アイリス王女可哀想。
それが視聴し終わった時に思ったことです。
今回前半はアイリス王女の葛藤が描かれてたのに、たぶん最後の数分でほとんどの視聴者の頭に残っているのはローズ会長とスタイリッシュ盗賊スレイヤーのはずなので。
オリアナ王国のため父親である国王を殺害。
そして自裁しようとしたローズ会長。
ローズ会長の行動に哀れさと強さを感じる良いシーンが、そのローズ会長の一言で台無しになるんて(褒め言葉)。
シリアスの中にも平気で笑いどころを持ってくる。
それが本作の良いところかと。
普通は躊躇するでしょうからね。
第18話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
陰の実力者になりたくて! 18話の感想「良いシーンがヒョロのせいで台無し(褒め言葉)」
アイリス王女の葛藤
陰の実力者になりたくて!第19話WEB予告より引用
今回の前半はアイリス王女がメイン。
一人の魔剣士として相応の力を持っているのに、王女という地位のために腫れ物に触るような扱いをされる悔しさ。
それが丁寧に描かれていたと思います。
生真面目すぎる性格もマイナスに作用しているのでしょうね。
もう少し妹さん(アレクシア王女)が持っているいい加減さをこのアイリス王女も持っていれば楽だったでしょうに。
そんなアイリス王女にとってこのブシン祭は自分の実力を知らしめる良い機会。
父親である国王の前で実力を示し、自分の意見(聖教への対処)を聞き入れてもらおうと考えていたかも。
まあ、ジミナ・セーネンのせいで実力を示すどころか、国王を落胆させただけという最悪の結果になりましたが。
殺気だけでアイリス王女を圧倒するなんてジミナ・セーネン桁違い過ぎ。
ローズ王女の決意とスタイリッシュ盗賊スレイヤー
陰の実力者になりたくて!第19話WEB予告より引用
ローズ王女の決意。
それは国のために父親であるオリアナ王国の国王を殺害することだったかと。
ドエム・ケツハットを消すのがベストですけど、前回失敗している以上、たぶん今回も無理。
それだったら傀儡とされている父親を殺害、そして王女であるローズ会長自身も自裁することでドエム・ケツハットの野望を一時的にも止めるつもりだったのでしょう。
ローズ会長が生き残れば、ドエム・ケツハットはローズ会長を傀儡にしてしまうでしょうから。
悲壮な決意、そして儚い。
そんな雰囲気でいっぱいになりましたが、それがギャグで打ち消されてしまうとは。
ローズ会長の自裁と止めるべく乱入したジミナ・セーネン、いやシャドウ。
重要なシーンでジミナの正体を晒し、周りの度肝を抜くという中二心を満たす良いところだったのですが、それをローズ会長に台無しにされるなんてシャドウも予想外だったことでしょう。
スタイリッシュ盗賊スレイヤー。
それはローズ会長の幼少期、誘拐されたローズ会長を結果的に助けることになったシドが名乗った仮名。
まさかそれがシャドウの良いシーンを潰すことになるなんて完全な若気の至りです。
シリアスシーンの中にこんなギャグシーン入れ込むなんて勇気ありますねえ。
シリアスシーンが吹っ飛んで茶番にしか見えなくなる可能性もあるのに。
まあ、そこが本作の良さでもあります。
それにシャドウ=スタイリッシュ盗賊スレイヤーということがわかったことで、ローズ先輩もシャドウの言うこと素直に聞き入れた感じなので(自裁を止めた)。
お姉ちゃんは報われない
陰の実力者になりたくて!第19話WEB予告より引用
シドのお姉ちゃんのクレアさん。
本当に報われませんねえ。
弟に良いところ見てもらうためにVIP席用意したのに、シドはクレアさんの試合を全く見ず。
まあ、ジミナに化けてアイリス王女との試合に臨まなければいけないので、仕方ないのですけど、クレアさん可哀想。
それに肝心の強さもドエム・ケツハットから取るに足らないという評価されてし。
このお姉ちゃんも報われて欲しいですねえ。
陰の実力者になりたくて!第19話を視聴し終わって
VIP席に乱入してローズ会長の自裁と止めたシャドウ。
あとはドエム・ケツハットを排除するだけと思ったら、ベアトリスとの戦闘に突入したところで今回は終了。
次回はいよいよ最終回です。
ローズ先輩の今後、ドエム・ケツハットとオリアナ王国の行方、そしてシャドウVSベアトリスの結果。
残り1話でどこまで描かれるのでしょうか。
次回も待ち遠しいです。
第20話の感想記事はこちら。