「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」。
略して「おさまけ」のアニメ版感想記事をまとめたものとなります。
原作と出演声優の豪華さで期待度マックスになったのが裏目に出てしまった感がありますね。
まあ、アニメ化発表時のPVの時点でヤバさが漂ってましたが、まさかあれがほぼ完成形だったなんて予想できませんよ。
個人的には出演声優陣の熱演が完全に勿体なかったと思います。
たぶん予算不足が一番痛かったような感じがしますわ。
ストーリー的には賛否両論ありますが、個人的にはアリかと。
ぶっ飛んでますが、そういう内容がラノベ原作の面白さなので。
おさまけの基本的なストーリーとキャラの説明記事を読みたい方はこちらのリンクをご利用ください。
幼馴染が絶対に負けないラブコメ 「おさまけの基本的な内容とキャラの基礎知識」
- おさまけ第1話の感想 「初恋相手に復讐しよう」
- おさまけ 第2話の感想 「もう一人の幼馴染?」
- おさまけ 第3話の感想 「決戦!告白祭」
- おさまけ 第4話の感想 「三人目のヒロイン登場!」
- おさまけ 第5話の感想 「幼馴染は記憶喪失」
- おさまけ 第6話の感想 「なぜ群青同盟の動画が2本だったのか?」
- おさまけ第7話の感想 「哲彦がシロに協力した訳」
- おさまけ 第8話の感想 「末晴とシロがイチャイチャ」
- おさまけ 第9話の感想 「シロのターンは終わらない」
- おさまけ 第10話の感想 「クロシロモモの三者会談開催」
- おさまけ 第11話の感想「トラウマにも寄り添える子が一番」
- おさまけ 第12話(最終話)の感想『「おさかの」とは?』
おさまけ第1話の感想 「初恋相手に復讐しよう」
感想(ネタバレあり)
本作は「人気声優を起用」し、また「作画の良さに定評がある動画工房が制作する作品」ということで期待してたアニメファンが多い作品だと思います。
でも1話を視聴した限り、ちょっと過大評価し過ぎてましたね。
本作の場合、ヒロインの可愛さはギリギリ及第点だと思います。
またストーリーもほぼ原作通りであり、悪くありません。
問題があるのは男性キャラのキャラデザと作画。
原作の挿絵や漫画版を見ているので余計気になるのかもしれませんが、顔の大きさと体が合ってないように見えました。
さらにその体付きが動画工房の絵のタッチと合ってなくて微妙さを加速させている感じ。
あと作画も良いところと悪いところの差があり過ぎ。
5話か6話ぐらいでおかしくなるならまだ仕方がないと思いますけど、1話でこれはキツイです。
アニメか発表が去年の秋だったのにわずか半年でテレビアニメスタート。
準備期間が短すぎたのかも(それか資金的に苦しい?)。
2話以降ヒロインたちの作画だけでも落ちないようにして欲しいですねぇ。
末晴がシロに小説の感想を伝えてシロに恋する
橋の上でたたずむ可知白草(シロ)。
その可知に話掛けた末晴は、シロの書いた小説の感想をシロに伝える。
おさまけ1話より引用
末晴がシロを好きになるシーン。
ちょっとしたことで好きになるというところがよく表現されていたと思います。
まあ、恋なんて突然始まるものですからね。
一方のシロ。
ちょっと冷たい感じの性格が声と態度から伝わってきます。
だからこそ末晴が小説の感想を伝えた時のシロの顔が引きたったような気がしますわ。
でもどうして「あなたにそう言われて嬉しい」と言ったのでしょうか?
初めて話したはずなのに、前からその言葉を待ってたかのようですねえ(意味深)。
末晴がクロを振ったことが判明!そしてシロに彼氏がいることも判明
幼馴染である志田黒羽(クロ)を朝から避けてた末晴。
その理由が「末晴がクロを振ったこと」であるとクロが暴露する。
そしてその後、シロに彼氏がいることが判明することに。
おさまけ1話より引用
「幼馴染が絶対に負けない」というタイトルなのにいきなり幼馴染負けてるじゃん。
つ~か、こんな可愛い幼馴染が告白したのにそれを振るなんて正気の沙汰とは思えん。
まあ、それだけ初恋の相手であるシロへの想いが強いのでしょう。
それなのに初恋の相手であるシロは彼氏持ちだったなんて。
そりゃあ末晴でなくても早退したくなりますよ。
でもタイミング良すぎですよね。
クロが末晴に告白したことがクラス中にバレたすぐ後にシロに彼氏がいたことが判明するなんて。
偶然の一致?
それとも?
まあ、その辺は2話か3話で明らかになるでしょう。
クロが末晴に「シロへの復讐」を促す
シロは彼氏持ちだった。
その事実に衝撃を受ける末晴。
落ち込む末晴にクロは「シロへの復讐」を提案する。
おさまけ第1話&WEB予告より引用
大好きな末晴を失恋させたシロは許せない。
これはわかります。
ただそこで振られた(?)末晴に復讐を提案するってちょっとおかしいような。
まあ普通に考えてクロは末晴にシロへの復讐を勧めることで、末晴のシロへの恋心を完全に潰すつもりなんでしょうね。
そして同時に復讐させることで末晴とシロがくっつく可能性を完全に排除するつもりかと。
末晴に同情するように装い、末晴と自分のモノにする布石を打つ。
クロだったらこれぐらい考えていそうな気がします。
復讐のためにクロが既成事実を作ろうと提案する
復讐の方法について二人で話し合う末晴とクロ。
そこでクロは復習の一環で既成事実を作ろうと末晴に提案し、末晴に近づくが。
おさまけ1話より引用
復讐するのに既成事実?
何かおかしくね?
そう思わせないところがクロの話術なんでしょう。
やっぱり復讐にかこつけて、末晴を自分のモノにするつもりだったんでしょうね。
そのための既成事実化なのかと。
だって付き合っているとシロに誤認させるだけならば既成事実なんて必要ありませんので。
末晴に迫るクロのシーン。
良いですわ。
小悪魔感がホントに良い。
正直クロのCVである水瀬いのりさんの実力を過小評価してましたわ。
ここまで妖艶…とまでは行かないけど、童貞男子に迫る小悪魔お姉さんの演技がバッチリ合うなんて。
この1話ではここが一番の見せ場だったと思います。
末晴は元天才子役?
阿部先輩の醜聞を探す末晴だが、阿部先輩が良い人過ぎて醜聞が見つからない。
さらに阿部先輩について聞き回っていることが阿部先輩にバレてしまい、校舎の屋上で末晴は阿部先輩と話をすることに。
おさまけ第1話より引用
馬鹿でスケベですぐ土下座するヘタレ。
それが末晴だったはずですが、末晴は元天才子役だったのです。
まあ、ラノベ主人公なのに何ら才能が無いなんてありえませんからね。
この元天才子役という設定は今後重要な地位を占めることになります。
仮に元天才子役じゃなければ、クロ以外のヒロインたちとの接点がなかったですからね。
そして何よりたぶん3話辺りで元天才子役の才能が役立つシーンがあります。
この作画だとそのシーンがかなり怖いのですけど、そこのために戦力温存していると信じたいです。
おさまけ第1話を視聴し終わって
男性キャラのキャラデザと時々おかしくなる作画のせいで、掴みとしてはちょっと微妙だったかも。
まあ、1話の放送が終わったので今更愚痴を言っても仕方ありませんが、最低限このラインは死守して欲しいです。
原作通りだと2話では末晴やシロの過去が描かれることに。
どんな風に描かれるか注視しております。
おさまけ 第2話の感想 「もう一人の幼馴染?」
感想(ネタバレあり)
作画に関しては1話よりはマシだったと思います。
かなり甘めに見てですけど。
まあ、動画工房の本気を出されても、メインヒロイン3人以外のキャラデザが微妙なので絵が浮いちゃうだけになりそうですけどね。
キャラデザと言えば今回クロに妹達(カラフルシスターズ)が少しだけ出てましたけど、中途半端な感じ。
綺麗と可愛いのどっちにも寄せてないのでイマイチしっくりこないのですよねえ。
その一方EDのデフォルメキャラの方は可愛さを前面に出してて良かったです。
まあ、これは個人の好みなので、同意する方はそれほど多くはないかもしれませんけどね。
あと今回はシナリオにも不満点がありました。
1つ目。
ストーリー的には原作とほぼ同じですけど、クロがシローの写真を見付けるシーンはおかしいでしょ。
どうして昔の写真を漫画に挟んでるんだよ。
原作ではクロが末晴に頼んでアルバムを見せてもらう形だったのに。
尺調整のために無理やり入れ込んだのでしょうけど、もうちょっと自然な形でクロが見るようにして欲しかったです。
2つ目。
シロが自分の名前の由来がシロツメクサだと独白するシーン。
あれ唐突すぎるでしょ。
シロツメクサ=クローバーで、クロの名前の由来と一致するということを説明しなければいけないのに。
シロツメクサがクローバーだと説明しなければ多くの視聴者は意味不明だと思いますよ。
尺の問題で説明入れることができないなら、シロの名前の由来のシーンは全カットすればいいのに。
末晴が阿部先輩から煽られまくる
元天才子役であった末晴。
なぜ子役を辞めたのか阿部先輩から詮索される。
さらに阿部先輩がシロと付き合うことになった経緯を話し、末晴を煽ってくる。
おさまけ第2話より引用
阿部先輩の醜聞を探ってたはずなのに、なぜか自分の過去のことで煽られまくる末晴。
まあ、末晴が子役を辞めた理由はそう簡単に話せませんからね。
ただ阿部先輩煽り過ぎ。
いくら嫌な奴でもここまで煽らないだろ。
だいたい阿部先輩って誰に聞いても良いエピソードしか出て来ない人なのに、どうして末晴相手にこれだけ煽るのか?
まあ、阿部先輩には阿部先輩の思惑があるのです。
たぶん次回辺りにネタばらしがあると思います。
阿部先輩に勝つための台本をシロに依頼する
注目を浴びて阿部先輩に勝つ。
そのための台本をシロへ依頼する末晴。
シロは報酬と引き換えに台本の執筆を受諾するが…。
おさまけ第2話とPV第2弾より引用
阿部先輩とシロへ復讐するつもりだったのが、いつの間にか阿部先輩だけへの復讐になってる。
まあ、シロへの復讐を本気で考えていたら、そのシロへ台本発注なんてできませんからね。
しかしシロはよく台本執筆受けいれましたね。
直前にクロが末晴と付き合っていると大っぴらにアピールして、シロの機嫌が悪くなったはずなのに。
逆にクロと末晴の仲を見せつけられたので、意趣返しに末晴のお願いを聞き入れたとか?
