感想(ネタバレあり)
第2話は王立学院の話がメイン。
平民出身者が貴族ばかりの学校に入学したらどうなるか?
そのテンプレがしっかり描かれていました。
ホント貴族のボンボンは屑しかいませんね。
身分で差別するのが当たり前と思っているのですから。
そして騎士団との対抗戦も描かれましたが、相手はリオの因縁の相手のあいつ。
元近衛騎士団の副団長なのに学生に負けるなんて。
これくらいの「ざまぁ」ではまだまだスッキリしませんが、これはまだ第一段階。
シャルルに対する最大級の「ざまぁ」が本作の最終話辺りで描かれると思うので、それまで楽しみに待ちましょう。
1話でリオへ「臭い」と言ったクリスティーナとロアナのコンビ。
残念ながら今後あんまり出番ありませんし、直接的な「ざまぁ」の対象ではありませんので。
貴族のバカ息子どもにはイライラさせられますが、その一方セリアとリオのイチャイチャには癒されます。
リオとセリアってホント良いコンビですわ。
このイチャイチャがずっと続けばいいのに…。
あとストーリーの中で後々の伏線となる話がありました。
- リオは魔法が使えない
- 天川春人は美春(1話で結婚を約束した幼馴染)を高校で1度見かけた後1回も見ていない
一応覚えておいた方が良いかも。
精霊幻想記第1話の感想記事を読みたい方はこちらのリンクをご利用ください。
事故に合って死んだと思ったら、スラム街の孤児に転生してました。
そりゃあ、面食らうし混乱しますわ。
精霊幻想記のキャラ紹介の記事を読みたい方はこちらから。
リオの王立学院への編入は「恩賞と監視」の産物
フローラを助けた恩賞として王立学院への編入が認められたリオ。
セリアに連れられて教室に入るが。
精霊幻想記第2話より引用
フローラを助けて王様に謁見したリオ。
その温床として王立学院への編入を認められます。
ただこの編入には原作によると「恩賞の側面と監視の側面」があったのです。
まずは監視の側面。
スラム街の孤児が一人でフローラを助けたと言っても怪しく思うのが普通ですよね。
リオが住んでたスラム街の家にチンピラたちの死体がありましたし、仮面の男はローブの男(レイス)に始末された。
リオがフローラの誘拐に関与し、仲間割れの末他の奴らを殺してフローラを助けた体にしたと考えることもできかと。
だからリオを元通りスラム街に戻しても「再び不埒なことを考える可能性」もありますし、「フローラ誘拐の別の仲間とリオが接触する」かもと考えることもできる。
だったらリオを王立学院に入れてしまって監視すればよい。
貴族たちはそう考えたのです。
まあ、リオからすれば厄介ですよねえ。
本当にフローラ誘拐に関与してないのですから。
次に恩賞の側面。
王立学院は貴族ばっかりですが学校であることには変わりありません。
リオはこれまで教育とは無縁の生活を送ってきました。
そして教育を受けて読み書きができなければ、ロクな職には付けないはず。
そう考えると王立学院への編入はリオにとって成り上がる大きなチャンスでもあるのです。
それを与えたのですからリオには十分な恩賞と言えるでしょう。
どこの世界も貴族たちは屑揃い
自己紹介をするリオ。
そんなリオに心無い言葉を飛ばす貴族の師弟たち。
しかしリオは罵倒されても何とも思わなかった。
精霊幻想記第2話より引用
異世界転生モノのテンプレの一つが貴族。
大抵の作品に出てくる貴族ですが、その貴族が屑揃いというのはある意味お約束です。
そして本作もそのお約束を忠実に守っていました。
まあ、貴族からすれば平民は人間だと思っていないでしょうからね。
それに子供だとさらに体裁を整えることすらしませんので。
ただ罵倒されることは大学生だった天川春人の記憶があるリオには想定済。
だから貴族のバカ息子から罵倒されても涼しい顔をしていたのです。
仮に天川春人の記憶がなければリオが貴族のバカ息子たちに激怒してた可能性もあったかと。
シャルル=アルボーに恥をかかせることに成功
王立学院に編入して5年。
成長したリオは騎士団との対抗戦の代表に選ばれる。
そして騎士団の代表としてリオと対峙したのは、5年前リオを拷問したシャルル=アルボーだった。
精霊幻想記第2話より引用
第1話でリオを拷問したシャルル=アルボー。
視聴者が「ざまぁ」を見たいと思ってたところで、早速やってきました「ざまぁ」のチャンス。
まあ、フローラ誘拐を防げなかった責任を問われて近衛騎士団の副団長の任を解かれてしまったシャルル。
既に「ざまぁ」になっていると言ってもいいですが、それぐらいではまだまだ。
リオを拷問した落とし前が降格ぐらいでは釣り合ってませんので。
さて元副団長であるシャルルさん。
一応まだ近衛騎士。
当然近衛騎士である以上、学生であるリオに負ける訳にはいきません。
というか、負けるとは思ってないようですけど、現実は残酷です。
シャルルさん、盾無しのリオになす術なく敗北。
それで諦めればいいのに、審判やってる現近衛騎士団長のアルフレッドに再戦を求める始末。
良い大人が子供に負けて再戦希望ってこれ以上に情けない姿はありません。
そして再戦は認められるわけもなく。
まさに「ざまぁ」ですわ。
リオとセリアの5年!先生と生徒のイチャイチャ
入学当初、文字の読み書きができなかったリオ。
そんなリオのためにセリアは放課後課外授業することに。それから5年。
セリアはリオのおかげで快適な研究生活が送れるようになっていた。精霊幻想記第2話より引用
2話の見どころ。
それはリオとセリアのイチャイチャかと。
最初は同情と講師の責務でリオの面倒を見てたセリア。
5年を経ることで力関係というか、依存関係は逆転したようです。
もともと研究能力は優秀だったセリア。
でも一方片づけなどの家事全般がまるでダメ。
そこでリオがセリアに勉強を見てもらう代わりにセリアの家事を一手に引き受けたという訳。
そんなことを5年続ければ、そりゃあ愛着がわきますわ。
だからこそ、リオが女生徒からラブレターを貰ったところを見てビックリしたのでしょう。
この後セリア先生が焦ってリオにモーションかけ始めたら面白かったかもしれませんが、残念ながらそんな機会は訪れませんでした。
精霊幻想記第2話を視聴し終わって
貴族のバカ息子どもやシャルルに少しムカつきましたが、リオとセリアのイチャイチャで癒される場面が多かった印象です。
ただ良い雰囲気のリオとセリアですが、別れの時が近づきます。
リオが無事卒業して別れるのならまだ納得するのですが。
次回は貴族のバカどもに怒りを覚える視聴者がたくさんいると思います。
その一方、バトルシーンは今から楽しみですわ。
第3話の感想記事はこちらから。