【アニメ】将国のアルタイル第1話~第24話(最終話)の感想 「将軍マフの成長物語と国の存亡」

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感想(ネタバレあり)

 

アニメ版将国のアルタイルの感想記事です。

以前書いた単体の記事をまとめたものとなります。

 

作画的にイマイチなところがありましたが、ストーリー的には盛り上がりましたね。

戦記物としては十分合格点だったと思います。

 

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  1. 将国のアルタイル第1話「犬鷲の将軍」の感想 「主人公はポエマーでヘタレだった」
    1. 最年少の将軍(パシャ)
    2. 将国の危機
    3. 今回のまとめ三行
  2. 将国のアルタイル第2話「砦の町」の感想 「みんな思惑はずれて先が見えず」
    1. 全部知っていた?
    2. みんな思惑が外れる
    3. マフ危機一髪
    4. 今回のまとめ三行
  3. 将国のアルタイル第3話「将軍会議」の感想 「マフだけ責任とらされた?」
    1. 犬鷲の将軍の異名は伊達ではない!
    2. 一人詰め腹を切らされた?
    3. 今回のまとめ三行
  4. 将国のアルタイル第4話「犬鷲の共闘」の感想 「ロットウルムの犬鷲対策はバッチリ」
    1. 密偵組織の長官は同郷人
    2. 敵だって学習する
    3. 今回のまとめ三行
  5. 将国のアルタイル第5話「燈台の都」の感想 「他国を当てにする籠城戦ってほとんど裏切られて終了なのに」
    1. やっぱり政争に巻き込まれる
    2. 選択肢次第では本作終了するところだった?
    3. 今回のまとめ三行
  6. 将国のアルタイル第6話「黒鉄の鎖」の感想 「やっぱりイスカンダルは有能」
    1. 副市長の決断は正しかった?
    2. 前ばっかりに気を取られていると…
    3. 今回のまとめ三行
  7. 将国のアルタイル第7話「古都陥落」の感想 「市長が最後の最後で立派に役割果たした」
    1. 市長がしっかり仕事した
    2. 助けてくれた相手にすぐ詰問する元将軍さま
    3. ヴェネディックで元首と対面
    4. 今回のまとめ三行
  8. 将国のアルタイル第8話「至誠の仮面劇」の感想 「軍人のやり方って…」
    1. やっぱり役者が違う
    2. アビリガの過去
    3. 軍人のやり方とは
    4. 今回のまとめ三行
  9. 将国のアルタイル第9話「紅虎の将王」の感想 「キュロスさん、イェニチェリに化けるがすぐに見つかる」
    1. 大トルキエ体制への移行が失敗
    2. キュロスさん、イェニチェリに化けるの失敗する
    3. 今回のまとめ三行
  10. 将国のアルタイル第10話「月下佳人の舞」の感想 「大トルキエ体制のために結婚式も利用するよ」
    1. 利用できるものは利用する
    2. 奥の手はあの武器
    3. 今回のまとめ三行
  11. 将国のアルタイル第11話「剣の将太子」の感想 「演劇使って民衆の心証をよくするでござる」
    1. 獅子身中の虫が情報漏えい
    2. 民衆の印象操作は演劇で
    3. 許嫁としてアイシャを守る
    4. 今回のまとめ三行
  12. 将国のアルタイル第12話「奇岩会戦」の感想 「最愛の人だからこそトドメを刺した?」
    1. バルバンの自尊心を利用する
    2. 弟がトドメを刺す
    3. 今回のまとめ三行
  13. 将国のアルタイル第13話「内乱集結」の感想 「パシャ復帰直後に先制攻撃を主張?」
    1. 4将国の掌握に成功
    2. パシャに復帰して帝国に仕掛けることを進言
    3. 今回のまとめ三行
  14. 将国のアルタイル第14話「隊商の娘」の感想 「商売で帝国とヴェネディックの仲を険悪に」
    1. じゃじゃ馬な少女を利用する
    2. 老人とガキの腹の探り合い
    3. 帝国とヴェネディックが開戦
    4. 今回のまとめ三行
  15. 将国のアルタイル第15話「北の王国」の感想 「手のひら返しの決め手は鳥のフン?」
    1. 入国手続きでサービスシーンが来るとは
    2. 異臭の原因は鳥のフン
    3. 邪魔者は消す
    4. 今回のまとめ三行
  16. 将国のアルタイル第16話「大戦の始まり」の感想 「ウラドとの交渉が終わったら次はフローレンスへ」
    1. 侵略続けなければ国が滅ぶ
    2. ニキとの別れ
    3. 一枚岩ではない
    4. 3国軍事同盟締結と大戦勃発
    5. 今回のまとめ三行
  17. 将国のアルタイル第17話「花の一計」の感想 「坊やを手玉取った痴女が第3極を構築」
    1. トルキエの印象最悪
    2. DT坊やを手玉に取る
    3. 第3極構築
    4. 今回のまとめ三行
  18. 将国のアルタイル第18話「冀う星々」の感想 「寝室でも元恋人を護衛するよ」
    1. 第3極がすぐに手のひら返し
    2. 傭兵の国はあっさり
    3. 帝国の侵略は続く
    4. 今回のまとめ三行
  19. 将国のアルタイル第19話「楽園の檻」の感想 「檻に誘い込んで後は…」
    1. 難民をすべて受け入れる
    2. 秘密兵器の設計図?
    3. 檻に入った獣は燃やしちゃおう
    4. 今回のまとめ三行
  20. 将国のアルタイル第20話「弔鐘遥かなり」の感想 「13年前の策で再び勝利を」
    1. 兵糧切れを狙うよ
    2. 13年前に成功した策で勝利のはずが…
    3. 絶体絶命の危機!もう援軍も来ない中で
    4. 今回のまとめ三行
  21. 将国のアルタイル第21話「反帝の同盟」の感想 「包囲したと思ったら自分たちが包囲されてた」
    1. かなり端折ってる?
    2. 犬鷲前提の攻撃で帝国軍を翻弄
    3. シエロ内部は大混乱
    4. 罠にハマったは帝国軍
    5. 今回のまとめ三行
  22. 将国のアルタイル第22話「犬鷲の追撃」の感想 「帝国の軍団長達が無能過ぎる」
    1. 主導権奪われて倒されるだけ
    2. 進軍は落ち武者狩りの様相に
    3. 帝国軍はまた2正面作戦を強いられる
    4. 今回のまとめ三行
  23. 将国のアルタイル第23話「楽園の終焉」の感想 「カリルパシャの仇討ち完了!!だが別の悲劇がマフを襲う」
    1. カリルパシャの仇討ち終了
    2. 目先の楽を取る人間はどこにもいる
    3. 戦後処理
    4. 今回のまとめ三行
  24. 将国のアルタイル第24話(最終話)「胎動」の感想 「ザガノスとマフは自分が信じる道を歩み始める」
    1. マフがシエロの総督に任命される
    2. 帝国領侵攻
    3. カリルと一緒のことをする
    4. 終わりに
    5. 今回のまとめ三行

将国のアルタイル第1話「犬鷲の将軍」の感想 「主人公はポエマーでヘタレだった」

 

最初は見る気なかったのですけど、

Amazonで無料配布されてた

原作1巻を読んで

視聴することにした本作。

 

第1話に関しては

原作に忠実でしたね。

ただし順番が一部

入れ替えてありましたけど。

 

 

最年少の将軍(パシャ)

 

主人公マフは

トルキエ将国最年少の将軍(パシャ)に

任命されます。

 

将国のアルタイル第1話より引用

 

 

トルキエ将国は

将軍たちの合議で

国を動かしており、

マフは若干16か17歳で

その一翼を担うことに

なったのです。

 

マフは12年前の戦争で

母を失った孤児であり、

そこから将軍位に就いたのですから

物凄い努力をしたのでしょうね。

 

まだ小僧と呼ばれる年齢で

国の要職につくところは

銀英伝のラインハルトに似てますね。

まあ、あっちは姉の後ろ盾が

ありましたけど。

 

 

さてマフが将軍となった

直後に行われた祭。

そこで同期だったイブラヒムと

再会します。

 

同期にしてはマフより

だいぶんおっさんなのが

気になりますが

マフもイブラヒムに対しては

だいぶん心を許しているようです。

 

さてそのイブラヒムから

一人の踊り子を紹介されるマフ。

彼女の名前はシャラといい、

この街一番の踊り子らしいです。

 

人懐っこくてナイスバディ、

ただしどことなく醸し出される

ドジっ子みたいな風貌、

典型的な明るい系ヒロインですね。

 

ちょっと影がありそうなマフに

一番お似合いなタイプですわ。

 

さて祭りの最中、

マフは大事なものを無くしたことに

気付きます。

 

それは手帳。

 

手帳ぐらいでそこまで

慌てなくてもと思いますが、

これほど慌てるのですから

よほど重要なことが書かれた手帳

なんでしょうねえ。

 

 

結局手帳は見つからず、

意気消沈して自宅に帰ってきたマフ。

 

そして寝室に入ると、

シャラはベッドで

寝ているではありませんか!!

 

おっと、

シャラの方から

マフを落としに来たのか?

と思ったら、

シャラはマフに手帳を

届けに来ただけのようです。

 

つ~か、

将軍の家なのに

こんなに簡単に侵入されるって

不用心過ぎるだろ。

使用人とかいないのかよと

ツッコミ入れたくなりますわ。

 

届けてくれたのは

ありがたいとマフも

思ったようですけど、

肝心なのは

シャラは手帳の中身を見たかどうか、

 

まあ、手帳拾って

中を見ないと誰の持ち物か

わかりませんからね。

当然、

 

将国のアルタイル第1話より引用

 

 

しっかりと中身を

読んでいたシャラ。

 

一応しおりが挟まっていた

ところだけ読んだと

言ってましたが絶対嘘だろ。

 

哀れ、

史上最年少の将軍さま。

ポエマーであることが

踊り子のバレてしまいましたとさ

 

怒ったマフは

さっさとシャラを家から

追い出そうとしますが

逆に夜更けにかよわい少女を

ほっぽりだすのかと

責められる始末。

 

追い出すだけの

冷酷さ、

そのままベッドに押し倒すだけの

強引さ、

どちらも持たないマフは

ベッドをシャラに与え、

自分は屋根の上に布団を敷いて

寝ることにw

 

良く言えば紳士、

悪く言えばヘタレ。

 

本作が終わるくらいには

ヘタレ卒業しているのかしら。

将国の危機

 

翌朝、

盗賊を愛鷲のイスカンダルと共同で

捕らえたマフの元に

緊急会議の知らせが届きます。

 

バルトライン帝国とトルキエ将国の

国境付近を視察していた

帝国のフランツ大臣が暗殺され、

その暗殺に使われた矢は

将国軍が使うものだった。

そのため帝国は

将国の犯行だとほぼ断定し、

弁明があるなら帝都まで来いという

勅書を送ってきたのです。

 

帝国と将国は12年前

戦争をしており、

その悲惨さを知っている

カリル将軍は帝都へ

使節を送るべきだと主張。

 

一方対帝国強硬派である

ザガノス将軍はこのまま

帝国に奇襲を仕掛けるべきだと

主張します。

 

二人とも今回の件は

帝国の陰謀だと察知していますが

対処の方法で

意見を対立させているのです。

 

ザガノス将軍は

帝国は開戦の口実が欲しいだけであり、

使節を送るだけ無駄と考え、

カリル将軍は

使節を送れば

帝国もすぐに開戦はできないと

思っているのでしょうね。

 

二人が意見をぶつけ合う中、

マフは戦争云々ではなく、

もっと前の段階から

話し合いましょと提案しますが、

ザガノス将軍に馬鹿にされて

簡単に引きさがります。

 

同格の将軍のはずですが

やっぱり先任の先輩に意見するのは

まだ無理なんでしょうねえ。

 

その後マフは自身で

今回の事件を捜査。

その結果、

フランツ大臣を暗殺した矢は

将国のものではなく、

似せて作られた帝国のものだと

判明します。

 

この事実をザガノス将軍やカリル将軍に

伝えようとしますが一足遅く、

既にカリル将軍は使節とは名ばかりの

生贄として帝都に向かってしまったのです。

 

でもまだそれほど遠くに

行ってなかったらしく

マフはカリル将軍の一行に追い付きます。

 

 

実はカリフ将軍は

孤児となったマフに目を掛けた

という過去があり、

マフもカリル将軍を尊敬しているようす。

だからこそ、

単身追いかけてきたのですね。

 

将国のアルタイル第1話より引用

 

さて一方の帝国。

帝国はまだ開戦で

意見が一致している訳ではないのです。

今回の事件は帝国の筆頭大臣のルイが

独断でやったこと。

 

そんなルイにとって

使節が帝都にやってくると

いろいろと目論見がズレてしまいます。

そこでルイは使節抹殺を企み、

暗殺部隊を派遣することに。

 

使節一行を待ち伏せしていた

暗殺部隊は一斉に矢を放ち、

使節一行は矢で全滅・・・

と思ったら、

逆に嵌められ、

マフに一網打尽にされてしまいます。

 

おいおい、

暗殺部隊だったら

捕まった時点で自害しろよ。

影働きしているのに

そんなことも知らんのか。

 

 

さて無事帝都に到着した

カリル将軍とマフは

皇帝に謁見し今回の事情を

説明しますが、

その途中で皇帝は席を

立ってしまいます。

 

ただこれは

全部を聞かなくても

帝国に非があることを

認めたと言う意味であり、

同時に家臣が勝手にやったことに

ご立腹というのを

現しているのでしょうね。

 

皇帝の不興を買ったのですから

これでルイは失脚・・・

と思ったらどうやらお咎め無し。

 

将国のアルタイル第1話より引用

 

やっぱり筆頭大臣ともなると

皇帝と言えども勝手に更迭

できないのかもしれませんね。

 

 

無事役目を果たし

将国に帰還したカリル将軍とマフ。

ザガノス将軍は

マフに捨てセリフを吐きますが

カッコ悪いですなぁ。

 

国内ではザガノス、

国外ではルイ、

今のところこの2人が

マフのライバルになりそうですね。

 

そしてCパートでは

ルイがまた何か画策している様子。

一体今度はどんな災いが

将国に降りかかるのでしょうか?

 

今回のまとめ三行

  • 史上最年少の将軍
  • マフはポエマー
  • 陰謀を潰すことに成功

 

 

 

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将国のアルタイル第2話「砦の町」の感想 「みんな思惑はずれて先が見えず」

 

前回、

帝国の陰謀を跳ね除け、

戦争勃発を阻止したマフでしたが

今回は親友イブラヒムが

総督として治める

重要拠点ヒサールで

武力反乱を起こします。

 

この事態にマフは

どう対処するのでしょうか?

 

全部知っていた?

 

帝国との国境近くにある町ヒサール。

ここはトルキエ将国にとって

国防上の重要拠点の1つ。

そんなところの総督に

抜擢されているのですから

イブラヒムもマフと同じく

それなりに優秀なんでしょう。

 

でもそのイブラヒムは

アバラ族と結託して

独立を宣言。

トルキエから勢力下から

離れてしまったのです。

 

このままだと帝国が

進駐する可能性が大。

そこでこのヒサールの町が属する

トルキエ将国第1州の担当である

ザガノス将軍が

今回の反乱を鎮めるために

出兵することを宣言します。

 

なぜか将国首都には

ザガノス将軍配下の軍勢

4000が駐屯しており、

すぐに出撃可能な状態。

 

まるでザガノスは

今回の反乱が起きるのを

知っていたかような

用意周到ぶりです。

 

この事態に

まずは調査をするべきだと

ザガノスに主張するマフ。

 

でも当然ザガノスは聞く耳もたず。

それどころか今回の事態を

平和ボケしている人々の目を

覚まさせる好機と考えているような

口ぶりです。

 

うん、ザガノスは事前に

この動きを察知してましたね。

そして敢えて事態が大きくなるまで

放置した。

ザガノス策士ですわぁ。

 

将国のアルタイル第2話より引用

 

 

 

それに引き替えマフは

まだまだですねえ。

 

ヒサールは

トルキエの首都を守る

重要拠点でもあるのです。

 

そこが独立を宣言したのですから

虎視眈々とトルキエを狙う

帝国が見逃すはずはありません。

 

現に今回の筋書きを描いた

帝国のルイ大臣は

わざわざヒサールから近い位置に

演習目的で1万の兵を

動かしていたのですから。

 

仮にマフの主張通り

調査なんてやっていたら

ヒサールの町に帝国が進駐して

トルキエは喉元にナイフを

突きつけられる状態に

なっていたのでしょうから。

 

自分の無力さが身に染みる

マフでしたが

そこにヒロインさま登場です。

そしてシャラとともにヒサールの町に

潜入するマフ。

 

また将軍さまが兵も連れずに

単独行動ですよ(一応シャラはいるけど)。

やっていることが

将軍じゃなくて一人の戦士だわ。

 

みんな思惑が外れる

 

イブラヒムがなぜ反乱を起こしたのか?

実はイブラヒムやヒサールの町に駐屯する

護民兵の家族が人質として

捕えられていたのです。

 

そして家族の命と引き換えに

アバラ族の独立に加担させられたと。

 

まあね、

家族を人質に取られたら

そうせざるをえませんわ。

 

将国のアルタイル第2話より引用

 

そういえば第1話で

イブラヒムがマフに

子供が生まれたと嬉しそうに

話す場面があったと思いますけど、

あれってイブラヒムが家族想いという

印象を視聴者に持たせるために

入れられたシーンだったのでしょうねえ。

 

 

今回の反乱、

ザガノスにしても、

ルイにしても、

それぞれ自分の計算で

動いていましたけど、

二人とも計算違いが生じて

大慌てです。

 

まずはザガノス。

ザガノスは反乱を起こることを

事前に察知して

利用しようと考えた。

そしてすぐに反乱を鎮圧するために

兵を準備して

帝国軍より早くヒサールの町に

到着したけど、

4万ものアバラ族が集まってくるとは

考えていなかった。

 

さすがに自分の兵4000では

相手ができないので

ヒサールの町への攻撃を延期することに。

 

 

一方ルイ大臣は

トルキエ攻略の第1歩のために

アバラ族を指嗾して

ヒサールの町で反乱を起こさせた。

 

そしてすぐに進駐させるために

1万の兵を用意したけど、

帝国軍よりも先にザガノスの兵が

ヒサールの町に到着してしまい、

手が出せない状態に。

 

どっちも策士策に溺れる状態で

詰めの甘さを露呈してますわ。

 

マフ危機一髪

 

シャラと共にヒサールの町に

潜入したマフ。

 

そしてイブラヒムが

反乱を起こした理由を知ると、

アバラ族に帝国の意図を知らせ、

反乱を鎮めようとしますが、

逆にアバラ族を監視していた

帝国軍の兵に追い詰められて

危機一髪状態に。

 

将国のアルタイル第2話より引用

 

ああ、マフはどうなる?