まあ、この時点ではまだシロと末晴の縁が明らかになってないので、報酬があるとはいえ、どうして台本執筆受け入れたかわからない状態ですけどね。
もう一人の幼馴染「シロー」
片づけのために末晴の家を訪れたクロ。
片づけをしている最中、クロは末晴と「シロー」と呼ばれる少年の写真を見つける。
おさまけ2話と2話WEB予告より引用
ここのシーンはいろんな情報が盛りだくさん。
まとめるとこんな感じ。
- クロは料理が味覚がおかしい
- クロには3人の妹がいてクロと合わせて「カラフルシスターズ」と呼ばれている
- 末晴の父親は事故の再現スタントマンで家には帰ってこない
- クロが「シロー」が映っている写真を見つける
- シロから末晴への電話に気付いて(?)わざと末晴との仲をアピールするようなことを大声で喋る
- クロが末晴へシロに不信感を覚えるようなことを言う
- クロが末晴を誘惑
ここで重要なのはクロ以外に幼馴染のような存在がいるということ。
シローももちろんですが、クロの妹達も昔から家族ぐるみの付き合いがある以上、当然幼馴染ですからね。
あとクロがシロへの警戒感を崩さないところも重要な点かと。
シロは阿部先輩と付き合っているのにどうしてクロが警戒を崩さないのでしょう?
末晴が騙されない様に警戒していると考えることもできますけど、シロと末晴が電話している時の邪魔の仕方はそういう感じではなかったのですけどねえ。
末晴の過去「どうして子役を辞めたのか?」
体育館で演目の練習中に倒れてしまった末晴。
保健室でシロから子役を辞めた事情を聞かれた末晴は台本の報酬代わりに辞めた理由をシロに話す。
おさまけ第2話より引用
どうして人気絶頂で子役を辞めたのか?
その理由を末晴が話します。
そりゃあ二度と子役やろうなんて思わないですよねぇ。
お母さんが末晴主演のドラマへの出演中に事故死したのですから。
さらに末晴は打ち切りになりかけたドラマを続行してもらうように懇願し、最後までやり遂げた。
そこで緊張の糸が切れちゃったのでしょうね。
ドラマが終わってお母さんの死が末晴の中で現実化し、子役をやるのが苦痛になったのかも。
体育館で倒れたのもそのトラウマのようなもののためかと。
シローの正体はシロだった
帰宅途中のシロは子供時代のことを振り返る。
仲良くなった天才子役に「シロー」と呼ばれていたことも。
そして呟く。
「初恋は呪いだね」と。
おさまけ第2話より引用
本作のタイトルは幼馴染が絶対に負けないラブコメ。
そりゃあこのタイトルなんですから、クロだけでなくシロも幼馴染じゃないと勝負の前に勝敗が明らかですからねえ。
シロは「初恋の相手」と「幼馴染」という二つの属性を保有。
これはシロが有利ですわ。
あれ?シロって阿部先輩と付き合っていたのでは?
まあ、アニメ組の方もだいたい察しがついているとは思いますけどね。
あれだけ「スーちゃん好き」と何度も呟いているのですから、阿部先輩と付き合っているというのはフェイクということ。
ではどうして阿部先輩は末晴を煽ったのか?
たぶんそこは次回の第3話か第4話で明らかになると思います。
末晴がトラウマを克服するためのアドバイス
シロが作った台本を確認し、内容を精査する末晴とクロ。
クロはシロへの不信感を露わにするが。
おさまけ第2話と2話WEB予告より引用
シロ=シローだとは気付いてない末晴。
それがわかっていれば、シロを全面的に信用して良いでしょうけど、現状それがわかっていませんからねえ。
阿部先輩に勝ちたいためとはいえ、シロを信用してはいけないというクロの意見は正しいかと。
それに現状末晴は演技できない状態。
台本に問題なくても告白祭に乱入するなら最低限演技できなくては。
そこで末晴へアドバイスするクロ。
こういうところは点数高いです。
末晴はますますクロを信用し依存する可能性が高いですからね。
シロへの信用を揺るがすようなことを言う一方、アドバイスで自分への信頼を高めようとするクロ。
策士ですねえ。
おさまけ 第2話を視聴し終わって
今回はストーリー展開がちょっと無理過ぎるような気がしました。
尺の問題もあるでしょうけど、クロが写真を見つけるシーンは無理があるし、体育館で末晴が倒れた理由もあれでは原作読んでないとわからないかと。
次回の第3話は告白祭で阿部先輩と直接対決するシーンがあると思いますけど、作画の現状見るとホント怖いですわ。
あのシーンは元天才子役の末晴の力を見せつける大事なシーンなので作画的には頑張らなければいけないところ。
あのシーンに全力を挙げるためにこれまで作画のカロリーを控えめにしてきたと思いたいです。
ホント次回の第3話は頑張ってください。
原作ファンからのお願いです。
おさまけ 第3話の感想 「決戦!告白祭」
感想(ネタバレあり)
原作1巻のクライマックスと言える告白祭。
末晴と阿部先輩のガチンコ対決する大事なシーンです。
正直ダンスシーンは微妙でした。
ただそれは想定済。
第1話を見た時点でそこは察してました。
だから個人的には作画に文句を言うつもりはないです。
でも阿部先輩と末晴のダンスの差はしっかりと描いてほしかった。作画が微妙であっても。
末晴が阿部先輩を圧倒するようなダンスを踊ったようには全く見えなかったので。
その一方、末晴の告白シーンは良かったです。
作画も演出も。
今回の告白シーンぐらいのレベルを維持してくれれば文句ないのですけどねえ。
シローが自分の正体を末晴に告げる
文化祭に現れたもう一人の幼馴染「シロー」。
屋上に行く途中の階段でシローと話す末晴。
そこでシロ―は自分の正体を明かす。
おさまけ第3話より引用
視聴者的には第2話の段階でわかっていたシローはシロだったという話。
シロは自ら末晴に伝えます。
末晴は混乱してましたけど、そりゃあそうでしょうねえ。
- 男の子と思ってたシローが女性であった
- そのシローがシロだった
- シロの方から正体を明かした
これが一度に来たのですから、末晴じゃなくてもすぐに理解はできないでしょう。
理解できるとしたら哲彦みたいな女たらしぐらいじゃね~の?
クロとシロが恋人関係解消
末晴と文化祭を見て回るクロ。
そしてクロは末晴にビンタを浴びせ恋人関係の終了を末晴に伝えるのだが。
おさまけ第3話より引用
ここはちょっと説明不足でしたね。
予定では末晴が阿部先輩のステージに乱入してシロを多くの生徒が見てる前で振ることになってます。
しかし末晴とクロは恋人関係にあるとクラスメートたちの前で宣言しましたからね。
もちろん嘘ですけど。
ただ現状このまま末晴がシロへの復讐を果たそうとすると末晴はクロと付き合ったままでシロに手を出す浮気者というレッテルを張られる可能性があります。
そこでその可能性をゼロにするためクロは末晴を振ったという訳です。
原作ではこの辺の話を説明されているのですが、アニメ版ではほとんど無し。
「可知さんに告白しても関係ない」。
たぶんこのセリフは察しろということなんでしょうけど、さすがにこれだけだと原作組以外は察すること無理ですよ。
末晴に嫉妬するクラスメートのシーンを入れる尺があるなら、この辺の説明をしっかりすればいいのに。
末晴が阿部先輩のステージへ乱入し主役の座を奪う
告白祭のステージ。
阿部先輩がチャイルドスターを熱唱している最中、ステージに末晴が乱入する。
末晴VS阿部先輩。
シロを巡るライバルの戦いが始まる。
おさまけ第3話より引用
今回のメインであろう告白祭。
第3話の放送数日前にチャイルドスターのPVを公開したり本当に広報活動は上手いです。
ただ肝心のアニメが総崩れ状態なのがいただけませんけどね。
どんな上手い宣伝しても本丸であるアニメの出来がイマイチだと作品人気は上がらないと思うのですけど。
さて原作では阿部先輩を歌とダンスで圧倒した末晴。
ただアニメだとそこまで圧倒したような感じは受けませんでしたね。
原作だと、
「その圧倒的な存在感と面影、7年の歳月を超えて、今伝説のダンス再現される」
という風に書かれているのですよ。
阿部先輩と末晴のダンス、そこまで差があるようには全く見えませんでした。
更に言うと阿部先輩からも末晴からもダンスシーンでオーラが伝わってこないのですよ。
このシーン、絵を動かすことにいっぱいいっぱいで、ダンスがおざなりな感じ。
つ~か、ダンスに力を入れず、伴奏している生徒や楽器の方をしっかり描かれているのはどうかと。
まあ、静止画に逃げず動かしたことは偉いと思いますけどね。
末晴が告白した相手は「クロ」だった
阿部先輩からステージのメインを奪った末晴。
末晴はシロではなく、クロへ告白する。
おさまけ第3話より引用
自分の気持ちに素直になった末晴。
結局選んだのは初恋の人(シロ)ではなく幼馴染(クロ)だったという訳です。
末晴のことだ好きで好きでたまらないクロは当然OK…と思ったらまさかの「ヤダ」。
これ、末晴が可哀想過ぎる。
初恋の呪いを断ち切ってクロを選んだのに。
今までのイチャイチャや思わせぶりな態度は何だったんだよ。
後で哲彦と阿部先輩のシーンでクロの気持ちを哲彦が代弁してました。
クロは最初末晴に振られたことを根に持っていたと。
だからその仕返しに拒絶したのです。
ただ冷静になって拒絶したことを後悔することになりますが。
正直ここでクロが告白を受け入れていれば、全部終わってたのに。
絶好の機会を逃しましたねえ。
メインキャラが自滅した告白祭の勝者は誰?
