精霊幻想記 第12話(最終話)の感想 「強奪と再会」

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感想(ネタバレあり)

 

精霊幻想記第12話の主な内容をまとめると下の枠の中のようになります。

 

  • 結婚パレードにリオが乱入
  • リオがシャルルを踏み付けてセリアを人質に
  • 花嫁強奪
  • リオとアルフレッドが一騎打ち
  • 美春たちが異世界転移してくる

 

セリア強奪からのアルフレッドとの一騎打ち。

そして美春たちの異世界転移。

最終回にいろいろ詰め込み過ぎです。

 

セリア強奪からの逃避行に至る過程についてはほぼ原作通り。

原作と違うところは勇者がやったことをレイスが代わりにやったくらいですかね。

 

一方Cパート。

2期あったら冒頭はこうなるよ」というダイジェスト版でした。

 

原作読んでいる視聴者なら原作第4巻の内容だとすぐにわかるでしょうけど、アニメ組の方は展開が早すぎて意味わからん状態だったかと。

 

個人的にCパートはリオが美春たちを助けるところまで描かなくても、美春達が異世界に転移してきたところで終わるパターンで良かったと思います。

 

 

 

作画に関しては十分合格点。

ちょっと残念なところもありましたが(走っているシーンで疾走感がなかった)、セリア先生の顔とアルフレッドとの一騎打ちがしっかり描かれていたので十分です。

 

 

2期があるなら次は予算増やして欲しいですねぇ。

アニメの出来がよければ原作もっと売れるかもしれないので。

 

 

第11話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

精霊幻想記 第11話の感想 「セリアが政略結婚に応じた理由」

 

 

またアニメの続きにあたる原作6巻と7巻の感想を見せ場をまとめた記事を別のブログに作っているので、ネタバレOKな方はそちらをご覧ください。

 

【ラノベ】精霊幻想記 第6巻の感想「同衾イベント発生?」
セリアとの同衾(Hなことはなし)。みーちゃん呼び。そしてリーゼロッテを救う。リオの活躍は続きます。
【ラノベ】精霊幻想記 第7巻の感想『「ざまぁ」連発で飯が美味い』
今回は「ざまぁ」連発。1巻からずっと本作を読んでいる方はようやくスカッとしたと思いますわ。

 

 

なお美春たちが異世界転移してくるお話は前述したように原作だと第4巻の内容となります。

【ラノベ】精霊幻想記 第4巻の感想「天川春人の想い人と再会」
ラテイーファとの再会、天川春人の想い人の出現。そしてリオの契約精霊がリオとご対面。しかしこれだけでは終わらずエピローグではセリアのヤバい現状が明らかに。

 

 

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セリア強奪

結婚パレードに乱入し、セリアとシャルルの馬車に乗り込んだリオ。

セリアにナイフを向ける一方、念話でセリアの本心を聞こうとする。

 

精霊幻想記第12話より引用

 

結婚式当日、それも一番警備が厳重であるはずの会場の前。

そこで結婚パレードに乱入するなんて正気の沙汰ではありません。

 

前日セリアに会った時にセリアを連れ出せよ」と言いたい方はたくさんおられるかと。

 

ただ前日の段階では「セリアの状態」、「クレール伯爵家の事情」をリオがわかってませんでしたからねえ。

情報不足でリオも踏ん切りがつかなかったのでしょう。

 

しかし情報を得た結果、「セリアはシャルルとの結婚を望んでいない」という確信を得たので、結婚式当日に実行に移したのかと。

 

確信得たのにセリアに一応確認するところはリオらしいですけど。

 

また前日にセリアをリオが連れ去っていたら、その責任はクレール伯爵家も負うことになり、セリアが悲しむ結果になったいたかもしれません。

 

クレール伯爵家を守るために人身御供になる覚悟を決めたセリアからすれば前日の逃亡は絶対に同意できなかったでしょうね。

 

 

あと原作にもある名言。

 

一度失ったものは二度と戻りませんが、失う前ならまだ間に合います」。

 

アニメでもしっかりと描かれてよかったです。

さらに説得力を増すためにリオが母親を失うシーンを事前に入れたのはよかったかと。

 

リオの母親のシーンを入れたことで、リオのセリフに説得力が増したと思います。

 

 

 

 

 

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リオVSアルフレッドの一騎打ち

セリアを連れて逃走を図るリオ。

アルフレッド率いるベルトラム王国の精鋭の追跡を逃れるため、セリアをアイシアに預け、リオは囮になる。

 

精霊幻想記第12話より引用

 

本作の最後の見せ場。

リオVSアルフレッドの一騎打ち。

 

OPにも描かれているシーンで、かなり期待値高かったですが、十分期待に応えてくれたかと。

ぎこちない感じもしなくはありませんが、個人的にはOKです。

 

ベルトラム王国最強であるアルフレッドとほぼ互角の戦いを繰り広げるリオ。

どんだけ強いんだよ。

リオの方はアルフレッドを傷つけないようにやっているみたいですし。

 

このレベルのクオリティの作画を第3話でもやってくれてたなら、途中で脱落する人もっと少なかったかも。

それが残念でなりませんわ。

 

美春たちとの再会

天川春人の幼馴染綾瀬美春。

そして美春を姉としたう亜紀と雅人。

3人は気付くと知らない場所に立っていた。

 

精霊幻想記第12話より引用

 

セリア先生のストーリーを一通り終わらせるために犠牲になった原作4巻の内容。

それが今回最終話のCパートで描かれました。

ダイジェスト版な感じですが。

 

一応美春たち関連の原作4巻の内容を引用すると以下のような時系列になります。

 

  1. 美春達が異世界転移してくる(死んでないから転生でなく転移
  2. 美春達が奴隷商人に捕らえられる
  3. 謎の声(たぶんアイシア)を聞いて探索してたリオが奴隷商人の元へ
  4. 亜紀の悲鳴を聞いてリオが奴隷商人の護衛と戦闘
  5. リオの強さに奴隷商人と護衛の戦意喪失
  6. リオが美春たちを助ける

 

この1から6の流れをCパートの2分強にまとめた訳です。

 

そりゃあシーンを繋ぎわせたようなダイジェスト風になっちゃいますわ。

無理やり過ぎ。

 

 

仮に2期があるならば、このCパートは描き直しになるでしょうね。

さすがにこのままだとアニメ組の方達が「ポカーン」状態なので。

 

まあ、原作読んでくれれば一番良いのですけど。

 

精霊幻想記第12話を視聴し終わって

今回で精霊幻想記は終了。

監督以下スタッフの皆さん、原作者さま、お疲れさまでした。

 

予算的に十分だったかどうかはわかりませんが、原作ファンでも楽しめる内容とクオリティだったと思います。

ただストーリー的には中途半端な感じですよね。

 

まあ、セリアの話に決着付けるために勇者の話や美春達の話をすっとばしたのは仕方なかったと思いますけど。

 

最終話で6柱の光の柱が現れたこと、さらに美春達が転移してきたことが確認できた以上、さらに先もアニメ化して欲しいですね。

 

ここで終わったら、中途半端過ぎるので。

 

次やるなら10巻の終わり、美春たちの話にある程度の目途が立つところまでが最適かと。

まあ、仮にそこまでやるなら、1期以上の駆け足になりそうですけど。

 

1期12話堪能できました。

2期がある無いに関わらず、原作はこの先も買い続けるつもりです。

 

アニメを作って頂きありがとうございました。