『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話~第32話の感想「政権によるヤン糾弾が始まる」

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『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話より引用

 

 

第3期の無料放送が始まったので感想を書いていきますね。

 

3期は戦闘シーンも多い一方、謀略の類も結構含まれているイメージ。

旧OVA版と比較して演出がどうなっているのか楽しみです。

 

なお新しい記事は一番下となります。

 

 

第24話までの感想記事を読みたい方はこちらからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第13話~第24話の感想 「帝国と同盟の内乱そして…」

 

 

 

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  1. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話の感想「ユリアンの初陣」
    1. 新兵ばかりを率いて帝国軍の精鋭との遭遇戦
    2. 個人的に良かったシーンと残念だったシーン
    3. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話を視聴し終わって
  2. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第26話の感想「帝国軍の双璧とクロプシュトック事件」
    1. 真逆の女性感を持つミッターマイヤーとロイエンタール
    2. クロプシュトック事件と双璧
  3. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第27話の感想「有能な指揮官が向こうからやってきた」
    1. 訪問してきたロイエンタールをラインハルトが値踏みする
    2. ブラウンシュヴァイク公の家臣のアンスバッハが有能すぎて悲しい
    3. ラインハルト陣営の人材の強化が止まらない
  4. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第28話の感想「帝国の改革は進む」
    1. 帝国の改革が進んでいることがいろんなところで証明される
    2. オーベルシュタインが犬を飼う
    3. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第28話の視聴し終わって
  5. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第29話の感想「ガイエスブルク要塞再利用計画始動」
    1. シャフトの進言で「ガイエスブルク要塞移動させてイゼルローン要塞攻略しちゃおう計画」始動
    2. ヤンの立場は意外と弱い?
    3. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第29話を視聴し終わって
  6. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第30話の感想「フェザーンの策謀が始まる」
    1. 地球教のお目付け役のお守も大変
    2. 補佐官ルパートケッセルリンク動きます
    3. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』30話を視聴し終わって
  7. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第31話の感想「ヒルダさんは心配性」
    1. ヒルダさんの心配事は?
    2. ラインハルトのペンダントの中身は赤毛の遺髪
    3. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』31話を視聴し終わって
  8. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第32話の感想「ヤンを糾弾するつもりだったに」
    1. 査問会開いてヤンを糾弾するつもりが逆にやり込められる
    2. イゼルローン回廊に奴がやってきた
    3. 『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』32話を視聴し終わって

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話の感想「ユリアンの初陣」

 

 

今回のストーリーはアッテンボロー率いるヤン艦隊の分艦隊が新兵の訓練中に帝国軍と遭遇し戦闘になるというもの。

新兵の中には軍属となったユリアンも含まれており、いきなりの初陣となってしまいます。

 

内容はほぼ原作準拠。

ただし原作に無い部分も。

 

例えばユリアンと友人(戦友?)になりそうなキャラが出てきたところ。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話より引用

 

ユリアンに友人というお話、原作にも旧OVA版にもありません。

この新版のオリジナルですね。

 

いきなり友人みたいになるのって、アメリカ映画ではよくある風景ですが、何か違和感ありますね。

 

個人的にユリアンの同世代の友人って後に出てくるあるキャラの娘だけなので。

 

わざわざ出した意味あるのかどうかは今の段階ではわかりませんが、知らんうちにフェードアウトするようなことが無いことを祈ります。

 

あとユリアンの教官の件。

 

原作にもあるユリアンが扱かれたという一節とヤンが鉄拳制裁した指導教官を解任した話を混ぜて、そこから新キャラを作った感じ。

 

全く新しいエピソードではなく既存の話を膨らませたようなものでしょうか。

 

こっちは早めに話をしめて個人的には良かったと思いますわ。

まあこれ以上膨らませようがないですけどね。

 

 

 

新兵ばかりを率いて帝国軍の精鋭との遭遇戦

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話より引用

 

同盟軍の精鋭という触れ込みのイゼルローン要塞駐留艦隊。

通称「ヤン艦隊」。

 

