グランクレスト戦記 第12話~第24話(最終話)の感想 「本当の敵と皇帝即位のその後」

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グランクレスト戦記2クール目の感想です。

 

尺が足りないためストーリーが駆け足になったところが残念。

そしてそれ以上に作画のクオリティが崩壊したところが更に残念でした。

連続2クールはハードル高いんですね。

 

でも原作最後までアニメ化したところは十分評価できるかと。

最後までやらない作品いっぱいありますからね。

 

 

1話から11.5話(総集編)までの感想記事はこちらから。

グランクレスト戦記第1話~第11.5話の感想「テオとシルーカの成り上がりストーリー開始」

 

 

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  1. グランクレスト戦記第12話「条約結成」の感想 「熱烈なキスでマリーネを煽ってやった」
    1. アルトゥーク条約が成立する
    2. ラシックVSミルザー
    3. 戦闘前の会談…そして煽ってみた
    4. システィナ島攻略へ
    5. テオの現状の捕捉説明
    6. 今回のまとめ三行
  2. グランクレスト戦記第13話「故郷へ」の感想 「システィナ解放の戦いが始まる」
    1. システィナ島に上陸
    2. 因縁の相手がこの島にいた
    3. 恐怖に支配されて誰も味方しない
    4. まずは3男を倒したけど
    5. 終わりに
    6. 今回のまとめ三行
  3. グランクレスト戦記第14話「システィナの解放者」の感想 「わずか2話でテオの目標達成!!」
    1. これ以上息子を失いたくない
    2. 最終目標はテオとシルーカの抹殺
    3. ドーニ・ロッシーニ率いる討伐軍との決戦!!
      1. ア―ヴィンVSボルツ
      2. エマルナVSヤーナ
      3. スタミナ切れで勝負あり
      4. ア―ヴィンの命を救ったのは?
    4. ロッシーニ家の落日
    5. 終わりに
    6. 今回のまとめ三行
  4. グランクレスト戦記第15話「帰還」の感想 「常闇の森よ、私は帰ってきた」
    1. ヤーナ退場
    2. ミルザー焦る?
    3. 盟主就任失敗
    4. アルトゥーク奪還作戦開始
    5. 終わりに
    6. 今回のまとめ三行
  5. グランクレスト戦記第16話「前哨」の感想 「すべてを捨てて侵略者と対峙した結果は?」
    1. 常闇の森はラビリンス
    2. 時間稼ぎのために
    3. すべてを捨てて兵の士気を上げる
    4. 大軍に囲まれ孤立無援に
    5. 終わりに
    6. 今回のまとめ三行
  6. グランクレスト戦記第17話「両雄」の感想 「テオとミルザーの戦いの行方は?」
    1. 君主の時代と民の時代
    2. クロ―ヴィス、キルヒス軍を撃破
    3. 待ち望んだテオとの一騎打ち
    4. ミルザーの最期
    5. 援軍間に合わず
    6. 終わりに
    7. 今回のまとめ三行
  7. グランクレスト戦記第18話「盟主」の感想 「テオに促されアレクシスがやっと本気出す?」
    1. 盟主就任と独立
    2. 正式なプロポーズ?
    3. 起死回生を狙ってマリーネが謀略を仕掛ける
    4. プリシラの正体
    5. アレクシスがやっとやる気になった
    6. 終わりに
    7. 今回のまとめ三行
  8. グランクレスト戦記第19話「公子覚醒」の感想 「絵画の才能=戦争の才能だった」
    1. 絵画を描くようにドーソン侯を撃破
    2. 城に見立ててノルド軍も撃破
    3. 元婚約者の活躍がマリーネを苦しめる
    4. 三勢力の決戦へ
    5. 終わりに
    6. 今回のまとめ三行
  9. グランクレスト戦記第20話「三勢力会戦」の感想 「元サヤに戻り、ついでに皇帝聖印も誕生へ」
    1. 攻める同盟!守る条約
      1. 魔獣は落とし穴で潰す
      2. 火計でノルドの残存戦力を一網打尽
      3. 連合軍の到着
    2. カップル復活!!そして皇帝聖印の誕生へ
      1. マリーネの真意
      2. 2度目のプロポーズ
      3. 皇帝聖印誕生へ
    3. 本当の敵が動き出す
    4. 終わりに
    5. 今回のまとめ三行
  10. グランクレスト戦記第21話「粛清」の感想 「まさかあの人が魔法師協会の回し者だったとは」
    1. 魔法師協会との決別
      1. 魔法師協会と戦うことを宣言するが
      2. 久しぶりの親子団欒
    2. 裏切りのアイシェラ!!そして聖杯の力が発動
      1. アイシェラの正体
      2. 目的地はエーラム
    3. 終わりに
    4. 今回のまとめ三行
  11. グランクレスト戦記第22話「聖杯」の感想 「教皇レオーネとプリシラの直接対決!!これがプリシラの運命だった?」
    1. 聖印教団が皇帝軍に立ちはだかる
      1. プリシラを教皇の元へ
      2. 教皇レオーネはパンドラに一味だった
    2. 教皇レオーネとプリシラの直接対決、そして…
      1. プリシラの言葉と行動で形勢逆転!!だが…
      2. 聖杯は混沌核に変化せず
    3. テオが聖印を吸収
    4. 終わりに
    5. 今回のまとめ三行
  12. グランクレスト戦記第23話「城壁」の感想 「ラシック・モレーノ主従がサイクロプスと対決す」
    1. ラシック・モレーノ主従の晴れ舞台!!敵はサイクロプス
      1. 皇帝軍・魔法師協会の準備は進む
      2. ラシック・モレーノ主従VSサイクロプス
    2. 皇帝軍によるエーラム城壁占領作戦が始まる
      1. エドキアの死んだ夫の言葉で今回の戦術を思いついた?
      2. 魔法師協会が潰れても、混沌の時代が続けばOK
    3. テオ主従が吸血鬼の王ディミトリエから招待される
    4. 終わりに
    5. 今回のまとめ三行
  13. グランクレスト戦記第24話(最終話)「皇帝聖印」の感想 「すべてが終わり、テオの夢が叶う最高のエンディング」
    1. テオ一党VSディミトリエの最終決戦!!
    2. 魔法師協会が秩序の時代の到来を阻止したかった理由
    3. 皇帝即位!!そして2組の結婚式
    4. エピローグ:テオとシルーカのその後
    5. 全24話視聴して思った悪い点と良い点
      1. アニメ版の悪かった点
      2. アニメ版の良かった点
    6. 終わりに
    7. 今回のまとめ三行

グランクレスト戦記第12話「条約結成」の感想 「熱烈なキスでマリーネを煽ってやった」

感想(ネタバレあり)

 

ヴィラールの戦死により、

アルトゥーク領は同盟の手に落ちました。

これは周辺の連合所属君主たちに

大きな影響を与えます。

 

連合に所属しながら

ヴィラールの敵討ちをするか?

それとも?

 

今回はそういうお話です。

 

 

 

アルトゥーク条約が成立する

 

アルトゥーク領周辺の

連合所属の君主たちが一堂に会する席。

ここで君主たちは

アルトゥーク条約の成立に署名します。

 

覇道を歩む同盟、

同盟との和平に固執し、

自分達を全く助けてくれない連合。

両者と一線を画し、

相互扶助のために作った。

そんなところでしょう。

 

一応これで同盟、連合、条約という

三国鼎立になります。

 

三国志に例えると

同盟が魏、

連合が呉、

条約が蜀って感じでしょうか。

 

 

さて、組織にはトップが必要。

当然アルトゥーク条約にも

盟主が必要となります。

 

クロ―ヴィス王は

ヴィラールの弟であるセルジュを

盟主に押します。

 

グランクレスト戦記第12話より引用

 

しかし軍才がゼロに等しい

自覚があるセルジュはこれを固辞。

だったらラシックが相応しい

ということになりますが、

ラシックは

テオに従属したいという気持ちを話して

盟主になろうとしません。

 

だったらテオが盟主になれば

いいだろうと思いますが、

テオは若すぎるし、

何よりこれまでの実績が・・・。

 

 

グランクレスト戦記第12話より引用

 

結局テオも固辞したことで

条約の盟主にはラシックが就任します。

 

何か結束力の点で

同盟にかなり見劣りしますけど、

仕方ありません。

まずは同盟に対抗するのが大事なので。

 

 

ラシックVSミルザー

マリーネからミルザーの元に派遣されている

テリオス。

 

そのテリオスから

マリーネはミルザーに

レガリアに攻め込んで欲しいと

要請してきたことを聞きます。

 

マリーネの狙いはブルタヴァ。

 

そして条約軍がブルタヴァに

援軍を送れないようにするために

レガリアを攻めてほしいと言ってきたことを

瞬時で悟るミルザーはさすがです。

 

レガリアに出兵するミルザー。

当然セルジュではミルザーに敵いません。

 

そのためセルジュは

エレットの策に従い、

自分を囮にしてミルザー率いる

ダルタニア軍を釣り出します。

 

そして釣り出された

ダルタニア軍の前に現れたのは

ラシックとその軍勢。

 

ミルザーはラシックが出てくることを

想定済。

というより、

今回の戦いではセルジュより

ラシックを討ち取ることを狙っていた様子。

 

1対1で戦う両者。

さすが剣技に自信がある者同士。

一進一退で勝敗はつかず。

 

グランクレスト戦記第12話より引用

 

また戦いも事実上の痛み訳に終わります。

 

でもミルザーはあくまで陽動。

それを成し遂げた以上、

戦術的には引き分けでも、

戦略的にはミルザーの勝利でしょうね。

 

戦闘前の会談…そして煽ってみた

 

テオたちが籠る

ブルタヴァの城を包囲する

ヴァルドリンド軍。

 

テオに興味を持っていたマリーネは

アウベストを通じて

テオと会談することにします。

 

会談の前、

抱き合うアウベストとシルーカ。

養父であるとはいえ、

父であることに代わりありません。

例え自分を選別して殺そうとした過去が

あってもやっぱり大好きなのです。

 

その光景を微妙な顔で見つめるテオ。

シルーカから

父に殺されかけたという話を聞いたせいか

それとも恋人が養父とはいえ

他の男と抱き合っているのに嫉妬しているのか。

果たしてどっちなんでしょうかねえw

 

 

会談が始まると戦の話そっちのけで

なぜかマリーネとアレクシスの話に。

 

二人は結ばれるべきと言うテオに対して、

それを夢想だと断じるマリーネ。

 

もうマリーネの中では

平和裏に物事を進める気はありません。

 

平和になって混沌がなくなることを

望まぬ者がいる。

だからもう一度マリーネとアレクシスが

結婚しようとしても

絶対にまた邪魔してくる。

 

あえて誰が邪魔するか言わないマリーネ。

たしか原作だったらはっきりとそいつらの名前

言ってたのに。

 

会談が終わって城に帰るテオとシルーカ。

その途中で何を思ったのか

テオはシルーカにいきなりキスを。

 

グランクレスト戦記第12話より引用

 

 

護衛の兵や城の兵が見ているのに。

テオ大胆すぎる。

 

それいイチャイチャを見せつけたら

愛を捨てたマリーネがどう思うか・・・。

 

と思ったら、

やっぱりマリーネさん怒っているみたいですw

 

グランクレスト戦記第12話より引用

 

 

うん、当然ですね。

完全に煽ってるもん。

 

こりゃあ、

マリーネの意を受けたヴァルドリンド軍が

怒り狂って攻めてくるんじゃね?

と思ったら、

ヴァルドリンド軍がいきなり撤退しました。

 

 

実は北方で

ルクレール伯が同盟に所属する

ノルド王エーリクの領地に攻め込み、

エーリクの軍勢を打ち破ったのです。

 

ヴァルドリンド軍はルクレール伯の軍勢に

備えるために撤退したという訳。

 

ヴィラールを救うため

勝手に動いたルクレール伯でしたが

ヴィラールは救えなかったとはいえ、

少なくともテオの窮地を救うことには

なりましたね。

 

 

 

システィナ島攻略へ

 

ヴァルドリンド軍が撤退したことで

一息付けたテオたち。

 

おそらくルクレール伯の軍勢に備えるため

ヴァルドリンドも

テオたちに構っている余裕はないはず。

 

そう考えたシルーカは

テオにシスティナ島攻略に向かうべきだと

進言します。

 

システィナ島攻略は

テオの悲願ですし、

システィナ島を攻略すれば

その武勲の大きさで

テオはアルトゥーク条約の盟主に

就くこともできるでしょう。

 

盟主に就くことができれば

アレクシスやマリーネと同等となり、

二人の仲立ちできるかもしれない。

 

そこまで考えてシルーカは

システィナ攻略を進言したのです。

 

 

テオの同意を得て、

この案をラシックとモレーノに示すシルーカ。

 

しかしモレーノは

それに異を唱えます。

 

システィナ島を攻略するには

1万の兵が必要。

 

ヴァルドリンドは動けないとはいえ、

ミルザーがいますし、

それに備えるために兵を割く余裕はありません。

 

しかしこれもシルーカは想定済。

シルーカは他の君主の力を借りず、

テオたちだけで

システィナ島に向かうつもりであることを

ラシックとモレーノに話します。

 

それでもイチャモンつけるモレーノは

ホント小っちゃい奴ですが、

ラシックがシルーカの案を認めたので

モレーノの文句も終了。

 

アルトゥーク条約の現盟主の同意を

得たことで

これでようやくテオたちは

システィナ島に向かえますね。

 

 

一方システィナ島。

 

グランクレスト戦記第12話より引用

 

ロッシーニ家全員で集まり

夕食を食べている時に、

テオたちがシスティナ島に

やってくるという報告がもたらされます。

 

一家の長であるぺデリコと

思慮深い次男のジュゼルは警戒しますが、

長男のドーニと三男のサルヴァドルは

完全に舐め切ってます。

 

恐怖と暴力でシスティナ島を支配する

ロッシーニ家。

その支配体制に絶対の自信があるのでしょう。

 

最後はロッシーニ家の兵士が

村から税を無理やり取り立てるのを

一人の女性が見ているシーンで

終了です。

 

グランクレスト戦記第12話より引用

 

 

テオの現状の捕捉説明

 

今回も少し説明不足って

感じですねえ。

 

 

原作読んでない人は

テオが今どこにいるか

よくわかってないと思いますわ。

 

だいたいテオが治めていたのは

常闇の森だったはず。

 

でも今回出てきた城は

常闇の森の城でなかったし。

 

ここでちょっとだけ補足説明を。

 

原作の内容から少し補うと

ヴィラールが戦死したことで

テオの従属聖印が消えてしまい、

テオは常闇の森を治める権利を失います。

 

その一方、

ヴァルドリンドに呼応して攻めきた

ブルタヴァ軍に撃退、

さらに逆侵攻して

ブルタヴァを制圧したのです。

 

その過程でブルタヴァの君主たちの

聖印をたくさん奪った結果、

男爵になるぐらいの聖印を集め、

さらにブルタヴァの領主に収まったという訳。

 

 

10話でテオがブルタヴァ軍を撃退したという

報告をヴィラールが受けていたし、

逆に侵攻しろという命令を

ヴィラールが出してましたから

それを覚えている人がいれば

今テオがいるのはブルタヴァでは?と

予想できたかもしれませんけど、

そこまで予想できる人あんまりいないと

思います。

 

補足説明は以上で終了。

 

次回からストーリーのメインは

システィナ島に移ります。

 

テオ一党のシスティナ島攻略。

どのように進むのでしょうか?

 

次回も楽しみですね。

 

今回のまとめ三行

  • アルトゥーク条約が結成される
  • テオとマリーネが会談
  • システィナ島を攻略して力を示すことに

 

 

 

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グランクレスト戦記第13話「故郷へ」の感想 「システィナ解放の戦いが始まる」

感想(ネタバレあり)

 

ルクレール伯の軍勢に備えるため、

ブルタヴァから撤退するヴァルドリンド軍。

 

これでテオ一党は

時間的余裕ができました。

 

この機にテオの故郷である

システィナ島平定のため

島に渡ることにします。

 

果たして

テオは故郷に錦を飾ることが

できるのでしょうか?