というところで今回は終了。

 

マフって

将軍って器じゃ

ないような感じですねえ。

それを暗示させるために

学校時代の回想を今回の最初に

入れてきたのでしょうか?

 

次回のタイトルからすると

反乱は簡単に終結するようですけど、

全部ザガノスの手柄に

なるのでしょうかねえ。

 

今回のまとめ三行

  • イブラヒムが反乱
  • マフがシャラとヒサールの町に潜入
  • マフが追い詰められる

 

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将国のアルタイル第3話「将軍会議」の感想 「マフだけ責任とらされた?」

前回ヒサールに

シャラと共に

潜入したマフでしたが

敵に追い詰められて絶対絶命。

 

この状態から

どうやって危機を脱するのでしょうか?

また親友であるイブラヒムを

助けることができるのでしょうか?

 

犬鷲の将軍の異名は伊達ではない!

 

黒い眼帯の男に

いたぶられるマフ。

 

抵抗したら人質焼き殺すと

言われたら

そうするしかありませんわ。

 

ただこれはあくまで陽動。

自分に注意を引き付けている間に

シャラとイスカンダルに

なにかやらせるつもりなんでしょう。

 

そしてそのシャラはその頃、

せっせと人質が閉じ込められている

天幕を固定している紐をナイフで

切っていまいた。

 

おいおい、

人質を閉じ込めている天幕の周りなのに

警備の人間いないのかよ。

ちょっとザル過ぎね?

 

まあご都合主義と言えば

その通りですけど、

この辺は何で警備の人間がいないか

理由付けをして欲しかったですねえ。

 

一応前回マフがアラバ族の民衆の前で

扇動するような演説して

耳目を引きつけるようなこと

していたので

逃走したマフを追跡したという可能性は

ありますが、

マフの前に現れたの眼帯の男だけだった

ですからねえ。

 

さて順調に作業を続けるシャラの前に

眼帯の男の相方の女がようやく

現れてシャラの作業の邪魔をします。

 

でも時すでに遅し。

シャラが天幕を支えるロープを

何本が切ったおかげで

外れやすくなった天幕を

イスカンダル率いる犬鷲の大群が

口で挟んで

持ちあげたのです。

 

 

将国のアルタイル第3話より引用

 

 

実は前日の夜に

マフは天幕に何か液体のようなものを

撒いてましたが

たぶん犬鷲が好きなものを

溶かした液体だったのでしょうねえ。

 

まあそれならどうして

シャラが危機に陥るまで

犬鷲が天幕をくわえようとしないかったのか

イマイチわかりませんが。

 

それはともかく、

天幕の幕がなくなったことで

我先にと人質たちが逃げ出します。

 

さあこれで後顧の憂いは

なくなりました。

ここからはマフのターンです。

 

これまでいたぶられた

恨みを返すと言わんばかりに

ネチネチ攻撃するかと思ったら

首飾り?で眼帯の男を窒息死させて

フィニッシュ。

 

将国のアルタイル第3話より引用

 

 

人質が解放されたことを

知ったイブラヒムがすぐに

街の門を開けたことで

ザガノス将軍の軍勢が入城し

これで一応決着とあいなりました。

 

 

一人詰め腹を切らされた?

 

ヒサールの反乱が

終わりあとは

反乱の後始末です。

 

いくら人質を取られたから

と言っても

反乱した事実は消えません。

まあどうやっても

イブラヒムは極刑でしょうね。

 

そして始まる将軍会議。

将軍会議は13人の将軍の合議体で

国の意思を決定する会議です。

 

ただ今回はマフとザガノスの

二人が議題の当事者なので

二人には会議での発言権は

ないようですけど。

 

紛糾するかと思いましたが

案外早く決定が下されました。

 

決定は、

・イブラヒム→総督に留任(お咎め無し)

・ザガノス→将軍に留任(お咎め無し)

・マフ→将軍解任の上謹慎(お咎めあり)

 

 

え?

反乱起こしたイブラヒムと

反乱が起こることを予見して

それを利用しようとしたザガノスが

無罪放免で

事実上反乱鎮圧に貢献したマフだけ

責任取らされるとは。

 

 

まあね、

マフはやったことは

将軍であることより

イブラヒムの友人であることを

優先して

ヒサールに潜入しましたからね。

 

その間に

将軍の仕事をほっぽり出していたの

事実ですし。

 

さらにヒサールは

ザガノスの管轄であり、

他の将軍が介入してしまっては

秩序が乱れてしまいます。

 

あと会議に図ることなく

アラバ族を解放したのも

マズかったですねぇ。

将軍1人で決めていいような

ものではありませんし。

 

 

会議が終わった後、

カリル将軍の元を訪れるマフ。

どうやらマフは今回のことで

帝国との戦争が近づいたことを

実感したようです。

 

そして他の将軍たちも

それがわかっているので

対帝国戦で最前線となる

ヒサールの町から

イブラヒムやザガノスを

外すことができなかったと。

 

 

それに応えないカリル将軍。

だってもうマフは将軍ではないので

国の重要機密を喋ることが

できないのです。

 

カリル将軍は

マフに見聞を広めて

それから将軍に復帰すればいいと

諭しますが、

復帰するころ、

まだトルキエって残っているのですかねぇ?

 

それと将軍会議で

マフは無期限の謹慎となったはず。

さすがに謹慎中に外を出るのは

命令違反になるのでは?

 

ただマフが外に出るのは

みんな承知しているようで

なぜかザガノスは自分の密偵と

連絡するための道具をマフに

託します。

 

まあそのザガノスの密偵たちは

帝国のルイ大臣にどんどん狩られて

どれだけ役に立つのかわかりませんが。

 

 

将国のアルタイル第3話より引用

 

どうやらこれから

マフが各地を放浪する話に

なりそうですが

そこで仲間を増やしていくという

パターンですからねえ。

 

 

将軍として

兵を指揮するような話は

当分ありそうにありませんね。

まあ、ここからどんな変わったキャラが

出てくるのか、

それに期待することにしますわ。

 

今回のまとめ三行

  • 本命はイスカンダルとその仲間たち
  • 将軍から降格
  • 見聞を広めるために旅に

 

 

将国のアルタイル第4話「犬鷲の共闘」の感想 「ロットウルムの犬鷲対策はバッチリ」

前回

反乱鎮圧に尽力したにも関わらず

将軍位から

解任されてしまったマフ。

 

見聞を広めるため、

犬鷲のイスカンダルと共に

旅に出ることになりますが・・・。

 

 

密偵組織の長官は同郷人

 

放浪の旅の最初に訪れたのは

トゥグリル村。

 

ここはマフの生まれ故郷であり、

最愛の母親を失った土地でもあります。

 

村自体は復興してますが

マフ以外生き残りはいなかったので

当然マフの知り合いはいません。

 

だったら訪問する必要なかったんじゃ?

とも思いますが、

再び気を引き締めるために

ここを最初の訪問地に選んだのかも

しれませんね。

 

さて村の中央の

水が湧き出ている場所に

やってきたマフは

そこでザガノスから貰った

密偵との連絡を取る道具を

使うことに。

 

その道具を水に入れると

光が空高く伸びていきます。

 

また派手な連絡手段ですねえ。

それにこういうやつって

密偵が見ていない時は

どうするのでしょうか?

 

まあ、運よくこの光を

密偵が見ていたようで、

 

将国のアルタイル第4話より引用

 

 

 

この日の夜、

密偵がマフが泊まっている部屋に

やってきます。

 

密偵の名前はバルバトス。

どっかのガンダムと同じ名前ですけど、

当然関係ありませんからw

 

さてそのバルバトスから

密偵組織の長官たるスレイマンが

マフに会いたがっていることを

聞いたマフは

スレイマンと会うことにします。

 

 

そしてスレイマンとのご対面。

 

将国のアルタイル第4話より引用

 

実はスレイマンはマフと同じ

トゥグリル村出身者。

それを聞いてマフは警戒を解きます。

 

やっぱり同郷の出身者だと

それまで面識がなくても

懐かしさを覚えて

警戒しなくなるようです。

 

 

スレイマンも

マフとの会話を円滑にするために

わざわざ自分の出自を

言ったのかもしれませんね。

 

もちろんスレイマン自身が

同郷の人間に会って嬉しくなったという

可能性も否定できませんが。

 

スレイマンは

自分のことや

ザガノスとの出会いの話をしながら

密偵組織のことをマフに教えます。

 

ただこの話って、

情報が重要ということより

どれだけザガノスが優秀かということを

強調しているように聞こえましたね。

 

たぶん、

マフとザガノスを対比させて

現状マフはザガノスの

足元にも及ばないことを

視聴者に認識させることを

狙っているのでしょう。

 

そして放浪の旅で

経験を積んだマフが

将来的にザガノスを超える

可能性があることも。

 

 

敵だって学習する

 

ザガノスとスレイマンによって

大陸全土に張り巡らされた諜報網。

しかしそれも帝国のルイ大臣配下の

ロットウルムの暗躍により

壊滅寸前の状態まで追い込まれています。

 

そしてロットウルムの魔の手は

このトゥグリル村にも。

 

バルバトスに迫るロットウルム。

しかしバルバトスは元カリル将軍の元で

旗持ちをやっていた手練れ。

ロットウルムの暗殺者相手でも

遅れをとりません。

 

つ~か、

この暗殺者って

ヒザールで扇動していた

片目をマスクで隠している

姉ちゃんじゃん。

 

そしてバルバトス救援のために

マフとスレイマンが駆けつけて

これで3対3。

 

血気盛んなマフ君、

得意技の犬鷲アタックで

一気に勝負に出ますけど、

前回犬鷲に酷い目に合わされた

片目マスクの姉ちゃんは

しっかりと対策済。

 

将国のアルタイル第4話より引用

 

 

まあ痛い目にあったら

対策立てるのが普通ですからねぇ。

ワンパターンの攻撃では

ダメという訳ですわ。

 

犬鷲で一気に勝負を付けるはずが

逆に犬鷲に襲われる羽目になったマフ。

ブザマです。

 

形勢は逆転、

一気に不利になったことを悟った

スレイマンは

マフとバルバトスを連れて

いったん退却します。

 

 

でもロットウルムの狙いは

密偵の暗殺。

そのためには手段を選びません。

 

逃げたスレイマンたちを

呼び寄せるために

村に火を放ちます。

 

さすがに村を見捨てる訳には

いきませんので

ロットウルムの前に出てくる

スレイマンとマフとバルバトス。

 

ただし今度は

マフとスレイマンが連携して

ロットウルムを追い詰めます。

 

しかし片目マスクの姉ちゃんは

部下を犠牲のおかげで

死地を脱出して逃亡。

 

これで今回のバトルは終了です。

 

スレイマンは

片目マスクの姉ちゃんの部下が

自発的に犠牲になったような言い方を

してましたけど、

映像見る限りそういう風には

見えませんでしたね。

 

確かにイスカンダルと

カテリーナ(スレイマンの犬鷲)

の攻撃から

片目マスクの姉ちゃんを

守ってますけど、

その後は一緒に逃げ出そうとして

なぜか火が体に移って、

結果的に犠牲になったとしか

見えませんでしたから。

 

この辺の演出は

わかりにくかったです。

 

 

すべてが終わり、

スレイマンから自分の目で

外の世界を見て来いと言われたマフは

次の町に旅立ちます。

 

船で向かった先は

大陸最大の港湾都市

ポイニキア。

 

ここでマフはどんな経験を

積むのでしょうか?

 

今回はここで終了。

そして残念なお知らせが。

 

来週から世界陸上の放送があるので

2週間放送休止となります。

第5話の放送は8月18日。

 

続きが気になりますが

こればっかりは仕方ありません。

先が気になる方は

原作コミックスを買って予習するのも

いいかもしれませんね。

 

今回のまとめ三行

  • 最初の訪問地は故郷の村
  • スレイマンとの出会い
  • マフはコンビネーションを学んだ

 

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将国のアルタイル第5話「燈台の都」の感想 「他国を当てにする籠城戦ってほとんど裏切られて終了なのに」

世界陸上の中継のため、

3週間お休みだった本作。

もう前回どんな風に終わったのか

忘れかけていましたが

前回の感想を読んで

思い出しましたw

 

前回はザガノスの配下で

諜報任務を司るスレイマンに

会った後、

大陸最大の港湾都市

ポイニキアに向かったのでしたね。

 

果たしてこのポイニキアで

マフはどんな騒動に

巻き込まれるのでしょうか?

 

やっぱり政争に巻き込まれる

 

ポイニキアは

セントロと呼ばれる海に面する

港湾都市。

いにしえの大帝国の歴史を

街のあちこちに残しているおり、

大帝国の一部であったことが

都市の市民の誇りになっているようです。

 

でも昔の栄光に縋っている時点で

今は全然ダメと言っているようなもの

なんですけどね。

 

さてポイニキアに上陸した

マフでしたが、

港で帝国の軍船を見かけます。

 

それを気に掛けるマフでしたが

まずは情報収集のために

クラック(耳役)と連絡を取るために

水飲み場へ。

 

帝国のクラック狩りで

多くの街のクラックが命を落としたという

話が前回出ていましたが、

この街のクラックは生存しているのでしょうか?

 

水の中にザガノスから貰った水晶を

入れて光が空へ。

 

この街にクラックがまだ生きていれば

マフに近づいてくるはずです。

 

しばらく時間が掛かるかな?と思ったら

水飲み場の横で商売している男が

いきなりマフに話しかけてきましたが、

この男こそ

ポイニキアの在住のクラック、

キュロス。

 

将国のアルタイル第5話より引用

 

 

 

あきらかに女性層を意識した

顔だちですわw

目つきが悪く

口も悪そうな感じですけど、

どこはかとなくツンデレ臭が

漂ってくるタイプw

 

そのキュロスは

マフがこの街に向かう船に乗った時点で

この街の政治家たちに

マークされていたことを

マフに伝えるとすぐにその場を離れます。

 

そして現れるマフを

エスコートするための者たち。

 

つ~か、

マフの情報筒抜けなんですね。

そしてマフって

そんなにVIPだったとは。

 

さてマフが連れて行かれた先に

いたのはこの街の副市長

コンスタンティノス。

 

将国のアルタイル第5話より引用

 

挨拶したと思ったら

すぐに会議をするので

マフにも出席して欲しいと。

 

おいおい、

他国の人間をいきなり

会議に参加させるのかよ。

もうこの時点でマフを利用する気

満々ですね。

 

会議の議題は帝国の要求を

飲むかどうか?

 

帝国はポイニキアに対して

港湾の一部を軍港として

割譲しろと命令してきたのです。

 

まあもちろん最初は

一部でも

最終的には港湾全部を乗っ取る気

でしょうけどね。

よく軍事大国が使う手ですわ。

 

帝国の軍事力は強大、

それを恐れて市長は

要求を飲むべきだと主張しますが

副市長のコンスタンティノスは

帝国の要求を撥ねるように主張。

 

そして帝国だって負けることがある

ということの証明として

マフがヒサールで帝国の介入を

退けたことを挙げます。

 

副市長は

自分の主張の正しさを

補強する証拠として

マフをここに連れてきたのです。

 

そして

マフは帝国に勝てるという

証拠であり、

またマフがいることで

自分たちも帝国に勝てると

他の政治家たちが思うための

道具として。

 

 

キレイな顔して

この副市長駆け引きが上手いですわ。

 

結局投票に持ち込まれた結果、

帝国の要求を撥ねつけることが決定し、

帝国との戦争が始まります。

 

 

 

選択肢次第では本作終了するところだった?

 

ポイニキアは南側に海、

残りの三方を水晶の山に囲まれた

要害の地。

港湾の門を閉めれば、

海に作られた大城壁がこの街を

難攻不落にしてくれます。

 

たくさんの軍船で攻めかかる帝国軍ですが

大城壁の前に悪戦苦闘、

15日間のうちに4度の大攻勢を

仕掛けますが

兵士の屍をさらすだけとなってしまいます。

 

その一方、

ポイニキア側にも焦りがあります。

 

もともとポイニキア側も

籠城するだけで勝てるとは思っておらず、

300年前からポイニキアと同盟を結んでいる

ヴェネディックの来援を当てにしてました。

 

しかしヴェネディックからポイニキアまで

9日で着く距離なのに

まだヴェネディックの援軍が現れません。

さすがに副市長も少し焦っているようです。

 

ここでマフが

自分がヴェネディックに行って

援軍を連れてくると言いだしますけど、

当然却下されます。

 

マフよ、

あんたは他国の人間だろ。

 

そしてパシャを解任されても

一応トルキエの軍人なのだから、

ポイニキアに協力していること

バレたら、

それが帝国がトルキエを攻める

大義名分になるってわかってる?

 

諦めきれないマフは

キュロスに帝国軍の包囲網を突破できる

船の調達を頼みますが、

逆にキュロスから

トルキエの話でもないのに

なぜ必死になるのか?と

詰問されます。

 

 

将国のアルタイル第5話より引用

 

それもこの画像のような状態でw

間違った返答すれば

キュロスは手を離しそうですね。

 

そしてマフの答えは・・・。

 

 

どうやら正解の答えを

言ったようで

マフはキュロスから

信頼されたようです。

一応キュロスって市長の息子なので

船や水夫も簡単に用意できるのでしょうね。

 

帝国は海から攻撃しても

無駄と判断して

水晶の山から一気にポイニキアを

攻める準備を進める中、

マフは援軍を連れて

帰ってこれるのでしょうか?

 

 

今回のまとめ三行

  • キュロスとの出会い
  • マフが政争に巻き込まれる
  • 援軍を連れてくるためにヴェネディックへ

 

 

将国のアルタイル第6話「黒鉄の鎖」の感想 「やっぱりイスカンダルは有能」

帝国とポイニキアの戦争に

巻き込まれてしまったマフ。

 

大人しく傍観していればいいのに

お節介にもポイニキアのために

わざわざ援軍要請に行くようです。

 

果たしてマフは

援軍を連れて帰ることが

できるのでしょうか?

 

まあたぶん無理でしょうけど。

 

 

副市長の決断は正しかった?

