【Fate/Apocrypha】黒のランサーこと『ヴラド3世』って史実ではどんなことしたの?

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TVアニメ「Fate/Apocrypha」黒のライダーの次回予告 第5話より引用

TVアニメ「Fate/Apocrypha」黒のライダーの次回予告 第5話
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Fate/Apocryphaに登場する黒のランサーことヴラド3世。

 

あまり聞いたことない名前ですけど、この人の別名はたぶん日本人ならほとんどの方が知っているはず。

 

別名はドラキュラ

 

そうあの吸血鬼伯爵のモデルとなった人物なのです。

 

今回は史実におけるヴラド3世が、どんなことをやって歴史に名を残したのかを書いていきます。

 

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ドラキュラ伯爵のモデル

 

ヴラド3世はワラキア(現在のルーマニアの南部)の国王ヴラド2世の次男として誕生します。

 

ヴラド3世の父であるヴラド2世はドラクルと呼ばれていて、ヴラド3世はその息子であるからドラクレア(英語名ドラキュラ)と呼ばれるようになったのです。

 

ただしドラキュラには吸血鬼と言う意味は元々なくて、後年ヴラド3世の悪いイメージと吸血鬼伝説が重なって、ドラキュラ=吸血鬼となったようですね。

 

 

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ヴラド3世は苦難の連続

 

 

ヴラド3世が生まれた頃のワラキアは、オスマン帝国に押されて存亡の危機に立たされていました。

 

そしてヴァルナの戦いで敗北したヴラド2世はオスマン帝国への臣従を決意し、その証拠として息子であるヴラド3世を人質としてオスマン帝国に差し出します。

 

ところがヴラド3世がオスマン帝国の人質とされている間に父であるヴラド2世とその長男が暗殺され、ワラキアは隣国ハンガリーの後援を受けたヴラド3世の又従兄弟に奪われてしまうことに。

 

しかしオスマン帝国はこれを認めず、人質になっていたヴラド3世の後ろ盾となってワラキアに侵攻。

ヴラド3世をワラキア公にするのに成功しますが又従兄弟の逆襲を受けてヴラド3世はワラキアを捨てて隣国に逃亡します。

 

その逃亡中、今度は又従兄弟とその後ろ盾だったハンガリーが反目したことを知り、ヴラド3世はハンガリーの力を借りて再びワラキアに侵入し、又従兄弟を倒してワラキアを取り戻すことに。

 

 

敵兵を串刺しにして戦意を喪失させる

 

ワラキアを再奪取したヴラド3世は中央集権化を進める一方、以前後ろ盾になってくれたオスマン帝国との関係を切ることにします。

 

これにオスマン帝国が大激怒し、オスマン帝国のスルタンであるメフメト2世が自ら兵を率いてワラキアに侵攻することに。

 

オスマン帝国の大軍に正面から対抗できないヴラド3世は今で言うゲリラ戦や焦土戦を挑み、オスマン帝国に少なくない損害を与えます。

 

しかし戦況を変えることはできず、ヴラド3世は居城を捨てて逃亡。

 

オスマン帝国軍はヴラド3世の居城を接収しようと城内に入りますが…。

 

オスマン帝国の兵士たちが見たのは、串刺しにされて無残な最期を遂げた同胞たち。

 

ヴラド3世はこれまでに捕らえたオスマン帝国軍の捕虜を串刺しにしてそれを城に放置したのです。

 

この光景を見たオスマン帝国軍は戦意を喪失しワラキアから撤退することに。

 

この一連のことからヴラド3世はドラキュラと共に串刺し公と呼ばれることなるのです。

 

 

ここまでしてワラキアを守ったヴラド3世でしたが、さすがにこれはやり過ぎと民衆から見放されてしまいます。

 

オスマン帝国の後援を受けた弟にワラキア公の地位を奪われ、さらに逃亡先でオスマン帝国に追われたにも関わらず、オスマン帝国に協力したという塗れ衣を着せられて幽閉されてしまうことに。

 

改宗してでも地位に固執するが

 

幽閉されること2年。

自らカトリックの改宗したヴラド3世はカトリック教の国々から支援を受けて3度目のワラキア侵攻を行い、3度目のワラキア公の地位に就きます。

 

しかし当然これはオスマン帝国の攻撃を招き、1476年にとうとうヴラド3世は戦場に倒れ、45年の生涯を閉じました。

 

3度故国に侵攻して3度ワラキア公に就く、諦めるということを知らない人物だったみたいですね。

 

その一方敵に容赦せず、その結果、ドラキュラだの、串刺し公だのという異名が付けられることになってしまうのです。

 

こういう史実の話を知るとアニメのヴラド3世も設定が史実にかなり寄せているのがわかると思います。