 

システィナ島に上陸

テオは感慨深いようです。

そりゃあ逃げるようにこの島を出て

まさか本当に帰ってくるとは

思ってなかったでしょうから。

 

君主になって戻ってくると誓っても

それをこんなに早く実現するなんて

本当にシルーカさまさまですわ。

 

さてテオと共に上陸したのは

シルーカ、ア―ヴィン、エマ、ルナ、

アイシェラ、プリシュラの6人。

テオを合わせても総勢7人って少なすぎるだろ。

 

グランクレスト戦記第13話より引用

 

まあね、

アルトゥーク条約の盟主になるためには

それに見合うだけの武勲をあげる

必要がある。

 

またマリーネが動けなくても

ミルザーが攻めてくるかもしれないので

ブルタヴァの戦力を動かせないのは

わかりますけど、

7人では無理ゲーにしか思えないのですけど。

 

 

因縁の相手がこの島にいた

 

上陸したテオたちは

まず情報収集と物資調達のために

ラクシアの町を訪問します。

 

グランクレスト戦記第13話より引用

 

ここはシスティナ島で1番

発展している街。

 

ア―ヴィンたちと別れて

行動するテオたちは

1軒の店に入りますけど、

そこには先客が。

 

って、

前回のCパートに出ていた

ロッシーニ家の3男サルヴァドルと

エマルナが仇と狙う

黒魔女のヤーナじゃん。

 

常闇の森から逃げた後

この島に渡っていたのですね。

 

当然いがみ合う両者。

さらにサルヴァドルは

この機にテオ達を亡き者にせんと

戦旗を発動し、

店の中にいた客たちに

テオを襲わせます。

 

辛うじて逃げるのに成功したテオたち。

ア―ヴィンたちと合流すると

ロッシーニ家を倒す兵を募るために

村々を回ることにします。

 

 

恐怖に支配されて誰も味方しない

 

恐怖と暴力でシスティナ島を治める

ロッシーニ家。

 

たぶんシルーカは

少し煽ればロッシーニ家打倒で

人々が放棄すると考えていたのでしょう。

 

しかし島民たちは

ロッシーニ家に刃向かうという段階を

過ぎて、

もう何をやってもダメと諦めの境地に

入ってしまっていたのです。

 

グランクレスト戦記第13話より引用

 

村々を回っても

明らかに厄介者扱いされるテオ一行。

シルーカはテオが生まれ育った

マルザ村に行くことを提案します。

 

テオ自身は乗り気ではないですが

もうそこしか

足掛かりになりそうなところが

ありませんからね。

 

 

まずは3男を倒したけど

 

マルザ村に向かうテオ一行は

村の手前で一人の少女と出会います。

彼女の名前はレベッカ。

テオの幼馴染です。

ただテオたちが現れる前に

分不相応の宝石持っていたのが気になりますが。

 

さてレベッカが村民を集めると

村民の前で演説するテオ。

 

実はテオの父親は

村人の密告で処刑されたのです。

村のために食べ物を貯蔵した

だけなのに。

 

テオとしては

心中複雑でしょうけど、

ロッシーニ家打倒のためには

どうしても兵が必要ですからね。

 

 

さて演説が終わると

レベッカに誘われ

村を出るテオ。

 

グランクレスト戦記第13話より引用

 

明らかにおかしい。

当然シルーカも勘づいているようです。

 

そうじゃないと

恋人が幼馴染と

どこか行こうとして

ヤキモチ焼かない訳ないですからね。

 

当然テオも勘づいており、

テオの前にはサルヴァドルと

その配下の兵200が。

 

グランクレスト戦記第13話より引用

 

 

 

シルーカが送り出した

ア―ヴィン、エマ、ルナを

合わせても全部で4人。

 

さすがに無理かと

思ったら、

シルーカに説得された

マルザ村の人々が

武器になりそうなものを持って駆けつけます。

 

うん、さすがにオタマが

武器になるかどうかはわかりませんが

その心意気は立派です。

 

村人の蜂起に狼狽するサルヴァドル。

さらに形勢不利を悟ると

サッサと逃亡しようとしますが、

そのサルヴァドルをレベッカが

体を張って止めます。

 

しかし女性一人では限界、

サルヴァドルに刺されるレベッカ。

 

レベッカの足止めのおかげで

サルヴァドルに追いついたテオは

背中からサルヴァドルに斧を振り下ろし

何とかサルヴァドルの討ち取りに成功。

 

でもレベッカは。

 

サルヴァドルに買収されて

テオを売ろうとしてレベッカ。

良心の呵責に苦しみ

さめてテオの役にたとうと

したのでしょうね。

 

レベッカのおかげで

ロッシーニ家の3男を倒したテオ。

 

さあここから

システィナ島解放の戦いが始まります。

 

 

終わりに

 

予想されたことですけど、

原作のエピソードをかなり端折って

ましたね。

 

システィナ島に上陸する際に

シルーカが苦労した話とか、

混沌災害の話とか、

隠れ済む人達に出会った話など。

 

まああの辺は端折っても

本筋にはそこまで影響しませんので

端折ってもいいですけど。

 

気になる方は是非原作を

買って確認してください。

 

あと今回からOPとEDが

変わりました。

 

正直以前の方のやつが

個人的には好みでしたが

今度のやつも悪くはありません。

 

録画されている方は

OPやEDを飛ばさず

1度は見るようにしましょう。

 

今回のまとめ三行

  • システィナ島上陸
  • ヤーナと再会
  • ロッシーニの3男撃破

 

 

 

グランクレスト戦記第14話「システィナの解放者」の感想 「わずか2話でテオの目標達成!!」

感想(ネタバレあり)

 

前回システィナ島に上陸した

テオ一行。

 

テオの幼馴染のレベッカの足止めで

ロッシーニ家の3男

サルヴァドルを討ち取ります。

 

その代わり、

レベッカが犠牲になりましたが。

 

今回はその続き。

タイトル見ると

今回でシスティナ島の攻防が

終わりそうなんですけど。

 

 

これ以上息子を失いたくない

サルヴァドルがテオに敗北。

その報せを受けて、

ぺデリコの長男ドーニは

敵討ちの許可をぺデリコに求めます。

 

グランクレスト戦記第14話より引用

 

ぺデリコは敵討ちは許可しますが

十分な兵を集めてからという条件を付けます。

 

数百という中途半端な数で戦い

返討ちにあったサルヴァドルと同じになるのを

危惧したのでしょう。

 

ぺデリコは親としてこれ以上

息子を失いたくない。

 

その気持ちがよく伝わってきますわ。

 

 

最終的に5000の兵が集まるまで

出兵しないことになります。

 

ぺデリコとしては一安心といったところでしょうか。

 

 

最終目標はテオとシルーカの抹殺

 

サルヴァドルを失い

ロッシーニ家に居場所がなくなったヤーナは

ボルツと合流します。

 

ヤーナ自身、

サルヴァドルを気に入っていたので

仇を討ちたいという気持ちが

少なからずあるようです。

 

一方ボルツは

ア―ヴィンを仕留めろという命令を

サルヴァドルから受けており、

シャドウとしてそれを達成しなければ

いけません。

 

倒す相手は違いますが

一種の共闘が成立した二人。

グランクレスト戦記第14話より引用

 

 

 

最終的に

テオとシルーカを倒すことを約束します。

 

ヤーナとしては

お互いを信頼しているテオとシルーカが

物凄くムカつくようです。

 

まあ、その気持ちわからんでもないですわw

 

でもその執念を他のもの使えば、

ヤーナの運命も変わったかもしれませんねぇ。

 

負の気持ちって

結局自分に跳ね返って

自分を不幸にするだけですから。

 

ドーニ・ロッシーニ率いる討伐軍との決戦!!

 

岡の上に墓(レベッカの?)が映し出された後、

場面はマルザ村へ。

 

ロッシーニ家を倒すため

兵の訓練に勤しむテオたち。

 

そんなテオはシルーカに

将来マルザ村に城を建てて

治めたいと話します。

 

グランクレスト戦記第14話より引用

 

 

それだけこのマルザ村に思い入れがあるのでしょう。

でもそうすると大陸にある

ブルタヴァはどうするのでしょうね?

確かあっちも領民が心服しているはずなのに。

 

まあそういうの考える前に

まずはロッシーニ家を倒すのが先ですけどね。

 

さてア―ヴィンの報告で

ドーニ・ロッシーニ率いる討伐軍が

マルザ村に向かっていることを聞くテオ。

 

当然村で戦えば

村が被害を被ります。

 

そのためテオは訓練した住民兵を率いて

村から打って出ることに。

 

対峙する両軍。

でもテオの兵の一部はどうして

装備が整えられているの?

 

ほとんどが住民のはずなのに。

つ~か、もしかして

ア―ヴィンたちが調達したのかしら?

 

 

ア―ヴィンVSボルツ

シルーカの元を離れたア―ヴィンは

まっすぐボルツの元に向かいます。

 

ハルーシアのテオ暗殺未遂、

前回の戦闘に続く

通算3回目のア―ヴィンVSボルツの開始です。

 

グランクレスト戦記第14話より引用

 

 

今回ボルツはヤーナから

即効性の毒を貰い受けそれをナイフに

塗っています。

 

つまり少しでも傷つけられたら

ア―ヴィンといえどもジエンド。

 

慎重に戦う必要がありますが

ボルツが相手だけに

防ぐのが精いっぱい。

 

そして戦っているうちに

ア―ヴィンのナイフにも

ボルツのナイフの毒が少し付いています。

 

そりゃあ刃を交えればそうなります。

そしてそれこそがア―ヴィンの勝機にも

繋がります。

 

最終的にア―ヴィンのナイフに付いた毒が

致命傷となりボルツは絶命。

 

これで一件落着。

だったら良かったのですが

ボルツのナイフもア―ヴィンのヒット。

 

まさかの相撃ちに。

 

ええ、ここでア―ヴィン退場?

 

 

エマルナVSヤーナ

 

ア―ヴィンとボルツが戦っている頃、

エマルナ姉妹は母イオンの仇であるヤーナと対峙

しています。

 

ヤーナはすでに悪魔を召喚して

自分は高みの見物状態。

 

原作ではこの悪魔とヤーナの関係に関して

結構記述があったと思いますが

ほぼカットされています。

 

さて、エマルナの攻撃は

悪魔の貼った結果を破れず

悪魔にダメージを与えることができません。

 

こりゃあ勝負にすらならない?

と思ったら、

エマルナは悪魔ではなく、

ヤーナを攻撃することでこの危機を脱します。

 

つ~か、ヤーナは油断し過ぎだろ。

 

 

スタミナ切れで勝負あり

 

最初優勢だったドーニですが

あれだけ大きい剣を振り回していたら

スタミナ切れになりますよ。

 

そしてそれこそテオの狙い。

テオがドーニを倒して勝負あり。

 

ドーニの討伐軍も

住民兵の数と士気の前に破れ去り、

テオたちの勝利は確定です。

 

と思ったら、

往生際が悪い奴が。

 

テオとシルーカが気に入らないヤーナが

最後の最後で攻撃を仕掛けて来たのです。

 

でもこれは想定済だったのでしょう。

シルーカの魔法でヤーナを倒して

今度こそ戦闘終了。

 

シルーカはアイシェラに

ヤーナの捕縛を頼みますが

一瞬だけアイシェラの表情が

曇った様な。

 

何かのフラグでしょうかねえ。

 

 

ア―ヴィンの命を救ったのは?

 

倒れたア―ヴィンの元に駆けつけた

エマとルナ。

 

そしてそこに運よくプリシラがやってきます。

 

「彼はここで死ぬ定めではありません」

と言ったと思ったら

すぐに治癒魔法で

ア―ヴィンを救うことに。

 

原作ではエマルナの機転で

ア―ヴィンを救うのですけど、

単純でわかりやすい救助法に改変しましたね。

 

原作ファンとしては

ちょっと残念かも。

 

ロッシーニ家の落日

 

ドーニが敗北したという情報が流れ込んだのでしょう。

ロッシーニ家のおひざ元であるラクシアの町でも

反ロッシーニ家の気勢が上がり始めます。

 

もはやこの流れは止められない。

ぺデリコは覚悟を決めたようです。

あんな小狡いそうな顔なのに

往生際は良いですねぇ。

 

その一方、

一人だけ残った次男ジュゼルだけは

落ち延びさせようと

説得します。

 

大事な息子の命だけでも

助けようとするのは完全な親馬鹿。

でも気持ちはわかりますわ。

 

しかしジュゼルはその願いを拒絶。

まあ今更落ち延びても

無事に逃げられるかわかりませんよね。

 

そんなことをするより

正々堂々テオと交渉して

自分で道を切り開く方が

生き残る可能性が高そうですから。

 

ぺデリコから爵位を受け継いだジュゼルは

ロッシーニ家の家長として

テオと降伏交渉をすることになります。

 

ジュゼルが出して降伏の条件は

ロッシーニ家に従う者の命と財産の保証。

 

まあ最低限の願いというところでしょうか。

ここで吹っ掛けてテオの気持ちを硬化させては

いけませんので。

 

しかしテオは厳しい条件を突きつけます。

ぺデリコとジュゼルの命、

ロッシーニ家の聖印、

そしてロッシーニ家に従う者の全財産。

 

要はロッシーニ家に従う奴らの命は

助けてやるけど財産は置いていけということです。

 

ロッシーニ家側からすれば

キツイ条件ですが

これまで住民から絞りとって

贅沢してきた奴らですからね。

 

中途半端に慈悲を掛ければ

テオが非難されるかもしれません。

 

ただこれは交渉であり、

最初の条件がそのまま通ることはありません。

 

そしてそれはテオも理解しています。

たぶん厳しい条件を出して

ジュゼルがどういう風に反応するか

見たのかもしれません。

 

テオはこれまでの戦いで

ロッシーニ家に従う者が

意外と多いことにびっくりしたのでしょう。

そしてロッシーニ家を完全に潰したら

それらの人々を鎮圧するのに

さらに時間を取られることを懸念したはず。

大陸の自分の領地をいつまでも留守に

しておく訳にもいきませんし。

 

その結果、

これまでのロッシーニ家の罪は

ぺデリコ一人に被ってもらい、

ジュゼルを従属させることにします。

 

まあ落としどころとしては

こんなところでしょうね。

 

槍働きには期待できませんが

ジュゼルってそれ以外のことには

結構役立ちそうなので。

 

 

終わりに

 

今回はここで終了。

システィナ解放がわずか2話で

終わってしまいましたね。

 

尺を考えると仕方ありませんが、

ア―ヴィンの命を救うところの改変、

ヤーナ戦のセリフ一部カット、

混沌を沈めるシーンの全カットなど

残念なところが多過ぎですわ。

 

詳しく知りたい方は

原作を買うか、

6月に発売予定のゲームを購入しましょう。

さすがにゲームでは

原作準拠になっているでしょうから(なってなかったら御免なさい)。

 

次回のタイトルは「帰還」。

テオが大陸に帰還するということでしょうか?

次回もしっかりと視聴することにします。

 

今回のまとめ三行

  • ドーニ率いる討伐軍と決戦
  • ア―ヴィンが毒に
  • ロッシーニ家が降伏してシスティナ解放成功

 

 

 

グランクレスト戦記第15話「帰還」の感想 「常闇の森よ、私は帰ってきた」

感想(ネタバレあり)

 

念願だったロッシーニ家の打倒を

やり遂げ、

さらに黒魔女ヤーナまで

倒すことに成功したテオとシルーカ。

 

これで前提条件が整いました。

さっさとブルタヴァに戻って

アルトゥーク条約の盟主に・・・

と思っていたのですけど。

 

 

ヤーナ退場

地下の牢獄に幽閉されているヤーナ。

前回シルーカと魔法で戦い敗れた後、

治療した上でここで幽閉されているようです。

 

グランクレスト戦記第15話より引用

 

大講堂の惨劇の実行犯かどうか

ヤーナを詰問するシルーカ。

 

しかしヤーナは発狂したような態度を取り、

まともに尋問できません。

 

尋問に立ち合っていたアイシェラは

一人その場を離れます。

 

前回の態度といい、

今回といい、

アイシェラは何か知ってそうですね。

 

 

シルーカはヤーナ捕縛の報を

魔法師協会に報告してました。

そしたらすぐにヤーナを処刑するというお達しが。

 

まあ大講堂の惨劇に関係していることが

濃厚な容疑者だから

処刑は仕方ありませんが

しっかりと尋問してから処刑しても

いいような気がしますが。

 

何か急ぐ理由があるのでしょうか?

 

そしてシスティナ島に魔法師協会から

使節が派遣され、

テオたちや使節の前でヤーナの処刑が行われます。

 

処刑方法は火刑。

ヤーナは魔女ですから

それ以外の方法は考えられませんよね。

 

でもすんなり処刑されるほど

聞き分けがよくないヤーナさん。

最後の最後で意地を見せます。

 

 

「いつもそう。

みんな私を利用するだけ利用して捨てていく」

 

そう言い放つと

何とデーモンロードを召喚。

そして首チョンパ。

 

何という悪玉らしい最期。

 

でも最後に残した言葉って

ヤーナを利用した黒幕がいると

言っているようなもんですよね。

 

そしてヤーナが首チョンパされた直後、

魔法師協会の使節にニヤケ顔が移ったことを

考えると・・・。

 

黒幕はもしかして魔法師協会?

 

あと思わせぶりな態度から

アイシェラも関係ある?

 

 

ミルザー焦る?