 

マフ達は予定通り、

キュロスが手配した船を使って

ポイニキアの同盟国である

ヴェネディックに向かおうと

しますが、

まず港と外海の間にある大きな鎖を

外さなければいけません。

 

そんなことすれば

完全にバレちゃうじゃん。

だったら最初から

副市長辺りに言っておけばいいのに

と思わずにはいられません。

 

つ~か、

ポイニキアの人間じゃないのに

命賭けて援軍呼びに行くこと自体

おかしいだろ。

 

しかし鎖を外そうとした時、

異変が起こります。

 

 

実は帝国は翌朝5度目の総攻撃を

仕掛けようと準備しており、

また矢面にただされる兵士たちが

船で逃げ出しポイニキアに

保護を求めてきたのです。

 

逃げてきた兵士たちは

帝国に降伏したカミーノの民であり、

帝国に強制されて

いやいや従軍していた人達です。

 

彼らの後ろには帝国軍の追手が

迫っており、

彼を受けいれるかどうか

決断を迫られます。

 

彼らを受け入れれば

逃げ出す者が続出して

帝国軍の士気が下がり、

戦いどころでは無くなる可能性があります。

 

その一方、

鎖を外して逃亡兵たちを受け入れた後、

その追手の帝国軍の侵入を許してしまう

リスクもありますし、

あの逃亡兵たちが擬態で

実は潜入工作員という可能性だって否定できません。

 

 

副市長であるコンスタンティノスは

しばらく思案しますが、

結局受け入れることを決断し、

多数決を経て実行に移します。

 

 

前ばっかりに気を取られていると…

 

 

綿密に計算した結果、

逃亡兵の船を港に入れた後、

急いで鎖を戻せば

追手の帝国軍の侵入を防げることを

確認して、

鎖を一端下げます。

 

そして逃亡兵たちの船が

港に入ったのを見計らって

すぐに鎖を上げ始めますが

何と帝国軍の軍船の1隻は

安定させるための重りを破棄しており、

ポイニキア側の計算より早いスピードを

出して、

見事港への侵入に成功します。

 

 

将国のアルタイル第6話より引用

 

これには副市長もがっくし。

 

でもすぐに侵入した帝国軍を

駆逐しなければいけません。

 

しかし港にはすぐに出撃できる船が

1隻もいません。

ポイニキア軍は難攻不落の城壁があるので

侵入されることを想定していなかったのです。

 

ホント平和ボケですな。

 

でも何か忘れてない?

1隻外に出ようとしていた船がいたことを。

 

そうマフやキュロスのが船が

いるのです。

 

当然援軍要請に行くのを止めて

侵入した帝国軍を当たるマフ達。

 

でも相手は失敗を恐れず

港に侵入してきた帝国軍。

たぶん精鋭でしょうから、

マフ達も苦戦するはず。

 

と思っていたら、

イスカンダルを使って

釘を上空からまき散らすという

空襲攻撃をするなんて!!

 

イスカンダルホント有能ですわ。

でもその釘、

どこで調達したの?

 

 

それはともかく

イスカンダルおかげで

あっとう間に船を制圧。

 

将国のアルタイル第6話より引用

 

 

これで一件落着と思ったら

指揮官のグララットがいない。

 

はい、

ここで隠れていたグララットが

出てきて

マフと一騎打ちを始めます。

 

グララットに苦戦するマフ。

 

将国のアルタイル第6話より引用

 

 

相変わらず主人公なのに弱いです。

でもキュロスの機転のおかげで

形成逆転。

 

 

これで一件落着と

思ったら、

街が燃えてる。

 

 

将国のアルタイル第6話より引用

 

 

海の方はあくまで陽動。

本命は水晶の山を越えて攻撃する

こっちだったのです。

 

見事の水晶の山を超えることに

成功するレレデリクたち。

 

 

今回はここで終了。

と言っても特別編成なので

第7話も放映されましたので

すぐに感想を書き始めます。

 

次回でこのポイニキア編も

終わりでしょうね。

果たしてポイニキアの運命は

どうなるのでしょうか?

 

今回のまとめ三行

  • 港に侵入を許す
  • イスカンダルの空襲攻撃
  • 敵は水晶の山を超えてやってきた

 

 

将国のアルタイル第7話「古都陥落」の感想 「市長が最後の最後で立派に役割果たした」

世界陸上の放映で遅れた

放送スケジュールを元に戻すために

今回は2話連続放送でした。

 

という訳で7話です。

水晶の山を超えてポイニキアに

侵入したレレデリク率いる帝国軍。

 

マフたちはどう対抗するのでしょうか?

 

まあ、侵入された以上、

マフたちがどうやって逃げるかの算段が

メインになるのでしょうけど。

 

 

市長がしっかり仕事した

 

街の中に帝国軍の侵入を許した以上、

もはやポイニキアに勝ち目はありません。

 

しかし副市長だけは

大燈台にたて籠もって

ヴェネディック艦隊の来援を待つべしと

主張します。

 

まだヴェネディックを

信用してるようですね。

いくらヴェネディックの元首と

個人的な信頼があっても

国家の都合の前には

そんなもん意味ないのに。

 

このままズルズルと

副市長の主張が通ると思ったら

ここへきて市長が

副市長を一喝。

さらにその流れで評決を行い、

帝国への全面降伏を決めます。

 

将国のアルタイル第7話より引用

 

 

この決定に抗議するためか、

それとも自分の責任を痛感したのか。

たぶん両方でしょうけど、

副市長は剣で自害しようしますが

市長に止められてしまいます。

 

責任は自分が取ると。

 

市長は元々帝国への恭順派だったのに。

 

市長としてその決定を受け入れた以上、

責任と取るつもりなんでしょうね。

 

まあ、キュロスの父親なので

ここで姑息な人物にしてしまうと

市長の血を受け継ぐキュロスも

将来姑息な人物になるのでは?と

視聴者に思われてしまうかもしれませんからね。

 

 

助けてくれた相手にすぐ詰問する元将軍さま

 

市長のおかげで

命だけは助かりそうだったのに

何を血迷ったのか、

副市長は帝国のレレデリクに

戦いを挑みます。

 

最後の意地なのかもしれませんが

降伏した後の抗戦って

下手すると降伏がおじゃんになる

可能性だってゼロではないのに。

 

副市長って結局自分のことしか

考えていませんでしたね。

まあ当然レレデリクに勝てる訳もなく

返り討ちにあって命を失いますが。

 

 

将国のアルタイル第7話より引用

 

その頃、

マフとキュロスは

小舟を使ってポイニキアを無事脱出します。

 

いくらポイニキアが降伏したからといって

あれだけ帝国軍の軍船が取り囲んでいたのに

よく脱出できましたねえ。

 

ご都合主義乙。

 

しかし小舟では

それほど遠くまで行けないと思っていたら

運よく大船団が通りかかります。

将国のアルタイル第7話より引用

 

 

そう、

この大船団こそ、

副市長が待ち続けた

ヴェネディック艦隊だったのです。

 

もうちょっと早く来ていれば・・・

という訳でもなく、

何か沖合いで傍観していたみたいですね。

 

それをマフもそれを感じたのでしょう。

助けてもらった癖に

艦隊の司令官に対していきなり詰問

を始めてしまいます。

 

おいおい、

助けてもらってそれはないだろ。

さすがにキュロスに止められるマフ。

 

まあ、キュロスに止められたことよりも

前回グララットとの一騎打ちで負った

傷が原因で

意識が朦朧としたのが

詰問を止めた一番の原因みたいですが。

 

 

ヴェネディックで元首と対面

 

 

助けられたマフたちは

そのままヴェネディックに

行くことになります。

 

ポイニキアに戻れない以上、

それ以外に選択肢はありませんからね。

 

その最中、

マフはヴェネディックの歴史に関する

本を読みながら自問自答します。

どこで自分は間違ったのかを。

 

はっきり言って

今回のポイニキアの一件に関しては、

マフがどうしようと

この流れを止めることは

できませんでしたからね。

 

どうしても戦いを止めたかったなら

副市長を暗殺でもしない限り

無理だったと思いますわ。

 

自分が選択を間違ったから

こんな結果になったと考えるとは

ちょっと自分を過大評価しすぎちゃうの?

 

さて、ヴェネディックに着いた

マフはヴェネディックの元首たる

ルチオと対面することになります。

 

将国のアルタイル第7話より引用

 

 

ルチオはポイニキアの副市長

コンスタンティノスの親友。

 

このパターンだと

ほぼ確実にマフが詰問するでしょうね。

 

今回はここで終了。

いい加減にマフには

成長して欲しいのですけど、

ヴェネディックで視野が広がり、

成長できるのでしょうか?

 

 

今回のまとめ三行

  • ポイニキア降伏
  • 市長が仕事した
  • マフ達がヴェネディックに到着

 

 

 

 

将国のアルタイル第8話「至誠の仮面劇」の感想 「軍人のやり方って…」

 

帝国の軍門に下った

ポイニキアを脱出した

マフとキュロスは

ヴェネディックの船団に救助され、

ヴェネディックの元首たる

ルチオと対面する機会を得ます。

 

果たしてマフは

ルチオに何を聞くつもりでしょうか?

大方どうしてポイニキアを

見捨てたかということを聞くのでしょうけど、

ポイニキアが滅亡した今となっては

聞いても意味がないと思いますけどね。

 

 

やっぱり役者が違う

 

対面早々、

ポイニキアを裏切った理由を詰問するマフ。

当然この質問を予想していただろう

ルチオは澱みなく返答します。

 

援軍を送るという約定はあるけど、

援軍を到着させるとは書いてないっていうのは

詭弁以外の何者でもありませんが

一応筋は通ってます。

 

まあ綺麗事だけで

国を運営することはできませんからね。

結局大事なのは

同盟国では無く自国ですから。

 

自国のためなら

同盟国を売り、

帝国と通商条約を結ぶ。

商人の国らしい考え方です。

 

これを聞いてマフは激怒すると思ったら

意外と冷静。

つ~か、マフより

キュロスの方が怒るとは

想像してませんでしたわ。

キュロスって冷めているところがあるから。

でもやっぱりポイニキア人として

自分たちを助けなかったルチアに

一言言いたかったのですね。

 

終始マフたちを圧倒したルチオですが

マフからポイニキアの副市長である

コンスタンティノスが殺害されたことは

初耳だったらしく、

少し狼狽してました。

コンスタンティノスはルチオに友人であり、

ずっと友誼を信じてましたからね。

当然ルチオの方でも思うところがあったのだと

思います。

 

結局何も得るものはありませんでしたが

マフはちょっとだけ成長したのが

垣間見えた気がします。

トルキエを離れて

ようやく冷静に物を見る目が

できたのでしょうか?

 

 

アビリガの過去

 

ルチオとの対面が終わった後、

クラックを探すために水の社を

目指すマフ達は

ブレガ船団長の部下である

アビリガと再会します。

 

将国のアルタイル第8話より引用

 

 

そしてアビリガの口から

この街にはクラックがいないことを

聞きます。

この街では情報は常に開示されているようで

クラックを配置する意味は

なかったようなのです。

 

なりゆきでアビリガと

食事をすることになる

マフたち。

 

そこでマフはアビリガの過去と

ブレガ船団長との出会いのことを

聞きます。

 

奴隷だったアビリガは

売られる直前で逃げ出し、

ブレガに助けてもらったのに

ブレガの顔をナイフで傷つけてしまった。

 

将国のアルタイル第8話より引用

 

でもその勇気と強さに惚れたブレガが

正式にアビリガを買って、

自分の船団に入団させたと。

だからいつかはその時にお金を

ブレガに返したい。

 

いくらなんでも

身の上話し過ぎだろうが。

 

 

まあここのシーンは、

アビリガはブレガを慕っている、

アビリガはお金を稼いでブレガに返したと思っている。

この2点を強調したかったのでしょうね。

マフ達と視聴者に。

 

 

まあお金云々は当然フラグ。

アビリガが話した直後に

フラグが回収されます。

 

なんとアビリガが投資した

船団が積み荷を失ったのです。

さらに保険なども掛けてなかったので

アビリガの投資もパァ。

 

またアビリガは別の商会からお金を

借りて投資していたようで、

それの返済を求められます。

 

そしてトドメとして、

他の商会に投資するのはヴェネディックでは

違法行為らしく、

なんと明日裁判が行われることに。

 

もうこれには笑うしかありませんわw

 

まあマフ達には関係ないことですけど、

やっぱりお人好しのマフは

ほっておけません。

 

つ~か、

今回の一件は

アビリガを失脚するために他の商会が

仕組んだことだと聞いてしまいましたからねえ。

 

でもどうしてマフは

おかしいと思わなかったのでしょうか?

他の商会の奴らが外で

悪だくみの話をこれ見よがしにやっていることを。

そんな話を他人に聞かれたら

マズいのに。

 

軍人のやり方とは

 

他の商会の悪だくみを聞いたマフは

軍人のやり方で

アビリガを救うことにします。

 

軍人らしいやり方、

きっと力ずくでアビリガを助けて

そのままこのヴェネディックを

脱出するのですね。

 

そう思ったのに。

 

マフの考える軍人のやり方、

軍人になるための軍事教練の一環として

身に付けたチェスの腕をフルに使って、

賭けチェスを行い金を荒稼ぎ。

 

将国のアルタイル第8話より引用

 

 

そして稼いだお金でアビリガの借金を

返して、

アビリガの放免してもらう。

 

これが軍人のやり方らしいですw

さすがにこれは思い付きませんでしたわ。

軍人関係ないじゃんw

 

でもさすが主人公、

有言実行を果たし、

お金の準備することに成功。

これでアビリガを助けようとしますが

ここで種明かしです。

 

将国のアルタイル第8話より引用

 

 

元々今回のことは

アビリガをヴェネディックから

出ることができるように

ㇽチオやブレガたちが

みんなで考えた策だったのです。

 

ブレガたちはこれからの展開を考え、

アビリオをマフ達に

同行させようと考えましたが、

アビリガは既にヴェネディックで名声を得ており、

誰にも知られずマフに同行させるのは困難。

さらにマフが信頼に足る人物かどうか試すために

今回の一件を仕掛けたと。

 

さすがにマフは怒っても良いと思いますが

怒らずアビリガの同行を認めます。

 

3人となったマフの一行はヴェネディックを

離れます。

果たして次はどこに向かうのでしょうか?

 

今回はここで終了。

将軍を解任されたマフなのに

みんな過大評価し過ぎな感じがします。

まあ、旅を続けるうちに過大評価だったのが

いつの間にか過小評価だったという風に

したいのでしょうかねえ。

 

今回のまとめ三行

  • ルチオとの対面
  • 軍人のやり方
  • アビリガが仲間に

 

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将国のアルタイル第9話「紅虎の将王」の感想 「キュロスさん、イェニチェリに化けるがすぐに見つかる」

 

前回ヴェネディックにやってきた

マフたちは

新たにアビリガを仲間にして

次の目的地を目指します。

 

今回マフは

どんなことをしでかすのでしょうか?

 

大トルキエ体制への移行が失敗

 

ポイニキアが帝国に制圧されたのを見て、

トルキエ将国は

その属国である4つの将国を糾合する

大トルキエ体制への移行を画策します。

 

ただこれはトルキエが得をするだけのようで

4つの将国はそれに拒否。

まあ最もな理由を言ってますけど、

どっかの大臣さまが

裏から手を回しているのでしょうねぇ。

 

さてマフはそんな4将国の1つ、

ムズラク将国を訪れます。

しかし街は武器商人が行き交い、

胡散臭い様子。

 

こういう時はクラックから

新鮮な情報を仕入れるのが一番ということで、

いつものように

水の社に向かいますが

閉鎖されており中に入れません。

 

普通だったら

ここで諦めるのですが

なぜか気になったマフたちは

強引に社の中に入っていきます。

 

そして中にいたのは

たくさんの兵士に護られているVIPが2人。

この人達は、

ムズラク将国のスルタンであるバラバンの

弟であるバヤジットと

バルタ将国の皇女であるアイシェ。

 

将国のアルタイル第9話より引用

 

バヤジットとアイシェは

伯父と姪の関係のようです。

 

そして侵入者がマフだと知ると

バヤジットは水の社に

立て籠もっている理由と

自分がクラックであることを

マフに話します。

 

つ~か、

クラックって結構偉い人間の

関係者が多いのですね。

 

クラックはスパイのようなもんだから

露見したら厄介なのに。

 

日常生活がツマラナイから

クラックになって刺激的な

毎日を送りたかったのでしょうか?

 

さてバヤジットから

話を聞いたマフは

バヤジットの兄であるバラバンと

会うことにします。

 

また会って話せば説得できると

青臭いこと言うかと思ったら、

どうやら話をしてバラバンの

真意を探るようですね。

 

ようやくマフもガキから

脱皮できたようですわ。

 

キュロスさん、イェニチェリに化けるの失敗する

 

ムズラク将国のスルタンである

バラバンに謁見するマフ。

 

見るからに自尊心が強そうな

面構えで

こういうタイプって案外、

策士の口車に乗って行動するのですよね。

 

将国のアルタイル第9話より引用

 

あと美男子ばかりを選抜した

親衛隊イェニチェリを

侍らすバラバンって

やっぱりそっち系の人なんでしょうか?

 

さてマフはバラバンに対して、

なぜ大トルキエ体制への移行に反対したのか

聞いてみますが、

常識的な答えしか返ってきません。

そりゃあ初対面の人間相手に

本当のことなんて言えませんからね。

 

バラバンはマフ達一行を

自分の宮殿に招待しますが

まわりをイェニチェリが固めている状況では

辞退するのは難しく、

マフ達は

バラバンに従い宮殿に向かいます。

 

バラバンの宮殿に連れてこられたマフ達。

当然逃亡することにして行動を起こしますが

すぐに露見。

 

仕方がないのでイェニチェリに化けて

やり過ごそうとします。

 

気絶して身ぐるみ剥がされた

イェニチェリを発見したバラバンは

マフ達がイェニチェリに化けたことを

察知し、自分でイェニチェリの面通しを

することに。

 

イェニチェリはバラバン好みの

美男子ばかりを集めた集団であり、

自分の好みじゃない奴がいたらすぐにわかります。

はい、キュロスさん、

簡単に偽者だとバレましたw

 

将国のアルタイル第9話より引用

 

別にキュロスさんが残念な顔って

訳ではありませんよ。

ただバラバンの趣味じゃない

というだけですから。

 

そして続行された面通しで

マフも見つかり、

万事休す・・・と思ったら、

まさかの方法で混乱を

起こすことに成功します。

 

何でもないシーンが

フラグになっていたとは。

 

混乱の隙に下水道を伝って逃げ出す

マフ達ですが

その目の前には因縁のあの人が

立ちはだかります。

 

将国のアルタイル第9話より引用

 

この姉ちゃん、

こんなに出番があるとは。

 

 

今回はここで終了です。

 

第1話から見ていると

マフが着実に成長しているのがわかりますね。

そして成長したおかげで

見ている方もイライラするところが

かなり減ってきましたわw

 

あとザガノスは行動を起こすようですけど、

トルキエ将国の中にも

獅子身中の虫がいるようですね。

ザガノスがどうやってあいつを

排除するのかそっちも注目ですわ。

 

今回のまとめ三行

  • 大トルキエ体制への移行失敗
  • バラバンに謁見
  • やっぱり帝国の手が及んでいた

 

 

 

将国のアルタイル第10話「月下佳人の舞」の感想 「大トルキエ体制のために結婚式も利用するよ」

前回ムズラク将国のスルタンである

バルバンの元から脱出したマフ達。

危機を脱したと思ったら、

因縁がある帝国のエレノアが

マフの前に立ちはだかります。

 

果たしてマフ達は

エレノア率いるロットウルムの

追撃を振り切ることが

できるのでしょうか?

