができたでしょうから。
モンスターペアレントに、性同一障害に、自分の夢を親が認めてくれない悩み。
中学生もいっぱい悩みを抱えてますわ。
モンスターペアレントは直央の母親だった
星合の空8話より引用
7話のCパート。
学校にクレームを入れたのは直央の母親だったようです。
直央の母親は直央がソフトテニスに熱中するのが嫌のようですね。
それであることないこと学校にクレームを入れたと。
まあ、保護者からクレームを入れられたら学校は対応せざるをえませんからね。
ホントむかつく母親ですわ。
たぶんこの母親自身、自分が直央のためにやっていると思い込んでいるのでしょうね。
直央のことを考えたらソフトテニスなんて辞めさせて勉強に集中させた方がいいと本気で思っているのでしょう。
実際はこの母親が直央のことをすべて決めることで、自分は直央に必要な存在だと自分に言い聞かせているような感じがします。
結局反論できないというか、反論しても無駄だと思っている感じの直央。
直央の虚言癖って案外この親に対する反発から生まれたのかも。
女装しての敵情視察!!そして悠汰の悩みが明らかに
直央の母親のクレームにより1週間の練習自粛となった男子ソフトテニス部。
空いた時間を利用して大会の初戦で当たる他校の敵情視察をすることに。
見学させてくださいと言っても拒否されるでしょうから、悠汰の発案で女装して視察することに。
丁度敵校のエースが雑誌の載るくらいのイケメンで、ファンの女の子に紛れ込めば怪しまれないとのこと。
でも誰が女装するの?
はい、もちろんこういうことをするのは主人公と言い出しっぺと相場が決まっているので、女装するのは眞己と悠汰に決まります。
星合の空8話より引用
眞己と悠汰、二人とも面影がありますが、違和感ありませんねえ。
少し凛々しさがある眞己はともかく、悠汰は知らない人が見たら女性としか見せませんよ。
さてこの女装する過程でいろいろなことがわかってきます。
それは悠汰には二人の姉がおり、服を借りることができるくらい仲良くしていること。そして悠汰自身自分について違和感を持っていたこと。
元々ナヨナヨしていて弄られた直央ですが、そんな事情があったのですね。
その話を聞いた眞己が母親の親友であるショウさんのことを悠汰に話します。
星合の空8話より引用
2話か3話の出てたこの人ってFTMだったんですねえ。
普通に眞己の母親の弟か新しい恋人だと思ってましたわ。
さて悠汰に関しては完全なMTFという訳ではないようです。
やっぱり女姉弟の中で生活して影響されているだけなのかもしれません。
ただ悠汰自身は自分はXジェンダーと思っているようです。
ただこの女装の一件でさらにいろいろ面倒なことになりそうな気配です。
主に悠汰の母親との関係で。
せっかく眞己と話して悠汰も良い方向へ向かうと思ったのに。
夏南子がようやくソフトテニス部の役にたった!!そして夏南子の悩みも明らかに
いつも男子テニス部の練習を見学していた夏南子。
今回ようやくソフトテニス部の役に立ちます。
星合の空8話より引用
敵情視察の際、敵のエースのファンの女子の注意を引き付け、眞己と悠汰が敵のエースの練習をビデオ撮影するアシストをしたのです。
これなかなかできませんよ。
練習を見ているファンって筋金入りの人が多いし、みんな夏南子より年上。
いくら皮肉屋の夏南子でも怖かったはず。
でもソフトテニス部のために頑張る夏南子。
今までウザいと思ってた視聴者もこのシーンでは夏南子を褒めたと思いますわ。
さてそんな夏南子にも悩みがありました。
絵が好きなのに親が認めてくれない。
でも自分は絵の勉強をしたい。
星合の空8話より引用
夢なんて敵わない。
そう思っていた夏南子もソフトテニス部の練習をずっと見ていて気持ちが変化したのでしょうね。
いやソフトテニス部ではなく、眞己を見ていてそう考えるようになったのかも。
星合の空8話より引用
そうだったら眞己の影響力恐るべし。
星合の空第8話を視聴し終わって
今回はここで終了。
悠汰と直央に関してはまだまだ波乱が起こりそうな気配ですね。
1クールで全部かたをつけることができるのでしょうか?