アルトゥークの平定が上手くいかないミルザー。

日々イライラが募っているようです。

 

まあそれだけ前領主であるヴィラールが

善政を敷いて慕われていたということでしょうね。

 

そしてさらにミルザーをいらいらさせる情報が

もたらされます。

 

テオのシスティナ島の平定と領主就任。

 

テオのやり方をこっぴどく非難していた

ミルザーとしては

これ以上不愉快なことはないでしょう。

 

眼中にないと言っても

そんなん誰も信じませんわ。

 

ミルザーの元に派遣されている

テリオスも

テオの動きを危険視しています。

 

テオのシスティナ島の平定の報が

反乱軍を勢いづかせてしまうかもと。

 

そこに伝えられる反乱軍の襲撃による

砦陥落の情報。

 

 

ここに至り、

テリオスはミルザーに

領民の殺害を進言します。

 

爵位制度に基づき

アルトゥークの支配者となった

ミルザーに逆らうのは

領民としてあるべき姿ではない。

 

領民ではなく敵なのだから

虐殺しても構わないという思考方法なんでしょう。

 

まあテリオス自身

これが詭弁だとわかっているようですが

他に方法がない以上仕方ありません。

 

アルトゥーク条約軍が

大人しくしているなら

時間を掛けて領民を味方に付ける

施策も行えたでしょうけど、

アルトゥーク条約にとって

アルトゥーク奪回はある意味悲願ですので。

 

手始めに

白魔女と人狼集落を襲うミルザーの軍勢。

そして反抗する独立君主も倒し

一応目的達成です。

 

盟主就任失敗

 

アルトゥーク条約の会議に参加するため

戻ってきたテオとシルーカ。

 

システィナ島を平定して戻ってきたテオに

ラシックは大喜びです。

その一方ラシックの後ろに控えるモレーノ顔w

 

そしてここに意外な人物が。

一角獣城が落城した時、

毒を飲んで自殺したはずのラウラさん。

何と生きていたのです。

 

グランクレスト戦記第15話より引用

 

あの時飲んだ毒は実は仮死状態になるもの。

原作ではラウラ自身、

あの毒の成分を知らなかったのだから

ラウラを責めるのは酷ですわ。

 

でラウラは今、

アルトゥーク戦役で契約魔法師を失った

エドキアの仕えているそうです。

 

うん、この流れだと原作7巻のあのシーン

ありそうですねw

 

 

さてアルトゥーク条約の会議が始まります。

前回の会議でラシックが盟主となっているので

本来ならばラシックの魔法師であるモレーノが

司会進行するのが通常。

 

しかしシルーカがモレーノに頼みこんで

司会進行役を譲ってもらっています。

目的は条約の盟主をラシックからテオに

委譲させるような流れを作るため。

 

前回の会議では

テオに実績が足りないと判断され

盟主に就くことが敵いませんでした。

 

しかし今はシスティナ島を平定したという

輝かしい実績があります。

 

あとは会議をシルーカが望む方に

誘導するだけ。

 

しかしその目論見は見事に失敗します。

 

テオに批判的なクロ―ヴィス王はともかく、

エドキアまでラシック続投を支持するとは。

 

まあテオがシスティナ島に行っている間、

援軍を出して助けてくれたのは

ラシックですし。

 

テオが実績作っている間に

ラシックも自然と実績と信頼を強固に

していたのです。

 

ラシック自身はテオに盟主の座を譲って

テオに従属したいのですけど、

ホント上手くいきませんね。

 

そこでテオは

君主たちの信頼を得るために

ミルザー打倒を宣言します。

 

アルトゥーク条約が成立した目的の1つに

アルトゥーク奪還というものもあり、

アルトゥーク奪還のための

ミルザー打倒は条約の悲願でもあります。

 

まあさすがにミルザーを打倒すれば

クロ―ヴィス王やエドキアも

テオの盟主就任を

認めざるを得ないでしょうから。

 

 

アルトゥーク奪還作戦開始

ヴァルドリンドを訪問している

ミルザーとウルリカ。

呑気にお茶とお菓子を楽しんでいますが

そこにテオが

常闇の森を奪還を宣言したという報告が。

 

テオからすれば、

「常闇の森よ、私は帰ってきた」って

感じでしょうね。

 

もともと常闇の森は

アルトゥ―ク領の一部ですが

魔境みたいな感じですので

ミルザーをあえて手を出してませんでした。

 

その一方テオはもともと

ヴィラールに代わって常闇の森を

治めていたので

常闇の森のことを良く知っています。

だから常闇の森に入って

治めるのは簡単なはず。

 

さらに常闇の森の占領を

宣言することで、

アルトゥークの領主である

ミルザーのメンツが丸潰れに

なります。

 

当然ミルザーは怒り狂い

常闇の森に攻め込んでくるはず。

 

シルーカはここまで

考えているようです。

 

騎兵による攻撃が得意のミルザー軍と

戦う場合、

常闇の森に誘い込んで

戦う方が何倍も有利ですので。

 

また同時に援軍が来るのを阻止するため、

前回テオに従属させた

ジュゼル・ロッシーニをスタルクに派遣し

一斉蜂起を起こさせようとします。

 

ジュゼルとしては功績をあげるチャンス。

危ない役目ですが

テオに家臣内における

自分の地位を確立するために

一生懸命頑張ることでしょう。

 

 

 

終わりに

今回はここで終了。

 

今回印象的だったのはヤーナですね。

派手というか

あそこまでやるかって感じです。

召喚できるなら

テオやシルーカを狙えばいいのに。

 

原作では第14話に出てきた

悪魔を召喚していたのに

アニメ版だとデーモンロードを

召喚しちゃいましたわ。

そして首チョンパ。

原作では悪魔と一緒に異世界に

行ったのに。

 

あと人狼の集落が出てきたけど

コーリン出てきませんでしたね。

原作だとジードの嫁になっているのに。

 

一方ウルリカの元に行ったジードが

人狼の集落にいるし。

 

原作とは微妙に変わっているのも

アニメ版の魅力。

原作読んでいるからこそ、

その違いが面白いです。

 

 

いよいよ次回、

テオとミルザーの直接対決ですね。

この流れだとあと1話で決着つくかも。

 

果たしてミルザーが勝つか

それともテオが勝利するか。

 

次回も見逃せませんわ。

 

今回のまとめ三行

  • ヤーナがデーモンロード召喚
  • 条約の盟主はお預け
  • 常闇の森へ帰還

 

 

 

グランクレスト戦記第16話「前哨」の感想 「すべてを捨てて侵略者と対峙した結果は?」

感想(ネタバレあり)

 

前回システィナ島から大陸に帰還したテオ一党。

そして条約の参加する君主たちの前で

ミルザーの討伐を宣言します。

 

手始めに常闇の森を占領し、

ミルザーを煽るテオ。

 

これに対してミルザーは

テリオスの反対を押し切り

常闇も森へ兵を進めます。

 

大陸統一という目標は同じでも

その過程で対立するテオとミルザー。

 

果たして勝つのはどちらなんでしょうか?

 

 

常闇の森はラビリンス

常闇の森へ侵攻したミルザーの軍勢。

しかしそこは文字通りラビリンス状態となっており、

ミルザーの軍勢は

人狼や白魔女、

さらには旧ヴィラール配下の君主たちの抵抗で

大きな犠牲を出すことになります。

 

グランクレスト戦記第16話より引用

 

もともとミルザーの軍勢は

砂漠の国であるダルタニア本国から

連れてきた者がほとんど。

 

当然ゲリラの襲撃に慣れておらず、

悪戯に兵士を消耗するだけとなっている感じです。

 

 

そしてやっとことで

常闇の森の城にたどり着く

ミルザーの軍勢。

 

ミルザーはテオを挑発しますが

当然テオは出てきません。

 

業を煮やしたミルザーは城攻め開始・・・

すると思ったら、

何と撤退を始めてしまいます。

 

おい、だったら何でここまで

やってきたのよ。

 

まあテリオスの献策を

ミルザーが聞き入れたからなんですけど、

それなら最初からテリオスの言うこと

聞いておけよ。

 

常闇の森への侵攻で

貴重な兵力を損耗しただけじゃん。

 

 

時間稼ぎのために

 

シルーカとしては

怒ったミルザーに城攻めをさせて

さらにミルザーの軍勢を

消耗させるつもりだったようです。

 

しかし見事に思惑が外され

違い策を考えなければいけません。

 

各君主に付いている

魔法師たちと連絡を取り

次の策を考えるシルーカ。

 

タクトで通話できるなんて

ほんとハイパーテクノロジー(?)ですわ。

 

ミルザーを倒すためには

できる限りの軍勢を集める必要があります。

そこで大事になってくるのは

その軍勢を終結させる時間。

 

ここでセルジュの契約魔法師である

エレットがその役目を引き受けます。

 

そのエレットが考えた策が

城を捨ててミルザーの軍勢を

レガリアに釘付けにする方法。

 

 

ミルザー側もテオたちが

軍勢を終結させようとするのを知っています。

当然軍勢が終結するために

確固撃破しようとするはず。

 

それを利用して時間を稼ごうというのです。

 

そしてこの作戦は見事に成功。

セルジュとその弟であるイゴールを

居城から逃亡させ、

また城内を混乱させることで

ミルザーとテリオスを騙すのに成功します。

 

 

ちなみにエレット自身は

セルジュ達に同行せず、

セルジュに見捨てられたという芝居を打ち、

セルジュ達の逃亡に真実性を持たせようとします。

 

原作ではエレットはこの時負傷するのですけど

その件はカットとなります。

まあ次のハマーンの件で

時間をだいぶん使うことになりましたからね。

 

すべてを捨てて兵の士気を上げる

 

ミルザーとそりが合わないウルリカは

ミルザーへ援軍を送らず、

この機に乗じてかねてから手を出していた

ハマーンを一機に占領すべく

大船団を率いて出兵します。

 

 

一方ハマーンの方は諦めムード。

 

そりゃあそうです。

これまでウルリカ率いるスタルク軍の

略奪を防ぐために

金品をわざと浜辺において

それで難を逃れてきましたが

もう国庫はカラ。

 

さらに今回は金品目的ではなく、

領土目的の侵攻なので。

グランクレスト戦記第16話より引用

 

 

 

打つ手無しのエドキアに

契約魔法師であるラウラはある作戦を

献策します。

 

それは兵を士気を上げるために

裸一貫で先頭に立つという方法。

 

さらに自分も衣服を捨てて

エドキアに御供すると。

 

グランクレスト戦記第16話より引用

 

 

え?

エドキアはまだわかるけど

契約魔法師なのにラウラもそこまでするの?

 

まあウルリカは

アルトゥークにトドメを刺した

ある意味ヴィラールの仇の一人なので

膝を屈したくないという気持ちと

テオ達を側面支援するため

ウルリカ率いるスタルク軍を何としても

撃破しなければいけないという決意が

あるのでしょうねえ。

 

そしてテオの従属君主である

ジュゼル・ロッシーニがスタルク軍の中に

紛れ込んでおり、

一斉蜂起する手はずを整えているので、

奴隷たちを一斉蜂起させる導火線になる

という意図もあるのでしょう。

 

 

最終的にエドキアも同意し、

1枚のべールを羽織った状態で

兵士の前に立つエドキアとラウラ。

 

グランクレスト戦記第16話より引用

 

 

そしてエドキアの演説の途中で

二人はそのベールさえも脱ぎ捨てて

生まれたままの姿に。

 

 

二人の姿とエドキアの演説に

兵士たちの士気は最高潮。

 

グランクレスト戦記第16話より引用

 

 

でも兵士まで着ているものを

脱ぐのはどうかと。

 

これからスタルク軍と対決しなければ

いけないのに。

 

 

(物理的に)裸の軍勢を率いて

ウルリカ率いるスタルク軍と対峙するエドキア。

 

ウルリカからすれば

相手は正気?と思ったことでしょう。

 

でもその一方で

城から出てきたので

城攻めの苦労をしなくても済むとも

思ったはず。

たぶん勝利も確信したと思います。

 

しかしここでウルリカの想定外の出来事が。

 

スタルクの奴隷兵士の中に紛れ込んだ

ジュゼルが

奴隷兵士の扇動を始めたのです。

 

丸裸のハマーン軍を見て即興で

演説したと思いますが

その演説で奴隷兵士の反乱が勃発。

 

さらにスタルク本国でも

奴隷たちが反乱を起こしたという知らせが

魔法師を通じてウルリカの元に。

 

もう戦闘する状態ではありません。

側近たちがウルリカを抑え込んで

無理やり撤退することになります。

 

グランクレスト戦記第15話より引用

 

 

まさかのハマーン軍の勝利。

この作戦考えたラウラが一番びっくりしているかも。

 

 

 

大軍に囲まれ孤立無援に

一角獣城の籠るミルザーの元に

悲報がもたらされます。

 

テオの軍勢に加えて

ラシックが新たに3万の兵力を連れて

包囲陣に加わったのです。

 

さらに一角獣城の入り口である橋の前には

働き蟻という2つ名が付いた

ペトルがせっせと防御用の砦を作って

一角獣城の中にミルザーを閉じ込める準備を

着々と進めている状態。

 

どうしてこうなった?

 

ミルザーはこんな気持ちに

なっていることでしょう。

 

戦闘ではほぼ無敵を誇るミルザー。

民衆を扇動するしか能がないと

テオを見下していたのに、

このままだとそのテオに負けてしまう。

 

もはやミルザーの頼みは

援軍のみ。

 

でもその援軍も

ヴァルドリンド軍は3000だけ。

 

ウルリカの方は援軍出す余裕なんて

ないでしょうから。

 

あ~あ、完全に詰みましたな。

ミルザーが勝つにはテオを一騎打ちに

引きずりこんで倒すぐらいしか

方法ないかも。

 

終わりに

今回はここで終了。

タイトル通り、

決戦前の前哨で終わりましたね。

 

しかしハマーンの件で

こんなに尺取るは思いませんでした。

 

まあ他の作品ではまずない展開なので

ここに力を入れたいのは

わからなくはありませんが、

サッと流しても良かったのでは?

と思います。

 

あとエドキアの腕太すぎw

体とのバランス取れてないw

 

 

さて、

次回こそはテオとミルザーの戦いの決着が

つくことでしょう。

 

どっちが勝つかは

今回のストーリーを見れば

ほぼ予測できますけどね。

 

 

今回のまとめ三行

  • 常闇の森へ兵力損耗
  • 時間稼ぎのために知恵を絞る
  • 反乱起こってウルリカ涙目

 

 

 

グランクレスト戦記第17話「両雄」の感想 「テオとミルザーの戦いの行方は?」

感想(ネタバレあり)

 

アルトゥーク条約軍約8万に

包囲されたミルザー率いるダルタニア軍。

 

援軍はヴァルドリンド騎士団3000のみ。

 

覚悟を決めたミルザーは

イチかバチかの賭けに出ます。

 

テオとミルザー、

両雄の最終決戦の幕開けです。

 

 

君主の時代と民の時代

一角獣城から打って出ることを決断したミルザー。

当然テリウスは驚愕。

すぐにミルザーを諫めます。

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

 

一角獣城は堅固な城。

 

ヴィラールが籠城した際は

落城してますが、

あれは海からノルドの軍勢が上陸したから。

 

今回アルトゥーク条約軍には

まともな海軍がありませんので

籠城の障害になるようなものはありません。

 

それにもう少し待てば

マリーネが率いる

3000のヴァルドリンド騎士団が

援軍として到着します。

 

しかしその援軍が間もなく到着するため

ミルザーは打って出ることを決断したのです。

 

一角獣城を包囲する

アルトゥーク条約軍は約8万。

 

一角獣城の籠るミルザーの兵と

マリーネの援軍を合わせても到底

敵う数ではありません。

 

もちろん戦は

数だけで決まるものではありませんが

消耗戦になったら

やはり数が少ないのが不利となります。

 

さらにマリーネの援軍は

重装備の騎士が中心。

 

どうしても機動力で劣り、

仮に撤退戦となった場合は

かなりまずい状態になることでしょう。

 

そして当然マリーネの命も

危険に晒されることに。

 

マリーネの刃になることを誓った

ミルザーからすると

マリーネを危険に晒すようなことは

できません。

 

前回はマリーネの援軍を心待ちに

していた御仁の言葉とは思えませんが、

あの時はまだラシックの軍が到着してません

でしたからね。

 

 

自分の献策せいで

この苦境に陥った。

 

そのことを悔いて

ミルザーに謝罪するテリウス。

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

しかしミルザーは

テリオスのせいとは思っていないようです。

 

もし自分が敗れるのなら

それは時代が自分を選ばなかったということ。

 

つまり時代は

ミルザーが目指した君主の時代ではなく、

テオが目指す民の時代を選んだのだと

ミルザーは考えているようです。

 

最もな意見のような気もしますが

自分の失敗を

時代のせいにしているだけとも

思えますけどね。

 

ともかくミルザーの決定は絶対です。

 

テリオスも出撃の準備を整えます。

 

 

クロ―ヴィス、キルヒス軍を撃破

一角獣城から打って出たミルザーとその軍勢。

まずはペトルが守る砦を襲うかと思ったら

全く興味を示さず素通りしてしまいます。

 

 

どうして素通りできるような構造の

砦にしたのか

ちょっと理解に苦しみますが、

ミルザーが素通りしたことで

ペトルは命拾い。

 

このままミルザーの軍勢に

手を出さないかと思ったら、

ミルザーが素通りしたのを見届けると

砦から打って出て

ミルザーの軍勢を分断します。

 

これでミルザーの一部の兵が脱落。

その上背後を取られたことで

もはや城に帰還することもできないと

ミルザーの軍勢に心理的圧迫を

与えることになるでしょう。

 

ペトルって意外と策士ですわ。

 

 

さてミルザーの軍勢はまず

クロ―ヴィス王の部隊に襲い掛かります。

 

ふんぞり返っているだけの

クロ―ヴィス王の軍が

ミルザーの精鋭に敵う訳ありません。

すぐに蹴散らされてしまいます。

 

命からがら逃亡に成功した

クロ―ヴィス王は自らの思い通りに

ならぬことに苛立ちます。

 

今回の戦闘で

武勲を上げて発言権を強めるはずだったのに。

このままでは成り上がりのテオが

盟主になってしまう。

 

名門意識の高いクロ―ヴィス王としては

テオが盟主になるのが

我慢できないようです。

 

そしてテオが作る新しい時代に

自分の姿を見いだせないことも

テオを盟主と認めなくない理由だった

と口にします。

 

クロ―ヴィス王は

身分差別するだけの

愚者だと思ってましたが

テオの台頭で

自分の居場所がなくなることを

恐れていたのですね。

 

この場面で

クロ―ヴィス王に

少し親近感が沸きましたわ。

 

 

クロ―ヴィスの部隊を撃破した

ミルザーは次にキルヒスの部隊に

襲い掛かります。

 