 

 

利用できるものは利用する

 

エレノア率いるロットウルムと対峙する

マフ一行。

 

エレノアの出現で

マフは今回のバルバンの行動の裏に

ルイ大臣の策謀があることに勘づきます。

 

まあ帝国の密偵が目の前に出て来たら

誰だってそれに勘づきますわ。

 

ロットウルムはエレノア含めて全部で4人。

苦戦するかなと思ったら

イスカンダルとのコンビネーションで

一気に雑魚のロットウルムを撃破、

マフはエレノアと1対1に。

 

そしてアッという間に

エレノアの右手を切り落とし

勝負あり。

将国のアルタイル第10話より引用

 

 

鮮やかな手並みですね。

でもトドメを刺すことができず。

 

 

ただしマフ達はスレイマンやバヤジットたちと合流。

そしてスレイマンから密命を聞かされます。

トルキエ将国の将国会議(ディワーン)は

武力反乱を起こして

4将国のスルタン全員の首を挿げ替えることを決定。

マフにはその指揮を取れとの命令が下されたと。

 

成功すればたぶんマフはパシャ復帰、

失敗すればマフを切り捨てて知らぬ存ぜぬを

通すつもりなんでしょう。

 

自分たちは何もせず、

厄介ごとは全部マフに押し付け、

将軍たち良い性格をしていらっしゃるわw

 

 

当然マフはこの命令を受領し、

4将国の現状を確認するために

ブチャク将国へ向かいます。

 

しかし既にマフ達は指名手配されており、

街の中に入れません。

 

そこでスレイマンとマフは変装して

街の中に潜入することに。

 

将国のアルタイル第10話より引用

 

うん、マフ似合い過ぎ。

ショタ系の主人公なので

女装すればホントヤバいです。

 

冬コミでは

マフの薄い本増えるかもしれせんわ。

 

街の様子を偵察した後、

マフ一行は国境沿いの山岳地帯へ。

そこでマフたちが見たのは

山道の建設現場。

 

ブチャク将国は帝国との山道を整備して

それを使って交易をするつもり

だったのです。

 

そうすれば今以上の富をゲットできる。

 

でも道作ったら、

そこから帝国が侵攻して

ブチャクを軍事占領しちゃうんじゃね~の?

どうして帝国は約束を守ると

思うのでしょうか?

みんなあまちゃん過ぎるわ。

 

 

さて予想以上に

帝国の手が伸びていることを悟った

マフたちは、

二手に分かれて工作することに。

 

マフとアイシェはクルチュ将国へ向かい、

スレイマンとバヤジットが

ブチャクに残ることに。

 

どうしてマフ(+キュロスとアビリガ)たちに

アイシェが同行してクルチュに向かうかというと、

クルチュにはアイシェの許嫁がいるからです。

 

その許嫁というのが

クルチュのスルタンである

セリムの息子であるオルハン。

 

見るからに頼りない男ですが

スルタンの息子という地位は大いに

利用できます。

 

オルハンを介して

セリムに接見するマフたち。

しかしバルバンと敵対する気がないセリムは

マフ達を捕らえて塔に幽閉してしまいます。

 

前回に引き続き、

まだ脱走劇がクル~?

 

 

奥の手はあの武器

 

夜遅くマフたちのところにやってくる

セリム。

実は既に帝国の手の者がセリムの近くにも

入りこんでおり、

反帝国の立場を公には取れない状態にあったのです。

 

この状態を打開するため、

ある策を提案するアイシェ。

 

将国のアルタイル第10話より引用

 

その策とはアイシェとオルハンの結婚式を出汁に

他の3将国のスルタンを呼びよせ

一網打尽とするもの。

自分の結婚式さえも戦略に組みこむアイシェ怖いわ。

 

でもアイシェとオルハンが許嫁という話は

他の将国の存じているはず。

アイシェが指名手配されている現状で

たとえアイシェの名前を伏せても

絶対に裏があると察知すると思いますけどね。

 

セリムのこの策に同意しますが、

マフたちはセリムを信用していません。

結婚式の時点で3将国側に付いた方が得と見たら

マフ達を切り捨てる。

マフ達はそう睨んでいるようです。

 

マフはアイシェにこの結婚を

納得しているのか聞いてみます。

アイシェは国の姫だから政略結婚なんて

当たり前という態度を示しますが、

たぶん好きな相手がいるようですね。

あのそぶりを見ると。

おそらくは・・・。

まあ、姪と叔父はいけませんわ。

 

 

一方スレイマンとバヤジットは

ブチャク将国のスルタンであるウズンの

息子のイスマイルの軍勢に

捕まってしまいます。

 

このままウズンの前に引き出されて処刑、

となるかと思ったら、

どうやらイスマイルは親父のウズンが

帝国を信用し過ぎることを危険視しているようで

スレイマンたちが協力するに値するか

見極めるようです。

 

ただ現状、

スレイマンたちが用意できるものでは

4将国を相手をするのは無理。

イスマイルもスレイマンから話を聞いて

そう結論付けますが、

バヤジットが密かに用意していたものを

見て結論を変えます。

 

 

バヤジットが用意したもの、

弓より長い飛距離を誇り、

弓よりも強力な武器。

 

将国のアルタイル第10話より引用

 

そう火縄銃。

これをバヤジットは用意していたのです。

 

イスマイルを味方に付けたところで

今回は終了。

 

 

はい、盛り上がってまいりました。

やっぱりこういう戦記物は

陰謀渦巻かないと面白くありません。

最初の頃はどうだろうと思ってましたが

見続けて良かったわ。

 

続きを早くみたいです。

 

今回のまとめ三行

  • マフが女装
  • 結婚式で一網打尽
  • 火縄銃キタ――(゚∀゚)――!!

 

 

将国のアルタイル第11話「剣の将太子」の感想 「演劇使って民衆の心証をよくするでござる」

前回、

アイシャとオルハンの結婚式を利用して

3将国のスルタンを一網打尽にすることを

決めたマフたち。

 

一方スレイマンとバヤジットは

奥の手である火縄銃を見せることにより

ブチャク将国のスルタンの息子、

イスマイルを味方に引き込みます。

 

結構上手く進んでいますが

こういう場合ってどんでん返しがあるのが

普通。

 

果たしてマフは4将国のスルタンの

挿げ替えという任務を達成できるのでしょうか?

 

 

獅子身中の虫が情報漏えい

 

アイシャとオルハンの結婚式で

クルチュ以外の3将国のスルタンを暗殺する。

この計画はトルキエ将国の将軍会議にも

報告されます。

 

それと同時に結婚式に派遣する

トルキエの代表を決めることになりますが、

ザガノスに嫌味ばかり言っていた

サルジャが志願します。

 

結婚式で暗殺するのですから、

当然その会場では何が起こるかわかりません。

だからトルキエの代表と言えども

命懸けのはず。

 

そんな重要な任務をこんな家柄以外

誇るところがない無能に

任せる訳ないじゃん・・・と

思ったら、

その家柄の良さで大将軍は

サルジャをトルキエの代表に

決めてしまいます。

 

これにはザガノスが

反対するだろと思ったら、

ザガノスはこれに異を唱えません。

 

それはザガノスは

大将軍の魂胆を見抜いていたから。

家柄の良さしかない無能を

この際切ってしまおうと

大将軍は考えている。

 

そうザガノスは察したのです。

 

本来トルキエ将国のパシャは

能力で選ばれるもの。

それが家柄以外何も取りえがない

無能がパシャの地位にいるのが

我慢できない人って意外と

多そうですね。

 

さてそのサルジャですが

早速やってくれます。

 

バルバンの元を訪れて

暗殺計画があることをバルバンに

教えてしまったのです。

 

当然バルバンは怒り、

他の2将国の兵と共に

暗殺計画を逆手に取って

クルチュを占拠することに。

 

 

だがここまでは

ザガノスの予想の範疇。

実はこうなることを見越して

ザガノスは3将国の首都の占領計画を

立案していたのです。

 

3将国の軍勢が

スルタンと一緒に首都を出たら、

首都を制圧することなんて

造作もないこと。

 

そして首都を失った

スルタンたちの軍勢は補給がままならず、

いずれ消滅する。

 

ただこれやると

マフたちがかなりヤバいのですけどね。

だって怒り狂った3将国のスルタンたちの憎悪を

すべて背負いこむことになりますから。

 

 

民衆の印象操作は演劇で

 

スレイマンたちと合流したマフ。

そこで初対面であるはずのイスマイルから

暗殺した場合のデメリットを

聞かされます。

 

確かに暗殺という手段で政権奪取しても

3将国の民衆全員を心服させるのは不可能であり、

最悪不満を持った奴らが反乱を起こして帝国に

付け入る隙を作ってしまう恐れがありますからね。

イスマイルの言は正しいです。

 

しかしマフは民衆を手なずける手段を

考えていました。

 

それが演劇です。

 

将国のアルタイル第11話より引用

 

 

マフはシャラに依頼し

3将国のスルタンを排除するのが

正義であるとする演劇を

民衆の披露することにしたのです。

 

将国のアルタイル第11話より引用

 

 

人間って1回イメージが定着すると

それ以外の意見を聞いても

そのイメージから脱することは

難しいですからね。

 

3将国のスルタン=悪者

というイメージさえ付けることに成功すれば

暗殺という手段を使っても

民衆たちは3将国のスルタンは

悪者だとイメージしているので

反発があまり起こらない。

 

マフはそこまで計算しているのでしょうね。

さすがは元パシャですわ。

 

でも多くの民衆の前で

3将国のスルタンを悪く言う演劇やったら

その情報がスルタンたちの耳にも

入りそうな気がしますけどね。

 

 

許嫁としてアイシャを守る

 

結婚式前、

アイシャとバヤジットが

イチャイチャするのを目撃してしまったオルハン。

ここにきてやっと

アイシャの気持ちに気付きます。

ほとんどの人間は気付いていたのに

遅すぎですわ。

 

当然オルハンがしょげて

親父のセリムに慰めてもらうことに。

 

その際セリムはアイシャのことを

褒めたたえます。

 

自らの望む道と望まれた道のうち、

望まれた道を選んだからと。

 

確かに王族として生まれた以上、

最も優先すべきは国の利益。

私情は捨てないといけませんから。

 

 

3将国のスルタン暗殺のため、

準備の整えるマフ達の元に

ザガノスから密書が届きます。

それを読んで

ザガノスの意図を理解したマフ。

 

まあ、3将国の軍勢を引き付けて

時間稼ぎをしろと書かれていれば、

自分たちは当てウマにされたと

誰だって気付きますわ。

 

 

さて3将国のスルタンたちが

怒り狂って攻めてくることを知った

セリムは心変わりして、

3将国のスルタン側に寝返ることを

決めます。

 

当然寝返るにはそれ相応の

手土産が必要ということで

アイシャを殺すことに。

 

 

しかしここでまさかの事態。

オルハンがセリムにナイフを向けたのです。

 

将国のアルタイル第11話より引用

 

そして・・・。

 

 

 

セリムに代わり

スルタンになることを宣言するオルハン。

 

将国のアルタイル第11話より引用

 

望む道と望まれる道両方を取った

感じですけど、

何だか頼もしく見えてきますわ。

これだったらアイシャもオルハンを

見直すかも。

 

 

今回はここで終了。

次回当たりバルバンとの決着がつきそうですね。

果たしてマフたちは

バルバンたちの軍勢を退けることが

できるのでしょうか?

 

今回のまとめ三行

  • 厄介払い
  • 演劇使って民衆を味方に
  • オルハンが親父倒してスルタンに

 

 

将国のアルタイル第12話「奇岩会戦」の感想 「最愛の人だからこそトドメを刺した?」

前回、

アイシャを殺害しようとした

父セリムを倒し、

自分がスルタンの地位に就くことを

宣言したオルハン。

 

気弱だった面影は姿を消し、

凛々しい姿に。

 

でも時間がありません。

アイシャの策を知った

バルバンら3将国のスルタンたちは

この機に乗じてクルチュに攻めかかります。

 

さらにザガノスからの命令により

マフはこの3将国の軍勢をクルチュに

引き付けておかなければいけないのです。

 

果たしてマフはバルバン達の猛攻をしのぎ、

ザガノスの命令を達成できるのでしょうか?

 

 

バルバンの自尊心を利用する

 

アバンは過去の回想から。

 

筆頭大臣になる前のルイに指嗾された

バラバン。

父を殺した帝国よりも

帝国都の戦に駆り出した大トルキエ体制への

憎しみが強いことを見抜いたルイは

やっぱりただ者ではありません。

 

そんなバラバンに不安を抱いていた

バヤジットはザガノスのクラックとなり、

自分なりにバラバンを止めようとしますが

結局バラバンを抑えることができず。

ここに至りバヤジットも覚悟を決めます。

愛する者(バラバン)が道を外れたを見たくはなかったが

外れた以上私が決着を付けると。

 

 

クルチュの首都を包囲しようとする

3将国軍総勢23000強。

それに対してクチャク軍は5600。

 

ザガノスから3将国軍を引きつけろとの

命令がきている以上、

籠城するのが得策ですが、

この機に乗じて帝国が動く可能性があり、

下手に時間をかけると危険。

 

そう判断したマフは

あえて籠城せず、

会戦を挑み戦場で

バラバンを討ち取ることにします。

 

クルチュ軍の中にバヤジットの姿を発見したバラバンは

他の2将国の軍を頼らず、

自分のイェニチェリ5000のみで

クルチュ軍と雌雄を決することに。

 

自分が選び鍛えたイェニチェリ、

そして自分の指揮能力、

どちらもクチャク軍を上回っていると

考えてクチャク軍と同数の兵で戦うことを

決めたのでしょうけど、

アホですね。

 

せっかくの圧倒的な戦力差を使わず、

自分の自尊心を満足させるためだけに

同じ土俵で戦おうとするなんて。

 

そういえば

バラバンに暗殺計画の話を教えた

トルキエ将国のサルジャパシャですけど、

バラバンに殺害されたようです。

大トルキエ体制を保持しようとするサルジャなんて

バラバンと相いれる訳ありませんからね。

 

将国のアルタイル第12話より引用

 

でもこのまま生きていたら

たぶんザガノスやマフの邪魔を

再びしたかもしれませんから、

ザガノスやマフは

バラバンに感謝しなくてはいけないかも。

 

 

 

弟がトドメを刺す

 

激突する両軍。

バラバンはマフの策を看破し

それを逆手に取ろうとしますが

そこまで読んでいたマフは

逆にバラバンを罠にハメます。

 

その結果、

ムズラク軍の歩兵部隊は

後背を突かれ壊乱状態に。

 

しかしそれを一瞬で収め、

再びを士気を向上させたバラバンに

毒舌のキュロスさえも舌を巻きます。

 

でもこれもマフの予想の範疇だったようで、

マフは最後の策を実行するため、

戦場を移動します。

 

もちろんバラバンも

マフ達を追撃しますが

峡谷に差し掛かったところで

岩が落ちてきて峡谷にとじ込まれます。

 

そして閉じ込められたムズラク軍を

容赦なく火縄銃の銃弾が襲い掛かることに。

 

将国のアルタイル第12話より引用

 

銃弾を受け満身創痍のバラバンの前に

姿を現すバヤジット。

そしてバヤジットが放った銃弾は

バラバンの頭に命中。

これでエンド・・・と思ったら

バラバンはバヤジットに突進。

頭に銃弾を受けて

あれだけ血が出たのに。

バラバンって化けものかよ。

 

でもバヤジットの言葉を聞いた

バラバンはそこで力尽きます。

 

将国のアルタイル第12話より引用

 

 

う~ん、

最後のバヤジットの言葉

同判断すればいいのですかねえ。

兄弟愛と考えるのが一番収まりが

良いと思いますけど、

男同士の愛情にも見えなくもないし。

そんな見方をするなんて、

私も腐ってきたのかも。

 

総大将を失ったムズラク軍は

これで終わりでしょう。

 

後は残りの2将国軍を始末するのみ。

次回はアイシャとイスマイルが

活躍するのでしょうか?

 

次回も楽しみです。

 

今回のまとめ三行

  • バラバンの自尊心を利用する
  • 火縄銃で追い詰める
  • 愛しているからこそ

 

 

 

将国のアルタイル第13話「内乱集結」の感想 「パシャ復帰直後に先制攻撃を主張?」

最愛の兄バラバンを討ち取ったバヤジット。

これでムズラクに関しては大丈夫でしょう。

 

そして残りはクチャクとバルタの2国。

オルハン、バヤジットはスルタンを殺害して

その権力を奪取しましたが、

イスマイルとアイシェは自分の父、母を

排除して権力の奪取に成功するのでしょうか?

 

4将国の掌握に成功

 

バラバンがマフ達の追撃を始めた頃、

バラバンの命令で待機していたブチャク将国軍が

動き始めます。

 

ブチャクのスルタンであるウズンが

バラバンの命令を無視することにしたのです。

 

武に頼るバラバンと

経済に重きを置くウズンでは

考え方に相違があり、

反トルキエという利害の一致だけで

組んでいた感じですからね。

 

バラバンが攻城戦をせず、

勝手にマフ達を追撃したことで

自分も勝手にやると決断したのでしょう。

 

 

マフ達がいないクルチュ将国軍は

数で勝るブチャク将国軍に押されまくります。

そしてこのまままずいという時に

城から騎馬兵の一団が出撃。

 

指揮をとるのは何とアイシェ!!

