今期のラノベ枠。
その一番の期待作がいよいよ始まりました。
1話は原作のかなり後半のエピソードを持ってきて、主人公のヤバさを認識させるつもりだったのでしょうかねえ。
自分が強くなることだけに集中し、それ以外のことには無頓着な感じの中二病野郎。
サイコパスと言っても過言ではないかも。
個人的にはそう思いました。
そしてお約束の事故による異世界転生。
異世界で望む力と美人な配下達を得て、悪の秘密結社との戦いが始まる。
こんな感じで1話終了。
AパートBパートで主人公みたいな立ち位置だった西野さんは今後出てこないのでしょうかね?
誘拐事件を経てやっと影野と仲良くなれる下地が出来たのに。
個人的な感想を書くと、1話としてはボチボチな内容だったと思います。
原作の順番入れ替えたので原作至上主義の方にはイマイチからもしれませんが、原作通りすぐに異世界転生すると他の作品との差別化ができませんからね。
それに誘拐犯とのバトルシーンを入れることで、ストーリーが単調になるのを阻止できましたし。
作画や動きの描写は十分合格点。
Cパートのヒロインたちの顔のアップのシーンで、ちょっと鼻の描写が気になったくらいであとは良かったです。
さすがダーウィンズゲームを作った制作会社ですわ。
西野さんが主人公みたいな描写
陰の実力者になりたくて!第1話より引用
AパートとBパート前半だけ見ると、主人公は西野さんだと誤解するような作りでした。
たぶん西野さん視点で主人公のヤバさを認識してもらおうという制作側の意図があったのでしょうけど。
西野さん視点でも主人公ヤバいですよね。
- クラスメート、それも席がとなりの女子の名前を覚えてない
- 段は誰とも接しない
- 学校でも鍛錬
サイコパスな中二病としか思えんわ。
西野さんは主人公が嫌いだと言ってましたけど、嫌いな理由は「いつも違う場所を見ている」から。
西野さんは主人公の内面に気付いたからこそ嫌いになったようです。
自分とちょっと似ていると感じたのでしょうね。
スタイリッシュ暴漢スレイヤーが西野さんを救う
形的には西野さんを救った主人公。
でも主人公的には西野さんを助けたのはあくまでついで。
真の目的は自分の力が誘拐犯に通用するか確かめるためだったような気がします。
だって西野さんを救出するだけだったら、天井のガラス窓から侵入するという目立つ方法は取らないでしょう。
誘拐犯が気付き、対等な条件で戦うことを目的にしてたと思いますわ。
それに「スタイリッシュ暴漢スレイヤー」って名前はね~よ。
西野さんもドン引きだよ。
バトルシーンは主人公が危ないところもありましたが、基本主人公が優勢。
元軍人の誘拐犯相手でもバールを使えば高校生でも対抗できるようです。
まあ、主人公は日ごろの鍛錬を積み重ねたようなので、普通の高校生ではないでしょうけど。
最終的に主人公が誘拐犯を倒して終了。
誘拐事件自体は西野さんのパパがその力(権力?財力?)を使って公にならないようにしたようです。
そんな力があるなら「最初の誘拐事件もその力を使ってもみ消せよ」と言いたいです。
「誘拐事件をもみ消す力を持っている西野さんの父親こそ、陰の実力者なんじゃね?」と思った視聴者は結構いると思いますわ。
Cパートから本当の主人公の暗躍が始まる
陰の実力者になりたくて!第1話より引用
Cパート。
前日譚が終わりようやく本編開始です。
主人公は欲しかった力を得て、さらに美人さんぞろいの配下を得て、言うことなしな感じ。
これぞなろう原作作品の醍醐味ですわ。
でもメインヒロイン枠7人は多すぎるだろ。
それに一度に出すなんて。
たくさんヒロインがある作品でも小出しにするのが普通なのに。
まあ、2話から時間軸が戻ってヒロインたちが仲間になる過程を描くかもしれませんからね。
顔見世的な目的なのかもしれません。
陰の実力者になりたくて!第1話を視聴し終わって
俺たちの戦いはこれからだ。
という感じで1話は終了。
Cパートが本編で、AパートとBパートは前日譚みたいな位置づけでしょうかね?
とかく単調になりやすい異世界転生モノの冒頭を他のエピソード引っ張ってきて上手くまとめたと思います。
バトルシーンあったし、主人公の性格の一端がわかったし、そしてヒロインたち勢ぞろいを見れたし。
2話から原作通りに進むのでしょうか?
それとも1話のように違うエピソードを入れたりするのでしょうか?
どちらにしろ続きが楽しみです。
第2話の感想記事はこちら。