策を弄した挙句、末晴から「好きだった」と過去形で扱われたシロ。
クロへ告白し「ヤダ」と拒絶された末晴。
末晴から告白されたけど思わず拒絶してしまったクロ。
全員自滅した告白祭だが、一人利益を得た者がいた。
おさまけ第3話より引用
誰一人想いを遂げる者がいなかった告白祭。
無様としか言えません。
ただ散々だった告白祭で一人利益を得た人物がいました。
それが阿部先輩。
阿部先輩がシロに協力した理由。
それは天才子役だった末晴を復活させたかったため。
阿部先輩が末晴の大ファンであり、末晴を復活させるためにわざと嫌な役を引き受けてたのです。
阿部先輩上手くやりましたねえ。
ただもう一人阿部先輩以外で利益を得た人物がいたのです。
それは次回明らかになるかと。
おさまけ第3話を視聴し終わって
過度な期待を止めたら普通に視聴することができました。
作画はもう何言っても仕方ありませんからね。
ストーリーと声優さんの演技を楽しもうと思います。
原作通り進めば、次回は新キャラがたくさん出てくる予定。
玲菜とカラフルシスターズのCVが誰なのか物凄く楽しみです。
おさまけ 第4話の感想 「三人目のヒロイン登場!」
感想(ネタバレあり)
作画は前回よりまた良くなってました。
第1話から尻上がりに作画がよくなっているアニメって初めてかも。
でも遅すぎ。
多くの方は第1話の出来で切っているでしょうからね。
次にストーリー。
ストーリーはほぼ原作準拠。
カラフルシスターズが初登場するシーンがちょっと変わってるぐらいでしょうか。
演出面では末晴が野生化するシーンがちょっとびっくりしました。
まさか本当に猿にするなんて。
思いきったことしましたね。
まあ、この作品はギャグ寄りのラブコメなのであれくらいの演出は許容されると踏んだのでしょう。
個人的にはあれでも良いかと。
負け犬たちの遠吠え
末晴への恨みを口にするクロ。
末晴に振られた恨みを晴らすため「ヤダ」と言ってしまったことを後悔する。
そしてシロへの対抗心をあらわに。
一方のシロ。
こちらもクロへの憎悪を強くしていた。
おさまけ第4話より引用
クロとシロ。
末晴を巡る恋のライバルですから当然相手のことが大嫌い。
目の前にいない相手に悪態を付く二人。
ここから相手へのさや当てなどが激しくなってきます。
まさに女の戦いって感じに。
それにしても末晴も含めて学校行きづらいですよねえ。
告白祭の話は学校中に広まっているでしょうし。
プライド高いシロなんか、再び不登校になってもおかしくないと思いますけど、ここで休めばクロに出し抜かれると思ってそうな気がします。
末晴の動画をサイトにアップした哲彦は大儲け
末晴の告白動画がネットの動画サイトに公開され拡散される。
仕掛けたのは末晴の悪友哲彦だった。
動画がバズったおかげで哲彦は大儲け。
当然哲彦に反発した末晴だったが…。
おさまけ第4話より引用
ネットに公開して一攫千金。
哲彦上手くやりましたねえ。
何でも屋の玲菜が第3話で撮影したり、クロにマイクを向けたりしてましたけど、全部哲彦の指示。
元人気子役の甘酸っぱい告白シーン。
そりゃあアップすればバズりますわ。
ただ哲彦の目的はお金だけではありません。
こうやってネットに公開することで末晴の存在を世間に認知させることも目的だったのです。
ではどうして末晴の存在を認知させたかったのか?
そこが哲彦の恐ろしいところとなります。
まあ、ある人物への復讐でもあるのですよ。
そのうちアニメでも描かれると思いますが。
3人目のメインヒロイン「モモ」がやってきた
末晴の動画を偶然視聴したモモ。
末晴と会うため穂積野高校にやってくる。
おさまけ第4話より引用
3話のCパートで末晴の動画を見てたモモ。
末晴の子役時代の後輩であり、今では大人気女優になっているモモがいきなり現れたのです。
そりゃあ学校中がパニックになりますよ。
シロも文学賞取ったり、雑誌のグラビアに載っているので一応芸能界の人間の枠に入れてもいいと思いますが、モモと比べると遥かに下。
芸能界でのステータスではモモの相手にもならないでしょう(まあ、シロの場合は文化人扱いかもしれませんが)。
クロに至っては普通の一般人。
勝負の土俵にも上がれない感じ。
まあ、芸能人の格がヒロインの勝利条件という訳ではありませんが、シロクロにとって手ごわいライバル出現と言ったところでしょう。
モモはシロやクロと仲良くやるつもりはないようです。
クロとシロを最初から過去の女扱いしてましたから。
丁寧言葉で喧嘩売りまくりです。
大きい後輩の玲菜と末晴の初対面
昼休み。
宅配ピザで手打ちをした末晴と哲彦。
哲彦は末晴に中学時代の後輩である玲菜を紹介する。
おさまけ第4話より引用
第3話でもちょっとだけ出てた玲菜。
ここで声付きで登場です。
まあ、末晴でなくても目はそこに行きますよね。
後輩なのに大きいですから。
哲彦の中学の後輩にあたり、何でも屋として哲彦がちょくちょく使っているそうですが、この二人の関係もちょっと訳あり。
原作通りだとこの後の一騒動終わった後に哲彦と玲菜の関係はわかると思います。
末晴が野生化
クロから話掛けられた末晴。
その瞬間トラウマが末晴を野生化させてしまう。
猿になった末晴はシロの後ろに隠れ、シロは勝利を確信する。
おさまけ第4話より引用
告白祭でクロに振られてしまった末晴。
そのトラウマが予想以上に大きいことを現すシーンでした。
そりゃあ、現実逃避のために野生化しますわ。
さすがに野生化してマスコットの猿みたいな姿になるのは想定してませんでしたけど。
ここで間接的に利益を得たのがシロ。
シロは末晴を振った訳ではありませんからね。クロと違って。
末晴がしがみ付いたことも嬉しいでしょうけど、それ以上にシロに対して優位に立てるというこの状況が嬉しくて堪らない様子。
シロの性格が良く出ててここのシーンいいですわ。
モモが末晴の前に現れた理由
末晴が帰宅するとそこにはモモの姿が。
モモの手料理を食べた後、モモは末晴の前に現れた理由を話す。
おさまけ第4話より引用
売れっ子の女優の手料理。
それも死んだ自分の母親の直伝の手料理食べれるなんて。
普通ならこの時点でモモに落ちても不思議ではないのに。
まあ、末晴からすればモモは恋愛の対象外ということなんでしょうね。
事務所の後輩だった訳ですし、すぐに恋愛の対象には見れないのでしょう。
さてモモが末晴の前に現れた理由。
もちろん動画を見て恋しくなったということもあるでしょうけど、一番の理由は事務所の社長から末晴の芸能界復帰とクロのスカウトを頼まれたから。
末晴だけでなくクロまで。
動画の中では「ヤダ」としか言ってないはずなのに。
あの「ヤダ」という言葉に何か光るものがあったのでしょうか?
碧、蒼依、朱音が末晴の家にやってきた理由は?
末晴の家にやってきたクロの妹達。
彼女たちからクロが記憶喪失になったことを末晴は聞かされる。
おさまけ第4話より引用
原作だとクロとシロのベッドシーンの前に初登場しているクロの妹達。
アニメでは4話Bパートの最後でようやく登場です。
既に2話の段階で姿だけは登場してましたけど、声付きは今回初となります。
おさまけ第2話より引用
カラフルシスターズの特性をまとめるとこんな感じ。
- 黒羽:長女であり名前の通り腹黒属性アリ。何でもできるが味覚だけ宇宙
- 碧:次女で体育会系。末晴とは男兄弟みたいな感じ。胸が大きい。
- 蒼依:三女で優しい性格。健気な妹系。朱音とは双子。
- 朱音:四女でコミュ障気味。眼鏡がトレードマークの冷静才女。
万能型、体育会系、妹系、眼鏡っ子。
いろんなヒロイン揃ってます。
こんな幼馴染がいるなんて。
末晴が羨ましすぎる。
まあ、クロの妹達の話は今回はどうでもいいです。
クロの妹達から末晴が聞かされたこと、それは「クロが記憶喪失になった」。
まさに超展開。
アニメ組の方は予想の斜め上を行く展開に混乱したかも。
おさまけ第4話を視聴し終わって
2話のカラフルシスターズの作画がイマイチだったので、4話で初登場する際、全く期待してなかったのですが、予想外に作画がよくて嬉しい誤算でしたわ。
さてストーリー的にはクロの記憶喪失、末晴とクロのスカウトが次回以降のメインとなります。
クロの記憶喪失も気になりますが、末晴とクロをスカウトしようとしている事務所の社長も気になります。
まあ、その事務所の社長との対面でいろいろ大変な目にあるのですけどね。
おさまけ 第5話の感想 「幼馴染は記憶喪失」
感想(ネタバレあり)
作画は現状維持という感じ。
時々顔が作画がおかしくなるくらい。
贅沢言いません。このレベルを維持してください。
ではストーリーの話を。
内容的には「クロの記憶喪失」と「末晴がハーディプロへ復帰or群青チャンネル」が話のメイン。
ほぼ原作通りの内容でした。
まあね、ご都合主義全開ですよね、クロの記憶喪失って。
丁度「ヤダ」と言って末晴を振ったところの記憶が喪失したのですから。
クロが末晴を振ったことで末晴にトラウマが生じ、結果的にクロは末晴にアプローチできなくなった。
でも末晴のトラウマだった「クロが末晴を振った」ということを有耶無耶にすることができれば。
末晴ってあまちゃんですからね。
クロが記憶喪失して苦しんでいるとわかれば幼馴染として何とかしたいと考えるでしょう。
そしてクロが末晴を振ったことを覚えていないのです。
覚えてない人間に「トラウマの原因」とか責任追及なんてできませんし、トラウマでクロに接することができないなんて言えないはず。
末晴の性格では。
クロの記憶喪失が本当か嘘かはいずれわかります。
まあ、それでまた一波乱あるのですが。
あとハーデイ・瞬について。
予想以上にうさん臭さ満載でしたわ。
もうちょっと若いキャラデザになると思ってましたが、結構年配な感じでしたね。
まあ、アニメ化される範囲では憎たらしさだけあればいいので、これで良いと思います。
碧とモモは仲良くなれない
末晴と碧達が話している最中、みどりたちの前に現れるモモ。
モモは碧たちを手なずけようとするが。
おさまけ第5話より引用
このシーンは記憶喪失の話より、碧たちの紹介とモモと碧が相いれないところの方がメインだったかと。
碧って意外とミーハーなんですけど、なぜかモモだけにはなびかないのですよね。
まあ、モモが腹黒い性格に一端を見せたのも原因なんでしょうけど、碧の女の勘が働いたのかも。
モモが末晴にべたべたしたのも不信感を持った理由なったかな?