 

 

将国のアルタイル第13話より引用

 

 

許嫁の危機に黙っていられなかったと

思いたいですけど、

たぶんマフの計画を破たんさせないために

無理して出撃したようです。

 

しかし少数の騎兵のみでは

数で勝るブチャク軍を

駆逐することはできません。

 

そこにようやくマフたちが

戻ってきます。

そしてマフの手にはバルバンの首が・・・。

 

それを見たブチャク軍は戦意喪失。

そりゃあそうです、

バラバンという後ろ盾があるから

武に関して全く駄目なウズンも

好き勝手やってきた側面があるのですから。

 

一目散に逃げ始めるブチャク軍。

当然ウズンも逃げますが、

峡谷に差し掛かったところで

バヤジットとイスマイルが率いる

火縄銃部隊の攻撃を受けます。

 

音が響く峡谷。

その上に視界不良な夜に

火縄銃で攻撃を受けたら

どんな精強な兵でも壊乱するのは必死。

さらに悪いことにブチャク軍の多くは

金で雇われた傭兵ですので

ウズンなんぞに目もくれず逃げ出します。

 

馬車が倒れ、

岩の影に身を隠すウズン。

そこの現れたのは

ウズンの息子であるイスマイル。

 

その先の展開は予想通りです。

イスマイルが自らの手でウズンを討ち取って

ブチャクに関する権力奪取も終了しました。

 

 

さあ、残るはバルタのみです。

バルタのスルタンであるファトマは

軍勢に守られながら退却しますが

やっぱり峡谷でマフ達の待ち伏せを受けて

軍勢が同様し、

そのはずみでファトマとその息子ケマルが

乗る馬車が壊れてしまいました。

 

峡谷を馬車で突っ切ろうとするのは

どうやら鬼門になってそうですな。

 

そしてファトマとケマルはそのまま

捕まり幽閉されてしまいます。

 

 

クルチュの首都である奇岩の街に

帰還したマフ達。

すぐにファトマの処遇について

話し合いが持たれますが

そこでファトマの処刑を主張したのは

何と実の娘のアイシェ。

 

アイシェとしては

バヤジットさえも

愛するバラバンを討ち取ったと聞いて

自分だけが私情を持ちだす訳には

いかないと思ったのでしょうね。

 

 

まあアイシェが主張するまでもなく、

大トルキエ体制に反逆したのですから

結論は処刑しかありません。

 

 

たださすがに首を撥ねるのは避け、

毒酒による自裁を認めるようです。

最後の情けって感じでしょうね。

 

 

将国のアルタイル第13話より引用

 

翌日、

ファトマの自裁が実行されます。

マフが用意した毒酒を飲むファトマ。

 

でもなぜか死なないファトマ。

そうマフはファトマの命を

救うことにしたのです。

 

その理由は4将国の結束を強くするため。

バルタをアイシェが継ぐのなら

問題ありませんが、

バルタも基本男子承継が基本。

ファトマはケマルが成人するまでの

繋ぎであり、

例えファトマが死んでも

将来的にケマルがバルタ将国にスルタンに

就任することには変わりないです。

 

でもここでファトマを自裁させれば

当然ケマルは恨みを持つことになります。

そうなれば将来ケマルが大トルキエ体制に

反旗を翻す可能性だってゼロではありませんからね。

 

だったらここはファトマを自裁させず、

幽閉に留めておくのが得策。

マフはそのように考えたようです。

 

一応筋が通っていますが

どこまで本気なんでしょうね。

 

確かにバルタは男子承継が基本ですが

女性が継げない訳ではないでしょう。

だって現に繋ぎですがファトマも

バルタの指揮を取っていますし。

 

だから禍根を断つなら

ファトマと一緒にケマルも

処刑すればいいのです。

それならバルタを継ぐのは

アイシェになりますから。

 

 

個人的にはやっぱりマフは

ここで情けをかけたのだと思いますわ。

 

 

パシャに復帰して帝国に仕掛けることを進言

 

トルキエ将国に帰還したマフは

将軍会議に結果を報告します。

 

ザガノスからの密命を達成した以上、

パシャへの復帰は規定路線ですが

あえて大将軍はマフにパシャに復帰したいか

質問します。

 

自分を降格した将軍会議に

含むところはありますが

自分の意見を反映させるには

パシャの地位になければいけません。

 

将国のアルタイル第13話より引用

 

 

そしてパシャへの復帰を望むと返答するマフ。

 

ここにマフのパシャへの復帰が決定しました。

 

パシャに返り咲いたマフは

すぐに将軍会議に参加し、

帝国への先制攻撃を進言します。

 

今回の4将国の内乱で

7000余りの兵を失った以上、

ほとんどのパシャはこのマフの進言は

無謀だと感じますが

マフが主張する先制攻撃というのは

武力を用いたものではなく、

経済的な攻撃だったのです。

 

このマフの提案に

マフの後ろ盾であるカリル将軍が

賛意を示し、

さらにこの経済攻撃を成功させるために

新しい役職の設置を提案します。

役職の名前は外事局長。

当然その職にはマフが就くことに。

 

復帰早々に新しい役職に就けば

他の将軍たちの嫉妬を買うと思いますが

そんなことを気にする余裕はもうありません。

 

 

その日の夜、

ザガノスと会話を交わすマフ。

 

「戦いの意義を知っていれば、

兵は幸福なうちに死ねる」

 

マフがそのことを知っているので

便宜を図ったのか?

とザガノスに質問するマフ。

 

将国のアルタイル第13話より引用

 

 

「言うようになったな」と答える

ザガノス。

 

マフの成長にザガノスも嬉しそうです。

 

今後マフとザガノスが両輪となって

帝国との戦争を主導していきそうですが

今回はここで終了です。

 

今回で第1部完って感じでしょうか。

回を経るごとに面白くなっていきますね。

最初の頃こそ、

マフの甘っちょろい考えに

反吐が出る気分でしたが

成長するにつれて、

現実と向き合い、

その中で最善の道を探そうとする姿が

頼もしく感じきましたわ。

以前も書いたと思いますが

途中で切らなくて良かったです。

 

 

次回から

新しいキャラも登場するようですし、

今から楽しみですわ。

 

今回のまとめ三行

  • 4将国の内乱集結
  • パシャ復帰
  • マフが外事局長に就任

 

 

将国のアルタイル第14話「隊商の娘」の感想 「商売で帝国とヴェネディックの仲を険悪に」

4将国の内乱を終結させた功により

パシャに復帰したマフ。

さらに帝国に対する経済戦争を仕掛けるにあたり

それを主導する部署である外事局の初代局長に

任命されます。

 

今回からお話は第2部に入ります。

果てしてどのような新キャラが

登場するのでしょうか?

 

じゃじゃ馬な少女を利用する

 

アンギュロスにやってきてマフ達。

今回の目的は

アンギュロスと交易することのようですが、

アンギュロスを牛耳る3人大商人の1人、

ラフモノフはマフの提案を拒否します。

 

おそらくトルキエを交易することによって

帝国に睨まれるのを避けたかったのでしょうね。

まあ既に帝国のルイ大臣とパイプができているのかも

しれませんが。

 

計画の最初から躓いたマフですが

街で商人と思われる少女が

言い争っている現場に遭遇します。

 

少女の名前はニキ。

どうやら父が死んでその跡を継いだようですが、

父に従っていた手下たちが

全員他の商人の元を去ってしまい、

たまたま手下たちをヘッドハンティングした

商人に遭遇したようなのです。

 

将国のアルタイル第14話「隊商の娘」より引用

 

そしていきなり持っていたトンファで

殴りかかった。

 

おいおい、

ホントに商人かよ、

と思いたくなるぐらい喧嘩早いですわ。

 

そりゃあ手下たちも

こんなじゃじゃ馬の下にいたら

将来は暗いと思うでしょうね。

 

一方的にトンファで叩かれた

商人でしたが、

ニキに仕返しをすることなく

去っていきます。

 

こういう場合は

倍返ししようとして

主人公が

それに割って入るというのが定番ですが、

まさかそのまま帰ってしまうなんて。

 

ニキなんて既に眼中にないのか

ただ関わりたくなかったのかは

わかりませんけど。

 

一人ぼっちのニキに声を掛けるマフ。

自暴自棄気味のニキを利用する気満々です。

一方ニキの方もマフの思惑に気付いたようですが

すでに手下もなく、

商売相手の問屋もみんな寝返った以上、

もうこのアンギュロスに

義理立てする必要もありません。

 

マフに協力することにするニキ。

まずは手始めにマフ達が運んで来た

トルキエの宝石を売りさばくことにします。

 

そしてそれに駆り出されるマフ達。

それも女装してw

 

将国のアルタイル第14話「隊商の娘」より引用

 

 

まあアンギュロスの大商人である

ラフモノフに顔を知られている以上、

素顔を出すのは危ないという判断ですが

マフは明らかに楽しそうです。

 

以前スレイマンと一緒に街に潜入する際、

嫌々女装していましたが

その時にハマったのかもしれませんね。

 

老人とガキの腹の探り合い

 

さて、マフはニキを介して

東方の大国チニリの軍人だったワン老師と

会見します。

 

将国のアルタイル第14話「隊商の娘」より引用

 

元軍人でありニチリの権力層にも

影響力のあるワンに

ヴェネディックグラスの売買を持ちかけるマフ。

それも万単位で。

 

そしてそれがニチリの平安に繋がると

マフは言ってのけます。

暗に思惑を察してくれと

言わんばかりの言い方ですね。

 

これって相手がボンクラだと

全然話が通じないでしょうけど、

ワン老師は標準以上の洞察力を持っているらしく、

マフの言葉の意味を理解し、

ニキを通じて40万箱のヴェネディックグラスを

発注します。

 

 

マフたちが帰ったあと、

マフ達の提案に乗った理由を

自分の奥さんに話すワン老師。

 

農業や畜産を基盤にする帝国やチニリのような

国家は領土を拡大しなければならず、

両国はいずれ雌雄を決することになる。

でも自分の計画に乗れば、

それを防いでみせる。

 

ワン老師はマフの言動から

そう読み取ったようです。

 

そして女装していたマフと

握手した手の感触から

マフが軍人であると見破っていました。

こういう場合って

目で判断することが多いのですけど、

握手して軍人だとわかったという描写は

珍しいかも。

 

帝国とヴェネディックが開戦

 

ヴェネディックから

ヴェネディックグラスが到着しますが、

問題が生じます。

 

グラス自体は届いたのですけど、

箱に詰めるための緩衝材が不足しており、

それをどこかからか

入手しなければならないのです。

 

この辺では麦わらを

緩衝材として使っているようで、

それを入手するのは

発注されたヴェネディックの仕事。

 

そこでヴェネディックは

サロス王国に麦わらを購入することにします。

それも時間がないので脱穀する前の小麦ごと。

 

実はサロスの小麦は

帝国に売ることが決まっていたもの。

しかしヴェネディックは

相場の5倍の金額を提示してきたのです。

そりゃあそれだけ貰えるならば

売り先を変えますわ。

 

この話はすぐに帝国にも伝わります。

帝国は来たるトルキエ侵攻にサロスから

買い上げた小麦を兵糧として

使うつもりだったのです。

 

当然怒り心頭の帝国は

サロスからヴェネディックに帰還する

船団を襲撃するように

ポイニキア駐留艦隊に命令します。

 

指揮官であるロウ提督は

乗り気ではありませんが

部下の暴走でヴェネディック艦隊と

戦火を交えることになりますが

ヴェネディック艦隊に敗北して

部下共々捕虜にされてしまいます。

 

将国のアルタイル第14話「隊商の娘」より引用

 

 

この一件で帝国とヴェネディックの関係は最悪に。

当然ヴェネディックは帝国を牽制するために

トルキエになびく。

これがマフが今回意図していたことだったのです。

 

本作が始まった当初、

青臭いガキだったのに

よくもまあここまでの悪どいことを

考える謀略家に成長したもんですなぁ。

ルイ大臣真っ青ですわ。

 

 

目的を達成したことで

ニキの利用価値もなくなりました。

でもトルキエに肩入れした以上、

ニキはアルギュロスに居場所はありません。

その結果、

ニキもマフ達の正式な仲間になるようです。

この辺はまだまだ甘いですね。

 

トルキエは

侵攻に備えるための貴重な時間を確保しました。

果たして次にマフはどんな手を打ってくるのでしょうか?

次回も楽しみですわ。

 

 

今回のまとめ三行

  • ニキを使って商売を
  • 帝国とヴェネディックの仲を裂く
  • ニキが仲間になった

 

 

 

将国のアルタイル第15話「北の王国」の感想 「手のひら返しの決め手は鳥のフン?」

前回上手い具合に

帝国とヴェネディックを

敵対させることに成功したマフ。

 

次にマフが目を向けたのは北方。

400年鎖国を続ける国を味方につけるため

マフは北に向かうことに。

 

 

 

入国手続きでサービスシーンが来るとは

 

急転直下、

帝国とヴェネディックは

講和条約を結び、

マフが撒いた争いの種は

これで刈とられたと思ったら、

講和は表面上だけ。

 

やっぱりヴェネディックは

帝国とやり合うことを決めたようです。

だったら講和なんかしなきゃいいのに。

 

 

さて、マフ達は北方にある

ウラド王国に向かいます。

 

ウラド王国は400年鎖国を続けている国。

入国するだけでも一苦労。

マフはウラド王国の大臣から入国査証を

貰っているようですけど、

それでも衣服をすべて脱いでの

身体検査が。

 

将国のアルタイル第15話より引用

 

ええ、わかってますよ。

全部視聴者サービスってことでしょ。

でもマフの体って

結構傷がありますね。

 

将国のアルタイル第15話より引用

 

 

何度も死闘を潜り抜けてきたので

傷だらけになっていても不思議では

ありませんが。

 

身体検査を通過しても

まだ入国できないマフでしたが

マフに入国査証を発行した大臣自ら

駆けつけてようやく入国が認められます。

 

やってきた大臣の名前は

マルギット。

 

かなり若そうなお嬢さんタイプの大臣。

 

将国のアルタイル第15話より引用

 

実はこの人ウラド国王の娘であり、

またクラッグもやっているのです。

それも国王公認でw

 

ウラド王国って鎖国しているはずですけど、

どうやって情報のやりとりしているのでしょうか?

そしてそれ以上に

どうやってスレイマンはマルギットを

口説いたのでしょうか?

そっちの方も気になりますわ。

 

 

さて、丘の上で

ウラド国王ジグモンド3世と

対面したマフは

国王から鷹匠としての

腕比べを挑まれます。

 

ここしばらく出番のなかった

イスカンダルはやる気満々(たぶん)。

見事野生のヤギを仕留めます。

 

一方国王の大鷲は

キツネを仕留めるのに成功し、

結局勝負は引き分けなんでしょうかねえ。

 

 

さて満足した国王は帰っていきますが

マフに言葉を投げかけていきます。

 

「この国では貴公の目的は果てせぬぞ」と。

 

 

マフの目的は

帝国に対抗するため

ウラド王国をトルキエの味方と

すること。

 

つまりその目的が達せられないと

いうことは

既に帝国と手を結んだということ

なんでしょうか?

 

 

異臭の原因は鳥のフン

 

国王と別れたマフ達は

マルギットの案内でウラド王国内を

見て回ります。

他国の人間にそこまで国内のことを

見せていいのでしょうかねえ。

 

そして日が沈み

漁村に通りかかる一行。

しかし外の崖からは異臭が。

 

かなりの異臭のために

苦しそうになるニケとキュロス。

アビリガは顔色一つ変えませんが

やっぱり鍛え方の違いなのでしょうか?

 

そんな中、

村から反対の方向に歩く老人を見つける

キュロス。

雪が降り続く中、

ほっとくこともできず、

老人を保護して村に連れていきます。

キュロスたちに感謝する

老人の家族たちですが・・・。

 

宮殿で国王と会食するマフ達。

そこでさっきの老人の話をしますが

国王はその老人が

家族を守るために死ぬつもりだったことを

話します。

 

今年は麦が不足しており、

このままだと家族が餓死する可能性がある。

だから人減らしのために

自分が犠牲になるつもりだったと。

 

こういう話って結構ありますが

凄まじいのは国王でも

同じ立場にたったならば

躊躇なく同じくことをするだろうということ。

 

でも豪華な肉を食いながら

それを言われてもw

 

あと自給自足体制で

鎖国を続けてきたウラド王国は

かなり国力を消耗しており、

もう国が持たないということを

国王自身は認識しているようです。

 

つまり、

国王は鎖国を止めるなんでしょう。

そして鷹狩の後に言ったことを考えると

やっぱり帝国側に組みするつもりなんでしょうね。

 

 

さて、自室でくつろぐマフ達。

そこでアビリガはさっきの異臭に

似た臭いをどこで嗅いだことがあるか

思い出します。

そしてそれが同じ原因かどうかを

確かめるために

夜遅く崖のところへ。

 

臭いの原因は

鳥のフンが石化したもの。

ステレコってやつです。

 

鳥自体は鎖国を続けた400年の間に

駆り尽くして絶滅したようですけど、

それまでに堆積したフンはそのままで

異臭を放つようになっていたのです。

 

異臭を放つ厄介者。

誰だってそう考えるでしょうけど、

これがウラド王国再建のカギとなるとは。

 

 

 

邪魔者は消す

 

マフはステレコを本国に送り、

それの品質について

ザガノスに調査を依頼します。

こんなもんパシャがするようなことではないのに

なぜか自分で調べるザガノス。

 

ザガノスも自分で何でもやらないと

我慢できない性格なのかもしれません。

 

そして調査結果をマフの元へ。

こういう時は犬鷲が役に立ちます。

伝書鳩ならぬ伝書犬鷲ってところですか。

 

 

その夜、

国王の元に連れて行かれるマフ達。

そこで国王はウラド王国が帝国の保護下に

入ることを通告します。

 

将国のアルタイル第15話より引用

 

まあ予想通りですね。

でも当然マフ達は納得せず、

ステレコで国を再建できることを

国王に話します。

 

地政学的に国の目指す道が

異なることを説き、

さらに帝国の軍門に下ったら、

帝国の尖兵にさせられると。

 

 

またステレコは農業用の肥料に最適であり、

これを東方諸国に売れば

莫大な富がウラド王国にもたらすと。

さらにトルキエがその中立ちをするとも。

 

 

脅しと利を上手く混ぜたマフの説得。

どうやら国王の心に動いたようです。

まさに

手のひら返しキタ――(゚∀゚)――!!って感じですわ。

 

まあ、マフが推測した通り、

国王の中でも帝国に下るという決断が

正しかったのか迷いがあったのでしょうね。

そこを上手く突いたマフ見事ですわ。

 

一方哀れだったのは

帝国から遣わされた使者。

 

マフ達と同じく国王に呼び出されて

余裕綽々の声だったのに、

この急展開に狼狽し、

さらには死刑にされちゃった。

 

使者を死刑にしたことで

帝国とウラド王国は敵対関係になります。

でも徹底するなら

この帝国との橋渡しをした

ゲルトルードを殺害すべきだと

思いますけどねえ。

 

たぶんマルギットと同じく

国王の娘でしょうから、

そこは躊躇したのでしょうね。

 

 

今回はここで終了。

さてマフは次にどんな手を

打つのでしょうか?

