銀河英雄伝説【旧OVA版】第54話「皇帝万歳!」の感想 「物語の一区切りですけどフラグ立ち過ぎ」

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感想(ネタバレあり)

今回は本作第2期の最終話、

そしてローエングラム王朝が成立する大事なお話となっております。

まあそれ以上にフラグが立ち過ぎて

不穏な空気が流れる話でもありますけど。

ラインハルトとヤンの最初で最後の会談

同盟軍と帝国軍の停戦が成立した後、

バーミリオン星系にはぞくぞくと帝国軍が集まってきます。

ヤンがフレデリカ、キャゼルヌ、シェーンコップたちと朝食を食べている時点で

帝国軍の艦艇は4万隻を超えている模様。

この時ヤン艦隊で戦える艦艇は3000隻あまり。

分艦隊レベルの戦力しか残っていないのは衝撃的です。

バーミリオン会戦直前には、

第14第15両艦隊の残存戦力を含めて

2万隻弱の艦艇を有していたはずですけど。

もし停戦が破られたら

さすがにヤンでも逃げるしかないでしょうね。

まあたぶん逃げられないでしょうけど。

前回離脱することが決まったメルカッツやポプランたちは

既にいずこかへ逃亡したそうです。

艦艇60隻将兵1万人あまり。

数万隻単位で艦隊戦するのが通常であるこの銀英伝の世界では

ささやか過ぎる数ですけど、

主目的はメルカッツの命を守ることですので

まあこれでいいのでしょう。

でも後にこのメルカッツたちが起こしたことが

ヤンの身に災いをもたらすことになるのですけどね。

さて戦い終わってヤンとラインハルトは会談することになりました。

たぶんここが今回のメインです。

でもこのシーンは是非ご自身で視聴してほしいので

あんまり詳しく書きません。

是非有料動画配信サイトかDVDなどで

ご視聴ください。

で、この会談の内容を掻い摘んで書くと、

・ラインハルトがヤンを帝国元帥の階級でヘッドハンティングしようとする

・ヤンはラインハルトの誘いを拒絶

・ラインハルトが民主政治の欠点をあげつらう

・ヤンが反論、でもラインハルトを論破できず

・ラインハルトが友人(キルヒアイス)との約束をヤンに話す

・キルヒアイスが生きていれば死んだヤンと対面することになっただろうと強気な発言

・ヤンが退役することをラインハルトに話す

こんなところでしょうか。

民主政治に関するヤンとラインハルトの認識は

絶対に交わることがなさそうな感じがします。

あとちょっとこの部分だけは説明臭くなり過ぎているとも思いましたね。

ヤンが絶対にラインハルトの部下にならないことを示す大事なシーンですが

余韻や仕草を使って

説明をもうちょっと軽くできなかったのかなあと思います。

まあ原作通りなのでここをアニメのスタッフだけで削るのは勇気がいるでしょうけど。

会談の後、

ラインハルトは同盟の首都星ハイネセンに赴き、

同盟と正式な停戦条約を締結します。

いわゆるバーラトの和約というやつです。

あくまで停戦条約であり

終戦条約でないというのは結構重要な気がします。

だって停戦って戦闘の一時的な終了を意味するものであって、

この先ずっと戦闘を行わないという意味ではありませんからね。

戦闘を恒久的に終わらせるならば、

終戦条約なり、

和平条約を締結しますから。

まあ、帝国としては

今は同盟を生かしておいてやるが

時期が来れば同盟を完全併呑できるよう

停戦条約にしたのでしょうね。

武力を使わないで併呑できればベストですけど、

一応武力を使う場合も想定しているのでしょう。

あとこの条約の調印に

同盟側は元首たるトリューニヒトが出席したのに、

帝国側の代表はなぜか帝国軍総参謀長に過ぎないオーベルシュタイン。

普通国と国との条約を締結するなら

地位が高い文官同士が結ぶと思いますが、

帝国側の代表が軍人であるオーベルシュタインにすることで

同盟が格下であると見せつけることを狙ったのでしょうね。

トリューニヒトはこのバーラトの和約の締結の後、