ところが内部はスカスカ。

熟練兵は引き抜かれて補充は新兵ばかり。

 

そこで新兵を使えるようにするために最前線で訓練させようとしたら帝国軍と遭遇。

戦闘に突入してしまいます。

 

指揮するアッテンボローは貧乏くじ引きましたねえ。

「新兵だから見逃してください」とは言えませんので。

 

まあ、結果的にヤンの増援来るまで耐え忍んで、最終的には勝利ということになりますが、アッテンボローは疲労困憊になったと思います。

 

 

そしてこの訓練に参加していたユリアン。

訓練と思ってたらいきなりの実戦、つまり初陣になってしまいます。

 

初陣って緊張するし、興奮すると思いますけど、ユリアンも例外ではありません。

その辺は無難に描かれていたと思います。

 

ただ旧OVA版に比べると抑え気味な感じですね。

優等生感が増している感じがしましたわ。

 

 

 

個人的に良かったシーンと残念だったシーン

今回のお話で個人的によかったと思うシーン。

 

それはメルカッツが故国を敵と表現したところ。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話より引用

 

旧OVA版と比べて、敵と呼ぶところに溜めが入って苦悩が乗っているような感じに仕上がってました。

 

人によっては強調し過ぎと感じるかもしれませんが、帝国を追われて亡命したけど帝国を敵と呼ぶには躊躇するメルカッツの心情が表現されてよかったと思います。

 

 

 

逆に残念だったのはヤン艦隊の来援が来た時のアイヘンドルフ少将の落ち着きぶり。

 

あとちょっとでアッテンボローの分艦隊を圧倒出来たのにヤン艦隊の来援が来てすべておじゃん。

それなのにあの落ち着きよう。

旧OVA版みたいに狼狽して欲しかったです。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第25話を視聴し終わって

久しぶりの銀英伝面白かったです。

 

演出面では旧OVA版に敵わないところはいっぱいありますけど、原作準拠しつつ良い風に解釈しているところもありますからね。

 

次回は帝国の双璧のお話。

次回も楽しみです。

 

 

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『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第26話の感想「帝国軍の双璧とクロプシュトック事件」

 

今回は帝国軍の双璧たるミッターマイヤーとロイエンタールのエピソードがメイン。

前半は二人の家族と女性感みたいな話であり、後半はクロプシュトック事件を通じて双璧がラインハルトと繋がりを持った話。

 

ただ後半の話は完結せず、完結は次回に持ち越し。

このエピソードは分割せずに一気にやった方がわかりやすかったのに。

 

その点はちょっと残念ですかねえ。

 

 

 

真逆の女性感を持つミッターマイヤーとロイエンタール

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』26話より引用

 

 

どちらもハンサムと言っていい顔立ちのミッターマイヤーとロイエンタール。

ただし女性に対する考え方は真逆。

 

ミッターマイヤーは一途で、ロイエンタールはプレイボーイって感じ。

 

まあ、ロイエンタールに関しては仕方ありません。

赤ちゃんの時に母親から害されようとされたのです。

それから女性不信となり、相手をとっかえひっかえしているのですから。

 

その一方ミッターマイヤーはエヴァンゼリン以外眼中ないくらい一途。

奥さんからすれば理想ですよね。こんな旦那。

まあ、逆に息苦しく感じるかもしれませんが。

 

 

 

クロプシュトック事件と双璧

 

旧OVA版では1期の途中で挿入されたクロプシュトック事件。

 

もともとこのエピソードは原作本編ではなく外伝に収録の話なんですよね。

旧OVA版はそれを上手く1期の途中に入れて、ラインハルトとフレーゲル男爵の仲の悪さ、そしてブラウンシュバイク公の尊大をさ強調した感じでした。

 

そして外伝ではこのクロプシュトック事件を契機にラインハルトと双璧の繋がりが描かれたのですが旧OVA版ではその辺はカット。

 

その一方この新版では外伝の通り、ラインハルトと双璧の繋がりをがっつり描くみたいです。

 

双璧、特にミッターマイヤーは災難でしたね。

 

軍法にのっとりクズ野郎を始末しただけなのに、屑野郎がブラウンシュヴァイク公に連なる貴族だったために冤罪掛けられたのですから。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』26話より引用

 

さあ、ミッターマイヤーはどうなる?

