ダンまち2のOPより引用
感想(ネタバレあり)
今回の内容を三行でまとめるとこんな感じです。
- 戦争遊戯の形式が「攻城戦」に決定
- リリが酒の力に打ち勝つ
- 仲間集め終了
原作組は駆け足過ぎると思うはず。でもアニメは尺が決まってますからね。
私もできればベル君とアイズ・ティオナとの特訓のところをもうちょっとやって欲しかったですけど仕方ありません。
今回のメインはリリの奪回と仲間集めですから。
ただ仲間集めもあっさり終わりましたね。
次回は戦争遊戯本番。戦争遊戯を細かく描写するため早足になったのかもしれませんが、ちと残念です。
第2話の感想記事はこちらからどうぞ。
ダンまち2 第2話の感想 「アポロンによるヘスティア・ファミリア潰しが始まる」
2話はアポロン・ファミリアによる襲撃から始まり、ヘスティアがキレて戦争遊戯の申し出を受諾。
そしてベル君がアイズとティオナに特訓を頼むところで終わりました。
仮にベル君がヘスティアと逃避行を決断したらどうなってのでしょうか?
十中八九フレイヤがアポロン・ファミリアを壊滅させていたと思います。
フレイヤのベル君へ対する執着はアポロンの比ではありませんから。
ベル君相手に好き勝手やってたヒュアキントスもフレイヤ・ファミリアのオッタルの前では一瞬で瞬殺でしょうねえ。
脱退するなら1000万バリス
ソーマ・ファミリアの団長ザニスによって、ソーマ・ファミリアへ連れ戻されたリリ。
前回のリリの目を見て洗脳されたと思ったら、どうやら自発的に戻って来たようです。
もちろん脅されやむなく戻ってきたのですけど。
ソーマ・ファミリアのザニスにとってリリは使い勝手の良い金儲けの道具のようです。
以前はリリのことなんて歯牙にも掛けてなかったけど、アポロン・ファミリアから助力を頼まれ、ソーマからリリの秘密を聞き出してその利用価値に気付いたのでしょう。
まあリリの返信能力って使いようによっては確かに金儲けに使えるでしょうね。主に人を騙して金をむしり取るような手段には。
一方のリリ。
リリはソーマに脱退させてくれと頼み込みますが、ソーマは興味を示しません。
そりゃあそうです。ソーマの興味はすべて酒造りへ注がれていますから。
だからこそザニスが好き勝手できるのです。
仮にソーマが他の神程度にファミリア運営をやっていれば、ザニスのような悪党を団長にする訳ありませんからね。
全く興味がないソーマに代わり、ザニスがリリに要求します。
退団したいなら1000万バリスを支払えと。
ダンまち2第3話より引用
1期の4話か5話でダンジョンに1日潜って数万バリス稼ぐ描写があったと思いますけど、それを考えたらサポーターのリリにとって1000万バリスは巨額な金額。
まあザニスもされがわかっていて吹っ掛けているのでしょうけど。
仮にここでリリが「支払います」とか言えば面白かったのですけどね。
さすがに嘘は付けないか。
1期の4,5話あたりのリリだったらともかく、今のリリは素直。
ベル君と出会ったことで性格が180度くらい変わって良い子になってますから。
ただしベル君のためなら何でもやるという感じなので、ベル君のプラスになるなら悪いことでもやりそうな気がして怖いです。
原作8巻でリリがメインとなるショートストーリーがあるのですけど、あそこはアニメ化されるのでしょうかね?
あのショートストーリーをアニメで放送すれば、メインヒロインの座をヘスティアからリリが奪取できるかも。
リリ奪回作戦を急ぐ理由
戦争遊戯の開催は決定。しかしまだ決めなければいけない点は残っています。
ただそれが決まれば戦争遊戯がすぐに始まってしまいますからね。
ベル君の特訓とリリの奪回のために少しでも時間を稼ぎたいヘスティア。
仮病を使って神様たちの会議に出席しません。
そんなことをしているうちにようやくヘスティアがリリの囚われている場所を特定します。
でもどうやってそんな情報を仕入れたのでしょうか?
