感想(ネタバレあり)
第11話(最終話)のストーリーをまとめると以下のようになります。
- エイスVSサンセットレーベンズのクラン戦開始
- カナメが修羅と化す
- シュカVS王の戦いは予想に反して一方的な戦いに
- カナメの特権が明らかに
- 王がカナメに忠告して終了
- エイス壊滅
- 俺たちの戦いはこれからだ
- ハンティングゲーム?
第10話の最後で覚醒したカナメ。
そりゃあ主人公が覚醒すればエイスのような雑魚はひとたまりもありません。
でも呆気な過ぎ。
ほぼ原作通りなので仕方ありませんけど。
第10話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
【アニメ】ダーウィンズゲーム 10話「旧王(オールドワン)」の感想(ネタバレあり) 「シノヅカの運命は?」
第10話ではサンセットレーベンズがカナメの親友であるシノヅカ奪還作戦を始動します。
しかし作戦は結果的に失敗、シノヅカは王にバラバラにされてしまうことに。
サンセットレーベンズVSエイスのクラン戦開始
ダーウィンズゲーム 11話(最終話)より引用
仲間や親友の死はある意味主人公の覚醒フラグ。
本作もその例に漏れず、シノヅカの死がカナメを覚醒させます。
視聴者としては待っていた展開ですが、エイスからすれば一番最悪な展開ですね。
だって主人公が覚醒すれば、敵はなす術もなく殲滅されるのがお約束なので。
覚醒したカナメはエイスにクラン戦を仕掛けます。
そしてカナメは銃を使ってエイスのメンバーを殺して殺して殺しまくることに。
その姿はまさに修羅。
前回王以外のエイスのメンバーの殺害に難色を示していた主人公と同一人物とは思えませんわ。
それだけシノヅカの死がショックだったのでしょうね。
これ、リュージや他のメンバーいらなくね?
王VSシュカの戦いは一方的な展開になっちゃった
ダーウィンズゲーム 11話(最終話)より引用
前回シノヅカの死を知って呆然自失となったカナメ。
そのカナメを見て、カナメに対する興味が失せた王でしたが、カナメの覚醒に驚愕し、カナメと始末しようとします。
しかしカナメは相手をせず、王のことはシュカに任せることに。
そして始まる王VSシュカのバトル。
CV的にはエルメロイのフラットVSグレイなんですけどね。またはグランクレストのモレーノVSアイシェラでもあります。
王のシギル「ベルゼブブ」の前には鎖を操るだけのシュカのシギルは不利。
そう思っていたら、王のシギル対策はばっちりのシュカさん。
戦いを優位に進めて気付いたら、王が自爆の連続で腕と足が一本づつ無くなっちゃった。
情報って本当に大事ですねぇ。
シュカが王の情報なしで戦ったら、このような一方的な戦いにはならなかったことでしょう。
この戦いの一番の功労者は王の情報をまとめたレインかもしれませんわ。
カナメの特権発動でエイス壊滅!さようなら王さん
宝探しゲームの優勝者商品であるゲームマスターからの特権。
今回その特権の内容が明らかになります。
カナメが得た特権はポイントの総取り。
サンセットレーベンズがクラン戦で勝利した場合、サンセットレーベンズが掛けたポイント分を負けたクランから分捕ることができるのです。
そして負けたクランの所有ポイントがサンセットレーベンズの掛けたポイント以下だった場合はポイント全損でクランはゲームオーバー。
つまりクランのメンバー全員あの世生きという訳。
エイスの所有ポイントはサンセットレーベンズが掛けたポイント以下だったので、王さんたちエイスもここ終了。
命乞いをしていた王さん、最期とわかり命乞いを止めてカナメに忠告を与えてあげます。
まあ、カナメを思っての忠告ではなく、皮肉10割の忠告だと思いますけど。
あと原作漫画と違い、全損処理される前にカナメが王に銃弾をぶち込みました。
王に直接的に手を下したのは「敵には容赦しない」というカナメの覚悟を表しているように思いました。
ケーイチVSイヌカイのバトルの強制終了
王の敗北によりエイスのゲームオーバーが決定。
当然王以外のエイスのメンバーもゲームオーバー処理の対象となります。
イヌカイ相手に優勢だったケーイチ。
しかいケーイチもゲームオーバー処理が始まり、最期にイヌカイに言葉を掛けてモザイク画になります。
ケーイチ的にはこういう終わり方で良かったかもしれませんね。
もう誰も殺さなくてもいいですから。
ダーウィンズゲーム 11話(最終話)より引用
一方イヌカイからすれば最悪の終わり方です。
ある意味ケーイチの勝ち逃げですので。
そして戦う機会がなく、自分の不甲斐なさだけが残りますからね。
エピローグ:サンセットレーベンズの戦いは続く
ダーウィンズゲーム 11話(最終話)より引用
エイスとの戦いが終わっても、サンセットレーベンズの戦いは終わりません。
Dゲームを終わらせるためにサンセットレーベンズは戦い続けます。
また将来サンセットレーベンズの前に立ちはだかりそうな強キャラもちょっとだけ(実際は…だけど)。
ダーウィンズゲーム 11話(最終話)より引用
このオボロのCVは石田彰さん。
CVの時点でラスボスって感じが色濃く出ていますわ。
このオボロとゲームマスターの会話で「王が特別観察対象」であったこと、「カナメが特別観察対象」になったことがわかります。
特別観察対象になったことでオボロはカナメに手を出せなくなった様な言い方ですが、結構恩恵あるのでしょうかねえ。
もしかして王はシブヤで好き放題できたのも特別観察対象だったからでしょうか?