次回も楽しみです。

 

今回のまとめ三行

  • 身体検査で視聴者サービス
  • 鎖国しているけど国が持たない
  • 鳥のフンで形勢逆転

 

将国のアルタイル第16話「大戦の始まり」の感想 「ウラドとの交渉が終わったら次はフローレンスへ」

莫大な富をもたらすステレコの存在を

ウラド王国に教えたマフ。

 

そのためウラド王国は

帝国の国使を処刑し、

トルキエ側に立つことに。

 

ヴェネディックに続き、

ウラド王国も味方に付けたマフ。

今回はどのような行動に出るのでしょうか?

 

 

侵略続けなければ国が滅ぶ

 

帝国の御前会議。

ルイ大臣以外の重臣はどちらかというと

戦争に否定的な様子です。

軍事費増強による帝国辺境の疲弊、

さらに12年前のトルキエ遠征の失敗で

かなり慎重になっている様子です。

 

将国のアルタイル第16話より引用

 

 

それでも侵略を続けなければ

帝国を維持できないという

ルイ大臣を意見に賛意を示す皇帝の意向もあり、

ルイ大臣の思惑通り進むみたいですね。

今回はしっかりと布石を打っているし

ルイ大臣は自身満々です。

4将国やウラド王国への布石は失敗したけどね。

 

 

しかし侵略し続けなければ

帝国を維持できないなら、

すべての他国を侵略してしまった時、

帝国はどうなるのでしょうかねえ。

 

まあまだ敵はたくさんいるから

ルイ大臣もそこまで考えていないのでしょうけど。

 

一方、

ウラド王国では

帝国の国使が処刑され、

その遺体が杭に刺した状態で

晒されます。

 

さすがウラドの名前を頂く国。

某アポクリファを視聴している人や

ルーマニアの歴史を知っている人なら

こうなるとある程度予測できたかも。

なにせウラドですから。

 

しかしジグモンド3世も

思いきったことをしましたね。

これで完全に帝国を敵にすることに

なるのに。

仮に帝国に負ければ

確実にウラド王国は亡国ですわ。

 

まあトルキエと帝国を

天秤に掛けたのですから

これぐらいしないと

トルキエに信用してもらえないと

考えたのかもしれませんね。

 

たぶんジグモンド3世は

自分に置き替えて

考えているのでしょう。

 

自分がマフの立場だったら

これぐらいしてもらわないと

手を結べないと。

 

ニキとの別れ

 

さて帝国との完全な手切れを

見せたところで

次は商談です。

 

東方諸国にステレコを売るためには

それを運搬しなければいけません。

途中まではトルキエが受け持ちますが

それ以降はすべてニキが一手に引き受けることに。

 

ニキにとっては濡れ手に粟の美味しい商談。

たぶんマフに協力してきたことへの

ご褒美の面と

信頼できる人間に任せたいという考えが

あるのでしょうけど、

父親の代の従業員のほとんどに見捨てられたニキに

これを引き受けるだけの力があるのでしょうかねえ。

 

それはともかく、

この仕事に従事するために

ニキはマフ達と別れて行動することに。

 

将国のアルタイル第16話より引用

 

 

マフの近くに女性キャラがいると

視聴者が嫉妬するから

体よく厄介払いされたと思えなくもありませんが

またマフの周りは男しかいないことにw

 

それとトルキエ担当大臣だった

マルギットはニキと行動を共にして

東方諸国との交渉に当たることになります。

 

そしてそれに相応しい役職を就任、

その名も「東方のいろいろな国担当大臣」。

アバウト過ぎるだろw

 

一枚岩ではない

 

私掠船による帝国艦船への海賊行為を黙認する。

そういう密約をセントロ諸国で締結していましたが

それを破る国が。

 

密約破りをしたリゾラーニに

キャプテンブレガを派遣して

猛烈に抗議しますが、

リゾラーニの元首のドーリアには

暖簾に腕押しって感じで

のらりくらりかわされてしまいます。

 

実はリゾラーニはヴェネディックに

取って代わる気満々。

今回は帝国と結んで

ヴェネディックを潰すつもりなのです。

 

将国のアルタイル第16話より引用

 

目障りな敵を帝国を利用して潰す。

商人国家らしい考え方ですけど、

用済みになったら

帝国に始末される気がしますわ。

 

そんな中、

ペスト流行という話が

セントロ諸国を描け巡ります。

 

当然交易なんかやっていれば

感染が拡大してしまいます。

そこでヴェネディックは

交易を一時中断しますが

その間にリゾラーニと帝国に時間を与えてしまうことに。

 

このペストの流行って

帝国側が流した流言だったんです(たぶん)。

 

 

3国軍事同盟締結と大戦勃発

 

トルキエ、ヴェネディック、ウラドの首脳を集めた会議。

そこに帝国とリゾラーニが手を組み、

セントロの海域分断を開始したという報告が舞い込みます。

ペスト菌の流行という噂を流し、

ヴェネディックが動きにくい状態を作り出した上での行動。

 

たぶんこれもルイ大臣の策謀だと思いますけど、

頭がキレますねぇ。

海域を分断されたら、

西セントロの諸国は生き残るために

帝国側に付かざるを得なくなりますからね。

 

事態の急変に3国は軍事同盟を結ぶことに同意。

西セントロの諸国を繋ぎ止めるため

同時に日和見を決め込む諸国に力を誇示するため

陸路での出兵も決定します。

 

しかしまずはその通り道を確保しなければならず、

フローレンス共和国に

マフを派遣して交渉に当たらせることに。

 

ザガノスの命令で

その手助けをすることになったスレイマン。

いつもと違って顔が曇ってますが

フローレンスに何かあるのでしょうか?

 

将国のアルタイル第16話より引用

 

 

一方帝国はピノー大将率いる軍勢を

スコグリオ公国に出兵させ、

侵略を開始します。

 

さあ時間との勝負となってきましたね。

マフはフローレンス共和国を味方に

することができるのでしょうか?

 

次回も楽しみです。

 

今回のまとめ三行

  • 帝国は侵略し続けなければ生きていけない
  • 都市国家も一枚岩に非ず
  • 3国軍事同盟締結と大戦勃発

 

 

 

将国のアルタイル第17話「花の一計」の感想 「坊やを手玉取った痴女が第3極を構築」

 

封鎖された西セントロ諸国への出兵のため、

ルメリアナの心臓地方へ交渉に赴くマフ一行と

スレイマン。

スレイマンはルメリアナの心臓地方の1国、

フローレンス共和国のある人物と

いろいろと過去があるようですが。

 

 

トルキエの印象最悪

 

スコグリオ公国が帝国遠征軍に降伏した頃、

ルメリアナの心臓地方に到達したマフ達。

ルメリアナの心臓地方は34の都市国家からなり、

固有の武力を持たない国々がほとんど。

 

だから傭兵を用いて

国家の防衛を委ねているようですが

所詮金で雇われた奴ら。

中にはまともに仕事をせず、

金だけ要求するような奴らも

当然いる訳です。

 

マフ達がアルノ共和国で

出会った傭兵集団もそんな奴らなんでしょう。

アルノ共和国の大統領が愚痴っていたので。

 

ただこんな出会い方したので

今後この傭兵と

ひと悶着あると思います。

わざわざ下野紘さんクラスの

声優さん起用したのでしょうから。

 

声優さんにある程度詳しくなると

そこからいろいろ予想できてしまうで

辛いですわ。

 

さてまずはアルノ共和国の大統領に

トルキエ軍の領内通過を認めて貰おうと

交渉を始めるマフたちですが

芳しい成果が得られません。

 

共和制国家であり

議会の了承が必要なことと、

ルメリアナの心臓地方の盟主たる

フローレンス共和国の意向を

探る必要があると。

 

独立国家が他国の意向を

気にすること自体どうかと

思いますが、

そうしないと国家として

存立できないのでしょうね。

 

 

結局マフ達は

アルノ共和国の説得をいったん中断し、

フローレンス共和国に向かいます。

 

 

DT坊やを手玉に取る

 

 

フローレンス共和国にやってきたマフ達は

早速大統領とのアポを取りつけ、

30分だけ時間を貰います。

 

そしてスレイマンに案内されて

フローレンス共和国大統領カテリーナの元へ。

 

将国のアルタイル第17話より引用

 

 

君主制でないのに女性が国家元首になれるとは

結構男女同権が進んでいるようです。

 

さて会談は終始カテリーナのペースで進みます。

何でもご存じのカテリーナから主導権を奪えないマフ。

さらに帽子を落としてそれを取る際、

マフの目に飛び込んできたのは・・・。

 

 

将国のアルタイル第17話より引用

 

 

涼しい顔して真面目な話をしている最中、

スレイマンに足でチョッカイ出していましたw

話しぶりや動作から推測するに

スレイマンとカテリーナは

深い仲だったようですね。

 

これを見てしまったマフは

ますますカテリーナのペースにはまり、

何ら成果なく会談終了。

 

ここまで何にもできないマフって

久しぶりかも。

 

ちなみに同席した

キュロスとアビリガは

カテリーナがスレイマンに

チョッカイ出しているのに

気付いていたようです。

 

キュロスとアビリガは

それなりに女性に対する耐性が

あるのかもしれませんね。

 

 

さてその夜、

カテリーナの元に

秘書官のジャコモが

フローレンスの有力者を引き連れて

やってきます。

やってきた理由は

トルキエの領内通過を認めさせないため。

ご丁寧に市民の3分の1の署名を持ってきて

カテリーナに圧力をかけます。

 

フローレンスは共和制。

つまり選挙で国家元首を決めるので

市民の意向は大きな圧力となります。

 

その上有力者の後押しもあるのですから、

トルキエの領内通過を認めたら

カテリーナ自身が言ったとおり、

すぐに解任されるか暗殺されるか

の2者択一になってしまうでしょうね。

 

 

でもここまではすべて

カテリーナの予想の範疇。

というか、

こうなるようにカテリーナ自身が仕組んだこと。

ジャコモに行動を起こさせるために

わざとマフ達と時間を割いて会談したのです。

 

500年前、

騎馬民族国家であったトルキエは

フローレンスに侵入し

さんざん暴れまわりました。

 

その時の記録が語り継がれ、

フローレンスを始めとする

ルメリアナの心臓地方での

トルキエの評判は最悪なのです。

 

それがあるため

トルキエの領内通過は世論が許さない。

だからわざとトルキエの使節であるマフ達と

会談して、

反トルキエの意思をさらに燃やさせる。

 

帝国でもトルキエでもない

自分の考えた第3の道を採用されやすいような

状況を作るために。

 

この痴女、

やりおるわ。

 

 

第3極構築

 

翌日、

スコグリオ公国のクラックから

スコグリオ公国降伏と帝国の本当の狙いを知らされた

マフたちは、

ルメリアナの心臓地方の元首たちの会議の乱入。

 

将国のアルタイル第17話より引用

 

 

そこでマフ達は

帝国、トルキエどちらにも組しない

というルメリアナの心臓地方34か国の

意向が伝えられます。

 

第3極であるクオーレ同盟の設立

それがカテリーナの狙いだったのです。

 

 

でも第3極を構築したところで

帝国が侵攻止めるとは思えませんし、

トルキエだって

たぶんザガノスはこんな第3極の設立なんて

トルキエの利益のために無視する可能性が大。

 

だいたい国防を傭兵に頼っている国が多いのに

第3極を作っても意味あるとは・・・。

 

今回はここで終了。

次回はこのクオーレ同盟の成立に

マフ達がいろいろと巻き返しをすると

思いますが果たして?

 

 

今回のまとめ三行

  • 帝国の目的は大ポイニキアの復活
  • カテリーナに手玉にとらえるDT(たぶん)のマフ君
  • クオーレ同盟成立で3極鼎立へ

 

 

 

将国のアルタイル第18話「冀う星々」の感想 「寝室でも元恋人を護衛するよ」

 

トルキエ軍の領内通過を認めて貰おうと

フローレンス共和国にやってきたマフ達。

しかしフローレンスの大統領であるカテリーナは

帝国にもトルキエにも属さない

第3極の成立を宣言してしまいます。

 

目算が狂ったマフは

どのように巻き返すのでしょうか?

 

 

第3極がすぐに手のひら返し

 

知らぬうちに

クオーレ同盟成立の手助けをさせられた

マフ達。

 

この痴女(カテリーナ)、

なかなかやりますね。

 

クオーレ同盟は

帝国にも

三国同盟(トルキエなど)にも

靡かないこと宣言しており

当然トルキエ軍の領内通過は

認められません。

 

ここでマフの任務失敗か

と思ったら、

痴女の元恋人(スレイマン)が

同盟成立の文書を奪って

暖炉の中へ投げ込みます。

 

おいおい、

さすがにそれはいかんやろ。

国家間の条約を締結を記した文書を

他国のそれも付き添い人が破却するなんて。

 

普通に衛兵の殺されてもおかしくない

ぐらいの蛮行ですわ。

 

これがフローレンスの一般市民に知られたら

ますますトルキエは

蛮族って言われるでしょうよ。

 

 

さて、

文書を破却したスレイマンは

カテリーナ達に

帝国がスコグリオ公国を降伏させた事実を

知らせます。

 

すでに帝国は南ルメリアナに

侵攻しており、

その帝国の目的は大ポイニキアの復興。

クオーレ同盟の領土も

元は大ポイニキアのものだったのですから

帝国は当然クオーレ同盟の諸国の併呑を狙うはず。

 

クオーレ同盟に参加する34の都市国家すべての

軍事力を糾合しても帝国には対抗できない。

だったら・・・。

 

 

という訳で

ここでまさかの手のひら返し。

クオーレ同盟はトルキエ将国軍の

領内通過を認めることになりましたw

 

でも当然それを良しとしない勢力も

いる訳で

そいつらはカテリーナの寝室に

秘密通路から侵入し、

カテリーナに直談判します。

 

将国のアルタイル第18話より引用

 

 

 

しかしカテリーナはその言葉に

耳を貸しません。

 

こうなったら仕方ない。

カテリーナの殺害を試みる侵入者たちですが

ここで侵入者の前に立ちはだかる1人の男。

 

まあ女性の危機に駆けつけるのは

色男の特権みたいなもん。

スレイマンがこうなることを

予測しない訳ありませんよね。

 

でもまあ、侵入者は4人いたのに

スケコマシ1人にのされてしまうとは。

 

ああ、そうそう、

危ないのでしばらくはスレイマンが

カテリーナの警備をするみたいですね。

寝室でもw

 

 

傭兵の国はあっさり

 

マフ達の次の目的地は

南ルメリアナにあるタウロ市。

 

前回アルノ共和国で出くわした

傭兵たちの本拠地でもあります。

そしてタウロ市に向かう途中、

その傭兵たちに再会するマフ達。

 

傭兵たちの長であるエルバッハは

マフがパシャだと知ると

タウロ市長に合わせてやると言いだします。

 

何か魂胆があるのミエミエですが

タウロ市長とアポが取れるなら・・・

ということでエルバッハと

同行することにします。

 

 

そしてタウロ市。

どうやら本当にエルトバッハの手引きで

タウロ市長である双子の兄弟と対面します。

 

この双子の兄弟、

OPに出てくる奴らやんけ。

どう見ても胡散臭いというか

悪役面w

一筋縄ではいきそうにありません。

 

そして案の定、

マフ達の実力を見るために

模擬戦をするように要求します。

 

双子の兄弟が守る砦を

マフ達が攻めて

双子の兄の帽子につけた羽を

マフ達が奪取すれば勝ち。

 

マフ達には400人の傭兵が

貸し与えられます。

 

 

将国のアルタイル第18話より引用

 

 

さあ、久しぶりの動く戦闘シーン来るか

と思ったら、

見せ場もなく呆気なく終了w

 

これでマフ達を気に入った双子の兄弟は

マフに味方することにします。

 

これに対しマフは

タウロ市の傭兵全員をトルキエが雇用することを

宣言。

 

傭兵の数は7000。

戦慣れした兵は役に立ちますからね。

マフも良い判断したと思いますわ。

 

これでタウロ市での目的は達成、

マフたちは次の目的地に向かいますが

マフに興味をもったエルバッハは

マフに付いて行くことに。

また随員増えましたw

 

将国のアルタイル第18話より引用

 

 

 

帝国の侵略は続く

 

 

一方帝国は

南ルメニアナのカンパーナに侵攻。

圧倒的な軍事力の前に

カンパーナは陥落します。

 

そして生き残ったカンパーナ国民のうち

老人子供は皆殺しにして

他の者は奴隷商人に引き渡し。

 

まさに悪逆非道って感じですが

これは他の国々に対する見せしめ。

 

帝国はその軍事力を背景に

周りの国を屈服させようとしているのです。

そしてこれは効果てきめん。

数日のうちにカンパーニと

国境を接する南ルメニアナの国々は

帝国へ降伏を願い出ます。

 

軍事力で敵わないし

援軍の当てもない以上

賢明な判断でしょうね。

 

結局この時代、

力こそすべてですから。

 

さて、

陥落したカンパーニからは

1人の少年が何かメモを持って

脱出します。

 

将国のアルタイル第18話より引用

 

 

運よくクラックに助けられた少年は

トルキエに向かうことになりますが

メインストーリーにどんな風に

絡んでくるのでしょうかね?

 

今回はここで終了。

 

直接絡んでこないのに

いろいろな国々の長たちが

今回登場しましたけど、

なぜウラドだけ国王が出てこなかったの?

もしかして声優さんのギャラの問題?

 

それはいいとして

次回の舞台はシエロ。

マフはシエロを味方に引き込むことに

成功するのでしょうか?

 

今回のまとめ三行

  • クオーレ同盟の盛大な手のひら返し
  • 元恋人を助けてそのまま…
  • 傭兵も味方にしたよ

 

 

 

将国のアルタイル第19話「楽園の檻」の感想 「檻に誘い込んで後は…」

クオーレ同盟に

領内通過を認めてもらい、

タウロ市も味方に付けたマフでしたが

帝国の動きは早く、

帝国の南ルメニアナ侵略は順調に進んでいます。

 

マフの次の目的地は

シエロ。

マフはシエロを味方に付けることが

できるのでしょうか?

 

 

難民をすべて受け入れる

 

シエロに到着したマフ一行。

山の頂上の救貧院を中心に発展した

この国は地上の楽園という二つ名を持つ国。

 

こういう国って

戦争嫌って簡単に味方にならなさそうな

イメージがありましたが

シエロの元首カルバハルは

マフの提案を受け入れ、

三国同盟側に立つことを宣言します。

 

将国のアルタイル第19話より引用

 

 

難しいことは考えないような風貌ですけど

カルバハルって意外に頭が切れるのかも。

 

 

秘密兵器の設計図?