以前の戦いで

当主であるソロンを失い、

その軍勢の大半を失ったキルヒス軍。

今回の戦いでは兵1000を集めるのがやっと。

 

さすがにこの数では

ミルザーの勢いを止めることは

難しいでしょう。

 

ソロンの息子で

その跡を継いだヨルゴは

死を覚悟し、

兵士を叱咤激励するため

あえて道化を演じることに。

 

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

 

父親のソロンより派手。

 

まあいくら叱咤激励しても

勝敗が覆るようなことはありません。

 

ミルザーとその軍勢に蹂躙されたキルヒス軍。

なぜか生き残ったヨルゴは

敵味方の損害を忘れないように

書き留めます。

 

冷静というか何というか

変わってますね。

 

 

待ち望んだテオとの一騎打ち

 

クロ―ヴィス、キルヒスの軍を打ち破って

調子に乗るミルザー軍は

次の獲物に

ラシック率いるセーヴィス軍を・・・

と思ったら、

いきなり転進して

テオの軍勢の方に向かいます。

 

迎撃する気満々だったのに

肩透かしを食らったラシック。

 

そこにセルジュとレガリア軍が

到着します。

 

まあレガリア軍は

逃げ癖ついているので

どこまで役に立つかわかりませんが

数は数です。

 

ラシックは

セルジュと共にミルザー軍の

追撃を開始します。

 

 

 

さてミルザー軍接近を知ったテオは

民衆たちを解散させようとします。

 

ミルザー軍との戦闘になれば

多くの犠牲者を出すことになり、

さすがに心が痛むのでしょう。

 

しかし民衆たちはそれを拒否します。

 

ミルザーは自分達の元領主である

ヴィラールの仇。

民衆はヴィラールのために

一矢報いたいのです。

 

それを聞き入れるテオ。

戦旗の加護を与え

ミルザー軍に備えます。

 

そして衝突する両軍。

 

 

シルーカ、

アイシェラ、

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

 

人狼姉妹、

そしてア―ヴィンの攻撃に

さらされるミルザー。

 

でもミルザーはこれらの攻撃を防ぎ切り、

逆にシルーカに反撃します。

 

そこに割って入るテオ。

 

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

 

探す手間が省けました。

 

テオに一騎打ちを申し込むミルザー。

 

テオはその申し出を受諾します。

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

 

 

まあこれだけ戦力差がある以上、

ここで一騎打ちの申し出を受けるのは

アホとしか思えません。

 

でもここで一騎打ちの申し出を断っても

すぐにミルザーが

テオに襲い掛かってくるでしょうから

結局一騎打ちになるのは確実ですからね。

 

それにミルザーとの因縁に

決着を付ける良い機会です。

 

テオとしても一騎打ちは

望むところだったのかもしれませんね。

 

 

でも一騎打ちの前に

シルーカとイチャイチャするのは

どうかと思いますわ。

 

 

 

ミルザーの最期

一騎打ちを開始するテオとミルザー。

剣の腕はたぶんミルザーの方が上でしょう。

 

そのためミルザーが攻撃し、

テオが防御するという形で

一騎打ちが進みます。

 

番組見ている視聴者としては

さっさと攻撃しろよ

と思っているかもしれませんが、

まさにこれこそ

テオの必勝のパターン。

 

テオがミルザーに優っているのは

スタミナだけ。

 

だから長期戦に持ち込んで

ミルザーがバテるのを待っているのです。

 

マルグレットの誕生パーティ―の夜に

ミルザーと一騎打ちした時も

この戦法でミルザーに一矢報いましたし、

システィナ島でドーニを一騎打ちした時も

やはりこの戦法で勝利を収めています。

 

自分の有利な戦法を用いて勝つ。

まさにテオはそれを体現しているのです。

 

程なくしてミルザーの動きが

みるみる遅くなり、

顔から汗が噴き出しています。

 

そこでテオがミルザーに

なぜミルザーが勝てないかを

教えてあげます。

 

元々スタミナの点で

テオに劣るミルザー。

 

さらにミルザーは

アルトゥークの支配を円滑にするため

部下に従属聖印を与えたのです。

 

従属聖印を乱発すれば

当然ミルザー自身の聖印の力は

弱くなっていきます。

 

ただでさえ劣っていたスタミナが

さらに自分で落とすようなことを

してしまった。

それがミルザーがテオに勝てない理由。

 

攻守逆転。

テオの剣を弾き飛ばされるミルザー。

 

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

ここで勝負あり。

 

あとは儀式です。

ミルザーに命と聖印、

どちらを差し出すか問うテオ。

 

ミルザーの返答を聞き、

ミルザーの首に剣を突きさし、

そしてねじります。

 

 

ヴィラールが皇帝になることを望み、

そしてその芽がないと知ると、

マリーネにすべてを掛けた

乱世の梟雄ミルザー。

 

一番嫌っていたテオに

敗北して命を失うとは

ある意味残酷な結末ですね。

 

まあ、マリーネの体を要求し、

ヴィラール裏切って

視聴者のヘイトを溜めに溜めていたので

当然の終わり方かもしれませんが。

 

 

 

ミルザーを失ったテリウス。

追い打ちをかけるように

シルーカからこれが天運だと

言われてしまいます。

 

シルーカとしては

テリウスの力が

足りなかった訳ではないと

慰め半分の意味だったのでしょう。

 

しかし

天に見放されたということは

ミルザー自身が冒頭に話していたこと

と重なり、

テリウスとしては

さらに精神的ショックに。

 

ミルザーに殉じることを決意した

テリウスは

毒を飲み自裁します。

 

もともとテリウスは

マリーネの契約魔法師。

だからミルザーに殉じる必要はないはず。

 

でも長い時間ミルザーに仕えることで

崇拝するようになっていたのでしょうね。

 

原作では捕縛されるだけだったのですが、

これ以降出番もないから

殉じるようにシナリオ変更したのかと。

 

まあこっちの方が

ストーリ的にはキレイですからね。

 

いくら悪役でも

1人くらい殉じる人がいないと

可哀想ですから。

 

 

最後にミルザーの聖印を

吸収するテオ。

 

 

 

グランクレスト戦記第17話より引用

 

 

これでヴィラールの敵討ちは

ほぼ終了。

 

すべてを見届け、

テオに抱き付くシルーカ。

安堵の涙を流します。

 

まあ結果オーライですが

シルーカとすれば

二度とこんなこと

して欲しくはないでしょうね。

 

 

援軍間に合わず

ミルザー戦死。

その情報はアウベストを通して

マリーネに伝えられます。

 

マリーネからすれば

ミルザーは同盟が大陸を統一するための

大事な駒。

自分の初めてを捧げて

味方にしたのに。

 

ミルザーはマリーネを

危険に晒さないために

籠城せず打って出たのですが、

マリーネからすれば

ミルザーは

自分を信用していなかったと

誤解したみたいですね。

 

 

ミルザーが死んだ以上、

もう援軍の意味はありません。

 

マリーネは

ヴァルドリンドへの帰還を命じます。

 

しかしヴァルドリンドを取り巻く環境は

確実に悪化しました。

 

北からはルクレール伯が、

そして南からは

アルトゥーク条約軍の攻勢に

晒されることになりそうな気配。

 

大陸の武力統一を図る

マリーネの計画は

さらに難しくなったようです。

 

 

終わりに

今回はここまで。

宿敵ミルザーを討ち取り、

これでようやくヴィラールの敵討ちが

終わりました。

 

アルトゥーク条約を脅かす

最大の敵を倒した以上、

テオが盟主になることに

反対できる者はいません。

 

地味にテオの盟主就任反対派の

クロ―ヴィス王が

ミルザーに陣を蹂躙されて

面目丸潰れになったことも

テオにはプラスに働くでしょうし。

 

次回のタイトルは「盟主」。

 

いよいよテオが

盟主に就任することになりそうです。

 

次回も楽しみです。

 

今回のまとめ三行

  • ミルザーが城から打って出る
  • テオとの一騎打ち
  • ヴィラールの敵討ち終了

 

 

 

 

グランクレスト戦記第18話「盟主」の感想 「テオに促されアレクシスがやっと本気出す?」

感想(ネタバレあり)

 

ヴィラールの仇であるミルザーを

一騎打ちの末討ち取ったテオ。

 

ヴィラールの聖印を取り戻し、

元々ミルザーが保有していた聖印も

奪うことに成功したことで

聖印の量も条約で1位2位を誇るまでに。

 

ここまで来れば

テオが盟主になることに

異議を唱えるものはおりません。

 

文句言いそうだった

クロ―ヴィス王はミルザーに陣を蹂躙されて

発言権失いないましたし。

 

今回はテオが

アルトゥーク条約の盟主に就任する話と

アレクシスの話がメインとなります。

 

 

盟主就任と独立

一角獣城を奪還し、

その謁見の間に集まる条約の君主たち。

ようやくアルトゥークを奪還できた。

君主たちはそう思っていることでしょう。

 

グレンクレスト戦記第18話より引用

 

そして今から条約の盟主の交代の式典が

行われます。

 

 

テオが盟主に就任。

ミルザー討伐という大きな武功がある以上、

テオの盟主就任に反対する者はもういません。

 

ラシックとしてもようやく

テオに従属できるのであり、

物凄く嬉しそうです。

 

さらにセルジュがコンスタンス家の家名を

捨てることと、

テオへの従属を宣言します。

 

コンスタンス家の家名が重荷に

なっていたのでしょうかねえ。

 

弟のイゴール子爵と比較して

セルジュの方が頭が柔軟で

コンスタンス家の当主には適任だと

思うのですけど。

 

そしてテオはこの機会に

条約が連合から完全独立することを宣言します。

 

え?

まだ独立してなかったのかよ。

条約が成立した時点で独立したと

思ってたのに。

 

どうやらテオは条約が独立することで

連合条約同盟が均衡状態となって

話し合いの機会が生まれるのを狙うようです。

 

確かにどこか1つ優勢ならば

話合いするより潰そうとしますからね。

逆に力が均衡して

どこも動けなくなったら

自然と話し合いの機運が高まりますので。

 

 

条約の君主は全員テオに従属することになり、

これでテオの盟主就任式は終了。

 

あとは盟主就任を祝う宴会です。

 

テオにべったりのラシックを見て

ちょっと機嫌が悪そうなモレーノ。

 

グラッグ隊長と酒盛りをするアイシェラ。

 

それぞれ好き勝手してます。

まあ宴会ってそんなもんですからね。

 

 

正式なプロポーズ?

宴会の会場を出たシルーカは

テオに話掛けられます。

 

テオは何の話をするのでしょうか?

 

二人きりとなり、

お茶をつぐシルーカ。

 

こういうことはいつもは

ア―ヴィンがやっているので

シルーカがやると何か新鮮な感じがします。

 

やっぱりア―ヴィンもここは空気を読んで

出てこなかったのでしょうか?

 

テオはシルーカに自分の夢のことを話します。

 

故郷のマルザ村に戻って

村を幸せにすること。

 

1人でシスティナ島を出た頃は

実現できるかわからない夢でしたが

現在は実現可能な夢ですからね。

 

そして今ではこれに

付け足す形でもう一つ夢があると。

 

それはマルザ村の帰った自分の元に

シルーカがいること。

 

キタ――(゚∀゚)――!!

正式なプロポーズ来ましたわ。

 

でもシルーカがわかっていない様子。

戦略や政略には頭が回るのに

色恋沙汰には鈍感になるとは。

 

シルーカに言葉の意味を認識してもらうため

シルーカに抱き付くテオ。

 

グレンクレスト戦記第18話より引用

 

これでようやくシルーカもわかったようで、

シルーカはテオに

大事なことなので厳密にお願いしますと

直接的な表現をしてくれと頼みます。

 

それに応じてテオは

マルザ村に自分が帰る時、

契約魔法師としてではなく、

妃として傍にいてほしいと・・・。

 

条約に盟主になったテオは

妃は選び放題なはず。

 

それでもシルーカを選ぶとは。

 

1話や2話では

シルーカの悪口言ってた癖に。

 

一緒に死線を潜り抜けたことで

愛情というか絆が強くなった

感じなんでしょうかねぇ。

 

 

起死回生を狙ってマリーネが謀略を仕掛ける

 

テオが条約の盟主に就任したことは

ヴァルドリンドのマリーネの元にも知らされます。

 

ミルザーの死、

ウルリカのハマーン侵攻失敗、

さらに北方からはルクレール伯の軍勢の圧迫。

 

まさに四面楚歌一歩手前。

 

現状を打開するために

マリーネはある人物と交渉しているようです。

 

グレンクレスト戦記第18話より引用

 

こういう謀略の類は

同盟、というかマリーネに

一日の長がありますね。

 

一体何を企んでいるのやら。

ルクレール伯に絡むことみたいですが。

 

プリシラの正体

一角獣城の庭で

テオ、シルーカ、そしてプリシラが集まり、

会話をしています。

 

内容はプリシラの素性について。

実はプリシラは聖印教会の教祖の娘であり、

聖杯と呼ばれる存在だったのです。

 

聖杯に聖印をすべて集めれば

混沌を消し去る神を召喚できる。

これが聖印教会の基本的な考え方であり、

それに基づいて行動しています。

 

だからこのプリシラは

聖印教団にとって重要な人物だったのです。

しかし現在の教皇は自分が

聖杯だと宣言したそう。

 

つまり聖印教会には

聖杯となる人物が2人になったということ。

 

当然聖杯は一人で十分ですから・・・。

 

今後この話は

メインになりそうな感じですね。

 

そしてア―ヴィンがやってきて

シルーカにあることを伝えます。

 

それはルクレール伯の死。

どうやらドーソン侯が裏切って

ルクレール伯を戦死させたようです。

 

そしてドーソン侯は同盟に寝返った。

 

マリーネが交渉してたのは

ドーソン侯だったのですね。

 

アレクシスがやっとやる気になった

アレクシスの領地である

ハルーシアにやってきたテオとシルーカ。

 

二人は港で無敵艦と呼ばれる

鉄で覆われた船を目撃します。

 

無敵艦と呼ばれる所以は

速度が遅く実用性がないから。

敵と戦えない船、

つまり敵がいない船だから無敵艦w

 

どうやら爵位報酬で

アレクシスの父親が

貰ったものらしいですけど、

こんなところ出てきるのは

完全に伏線でしょうねえ。

 

 

さてテオとシルーカは

ア―ヴィンの手引きで

アレクシスと会談することに。

 

さすがはア―ヴィン、

ホント役に立つ男ですわ。

 

 

さてテオとアレクシスの会談は

和やかな雰囲気で始まります。

 

テオは条約が連合から独立した以上、

非難されるかもしれないと

覚悟していたでしょうけど、

肩透かしにあった気分なんでしょう。

 

まあ本来は嫌味の一つでも出るところですが、

それを言わないところがアレクシスの

人柄なんでしょうね。

 

今回テオがやってきた理由は

アレクシスのやる気を出させるためです。

 

テオの希望は

連合条約同盟の三者による力の均衡。

力が均衡すれば

そこから話合いの機運が高まるかも

しれないから。

 

そんなことをせずに

一気に連合と条約で

同盟を滅ぼせばいいじゃんと思いますけど、

そうなれば

同盟に執着するマリーネが

自殺する恐れがありますからね。

 

そうなれば

マリーネと結婚したい

アレクシスの希望が叶えれませんから。

 

 

でも現状、

ルクレール伯が戦死し、

ドーソン侯が裏切った連合はガタガタ。

三国鼎立なんてできそうにありません。

 

連合を立て直すには

アレクシスがやる気を出してしかない。

 

だからこそ

テオはわざわざハルーシアまでやってきたのです。

 

でもあんまり気乗りしないアレクシス。

ホント見てる方がイライラしますが、

テオは

マリーネはまだアレクシスを愛していると

言ったら、

アレクシスのやる気復活。

 

グレンクレスト戦記第18話より引用

 

単純すぎるだろ。

 

まず手始めに

裏切ったドーソン侯を潰すために

軍勢と共にドーソン侯の城に向かいます。

 

もっと早くやる気を出していれば、

ヴィラールはともかく、

ルクレール伯は助かったかもしれないのに。

 

まあ遅すぎとは思いますが

やる気が出ただけマシというところですか。

 

 

終わりに

今回はここで終了。

まさかルクレール伯の件が

ほぼ丸々カットになってしまうとは。

 

原作第8巻では

ルクレール伯の活躍と苦悩が細かく

描かれており、

結構読み応えがある箇所。

 

魔法師協会の悪辣さもわかって

アニメ化するには

よいところだったのに。

 

尺の問題なんでしょうが、

非常に残念です。

 

気になる方は原作8巻を購入して

読みましょう。

 

あと急にプリシラの話が

指し込まれましたね。

 

原作ではシスティナ島を出発して

ミルザー討伐をするまでの間に

出てくるところなんですが。

 

何か唐突感がありますよね。

まあこれまでもちょこちょこ

プリシラの行動やシルーカの言動で

匂わせがありましたが

視聴者には唐突に思えたのではないでしょうか?