モモが帰った後、クロの記憶喪失について話し合いますが、そこでは朱音が話の主導権を握ってた印象。
その一方、蒼依はほぼ空気。
まあ、原作ではこの時末晴の家を訪問したのは碧と朱音の二人だけですからね。
カラフルシスターズの顔見世シーンと改変したので、無理やりここで蒼依も登場させたのでしょう。
だからセリフがほとんどなかったのかと。
あと碧、蒼依、朱音の3人が末晴に気があるようなシーンを入れたのは良かったです。
後々効いてくると思うので。
クロの記憶喪失で末晴のトラウマも棚上げ
一緒に登校するため末晴を待っていたクロ。
記憶喪失になったクロに末晴は戸惑う。
おさまけ第5話より引用
猿化するくらい酷いトラウマでクロに接近させなかった末晴。
しかしクロが記憶喪失となったことで末晴のトラウマも一端棚上げになったようですね。
完全にトラウマが払しょくされた訳ではありませんけど。
でもやっぱり都合良すぎ。
トラウマってこんな簡単にどうにかなるようなものではないでしょうに。
また記憶喪失も都合よすぎる。
記憶喪失になったことがクロをある意味救ったのですから。
末晴はもっといろいろ疑うべきだと思いますわ。
末晴がクロの記憶喪失の真偽を確かめる
クロの記憶喪失の真偽を確かめるため、末晴はタコさんウィンナーをクロに食べさせようとする。
おさまけ第5話より引用
記憶喪失がホントかウソか確かめるためにタコさんウインナーを食べさせる。
意味不明な感じですが、偏食であるクロに対しては有効な手段…と言いたいところですが、ちょっとおかしくね?
だって記憶喪失になったのは一部分だけ。
つまり小さい時の記憶はあるはず。
クロがタコさんウインナーがダメだったのは子供の頃の話であり、一部だけ記憶喪失になってもタコさんウインナーを食べることができるかどうかで記憶喪失の有無はわからないと思うのですけど。
まあ、そこは制作側もわかっているようで、記憶喪失のショックで食べるようになったと予防線張ってたけど、食べることができてもどこの部分が記憶喪失がわからないかと。
哲彦が群青チャンネル構想を披露する
末晴、クロ、シロの前で哲彦は自分が考えていた構想を披露する。
それが群青チャンネル。
哲彦の話を聞いた末晴は芸能界復帰or群青チャンネル参加を迷うことに。
おさまけ第5話より引用
普通に考えたら芸能界復帰一択だと思いますけどね。
動画配信サイトで動画がバズれば大きいと思いますが、なかなか継続させるのは難しいですからねえ。
哲彦的には一時的にも稼ぐことができれば十分と思っているようにも考えられます。
ただこの時点の哲彦は別の思惑もあって群青チャンネル構想を末晴たちに披露したのです。
まあ、端的にいうと末晴を悩ませて芸能界復帰という決断を簡単に出させないようにするため。
それをする理由については次回か次々回ぐらいに明らかになるかと。
ハーディ・瞬との対面!そして決別
末晴はクロたちを連れてハーディ・プロを訪問する。
そこでハーディプロの社長であるハーディ・瞬と対面する末晴たち。
当初はハーディ・瞬にゴマをするような態度をとる末晴だったが、ハーディ・瞬がクロを馬鹿にしたところで空気が一変。
末晴は激怒する。
おさまけ第5話より引用
一般人が想像する芸能界の業界人そのまんまなハーディ・瞬。
末晴はかなりヨイショしてましたけど、ヨイショしたのは子役時代の処世術なんでしょうね。
ハーディ・瞬自身は胡散臭くても事務所の社長。
復帰すれば末晴のプロデユースとかはたぶんこのおっさんがするはずなので、少なくとも現時点では適当なこと言って乗せておくのが良いという判断かと。
ただハーディ・瞬がクロを馬鹿にするようなことを言ったことで末晴の態度が一変。
幼馴染であるクロがどれだけ大事であるかよくわかりますわ。
クロからすれば、この末晴の激怒は嬉しかったでしょうね。
自分のために芸能界復帰をフイにしたのですから。
そしてシロの前で自分のために激怒した末晴を見せることができてクロは満足だったかと。
ハーディ・瞬についてはムカついたでしょうけど。
おさまけ第5話を視聴し終わって
クロの記憶喪失問題が膠着する中、新しい問題が生じることになりました。
普通にハーディプロ復帰の話は無くなるでしょうね。
そして末晴が群青チャンネルに参加するのはほぼ確実。
しかしハーディ・瞬はこれで引き下がるような男ではありません。
原作通り進むことになれば次回はハーディ・瞬との対決となります。
そしてハーディ・瞬との対決が終わった後、クロの記憶喪失騒動も決着することに。
まあ、その過程で一波乱ありますけど。
おさまけ 第6話の感想 「なぜ群青同盟の動画が2本だったのか?」
感想(ネタバレあり)
CM勝負、クロの思惑、そして哲彦とハーディ・瞬の因縁などがすべて描かれる内容の濃い回でした。
そして目玉は群青同盟のCM。
3話のダンスシーンがあれだったので、今回のCMもそこまで期待しておりませんでした。
ただ2本目のアシッドスネークとのコラボPVの方の出来は思ってたよりは良かったです。
エフェクトでだいぶん誤魔化してましたけど。
その一方今回は脚本と作画がちょっと。
特にアシッドスネークとのPVまでの流れが。
原作読んでいる人はわかりますけど、原作見てないアニメ組に方にはイマイチ分かりづらかったかと。
「群青同盟の方だけ何で2本CMあるんだ」、「2本目はアクアマリンの宣伝になってないじゃん」と思う人いるはず。
あれはシロが対決の条件に入れ込んだものですが、それがアニメだとホント分かりづらい。
一応条件書かれた書面が映り込むシーンがあったのですが、これだけだと意味理解できないと思います。
おさまけ第6話より引用
「CM勝負は出演者の仕事を妨げるものではないが、仕事上で今回のCMに関する宣伝等をすることは禁ずる」。
これがシロが出した条件ですが、これってCMの宣伝をしなければOK。
「視聴者が勝手にCMの続きだと誤解しても知らん」という意味にも取れます。
群青同盟の2つ目の動画。
あれはアクアマリンのCMではありません。
あれはアシッドスネークの新曲のPV。
以前碧がアシッドスネークの新曲が過激とか何とか言ってましたけど、その過激の曲のPVが群青同盟の2本目の動画だったのです。
アシッドスネークと昔親交があった末晴がそのコネを使ってPVに出演させてもらったという訳。
群青同盟の方のCM(1本目の動画)、商品であるアクアマリンより群青同盟にフォーカスしてましたね。
あれはアシッドスネークのPVと連動させることを最初から想定してたから。
アシッドスネークのPV見た後、もう一度群青同盟のCMを確認したいと思う人がたくさん出るように仕組んでたという訳です。
原作読んでなくてアニメを1回見ただけでここまで理解できる人いないと思います。
もう少し説明入れて欲しかったです。
それにモモ関連の話。
原作ではもうちょっと丁寧だったんですが、端折りすぎで平坦すぎ
そのせいでモモがCM勝負をお膳立てした本当の理由がちょっとわからない。
尺の問題があったのでしょうけど、残念でした。
あとアシッドスネークのPVのシーンに全力注いだのか、他のシーンの作画結構酷くなっている感じでしたね。
ただ今回はPVのところが想定よりしっかり作っていたので個人的には満足です。
あれ以上望んでもたぶん無理でしょうから。
ハーディプロVS群青チャンネルのCM勝負
クロを侮辱したハーディ・瞬に激怒した末晴。
その末晴をハーディ・瞬がクズ扱いしたことで今度は哲彦が激怒する。
大混乱に陥った状態を収拾するためモモはCM勝負を提案するが。
おさまけ第6話より引用
この時点ではハーディ・瞬と哲彦の関係は不明。
ただし哲彦の怒り具合、さらにハーディ瞬の言動から何らかの関係があることがわかります。
口が悪いところとか、キレやすいとことか、結構似ている感じですね(意味深)。
あと話の流れ的にCM勝負になりましたけど、CMのスポンサーがシロパパの会社だったんだから、シロパパに頼めばハーディ・瞬を矛を収めて有耶無耶にできたと思いますけどねえ。
モモの過去の話
女優として絶頂を迎えているモモ。
しかし彼女にも苦労した過去が。
おさまけ第6話より引用
順風満帆で苦労とは縁がなさそうなモモ。
しかし彼女にも苦労した時代があったのです。
今回モモの過去でわかったこと。
- モモには姉がいる
- モモとモモの姉は毒親から逃亡
- モモの姉のおかげで生活できてた時期がある
- 末晴の言葉で女優として開花
- 現在のモモは姉が大学に行く援助をしている
親はダメだけど、姉に恵まれたモモ。
さらに子役時代に末晴と出会ったことで飛躍のチャンスを掴めたようです。
ちなみにモモの姉。
性格的には本当に良い人ですが、酒を飲むと…。
まあ、そこら辺はアニメでもたぶん描かると思います。
群青同盟のCMの内容
群青チャンネルのCMを見たモモ。
すぐに末晴と電話で会話するが、末晴はどこか外にいるようで。
おさまけ第6話より引用
今回のメインとなるCM対決。
モモが出演するハーディプロ側のCMはカットする一方、群青チャンネル側のCMは2本ともしっかりと描かれてました。
まあ正確に言うとCMは1本で、アシッドスネークのPVが別に1本あるだけ。
CM単体ではモモが出演するハーディプロのCMに勝てない。
そこでCM以外にCMの続きを匂わせるアシッドスネークのPVとコラボして、群青チャンネルが作ったCMをもう一度見たいと思わせる作戦を取ったのです。
原作ではこの辺がしっかり書いてあるのですが、そういう説明はほぼなし。
アニメ組の方はCM以外にもう一本PV見せられてパニック状態になったかも。
PVの出来はホント良かったですが、そのPVの意味が分かりづらかったのが原作ファンとしてホント残念。
第5話で末晴とアシッドスネークに交流が合ったことを匂わせるシーンとはしっかり描いてたのに。
別のシーンを削って、PVの意味が分かるようにして欲しかったです。
まあ、今回はOPEDカットして尺を稼いだ上でこれですから仕方ないですけど。
ハーディ・瞬と哲彦は親子だった
CM対決で群青チャンネル側が勝利した後、学校を訪れたシロパパは哲彦と言葉を交わす。
そこで哲彦はハーディ・瞬の息子であることが判明する。
おさまけ第6話より引用
CMのスポンサーであるシロパパ。
そりゃあCM依頼したのですから、身元調査ぐらいしますよね。
そして判明した哲彦とハーディ・瞬との関係。
原作ではもう1つ哲彦の家族関係の話があったのですが、アニメではカット。
たぶん沖縄合宿の話のところに入れ込むんでしょうね。
口が悪いところやキレやすいところ以外にもお金が大好きそうなところは親子でそっくりかと。
哲彦とクロの密談の内容とは?