 

マフがシエロ共和国との交渉を成功させた直後、

カリルパシャ率いるトルキエ軍遠征部隊は

タウロ市に入城します。

 

タウロ市までの行軍で

大変な目にあったことをタウロ市の双子市長に

愚痴るカリル。

 

まあ、ルメニアナの心臓地方の人々にとって

トルキエは恐怖の対象だったから仕方ありません。

トルキエが大陸を席巻したのは

遠い昔の話ですが

だからこそいろいろ尾びれが付いて

恐怖心だけが伝承していったのでしょうね。

 

もちろん本当に悪逆非道なことを

したのかもしれませんが。

 

さてカリルの元に

カンパーナから脱出した

あの女クラックとバスコ少年が尋ねてきます。

 

訪問の目的は

設計図をカリルに渡し、

カンパーニの仇である帝国を討つこと。

 

しかし設計図を見たカリルは

その設計図を燃やしてしまいます。

どうやら設計図は大量殺りく兵器のもの

だったみたいです。

 

将国のアルタイル第19話より引用

 

さすがに戦争でも

それを使うべきではない。

カリルはそう判断したみたい。

 

どちらかというと

軍人というより政治家って感じのカリルは

戦争の後のことまで

考えてこの兵器は作るべきではないと

思ったのでしょう。

 

大量の帝国兵を殺してしまっては

和平への道が遠のくと。

 

帝国にしろ

三国同盟にしろ、

相手の国民を皆殺しにするまで

戦い続ける訳ではありません。

だから恨みを買いすぎるは

得策ではないと。

 

でもそれって勝たなければ

意味ありませんからね。

 

その辺はまだまだカリルは

甘いと思いますわ。

 

 

設計図を燃やされて意気消沈のバスコ。

と思いきや、

バスコは全く落ち込んでいません。

こんなこともあろうかと

しっかりと設計図の写しを

取っていたのです。

 

そしてカリルが危険視したことで

図らずも兵器の有用性が

実証されたことになります。

 

適切な人物の元にこの設計図を

持ち込めば・・・。

 

まあ持ち込む相手は100%

ザガノスでしょうけどw

 

 

 

檻に入った獣は燃やしちゃおう

 

 

シエロに侵攻を開始した帝国軍約7万。

それに対してシエロは

民兵と志願兵2万3000で対抗します。

 

兵力差はおよそ3倍。

さらにまともに訓練されていない

民兵と志願兵がどこまで役に立つのか。

 

かなりお先真っ暗ですが

カルバハルには何やら秘策があるようです。

 

 

順調に進軍する帝国軍。

シエロは要害に立てこもるだけと

思っていたら

まずは帝国軍の後方の橋を落として

輸送路を遮断します。

 

帝国軍は大軍。

食料などの物資は絶えず後方から

補給を受けなければいけないので

これは痛いです。

 

 

しかし帝国の指揮官である

ピノー大将はこうなることを

ある程度覚悟していたみたい。

 

陸路がダメなら海路で。

ということでポイニキア艦隊を

使って補給を受けることに。

 

さすが帝国軍の大将は

しっかりと考えているようです。

 

でもカルバハルやマフは

これも想定済。

というか、

こうならないと秘策が使えなかったので

これは願ったり叶ったりのだったのです。

 

船から降ろした兵糧を

運ぶ帝国軍第12軍団。

 

十分警戒しているようですけど

敵地での輸送ほど危ないものはありません。

マフが指揮するシエロの民兵に襲われ、

大事な兵糧の一部を奪われたあげく、

残りは燃やされてしまいます。

 

当然このまま引き下がれない

帝国軍第12軍団は

兵糧を襲撃したシエロ部隊を追跡し、

運が良いことに

シエロの城門突破に成功します。

 

任務失敗のという失態から

シエロ攻略の大手柄げっと(できるかもしれない)

という事態に

第12軍団はどんどん城内へ。

 

将国のアルタイル第19話より引用

 

一方城外でこれを見ていた

他の帝国軍も続々と城内に入っていきますが

勘が鋭いフレンツェン中将の進言により

進軍を中止します。

 

シエロの旧市街という檻に

帝国軍を閉じ込め

あとは燃やし尽くす。

 

それがカルバハルの考えていた策。

一気に殲滅するつもりでしたが

仕方ありません。

 

 

将国のアルタイル第19話より引用

 

帝国軍2個軍団約1万を

火計で葬り去ったシエロ軍。

 

 

しかし切り札を使いきって

しまいもう手立てがありません。

 

シエロ城内には

カンパーニからなどの難民などで

ごった返しており、

シエロも兵糧に限りがあります。

 

まだまだ帝国有利な状況が続くというところで

今回は終了です。

 

 

帝国軍にも勘が鋭い軍人がいますねえ。

これはマフの主人公補正があっても

簡単に勝てそうにありませんわ。

 

頼みの綱はカリルが率いる

トルキエ軍ですが

情け容赦しすぎるカリルの指揮だと

ちょっと不安です。

 

 

今回のまとめ三行

  • 地上の楽園シエロ
  • 大量殺りく兵器はダメよ
  • 火計で燃やし尽くせず

 

 

将国のアルタイル第20話「弔鐘遥かなり」の感想 「13年前の策で再び勝利を」

 

シエロに侵攻してきた帝国軍は

シエロの罠にハマり、

約1万の将兵を失いましたが

まだ6万あまりの軍勢が健在。

 

一方シエロ軍は2万3000と言っても

大半は民兵と志願兵でどこまで役に立つか。

 

一応カリルパシャが率いる

トルキエ軍も

陣を敷いていますが、

騎兵であり、

シエロ軍と共同作戦はたぶん無理。

 

まだまだ予断を許さない情勢の中、

今回帝国軍とトルキエ軍が衝突します。

果たして勝利するのは?

 

 

兵糧切れを狙うよ

 

 

帝国軍は

第12軍団が輸送してきた

兵糧を得て一息つきますが

予定量より小量。

 

このままだと、

シエロの兵糧が尽きる前に

帝国軍が兵糧切れで

苦しむことになります。

 

軍団長たちが不安を口にする中、

総大将であるピノー大将だけは

余裕綽々。

 

どうやらピノー大将は

トルキエ軍を攻撃して

兵糧を奪うつもりのようです。

 

敵を倒して兵糧を奪う。

そうすれば兵糧不足を解消し、

おまけに後方から

攻撃される恐れがなくなります。

さらにトルキエ軍が敗れれば

シエロの士気も下がりますから

一石三鳥となります。

 

もちろん成功すればの話ですが。

 

ピノー大将は

シエロの包囲に加わっていない

軍勢約2万2000を率いて

トルキエ軍に向かいます。

 

 

一方トルキエ軍は

後続の部隊と合流して

2万6000にまで増加しています。

これだけいれば

帝国軍と正面からぶつかっても

十分に対抗できることでしょう。

 

しかしトルキエ遠征軍を預かる

カリルパシャはあえて帝国軍と戦わず、

後退することにします。

 

帝国軍の弱点は兵糧。

そのため戦わず時間さえ稼げば

勝手に帝国軍は瓦解する。

 

それが分かっていて

わざわざ帝国軍の相手を

してやる必要がない。

 

それにトルキエ軍は騎兵主体。

歩兵ばかりの帝国軍に

捕捉されることもない。

カリルパシャはそこまで考えて

この決定を下したのでしょう。

 

 

しかしそれは帝国軍も予測済み。

カリルパシャを行動を読んで

策を立てていたのです。

 

川を伝って

トルキエ軍を待ち構える帝国軍。

 

トルキエ軍は遊牧民族であり、

兵糧代わりの家畜の群れを連れていますから

どうしても牧草地があるところに退却する

必要があるのです。

そのためトルキエ軍が退却する場所は

特定できるという訳。

 

地図を見て

敵の行動を予測する。

ルイ大臣お得意の方法ですが

それを忠実にやってのける

ココシュカ。

さすがルイ大臣付きの秘書官ですわ。

 

将国のアルタイル第20話より引用

 

 

 

13年前に成功した策で勝利のはずが…

 

トルキエ軍の行軍路を塞ぐように

陣を敷く帝国軍。

ここでカリルパシャは決断を迫られます。

 

これまでの戦略に基づき

帝国軍との衝突を避けるか、

帝国軍と会戦し打ち破るか?

 

まあ、ここで衝突を避けて

逃げることはできないでしょう。

 

トルキエ軍は騎兵主体ですから

十分に逃げきれるでしょうけど、

そうなると家畜などの物資は

捨てなくてはいけなくなります。

 

もしこれらの物資を帝国軍に奪われたら

長期戦に持ち込み帝国軍の兵糧切れを

待つという策自体がダメになってしまうので。

 

将国のアルタイル第20話より引用

 

カリルパシャの命令で

帝国軍に攻撃を仕掛けるトルキエ軍。

弓騎兵と槍騎兵の波状攻撃を仕掛ける間に

別動隊が帝国軍の後方に回りこんで

挟撃する。

 

13年前、

トルキエに侵攻したピノー率いる帝国軍を

この策によって撃破したカリルは

同じ手で勝利するつもりのようですね。

 

でも1回使った手って

だいたい研究されて

敵は対抗策を練っているもの。

 

かつての成功体験を

忘れられなかったカリルは

ここまでの人物だったようです。

 

 

帝国軍の奥の手で

別動隊は大打撃を受け、

カリフ率いる本隊も包囲殲滅の危機に

陥ります。

 

敗北を悟ったカリルはピノー

めがけて突進しますが・・・。

 

 

絶体絶命の危機!もう援軍も来ない中で

 

 

戦いが終了して

シエロを包囲していた部隊と

合流するピノー率いる帝国軍。

 

将国のアルタイル第20話より引用

 

大量の家畜と

大量の捕虜、

そして槍先に掲げられて

晒されているカリルの首を見れば

どっちが勝利したのか

子供でもわかります。

 

帝国軍に敗北。

カリルパシャ戦死の報は

トルキエ本国にもすぐに伝えられます。

 

多くのパシャは

カリルの仇討ちのために

出陣を希望。

しかしザガノスが反対します。

 

今回の事態は

軍備を怠り、

帝国軍との衝突を避けようとした

カリルの責任であると主張し

さらに南ルメリアナに関しては

カリルとマフに一任していると。

 

 

トルキエ本国からの援軍は絶望的。

そしてトルキエ軍が敗れた事実を

突きつけられたことで

シエロの士気もダダ下がり確実。

 

 

カリルが死んで

悲嘆に暮れていては

どうしよもありません。

 

人知れず泣いたマフは

動き始めます。

 

将国のアルタイル第20話より引用

 

今回はここで終了です。

うん、案外簡単に負けちゃいましたね

トルキエ軍。

 

帝国軍が最初に出撃した時、

それを迎撃していれば

たぶん帝国軍も奥の手が使えず、

戦いの勝敗も違ったものになったでしょう。

結局被害を少なくしようとした結果が

間違っていたということになります。

 

ただ味方の被害を避けようとするのは

誰だって同じですからね。

カリルだけを責めるのは酷だと思いますわ。

 

 

援軍もない、

士気も低下、

まさに最悪の状態ですが

ここからマフはどうするつもりなんでしょうかねえ。

次回が気になりますわ。

 

今回のまとめ三行

  • 帝国軍の兵糧切れを狙う
  • 帝国軍とトルキエ軍が衝突
  • カリル戦死

 

 

将国のアルタイル第21話「反帝の同盟」の感想 「包囲したと思ったら自分たちが包囲されてた」

 

カリル率いるトルキエ軍が敗北し、

カリルも討ち死にしたことで

シエロは絶体絶命のピンチに。

 

この危機をマフは

どうやって乗り超えるのでしょうか?

 

 

かなり端折ってる?

 

トルキエ軍の兵糧を奪取した帝国軍は

長期戦の構えです。

その一方シエロは

数多くの難民を受け入れているため

そう長くは籠城できません。

 

マフは同盟国であるヴェネディックに

救援を要請します。

 

この要請に応じたルチオ率いる

ヴェネディック艦隊は

帝国側に組してセントロ封鎖を実行する

リゾラーニ共和国艦隊と交戦し

これの撃破に成功します。

 

そしてリゾラーニ艦隊を率いていた

ボッカネグラ家の当主を

縛り首にしてすべて終了・・・って、

何でリゾラーニの元首がルチオの横に

味方顔しているのよw

 

将国のアルタイル第21話より引用

 

つ~か、

あんたも帝国に組したんじゃなかったの?

この辺は端折りすぎられて

アニメしか見てない人間は

混乱してしまいますわ。

 

まあ、話の内容から

リゾラーニ共和国内の覇権争いで

ドーリアがルチオと組んで

ボッカネグラ家を潰したということは

わかりますけど。

 

 

ただこのヴェネディック艦隊が

セントロ封鎖を打ち破ったという

知らせは嵐の拒まれて

シエロの伝わるまで1か月を要することに。

このことが戦局にどういう風な

影響を与えたのでしょうねぇ。

 

 

犬鷲前提の攻撃で帝国軍を翻弄

 

密かにシエロを抜け出したマフは

前回敗退したトルキエ遠征軍の生き残り

クルトパシャと合流します。

 

クルトは散り散りになった

味方の再編に成功し、

何とか1万5000弱の兵力を維持。

これだけあれば

まだ帝国に一矢報いることは可能です。

 

遠征軍の指揮権を継承したマフは

早速帝国軍にチョッカイを出すことに。

 

 

包囲の交代時間を狙って、

陣を出た帝国軍第8軍団を

攻撃するトルキエ遠征軍。

 

しかし帝国軍は守りを固めて

ほぼノーダメージ。

歩兵の盾を並べられては

弓攻撃は跳ね返されるだけ。

 

でもこの状況こそ、

マフが狙っていたこと。

 

マフはイスカンダルを使って

帝国軍の後方の輸送用牛車を攻撃して

牛を暴れさせます。

当然帝国軍を大混乱。

 

そしてその間にクルトは

帝国軍の食料保管場所に潜入し、

手慣れた手つきで

帝国軍に奪われていた羊たちの

奪還に成功します。

 

将国のアルタイル第21話より引用

 

そうマフの狙いは

最初から食料の奪回だったのです。

 

前々回、

後方の橋を壊され

輸送線を切断された状態の帝国軍に取って

食料を奪回されたことは

深刻な影響を与えます。

 

下級兵士たちに今回のことが知れ渡れば

士気が落ちるのは確実。

シエロどころではなくなります。

 

ピノー大将はココシュカの案を採用し、

トルキエ軍殲滅のために出撃します。

 

 

シエロ内部は大混乱

 

 

マフがトルキエ軍を指揮して

帝国軍を攻撃する前。

 

シエロ内部では

帝国に降伏することを主張する一派が

カルバハルをひっ捕らえて、

その身柄と交換に助かろうと画策します。

 

将国のアルタイル第21話より引用

 

まあ、マフたちが動き出す前だったので

こういう行動に出る奴がいても

おかしくはありませんね。

 

難民を受け入れたために

食料が満足ではなく、

長雨のせいで伝染病が蔓延。

 

現在の状況を作ったカルバハルに

すべての責任を押し付けて

自分達だけでも助かりたいという

気持ちはよくわかります。

 

しかしマフと別行動を取り、

シエロに留まっていた

キュロス達の活躍で

帝国軍に降伏しようとする一派の

行動は邪魔されまくり。

 

ここでシエロが降伏したら

マフ達の頑張りが台無しになりますからね。

 

それにしても

降伏主張派の連中って無能揃いですね。

帝国軍に降伏するなら

カルバハルだけでなく、

マフの連れ達も捕らえるべきだったのに。

 

それをしなかったせいで

このザマですよ。

 

 

罠にハマったは帝国軍

 

食料(羊)を奪回して

士気が上がるトルキエ軍。

 

前回の失敗を教訓に

川の近くを行軍するのを避けてます。

しかし、

海抜0メートルのところって

大潮になると海水が流入して

川が形成されたりするのです。

 

これを利用してトルキエ軍の包囲に

成功する帝国軍。

 

さすが地図を見て戦術を考える

ココシュカ。

 

後は前回の戦い同様、

包囲を狭めていき、

トルキエ軍を殲滅するだけ。

 

でもね、

1回使った手って

研究されるものなんですよ。

 

そしてここはシエロ領内。

帝国軍だって入手できる情報を

マフ達が知らない訳ないでしょう。

 

この場所を行軍したことこそ、

帝国軍をおびき寄せる罠。

 

帝国軍は反帝同盟軍に

逆包囲されていたのです。

 

一番中心にトルキエ軍、

そしてそれを取り囲む帝国軍の外側を

さらに反帝同盟軍が包囲するという形でしょうか。

 

 

ただ反帝同盟軍は帝国軍より

兵力が少ない状態。

 

形勢はトルキエ軍+反帝同盟軍が

有利ですが、

まだどう転ぶか予断を許しません。

 

さあ、ここからというところで

今回は終了です。

 

将国のアルタイル第21話より引用

 

いろいろツッコみどころ満載でしたが

面白かったです。

さすがに犬鷲使って敵を混乱させる戦術は

予想できませんでしたわw

 

次回はいよいよ決戦。

本作も終わりが見えてきましたね。

果たしてマフは帝国軍を破り、

シエロを救うことができるのでしょうか?

次回が待ち遠しいです。

 

今回のまとめ三行

  • セントロ封鎖解除
  • シエロでクーデター
  • トルキエと帝国の決戦が始まる

 

 

将国のアルタイル第22話「犬鷲の追撃」の感想 「帝国の軍団長達が無能過ぎる」

 

帝国軍をおびき出すことに

成功したマフ。

 

しかし兵力は帝国軍の方が上。

まだまだ楽観はできませんが

マフはカリルの敵討ちに成功し

帝国軍を殲滅できるのでしょうか?