 

 

さて次回のタイトルは

「公子覚醒」。

 

このタイトルの公子とは

アレクシスのことでしょうから、

次回はドーソン侯討伐から

エーリク討伐までやってしまう予感がしますわ。

 

 

今回のまとめ三行

  • テオが条約の盟主に就任して連合からの独立を宣言
  • プリシラの正体は聖杯?
  • テオに促されてアレクシスが本気出す

 

 

 

グランクレスト戦記第19話「公子覚醒」の感想 「絵画の才能=戦争の才能だった」

感想(ネタバレあり)

 

このままだとマリーネは幸せになれない。

そうテオに言われたアレクシスは

ようやく本気になります。

 

手始めに連合を裏切って

同盟に走ったドーソン侯を血祭りに上げるため、

ドーソン侯の城に向かうアレクシス。

 

本気を出したアレクシスは

どれほど優秀なのか?

まあ今回のタイトルが「公子覚醒」

ですかね。

優秀じゃないとタイトル詐欺に

なってしまいますから。

 

 

絵画を描くようにドーソン侯を撃破

 

城は連合の大軍に囲まれ、

逃げだす隙間もありません。

 

グランクレスト戦記第19話より引用

 

 

ドーソン侯は

魔法師のタクトの通信機能を使って

マリーネに援軍を要請します。

 

しかしマリーネはこれを拒否。

ヴァルドリンド軍はアルトゥーク条約軍に

備える必要があり、

動けないのです。

 

もちろん援軍を出そうと思えば

出せるですけど、

所詮は時間稼ぎのために

裏切らせた奴。

 

別に連合に倒されても

構わないのでしょうね。

 

 

マリーネからの援軍は絶望的。

そこでドーソン侯は

連合への帰順を願い出ます。

 

甘ちゃんのアレクシスなら

帰順を認めてくれるかもしれないと

淡い期待を抱いたのでしょう。

 

しかしアレクシスはきっぱり拒否。

まあ当然ですね。

以前のアレクシスならともかく、

今のアレクシスは

マリーネを助けるという一心ですから

それの邪魔になりそうなことは

とことん排除するつもりなんでしょう。

 

ここに至り、

ドーソン侯は連合との戦うことを決断。

 

城を打って出るドーソン侯の軍勢。

しかしアレクシスの絵画を描くような

戦術指揮の前に

ドーソン侯の軍勢は小集団ずつ

騎兵に包囲されて簡単に無力化。

 

グランクレスト戦記第19話より引用

 

かくてドーソン侯は敗北し、

アレクシスは初戦に勝利しました。

 

 

 

 

城に見立ててノルド軍も撃破

 

ドーソン侯に勝利したアレクシスの

次の相手はノルド王のエーリク。

 

グランクレスト戦記第19話より引用

 

 

どうしてエーリクと戦うことになったかは

ちょっとわからず。

 

この辺は選帝侯の話や

ルクレール伯とエーリクの戦いを

カットしたため

説明できなくなったのかもしれませんね。

 

さてノルド軍は海戦が得意。

海の上でノルド軍に勝つためにはどうするか?

 

アレクシスが出した答えが

攻城戦です。

 

船を連ねて城に見立て、

攻めてくるノルド軍を

バッサバサと倒せばいいのです。

 

中央に鉄甲船を配置し、

その周りのを軍船で囲んで

即席の海上の城が完成。

 

さらに小舟に弓兵を乗せて

即席の城の方にしか目を向けていない

ノルド軍をどんどん射殺。

 

エーリクの戦旗で

バーサーカーモードになっている

ノルド軍は

小舟が目に入っていないかもしれませんね。

 

それはともかく、

アレクシスのこの戦術は当たり、

さすがのエーリクも負けを覚悟。

 

とうとう自分が前線に出てきます。

 

自分もバーサーカーと化した

エーリクはまさに化け物。

 

矢も槍も銛も何をやっても

エーリクの前進を止めることができません。

 

もうアレクシスは目前。

ここでアレクシスのシャドウである

ノエリアさんが大活躍。

 

グランクレスト戦記第19話より引用

 

 

最終的にエーリクは首を落とされて戦死。

ノルド軍もほぼ全滅しこれで戦闘終了。

 

今回もアレクシスの勝利です。

 

顔が良いだけの貴公子だと

思ってましたが

ここまで戦術の才能があるとは。

 

もうちょっと早く覚醒していれば

ヴィラールも

ルクレール伯も

死ななかったかもしれませんね。

 

 

元婚約者の活躍がマリーネを苦しめる

 

アレクシスが前線に

出てきたことを知って

一人だけ絶望の淵に立たされる人が。

それはマリーネ。

 

まだアレクシスを愛しているマリーネは

アレクシスを身を案じ

あえて覇道を進もうとしたのです。

 

本当の敵との戦いに

アレクシスを巻き込まないために。

 

でもアレクシスは

マリーネのために前線に出てきた。

ホント思い通りにいきませんね。

 

 

 

三勢力の決戦へ

 

ヴァルドリンドを訪問したシルーカは

マリーネに連合との和解を申し出ますが

マリーネは拒否。

 

グランクレスト戦記第19話より引用

 

でもこれはシルーカも想定済。

シルーカは代案として

三勢力が一堂に会し、

そこで決着を付けることを提案します。

 

このままダラダラと戦っても

時間を浪費するだけ。

 

だったら1度の会戦で

白黒をつけようと。

 

そしてこのシルーカの提案を

受け入れるマリーネ。

 

連合と条約と長期間戦うのは

同盟に取ってはかなり不利。

 

一方1回の会戦で雌雄を決すのならば

まだ同盟にも勝利の芽がありますからね。

 

マリーネとしては

願ったりの提案だったかも。

 

あと

マリーネにしても

シルーカにしても

この三勢力による会戦は

最終決戦前の前座であるという

認識で共通しているようです。

 

最後の本当の敵は魔法師協会。

 

それがわかっているなら

和解すればいいのに。

 

アレクシスを巻き込まないという

マリーネの愛が

逆に戦乱を終結を遅くしているような気がします。

 

終わりに

今回はここで終了。

今回はいろいろヤバかったです。

悪い意味で。

 

まず作画。

今までかなり頑張ってましたが

万策尽きるんじゃね?

と思いたくなるくらい乱れてましたね。

特にドーソン侯の顔、

場面場面で違い過ぎますわ。

 

ただこれは仕方ない面もあります。

アニメの数が多過ぎて

さすがに天下のA-1でも

十分な数のアニメーターを

用意できなったのでしょう。

 

次に脚本。

どうしてドーソン侯を倒した後

すぐにノルド王に戦いを挑んだのか

いろいろ省略しすぎ。

 

原作ではノルド軍は

ルクレール伯に敗北し、

一度は大陸から撤退。

 

ルクレール伯が戦死したので

再び大陸に戻ってきて

連合の領地の

沿岸を荒し回ったから

それを討伐するために

アレクシスがノルドに戦いを挑んだという

あらすじがあるのですけど、

それを説明しないから

話がぶつ切りになっている感じに。

 

そしてもう1つのやばかったのは演出。

 

アレクシスとドーソン侯との戦いは

あれでもいいですけど、

さすがにアレクシスとエーリクの戦いは

見せ方がちょっと・・・。

 

エーリクを化け物のように描くのは

まだわかります。

でもそれなのに

エーリクからもノルド兵からも

全く恐怖感を感じない。

 

血と首チョンパを多用しすぎて

返って恐怖感が減少したのかも。

 

そして何より戦闘に動きがない。

あっさりし過ぎ。

 

同じ海戦でも

10話で描かれた

アルトゥーク海軍と

ダルタニア海軍との海戦の方が

迫力と動きがありましたわ。

 

 

今回は残念なことが多かったですけど、

たぶん今後のラストスパートのために

力を温存していると信じたいです。

 

次回のタイトルは「三勢力会戦」。

 

いよいよ大一番です。

果たしてどの勢力が勝利するのでしょうか?

 

 

今回のまとめ三行

  • 絵画を描くようにドーソン侯の軍勢を撃破
  • ノルド王エーリクを攻城戦に見立てた開戦で撃破
  • 条約連合同盟の三勢力による決戦へ

 

 

 

グランクレスト戦記第20話「三勢力会戦」の感想 「元サヤに戻り、ついでに皇帝聖印も誕生へ」

同盟内部において

マリーネを凌ぐほどの勢力を誇っていた

海洋王エーリク。

 

だがそのエーリクが

アレクシスに破れ、

戦死してしまいます。

 

ミルザー、エーリクと

同盟内の有力諸侯を失った

マリーネはシルーカが提示した

講和を拒否し、

連合や条約と雌雄を決する道を選びます。

 

魔法都市エーラムの近くで

三勢力により最終決戦が今始まります。

 

果たしてテオとシルーカは

予定通り、

同盟を軍勢を破って

アレクシスとマリーネをくっつけることが

できるのでしょうか?

 

 

攻める同盟!守る条約

会戦の場所に最初に到着したのは条約軍。

早速陣の設営を始めます。

 

馬防柵を作ったり、

櫓を建てたり、

運んできた軍船を川に入れたり、

穴を掘ったり。

 

でも陣の中に穴掘ってどうするのでしょうか?

 

 

さて、諸侯を集めた席で

大将であるテオは守りに徹することを宣言します。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

今回は条約連合同盟による三勢力会戦。

とは言っても、

条約と連合は共闘してますので、

実質は条約+連合VS同盟という形に

なるので、

条約がしゃしゃり出る必要はないのです。

 

ただ連合軍は出陣に時間が掛かったのか、

この戦場に到着するのは明日の昼。

 

一方同盟軍は本日中に到着する模様。

 

同盟は当然確固撃破を狙ってくるでしょうから、

連合軍の到着まで

条約軍だけで同盟軍4万の猛攻を支えなければ

いけません。

 

まあ、今までの戦いも

攻める同盟、守る条約ってパターンばかり

でしたので

実質的には何ら変わりませんけどね。

 

 

一方行軍中の同盟軍。

マリーネも明日で決着を付ける気満々です。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

 

ミルザーとエーリクを失い、

同盟軍は負け続けている状態。

 

盟主たるマリーネの威信も揺らいでいるはず。

もう負ける訳にはいかないのです。

自分の目的を達成するためにも。

 

魔獣は落とし穴で潰す

 

翌日の日の出と共に動き出す同盟軍。

マリーネは先陣のナユタ侯と

第二陣のシャーン侯に突撃を命じます。

 

ジャガーノートと呼ばれるサイみたいな魔獣を

先頭に押し立てて攻め寄せるナユタ侯の軍勢。

原作では伯爵だったのに、

どうして侯爵になっているのだろう?

 

それにナユタ侯の格好は

どう見ても僧侶。

 

この世界、

聖印教会以外にも

宗教あったのですね。

と思ったら、

この人聖印教会の教徒みたいです。

原作に書いてありましたわ。

ミスリードするような

格好するなよな。

 

それはともかく、

ナユタ侯率いる

魔獣の突破力は侮れません。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

 

マリーネの契約魔法師長たる

アウベストが考えたであろう策、

それは魔獣で陣の防御を潰して

第二陣のシャーン侯の歩兵部隊で制圧する。

 

まあ、シルーカが呟いたように

手堅い作戦です。

 

ただ手堅過ぎて

シルーカは容易に予想できてた

ようですけどね。

 

シルーカは事前に対策を準備済。

早速それを発動させます。

 

シルーカの対策というのは

連弩と落とし穴。

 

突破力に優れていても

所詮は魔獣。

 

まっすぐしか進めませんし

急に止まることもできません。

 

連弩で魔獣の上に乗っている

兵を射殺し、

魔獣は落とし穴へ。

 

穴掘っていたのは

落とし穴の準備だったのですねえ。

 

さすがに敵も

陣の中に落とし穴があるとは

考えなかったよです。

 

普通なら陣の外に作るますから。

その固定観念が命取りになりました。

 

陣の中に設置していた落とし穴に

落ちる魔獣とナユタ侯の兵。

 

さすがにまずいと思ったナユタ侯は

兵を引こうとしますが、

後ろからは第二陣のシャーン侯の歩兵が

突撃してきており、

簡単に撤退できない混乱状態に陥ります。

 

戦場で混乱すれば

格好の餌食になるのみ。

 

この機を逃さず、

ラシック率いる騎兵と

逃亡伯セルジュ率いる弓兵で

シャーン侯の部隊を挟撃して

大打撃を与えることに成功します。

 

焦り過ぎましたねえ同盟軍は。

 

連合軍が到着する前に決着をつけなければ

いけないので

焦るのはわかりますけど。

 

 

火計でノルドの残存戦力を一網打尽

 

一方川では

エーリクの息子であるノルド伯レイフ率いる

ノルドの船団が、

ハマーンの船に襲い掛かろうとします。

 

レイフにしてみれば、

同盟内部の一定の発言力を保つためには

ハマーン軍を倒して

自分達の力を見せつけたいところです。

 

そして何より

ハマーン軍はレイフの妹である

ウルリカを破った軍勢。

だからこそ負けられないという

気持ちもあるかも。

 

そういえば、

ウルリカがエーリクの元に逃げ帰って

むち打ちにされるシーン

見事にカットされました。

 

ウルリカは結構面白いキャラなので

もうちょっと活躍するシーンを

作って欲しかったですけどね。

 

 

さてノルド軍に対するハマーン軍。

かつては海の宮殿という馬鹿デカい

軍船を持っていましたが

それは過去の栄光。

 

ウルリカ率いるノルドの民に襲撃で

国庫が空っぽになった状態は

ウルリカを破った今でも同じ。

 

そのためハマーンは

大きい軍船1隻だけしかいません。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

さすがにこれでは勝てないだろと

思っていたら、

背徳の女王エドキア様には奥の手があったようです。

 

それは火計

 

ハマーンの軍船から

火船と呼ばれる小さい船を出撃させます。

 

この火船をノルドの船団にぶつけて

火をつける作戦のようです。

 

 

でもそれはノルドだって

簡単に気付いており、

レイフは火船を避けるように

命じます。

 

よかったね、

戦旗を発動させる前で。

 

ノルドの戦旗を発動すると

バーサーカーモードになって

攻撃以外できなくなりますから。

 

前回それのために

部下の突撃を止めることができず、

エーリクは自暴自棄になって

アレクシスの旗艦に特攻したような

ものだったので、

戦旗を始めに使うのを止めたのでしょう。

 

火船避けられて万事休す。

エドキア様の作戦失敗・・・

と思ったら、

エドキア様の方もこうなる展開を

予想済。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

 

エドキア様の魔法師であるラウラが

魔法を発動させて

火船をコントロール、

火船を避けたノルドの船団目がけて

火船をぶつけます。

 

逃げきれなかったノルドの船団は

火の海に。

 

川の戦いこれにて終了。

 

エドキア様の軍は

ハマーンでのウルリカの軍勢撃破(裸と反乱のおかげだけど)、

そして今回兄レイフの軍勢も破り、

2度ノルドの軍勢に勝利したことに。

 

もうハマーン軍は

ノルドキラーって名乗ってもいいかも。

 

 

連合軍の到着

 

陸上では

マリーネが繰り出した援軍のために

優勢に戦っていたラシックが一転して

追い込まれます。

 

これを好機と見たマリーネは

ヴァルドリンド騎兵を率いて

前線に出てきます。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

一方テオも前線に出ることに。

テオもここが正念場と

見据えたのでしょうね。

 

攻める同盟軍、

守る条約軍。

 

 

ヴァルドリンドが誇る

重装騎兵はやっぱり強く、

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

テオが前線に出て

士気が上がった条約軍も

防ぐだけで精いっぱい。

 

まあ、それで十分なんですけどね。

 

そしてやっと連合軍が戦場に到着します。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

これで条約軍の士気がさらにあがり、

一方同盟軍の士気はダダ下がりしたことでしょう。

 

これで大勢はほぼ決しました。

 

マリーネは軍勢を引かせます。

連合軍に後背を攻撃されたら

全軍崩壊しますからね。

賢明な判断だと思いますわ。

 

カップル復活!!そして皇帝聖印の誕生へ

連合軍が戦場に到着したことで

戦線は膠着し、

テオが望んだ状態になります。

 

ここでテオが三盟主による会談を

セッティングします。

 

マリーネの真意

 

会談の冒頭、

テオはまず三勢力の和睦を提案します。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

 

しかしマリーネはやっぱりこれを拒否。

ここでマリーネは

ようやく真意を語り始めます。

 

マリーネは

大講堂の惨劇を起こしたの犯人が

魔法師協会だと睨んでおり、

その目的は君主の時代の阻止だと

予想してました。

 

そして自分が大陸を統一しようとすることで

それを阻止しようとする魔法師協会の行いと

世間が認識するようにしたのです。

 

仮に自分が倒れても

その志は誰かが引きついでくれるから。

 

要は自分が犠牲になることで

魔法師協会は敵だと

民衆に思わせようとした訳。

 

さらに

魔法師協会の悪意が自分だけに向けば、

アレクシスに危害が及ばないとも

考えていたようです。

 

そんなこと思ってたのだったら

テオが言う通り、

ここで皇帝聖印を誕生させて、

条約連合同盟の三勢力で

魔法師協会に対抗すればいいじゃんと

思わずにはいられません。

 

だいたいマリーネが魔法師協会に倒されたら

アレクシスが黙っている訳ないだろ。

 

何でそこまで考えないのかしら。

 

 

2度目のプロポーズ

マリーネの真意がわかったアレクシスは

マリーネを外に連れ出します。

 

そこでマリーネが見たのがこれ。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

アレクシスがこんなもん用意していたとは。

連合軍の到着が遅れたのは

これの準備をしていたからじゃね?