ミッターマイヤーを救うためにロイエンタールは何をするのか?

 

この辺の話は次回に持ち越し。

何か中途半端。

 

これならクロプシュトック事件自体のところをもっと短くすればいいのにと思いました。

 

既にブラウンシュヴァイク公もフレーゲル男爵も本編の中では既に死亡しているので、尊大さやラインハルトとの確執とかそれほど描く必要無いのに。

 

まあ、次回が気になる描き方であるのは認めます。

でもそこまで引っ張る必要も無いと思いますけどね。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第27話の感想「有能な指揮官が向こうからやってきた」

 

「有能な艦隊指揮官2人が向こうからやってきた」。

ラインハルトからすればそんな気持ちだったと思います。

 

この時ほどラインハルトはブラウンシュヴァイク公やフレーゲル男爵に感謝したことはないでしょうね。

逆にブラウンシュヴァイク公たちからすれば、不本意な結末になった上に有能な指揮官をラインハルト陣営に追いやったのですから。

 

まあ、ミッターマイヤーもロイエンタールも今回のことが無くてもブラウンシュヴァイク公の方に付くことはなかったでしょうけどね。

 

 

 

訪問してきたロイエンタールをラインハルトが値踏みする

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第27話より引用

 

 

面識無いのにやってきて親友救出の助力を求めたロイエンタールも肝が据わってますが、ラインハルトも大概です。

 

ほぼ初対面な相手に自分の野望を間接的に吐露するようなもんですから。

 

まあ、ロイエンタールも意図を察したからこそ、現在のゴールデンバウム朝を病人に見立てて手術で患者が死んでもかまわんと言い放ったのでしょうけど。

 

ラインハルト的にはほぼ満点の答えをロイエンタールから聞いてラインハルトもご満悦。

 

ミッターマイヤーを助けることを約束します。

これでロイエンタールも安心。

 

両者思惑一致で良い方向に進むの確定ですわ。

 

 

ブラウンシュヴァイク公の家臣のアンスバッハが有能すぎて悲しい

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第27話より引用

 

ミッターマイヤーをいたぶろうとして反撃食らったフレーゲル男爵。

多くの視聴者は留飲を下げたことでしょう。

 

それにしてもフレーゲル男爵のCV古谷徹さんはこの手の役を演じさせてもホント上手いですよね。

フレーゲルの憎たらしさと無能さを演技と声で増幅させてくれます。

 

 

その一方有能さを見せつけたのがブラウンシュヴァイク公の家臣のアンスバッハ准将。

 

いきりたつフレーゲルを抑えてこの場を収めるのは有能じゃなきゃできません。

ブラウンシュヴァイク公には勿体ない家臣です。

 

そしてこのアンスバッハが後にラインハルトから実質的な半身を奪うのですよね。

ストーリーの流れをここで止めることができないがもどかしいし悲しいです。

 

 

 

ラインハルト陣営の人材の強化が止まらない

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第27話より引用

 

 

ミッターマイヤーやロイエンタールの回想が終わり、時間軸が現在に戻ってきました。

 

キルヒアイスをアンスバッハの凶弾で失ったラインハルトは人材登用にさらに拍車を掛けます。

 

リップシュタット連合側だったファーレンハイトを旗下に加える一方、レンネンカンプ、ケスラー、シュタインメッツ、ミュラーたちも自分の指揮下に加えます。

 

ほとんどラインハルトと過去に関係があるキャラばっかりですが、ミュラーだけは別。

 

この若さで提督になっているのが有能であることの証明かと。

 

まあ、この後挫折(敗北)を味わってさらに有能になるのですが。

 

 

今回はここで終了。

 

ミッターマイヤーやロイエンタールの回想はそんなに尺を使わなくていいと前回言ってましたけど、やっぱりしっかり描いてくれた方が良かったです。

 