 

主導権奪われて倒されるだけ

 

中央をトルキエ軍を包囲する帝国軍を

さらに包囲する形になっている反帝同盟軍。

 

数は帝国軍の方が多いですが、

帝国軍はトルキエ軍と反帝同盟軍の挟撃を

受ける形になっており、

絶対的に不利な状況です。

 

こんな場合、

帝国軍はトルキエ軍に対する包囲を解いて

2正面作戦を避けるのも一つ手なんですが、

帝国軍の総司令官であるピノー大将は

一部の軍団に反帝同盟軍を足止めをさせ、

その間に帝国軍主力で

トルキエ軍を包囲殲滅する作戦を採用します。

 

2正面作戦を強いられても

トルキエ軍さえ潰せば何とかなる。

ピノー大将はそう考えたようです。

 

確かにカリルパシャとの戦いの時は

トルキエ軍を包囲下に置いて

大勝利となりましたので

そういう手を使いたくなるのはわかります。

 

でもこの戦場を設定したのは

トルキエ軍です。

前回の戦いをマフだって

研究しているでしょうから

帝国軍の包囲戦術に対する対策は

立てられているはず。

 

将国のアルタイル第22話より引用

 

つ~か、

13年前の戦いで

カリルパシャに帝国軍が敗れたのって

前後から挟撃受けたからですよね。

今回は奇襲じゃないけど、

2正面作戦を強いられるのは同じなんですから

さっさと退却するのがいいのに。

 

案の定、

攻城兵器で攻撃しようとした

第13、第14軍団は攻撃前に壊乱。

 

その穴を埋めようと勝手に動いた

第11軍団のせいでトルキエ軍の包囲陣に

穴が開いてしまい、

そこを突いたトルキエ軍と

反帝同盟軍の挟撃を受け、

第7、第8軍団は崩壊。

軍団長達も討ち死にする事態に。

 

将国のアルタイル第22話より引用

 

そして

遊軍として配備されていた第5軍団は

事態の急転に何もできず。

 

ホント帝国軍の軍団長って

揃いも揃って無能ばっかりと言いたいですわ。

 

たぶんピノー大将の制御下では

それなりに使える人材なんでしょうけど、

今回のようにピノー大将の直接の指示を仰げず、

自分自身で決定しなければいけない場合は

全然ダメだったのでしょうねえ。

 

それに本来ならば

今回の戦訓を生かすために

軍団長は生き残らなければ

いけないはずなのに、

率先して死んでいくし。

 

 

さて戦況は帝国軍に圧倒的な不利状態。

ここで軍監のココシュカは

エスパーダの首都に向けて転進し、

エスパーダ首都を落とすことを

ピノー大将に進言します。

 

反帝同盟の一角として

ほぼ全軍をこの戦場に出撃させているエスパーダ。

当然本国はがら空きのはず。

 

「私たちはまだ負けておりませんもの」。

 

まだまだ強気のココシュカさん。

その強気がいつまで続くのでしょうか?

 

 

進軍は落ち武者狩りの様相に

 

第5軍団が全滅覚悟で時間を稼ぐ間に

戦場の離脱に成功した帝国軍本隊。

 

エスパーダ攻略のための転進ですが

事実上の敗走です。

 

そして

力を失った侵略軍は

落ち武者狩りの格好の獲物。

 

これまで好き勝手やってきたのですから

破れた以上こうなっても仕方ありません。

惨めなものです。

 

将国のアルタイル第22話より引用

 

この悲惨な状態に軍団長達は

今回の作戦を立案した

ココシュカの批判を始めます。

 

前回カリルパシャを倒した時は

ココシュカを持ちあげてた癖に。

 

まあ、ココシュカは

追いかけてくるトルキエ軍を止めるため、

第6軍団に策を授けますが

それが裏目に出て第6軍団は

破れたようですからね。

 

でもだったら

あんたらに代案あったのかよと

言いたいです。

ホント無能しかおらんわ。

 

 

 

帝国軍はまた2正面作戦を強いられる

 

第6軍団が時間稼ぎをしている間に

ようやくエスパーダの首都にたどり着いた

ピノー大将率いる帝国軍残存部隊。

 

トルキエ・反帝同盟軍と激突直前には

4万2000を数えた

帝国軍の現在の兵力は15000あまり。

実に3分の2の兵力を失ったのです。

 

ただ帝国にもまだ望みはあります。

エスパーダの首都を制圧できれば

首都に蓄えてある物資で

補給を受けることもできるでしょうし、

城壁がトルキエ騎兵の攻撃を防いでくれます。

 

しかしエスパーダの首都は

数が少ないとはいえ、

傭兵団を雇って防備を固めています。

その傭兵団の団長を務めているのが

ブリジッタ。

 

将国のアルタイル第22話より引用

 

 

もう最終回間近なのに

新キャラかよw

 

 

帝国軍の後背に迫るトルキエ軍と

エスパーダ首都を守る傭兵団。

 

また2正面作戦を強いられる帝国軍ですが

果たして死中に活を求めることが

できるのでしょうか?

 

今回はここで終了。

次回のタイトルは「楽園の終焉」。

あれ?楽園ってシエロのことですよね。

マフ達が帝国軍の本隊と交戦している間に

何かあったのでしょうか?

物凄く続きが気になりますわ。

 

今回のまとめ三行

  • トルキエ・反帝同盟軍に確固撃破されるだけの帝国軍
  • 軍団長が後先考えなさすぎる
  • エスパーダの首都で再びまみえる

 

 

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将国のアルタイル第23話「楽園の終焉」の感想 「カリルパシャの仇討ち完了!!だが別の悲劇がマフを襲う」

 

感想(ネタバレあり)

 

エスパーダの城壁の前で

帝国軍を捕捉したマフ率いるトルキエ軍。

さあ、カリルの敵討ちの総仕上げです。

 

一方シエロでは

ある動きが。

 

カルバハルに危険が迫っていますが

果たしてどうなるのでしょうか?

 

カリルパシャの仇討ち終了

 

エスパーダの首都を落とせば

勝機がある。

 

それを心のよりどころにして

トルキエ軍と対峙する

帝国軍第10軍団と第11軍団。

 

しかしエスパーダ防衛のために動員された

傭兵の数は実に1万。

 

これ、ハッタリと思ってましたが

エスパーダの首都の中に待機している

兵士の数を見たら本当のようです。

 

それに対して攻城戦を仕掛けている帝国軍は

第9軍団の5000のみ。

 

攻城戦って攻める方が

守る方の3倍の兵力がなければ勝てないと

一般的に言われています。

 

実際帝国軍はエスパーダに立て籠もる

傭兵の数を1000と判断して、

第9軍団の兵5000に攻略を任せたのです。

 

しかし傭兵の数は見積もりの10倍、

もうダメぽ状態ですわ。

 

第11軍団と第10軍団の軍団長たちは

それぞれ自分の言葉で兵士を鼓舞し

トルキエ軍と戦いますが、

あっけなく討ち死にしてエンド。

 

つ~か、

あの演説って逆に兵士の士気を

下げるだけだったような気がしますけどね。

それに捕虜云々言うならさっさと降伏しろよと

言いたいですわ。

 

第10軍団と第11軍団が壊乱する中、

ピノー大将はマフに向かって突撃します。

 

数話前、

死を悟ったカリルパシャの突撃を

受ける立場だったピノー大将。

それが今度は自分が突撃する立場になるなんて。

 

将国のアルタイル第23話より引用

 

 

一方、

一人取り残されたココシュカも

自分の死が避けられないことを悟ります。

 

ルイ大臣の元、

圧倒的な軍事力を持って

帝国の繁栄を築くつもりだったココシュカ。

 

しかし最後の最後でそれが誤りであり、

ピノー大将が推奨した

内政充実策の方が正解だったという結論に。

 

でもそれを思ったところで

もう手遅れ。

 

ピノー大将とココシュカを討ち取った

トルキエ軍は

ピノー大将の首を槍に括り付けて

勝利を宣言します。

 

これでシエロは救われる。

おそらくマフはそう思ったことでしょう。

しかしそのシエロでは

マフが予想しえなかった事態が起こってました。

 

 

目先の楽を取る人間はどこにもいる

 

前回帝国恭順派に捕らえられた

カルバハルを救出するため、

必死にその行方を探す

キュロスやカサンドラ達。

 

しかし探しても一向に見つかりません。

そして残るはあと一か所。

つ~か、怪しいのなら最初にそこを

探せよと言いたいですわ。

 

最後の場所、

それは敵が侵入してきた時に

最後に立て籠もる塔。

 

かなり高い塔ですが

内部にある階段は使えません。

だって下手に使ったら

救出しようとしていることが

帝国恭順派にバレてしまいますし、

また絶対に見張りを立てたり、

罠を仕掛けているでしょうから。

 

仕方がないので塔に巻き付いている

蔦を頼りに塔を登っていくキュロスたち。

 

やっぱりここでも

役に立つのはアビリガですね。

 

その一方キュロスってホント使えねえ。

 

決死の救出作戦、

しかしキュロス達の動きは帝国恭順派に

バレてしまいます。

まあ、尾行が付いてましたから

最初から気付かれていた可能性大ですけどね。

 

下からも見える場所に引き出されるカルバハル。

そんなカルバハルの耳には

帝国恭順派に向けて説得するカサンドラの言葉

届きます。

 

それを聞いて満足したカルバハル。

最後に民衆に聞かせるように演説し、

 

将国のアルタイル第23話より引用

 

 

 

帝国恭順派たちに促します。

そして・・・。

 

戦後処理

 

塔の下に落ちた

カルバハルの首を抱きしめるカサンドラ。

これ涙を誘う雰囲気ですけど、

よく考えたら結構怖いシーンですよ。

 

 

将国のアルタイル第23話より引用

 

そんな時、

シエロの町を包囲していた

帝国軍の撤退が確認されます。

 

もうちょっと帝国軍の撤退が早かったなら。

おそらくこの場にいた全員が

思ったことでしょう。

しかし、現実は覆りません。

 

シエロと

シエロの民を愛した

カルバハルは死んだのです。

 

 

 

帝国軍に対する勝利も

カルバハルの死という凶報で

打ち消されたような表情となるマフ。

 

でもこれで終わりではありません。

ピノー大将を倒しても

帝国は健在ですし、

ルイ大臣もこれぐらいで

諦めたりはしないでしょう。

 

カルバハルを失ったシエロの民衆に

統治能力はないと判断したマフは

反帝同盟がシエロを統治すると宣言します。

 

そしてそれに同意するカサンドラ。

おいおい、これだけの重要事項を

カサンドラだけで決めていいのかよ。

 

一応シエロだって共和国だから

議会があるんじゃないの?

 

もしかして議会って名ばかりで

政治はすべてカルバハルがやっていたという

ことでしょうかねえ。

 

確かにそれじゃ、

シエロ人自身で統治なんかできませんわ。

 

最後のシーン、

言葉をつぶやくエルバッハ。

 

将国のアルタイル第23話より引用

 

今回も思わせぶりな態度と言葉を吐いてましたが

ますますマフに興味がわいたようですね。

この先活躍するシーンとかあるのでしょうかねえ。

 

 

今回はここで終了。

次回のタイトルは「胎動」。

何か始まりそうなタイトルですが

本作もあと1話か2話で終わりなんですけどね。

 

このままだと中途半端なところで

終わりそうな気がしますわ。

 

これ、続きが気になるアニメの視聴者が

原作コミックス買い漁るパターンになりそう。

 

 

今回のまとめ三行

  • カリルパシャの仇討ち完了
  • カルバハルの死
  • シエロは反帝同盟が統治することに

 

 

 

将国のアルタイル第24話(最終話)「胎動」の感想 「ザガノスとマフは自分が信じる道を歩み始める」

 

帝国軍を打ち破り

ピノー大将を討ち取ったマフでしたが、

シエロではカルバハルが処刑され、

シエロは反帝同盟に統治下におかれることになります。

 

今回のタイトルは「胎動」。

一体何が始まるのでしょうか?

 

マフがシエロの総督に任命される

 

カルバハルが処刑されたシエロをどうするか。

それを話し合うために反帝同盟の会議が

開催されます。

 

会議ではシエロの隣国エスパーダが

シエロを統治し、

さらにシエロ防衛のために

クオーレ同盟が雇用した傭兵たちを

使うという案が主流となっていました。

 

まあこの手の会議って

利権の分配が主目的ですからね。

クオーレ同盟としては

少なくない金を出した以上、

南ルメリアナ地方に足がかりが欲しいのでしょう。

 

エスパーダは

帝国軍の遠征軍を壊滅されるために

大きな役割を果たしたのですから

その代償が欲しいのは当然です。

 

 

しかし代償と言えば、

遠征軍を派遣して

カリルパシャを失ったトルキエが

一番血を流しています。

 

それに帝国の遠征軍を壊滅された作戦を

立案したのはトルキエ(マフ)ですからね。

 

会議に出席したザガノスが

それを主張しない訳ありません。

 

ただ会議自体は

トルキエに融和的な

ヴェネディック共和国のルチオが

帝国という猛獣を抑えるには

猛獣(トルキエ)が必要と主張。

 

結果的にトルキエがシエロの統治権を

得ることになります。

 

トルキエ将国建国以来、

本国外に初めての領土(属州)の獲得です。

 

 

トルキエでは将軍会議が開催されます。

議題はシエロの総督人事。

 

シエロ州はトルキエ本国から遠く離れており、

人選間違えると勝手に独立したり

帝国に州ごと寝返る可能性があります。

 

そういうことも考慮して

総督にはマフが任命されることに。

 

一応シエロ戦役の功労者ですし、

またトルキエを裏切る可能性が

低そうですからね。

 

帝国の遠征軍を壊滅された以上

マフが寝返りたいと言っても

帝国側が受け入れませんから。

 

あとたぶんザガノスの意向も

影響していると思います。

 

カリルの事実上の後継者であるマフも

当然帝国との戦争反対派。

 

将軍会議で邪魔されるより

属州の総督に祭り上げておく方が

ザガノスには都合が良いでしょうけどね。

 

 

帝国領侵攻

帝国では

遠征軍の敗北の責任問題、

というよりは今後どうするべきかが

話合われます。

 

一連の戦闘で

帝国が失った兵力は11万8000あまり。

 

強大な帝国といえども

かなり痛い損失です。

 

これほどの損害を出したのですから

しばらくは内政を充実させるべきという

意見が強くなるは当然。

 

しかしその意見を潰そうとする御仁が一人。

もちろんそれはルイ大臣。

 

そりゃあ遠征を強硬に推し進めたのは

あんたですし、

ここで内政充実なんて政策が

国の基本方針になったら

立つ瀬がありませんからね。

 

それにトルキエと和睦するとしても

相手がそれを受け入れるとは限らない。

特に今、

トルキエの将軍会議の主導権を握っているのが

帝国強硬派であるザガノスパシャだから。

 

ザガノスは帝国にとっても絶望の星。

 

どうやらルイ大臣はザガノスに関して

何か秘密を知っているようです。

 

最終回でそんな話持ってくるなよ。

気になるでしょうが。

 

将国のアルタイル第24話(最終話)より引用

 

 

一応ルイ大臣と会話した

赤髪の姉ちゃんがザガノスを小姓あがりと

言ってましたが

一体誰の小姓だったのでしょうか?

またどうして帝国に

恨みを持つようになったのでしょうか?

 

 

さてそのザガノス。

将軍会議を主導して

帝国領侵攻を決定させます。

 

カリルパシャがいなくなり、

ザガノスを止める人間がいなくなって

ザガノスはやりやすくなったようです。

 

もちろん他の将軍たちも

それなりに考えた結果、

帝国領侵攻に賛成したようです。

 

帝国とトルキエの戦力比は

8対1。

 

真っ正面から戦えば

まず勝てません。

 

しかし帝国は遠征軍を失い、

すぐにはその穴埋めができませんから

もしかして今なら勝てるかもしれない。

 

よしんば勝てないにしても

さらに帝国に損失を与えれば

トルキエと戦おうとはしばらくは

思わないでしょう。

 

ただし、

帝国に侵攻して大敗北すれば

今度は帝国に逆侵攻を

受ける恐れもありますけどね。

 

カリルと一緒のことをする

 

ザガノスと対峙するマフ。

第1話では歯牙にも掛けられなかったですが

シエロ戦役の武勲がマフにはありますからね。

おそらくザガノスもここまでの功績をマフが

上げるとは思ってなかったでしょう。

 

そんな二人の会話がたぶん

この24話のメインだと思います。

是非ここはしっかりと見てほしいですわ。

 

将国のアルタイル第24話(最終話)より引用

 

 

 

結局どちらが正しく間違っているかは

ザガノスもマフもわからないようです。

だから結局自分の判断を信じて進むのみ。

 

そんなもんでしょうねえ。

正しかったかどうかなんて

それを判断するのは後世の人々ですから。

 

帝国への恨み、

それに関しても真逆の価値観である

ザガノスとマフ。

ホントにザガノスは

過去にどんなことがあったのでしょうか。

気になるわぁ。

 

 

シエロの再建ために汗を流すマフ。

 

将国のアルタイル第24話(最終話)より引用

 

 

そこにあの秘密兵器の設計図を持って

バスコとブランカがやってきます。

 

もちろん目的は

マフに秘密兵器を作ってもらい、

帝国へ復讐すること。

 

しかしその有効性を認めつつ、

危険だと判断したマフは

その設計図を燃やしてしまいます。

 

ここ完全にカリルパシャと同じw

それをバスコから指摘されるマフですが

判断を変えることはありません。

 

将国のアルタイル第24話(最終話)より引用

 

 

でもバスコはここで諦めるのでしょうかねぇ。

どうせまた設計図の複写したの

取っているのでしょ?

 

次はザガノスのところに行きそうですわ。

 

 

 

終わりに

 

ザガノス率いるトルキエ軍は

帝国領への侵攻を開始します。

今回のタイトルの胎動って、

ザガノスとマフが

自分の信じる道を歩み始めることを

意味していたのでしょうかねえ。

 

 

将国のアルタイル第24話(最終話)より引用

 

 

それにしても

ザガノスは帝国打倒を達成できるのでしょうか?

 

物凄く気になりますが

このアニメ、

今回が最終回なんですよねえ。

 

良いところで終わり過ぎ。

たぶん続きが気になるなら

原作買ってねということなんでしょうねえ。

やり方悪どいわぁ。

 

でも気になるから原作買うかもw

 

2話や3話のころは

マフの青臭さに

感想書き始めたの後悔してましたが、

マフが現実を受け入れ

パシャとして成長して行く過程は

ホント面白かったです。

 

たぶんその過程に入るまで

我慢できなかった人が

大勢脱落したようですけどね。

 

 

あとマフはあくまで戦争反対を唱えますけど、

マフ自身言っていた通り、

マフはカリルパシャの影響を色濃く受けているので

そういう思想になるのは仕方ありません。

 

そしてそういう思想な方が

ザガノスとの対比となって

ストーリーがより面白くなったと思います。

 

やっぱり最後は

ザガノスとマフは対立するのでしょうかねえ。

それともザガノスが帝国に敗れて

マフがその敵討ちするという

ストーリーになるのか?

 

やっぱ気になるわ。

 

 

将国のアルタイル(15) (シリウスコミックス)

今回のまとめ三行

  • マフがシエロの総督に任命される
  • 相容れないマフとザガノス
  • 帝国領への侵攻開始