と勘ぐってしまいますわ。

 

 

エーラムでの1度目のプロポーズの再現。

2度目のプロポーズを行うアレクシス。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

しっかりとお膳立てしたのです。

 

これでマリーネも落ちるはずと

思ったらまだ抵抗するマリーネ。

 

 

 

 

ここでマリーネはアレクシスと結ばれる

資格がないと伝えます。

 

ミルザーに一度身を任せて

純潔を失ったから。

 

さすがにちょっとだけアレクシスは

驚いた顔をしますが、

アレクシスはそれでも受け入れることを

マリーネに伝えます。

 

しかしマリーネは自分のために

何千何万の人が死んだのに

自分だけ幸せにはなれない

さらに拒否の意思を。

 

この展開に

もうサッサと受け入れろよ、

空気を読めよと

視聴者の多くはここで思ったはず。

 

ここでくっつかなければ

さらに犠牲者増えるかも

しれないんだぞ。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

さすがにテオも痺れを切らしたようで

自分はシルーカを妃にしたことを

アレクシスとマリーネに伝えます。

 

愛する二人が結ばれた例として

自分達を示したのでしょう。

 

大勢の前で公表されて

シルーカは恥ずかしそうですけどね。

 

さらにダメ押しとばかり

愛する二人が結ばれない世界なら

それを壊してでも叶えてやりたい

と話します。

 

だからサッサとくっつけとw

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

最後にアレクシスが自分の想いを

もう一度伝えてようやくマリーネも陥落。

 

愛し合う二人が元サヤに戻りました。

 

 

しかしアレクシスが処女厨でなくて

よかったですね。

もしそうだったら

すべてご破算になってましたわw

 

皇帝聖印誕生へ

亡きヴィラールの意思である

アレクシスとマリーネをくっつける。

それを見事やり遂げたテオ。

 

さらにシルーカを妃にしたことまで

明らかにして

シルーカの養父(アウベスト)への報告も

半ば済んだ形にw

 

これ以上ない展開に

テオも大満足なことでしょう。

 

しかしここからテオも

予想だにしない展開。

 

当初の予定は

アレクシスとマリーネをくっつけて

それで誕生する聖印に

テオが従属するというものでしたが

なぜか二人がテオに従属して

テオが皇帝聖印を持つ皇帝なるという方向に

勝手に進んでいきます。

 

マリーネは最もらしいことを言ってますが

面倒事をテオに押しつけて

自分はアレクシスとイチャイチャしたい

だけなんじゃね?

としか思えないのですけど。

 

結局テオはこの案を受け入れて

皇帝になる決意をします。

 

もちろんテオはすぐに退位して

帝位をアレクシスに譲って

シルーカとシスティナ島に戻るつもりでしょうけど。

 

本当の敵が動き出す

魔法都市エーラム。

街は混乱している様子。

それを冷ややかに見つめる男が。

 

グランクレスト戦記第20話より引用

 

 

 

男の名前は魔法師協会のフベルトス。

 

皇帝聖印が誕生するかもしれない

という情報を得て、

君主派と呼ばれる魔法師を粛正しているのです。

まずは獅子身中の虫を倒して

魔法師協会の意思を統一するつもりなんでしょう。

 

 

皇帝聖印の誕生による君主の時代。

もし実現すれば

これまで裏から世界を牛耳っていた

魔法師協会は権力を失うことになります。

 

それを避けるためには

君主たちと対立しても

行動しなければいけないということでしょう。

 

フベルトスの前に現れる

吸血鬼の王ディミトリエ。

 

久しぶりに出てきましたねえ。

 

ディミトリエとしても

混沌が続かないとまずいので

魔法師協会と利害が一致しています。

 

だから魔法師協会に味方するのでしょうねえ。

 

 

秩序の時代の到来を阻止するために、

そしてあの方のご意思を成し遂げるため。

 

魔法師協会と吸血鬼の王は動き出しました。

 

 

終わりに

今回はここで終了。

元サヤに戻って

一気に皇帝聖印の誕生へ

向かうところまで来ちゃいました。

 

う~ん、

マリーネがアレクシスと協力して

魔法師協会と対立する道を

最初に選択していれば

いろいろ面倒はなかったのですけどね。

 

そうすればお互い

いろんなものを失わずに済んだのに(意味深)。

 

ただそうなると

テオとシルーカも出会ってませんから、

同盟と連合は

魔法師協会にあっさり敗北していた可能性も。

 

それはともかく

ようやく吸血鬼の王も再登場して

役者が揃った感じです。

 

果たして君主の時代が来るのか?

それとも魔法師協会が裏で暗躍する

混沌の時代が続くのか?

 

次週以降も楽しみです。

 

今回のまとめ三行

  • 条約軍が同盟軍の猛攻を防ぎ切る
  • アレクシスとマリーネが元サヤに戻り皇帝聖印も誕生へ
  • 魔法師協会が動き始める

 

 

 

グランクレスト戦記第21話「粛清」の感想 「まさかあの人が魔法師協会の回し者だったとは」

条約連合同盟の三勢力会戦の末、

和睦を成立させ、

さらにアレクシスとマリーネを

くっつけることにも成功したテオ。

 

またテオ自身も

シルーカを妃にしたことを発表し、

さらに皇帝なることが確実なります。

 

第1話では

騎士にすらなってなかった若造が

まさか21話にして皇帝まで

登り詰めるとは。

 

第1話から見ている視聴者としては

感無量ですが

このまますんなり終わることはありません。

 

皇帝の誕生を望まない

魔法師協会や吸血鬼の王ディミトリエが

動き出します。

 

さて今回はどのようになるのでしょうか?

 

 

魔法師協会との決別

夜、

川辺でイチャつくテオとシルーカ。

その時シルーカのタクトが光り出し、

エーラムの魔法師からの通信が聞こえてきます。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

 

通信の内容は

エーラムで魔法師協会が蜂起。

君主を敵とみなし、

君主派と呼ばれる魔法師を粛清していると。

 

さらにタクトを通じて

遠距離通信は魔法師協会に筒抜けであり、

タクトをすぐに折る様にと。

 

すべての黒幕は魔法師協会。

テオもシルーカもそう考えていましたが

まさかここまで早く事態が動くなんて

二人とも思っていなかったでしょうね。

 

 

魔法師協会と戦うことを宣言するが

テオとシルーカは

条約連合同盟の主だった君主や魔法師を集め、

現在起こっていることの説明を始めます。

 

魔法師協会が君主を敵とみなして

エーラムで粛清を行っていることや

タクトの通信は魔法師協会に筒抜けであることを

説明。

それを聞いた君主たちは驚きを隠せません。

 

魔法師は君主を補佐するもの。

そういう考え方が染みついており、

まさか魔法師が君主の敵になるなんて

思ってもいかなかったでしょうから。

 

 

シルーカはさらに

条約連合同盟を統合して皇帝軍の設立すること、

そしてエーラムに進軍して

魔法師協会と対決することを宣言します。

 

君主を敵とみなしている以上、

話合いはできない。

そういう結論に達したのでしょうね。

 

しかし君主や魔法師の中には

魔法師協会との対決を望まない者もいるはず。

 

そういう者たちは

ここから立ち去る様にテオは話します。

 

立ち去った者は敵として

自分達を苦しめるかもしれないのに。

 

まあ、こういうことを言えるところが

テオの懐の深さであり、

人を引き付ける源泉なんでしょう。

 

テオの発言の後、

シルーカ、モレーノ、エレット、ラウラなど

条約の主だった魔法師たちは

皇帝軍への残留を宣言。

 

さらにシルーカの養父である

アウベストも同じく残留することを

宣言しますが、

アレクシスの魔法師であるホスティオは

魔法師協会と戦うことができないと

言って皇帝軍から離脱します。

 

そんなホスティオに労いの言葉を

掛けて見送るアレクシス。

 

アレクシスも甘ちゃんですね。

でもだからこそテオと気が合うのかも。

 

 

久しぶりの親子団欒

 

魔法師協会との対決を宣言した結果、

皇帝軍の戦力は3分の1に激減。

 

ただ3分の1に減っても

軍勢の数は5万。

 

これまで敵同士だった

三勢力を統合する以上、

事務処理も膨大なはず。

 

そこでシルーカと

アウベストは一緒に事務処理をすることに。

 

厄介な仕事のはずですが

なぜか嬉しそうなシルーカ。

 

やっぱりシルーカはアウベストが

大好きなんですねえ。

 

極度のファザコンなんでしょう。

でもファザコンだったら

どうしてテオを選んだのか?

 

ファザコンの人って

統計的に自分と年を離れた

男性を選ぶことが多いのに。

 

それはいいとして、

そこにアイシェラがやってきます。

 

アウベストがいるとわかって

嫌そうなアイシェラですが

シルーカがアイシェラを強引に中へ。

 

アウベスト、シルーカ、そしてアイシェラ。

血の繋がっていない家族が

久しぶりに勢ぞろいです。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

 

 

ところでアイシェラが

アウベストの養女であるって話、

アニメ版ではあったでしょうか?

 

原作では1巻か2巻で明らかに

なっているのですけど、

アニメ版はカットされたような気も。

 

巷ではダイジェスト戦記と呼ばれるくらい

原作のいろんなところがカットされている本作。

 

カットされ過ぎて

どこがカットされたのか

全部把握するのは無理ですわ。

 

3人はシルーカが選別されそうに

なった時の話を始めます。

 

実はシルーカ、

エーラムにいたころ、

バルギャリ―殿下を逃がそうとして

選別されそうになったのです。

 

選別というのは始末されるのと同義。

 

そして選別することに

アウベストも反対しなかった。

 

そのことを未だに根に持っているアイシェラ。

 

普通なら娘を優先して

選別に反対するでしょうからね。

大事な娘を守らなくて、

何が父親だ。

 

アイシェラはそういう想いなんでしょう。

 

でもアウベストも

シルーカの罪が許されると

わんわん泣いたそうですから

父親の情が全くない訳でもなさそうです。

 

だからシルーカは

アウベストのことが大好きなんでしょうね。

 

 

先日まで敵味方に別れて

戦っていた親子3人。

 

皇帝軍が設立された以上、

もう親子で戦うことはありません。

 

これからは

アウベストとアイシェラに

いっぱい甘えることができる。

 

この時シルーカはそう思っていたことでしょう。

 

しかし魔法師協会の影が

シルーカとアイシェラの間を

引き裂こうとします。

 

 

アウベストとアイシェラと別れ、

自分の天幕で仕事を続けるシルーカ。

 

そこへアイシェラがやってきます。

でも何か様子がおかしい。

 

そして・・・。

 

裏切りのアイシェラ!!そして聖杯の力が発動

虚ろな目をしたアイシェラは

ナイフでシルーカに襲い掛かります。

 

しかし間一髪ア―ヴィンがそれを阻止。

さすがシャドウ。

どこからともなく現れて良い仕事をする。

ホントにア―ヴィンがシルーカの従者をしてくれていて

よかったですわ。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

騒ぎを聞いて起きてきた

テオはみんなを自分の天幕の中へ

入る様にいいます。

 

外だと誰が聞いているかわかりませんから。

これは良い判断だと思います。

 

アイシェラの正体

 

イスに拘束されたアイシェラ。

なぜ溺愛していたシルーカを襲ったのか

その訳を話し始めます。

 

実はアイシェラは魔法師協会の特務機関に所属する

エージェントだったのです。

 

そして魔法師協会の命令に基づき、

シルーカとテオを始末するつもりだったと。

 

まあ、テオやシルーカを倒せば

皇帝軍は瓦解するでしょうからね。

魔法師協会としては

暗殺ですべて終わるなら当然やらせるでしょう。

 

でもさすがにシルーカを殺せという指令、

アイシェラは拒絶すればいいのに。

 

と思ったら、

拒絶できない理由があったのです。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

 

それがギアス!!

アイシェラの左胸のところに

ギアスが刻まれていたのです。

 

そしてアイシェラが魔法師協会に逆らうと

そのギアスが発動して

アイシェラは死んでしまう。

 

ここまで話したアイシェラは苦しみだします。

そうギアスが発動したのです。

 

慌てて魔法を使って治療しようとするシルーカ。

しかしさっきタクトを折ってしまって

すぐには魔法が使えません。

 

ああ、まさかさっきの決断が裏目に出るなんて。

 

苦しむアイシェラ。

何もできないシルーカ。

ここでアイシェラ退場か?

と思ったら、

虚ろな目をしたプリシラが

近づいてきます。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

そして聖杯の力を発動させるプリシラ。

 

何ということでしょう。

アイシェラの左胸からギアスが消えてでは

ありませんか。

 

そういえばア―ヴィンが

毒のナイフで死にそうになった時も

虚ろな目をしたプリシラが

助けていましたね。

 

もしかしてテオ一党の中で

プリシラが一番チートなのかもw

 

ただプリシラはやり過ぎました。

治癒の力が強すぎて

アイシェラの邪紋まで消してしまうことに。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

ア―ヴィン助けた時は

邪紋は消えなかったのに。

 

もしかしてプリシラの聖杯の力が

強まっているのでしょうか?

 

それはともかく、

アイシェラの命が助かってよかったです。

 

もしここでアイシェラが

死んでいたら、

シルーカは立ち直れなったかもしれませんので。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

 

さてギアスが消えたことで

アイシェラは躊躇なく

自分が知っていることをシルーカたちに話します。

 

今回のことは魔法師協会の中の

パンドラが行っていること。

 

パンドラは黒魔女ヤーナを支援し、

大講堂の惨劇を引き起こしたこと。

 

パンドラは魔法師協会の設立理由に

基づき行動していることなど。

 

どれもテオやシルーカの推測が

正しかったことを証明する話ばかり。

 

でも魔法師協会の設立理由って

何なんでしょうか?

 

これがこの物語のキーなのかも?

 

 

外ではアイシェラのように

魔法師協会の息のかかった人間が

行動を開始して

大混乱に陥っています。

 

事態を鎮静化するためテオたちも

出撃。

許されたアイシェラも出撃します。

 

 

そしてその時アイシェラが呟いたのは・・・。

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

 

どうやらシルーカに教えなかったことが

まだあったようです。

 

さすがに言えませんよね。

娘じゃ嫌だとは。

 

まあ養父と養女だから

縁組解除すれば問題ないでしょうw

 

 

目的地はエーラム

 

夜が明け、

皇帝軍の被害は明らかになります。

 

やり切れない想いの

テオ、シルーカ、アレクシス、そしてマリーネ。

 

 

グランクレスト戦記第21話より引用

 

それにしても魔法師協会は

打つ手が早い。

 

そこまでして皇帝聖印の誕生を

止めたいのでしょうねえ。

 

 

終わりに

今回はここで終了。

 

アイシェラの裏切りに驚き、

プリシラの聖杯の力にさらに驚き、

アイシェラのアウベストへの想いに

驚き通り越して唖然とさせられる話だったかと

思います。

 

原作では外伝の中で

匂わせるような記述があったので、

原作でアイシェラが自分の想いを

露わにする場面でも

「やっぱりかあ」とある程度

読者も予想できたのでしょうけど、

原作読んでない

アニメ派の方は「どうしてこうなった?」

って感じではないでしょうか。

 

まあ、アイシェラのアウベストへの態度は

すべてツンデレだったと

考えるしかないのでしょうかねえ。

 

さて次回のタイトルは「聖杯」。

 

原作通りだと

プリシラメインのお話となるのですけど。

 

やっぱり原作通りの展開になるのでしょうかねえ。

できれば原作とは違うルートに行って欲しいですけど

さすがに無理か。

 

今回のまとめ三行

  • 魔法師協会が粛正開始
  • アイシェラは魔法師協会の手先だった
  • プリシラの聖杯の力は万能

 

 

 

グランクレスト戦記第22話「聖杯」の感想 「教皇レオーネとプリシラの直接対決!!これがプリシラの運命だった?」

感想(ネタバレあり)

 

魔法師協会と戦うため、

魔法都市エーラムに向かう皇帝軍ですが

聖印教団がそれを拒もうとします。

 

魔法師協会と対立しているはずの

聖印教団がどうして?

 

予想外の展開に

テオはプリシラにすべてを託します。

 

原作通りの展開だとプリシラは…。

 

果たして原作通りに展開となるか?

アニメオリジナルとなるか?