次回も帝国側の話ですからね。

次回も楽しみです。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第28話の感想「帝国の改革は進む」

 

今回も帝国内のお話。

ストーリー的には原作準拠ですが、オリジナルなシーンが結構入ってと思います。

 

  • 帝国の捕虜を通して帝国の改革が進んでいることをヤンが悟る
  • ミュッケンベルガーがオフレッサーの墓参り
  • ビッテンフェルトが犬に餌をやろうとするが拒否される

 

 

私が気付いた主なシーンはこれぐらいですかね。

 

旧OVA版に比べると説明のセリフがナレーションに入れ込みすぎな感じもしますが、要所要所で原作の補強のようなシーンが入っているのがホント上手いと思います。

 

 

 

それにしても帝国はどんどん強くなりますねえ。

これまで貴族が平民を搾取することで平民の不平不満が溜まり、国力の割には同盟を圧倒的できなかった帝国。

 

それがラインハルトが権力を握って貴族の特権を奪い、平民に権利を与えただけでラインハルトへの忠誠心爆上がりで軍の士気も高まるし、たぶん国内経済も良くなる感じ。

 

これまでが酷過ぎたのでその分ラインハルトは得している感じ。

 

ただそれもラインハルトにとっては宇宙を手に入れるための手段にしか過ぎないところが。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第28話より引用

 

 

 

ラインハルトからすれば帝国がどうなろうとそんなに興味はないのかもしれませんね。

ラインハルトはあくまでキルヒアイスとの約束「宇宙を手に入れる」を実現させようとしているだけなので。

 

 

 

帝国の改革が進んでいることがいろんなところで証明される

 

 

帝国が良い方向に向かっている。

それがいろんなシーンでわかるように描かれてました。

 

同盟軍に捕まった捕虜からラインハルトへの忠誠の高さを感じ取り、帝国が強くなると半ば確信するヤン。

ラインハルトが思想犯を釈放し、平民の自由と権利が広がっているのがわかる野外レストラン。

逆に邸宅の奥でラインハルトへの恨みつらみを書きなぐる旧貴族。

 

いろんな人々のセリフや態度から帝国の改革が進んでいることが実感できるようにされているところは見事ですね。

 

旧OVA版ではその辺がちょっと弱かったので。

旧OVA版ではラインハルトがカールブラッケとオイゲンリヒターと対面する直前にラインハルトの改革を支持する平民の姿が静止画で入ってたぐらいかと。

 

 

しかし権力者が変わるだけで全然違うのですねえ。

まあ、専制政治だからこそドメスティックな改革ができたのでしょうけどね。

 

 

 

オーベルシュタインが犬を飼う

 

 

原作ではオーベルシュタインが柔らかく煮た鶏肉しか食わない犬を飼い出したという話があるだけでしたが、今回結構犬にスポット当たってましたね。

 

個人的にはビッテンフェルトが差し出した肉を拒否するシーンがツボでしたわ。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第28話より引用

 

さすがオーベルシュタインに飼われることになる犬、天敵のビッテンフェルトの施しを受けないところが一貫しております。

 

まあ、柔らかく煮た鶏肉じゃなかったことが大きいのでしょうけど。

 

ただオーベルシュタインの執事さんはどうやってあの犬が柔らかく煮た鶏肉しか食わないとわかったのでしょうか?

その点は原作読んだ時から不思議に思ってました。

 

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第28話の視聴し終わって

これで3期の序章が終わり。

次回から要塞対要塞の話に入っていきます。

 

原作や旧OVA版と比べてどんな感じに描かれるのか楽しみです。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第29話の感想「ガイエスブルク要塞再利用計画始動」

 

オリンピック終わって銀英伝も再開です。

今回から要塞対要塞の話に入りました。

 

今回は前半帝国、後半同盟の話でしたが、やっぱり前半の方の印象が強いですね。

 

特にこのキャラの。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第29話より引用

 

帝国の科学技術総監シャフト技術大将。

俗物の典型みたいなやつですが、インパクトあるのですよねえ。

ずっと後に出てくるラングと双璧をなすんじゃないかと。

 

