ダンまち4 第3話の感想「憧れのアイズと同じように戦う」

スポンサーリンク
この記事は約9分で読めます。

 

感想という記事の性質上ネタバレを含みます。読む際はその点にご注意ください。

 

第1話と第2話のクオリティに比べると劣っているところもありましたが(引き絵のキャラの顔)、これだけ維持できてれば上等です。

 

ストーリー的にはちょっと説明が足りないところがありました。

アニメ組の方は「唐突」に感じたシーンがあったかと。

 

特にベル君がイグアスをバッタバッタと倒すシーン。

直前まで見えないとか言ってたのに、アイズと同じようにやったら倒せるようになったところはもうちょっとベル君の中の葛藤とか描いて欲しかったです。

 

あの描き方だと「アイズの真似をすれば誰でもイグアス倒せる」と誤解する人出てくるでしょうから。

 

第5話で補足のようなものが描かれてました。レベルアップした際の肉体と感覚のズレが調整されたので、ベル君の本来の力を発揮できるようになったと。

 

 

またベル君がリーダーシップをとるシーン。

あそこも「ベル君が自分で考えもせず丸投げした」と誤解されそうな感じだったかと。

 

 

第3話の大雑把な内容はこちら。

  • 強化種が他のモンスターの魔石を食べてパワーアップ
  • 千草たちに回復魔法が効かないことが判明
  • 千草たちを救うため強化種を倒すことをベル君が決める
  • 強化種が捕えたエルフを餌にベル君たちを誘き出す
  • 強化種とベル君が水の中へ
  • リリが強化種と戦う作戦を立案
  • 生きてたベル君がイグアスに襲撃される
  • ベル君の目の前に人魚が現れる

 

原作では強化種の心情が描かれていましたが、アニメではほぼカット。

まあ、強化種が心情語ったら、ゼノスとの違いがわからなくなりますからね

 

強化種はあくまでモンスターであり、強化種とは違う存在。

それを強調するために心情を語るシーンをカットしたのだと思います。

 

あとリリの決断。

第2話でフラグ立ててましたけど、早くも回収ありましたね。

ただリリが決断すべきシーンは今後も出てきます。

 

ベル君の成長だけに目が行きがちですが、この4期は仲間たちの成長もしっかり描かれるのでそっちにも期待しましょう。

 

 

 

スポンサーリンク

回復が効かない事態にベル君が決断を下す

ダンまち4第3話より引用

 

蔦のせいで回復魔法もポーションも効かない。

3話目にして危機に陥ってしまいましたが、パーテイーで会議することで方向性を決定します。

 

千草とルヴィス助けるために元凶の強化種を倒すと。

 

イチかバチかな感じがしなくもありません。

でも蔦が強化種の一部だったら倒せば灰になるはずですからね。

腕の良いヒーラーでも完全に治せるという確信がない以上、強化種を倒すという判断は間違ってないかと。

 

ただこのシーンに関して一つ言いたいことが。

ベル君が自分で考えもせず仲間に丸投げしたような描き方だったのが残念でした。

 

リーダーとしてみんなの意見を聞かなければいけないということで、みんなの発言を募ったのですけど、アニメの描き方だとベル君なりに考えているところがわかりにくかったかと。

 

ちょっとしたことですが、積み重なるとストーリー的に目に付いてしまいますわ。

 

 

スポンサーリンク

強化種の罠にハマりベルが水の中へ

ダンまち4第3話より引用

 

強化種ってホントずる賢い。

それがよくわかるシーンだったかと。

 

エルフを傷つけてベル君たちを激怒。

そして前衛が攻撃しててきたところで、強化種は後衛に襲い掛かる。

 

勝てないと分かった時点で退却を選択し、ベル君だけを葬る策を仕掛ける。

 

目の前の敵に攻撃を仕掛けるモンスターたちが可愛く見えるくらいの狡猾さ。

魔石って食べるごとに性格悪くなる作用でもあるのでしょうかねえ。

 

ソードオラトリアに出てきた同じ強化種のレヴィスも結構ずる賢かったし。

 

 

あと水の中に落ちたベル君、よく水系モンスターの襲われなかったと思いますわ。

水の中はモンスターいっぱいみたいなこと言ってたのに。

 

 

リリの決断と作戦

ダンまち4第3話より引用

 

指揮官であるリリ。

第2話で立てたフラグを早速回収です。

 

リリ個人的にはベル君を助けに行きたい。

でも指揮官としてはパーティー全体のことを考えなければなりません。

 

その結果、リリは24階層への戻り口近くのがけの上。

そこをベースにすることを決意。

 

そして強化種が魔石欲しさに攻撃を仕掛けてきたら、地形と命の重力魔法を駆使して強化種をつぶす作戦を披露します。

 

ここで無理してベル君救出をごり押しすれば、パーティーは壊滅してたかもしれませんし、それ以前に仲間から指揮官失格のレッテルを貼られてたかもしれません。

 

 

リリ、成長しましたねえ。

 

 

憧れのアイズと同じように

ダンまち4第3話より引用

 

今回のところで一番残念だったのはここかと。

説明不足でした。

絵は良かったのですけどね。

 

イグアスの攻撃になすすべがなかったベル君。

アイズがやりそうな戦法と取った途端攻撃が当たるようになるのはさすがにご都合主義過ぎますわ。

 

原作でも展開的には同じですが、ベル君なりの考えや葛藤が描かれていて、ある程度納得できるのですけど、アニメの描き方では説明が足りないと感じました。

 

どんな作品にも大なり小なりご都合主義は存在します。

それをいろいろな手法を使って「ご都合主義でも仕方がない」と視聴者を納得させる必要があると個人的には思います。

 

残念ながら今回のこのシーンはそれができなかったかと。

 

 

ストーリー的にはアイズがやるであろう戦い方で窮地を切り抜けるカッコいいシーン。

ベル君らしいですよね。

アイズがやりそうな戦い方を採用するなんて。

 

こんなところにもアイズに対する信頼が現れていて良かったです。

 

だからこそもうちょっとベル君の考えがわかるように描いて欲しかったし、説明を入れて欲しかったです。

 

 

 

ダンまち4第3話を視聴し終わって

最後に人魚がベル君の前に現れたところで第3話は終了です。

 

ダンまち4第3話より引用

 

 

ベル君と人魚も気になりますが、リリ達も気になりますね。

ベル君メインだったパーティーがベル君無しで戦えるか?

次回も楽しみです。

 

 

第4話の感想記事はこちら。

ダンまち4 第4話の感想「イチャイチャと危機」