鬼滅の刃(1期)1話「残酷」感想 「炭治郎が見たものは?」

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感想(ネタバレあり)

 

2019春クールで1,2を争う話題作、ようやく始まりました。ufotable制作なので絵はキレイだし、シナリオは練り込まれて丁寧な感じでしたね。

まあ某文春砲が炸裂していろいろ大変だったでしょうけど無事オンエアとなってよかったです。

 

 

第1話は主人公の炭治郎がいきなり絶望の淵に立たされるような展開となります。

妹である禰豆子以外の家族は全員死亡するし、禰豆子は鬼化しちゃうし、そしてなぜか見ず知らずの初対面の人に説教されるし

ただのその初対面の人(富岡義勇)のおかげで次にすることが決まりました。正直街に妹を連れて行っても医者が治せる可能性ありませんからね。

 

なぜ炭治郎の家を鬼が襲ったのか?富岡はどうして襲われるのを知っていたのか?妹の禰豆子だけ助かった理由は?

謎がいっぱい出てきてこの先の展開が気になりますわ。

 

本作でも毎話ごとに相関図を作成する予定です。

 

 

ストーリーの理解にご活用ください。

 

 

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炭治郎と炭治郎の家族がフラグ立て過ぎ

冒頭は禰豆子を担いで移動する炭治郎のカットから。

本当に「どうしてこうなった?」状態ですよね。そしてそこから過去の回想に入るという感じです。

 

父親は死んじゃったけど幸せそうな家族。でも至るところで死亡フラグが立ってましたね。

わかりやすいフラグだけを書き出してみるとこんな感じ。

 

  • 主人公が家を離れる
  • 弟妹たちを家に置いていく
  • 弟妹たちに美味いものをたくさん買ってくると言う
  • 主人公にデレる弟
  • 出発する主人公に手を振る家族
  • 主人公が人生を空模様に例える
  • 主人公が幸せが壊れる時は血の臭いがすると宣う
  • 不気味なBGM
  • 主人公が家に帰らず他の家に1泊する
  • 主人公の母親のCVが桑島法子さん

 

 

凄まじいフラグの数々。でもその中でも最後のやつ、CV桑島法子さんが一番強いフラグですね

これ以上わかりやすいフラグはないでしょう。

ガンダムseed以来、CV桑島法子さんが日常系作品以外で出演した場合は、死亡またはかなりヤバい状態になるというのはほぼお約束なので。

たぶんキャスティングする側もそれを見越してキャスティングしたのでしょう。絶対にネットで取り上げられますからね。

 

最近の作品はSNSでバズるらせるためにこういう細かいことをしなければいけません。

ホント昔に比べて大変ですわ。

 

さて、炭治郎はその日帰宅せず途中の家に泊めてもらいますが、仮に帰宅していればどうなったのでしょうね?

炭治郎がいれば鬼が襲撃しなかったかもしれないという可能性もありますが、後で出てくる富岡のセリフから考えると鬼の襲撃は必然だった感じ。

では炭治郎は鬼を撃退できたか?

たぶん無理でしょうね。炭治郎が翌日帰宅して惨状を目撃したシーンから推測すると寝ている間に襲撃された可能性が高そうだし、そんな時間に襲撃されたら炭治郎は反撃することなく殺害されていたでしょう。

それに富岡相手に善戦できたのは、富岡が炭治郎を強い調子し叱責したことも大きいはず。そう考えると炭治郎が帰宅していれば確実にこの物語はそこで終わっていたと思いますわ。

 

そう考えると炭治郎を説得して帰宅させなかったあのおじさんグッジョブですわ。炭治郎はずっと後悔することになりそうですけど。

 

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初対面の人(富岡義勇)に説教される

 

帰宅して惨状を目撃した炭治郎。

家族の変わり果てた姿を見たら呆然自失で動けなくなっても仕方ありません。でも禰豆子に温もりがあることを確認すると禰豆子を連れて街に行こうとする炭治郎は凄いですわ。

普通はあんなすぐに行動に移れませんよ。それにあの状態で禰豆子がまだ生きていることに気付くなんて。

ただその場に立ちつくすのと、街に行こうとしたのとではあんまり結論に変化はなさそうでしたね。

どっちにしろ富岡がやってきて、禰豆子を殺害しようとしたでしょうから。

 

いきなりやってきて禰豆子を殺そうとする富岡。でも富岡の話を聞くとそれもやむを得ないと思いますよね。

鬼の血を浴びたらは鬼化する。そして鬼化した人間は飢えをしのぐために家族だろうが兄妹だろうが襲って腹を満たそうとする。これが富岡がこれまで見てきた鬼のパターン。

そりゃあ禰豆子を殺害して後顧の憂いを断とうとするのも当然。

 

その一方炭治郎からすればそれを容認することはできません。鬼になっても唯一生き残った肉親。自分が襲われても絶対に禰豆子を守ろうとするのは当たり前です。

 

ただ炭治郎は非力。妹を守ろうという気持ちがあるけど何にもできない炭治郎。この状態なら富岡は簡単に禰豆子を倒せたと思いますが、炭治郎を見て何か思うところがあったのでしょう。

炭治郎を罵倒してやる気を引き出してやる富岡。

そしてそれに答える炭治郎。また禰豆子も他の鬼のパターンと異なり、炭治郎を守ろうとしている。

富岡はいつもとは違う可能性を見出したのかもしれませんね。禰豆子を殺すのを止めて炭治郎にある人物のところに向かえと言葉を掛けます。

 

富岡も案外甘ちゃんみたいですが、何とか危機を脱することができましたね。ただ禰豆子はいつ鬼化するかわからないので、しばらくはしんどい状態が続きそうな感じです。

 

終わりに

 

今回はここで終了。

掴みとしては十分だったと思います。まだまだわからないことがいっぱいですが、追々わかっていくでしょう。

あと会話の中に違和感なく情報を入れていくのがホントに上手かったです。炭治郎のナレーションも多くもなく少なくもなくちょうどいい分量。

さすがufotable制作ですわ。

 

次回は富岡に紹介された人物のところに向かうことになりそうですね。

次回も楽しみです。

 

次回第2話の感想はこちらからどうぞ。

鬼滅の刃第2話「育手・鱗滝左近次」の感想 「籠の中のちょこんと納まる禰豆子(ねずこ)が可愛い」