そこがちょっと心配です。
ストーリー的には次回女子ソフトテニス部と強化試合をすることになりそうです。
1話の時点で全く歯が立たなかった女子テニス部相手にどこまで戦えるのでしょうか?
次回も楽しみです。
星合の空 9話の感想 「最大級のアクシデント発生!!親が原因で問題起こり過ぎ」
感想(ネタバレあり)
前回も結構ヤバかったですが、今回はさらにヤバい事態になってしまいます。
まず直央の虚言癖で晋吾の妹が一時行方不明状態へ。
さらに翅の父親のせいで翅が手の骨を折る事態に。全治2か月という話なので翅が試合に出ることはほぼ絶望的。
「男子ソフトテニス部の親ってどうしてまともな人がほとんどいないんだよ」と言いたくなります。
本作ってソフトテニス部に青春をささげるスポーツアニメの皮を被った親子問題の社会派アニメって感じになってきましたわ。
直央の闇が爆発!!虚言癖で練習試合をぶち壊し寸前に追い込んでしまう
女子ソフトテニス部との練習試合当日。
晋吾は自分の妹を試合に連れてきます。
星合の空9話より引用
ただこの晋吾の妹がアクシデントその1の引き金を引くことなるとは。
トイレに行った後、中学校の校舎を探検したくなった晋吾妹。
だれも付き添いがいなかったことが仇となり、そのまま晋吾妹が行方不明に。
実際は疲れて保健室のベッドに寝てたのですけど、それを見つけたが直央で。
母親の過干渉で精神的に参っていた直央。
仮にこのまま晋吾妹が見つからなければ、練習試合は中止になる。
そうすれば母親に責められない…。
安易であり、短絡的な発想ですが、追い込まれた人間って何でもやってしまいますからねえ。
直央の場合、晋吾妹に直接何もせず、保健室の鍵を閉めただけ。
仮に直央がさらに病んでいたら、もっと悲惨なことになっていたかもしれません。
星合の空9話より引用
結局眞己が直央の挙動不審と嘘に気付き、晋吾妹を発見してギリギリセーフ。
ただ練習試合を遅らせてしまったので、男子ソフトテニス部は全員で謝罪です。
星合の空9話より引用
練習試合の描写はほぼ無し。
改善点などが見つかったようで、練習試合自体は目的を達成できたようです。
ただ直央は大丈夫でしょうか?
他の部員は直央を責めなかったようですけど、直央自身が自分に耐えられなくなりそうで怖いです。
最大級のアクシデント発生!!翅が手首の骨を折っちゃった
家庭内の描写がなかった翅。
今回ようやく翅の家庭内の話が描かれます。
翅には兄が二人おり、兄弟仲は良好なようです。
本作の場合、兄や妹などとの関係は問題が無いことが多いですね。
その代わり親との関係が最悪なところばかりですが。
翅のところもその例から漏れず、翅と翅の父親の関係が悪いようです。
そしてアクシデント発生!!
星合の空9話より引用
この第9話2つ目のアクシデントは翅の怪我。
階段で父親と揉み合いとなり、階段から落ちてしまった翅。
その際に手首の骨を折ってしまったのです。
家を飛び出し、いつの間にか晋吾の家の前に来ていた翅。
翅にとって一番信用できるのが晋吾なんでしょうねえ。
だから家を飛び出して無意識に晋吾のところにやってきたのかも。
星合の空9話より引用
晋吾の父親に病院に連れてもらっていき、診察を受けた結果は全治2か月。
もちろん夏の試合の出場することはできない。
まさに最大級のアクシデントとしか言えませんわ。
つ~か、問題のある親が多過ぎ。
両親揃ってまともなところって副部長のところしかないじゃん。
晋吾が試合に出れる方法はある?