 

 

聖印教団が皇帝軍に立ちはだかる

魔法都市エーラムに向かう皇帝軍。

 

グランクレスト戦記第22話より引用

 

 

その皇帝軍の進軍を邪魔する集団が出現します。

 

それは聖印教団。

そう魔法師協会と対立しているはずの

聖印教団がまるで魔法師協会の味方をする様に

立ちはだかったのです。

 

プリシラを教皇の元へ

 

善後策を練るために集まる

皇帝軍の首脳たち。

 

ここでテオとシルーカは

魔法師協会と聖印教団が裏で繋がっているという

自分達の仮説を披露します。

 

テオの皇帝就任、

魔法師協会の君主派の粛清から

まだほとんど時間が経ってません。

 

それなのにそれと時を合わせるかのように

聖印教団はテオを異端と判断し、

皇帝軍との聖戦を呼び掛けていますから、

テオやシルーカの仮説はほぼ正しいのでしょう。

 

さて仮説が正しいとして

問題となるのは聖印教団をどうするかです。

道を塞いでいる以上、

エーラムに向かうにはこれを排除するしかありません。

 

しかし問題となるのはその数です。

聖印教団は信者7万人を動員しており、

その中には女子供も含みます。

 

一方、

皇帝軍は何度も激戦を潜り抜けてきた

精鋭ぞろい。

 

たぶん正面からぶつかっても

皇帝軍が負けるような事態には

ならないでしょう。

 

しかし聖印教団に勝ったとしても

その話に尾びれが付いて

皇帝軍が民衆を虐げたと

魔法師協会が宣伝するのは必定。

 

そうなれば

民衆を味方にして

勢力を伸ばしてきたテオの名声に

傷が付くだけでなく、

魔法師協会に付くか、

皇帝軍に付くか、

旗幟を鮮明にしていない者たちを

魔法師協会側に付かせる契機になる恐れも。

 

どうするか苦悩する

皇帝軍の首脳たち。

 

その時プリシラが

自分が教皇の元へ赴き

説得すると言い出します。

 

プリシラは聖印教団の司教であり、

教祖の娘。

その名声は教皇といえども無視できません。

そのプリシラが赴けば

事態が好転する可能性は大いにあります。

 

その一方、

教皇レオーネは自分こそ真の聖杯の持主であると

宣伝しており、

実際に聖杯を持っているプリシラは

目の上のたん瘤のようなもの。

 

そんなプリシラが教皇の元を訪れたら、

これ幸いとプリシラを

害しようとするかもしれません。

 

そりゃあ、テオでなくても

プリシラを向かわせることを躊躇します。

 

しかしプリシラの意思は固く、

さらにシルーカもプリシラの意見に同意します。

 

これ以上の妙案もないので

テオはしぶしぶこの案を認可、

プリシラは教皇の元へ派遣することに。

 

そしてプリシラの案を押した責任を

感じているのか、

シルーカも同行することに。

 

護衛にア―ヴィンとアイシェラを連れて

プリシラとシルーカは教皇の元へ向かいます。

 

 

教皇レオーネはパンドラに一味だった

 

一方の聖印教団。

テオやシルーカの予想通り、

教皇レオーネやその側近たちは

魔法師協会、

いやパンドラの手先でした。

 

グランクレスト戦記第22話より引用

 

そしてその目的は

皇帝軍のエーラムへの進軍を遅らせること。

 

ここで時間を稼ぎ、

エーラム防衛の準備を整えさせると共に、

皇帝軍に聖印教団の信者と戦わせて、

皇帝軍は非道だと宣伝するつもりのようです。

 

それに聖印教団のトップたちはともかく、

一般の信者たちは

魔法師協会は間違っていると

これまで教えこまされていますから、

皇帝軍が始末してくれれば

一石二鳥なんでしょうね。

 

 

教皇レオーネとプリシラの直接対決、そして…

 

教皇レオーネの元を訪れた

シルーカは

皇帝軍と聖印教団の対決を避けるべく、

教皇を説得しようとしますが、

それぐらいで教皇が意思を変える訳ありません。

 

それどころか教皇は

テオの聖印を差し出せと言い放つ始末です。

もう決裂は必至。

 

プリシラの言葉と行動で形勢逆転!!だが…

 

そんな時布を深く被り、

顔を見えないようにしていたプリシラが

その布を取り去り信者の前へ。

 

教祖の娘、

そして聖杯の持主として

未だに人気絶大のプリシラ。

 

そのプリシラが姿を現し、

皇帝軍との和解を呼び掛けたのです。

 

グランクレスト戦記第22話より引用

 

 

聖杯を発動させ、

さらに教祖の言葉まで持ちだし、

理論武装も完璧。

グランクレスト戦記第22話より引用

 

 

形勢が一機に逆転、

このままではシナリオが崩れる。

それを恐れた教皇の側近、

というよりは教皇を操るギュンターが

教皇にプリシラを始末する様に使嗾。

 

それを受けいれた教皇は

これまでのすべての責任を

もう一人の側近であるジョゼフに擦り付け、

プリシラの意見に感銘を受けたように装い、

プリシラに近づきます。

 

信者の多くは

この後教皇とプリシラが握手し、

皇帝軍と聖印教団が和解すると思ったはず。

 

しかし現実は…。

ナイフでプリシラを突き刺す教皇。

 

ア―ヴィンは教皇がプリシラを害しようとすることに

気付いて阻止しようとしますが、

それを目で合図して止めるプリシラ。

 

こうなることをプリシラは

知っていたのでしょうねぇ。

これまで神のお告げとして

ア―ヴィンやアイシェラを助けたプリシラです。

おそらく自分の運命も

お告げでわかっていたはず。

そして自分がここで死ぬことが

テオたちにプラスとなることも。

 

 

グランクレスト戦記第22話より引用

 

聖杯は混沌核に変化せず

 

 

プリシラをナイフで刺した教皇は

シルーカ達を始末する様に

聖戦士たちに命じます。

 

シルーカを守るため、

ア―ヴィンとアイシェラは奮戦。

 

その一方、教皇は

プリシラの聖杯を吸収しようと

待ちますが、

いつまで経っても聖杯が混沌核に変化しません。

 

通常、聖印の1種である聖杯は

その持主が死ぬと混沌核になるはずなのに。

 

グランクレスト戦記第22話より引用

 

プリシラが息を引き取った後も

輝き続ける聖杯を見て、

プリシラこそ本当の聖杯の持主だと

改めて思い知った教皇は抗戦する気持ちを

失います。

 

ギュンターは逃亡し、

教皇レオーネを捕縛。

 

これで一応決着がつきました。

 

シルーカはア―ヴィンへ

テオをここに連れていくる様に命令します。

 

プリシラの残した聖杯を

テオに受け継がせるために。

 

 

 

テオが聖印を吸収

シルーカの命令で

テオの元に遣わされたア―ヴィンから

すべての事情を聞いたテオ。

 

やはり行かせるべきではなかった。

テオは後悔します。

 

プリシラはテオたちと一緒に

死線を潜り抜けてきた大事な仲間。

こんなところで失いたくなかった。

 

教皇の元に向かわせれば

こうなることも予想できたのに。

たぶん、そう思っているのでしょう。

 

ただ教皇の元に行ったのは

プリシラの意思ですし、

プリシラのおかげで

聖印教団の信徒たちは

教皇のくびきから抜け出し、

皇帝軍と戦って玉砕するという

最悪に未来を向かえずにすんだのです。

 

プリシラの犠牲は大きいですが

その犠牲に見合うだけの

結果を残したのも事実。

 

 

その結果の果実を

全部自分が享受するからこそ、

テオはさらにやるせないのかもしれません。

 

ラシックとエマ・ルナを護衛として

プリシラの遺体の元へ向かうテオ。

 

そしてテオは未だ混沌核になりそうもない

プリシラの聖杯を

自分の聖印に吸収します。

 

あれ、テオの聖印ってこんなに小さかった?

ミルザー倒して聖印を吸収した時は

もっと大きかったと思いましたが。

 

あと混沌核になってないのに

吸収できるのですね。

やっぱり聖杯だから

通常の聖印とは違うのでしょうか?

 

すべてが終わり、

テオはプリシラの遺体を

お姫様だっこして

自分達の陣地に連れて帰ります。

 

グランクレスト戦記第22話より引用

 

 

 

プリシラが本来いるべきだった

仲間たちと一緒の場所へ。

 

 

終わりに

今回はここで終了。

原作通りプリシラ死んじゃいました。

 

原作と違って

教皇がプリシラを殺害しようとしていることに

ア―ヴィンが気付いていたので、

プリシラ生存ルートもありえたのですけど、

結局原作通りに。

 

プリシラ自身、

あそこで自分が命を落とすのを

神のお告げで知っていたのかもしれませんね。

そして命を落とし、

聖杯をテオに吸収させることこそ、

プリシラの運命だったのかも。

 

原作通りだと聖杯の力は

ある男との決戦時に

大きな役割を果たすので

ここでテオが吸収しないと

テオがあの男に勝てないことに

なってしまいますからね。

シナリオ的にこうなるしか

なかったのでしょう。

 

さて次回からはエーラムを舞台に

皇帝軍と魔法師協会の最終決戦が始まります。

 

次回も楽しみです。

 

今回のまとめ三行

  • 聖印教団が皇帝軍を侵攻を妨げる
  • プリシラが殺害される
  • プリシラの聖杯をテオが吸収する

 

 

 

グランクレスト戦記第23話「城壁」の感想 「ラシック・モレーノ主従がサイクロプスと対決す」

感想(ネタバレあり)

 

やってきました魔法都市エーラム。

そして今度こそ最終決戦です。

 

相手は魔法師協会。

一筋縄では行かないとは

思ってましたが

まさか魔獣を使って防戦するとは。

 

戦力を温存するため

あえて少数精鋭で

サイクロプスに挑む

ラシック・モレーノ主従。

 

シルーカ、ア―ヴィンらに次ぐ

古参メンバーの活躍が今始まります。

 

そしてラシック・モレーノ主従の活躍の後は

他の君主たちの見せ場が。

 

最終回間近とあって

出し惜しみしません。

 

そして最後の最後は

テオ主従の出番…と言いたいところですが

テオ主従の活躍は次回に。

 

早く続きみたいですねえ。

 

では今回の詳しい内容は以下に記しているので、

そちらをご覧ください。

 

 

 

ラシック・モレーノ主従の晴れ舞台!!敵はサイクロプス

聖印教団の妨害、

プリシラの死、

いろいろありましたがようやく

テオ率いる皇帝軍がエーラム近くまで

やってきました。

 

さあ、最終決戦です。

 

皇帝軍・魔法師協会の準備は進む

 

大講堂の混沌儀にお祈りをする

魔法師協会を牛耳るフベルトス。

そうすると混沌儀にパンドラの顔が。

 

このパンドラが

ラスボスってことになるのでしょうか?

 

 

そして皇帝軍が

エーラムを望む丘に布陣したという情報が

フベルトスの元に伝えられます。

 

でもフベルトスは意外と余裕があります。

まあ、エーラム防衛のために

魔法師協会は魔法師を総動員できますし、

さらにまだディミトリエを温存してますから。

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

そしてフベルトスは部下に

「奴」を使うように伝えます。

「奴」というのは一体?

 

 

一方の皇帝軍。

これまでの混乱の元凶である

魔法師協会との決戦なので

君主たちもやる気満々。

 

特にラシックは自分が前線に出て

一暴れしたいという気持ちを隠そうとしません。

ホント変わりませんねラシックは。

 

でもテオはラシックと

その配下であるセーヴィス軍を

温存することにして、

先鋒はエドキア率いるハマーン軍に

任せます。

またエーラム攻撃の総指揮はアレクシスが

行うことに。

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

 

 

まあ切り札は最後まで取っておくのが

戦略の定石なので

ラシックとセーヴィス軍の温存は

妥当な決定ですね。

 

ラシックは不本意でしょうけど。

 

 

ラシック・モレーノ主従VSサイクロプス

 

エーラム攻略のための準備を進める皇帝軍。

その皇帝軍が見守る中、

エーラムの城壁の前に

ダイヤともクリスタルとも思える

大きな結晶が降ってきます。

 

そして門番と呼ばれる者たちが

その結晶の結界を取り除くと

中から現れたのは…、

 

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

単眼巨人のサイクロプス!!

 

150年前、

エーラムへ侵攻してきた単眼巨人族の長であり、

彼を倒すために多くの魔法師が犠牲になったという

言い伝えが残っている奴を

魔法師協会がエーラム防衛のために使うとは。

 

でも150年前はエーラム攻撃したのですよね?

だったらエーラムの前で解き放ったら

150年前の恨みを晴らすために

エーラム攻撃するんじゃね?

 

そんな風に思ったのですが、

なぜかその前にラシックが動きます。

 

こここそが自分の見せ場と思ったのでしょう。

そして現実問題、

他の諸侯がエーラム攻略の準備に忙しい中、

すぐに対応できるのは

控えであるらシックたちしかいなかったですから。

 

まあ、テオに相談することなく即決したのは

ラシックらしいですけどね。

 

ラシックはモレーノに

あのサイクロプスについていろいろ質問し、

戦術を練り上げていきます。

 

ラシックは目を潰して

動きを止めることをまず考えます。

 

テオと戦った時、

ア―ヴィンがグラッグの目を攻撃して

動きを止めたことを

思い出したのかもしれません。

 

しかしモレーノはその戦術に否定的です。

あのサイクロプスの目は固く、

矢弾を弾いたという記録があるとか。

 

150年前は光線鏡で

目を攻撃して動きを止めたそうですが、

こんなところに光線鏡なんてありません。

 

光?

光線鏡は無いけど、

光魔法得意な魔法師俺の前にいるんじゃね?

 

ラシックの言葉にため息をつくモレーノ。

長い間仕えているので

ラシックが言い出したら後に引かないということを

よくわかっているのでしょう。

 

これで目を潰すことが決定。

さあ、サイクロプス退治の開始です。

 

 

ラシックはサイクロプス退治に

少数精鋭で望むことにします。

 

自分以外は

モレーノ、グラッグ、そしてルーカス。

まさに古参のメンツのみ。

 

少数過ぎるだろと

思いますが

数が多過ぎては

攻撃する時に邪魔になりますからね。

 

まずは馬を降り、

聖印発動させて

サイクロプスに一太刀浴びせるラシック。

あれ?

剣で切れるじゃん。

 

案外いけるんじゃね?

 

基本戦術は

ラシックとグラッグが

ヒット&アウェイを繰り返し、

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

ルーカスが矢で牽制、

そして3人が時間を稼いでいる間に

モレーノが魔法を唱える時間を稼ぐ。

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

そして魔法でサイクロプスの目を潰したら、

後はタコ殴り。

そんな感じでしょうか?

 

苦戦すると思ったら、

優勢に戦いを進めるラシック一党。

でもラシックが油断したところに

サイクロプスの一撃が。

 

間一髪グラッグに助けられるラシック。

その代わりグラッグがピンチに。

邪紋を発動して鉄の体になりますが、

必要な攻撃でさすがのグラッグもまずい。

 

そうこうするうちにようやく

魔法の詠唱が終了し、

モレーノが光魔法を放ちます。

 

魔法はサイクロプスに目に見事命中!!

 

荷物係の部下から馬と槍を受け取った

ラシックはトドメを刺すべく

サイクロプスに特攻。

 

槍をサイクロプスの胸に突き刺し、

さらに深く深く槍を押し込みます。

 

これにてサイクロプス絶命!!

見事ラシックモレーノ主従の勝利です。

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

でも犠牲が出てしまいました。

ラシックを救った後、

何度もサイクロプスに踏みつけられた

グラッグは…。

 

グラッグの心臓が止まっているの確認する

モレーノ。

 

さすがにあれだけの激戦。

被害皆無ってありえませんから。

 

 

と思ったら、

グラッグ生きてましたw

どうやら鋼の体になると

肺と心臓も止まるらしいです。

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

 

そういうことは最初に言っとけよ。

 

150年前、

魔法師協会が苦労して倒して

サイクロプスを

弱点を知ってたといえ

わずか4人で倒してしまったラシックモレーノ主従。

 

つまり、

150年前の魔法師協会より

この4人の方が強いということに

なりますねえ。

 

これで間違いなく

ラシックたちの名前は

歴史に残りますわ。

 

皇帝軍によるエーラム城壁占領作戦が始まる

 

ラシックたちのサイクロプスを目撃した

皇帝軍の士気は最高潮に達します。

 

そしてその夜、

皇帝軍によるエーラム攻撃が開始です。

 

まずは先鋒のハマーン軍が

攻城兵器を前面に出して侵攻開始。

でもエーラムの城壁に準備された

射石砲の前に次々と攻城兵器が

潰されていきます。

 

その一方、

近距離から

逃亡伯率いるレガリア軍が

馬上からの弓矢攻撃。

また遠距離から

マリーネ率いるヴァルドリンド騎士団の

聖印弾攻撃。

 

魔法師協会側に一息つかせる暇を与えません。

 

エドキアの死んだ夫の言葉で今回の戦術を思いついた?

 

 

波状攻撃に焦った防御指揮官は

石射砲を連続攻撃をしのごうとします。

 

連続攻撃すると石射砲の砲身が

持たないことを知っている部下たちは

再考を促しますが

焦った指揮官はそれを聞きいれません。

 

仕方なく攻撃を繰り返しますが

案の定石射砲の砲身が持たず爆発。

 

ホント指揮官がアホだとどうにも

なりませんね。

 

石射砲の砲身が爆発するさまを遠くから

眺めるエドキア。

 

そんなエドキアは

アルトゥーク戦役で戦死した

夫の1人であるヨアヒムの言葉を

思い出します。

 

海の宮殿の石射砲技師だった

ヨアヒムはエドキアと夜の一戦に

挑んだ後、

石射砲は無理な連射を続けると

爆発することをエドキアに話したのです。

 

夫の言った通りだった。

それを再確認するエドキア。

 

たぶんエドキアは最初からこれを

狙っていたのでしょう。

 

だから攻城兵器を前面に押し出し、

魔法師協会が石射砲を連射させようとした。

 

魔法師協会はまんまと策に乗せられたのです。

 

さらに穴を掘って城壁近くまで進んでいた

ペトル率いるブルタヴァ軍が

人海戦術で城壁の上によじ登り、

城壁の防御指揮官を捕虜に。

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

これで城壁の制圧終了。

あれ?思った以上にこれ楽勝じゃね?

 

 

魔法師協会が潰れても、混沌の時代が続けばOK

 

エーラムの城壁が占領されたという知らせは

フベルトスの元にも届きます。

こんなに早く城壁が占領されるとは

さすがにフベルトスも想定外だったでしょうね。

 

最早エーラム失陥、

魔法師協会の崩壊は避けられない。

フベルトスもそれは覚悟しているようです。

 

しかしその一方フベルトスは諦めていません。

どうやらフベルトスは魔法師協会の維持よりも

混沌の時代が続く方が大事らしく、

皇帝であるテオさえ倒して

混沌の時代が続くことになれば

後はどうでもいいと考えているようです。

 

どうしてそこまで混沌の時代の維持を求め、

君主たちによる秩序の時代の到来を

潰そうとするのでしょうか?

