【Fate/Apocrypha】黒のセイバーこと『ジークフリート』は叙事詩の中でどう描かれているのか?

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黒のセイバーなのに

ホムンクルスを助けるために

トンデモナイ行動に出た

ジークフリート。

 

実は彼は実在の人物ではありません。

世界史の教科書にも記載されている

ニーベルンゲンの詩という叙事詩に

登場するキャラクターなのです。

 

では叙事詩に中でジークフリートは

どんな風に描かれているのでしょうか?

 

 

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竜を倒した英雄

 

ジークフリートの名を知らしめたのは

竜退治です。

見事竜を倒したジークフリートは

全身に竜の血を浴びます。

 

古来より竜の血を浴びた者の肉体は

亀の甲羅のように固くなり、

剣などで傷つけることが

できなくなると言われていました。

 

当然ジークフリートの体も

そのようになりましたが、

実はジークフリートの背中に

1枚の菩提樹の葉っぱがひっついており、

そこだけ竜の血を浴びなかったのです。

 

そしてこのことが

ジークフリートの命取りとなります。

 

Fate/Apocryphaの第2話で

黒の陣営が

真名を話すという約束をしていたのに

ジークフリートのマスターの

太っちょおっさんが

それを反故にしていましたが、

真名を知られてジークフリートの

弱点を知られるのを恐れて

反故にしたようですね。

 

まあ聖杯大戦で黒の陣営が勝てば

次は全部敵になるので、

これはこれで正しい判断ですが。

 

 

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妻のせいで暗殺される

 

 

成人したジークフリートは

ブルクント王国の国王

グンターの妹である

クリームヒルトに興味を持ち、

グンターにクリームヒルトと

結婚したい旨を伝えます。

 

 

それに対してグンターは

アイスランドの女王であった

ブリュンヒルトとの仲を取り持ってくれれば

結婚を許可するという条件を出します。

 

実はこのブリュンヒルトが

トンデモナイ女傑で

彼女と戦って勝てば

嫁になるけど、

彼女と戦って負ければ

相手を殺すと宣言し、

それを実行してきたのです。

 

そこでジークフリートは

魔法の蓑を使ってグンターを

密かに支援します。

 

その甲斐もあって

グンターはブリュンヒルトに勝利して、

約束通りブリュンヒルトは

グンターの嫁になります。

 

そしてジークフリートも

クリームヒルトと結婚して

めでたしめだたし・・・

とはいきませんでした。

 

ジークフリートとクリームヒルトが

結婚して10年。

 

ネーデルラントの国王となっていた

ジークフリートは

久しぶりにブルクント王国を訪問し、

ブンターやブリュンヒルトと

対面しますが

そこでブリュンヒルトとクリームヒルトが

些細なことで言い争いを始めます。

 

そして売り言葉に買い言葉、

クリームヒルトがブリュンヒルトを

侮辱するようなことを言ってしまい、

両夫婦の仲が一気に悪化します。

 

もともとジークフリートを危険人物を見ていた

ブンターの部下であったハーゲンは、

この機会を利用してジークフリートを

亡き者にしようとします。

 

 

 

ただ竜の血を浴びたジークフリートは

事実上の不死身の体を持つ男。

その弱点がわからないことには

どうしよもありません。

 

そこでハーゲンは

元々ブルグント王国人であった

クリームヒルトを言葉巧みに騙して

ジークフリードの弱点を

聞きだすことに成功。

 

そしてついに

隙をついて

ジークフリートの暗殺に

成功するのです。

 

これがニーベルンゲンの詩の

ジークフリートです。

 

うん、竜を倒すところはともかく、

その後はちょっと・・・って感じですね。

 

ちなみにニーベルンゲンの詩は

ジークフリートが死んだ後の記述もあり、

それはクリームヒルトの敵討ちが

メインのようです。

 

それにしても

最期があんまり過ぎますね。

Fate/Apocryphaでも

早めに退場してしまったし、

この後再登場はないのでしょうかね?