今回はここで終了。
翅の怪我は正直痛いですねえ。
ソフトテニスはダブルスが基本なので、翅が試合に出れないとなると自動的に晋吾も試合に出れなくなりますからね。
ソフトテニス部最大のピンチですわ。
ではどうするべきか?
晋吾が試合に出れる方法はたぶん3つ。
- 翅が左利きになる
- 悠汰が選手になって晋吾とペアを組む
- 外から新しい人材を連れてくる
残り話数を考えると3は問題外、2は悠汰はマネージメント力は凄いけど選手としては未知数過ぎるし、晋吾と息が合うかわからない。
ということでこの中だとありそうなのは1ですかね。
父親を見返してやるという想いで翅が左利きになるパターン。
普通のスポ根ものだったらありえるでしょうけど、本作は微妙にリアルですからね。
ともかくこのピンチをどうやってくぐり抜けるのか?
次回を早く見たいです。
星合の空 10話の感想 「運命の地区大会始まる!!そして部の命運は眞己と部長へ」
感想(ネタバレあり)
運命の地区大会が始まりました。
しかし相手は強く副部長・樹のペア、そして晋吾・翅ペアの代わりに出場した直央・太陽ペアが相次いで敗退。
惜しいところまではいったのですが負けは負け。
部の命運は部長・眞己ペアに託されました。
結局こうなっちゃうのですよね。
そして部長に関しては家族の問題抱えているし、試合中に爆発しなきゃいいのですけど。
翅が出れないなら晋吾も出ない!!代わりに直央・太陽ペアが地区大会に出場へ
前回アクシデントで骨折してしまった翅。
前回が終わった段階では左利きになったり、怪我が超絶の早さで完治したり、翅の代わりにマネージャーの悠汰が晋吾とペアを組んだりするかもと思ってました。
でもどうやら地区大会に出場できるのは1つの中学で3ペアまでだったので、控えになる予定だった直央・太陽ペアが繰り上がりで出場することになります。
この事態に慌てる直央と太陽。
まあ二人が焦る気持ちもわかる気がします。
だって地区大会には部の命運が掛かっていますからね。
気楽に応援してればいいという立場から一気に重い責任を負うことになるので。
ただその一方上手い晋吾を出場させないのは勿体ないような気もしますが、晋吾は翅が出ないなら自分もでないと断言します。
星合の空10話より引用
晋吾の性格から言えば、試合に出たいでしょうけど、自分の相棒は翅だけと思ってるのかも。
そして直央・太陽ペアなら大丈夫だと信じているのでしょうね。
みんなでバッタ(勝利のポーズ)をして結束を図る男子ソフトテニス部。
このまま試合に突入だったらよかったのですが。
部員の家族問題はまた出てくる
部が良い雰囲気になると出てくるのが家庭問題。
今回も例外ではありません。
まずは副部長。
星合の空10話より引用
副部長の本当の親が副部長に会いたがっていると養親から聞かされます。
おいおい、このタイミングでかよ。
養親は地区大会が終わるまで言わなきゃいいのに。
こんなの聞かされたら副部長がまた悩んでしまうでしょうに。
次は部長。
星合の空10話より引用
売り言葉に買い言葉。
母親と口論してしまう部長。
外面はいいのに、どうして母親に反発してしまうのでしょうかねえ。
まあ、兄と比べられるが部長のコンプレックスになって、反発してしまうんでしょうけど。
そして兄が眞己にテニスの技を教えたと聞いて嫉妬まで感じてしまう部長。
今までは試合に影響なかったですけど、そろそろ部長もヤバそうな感じがします。
あとこれまで1回も出てなかった太陽の家族も今回登場します。
星合の空10話より引用
太陽に対して過保護な面も見えていますが、他の親に比べるとまだマシな方でしょう。
拗らせると直央の母親のようなモンスターペアレントになっちゃう感じですが。
親のランクを勝手につけるとすると、悪い順はこんな感じでしょうかねえ。
- 眞己の父親(眞己へ暴力)
- 樹の母親(赤子だった樹に虐待)
- 翅の父親(翅が骨折する原因を作る)
- 直央の母親(モンスターペアレント)
- 部長の母親(部長と兄を比べる)
あくまで個人的な印象ですけど。
地区大会開始!!部の命運は眞己・部長ペアに託される
いよいよ始まった地区大会。
副部長・樹ペア、そして直央・太陽ペアが出場しますが、両ペアとも惜敗。
ホント惜しかった。
両ペアともファイナルゲームまでもつれ込みましたからねえ。
副部長は試合途中で足がつってしまい本来の力が発揮できないようになりますが、やっぱり実の親と対面の話が肉体へも影響したのでしょうか?