シロパパと別れた後、哲彦は阿部先輩に捕まり、今回の採点をせがまれることに。
そこで哲彦はクロとの会話の内容を阿部先輩に話す。
おさまけ第6話より引用
クロの記憶喪失に始まる今回騒動。
哲彦的に勝者はクロと断言しました。
その理由はトラウマが原因でクロを拒絶してた末晴との関係を記憶喪失のフリで再構築したこと。
はい、やっぱり記憶喪失は嘘でした。
まあね、このままだと末晴とシロの距離が縮まる一方、クロは末晴との仲を進展させることができませんからねえ。
何か手を打つのは当たり前。
そしてそこに哲彦を噛ませることで、哲彦がクロの邪魔をしないように手を打つ。
哲彦の方もハーディ・瞬に末晴が取り込まれる訳にはいきませんので、クロと共闘するのは自分の利益になると。
また哲彦の話から自分もハーディ・瞬と顔を合わせた方が末晴の芸能界復帰の芽を潰すことができるかもしれないと判断。
そこまで考えてたクロはさすがです。
ただ爪が甘かった。
全部上手く行って緊張が緩んだのでしょうね。
記憶喪失のフリしてたのが末晴にバレた
末晴と一緒に帰るクロ。
そこでクロは記憶にないはずの話をしてしまい、記憶喪失が嘘だったことが末晴にバレてしまう。
おさまけ第6話より引用
末晴との関係を再構築することに成功したクロ。
もう我が世の春って感じで油断したのでしょう。
自分の言葉が原因で末晴に記憶喪失が嘘だったことがバレてしまいます。
ここで素直に謝罪していればいろいろ変わったのですが。
クロは謝るよりも「テヘペロ」で逃れる手段を選んでしまいます。
これが吉と出るか凶と出るか。
次回のお楽しみということで。
おさまけ第6話を視聴し終わって
これで原作2巻の内容が終わりました。
記憶喪失のフリしてたのがバレたので、クロと末晴の中は拗れることになります。
そしてこの間隙をぬってシロが逆襲に出るのが原作3巻。
次回からの合宿の話、楽しみです。
おさまけ第7話の感想 「哲彦がシロに協力した訳」
感想(ネタバレあり)
今回はシロの逆襲回と言っても過言ではないでしょう。
阿部先輩を通じて自分の劣勢を知ったシロは天敵である哲彦と手を組みます。
末晴をゲットするためなら大嫌いな相手とも手を組む。
シロの覚悟が伝わってきますわ。
シロがもぎ取った時間はクロたちが沖縄にやってくるまでの1日間だけ。
ただシロは忘れてました。
ライバルはクロだけではないということを。
結局モモとの戦いで時間を浪費しそうな気配ですわ。
一方のクロ。
記憶喪失の嘘がバレて絶対絶命。
おまけにシロに出し抜かれてシロと末晴がさらに仲良くなる機会を与えてしまうことに。
記憶喪失で末晴との仲を元に戻したことがシロの逆襲を生んだのですが、そんなことクロが知るはずもなく。
この辺はホント上手く話練られていると思いますわ。
末晴とクロが大喧嘩
クロの記憶喪失が嘘だと発覚し激怒する末晴。
末晴は嘘を付いた理由をクロに尋ねるがクロは誤魔化そうとする。
それを見た末晴はさらに激怒し、クロとの大げんかに発展することに。
おさまけ第7話より引用
ここでクロが嘘付いた理由を話せば末晴もあそこまで怒らなかったでしょうね。
ただ理由を言いたくなかったクロの気持ちも分かります。
だって嘘ついた理由ってトラウマのせいで近づくことができなくなった末晴と再び仲良くするためなんですから。
これを自分の口で言うはある意味罰ゲームです。
でもこれだけ拗れたのですから、結果的には恥ずかしくても理由言うべきだったかと。
まあ、仲直りしてもたぶんこの後のシロの反攻を止めることはできなかったでしょうけどね。
哲彦がシロに手を貸す理由とは?
阿部先輩から自分が劣勢に陥ったことを指摘されたシロ。
この劣勢を挽回すべくシロは哲彦に電話する。
おさまけ第7話より引用
末晴が出演する作品の台本を作る。
その夢を達成できてご満悦だったシロ。
しかしその間に末晴とクロの仲が元の戻り、自分が末晴争奪戦で劣勢に立たされていることに全く気付いてなかったようです。
まあ、末晴のトラウマがそう簡単に解消する訳ないと高を括っていたのでしょうけど、迂闊でしたね。
実際のところ記憶喪失の嘘を末晴が把握し、末晴とクロの仲が険悪になってますけど、そんなことシロは知る由もなく、シロは逆襲するため哲彦と共闘することに。
シロにとって哲彦は天敵のようなもの。
薄情を体現する哲彦はシロから見れば一番嫌いなタイプなはず。
でも哲彦の協力がなければ逆襲の糸口さえも掴めない。
シロは断腸の思いだったかも。
でもこれもすべて末晴を自分のモノにするため。
恋する乙女は自分の恋を成就させるためなら手段を選ばないといったところでしょうか。
女性は強いです。
一方の哲彦。
こいつの頭にあるのは群青同盟を大きくすること。
そして自分の父親であるハーディ・瞬を見返すがたぶん目的なんでしょう。
そのためには群青同盟を強くしなければならない。
そこで問題となるのは末晴の存在。
現在の群青同盟は末晴を中心に末晴に惚れている女子3人が牽制し合うことでバランスを取っております。
つまりこのバランスが崩れるとマズいのです。
前回哲彦がクロに手を貸したのはおそらくシロ絶対有利の状態を潰すためだったのかと。
そして手を貸した結果、今度はシロが劣勢に。
そこで哲彦はシロからの要請を受けいれたのでしょう。
こういうことはアニメ本編でわかるようにして欲しいのですけど、さすがに無理でしょうかねえ。
まあ、この解釈自体合っているかどうかわかりませんけど。
シロ・哲彦連合の策略で沖縄合宿決定
群青同盟の企画会議で水着でのPV撮影を提案する哲彦。
当然女性陣の猛反発を食らうことに。
ただそこでシロが修正案を提示し、多数決の結果シロが修正したPV撮影およびそのための沖縄合宿が可決されてしまう。
おさまけ第7話より引用
反発食らうような提案を出した後に、それより幾分受け入れられやすい案を提案する。
ラノベ内の会議などでよくあるパターンですが、今回シロと哲彦が使ったのもこの手。
クロやモモが水着のPV撮影に拒否反応を示すのはシロや哲彦も想定済。
そこでクロやモモに反発させたところで、それより受けいれやすいシロの提案への反発を少なくする。
ホント策士です。
まあ、今回は哲彦とシロがグルだったとはいえ、手並みが上手すぎますわ。
蒼依が「旅行マジック」封じ
末晴とクロが喧嘩中のため、クロの代わりに末晴の家の掃除にやってきた蒼依。
蒼依は末晴とクロの仲を心配し話を聞くことに。
おさまけ第7話より引用
カラフルシスターズの三女である蒼依。
今回クロに代わって末晴の家の掃除にやってきますが、本当の目的は末晴とクロの仲裁。
クロとしては沖縄合宿前に何とか末晴との仲直りの端緒を掴みたいのでしょう。
だから末晴も警戒しない蒼依を送りこんだのかと。
蒼依は末晴とクロの仲直りさせるまでには至りませんでしたが、人生相談みたいな話の中で末晴に釘を刺すことには成功しました。
「旅行マジック」というキーワードを末晴に教えて、勢いでシロとくっつかないように末晴に伝えたのです。
この釘刺しが功を奏するかどうか。
それは次回のお楽しみということで。
哲彦と玲菜の関係が明らかに
食事をする哲彦はシロの父である総一郎と車の中で話したことを思い出す。
総一郎が哲彦と玲菜の関係に言及したことを。
おさまけ第7話より引用
同じ中学出身(おな中)ということで玲菜を使っていると言ってた哲彦。
しかしそれだけではありませんでした。
哲彦と玲菜は母親が違う兄妹だったのです。
原作では哲彦とハーディ・瞬の関係が明らかになった場面で一緒に哲彦と玲菜の関係も明かされるのですけど、何でアニメではここに入れ込んだのでしょうか?
正直ここは本当に意味不明です。
ここに入れ込む必要性無いし。
無理やり順番変えなくてもいいのに。
沖縄到着!そして始まるモモVSシロの料理対決
モモの姉である絵里の引率で沖縄に到着した群青同盟一行。
そこでモモVSシロが料理勝負することになってしまう。
おさまけ第7話より引用
クロがいない間に勝負を付ける。
それがシロの戦略でしたが、シロの前にモモが立ちはだかります。
シロは偏見で「モモは料理が苦手」と勝手に思い込んでいたようですが、予想に反してモモは料理が得意。
そりゃあ、親から逃げて姉と一緒に生活してたのです。
姉が働いている間に料理ぐらいはしようと考えて料理をしているうちに腕も向上するはず。
シロ誤算でしたね。
さらに売り言葉買い言葉でシロはモモと料理対決することに。
せっかくクロを排除して時間作った苦労が台無しになりそうな気配です。
おさまけ第7話を視聴し終わって
次回はモモVSシロのお料理対決。
さらにクロたちが合流してからのPV撮影ぐらいまでは進みそうですね。
クロたちがやってくる前にシロは末晴との仲を進展させることができるか?