そしてこのシャフトのCVが屋良有作さん。

旧版のナレーションされてた声優さんです。

 

前情報無かったら屋良さんだと気付かなかったかも。

 

 

 

シャフトの進言で「ガイエスブルク要塞移動させてイゼルローン要塞攻略しちゃおう計画」始動

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第29話より引用

 

 

イゼルローン要塞硬すぎて艦隊では攻略困難だからガイエスブルク要塞をイゼルローン回廊に移動させて攻略しちゃう。

 

シャフトによってラインハルトのところに持ち込まれた計画を簡単に示すと上のようになります。

 

言葉だけだと簡単そうですけど、もともと要塞って動きませんからね。

それを動かしてイゼルローン回廊まで持って行こうというのですから、実際にやるのは大変。

 

それ考えるとケンプとミュラーはやっかいな作戦を任されたとしか言えません。

 

ただケンプの方はミッターマイヤーやロイエンタールに出世競争で追いつきたいと思ってたので願ったりかもしれませんが。

 

 

ですが、これだけの作戦に切り札使わないのはどうかと思うのですよねえ。

イゼルローン要塞は堅牢ですし、何よりあそこには魔術師がいるのですから。

 

結果論ですが、ケンプを司令官にすることを勧めたオーベルシュタインの責任大きいと思います。

 

 

あとラインハルトとシャフトの会話のシーン。

キルヒアイスが司令官となってイゼルローン要塞攻略する計画あったとかシャフトが言ってましたが、あれってオリジナルですよね。

原作読み返してもそんな話なかったので。

まあ、外伝にあるかもしれませんが本編にはありませんでした。

 

 

でも実際見てみたかったですね、ヤンVSキルヒアイスの戦いを。

一応アムリッツァ会戦の前哨戦で対決しましたけど、あれは司令部の命令でヤンが逃げて決着つかずだったので。

 

 

 

ヤンの立場は意外と弱い?

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第29話より引用

 

 

後半は同盟の話、というよりはヤンの立場の話。

 

現状同盟はヤンがいないと帝国と戦えないような感じになってます。

ただヤンに力を集めすぎると今度はヤンが反乱起こさないか心配になってくるのが権力者の性。

 

キャゼルヌはそれを心配しているのでしょうねえ。

 

特に現在の最高評議会議長さまは「意外としぶとい」し「運も良い」で。

 

 

しかしヤン自身は呑気なもの。

仕方が無いのでキャゼルヌはユリアンにヤンを守らせることにします。

 

確かに人選は最高ですね。

ユリアンだったら裏切らないし、ヤンのためなら命だって投げ出すでしょうから。

 

でも考えて見るとこれってずっと後のフラグになっているのですよね。

 

原作者の田中先生はもうこの段階であれの展開決められたのでしょうかねえ。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第29話を視聴し終わって

今回はここで終わり。

 

要塞対要塞の下準備の話はまだまだ続きます。

だって今の段階ではヤンがイゼルローン要塞にいるので落ちる可能性低いですから。

 

誰がどんな手を打ってくるか。

次回も楽しみです。

 

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第30話の感想「フェザーンの策謀が始まる」

 

今回はラインハルトもヤンも出てこないフェザーンオンリー回。

 

フェザーンの一応の目的は地球教による人類の支配。

そのために地球教はフェザーンを作ったのです。

 

ただし現在のフェザーンの自治領主ルビンスキーの目的は違う。

その一端が今回わかります。

 

ルビンスキーの目的は政経分離の経済支配。

政治はラインハルトの帝国に丸投げして、フェザーンは経済運営のみ頂く。

そのためにルビンスキー、というかその補佐官のルパートケッセルリンクが動きます。

今回はそういうお話でした。

 

 

そういえば帝国軍のスパイが事故に見せかけて始末されてましたけど、あれって原作にありましたっけ?

