感想(ネタバレあり)
第10話の内容をまとめると以下のようになります。
- 5つ子の家庭教師を掛けてフータローと武田の戦いが始まる
- 一花がフータローへの誕生日プレゼントでリードしようと画策する
- 一花がフータローと三玖の会話を邪魔する
- 誕生日プレゼントは模試の後に渡すことに
- テスト用紙で折り鶴でフータローへエールを送る
- 全国模試でフータローが勝利
- 三玖がパン作りの腕をあげる
- らいはに促されてお世話になっている四葉とフータローがデート
- 家の大掃除で五月が落としたあの写真を一花が入手
- 修学旅行の班決めで四葉が板挟みに
- フータローは武田、前田と一緒の班
一花の闇落ちで終わった前回。
一花の暗躍が続きます。
もう後戻りができませんからね。
その一方、四葉メインのエピソードだった「勤労感謝の日」がここで入るなんて。
本来なら2話か3話ぐらいでエピソードだったはずなのに。
四葉ファンからすれば諦めていたエピソードを見れて大喜びだったかと。
ただそのあおりを受けたのか、フータローの自称ライバルである武田のエピソードが大幅にカットされました。
まあ、武田関係のエピソードは「武田は良い奴」というのを理解するためのものなので、カットしてもあんまり影響ないですけどね。
あと今回最重要だったのは、零奈の正体について。
フータローから零奈が没収したあの写真を五月が持っていたことが判明。
つまり零奈は…。
そしてその写真を事もあろうに一花が回収してしまいます。
絶賛闇落ち中の一花さん。
あの写真をどうするつもりなんでしょうか?
第9話の感想記事を読みたい方は下のリンクをご利用ください。
第9話のラスト。
三玖に化けた一花がフータロー争奪戦で自分が有利になるように汚い手を使います。
一花がこんなことをするまで追い込まれてしまったとは。
恋は罪ですね。
武田がフータローへ宣戦布告
期末試験で満点を逃したフータローに代わり、学年1位の座をゲットした武田。
その武田に五つ子の義父が家庭教師を依頼するという話があることを武田がフータローへ伝える。
ここに五つ子の家庭教師の座を掛けたフータローと武田の戦いが始まる。
五等分の花嫁∬第10話より引用
上杉と武田。
家庭教師を掛けたいわゆる川中島の戦いの勃発です(原作でも新川中島というタイトルが付いてる)。
まあ、戦いと言っても家庭教師の座を掛けて全国模試の成績で勝負するだけですけね。
このフータローと武田の戦い。
結局フータローが勝利するのですが、原作のエピソードが軒並み削られてかなりスカスカに。
正々堂々な手段で勝ちたい、将来の夢など武田のエピソードがほぼ消滅し、たぶんアニメ組の武田の印象は「キザな奴」で終わるかと。
まあ、これ以上五つ子に関わることないキャラなので、カットは仕方ないかも。
これだけカットするなら、武田のCVに斎藤壮馬さんを起用したのは勿体ないと思いました。
ちなみに戦いはフータローの勝利。
そういえば原作にあったフータローが試験当日にお腹を壊すエピソードも削れてました。
フータローを自分のものにするため一花の暗躍は続く
誕生日プレゼントを全国模試を理由に白紙に戻そうとする一花。
またフータローと三玖の会話を邪魔しようともします。
闇落ちした一花の暴走は続く。
五等分の花嫁∬第10話より引用
誕生日プレゼントで他の姉妹を出し抜こうとし、また三玖に化けてフータローを騙したことの発覚を恐れて会話の邪魔をする。
一花の暴走は止まりません。
一花自身は二乃のことを再び暴走機関車呼びしてましたが、普通に見て一花の方が暴走機関車ですわ。
結局懺悔する四葉を見て一花も二乃も撃沈。
誕生日プレゼントの代わりに良い点数をとったテスト用紙で折り鶴を追ってフータローへエールを送り、誕生日プレゼントはテスト後にみんなで渡すことに。
まあ、五月だけ事前に栄養ドリンクプレゼントしてましたけどね。
五月には誕生日プレゼントという認識はなかったようですが。
パンを食べてもらうために三玖は研鑽を積む
パン屋でバイトを始めた三玖。
フータローに手作りパンを食べてもらうために研鑽を積む。
五等分の花嫁∬第10話より引用
謀略駆使して優位に立とうとする一花。
逆を行く三玖。
努力してパン作りをマスターし、フータローに喜んでもらうことだけを目標に頑張っております。
健気ですねえ、三玖。
一花の外道な行いと良い感じで対比となっており、三玖の良さ際立ってます。
もう、三玖でいいんじゃね?