一方直央と太陽ペアは眞己のアドバイス(アラシをソーメンちゃんプルでアラシを買収して聞き出した情報)に基づき変則的な戦い方に終始し、相手を翻弄。
星合の空10話より引用
しかし最後の最後で体力が尽きてしまい敗退することに。
これで残りは部長と眞己のペアのみ。
部の命運はこの二人に掛かっています。
ただ相手が…。
星合の空10話より引用
以前偵察に行った日下部ジョイ。
明らかに格上の相手。
あんまり勝てる気しないのですけど。
星合の空第10話を視聴し終わって
今回はここで終了。
次回は部長・眞己ペアの試合がメインになりそう。
部長の闇が試合に影響しなければいいのですが。
残り話数もあとわずか。
次回も見逃せませんわ。
星合の空 11話の感想 「眞己たちの試合結果も気になるが最大級のフラグが立っちまった」
感想(ネタバレあり)
いよいよ眞己・部長ペアの出番。
部の存亡が掛かった大事な試合ですが、呆気なく終わりました。
アラシとの練習試合での経験がここで生かされるなんて。
この辺はシナリオの作り方が上手いです。
これで部の存続は確定でしょう。良かったですわ。
ただ今回は試合結果以上の出来事が起こるフラグがCパートで立っちゃいましたからね。
試合結果云々よりも不穏なフラグが。
「あいつらは俺の大事な弟だ。だからあの二人は何があっても俺が守るよ」。
あの~、次回最終回なんですけど。
これあと1回でしっかり回収できるの?
強敵日下部ジョイ攻略は練習試合の経験が役に立った
男子ソフトテニス部の存続のためには絶対に負けられない試合。
ただ相手は以前偵察した相手である日下部ジョイのペアです。
最初の1ゲーム目は明らかにジョイペアが優勢。
その身長を生かしたリーチの広さに眞己と部長は手も足も出ません。
そこで眞己は考えます。
どうすれば勝てるか?
そして導き出された答えはジョイのパートナーの方にボールを飛ばすこと。
これ、アラシと練習試合した時に使った戦法ですよね。
あの練習試合の経験がこんなところで役に立つなんて。
その後は形勢逆転し、試合の結果は…。
星合の空11話より引用
見事逆転で眞己・部長ペアの勝利!!
やったぜ!!
星合の空11話より引用
この1勝は本当に大きいです。
この1勝で部の存続が決まったのですから。
まあ、さすがに生徒会長も約束反故にして男子ソフトテニス部を潰そうとはしないでしょう。
ただまだ確実に存続できると決まった訳ではありません。
だって生徒会が存続を認めても、モンスターペアレントの横やりで潰される可能性がゼロではないので。
難敵直央の母親は今回動かず!!そして副部長は本当の母親と対面?