ヘスティアってそこまで情報収集能力が高い様には見えないのですけど。
ダンまち2第3話より引用
早速ヘスティアに力を貸してくれる冒険者たちにリリ奪回作戦の実行を告げますが、冒険者たちの反応がイマイチ。
それもそのはずです。
確かにリリの奪回は必要ですけど、それ以上に今は仲間集めをしなければいけないはず。戦争遊戯に勝つために。
だいたいリリはソーマ・ファミリア所属であり、桜花の言う通り奪回したとしてもそのままヘスティア・ファミリアの戦力にはなりません。
戦力にするにはソーマ・ファミリアからヘスティア・ファミリアに改宗しなければいけないので。
しかし肝心のソーマは酒造りにしか興味を持っておらず、改宗は絶望的。
だったらリリの奪回より仲間集めした方がいいですよと誰だって思いますわ。
でもリリを奪回するというヘスティアの気持ちは揺らぎません。
だってリリを助けないとベル君が戦争遊戯に集中できないから。
ベル君のことを第一に考えるヘスティア。
だからこそベル君を巡る恋敵であるリリであっても、ベル君のためにすぐに奪回しようとしているのです。
さすがメインヒロインって感じですね。
一緒に暮らしていることもあり、ベル君の性格を熟知しています。
戦争遊戯の形式は不利だけど特例を1つだけ認めさせるのに成功
戦争遊戯の形式を決めるために召集された神様の会議。
しかし当事者の1人であるヘスティアが来ません。
前述したように仮病を使って時間稼ぎをしているのでしょう。
少なくとも一方当事者がいない席で形式を決める訳にはいかないので。
ただしアポロンのイライラは最高潮。そろそろ時間稼ぎも辛くなってきたと思ったら、ようやくヘスティアが現れます。
そしてくじによって戦争遊戯の形式を決めることに。
中立的な神としてヘルメスがくじを引きますが、ヘルメスが引いたくじは「攻城戦」。
ダンまち2第3話より引用
攻城戦というのは文字通り城の攻防で決着を付ける形式で、数が物を言う戦いです。
まあヘスティア・ファミリアにとって最低最悪の形式と言っても過言ではないでしょう。
よりにもよってそれを引くかよ、ヘルメスさんよ。
これは2期1話で上がったヘルメスさんの株が大暴落ですわ。
たださすがのヘルメスも悪いと思ったのか、ヘスティア・ファミリアに助っ人参加を認めたらどうか?と提案します。
当然アポロンは拒否する姿勢を示しますが、フレイヤに煽られ、さらに他の神様もフレイヤに同調。
仕方なくアポロンも助っ人参加を認めます。
ただし人数は1人でオラリオにあるファミリアに所属していないという条件を付けて。
これを聞いた神様たちはアポロンをちっちぇえ奴と非難しますが、アポロン側からすれば仕方ありません。
だって助っ人でオッタルやアイズみたいな化け物冒険者がやってくれば、レベル3のヒュアキントスが一番強いアポロン・ファミリアなんて簡単に敗北するでしょうから。
でもアポロンも抜かりましたね。
オラリオにあるファミリアに所属していない凄腕の元冒険者がいるのに。
あとヘスティア・ファミリアが勝ったら何でも言うことを聞くとアポロンは約束しますが、これも大事なフラグです。
忘れないようにしましょう。
つ~か、OPを見れば戦争遊戯の結果は誰でも予測できますけどね。
だってOPに出てくるヘスティアたちが生活している屋敷は2話に出てきたあの屋敷そっくりですから。
ベル君を想うリリが酒の力に勝った!!
リリ奪回作戦を開始するヘスティアたち。
でもまさか真っ正面から攻め入るなんて。
隠密に行動してリリを奪回するとか他に手段があるでしょうに。
仮にソーマ・ファミリアが要請してアポロン・ファミリアが助力に駆けつけたらどうするつもりだったんでしょうか?