 

 

 

地球教のお目付け役のお守も大変

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』30話より引用

 

地球教のお金と影響力で成立したフェザーン自治領。

そのため地球教のお目付け役のお守も自治領主はしなければいけません。

 

自治領主も大変です。

 

さて、そのお目付け役のデグスビイ主教ですが、旧OVA版とだいぶんイメージ変わりましたね。

病弱そうなところは一緒ですが、ドス黒さがなくなり、何か善人な感じも。

 

イケイケの野心丸出しのルビンスキーとの差も大きくなりましたわ。

 

そんなデグスビイさん、地球教の目的を再度ルビンスキーに確認するような感じでしたが、ルビンスキーの動きにきな臭さがあると思ったのでしょうかね。

 

もしそうならデグスビイさんの洞察力間違ってませんわ。

 

ルビンスキーは地球なんぞ目的達成の駒としか見てませんので。

 

 

 

 

補佐官ルパートケッセルリンク動きます

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』30話より引用

 

フェザーンの目的のため、ルビンスキーの補佐官であるルパートケッセルリンクが動き回ります。

 

まずは元フェザーン駐在の帝国高等弁務官であるレムシャイド伯の元を訪れて了承を得る。

次は同盟の高等弁務官であるヘンスローの元に参上して「アルテミスの首飾り全部壊した理由をヤンに弁明させろ」と圧力掛ける。

 

そして最後は自活生活している元帝国軍の軍人であるシューマッハ大佐を脅してある計画の実行者にさせる。

 

さすがルビンスキーの補佐官。

弁舌も権力の使い方も上手いです。

 

個人的にはシューマッハ大佐にだけ上から目線で嫌味言ったり、わざと嫌なことなことするところにゾクッとしましたわ。

いいですねえ、ルパートさん。

虎の威を借りる狐ような行動してますけど、それ以上に何かあるような雰囲気出しているところが。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』30話を視聴し終わって

帝国に続きフェザーンも動き始めました。

そしてフェザーンの策謀の餌食となって同盟でも動きが出てきます。

 

さあ、ヤンはどうなるのか?

次回も楽しみです。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第31話の感想「ヒルダさんは心配性」

 

今回は帝国側オンリーでした。

そしてラインハルトの秘書官ヒルダ視点の話が多かったですね。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』31話より引用

 

 

 

リップシュタット戦役でラインハルト側に付いて重用されているヒルダさんですが、内心心配事でいっぱい。

そういう性格なんでしょうね。

 

あとラインハルトのペンダントの中身が今回明らかに。

旧OVA版では写真だったと思いますが、今作ではまさかの遺髪。

キルヒアイスへの愛が重いです。

 

 

 

ヒルダさんの心配事は?

ヒルダさんには今心配事が2つあります。

その1つ目が従兄弟のキュンメル男爵のこと。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』31話より引用

 

旧OVA版ではもっと病弱な方に振り切ってた感じですが、今作ではちょっとショタが入って可愛い感じも。

 

それはともかく、この従兄弟のために今回ヒルダはキュンメル男爵にメックリンガー提督を引き合わせます。

 

キュンメル男爵がメックリンガーの大ファンだったので、無理行ってメックリンガーに来てもらったのです。

公私混同な気もしなくもないですけど、大事な従兄弟のため。

あえてヒルダさんはコネを使ったのかも。

 

これでキュンメル男爵も気分爽快。

前を向いて生きていく気力がわいてくれればいいのですけどねえ。

 

原作通り進むならキュンメル男爵は今後大変なことをしでかすので。

 

 

 

ヒルダさんの心配事その2。

それはラインハルトのこと。

 

敬愛する上司ですが、ラインハルトの孤独というか急ぎ過ぎるところにヒルダさんは危機感を抱いているのです。

 

そして察します。

ラインハルトは故人となったキルヒアイスの方しか見てないこと、さらにキルヒアイスとの約束である「宇宙を手に入れる」を実現しようとしていることに。

 

ヒルダさんはあくまで秘書官。

ラインハルトの内面などを心配する必要無いのですけどね。

それで仕事に支障をきたしている訳ではないので。

 

まあ、ヒルダさんに関しては秘書官の立場を超えて今後いろいろありますので、それがどう描かれるか楽しみですわ。

 

 

 