関東でのDゲームのマッチングが機能しなくなる理由
10話でレインにエイスの情報を売ったコトリ。
そのコトリがサンセットレーベンズが出した「Dゲーム禁止令」を知り、関東でDゲームのマッチングが機能しなくなるという予測を立てています。
ではどうしてDゲームのマッチングが機能しなくなるのでしょう?
アニメ版ではそこがちょっとわかりづらいかも。
まず前提。
サンセットレーベンズが自分の縄張りであるシブヤでのDゲームを禁止しました。
仮にシブヤでDゲームをすればサンセットレーベンズが黙っていません。
カナメの名の下にDゲームをやったクランを潰しに掛かるでしょう。
そしてサンセットレーベンズとクラン戦を戦い負ければ、エイスのようにポイント全損で死ぬかもしれません。
10話でサンセットレーベンズはダンジョウ拳闘倶楽部と同盟済。それに加えてDゲームランキング1位の劉雪蘭もサンセットレーベンズに加入しているのです。
まともなクランだったらサンセットレーベンズと戦おうとはしませんよね。
また個人でサンセットレーベンズの領地であるシブヤでDゲームするような命知らずはもういないはず。
以上からシブヤでのDゲームはほぼ起こらなくなるでしょう。
原作ではサンセットレーベンズとダンジョウ拳闘倶楽部はDゲームプレイヤーにマッチングを阻害するアイテムであるシェルターを配布、弱いDゲームプレイヤーはシェルターに逃げ込むことができるようにしました。
つまり1話で初心者狩りをしていたバンダ君のような方法も使えなくなるのです。
弱い相手にDゲームをすることができない。
そりゃあ、マッチングが機能しなくなります。
誰だって格上相手と戦いたくないですからねえ。
ただシェルターを配布すると関東だけでなく、全国的にDゲームが機能しなくなるような気がしますが。
原作では関東でのDゲームは90%減少したとの記述がありますが、どうして関東だけなのかちょっと謎です。
まあ、推測するとサンセットレーベンズがシブヤでのDゲームを禁止したことにより、禁止令がそのうち関東全域に及ぶかもしれないと考えて、Dゲームを楽しみたいプレイヤーが関東から他の地方に逃げて、結果関東でのDゲームのマッチングが90%減少したのかもしれません。
2期を期待させる終わらせ方
キャストとスタッフのクレジットが終わった後の最後のシーン。
カナメのスマホに表示されていたのはハンティングゲーム?
ダーウィンズゲーム 11話(最終話)より引用
もしかして2期あるの?と思わせてないパターンかも。
アニメ版ダーウィンズゲームはここで終了です。
当初はCV目当てで見始めた本作ですが、気付けば原作買うまでハマってしまいました。
原作では王よりさらにヤバい奴らがたくさん出ており、一度読んだら次がすぐに読みたくなるはず。
この先カナメ達がどうなるか知りたい方は是非原作を買いましょう。
今回の11話は原作8巻の前半部分まで。
原作8巻の後半では花屋の娘である鈴音のお話が展開されております。
最後のシーンにあったハンテイングゲームはその後になりますね。
アニメ版はこれで終わり。
面白い作品を視聴で満足です。
原作者さま、スタッフの皆さん、ありがとうございました。