地区大会に出場して生気が蘇った感じの直央。
その直央は母親からの電話を無視します。
直央もやっと母親に反抗できるようになったか、と言いたいところですが結構マズい感じもこの時はしました。
だってあの母親ですよ。
完璧なモンスターペアレントの。
直央が自分に従わない→全部男子ソフトテニス部が悪いと曲解して、学校に部活を潰すように圧力掛けてくる可能性がありますからね。
でもなぜか今回は動かない直央の母親。
星合の空11話より引用
今回だけは直央を不問にふすようです。
今後は直央のことにあまり口出ししないで欲しいですけど、無理でしょうねえ。
さて直央以外にもフラグの回収が始まったキャラが。
それが副部長です。
本当の母親が会いたがっていると養親から聞いていた副部長ですが、まさか本当の母親が副部長の試合を見ていたとは。
まあ、試合をこっそり見るぐらいなら良いのですけど、そのことを副部長にメールで教える必要ないじゃん。
それも自分が帰る前に。
副部長は周りを見渡し、それらしい女性が去っていくのを見つけます。
そして追い掛ける副部長。
樹が一緒に付いていくますが、一体どうなるのでしょうか?
勝ち進んだ眞己と部長の前に立ちはだかる大きな壁!!そしてCパートで大きいフラグが立つことに
日下部ジョイのペアに勝利した眞己・部長ペア。
そこからは快進撃が始まります。
2回戦、3回戦も勝利した眞己・部長ペアですが、次の試合でトンデモナイ強敵と試合をすることになります。
星合の空11話より引用
次の相手は五瀬兄弟(双子)。
いつぞやアラシと眞己たちが一緒にいる時に出会った奴ら。
そして去年の全国優勝ペアでもあります。
試合の最初から完全に五瀬兄弟のペースで手も足もでない眞己と部長ですが、眞己は勝負を諦めません。
さあ、続きは最終回。
果たして眞己・部長ペアは五瀬兄弟に一矢を報いることができるのでしょうか?
とBパートが終わった時点で思っていました。
ところがCパートで試合の勝敗なんて吹っ飛ぶような展開が待っていたのです。
何か吹っ切れたような部長の母親と話をする部長の兄である涼真。
星合の空11話より引用
そしてこの記事の最初の方に引用した涼真の言葉、
「あいつらは俺の大事な弟だ。だからあの二人は何があっても俺が守るよ」。
「あいつら」という複数形になっていること、そして何より二人って言ってますからね。
一人はもちろん部長ですけど、後一人は…。
普通に考えれば眞己ですかね?
もしかして部長と眞己って双子?
でも顔似てないし。
ホントよくわからん。
後1回しか放送ないのに、こんなデカいフラグ立てないでくださいよ。
ただでさえ、眞己と父親の決着がまだ付いてないのに。
星合の空第11話を視聴し終わって
今回はここで終了。
最終回どうなるのでしょうか?
今回新たに立ったフラグ以外にもまだ回収されてないものがあるのに。
本当に続きが気になります。
早く続きを見せてくれ。
星合の空 12話(最終話)の感想 「試合後の高揚感は消え、残ったのは少年達の傷ついた心のみ」
感想(ネタバレあり)
「ここで終わるの?」。
最終話を見た後、こう思いました。
多くの視聴者さんたちも同じ気持ちになると思います。
だって何一つ解決してないんだもん!!