そういう視聴者さらに増えたかと。
四葉が欲しかったのは「フータローの笑顔?」
妹のらいはに促され、日ごろの感謝の代わりに四葉とデートすることになったフータロー。
四葉にリードされながらいろいろなところを回るがそこはどれも四葉以外の五つ子に関連するところばかりだった。
五等分の花嫁∬第10話より引用
本来ならば2期2話か3話辺りのエピソードである四葉メインの「勤労感謝の日エピソード」。
ネットではカットされたと早合点した原作ファンが結構不満を言ってましたけど、このタイミングで入ってくるとは予想外でした。
ただやっぱり尺がないのか結構スカスカ。
一花たちと遭遇して試着室に隠れたエピソードとかが削られてました。
真っ赤になる四葉の顔、アニメでも見たかったですけどねえ。
さて、四葉に導かれるようにデートするフータローですが、どこも四葉以外の五つ子が好きなところや関連するところばかり。
他の姉妹を大事にする四葉の性格が現れていますが、ちょっと自分を下げ過ぎに見えますねぇ。
まあ、四葉は前の学校で自分だけ赤点とって、フータローのいる学校に編入する原因を作ったという負い目がありますから。
ただ負い目はこれだけではないのですよね。
赤点取って理由に関しても四葉は他の姉妹に負い目があるので。
しかしそんなことフータローに関係ありません。
結局最後の最後で四葉が一番好きな場所にやってきたフータローと四葉。
そこで無邪気な笑顔を四葉に向けるフータロー。
たぶん四葉が一番欲しかったのはこのフータローの笑顔なんでしょうねえ。
三玖たちと異なり、フータローへのフラグが全く立ってないはずの四葉。
どうしてフータローの笑顔が一番欲しかったのか?
原作組の方はだいたい想像できるでしょうけど、アニメ組の方にはイマイチわからないかもしれません。
アニメでは尺の問題でそこまで描くのは無理かなぁ。
フータローと思い出の女の子の写真の行方が判明
家の大掃除をしている一花たち。
そこで一花は五月が落とした写真を拾う。
その写真は零奈がフータローから回収したはずのあの写真だった。
五等分の花嫁∬第10話より引用
マガジンにこのシーンが掲載された時、大騒ぎになってましたね。
この写真と五月の持ち物と合わせて零奈=五月だったことがほぼ確定したので。
五つ子の中で一番フータローへそっけない五月。
その五月がどうして零奈に変装していたのか?
まあ、零奈=五月説が濃厚になったのも問題ですが、さらに問題なのがこの写真を一花が拾ったということ。
絶賛闇落ち中の一花さん。
この写真の価値を理解して、何か仕掛けてきそうな感じもしますが…。
修学旅行の班決めで四葉板挟み
修学旅行の班決め。
四葉は一花からあるお願いをされる。
苦悩する四葉が出した答えは?
五等分の花嫁∬第10話より引用
一花から見て、フータロー巡るライバルである二乃と三玖。
その二人を排除して一緒になりたい一花は四葉を利用するつもりのようです。
四葉はフータローが好きなのかどうかわからない存在ですが、少なくとも一花から見て二乃や三玖に比べて安全という認識なんでしょう。
それに一花が言い出したことになると二乃や三玖が反発するかもしれないので。
一花汚い。
ホント汚いです。
しかし四葉は苦悩します。
一花の願いを叶えていいのかと。
四葉は三玖がフータローのためにパン作りを一生懸命頑張っていることを知ってますからねえ。
そして四葉の出した結論は「自分以外の五つ子とフータローで班を組む」ということ。
自分を犠牲にすることで五つ子の内紛を抑えようという考えなんでしょう。
でも四葉のアイディアはボツとなります。
だってフータローは既に武田と前田と班を組んでいたから。
フータロー、1期で絡んだ前田、そしてこの2期10話で絡んだ武田と友達になってたのですねえ。
あとこのシーン。
二乃と一花の対比が面白かったです。
自分で動かず、四葉を利用としてフータローと一緒の班になろうとする一花。
一方、誰の力も借りず正面からフータローと一緒の班になろうとする二乃。
フータローと一緒の班になろうとする「目的は同じ」ですが「手段が違う」ことで、視聴者の印象も180度反対になりますよねえ。
一花腹黒い。二乃潔い。
良いお姉さんだった一花どこ行った?
五等分の花嫁∬第10話を視聴し終わって
今回はここで終了。
いよいよ次回から修学旅行編に突入です。
見せ場ばっかりの修学旅行をどのようにして2話分に収めるのか?
いくつかのエピソードカットは仕方ありませんけど、大事な部分と共に五つ子の可愛いシーンとかできる限りカットして欲しくないですね。
次回も楽しみです。
第11話の感想記事はこちらからどうぞ。