一応警備が手薄になる時を狙ったような話でしたけど、さすがにこれはね~よ。
ただこれでリリの奪回成功するのですからねえ。
奪回に成功した一番の理由はリリのベル君への想いがソーマの酒の力に打ち勝ったことですが、それ以外にいくつかの幸運が重なったのも大きかったと思います。
ダンまち2第3話より引用
- リリの監視がリリに牢屋の鍵を渡したこと
- ソーマがリリの話を聞いたこと
- ソーマが渡した酒の力にリリが屈しなかったこと
- リリの言葉でソーマが事態収拾に動いたこと
これらのうち1つでも欠けたらリリ奪回は失敗していたかもしれません。
まあ、奪回自体はできたかもしれませんが、少なくともリリの改宗はできなかったでしょうね。
改宗には新旧両方の神様が儀式をしなければいけませんので。
ソーマは今回のリリの一件で冒険者に興味を持ったのかもしれません。
今回のソーマのセリフを聞いていると、酒の力に勝てない冒険者たちを軽蔑しているような感じだったので。
神様である自分ではなく、自分の作る酒にひれ伏す。それがソーマのやる気を奪っていたのかも。
そう思えてなりません。
さて、リリが酒の力に打ち勝つシーン。
間違いなく今回のメインですけど、ちょっとあっさりし過ぎてた感じがします。
というか時間短縮のために淡々と進み過ぎなんですよね。
ともかく内容を詰め込むために余韻がないというか。
その辺がちょっと気になりました。
ヘスティア・ファミリアの団員が急増!!そしてベル君の特訓も終了?
リリの改宗が終わり、ヘスティア・ファミリアの団員の数が倍となります。
まあ1人から2人に増えただけですけど、それでも倍増は倍増です。
そしてリリに続けとばかりに団員が増えていきます。
まずは命。
ダンまち2第3話より引用
性格的に苦境にあるヘスティア・ファミリアを放ってはおけないのでしょう。
1期の時にベル君たちの迷惑を掛けたという負い目もあるでしょうし。
また神様であるタケミカヅチ自身もヘスティアのために何とかしたいと思っており、タケミカヅチと命の意見が一致した結果、命のヘスティア・ファミリアへの移籍が決まります。
次はヴェルフ。
ダンまち2第3話より引用
レベルを上げるためにベル君たちとパーティ―を組んでいたヴェルフ。
すべては魔剣以上の武器を作るためだったはずですが、一緒に苦楽を共にしたベル君を見殺しにはできないのでしょう。
そしてヴェルフの主神であるヘファイストス自身もヘスティアを助けたいと思っているはずと忖度したのかも。
何やかんやいってヘファイストスもヘスティアに甘いところがあるので。
1期2話ではヘスティアの土下座に根負けしてヘスティアナイフ作ってあげたし。
ちなみにヘスティアナイフはアポロン・ファミリアとの抗争が終わった後で大きな影響を与えることになりますので。
そして最後はリューさん。
ダンまち2第3話より引用
ヘルメスとシルの懇願に負けて、助っ人参戦するようです。
元冒険者であるリューさんは現在主神がいません。
つまりオラリオにあるファミリアに所属していないという条件に合致。
そしてリューさんの実力は1期でヘスティアとヘルメスの護衛を務めたことや13話でゴライアスと死闘を演じたことで証明済み。
このリューさんの参戦が他の冒険者の入団よりも大きいかもしれませんね。
ヒュアキントスを遥かに凌駕するレベルなので。
一方その頃、アイズやティオナと特訓中の我らがベル君。
ダンまち2第3話より引用
アイズ自身が他者から教わった対人戦の極意のようなものを聞かされます。
「トドメの一撃は油断に最も近いって」
「追い込まれたその先が一番の好機にもなる」と。
戦争遊戯でヒュアキントスと戦うシチュになった時、ベル君が思い出す可能性大な言葉ですね。
一種の伏線でしょうから、覚えておきましょう。
終わりに
今回はここで終了。
次回はいよいよ戦争遊戯本番。
アポロン・ファミリアは100人以上の団員がおり、助っ人のリューさんを入れてやっと5人のヘスティア・ファミリアではまだまだ勝機は低いです。
では一体どうするのか?
まあそれは次回のお楽しみということで。
今回リリを助けたことが後々効いてくるのでその辺を楽しみに待ちましょう。
ダンまち2の無料配信は2019年7月28日深夜24時(29日0時)からAbemaTVやニコ生などで始まります。
本放送を見逃した方はそれまでお待ちください。
次回も楽しみです。
第4話の感想記事はこちらからどうぞ。