次回はこの点に注目して視聴するつもりです。
おさまけ 第8話の感想 「末晴とシロがイチャイチャ」
感想(ネタバレあり)
今回はいわゆるテコ入れと言われる「水着回」。
製作陣もそれはわかっているようで、水着シーンの作画はクオリティ高かったです(他のシーンと比較して)。
✨❣️本日放送❣️✨
🟧第8話「逆襲の白草」🟩海といえば、皆様お待ちかねの~~👙
本編カットを一部チラ見せ✨
是非放送をお楽しみにー!🌊🏝️🍀STORYhttps://t.co/Bh2ReMusQK#osamake pic.twitter.com/smSbm8Qi1p
— 【公式】幼なじみが絶対に負けないラブコメ(おさまけ)好評放送中 (@osamake_project) June 2, 2021
良かった。
ラブコメ作品で水着シーンだダメだったらボロクソ言われますからね。
では内容のお話。
今回のメインはシロ。
哲彦と組んでクロを排除し、末晴ゲットする目論見でしたが計画倒れに。
ただシロが立てた当初に計画が台無しになったためにシロは末晴と良い雰囲気になってました。
そして発動する「旅行のマジック」。
ここで末晴とシロがキスしてれば決着が付いたはず。
しかしこの事態を憂慮した蒼依が仕掛けた「旅行のマジック」阻止トラップが発動。
末晴は蒼依の言葉を思い出してキスするのを中止します。
蒼依の言葉がクロを救いましたね。
逆にシロは千載一遇のチャンスを潰してしまいました。
ここはシロが強引にキスすべきだったと思います。
この失敗は痛いです。
でもシロはそんなこと微塵も思っていないでしょう。
末晴の優しさに触れることができ、イチャイチャもできたので。
料理対決のお題が「鍋」の決定
料理勝負することになったシロとモモ。
そこでモモの姉である絵里がお題を「鍋料理」にすることを提案する。
小声で異議を唱えるシロ。
しかしシロの異議は他の誰にも聞こえずお題が鍋料理に決定してしまう。
おさまけ第8話より引用
後でわかることですが、シロは末晴の好物である「から揚げ」を作ってあげることで点数を稼ぐ作戦でした。
しかし料理勝負をモモとすることになった上、そのお題が「鍋料理」になってしまい頭を抱えることに。
はい、シロは料理が得意ではなかったのです。
シロはもっと強く異議を唱えるべきでしたね。
ここでコミュ障なところがマイナスに働いてしまいましたわ。
その一方、モモの方は玲菜と仲良くなることに成功します。
何でも屋としての玲菜の力を利用しよう…というよりは同い年の友達が欲しかった気持ちが強いような感じでした。
原作では空港で仲良くなった二人でしたが、ここは良い改変だったかと。
モモが目論む末晴三分の計
末晴と哲彦の話を盗み聞きしたモモと玲菜。
モモは末晴ゲットのために計画した末晴三分の計を玲菜に披露する。
おさまけ第8話より引用
末晴三分の計。
それは末晴の体を三等分し、クロ・シロ・モモの三人で分け合うという恐ろしい計画…ではありません。
実際は末晴がクロとシロ、どちら一方を選ぶという事態を避けつつ、モモ自身が末晴に恋愛対象として見られるまで時間を稼ぐという計画です。
ラブコメの女性キャラって主人公を独占したい気持ちが強いはず。
しかしモモは自分の現状を把握し、今のままではクロとシロと戦えないと判断。
そして自分がクロシロと対抗できるようになるまではハーレムも許容するというのです。
モモ凄いです。
群青同盟では最年少なのに。
シロのプライベートビーチでシロとイチャイチャ
シロの別荘に到着した一行。
絵里以外は水着に着替えて海で遊ぶがシロの姿がない。
そんな中末晴のスマホにシロからの電話が。
おさまけ第8話より引用
さあ、ここからが今回のメイン。
水着オンパレードシーンです。
シロとモモだけでなく、玲菜の水着姿まで見れるなんて。
おさまけ第8話より引用
玲菜の破壊力ハンパないですわ。
この8話。
水着シーン以外は作画がよくありません。
でも今回に限ってはそれでも構わないという気持ちになります。
だって水着のところの作画だけは「さすが動画工房」って感じになっているので。
それだけで満足です。
さて、シロは末晴攻略のために勝負に出ます。
末晴だけを呼び出し、自分の水着姿を見せる。
つまり末晴に特別感を与えて末晴の気持ちを自分へ向けようとしたのです。
このシロの目論見は成功します。
末晴はシロの水着姿を独占してシロとイチャイチャ。
初恋相手とこんなことできるなんて羨ましすぎる。
最後は邪魔が入りましたが、末晴のシロへの好感度はかなり上がったかと。
旅行マジック阻止でシロの計画失敗
料理対決が始まり鍋料理を作り始めるモモ。
末晴はモモの料理を手伝おうとするがシロがいないことに気付き、モモにシロがどうしたのか尋ねる。
おさまけ第8話より引用
ダンスが上手く踊れなかったことに加えて、料理勝負の勝ちが見えないという絶望感でシロもかなりダメージを食らったのでしょう。
さっき水着で末晴とイチャイチャしたという事実を帳消しにするくらいに。
ただ神様はシロを見捨ててはいませんでした。
シロを心配した末晴が探しにやってくる。
末晴はシロへ優しく、そして今度こそ邪魔者がいない。
最高のシチュエーションであり、末晴とシロは顔を近づける。
「旅行のマジック」発動ってことなんでしょう。
普通ならここで決着がつき、末晴争奪戦はシロの勝利となるはず。
でもシロはキスすることができませんでした。
それは末晴がキスするのを止めたから。
はい、ここで蒼依が第7話で仕掛けた「旅行のマジック」阻止が発動してしまったのです。
末晴の性格を考えた上での旅行マジックに注意するように吹き込んでいた蒼依。
クロ陣営やモモ陣営からすればグッジョブですね。
ここは上手く伏線が働いたと思いますわ。
おさまけ第8話を視聴し終わって
今回は最後にクロたちが到着したところで終了です。
ちなみに末晴たちは原作では夜遅くまで麻雀してました。
アニメ版でも麻雀牌が床に落ちているところが流れましたね。
次回はここからとなります。
次回はクロの末尾に好きを付ける作戦やクロシロモモのダンスシーン、そしてあるキャラが自分の気持ちを吐露するシーンが流れるはず。
次回も大事なところ(水着)だけは作画崩れないように祈りたいです。
おさまけ 第9話の感想 「シロのターンは終わらない」
感想(ネタバレあり)
本作の鬼門というべきダンス。
この第9話でもダンスシーンが描かれています。
正直そこまで期待してませんでしたが、第3話で描かれた末晴のダンスに比べるとマシでしたね。
動いててあまりカクカクもしてなかったかと。
ただし動きに全振りして、顔の作画は捨ててましたけど(顔の作画だけなら3話のダンスシーン方がマシ)。
ではダンス以外の話も。
今回もテコ入れ回です。
第8話で水着姿を披露したシロ、モモ、玲菜に加えて、この9話ではカラフルシスターズ(クロ、碧、蒼依、朱音)、モモの姉である絵里が水着姿を披露します。
❣本日放送❣
第9話「パラダイスSOS」より
本編カットをちょっぴりチラ見せ✨🟩STORY🟧https://t.co/Bh2ReMM3Ii#osamake #おさまけ pic.twitter.com/x7yWS99Rlv
— 【公式】幼なじみが絶対に負けないラブコメ(おさまけ)好評放送中 (@osamake_project) June 9, 2021
水着のシーンについてはしっかり描かれているので安心です。
たぶん水着のシーンに資金と労力集中させたんでしょうね。
あと蒼依の独白のシーン。
原作では「蒼依の儚さが強調されていて蒼依の肩入れしたくなった」のですが、アニメだとそこまでなかった気が。
演出はそこまで悪くなかった感じですけど、絵ですかねえ。
クロの「好きを10倍言う」作戦開始
シロと親しげに会話する末晴を目撃したクロ。
危機感を覚えたクロは末晴を落とすために考えていた作戦を実行に移す。
おさまけ第9話より引用
末晴たちより1日遅く沖縄に到着したクロ。
予想以上に末晴とシロが親しげに会話するところを目撃して焦ったのでしょう。
普通の人なら引くような作戦を実行に移しました。
それが「好きって10倍言う」作戦。
「好き」って言葉って強い威力がありますが、それを多用するとその威力はどんどん落ちていくはず。
ただ相手が末晴だとある程度は有効だったようです。
ただこの作戦では「嘘の記憶喪失」で失った末晴の信頼を回復させるまではいきませんでした。
実際に信頼回復の決め手は末晴がクロの頑張りを評価したから。
何か変則的な手を使うより幼馴染という立ち位置をもっと活用した方が攻略楽な気がしてきましたわ。
シロの極秘練習を見守る末晴
深夜、一人浜辺でダンスの練習をするシロ。
末晴はそんなシロの姿を見守っていた。
おさまけ第9話より引用
第8話のやりとりなどでシロは「末晴との適切な距離や自分の役割」をしっかり把握したようです。
案外これを把握できないキャラって多いですからねえ。
把握できたことはシロにとって大きかったと思います。
適切な立ち位置がわかれば、そこからのアプローチに専念できますからねえ。
仮に立ち位置間違っていれば、正解のアプローチをしても結果的に末晴攻略には結びつかないでしょうから。
モモはこの沖縄合宿終盤でシロを危険視してましたけど、たぶんシロが自分のベストな立ち位置がわかったことにモモも気付いたから危険視したのかと。
まあ、シロは末晴の初恋の相手。
このアドバンテージにさらに適切な立ち位置と自分の役割を把握したなら、まさに鬼に金棒。
クロもシロもヤバいかも。
蒼依は末晴への気持ちに気付いている
シロを見守る末晴。
その末晴をベランダから見つめている朱音と蒼依。
朱音を抱きしめた蒼依の心意は?
おさまけ第9話より引用
クロの妹である碧、蒼依、そして朱音。
三人はクロが末晴のことが好きであることを知っています。
大好きな長女のため、自分達はサポートすべき。
そんな風に表面上を思っているのでしょう。
しかし実際は…。
大好きな人のために自分に嘘を付く蒼依。
この手のキャラはズルいです。
そりゃあ、「頑張れ」と思ってしまいますよ。
第7話では末晴の相談に真摯に向き合いアドバイスした蒼依。
そして旅行のマジックが発生しないように釘を刺したのも蒼依でしたね。
クロのためにやったのでしょうけど、実際は自分のためでもあったのかもしれません。
いくら嘘という薬を使ってもも恋の毒を駆逐できる訳ではありませんから。
末晴負傷!そしてシロとの同居へ?
PV撮影後よろけたシロを抱えようとして腕を負傷した末晴。
シロは末晴の介護をするため末晴と同居することを決意する。
おさまけ第9話より引用
フラグと化していたシロの足。
しっかりとそのフラグが回収されて、末晴が負傷する事態に。
でもここでタダでは転ばないのがシロの凄いところ。
片腕負傷して日常生活で苦労する末晴を介護するため、末晴との同居を決めたのです。
そしてそれを実現させるために末晴の父の許可までしっかりゲット。
末晴のためという気持ちに嘘はないでしょうけど、同時にチャンス到来とも思っているでしょう。
クロは「好きを10倍言う」作戦なんてやっている場合じゃないですよ。
このままだとシロに押し切られちゃいますよ。
おさまけ第9話を視聴し終わって
末晴とシロが同居?