 

まあ、秩序の時代になれば、

魔法師は魔法が使えなくなり、

邪紋使いは邪紋を失うかもしれないと

言われていますが、

理由はそれだけなんでしょうかねえ。

 

テオ主従が吸血鬼の王ディミトリエから招待される

苦労すると思われた城壁の制圧。

しかし諸侯たちの役割分担、

そして活躍によって無事終了。

 

これでエーラム市街への侵攻を阻むものは

何にもありません。

 

テオは皇帝軍に

エーラム市街地への進軍を命じます。

そして同時に

市民への暴行略奪禁止の命令も。

 

基本敵対しているのは魔法師協会であり、

魔法師だけ排除すればいいのです。

一般市民に暴行略奪をして

皇帝軍に恨みを持たせる必要はありませんからね。

 

でもエーラムの一般市民って

魔法師協会の恩恵を受けている人が

たくさんいるはずなので、

魔法師協会潰したら

どっちにしろ恨まれるような気もしますけどね。

 

 

さて、

テオも待っているのに疲れたようです。

どちらかというと前線で味方を

鼓舞するタイプの君主ですからね。

 

ただテオはすでに皇帝。

昔のように好き勝手できる立場ではありません。

シルーカが言ったように

テオにもしものことがあれば、

いくら魔法師協会を潰しても

皇帝軍の敗北なのですから。

 

うん、これ完全にフラグ。

危機に陥るサインやろ。

たぶん多くの視聴者がそう思ったはず。

 

そしてテオが一歩踏み出した瞬間、

周りの景色が変わってしまいます。

 

グランクレスト戦記第23話より引用

 

テオたちはエーラムを望む丘の上にいたのに

なぜか今いるところは常闇の森!!

 

常闇の森と言えばテオの領地だったところ、

と言いたいですけど、

その前は…。

 

はい、テオの前に常闇の森を治めていた

吸血鬼の王ディミトリエさん登場です。

 

追い詰められた魔法師協会の奥手は

やっぱりこの人でした。

 

テオの周りには

シルーカ、ア―ヴィン、エマ、ルナの

テオ主従しかいません。

 

さあ、ディミトリエとの最終決戦です!!

 

 

 

終わりに

今回はここで終了。

 

ラシック・モレーノ主従が

サイクロプスを撃破し、

さらに諸侯の活躍であっさり

城壁を占領して

イケイケドンドンの皇帝軍だったのですが、

最後の最後でパンドラの奥の手が。

 

ラシック主従も活躍したのですから、

テオ主従も活躍しなければいけないという

原作者である水野先生の配慮かもしれませんね。

 

さあ、次回は最終回。

吸血鬼の王ディミトリエとの戦い、

そして魔法師協会はなぜ混沌の世界を

維持しようとするのか、

それらに関してすべて決着がつくはずです。

 

まあ魔法師協会が秩序に世界が

来ないようにする理由が

原作通りになるか、

それともオリジナルになるか

原作読んだ者としては

気になります。

 

繰り返しますが次回が最終回。

1週間期待しながら待ちましょう。

 

今回のまとめ三行

  • ラシック・モレーノ主従がサイクロプスと対決
  • 皇帝軍がエーラムの城壁占領
  • ディミトリエからテオ主従が招待を受ける

 

 

グランクレスト戦記第24話(最終話)「皇帝聖印」の感想 「すべてが終わり、テオの夢が叶う最高のエンディング」

 

感想(ネタバレあり)

 

1月から放送が開始された本作も

今回で最終回です。

 

大講堂の惨劇、

テオとシルーカの出会い、

どのシーンも放映されたの

ほぼ半年前なんですねえ。

 

まあ、一昨日まで

ニコ生で一挙放送していたから

それほど懐かしいとは思いませんけどw

 

 

さて今回の最終回の見どころは3点です。

箇条書きにすると、

  • テオ一党VSディミトリエ
  • 魔法師協会が秩序の時代(君主の時代)を恐れた訳
  • 皇帝聖印の誕生とその後

 

是非この3点に注意しながら

視聴することをお勧めします。

 

 

テオ一党VSディミトリエの最終決戦!!

 

ディミトリエによって

常闇の森とおぼしき閉鎖空間に

閉じ込められたテオ一党。

 

しかし考えてみれば

これはチャンスです。

だって相手はたぶんディミトリエだけ。

 

それに対してこっちは

テオ、シルーカ、ア―ヴィン、アイシェラ、エマ、ルナ

の全部で7人。

 

いくらディミトリエが強敵とは言っても

一騎当千のこの7人でタコ殴りにすれば

案外楽勝なはず。

 

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

テオ一党は目の前の城に中へ入ります。

そして中にいたのは

予想通りディミトリエだけ。

 

この時テオ一党は楽に勝てると

思ったかもしれません。

 

何しろ7人でも十分なのに

さらにエマルナの兄であるイオンまで

やってきたのですから。

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

イオンさん、

どうやってここに中に入ってきたの?

そう思わずにはいられませんが

それをツッコむ人は1人もいませんw

 

みんなそれより

イオンが持ってきた棺桶に釘付け。

 

その棺桶に中に入っていたのは?

え?ディミトリエ?

 

実はこれがディミトリエの本体。

まさか本体は眠っていて

分身で悪さをしていたとは。

 

それじゃ、

この本体倒せば分身消えるんじゃね?

 

と思ったら、

意識は本体と分身で共有しているらしく、

本体が倒されたら

分身が本体になるだけのようです。

 

でもそれなら分身と本体で

全部で2体倒せば終わりのはず。

 

しかしそうは問屋が卸しません。

何とディミトリエさん、

分身がさらに分身できたのですよ!!

 

その数たぶん数十体。

まさか数で劣勢になるとは。

 

さらに悪いことに

ディミトリエに触れられると

生気が吸い取られるという

チート仕様。

 

ア―ヴィンたちは

ディミトリエの分身を倒していきますが

それ以上に分身を次々に誕生させているし、

際限がないわ。

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

 

さすがにヤバいかも?

おそらくみんながそう思った瞬間、

テオが聖杯の力を発動します。

 

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

聖杯の力によって

ディミトリエは分身の誕生ができなくなり、

残りのディミトリエを倒せば

終わりに。

 

聖杯の力ってここで使う運命だったのね。

 

そして

最後のディミトリエの分身に取りつく

イオンとエマルナ。

 

そしてテオがトドメを刺してジエンド。

また美味しいところをテオが持っていったわ。

 

しかしディミトリエを取り押さえていた

イオンは生気をすべて吸われてしまい

気付いた時には…。

 

イオン的には母の仇討ちに成功したのですから

本望だったことでしょう。

しかし妹であるエマルナのことを考えると

残念としか言えません。

 

分身と本体はすべて撃破。

と思ったらあと1体残ってました。

 

でも最後の1体、

何かおどおどしていて

さっきまで最後の敵として振る舞っていた

威厳がゼロ。

 

明らかにチキンのようなメンタルの

最後のディミトリエに

エマルナも拍子抜けというか

興味なし。

 

かくてディミトリエの分身1体は

見逃されることになり、

命拾いした結果となりました。

 

でも禍根を断つためにも

倒すべきだっと思いますけどねえ。

 

 

魔法師協会が秩序の時代の到来を阻止したかった理由

最後の刺客であるディミトリエも失敗。

これで秩序の時代の到来を阻止しようとした

魔法師協会の野望は完全に潰えました。

 

大講堂の中で

魔法師協会の首魁であるフベルトスと

対面するテオとシルーカ。

 

どうして魔法師協会は秩序の時代の到来を

阻止しようとしたか?尋問しますが

フベルトスは混沌儀を触れと言うのみ。

 

罠の可能性もありますが、

真実を知りたいという気持ちが優った

テオとシルーカは混沌儀に触ります。

 

混沌儀の中で

テオとシルーカが見たもの。

それは高度に発達した文明。

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

そしてその文明が強力なエネルギーを開発し、

それが兵器に転用された結果、

黒い空間に浮かんだ青い球体が大爆発を起こす。

 

それを止めるにはどうするべきか?

高度な文明の人々が混沌爆発を起こして

文明を葬り去ることを決め実行に移します。

 

その結果、

世界から秩序が失われ、

混沌の時代になっちゃった。

 

もし再び秩序の時代になってしまえば

人類はまた同じ道を進んで

今度こそこの星ごと消え去るかも。

 

だから秩序の時代の到来を阻止しなければならい。

 

これが魔法師協会が秩序の時代の到来を

阻止しようとした理由。

 

要は秩序の時代になって

文明が発達して原子力兵器が生み出されたら

人類が終わっちゃうかもしれないので

混沌の時代を維持しよう、

という訳だったということです。

 

これ、

一応原作通りですからね。

まあ理由としては筋は通っていますが

何か釈然としないかも。

 

ただこれを見てもテオは

混沌の時代を終わらせて

秩序の時代にするという決意に揺るぎはありません。

シルーカもそれに同意し、

これにて混沌の時代の終わりがほぼ確定です。

 

フベルトスはけじめとして

服毒自殺。

これで事実上魔法師協会も終焉となるのでしょうね。

 

 

 

皇帝即位!!そして2組の結婚式

魔法師協会を倒し、

エーラムを掌握した皇帝軍。

 

テオはこのエーラムを帝都とする

レオン帝国の建国を宣言します。

 

ちなみにレオンというのは

伝説のファーストロードであるレオンに

ちなんだものです。

 

時は過ぎ、

その3年後、

帝都エーラムで

2組の結婚式が執り行われようとしています。

 

一組はアレクシスとマリーネ、

そしてもう一組は

当然テオとシルーカ。

 

大事な自分の結婚式なのに

遅刻してしまうシルーカ。

 

たぶん第1話を思いださせる

演出なんでしょうね。

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

誓いのキスが終わり、

これで正式にテオとマリーネは

夫婦となりました。

 

そして同時にすべての聖印が統合され、

皇帝聖印(グランクレスト)が誕生しました。

 

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

その結果、

すべての混沌が消え去り、

秩序の時代が到来します。

 

でもそのために

バルギャリ―殿下も消滅しちゃいましたけどね。

 

まあこっちのバルギャリ―殿下が消えても

バルギャリ―殿下の本体が生きている世界

には影響ないので。

 

エピローグ:テオとシルーカのその後

 

始祖皇帝として皇帝聖印を誕生させたテオ。

これで自分の仕事は終わったとばかりに

皇帝の位をアレクシスに託すことに。

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

 

うん?

上の画像の左から4番目の女性。

 

これ11話以降全く登場しなかった

コリーンですよね。

緑色のへそ出しの服着ている人なんて

他にいないから。

 

でもちょっと唐突過ぎるわ。

ウルリカの攻撃されて絶体絶命になった後

原作と異なり全く登場しなかったので、

何かアニメ版オリジナルの役割を与えられるかもと

思っていたのに。

何なのこの残念な仕打ち。

 

もしかして存在自体を

忘れ去られていた?

 

まあ死んでなかったことが

わかって一安心だけど。

 

 

さてテオとシルーカは

システィナ島に戻り、

一領主と過ごす生活へ。

 

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

 

元皇帝としてどうなの?

とも思えますが

これこそテオが望んだ生活ですからね。

 

それを達成できたのですから

ある意味テオは勝ち組。

まさにグッドエンディングですわ。

 

グランクレスト戦記第24話より引用

 

 

ちなみに他のキャラ、

アレクシスとマリーネ、

ラシック、モレーノとかのその後は

原作に記されているので

興味がある方は是非原作を購入して読みましょう。

 

 

全24話視聴して思った悪い点と良い点

これにてグランクレスト戦記24話

終了でございます。

 

皆さまお疲れさまでした。

 

最後はテオの夢が叶う終わり方でした。

 

作品によっては最終話で有力キャラが

バタバタと死んでしまうものもあるので

心配でしたが、

何とか原作通りで安心しました。

 

まあ、プリシラのファンの方以外は

ほぼ納得ではないでしょうか。

 

しかしテオはホントに皇帝に執着せず

さっさとシスティナ島に帰っちゃいましたね。

 

これを責任放棄だと

考える人もいるでしょうけど、

テオの目的は混沌の排除と

システィナ島の領主となって

シルーカと一緒に過ごすことですから。

 

少なくとも

混沌排除するのに全力を挙げたのですから

責任は十分果たしたと思います。

 

 

さて本作はこれで終了ですので

アニメ版に関していくつか

言いたいことがあるのが

以下に記します。

 

 

アニメ版の悪かった点

 

まず1つ目、

前半の展開が速すぎ。

 

まあラノベ全10巻を

2クール24話に入れ込むには

前半が駆け足にならざるを

得なかったのでしょうけど、

さすがちょっとやり過ぎだったと

思います。

 

というか、

2クールに収めようとするのが

無謀だったと言わざるを得ません。

 

せめて後1クールあれば

もっと多くの視聴者を

熱狂させることが可能だったと

思います。

 

 

次に2点目。

特定のシーンに尺を長く取り過ぎ。

 

例えば第9話のマリーネが

純潔をミルザーに捧げるシーン。

 

あそこはマリーネの本気度を

視聴者に示す大事なシーンだと

思いますが

あれだけの尺を取る必要なかったと

思いますわ。

 

確かにインパクトはありましたが

そのインパクトが強すぎたために

ニコ生などでは中古だのグラインドなど

ハッキリ言って見るに耐えない

コメントばかりになりましたから。

 

あのシーンは別に事に及んでいるシーンを

なくても十分伝わるところ。

できればもうちょっと影響を

考えて欲しかったです。

 

エロいシーンがあってもいいですが

今作はあくまで戦記物なので

ほどほどにすれば良かったのにと

個人的には残念でたまりません。

 

 

最後の3つ目。

以前総集編の感想記事でも書きましたが

ナレーションと地図を

入れて欲しかったです。

 

戦記物はそのバッグボーンとなる

膨大な情報を

視聴者に伝える必要があります。

 

もちろん絵やキャラのセリフで

すべて説明できれば

一番良いのですけど、

さすがに登場キャラがたくさんいて、

広いマップを動き回る本作の場合は

とても無理。

 

だからこそ

ナレーションを入れて

視聴者に現在の状況は背景を

逐一説明して欲しかったですね。

 

例えばアレクシスが

ドーソン侯を破った後、

どうしていきなりエーリクと

戦うことになったか

説明がありませんでした。

 

原作だと

ルクレール伯に一度破れて

大陸から撤退したエーリクが、

ルクレール伯の敗死を知って

大陸に舞い戻り、

連合所属の諸侯の領地を荒し回ろうとした

というのが発端だったはず。

 

ナレーションがあれば

そこの説明ができたと

思うのですけどね。

 

また同時に地図があれば

テオは今どこにいるか

視聴者も想像できたはず。

 

まあ総集編以降、

公式ツイッターで

地図を乗せてくれるように

なっただけでもマシでしたが

やっぱり本編中に入れて欲しかったです。

 

ちなみにゲーム版では

本編の中に地図が表示されるので

大変わかりやすいと思いました。

 

 

アニメ版の良かった点

 

 

悪い点だけ書いて

良い点を指摘しないのは一方的なので

良い点も書くことにします。

 

まず1つ目は戦闘シーンの作画です。

特にミルザーVSテオの一騎打ちと

ラシック一党VSサイクロプスの戦いの箇所。

あそこは鳥肌ものでしたね。

 

動きを重視したため

一見作画が崩れたように見えなくも

ありませんが、

それを消し去るぐらいの

迫力のある動き。

まさに戦闘シーンとは

こうあるべきだと思いました。

 

また戦闘シーンに関しては

テオの剣術の腕が

時を経るにつれて

目に見えるくらい向上していくのが

好印象でした。

 

最初はへっぴり腰気味で

ア―ヴィンから素質はあると

褒めているかどうか微妙なことを

言われていた第1話。

 

それがモレーノと一騎打ちをし、

ヤーナと戦い、

ドーニと戦い、

ミルザーと一騎打ちを行い、

最後はディミトリエと戦う。

 

順を追ってどんどん強くなっていくのが

わかるのは本当に良かったです。

 

 

次に良い点の2つ目。

キャラが立っていたこと。

もちろん原作者の水野先生の功績は大ですが

それに加えて各キャラを演じた声優さんの

力も凄かったと思います。

 

個人的にはミルザー役の羽多野渉さんの演技が

良かったです。

自分の言うことが正しいと信じて疑わない

ミルザーがテリウスの言うことを聞きはじめたり、

自分の破滅を前に自嘲気味に話すところが

好きでした。

 

だからこそ「グラおじ」とか

嘲笑の対象になったのが本当に残念でした。

 

まあ言っている人達も

愛情を込めてそういうあだ名を

つけているのでしょうけどね。

 

だいぶん長くなったので

これぐらいにしておきます。

 

終わりに

 

この半年の間、

文句もありましたが

それ以上に楽しめたと思います。

 

原作者である水野先生、

また声優さんや柏田Pを始めとするスタッフのみなさん、

興味深く楽しめる作品を作って頂き

ありがとうございました。

 

 

今回のまとめ三行

  • ディミトリエ(分身)との死闘
  • 魔法師協会が秩序の時代を拒んだ訳
  • テオの夢が叶う終わり方