すぐに最高評議会議長を辞任して

ラインハルトに助けを求めます。

祖国を捨てて数日前まで敵だったラインハルトに助けを求めるとは

さすがトリューニヒトと言わざるを得ません(嫌味)。

まあヒルダが同盟に停戦を強いるときに

最高責任者の罪は問わないと

勝手に約束してしまったので、

トリューニヒトを助ける義務が

帝国にはあるのですけどね。

結局トリューニヒトは

帝国本土で生活することになりますが

絶対にこれ帝国に災いを起こすフラグだと、

最初見た時は思ったものです。

まあ、その予想は半分あたりましたけどね。

災いは帝国ではなく、〇〇〇〇〇ー○個人に来た感じですから。

フラグといえば、

トリューニヒトが議長を辞任後、

その職を引くつぐことになったのはジョアンレべロも

フラグといえばフラグです。

気難しい性格ですが

同盟を存続させるために本人はやる気満々。

ただこの人、

以前結構ヤンのこと危険視してましたからね。

果たしてどうなるやら。

そして同盟には帝国の代理人として高等弁務官が置かれることに。

最初この職はロイエンタールに任せる予定でしたが、

オーベルシュタインの反対で断念。

変わってレンネンカンプが高等弁務官になることに。

高等弁務官って帝国の不利益にならないように同盟に介入する必要がありますので

軍人よりも視野が広い文官に任せた方がいいと思いますけどね。

それにレンネンカンプってヤンに2回負けているし。

オーベルシュタインが言っていたように絶対ヤンに恨み抱いてますよ。

こういうタイプって自分の部下はとことん可愛がりますけど、

一度敵だと認識した相手は徹底的に虐めますので。

まあこれもフラグです。

あとこのシーンでは、

オーベルシュタインがロイエンタールを危険視していることも明らかになりました。

やっぱり野心があることがわかりやすいのですかねえ。

これもフラグになります。

それと今回は地球教の総大主教も久しぶりに出てきました。

ついでにユリアンの宿敵(?)になるド・ヴィリエも。

総大主教が前回出てきたのは

ルビンスキーと超高速通信することころだったでしょうか?

銀英伝の世界では辺境となっている地球にいる癖に

いろいろ中央の情報に精通していて不気味です。

その地球教ですが、

総大主教とド・ヴィリエとの会話から、

・トリューニヒトは使える奴と一定の評価をしている

・ルビンスキーを警戒している

・帝国内に手駒を作っており、その人物は重病人である

ということが明らかに。

帝国内で重病人といえば、

あの人の従兄弟ぐらいでしょうねえ。

これもフラグになりますね。

ホント今回はフラグ立ち過ぎるだけ立っている感じがします。

まあ死亡フラグでないだけマシですけど。

同盟を事実上の属国にした後、

ラインハルトは帝国に戻り、

最後の仕上げにかかります。

それは皇帝に即位すること

まずゴールデンバウム朝最後の皇帝(まだ赤ん坊)の親権者に

帝位の譲渡を要求し、

書類上の簒奪をした後、

たぶんノイエ・サンスーシで戴冠式を行います。

武官と文官が整列する中、

自分で王冠を頭に乗せるラインハルト。

やはりこういうシーンだと美形のラインハルトは映えますねぇ。

でも同時に寂しさも感じます。

一番この戴冠式を見た欲しかった二人の人間がいないのですから。

こうして宇宙歴799年、

新帝国歴1年、

ローエングラム王朝が成立して今回はエンドです。

いや~ようやく一区切りとなる54話の感想を書くことができました。

でも残り56話(本伝だけ)残っていますからねえ。

ここで投げ出す訳にもいきませんので

もうちょっと時間が掛かりますけど、

最終話である110話を目指して感想を書いていこうと思っております。

今回のまとめ三行

・ヤンとラインハルトが会談

・バーラトの和約で同盟が帝国の属国化

・ラインハルトが帝位に就く

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