そんな話が出たところで今回は終了。
クロの逆襲が始まると思ったら、まだまだシロのターンでした。
末晴とシロが一つ屋根の下。
何にも起こらない訳ありません。
と言いたいところですが、末晴の家に同居するのはシロだけではありませんからね。
シロのメイドである「大良儀紫苑」も同居することになるのですが、この子が…。
次回もしっかり視聴しようと思います。
おさまけ 第10話の感想 「クロシロモモの三者会談開催」
感想(ネタバレあり)
水着回でリソースを使い果たしてしまったのでしょうか?
今回の作画、これまで放送された話数の中でダントツに悪いです。
それに加えてキャラとモノの対比がおかしいし。
作画一番マシだったのは紙芝居調に描かれたチャイルドキングの説明のところかも。
ストーリー的にはシロのターンが続いてますけど、それを阻止するキャラが出てきました。
シロもまさか自分のメイドが末晴との仲を邪魔しようとするとは予想しなかったことでしょう。
シロは同行させる人選間違ったと思います。
個人的に今回一番の見どころはCパートの三者会談のシーンだと思いますね。
クロシロモモが互いに牽制し、末晴を自分のモノにしようと画策する姿はこの作品の真骨頂と言えるかと。
この三者会談で一番利益を得たの誰なんでしょうねぇ。
末晴のえっちい妄想
末晴と同居することになったシロ。
末晴に「あ~ん」するだけにとどまらず、最後はえっちいことまでやってしまう。
おさまけ第10話より引用
末晴の妄想シーンですが、ホント作画悪いのが悔やまれます。
いつものようにメリハリつけて、シロのえっちいシーンだけはクオリティの高い作画で描いてほしかった。
ここの作画が良ければ多くの男性ファンは大満足だったのに。
あとほとんどの視聴者はこのシーンは妄想だとすぐにわかったことでしょう。
だってシロがここまで大胆になれるなら、とっくに勝負は付いているはずですからね。
クロもモモも末晴の家に居座る模様
末晴を介護するため、末晴と同居すると宣言したシロ。
シロやモモはそれを許容する訳もなく、自分達も末晴の家に泊まろうとする。
おさまけ第10話より引用
メイドさんがいるとはいえ、シロと末晴が同居することをクロとモモが許容できる訳ありません。
ということでクロとモモも同居しようとしますが失敗することに。
運もシロに味方したようです。
そういえば末晴の家にやってきたクロの妹たち。
その中で蒼依と朱音はちょっと変でしたね。
第9話で末晴への気持ちを再確認し、それが末晴への態度に出たのでしょう。
さすがに中学生なのでわかりやすいです。
シロのメイドさんは末晴が大嫌い
1人となった末晴へ話しかける紫苑。
紫苑は末晴へ『シロの末晴への感情は「愛情」ではなく「尊敬」』と断言する。
おさまけ第10話より引用
メイドは主人の恋を成就させるために頑張るもの。
それがラブコメにおける一般的なメイドというものですが、この紫苑は違います。
紫苑はシロが大好き。
だから末晴が邪魔。
そのため紫苑はシロと末晴の仲を徹底的に潰すつもりのようですわ。
その手始めにやったのが末晴のかく乱。
誰がどう見てもシロは末晴のことを愛していますが、それを「尊敬」と言い張り末晴を混乱させる紫苑。
まあね、末晴もシロの気持ちを察しているでしょうけど、それが100%正しいと断言できない。
だからこそ紫苑がそこに付け入ったのでしょう。
ちなみにこの紫苑さん、原作ではあることでクロを激怒させます。
原作通りだと次回あたりアニメでも描かれるかも。
クロシロモモが末晴との仲を進展させるため動き回る
正式に転校してきたモモ。
学年が違うのに末晴のところに入り浸る。
一方シロは末晴を介護するという名目でご飯を食べさせることに。
クロは末晴からシロと同居した昨晩の話を聞き出そうとする。
おさまけ第10話より引用
クロシロモモ。
それぞれが違うアプローチで末晴との仲を進展させようと躍起になってますね。
三人の中で一番成功したのはクロでしょうか?
末晴からクロと同居した昨晩の話を聞く一方、末晴と普通に会話してじゃれ合ってますから。
記憶喪失の嘘で口もまともに聞けない状態だったのにここまで回復させるとは。
また「好きだを十倍言う作戦」も末晴の方も慣れて、逆末晴が茶化すぐらいになってます。
幼馴染として末晴と一番長く過ごしてきたクロだからこそ、ここまで上手く行くのでしょうね。
群青同盟の次の企画を哲彦が提案する
可知の父親経由でテレビ局から企画の提案があったことを話す哲彦。
哲彦はその企画を群青同盟自身で進め、さらに今の末晴でしか撮れない動画の企画を提案する。
おさまけ第10話より引用
群青同盟の次の企画。
それは末晴メインの確実にPV稼げる企画ですね。
末晴が子役辞めた理由の動画と大ヒットしたチャイルドキングの真エンディング。
ネットで公開すればバズるの確実でしょう。
ホント哲彦の才能恐ろしいです。
ただチャイルドキングの著作権とかどうなるんでしょうかねえ。
権利はテレビ局とかが持っているでしょうし。
まあ、アニメ作品だからそこまで細かく言うのは野暮かもしれませんけど。
あとチャイルドキングの説明をする紙芝居風のシーン。
今回の作画で一番安定して良かったと思います。
クロシロモモの三者会談開催!そこで決定したことは?
喫茶店に集まったクロシロモモの三人。
末晴を巡るライバルである三人は、牽制し合いながら三者一両損の案に同意して互いに譲歩することに同意する。
おさまけ第10話より引用
クロシロモモ。
末晴を巡る不倶戴天の敵同士ですがまだ話し合いができるだけマシかもしれません。
争いが激化すれば話し合いなんてまずできないでしょうから。
ただ話し合いも当然戦いの一部。
互いに牽制することを忘れません。
そして話し合いの結果、全員少しづつ譲歩することに同意します。
三人が同意した内容がこちら。
- クロ:好きを10倍言う作戦終了
- シロ:末晴と同居する権利をクロやモモと分け合う
- モモ:軽はずみな行動を控える
何か三者一両損を提案したシロが一番損しているような気がしますねえ。
末晴と同居するという権利は末晴との仲を進展させるモノとしては最上級はなず。
それをあっさりクロやモモと分けあうとは。
まあ、お目付け役として紫苑がそのまま末晴家に居座るということは認めさせましたが。
もしかして紫苑を使ってクロモモと末晴の仲を決別させるつもりなんでしょうか?
おさまけ第10話を視聴し終わって
残りもあと2話。
原作第4巻を消化してアニメは終わりそうですね。
今後は三人のヒロイン達が末晴と1対1で行動することになります。
そこでどれだけ末晴との仲を進展させることができるか?
次回も目が離せませんわ。
おさまけ 第11話の感想「トラウマにも寄り添える子が一番」
感想(ネタバレあり)
群青同盟のシーンの他は概ね作画が安定してたと思います(第10話までと比較して)。
ただ群青同盟のシーン以外のところで個人的に1つだけダメだったところが。
それは末晴が泣くシーン。
せっかくの良いシーンなのに、末晴の片目だけなんか違和感あるんですよ。
たぶんほとんどの方は許容できると思いますけど、私は左右のバランスが少しでもおかしいと違和感感じるのですよね。
個人的にあそこだけは残念でした。
ストーリー的には原作通り。
シロとモモがそれぞれ末晴と一緒にドキュメンタリーを撮影しますが、事実上のアピールタイムと化してました。
個人的にはモモの方に軍配を上げたいですね。
末晴のトラウマに寄り添い一緒に泣くことができるのは点数高いです。
それに比べるとシロは末晴の良いところ、そして自分の救ってくれたところにしか目を向けてませんからね。
末晴アゲアゲはいつもやっていることであり、せっかくのアピールタイムでそれをやるのは自分的にはマイナスでしたわ。
見どころその1:自称悪党である哲彦の洞察力が凄い
末晴が子役を引退した理由。
それを週刊誌が報道してしまう。
おさまけ第11話より引用
ハーディ・瞬としては末晴と哲彦にムカつく。
あと自分の元から去ったモモにも。
そこで考えたが今回のお涙頂戴記事。
末晴は同情を得られるので+に見えなくもありません。
しかし末晴に同情が向かえば向かうだけ、ドラマ撮影を続行した当時のスタッフさんたちに非難が集まる。
ドラマ続行は末晴の意思だったので、スタッフさんが非難されれば非難されるだけ末晴自身も苦しむという寸法。
さらにモモが自分の権力使ってこの記事を揉み消そうとすれば、ハーディ・瞬側はモモが末晴の邪魔をしていると風潮できる。
その結果、モモの人気が落ちればラッキーという具合。
ハーディ・瞬って芸能事務所社長を務めているだけあって、頭がキレます。
ムカつく手法ですが有効な手には違いありませんから。
ただそのハーディ・瞬の策謀を見破る哲彦って本当に高校生なんですかね?
まあ「悪党だから」というよりは「実の親子だから」こそ、ハーディ・瞬のやりかたを看破できたのでしょう。
見どころその2:シロとのドキュメンタリー撮影「デート気分でドキドキ」
ドキュメンタリー撮影のトップバッターはシロ。
シロを末晴を自宅に招く。
おさまけ第11話より引用
なぜかここから作画のレベルが上がっています。
シロのアピールタイムで作画が悪いと興ざめですからね。
しかしまあ、冒頭から飛ばしますねぇ。
末晴とシロが一緒にベッドに座っているなんて。
これって〇Vの撮影ですか?