ラインハルトのペンダントの中身は赤毛の遺髪

ガイエスブルク要塞のワープ実験成功。

これで正式にガイエスブルク要塞を用いたイゼルローン回廊侵攻作戦が認可されます。

 

そしてラインハルトはガイエスブルク要塞へ。

 

ワープを成功させたケンプとミュラーをねぎらうのか?と思ったらラインハルトの目的はキルヒアイスが死んだあの広間を訪れること。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』31話より引用

 

この広間を訪問してペンダントを開けるシーンを入れることによって、ラインハルトがキルヒアイスに囚われているというところを補強しているかと。

 

まあ、命を懸けて自分を守ってくれた親友への友誼を忘れないのは人として当たり前ですが、キルヒアイスのこだわりすぎて他のことに冷淡になるは問題ですよねえ。

 

特に1期の最後でロイエンタールに掛けた言葉。

この31話でも回顧シーンとして流れましたけど、そりゃあ野心がうごめきますわ。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』31話を視聴し終わって

次回のタイトルは査問会。

同盟側のお話となります。

 

30話でフェザーンのルパートケッセルリンクが同盟の弁務官にいろいろ吹き込んでましたけど、それが実を結ぶことに。

 

ヤンからすれば迷惑千万でしょうけど。

 

次回も楽しみですわ。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第32話の感想「ヤンを糾弾するつもりだったに」

 

今回のメインはトリューニヒト政権によるヤンの査問会。

一応ヤンがやってきたことに関する疑問を払拭するという目的のための査問会ですが、実際はフェザーンの勧告に従っただけ。

 

さらに言えば帝国によるガイエスブルク要塞を用いたイゼルローン回廊侵攻作戦を成功させるためにヤンを引き離すために勧告したのです。

 

それを知っている視聴者からすれば、馬鹿馬鹿しいとしか思えませんわ。

 

 

あと査問会の委員たち無能すぎ。

ヤンの返答に反論らしい反論できてませんもん。

 

まあ、それだけヤンの方に隙がない完璧な回答だったとも言えますけどね。

 

 

査問会開いてヤンを糾弾するつもりが逆にやり込められる

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』32話より引用

 

フェザーンに示唆されて開催された査問会。

 

ヤンに対する質問はこんな感じ。

  1. 内戦の時にアルテミスの首飾りを全部壊す必要無かったんじゃね?
  2. ドーリア星域会戦前に「国より個人の権利の方が大事」だと言ったよね?
  3. 内戦の首謀者であるグリーンヒル大将の娘を副官として登用したままなのは問題じゃね?

 

もっともらしい質問ですが、ぐうの音も出ないくらいヤンに見事な返答されて終了。

 

ホント同盟の政治家とか学者ってレベル低すぎ。

だからこそ帝国の無能貴族と拮抗した戦い続けていたのかもしれませんが。

 

それにしてもヤンの返答に対して問答集とか事前に作ってなかったのですかね。

こんな奴らが同盟の政治を担っているなんて悪夢以外の何物でもありませんわ。

 

 

 

あとこのシーンでのヤンのセリフ。

殺伐とした雰囲気なのに空気読めない感じのヤンのセリフの言い方良かったです。

 

 

イゼルローン回廊に奴がやってきた

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』32話より引用

 

首都性ハイネセンでヤンが不毛な査問会に掛けられている頃。

イゼルローン回廊には奴、ガイエスブルク要塞が襲来です。

 

それまでの和やかな雰囲気は一変。

さあ、どうなる?というところで今回は終わりです。

 

 

旧OVA版では哨戒任務に出てた戦艦ユリシーズがワープアウトしてきたガイエスブルク要塞を発見してましたけど、本作ではイゼルローン本体で発見したことに変更。

 

まあ、辻褄はこれでも合うのですけど、ユリシーズの艦橋の面々を見たかったです。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』32話を視聴し終わって

次回から要塞対要塞のメイン「要塞同士の戦闘」が始まります。

 

ヤンがいないイゼルローン駐留艦隊と要塞守備隊はどうやって対抗するのでしょうか?

 

次回も楽しみですわ。