試合を楽しんだ高揚感が一瞬でなくなり、待っていたのは非情な現実って…。
本作の監督である赤根和樹さんのツイッターによると本作は全2クールの予定(1クールずつの分割)で制作が始まったらしいですけど、途中で1クール全12話に変更になったとか。
ただし内容的には2クール24話編成は変えていないので、今回の12話もこういう終わり方だったようです。
普通の監督ならば無理に尺に合わせて、滅茶苦茶な作品にするかもしれないところですが赤根監督は肝が据わってますねえ。
構想に2年掛けたそうなので、それだけ思い入れが強かったのでしょう。
しかしまあ、絶対に賛否両論状態になるでしょうね。
個人的には詰め込んで駄作になるよりはこういう終わり方で良かったと思いますけど。
五瀬兄弟相手に試合を楽しんだ眞己と部長
さて眞己・部長ペアと五瀬兄弟の試合。
相手は全国トップクラスのペアです。
さすがに眞己と部長でも相手になりません。
あっという間に追い込まれてしまいます。
普通ならこのまま終わるはず。
でも眞己はまだ諦めていません。
星合の空12話より引用
眞己と部長はコートの中を動き回り、相手の動揺を誘う作戦に打って出ます。
これ、直央たちがやった作戦ですよね。
さすがに五瀬兄弟には効果ないだろうと思ったら、五瀬兄弟をイライラさせてミスさせることに成功。
そしてとんとん拍子に試合が進み、何と眞己・部長ペアが五瀬兄弟を追い込みます。
さすがにご都合主義と言いたくなりましたが、眞己・部長ペアの勇戦もここまで。
星合の空12話より引用
互いのほっぺを平手打ちして正気に戻った五瀬兄弟。
その後は眞己・部長ペアはなす術無しで試合終了。
結果だけ見ると惜しかったように見えますが、やっぱり実力の差は歴然です。
そして五瀬兄弟は眞己と部長をライバルと認めたようなので、再戦してもたぶん眞己たちは勝てないでしょうね。
それはともかく一生懸命試合を楽しんだ眞己と部長。
最低限の目標だった地区大会で1勝というハードルもクリアして、部の存続もたぶん決定。
安堵と共に高揚感が最高潮に達したことでしょうね。
ここで終わればスポーツに青春をささげた普通のアニメという評価だったでしょう。
しかしある意味ここからが本作の本番なのです。
伏線とフラグはそのままでラストは衝撃一歩前で終わる
前回までにたくさん立てられたフラグや伏線。
普通の作品ならば最終回で回収されるところですが、本作の場合、ほぼ回収されず、立てたままで終わりました。
そりゃあそうです。元々の24話構成で作られた作品で、その構成のままで12話放送になったのですから。
ただいくつかは回収とは言えないまでも進展がありました。
副部長の本当の母親の件
11話で本当の母親が試合を観戦しに来ていたことを知り、追い掛ける副部長。
この展開だと「再会がある?」と思ってましたが、再会できず。
星合の空12話より引用
その後何か起こることもなく、この話は終了。
部長と母親の件
11話のCパート。
部長の母親と涼真が会話するシーンで部長に涼真以外に兄弟がいるような描写がありましたけど、それに関しての進展はなし。
ただし母親と部長に関しては大きい進展がありました。
星合の空12話より引用
兄である涼真に試合の結果を報告しようと電話する部長。
でも電話に出たのは涼真ではなく部長の母親でした。
そして部長は母親からある報告を聞きます。
「離婚するのよ」と。
まあ、父親と母親が離婚することなんてこのご時世では珍しいことではありません。
ただ問題はその後。
「嫌いなのよ。憎くてたまらなかった。私を苦しませたあなたが」。
実の母親がいう言葉じゃないだろ。
たとえ内心そう思っていても言っていい言葉ではない。
これ、直央の母親よりムカつくわ。
直央の母親はモンスターペアレントだけど、まだ直央のためにやっているいますからね。
それに比べてこの部長の母親は。
これは部長の精神がボロボロにになるかも。
眞己の憎しみが最高潮に達し、眞己が行動に出る
部長のところも酷いですが、それ以上に酷いのは眞己のところ。
帰宅した眞己を待っていたのは2話以来の登場の璋さん。
そして眞己は机の上にあった袋ですべてを察します。
星合の空12話より引用
おそらくあの屑親父が金の無心に来て、金を無理やり持って行ったのでしょうね。
その後は本当に見るのが辛いです。
スーパーでこれを買い、
星合の空12話より引用
屑親父が住むボロアパートにやってきた眞己。
星合の空12話より引用
自分と母親を守るためにはそうするしかない。
そして…。
星合の空第12話を視聴し終わって
本作はここで終了です。
あのラストの後どうなったのか?
見たいようなみたくないような。でもやっぱり見たいかな。
それにしても消化不良感は残りましたね。
やっぱり24話全部見たいですわ。
毎週続きが気になる作品だったことは確かです。
興味深い作品を作ってくださり、本当にありがとうございました。
続編期待しております。