そしてそこから末晴とシロの昔話へ。
シロに大きな影響を与えた末晴。
シロが末晴を絶対視するのがわかるような構成でしたが、何かワンパターンな感じ。
シロ的には末晴を褒めて良い気持ちにさせることでアドバンテージ狙っているようですが、それは他のヒロインたちもやってますからねえ。
まあ、シロ自身は今回の撮影が末晴との初デートという位置付けで大満足だったようですが、これだと足元すくわれそうな気がします。
見どころその3:アホの子メイド「紫苑」との戦い
帰宅した末晴とシロを迎える紫苑。
そこから末晴と紫苑が写真を巡って戦うことに。
おさまけ第11話より引用
シロのメイドである紫苑。
本当にキャラが立ってます。
メイドって完璧かドジっ子が二者択一なところがありますが、紫苑は仕事はできるけど頭が残念な変わり種のタイプ。
そこがやはり頭が残念な末晴と良い勝負となっているのです。
紫苑は序盤から出すべきでしたね。
引っ掻き回す役としては他のキャラより適任なので。
芽衣子を引っ込めて1話から紫苑を出してても良かったかも。
見どころその4:モモとのドキュメンタリー撮影「トラウマとも向き合う」
次のドキュメンタリー撮影担当はモモ。
モモは末晴をチャイルドキングの撮影現場に連れてくるがそこは末晴の母が事故死したところだった。
おさまけ第11話より引用
今回一番印象深かったシーンです。
モモはメインヒロイン勢の中では一番年少なのに、あえて末晴のトラウマ盛り盛りのところに連れてきました。
これは結構勇気いりますよねえ。
末晴にとってこの場所は最愛の母親を亡くした場所。
いくら年月が経過しているといっても簡単に納得できないでしょう。
モモにとっては一世一代の大勝負だったかも。
末晴がトラウマに飲み込まれて撮影どころか、おかしくなってしまう危険性がありますし、こんな場所に連れてきたモモに逆ギレする可能性だってゼロではないのです。
その一方、楽しいことだけでなく悲しいことにも寄り添えることをアピールできれば、その威力は絶大です。
クロやシロに比べて劣勢のモモ。
ここに末晴を連れてきて勝負に出たのは称賛に値すると思います。
そして打算と関係なしに末晴やその母親のことを思って泣いたのはイメージいいです。
個人的にはこれまでシロ推しでしたが、今回からモモ推しに代わるかも。
それくらい今回はモモがよかったです。
おさまけ第11話を視聴し終わって
シロとモモのドキュメンタリー撮影が終わり、残りはクロのみ。
これまでシロは「復讐」、「嘘の記憶喪失」、そして「好きを10倍言う」など奇抜な発想で度肝を抜いてきましたが、このドキュメンタリー撮影でもやってくれます(原作通りなら)。
最後の最後でクロ勝利となるか、それとも…。
最終回もしっかりと視聴しようと思います。
おさまけ 第12話(最終話)の感想『「おさかの」とは?』
感想(ネタバレあり)
今回で最終回のおさまけ。
作画的にはギリギリセーフって感じでした。
1話があの出来だったのに、その後大崩壊を起こさず最終回を終えたのは評価できると思います。
ただ最終回も部分的には悪いところありましたけどね。
シロやモモに比べてクロは崩れる割合高すぎるような気がします。
一方演出については文句が何点かあります。
まずは冒頭の紫苑のシーン。
どうしてパンツを強調したのか意味不明。
これまでちょいエロとかで売ってきた作品だったら、紫苑のパンツもアリだったと思いますけど、この作品エロさで人気を集める作品ではないですからね。
最後の最後でファンサービスのつもりだったのかもしれませんが、たぶんこの作品のファンは求めてなかったと思います。
仮にもっとエロいシーンだったら…。
次にBパート最後の「末晴のファンクラブの話」とCパートの「チャイルドキングの真エンディング」。
原作とは順番が逆になってましたけど、順番を変える必要はなかったと思いますわ。
AT-Xで放送された時にSNSや掲示板の書き込みを見てましたけど、夢オチと勘違いしている人いたようでしたからね。
順番を変えたのは末晴のファンクラブの話をCパートにしたら「続編あるかも?」と誤解する人が出ない様にするためだったかも。
まあ、それだったら末晴のファンクラブの話自体を消してしまえば良かったのだから、順番変えた意味が何かあるのでしょうかねえ。
演出への文句最後はクロの回想シーン。
原作でもあんな感じですがちょっと長すぎ。
あそこは工夫して欲しかったです。
最後に「おさかの」について。
「おさかの」の説明についてはあんなもんでしょう。
もともと原作でもわかりにくい話でしたからね。
クロと末晴の思い出の場所は?
ドキュメンタリー撮影の最後はクロ。
クロは末晴を思い出の場所に連れていく。
おさまけ第12話より引用
クロシロモモの中で最も末晴と一緒に過ごした時間が長いクロ。
自分が一番末晴のことを知っているという自負が伝わってくる一方、自分の知らない末晴がいることに複雑な心境なのが伝わってきました。
末晴に対する独占欲だけが強いのかもしれません。
だからこそ、シロやモモと仲良くなれないのかも。
一応クロって原作などの記述を読むと敵を作らない性格ですからね。
シロやモモも末晴を巡るライバルでなければ上手くやっていたと思います。
でも現実はシロもモモの恋敵。
仲良くすることはできないのです。
さてクロが撮影場所に選んだのは洞窟。
母を亡くした末晴の気持ちを知った場所でもあります。
自分の家にいると怖い(寂しい)から秘密基地を作ってそこにいる。
それだけ母の死が重かったのでしょう。
母の死は直視できないけど、怖さ(寂しさ)で間接的に母親がいないという苦しさを味わっていると考えるとやるせませんわ。
ここに末晴を連れてくれば、末晴のトラウマを刺激するかもしれない。
その危険性もあったはず。
でもクロはここを選んだ。
モモに続きクロも末晴のトラウマに寄り添うつもりなんでしょう。
自分のことしか考えてなかったシロの評価、どんどん低くなっていきますわ。
あとクロが末晴を好きになった理由についても言及ありました。
一番リアルですよね。
好きになった理由がわからないというのは。
クロの秘策「おさかの」とは何?
クロの告白に心が揺らぐ末晴。
意を決した末晴はクロへ返答しようとするが。
おさまけ第12話より引用
末晴の返答を時間切れと一刀両断したクロ。
そのクロが末晴に提案したのが「おさかの」になります。
このおさかの意味を原作第4巻からおおまかに引用すると以下の通り。
- 付き合うまでは行ってない
- 付き合うに準じた好意を持っていることを相手に伝えている
- 今は付き合えないけど、何かの切っ掛けがあったら付き合うことを約束
- 関係の解消はどちらからでも言うことが可能
- デートはするのは可
- 手を繋ぐのも可
- 付き合ってないので相手以外の人とデートするのも可
- キスは付き合う合図(つまりキスした時点でおさかのから恋人に)
- 胸を触るのは付き合ってから(恋人になったら可ということ?)
- 「おさかの」の関係は秘密
イマイチわかりづらいですが「恋人になることの予約」みたいなものですかね。
予約段階なので、相手以外の人とデートしても文句を言われない。
また相手以外の人が好きになったら関係を解消しても良い。
こんな感じ。
末晴は現時点でシロとクロ、どちらか一方に決められない。
だからクロの告白を断ろうとした。
仮にここで振られたらクロは2度振られたことになり、そのダメージははかりしれません。
1回目振られた時はライバル不在でまだ安心できたでしょうけど、現在は強力なライバルが2人もいますからね。
振られるのはマズい。
そこで次善の策としてクロが出したのがこの「おさかの」という訳です。
クロとしてはこの「おさかの」を使ってどんどん末晴との関係を進展。なし崩し的に恋人になろうという魂胆なんでしょうね。
優柔不断な末晴には結構有効な手かも。
しかし、第3話で末晴の告白を受けいれていれば、「おさかの」というモノを持ち出す必要なかったのに。
ホントあれがターニングポイントだったと思います。
末晴の人気上昇でクロシロモモに危機感が
公開されたドキュメンタリーとチャイルドキングの真エンディング。
その結果末晴の人気が上がり、学校で末晴のファンクラブができてしまう。
それを知ったクロシロモモは危機感を感じることに。
おさまけ第12話より引用
ドキュメンタリーで末晴が子役を辞めた真相を知って同情。
そしてチャイルドキングの真エンディングを見て末晴の演技力を再評価。
そりゃあ人気出るし、モテまくるのは当たり前です。
クロシロモモはこうなる事態を考えてなかったのでしょうかねえ。
否、そんなことはありません。
群青同盟を作る時点で女子の加入希望者の割合について哲彦から聞いてますからね。
当然3人ともある程度は覚悟してたと思います。
ただファンクラブができるくらいまでモテまくるようになったのは想定外だったということでしょう。
この事態に3人はどうするか?
それは原作第5巻のお話となります。
正直このシーンはいらなかったと思いますよ。
このシーン入れたことで「2期のへの布石?」と考えるファン絶対にいますから。
まあ、それを恐れて本来原作第4巻の最後のシーンであるここを、チャイルドキングの真エンディングと順番入れ換えたのでしょうから。
ただ入れ換えた結果、真エンディングが浮いた状態になってしまったのですけどね。
哲彦と先輩との会話でクロの恐ろしさを再確認
群青同盟の部室を訪れる先輩。
いつものように先輩は哲彦に今回の採点を聞く。
おさまけ第12話より引用
おおよそ3話毎になる哲彦・先輩による評価です。
原作ではここで先輩がハーディ・瞬と哲彦の関係に首を突っ込みそうになって哲彦が大激怒するのですけど、アニメ版ではそのシーンカットされてました。
さて、今回の採点でわかったことはクロの恐ろしさです。
シロ自身に不利になることを言わせるように誘導しただけでなく、末晴に秘密と言ってた「おさかの」の話を哲彦にバラしてたなんて。
まあ、哲彦は敵に回すより味方にしておく方がいいですからね。
「おさかの」のことを先に哲彦に教えておけば、哲彦はそれを壊すより利用しようと考えるでしょうから。
哲彦って意外と優しいところありますからね。
末晴を毎回手玉に取ってますが、踏み入ってはいけないラインには絶対入らない様にしているので。
それにしてもこの哲彦と先輩のシーン、ラブコメの解説としては上手く考えたと思いますわ。
ラブコメって関係が複雑化してこんがらがることがよくありますけど、このような形で解説があるとこんがらがるのを回避できますので。
ただ先輩の作画はもうちょっと頑張って欲しかった。
まあ、ヒロインに手を抜かれるよりはマシですけどね。
おさまけ最終話まで視聴し終わって
おさまけ第1話の感想記事でも書きました、放送前の期待値が高すぎたのがこの作品の悲劇だったと思います。
去年の特番で放送されたPV見た時点で「この作品はヤバいかも」と認識すべきでした。
でもそれができなった。
完璧すぎる声優起用と制作会社「動画工房」の名前が視聴者まで惑わせたのだと。
個人的には原作買って放送を楽しみにしてたので、この結果は本当に残念です。
おそらくアニメでの続編は無理でしょうから、できればドラマCDなので声優さんたちの演技を堪能したいですね。
賛否両論でしたが、個人的にはちょっと懐かしさを感じさせる演出は結構好みでした。
ただし最終回で紫苑のパンツを強調した演出には幻滅しましたけど。
製作時間が短すぎたのか、資金的に余裕がなかったのか、それとも動画工房の事情なのかはわかりません。
でも大崩壊せず、また1回も万策尽きなかったことは良かったと思います。
原作者さま、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。