銀河英雄伝説【旧OVA版】第26話「さらば遠き日」の感想 「一番失ってはいけないものを失いました」

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感想(ネタバレあり)

 

今回で一区切りとなります。

前回アンスバッハがブラウンシュバイク公の遺体の中に隠していた銃器でラインハルトを暗殺しようとしたところで終了し、その後どうなったかが気になっているはず。

 

結果を書けば、アンスバッハのラインハルト暗殺は失敗します。

ただしアンスバッハはラインハルトの半身を奪うことには成功したのです。

 

ラインハルトの半身。それはラインハルトの物理的な半身を意味するのではありません。

正直ラインハルトにとっては自身の肉体の半分を奪われた方がまだマシだったかも。

それくらい今回ラインハルトが奪われたものは大きかったのです。

 

第25話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第25話「運命の前日」の感想 「親友との間の隙間風が仇に」

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キルヒアイスの肉体がラインハルト暗殺を失敗させる

 

 

ブラウンシュバイク公の遺体の中に小型のランチャーを隠し、そのランチャーでラインハルト暗殺を図ったアンスバッハ。

 

瞬時に動いたキルヒアイスはアンスバッハに体当たり。

その結果ランチャーの射角が狂い、狙いが逸れてラインハルトに命中しませんでした。

 

キルヒアイスグッジョブです。

 

しかしラインハルト暗殺に執念を燃やすアンスバッハは他にも武器を隠し持っていました。

それが指輪に仕込んだレーザー。

 

もみ合うちにそのレーザーがキルヒアイスの首にヒット。

 

動脈が損傷したのかキルヒアイスの首からは大量の血が吹き出してしまいます。

 

ここでようやく他の提督たちがアンスバッハを取り押さえますが、アンスバッハは歯に仕込んでいた毒薬で自裁。

 

そしてキルヒアイスは、宇宙を手に入れてください」という言葉を最期に永眠することになります。

 

 

仮にキルヒアイスが今までと同じく拳銃を携帯していたら…。

仮にもっとブラウンシュバイク公の遺体の検査をしていれば…。

仮に捕虜の引見なんてしなければ…。

 

後悔の種は尽きませんがどんなに後悔してもキルヒアイスは戻ってきません。

 

ラインハルトは自分の決定によって自分の半身を失ったのです。永遠に。

 

ラインハルト不在でもリヒテンラーデ公との権力闘争には勝たなければいけない

 

キルヒアイスを失ったラインハルトはキルヒアイスの遺体のそばから離れません。

ラインハルトからは覇者の面影が無くなり、生きる屍のようです。

 

ラインハルトだけならもうこのままでもいいかもしれません。

でも彼に忠誠を誓い彼に運命を託した提督たちにしたらたまったものではありません。

 

結論の出ない会議を提督たちが行っている最中、突如現れたオーベルシュタイン。

 

オーベルシュタインはキルヒアイス暗殺の首謀者として潜在的な敵であるリヒテンラーデ公を排除するよう提督たちを嗾けます。

 

貴族連合軍がラインハルトに滅ぼされた以上、ローエングラム=リヒテンラーデ枢軸の目的は達せられました。

当然次はラインハルトとリヒテンラーデの権力闘争となります。

貴族連合という共通の敵がいたからこそ、組んだだけ。もともとラインハルトもリヒテンラーデ公も相手のことを道具としか見てませんので。

 

リヒテンラーデ公側もラインハルト排除を狙っているはず。

だったらリヒテンラーデ公をキルヒアイス殺害の主犯に仕立てて処分してしまう。

リヒテンラーデを排除する名分にキルヒアイス殺害を使うことで、リヒテンラーデ排除の正当性を主張する。

こんなことを思い付くオーベルシュタインってマジで恐しい。

 

しかしこのように頭が切れるのでミッターマイヤーやロイエンタールたちが余計警戒するのですけどね。

 

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ラインハルトの変化がロイエンタールの運命を変えた?

 

 

リヒテンラーデ公排除を提督たちに任せる一方、オーベルシュタインはラインハルトを立ち直らせることができる唯一の存在、姉のアンネローゼに連絡を取ります。

 

普通なら誰もやりたがらない役。

それを平然とやってのけるオーベルシュタインって得がたい存在だと思います。

このような人材、ラインハルト陣営には他にいませんからね。

 

オーベルシュタインが手筈を整え、アンネローゼと会話をするラインハルト。

 

この時の会話の一部はわざと聞こえないような演出がされていますが、ラインハルトが質問に対するアンネローゼの答え、たぶん誰でも予測できますよね。

 

アンネローゼと話して吹っ切れたのかラインハルトに表面上覇気が戻ってきます。

 

でも同時にわずかに残っていた温かみが消え失せたようにも感じます。

 

以前は冷酷さと温かみが両立していたよう感じでしたが、もう冷酷さしか残っていないような…。

 

リヒテンラーデ公を捕らえた報告をするロイエンタールも何か感じたのでしょうね。

変わってしまったラインハルト。

つまりキルヒアイスの死はそれだけ大きかった。

でもロイエンタール自身が死んだら、キルヒアイスの時のようにラインハルトは喪失感を覚えるのか?

 

ある意味キルヒアイスへの嫉妬とも思えますが、同時に自分はたやすく切り捨てられる存在とも思えてきたのでしょう。

母親に殺されかけた過去を持つロイエンタール。

だからこそラインハルトの変化に反応してしまったのかもしれません。

 

 

銀河英雄伝説【旧OVA版】第26話を視聴し終わって

 

今回はここで終了。

次回27話以降が第2期シリーズとなります。

第2期シリーズは要塞対要塞、同盟領への侵攻、そしてラインハルトとヤンの直接対決など1期以上に見どころ満載です。

 

銀河の歴史はまだ4分の1が終わった程度。

まだまだ続きますよ。

 

第27話の感想記事はこちらからどうぞ。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第27話「初陣」の感想 「ユリアンの活躍ばっかりに目がいってしまいます」

今回のまとめ三行

  • キルヒアイスがラインハルトを守るために自分を犠牲にする
  • 潜在的な敵を配下の提督たちが排除
  • 宇宙を手に入れるためラインハルト再始動