感想(ネタバレあり)
今回は三玖と同衾した話、五月との仲直り、そして中間試験の結果など見どころが満載。でもその中でも一番の重要なシーンはフータローのピンチを二乃を助けるところではないでしょうか?
原作でもどうして二乃がフータローが助けたのかイマイチわかりにくかったですが、その辺はアニメ版でもあんまり変わりませんでしたね。
おそらく
- フータローが五月のために頑張る姿を見たこと
- フータローが反抗的な自分を信じてくれたこと
- 中間試験でフータローの覚え方が役に立ったこと
- 自分達にナイショで父親がフータローを辞めさせようとハードルを設定したことにムカついたこと。
以上の4点が理由でしょうけど。
あと今回も人物相関図を作成しました。内容を理解する手助けになれば幸いです。
前回第6話の感想を読みたい方はこちらからどうぞ。
前回は五つ子の父親から中間試験で五つ子の誰かが赤点取った時点でクビと宣告され、勉強を推しえることばかりに目が行ってしまい五月と衝突した話でした。
今回一花のアドバイスがなければヤバかったと思いますわ。
三玖と同衾したフータローはどうやって乗り切った?
起きたら色っぽい女性が横に寝ていた。そりゃあフータローじゃなくてもびっくりしますよ。
まあフータローを女性慣れしていたら驚く前にいろいろチョッカイ出した可能性も…さすがにないか。
当然三玖が起きたら大参事になること確定でしょうし、仮に三玖と同衾したことを他の姉妹にバレたらさらに酷いことになるでしょうね。
だから五月が部屋にやってきたときはフータローの心臓バクバク寿命が縮んだと思いますわ。
でもここで三玖に変装させられた五月を一発で当てることができたのは、後で仲直りする時にプラスに作用したかもしれません。
仲直りしたのは一花のアドバイスが大きいですけど、少なくともフータローが自分(五月)のことを一発で見破るくらい認識されている。つまり自分のことを気に掛けていると五月は思ったことでしょう。
実際は部屋の中で三玖が寝ていたこと、そしてフータローは五月のパジャマを覚えていたことで五月だとわかったのですけど、そういうことを五月はわかりませんからね。
単純にフータローが気に掛けてくれていると誤解して、フータローへ対する反発が少し和らいだと思います。
ただ同時にぞんざいに扱われてしまったので、かなり減殺された感じもしますが。
五月とフータローを仲直りさせたのは二人の嘘だった
仲違いしているフータローと五月。一花はお姉さんとして純粋に心配したのでしょうね。
そこで五月に「素直になりなさい」とアドバイスして、フータローへは五月と仲直りするためにチャンスを与えたのでしょう。
ただ一花の誘導があったとはいえ、フータローも一花のアシストを正確に理解したところは流石ですわ。
普通の鈍感主人公だったら、このアシストをスル―しそうなので。
あと途中でフータローは三玖と遭遇しますが、上手く騙せてよかったですね。この時の三玖はフータローへの好意が芽生えているとは言え、そこまで積極的ではありません。
それは前回第6話で一花が三玖をフータローの胸に追いやった時の反応を見ればわかります。
仮に同衾したことを知ったら、恥ずかしすぎて三玖がフータローと距離を取って、そのままフェードアウトする可能性だってあったかもしれませんので。
そういえばここ原作でも疑問だったのですけど、フータローはどうやってオートロックを突破してマンションの中に入ったのでしょうか?
五月は寝ていたし、二乃はフータローを中に入れるとは考えにくいのですけど。そうすると三玖が鍵でオートロックを解除してあげたということでしょうかねえ。
そしていよいよ、今回のクライマックスシーンの1つ、フータローと五月、二人とも嘘を言って仲直りするシーンです。
フータローも五月だと認識しているし、五月もフータローがわざと三玖として自分に接していることを理解しています。
だから五月のフータローへの反発心が強いままだったなら、おそらく上手く行かなかったはず。しかし五月はフータローの真意を理解して、フータローと同じように嘘をついた。
いいですねえ、この感じ。普通こういうシーンがあったら、ヒロインは主人公に惚れるはずなんですけど、五月は惚れないのですよねぇ。
正確に書くとフータローに対する好感度は少なからずあがったことでしょう。でも三玖や一花に比べると微々たるものだと思います。
最初の出会いが良かったならば、五月がメインヒロインの王道を進んだかもしれないのに。
あと何気にこの二人の姿を目撃する二乃。この時のフータローの姿を見て、フータローへの評価が上がった可能性があると思います。
ドッペルゲンガー作戦と中間試験
大事な時ほど遅刻する。これは漫画あるあるですね。
まあ何やかんやでテストを受けることはできましたがかなりヤバかったです。フータローがドッペルゲンガー作戦を思いつかなければたぶんダメだったかも。
フータローがドッペルゲンガー作戦を思いついたのは、2話の三玖が四葉に変装したことを覚えていたからですかね。
まあ三玖はともかく、残りの3人はかなり危ない感じでしたけど。
五月に関しては恥ずかしながらやっている感を出すために、あえて似過ぎない様にディレクションされていたのかも。
そして中間試験本番。
各々思惑頑張っている感とフータローの影響を受けていることが描かれていて良かったですわ。
ただ頑張っても目標を達成できるかどうかは別問題なので。
フータローを助けたのは二乃のペテンだった
頑張った結果、五つ子それぞれが違う科目1つずつ赤点回避するのがやっと。五つ子もフータローも頑張りましたが、現状これが精一杯だったようです。
そしてこの結果、フータローの首が決定。ここに至りアタフタせず、五つ子にアドバイスを与えるフータローカッコいいです。
こういうところがフータローの良いところですね。他の人だったら五つ子に八つ当たりしてたかも。
さてタイミング良く電話を掛けてくる五つ子パパ。覚悟ができているフータローは正直にダメだったことを伝えようとしますが、それを二乃が阻止。
そして5つ子が赤点回避したと五つ子パパに話します。
全員1科目づつ赤点回避。つまり全員合わせれば全科目赤点回避と言っても嘘ではないのですよね。
そういうところに気付く二乃って意外と機転が聞きますねぇ。
でもどちらかというとペテンに類ですけど。
しかしこの一言でフータローは助かりました。フータロー的には良かったですわ。
ただしこの後パフェを五つ子に奢って金銭的には痛かったでしょうけど。
二乃がフータローを助けた理由は?
今回はここで終了です。
二乃の言葉で首が繋がったフータロー。今回は本当にヤバかったですね。でもまさかフータローを一番嫌っていた二乃が助ける展開になるなんてアニメ組の方は驚いたことでしょう。
原作組である私もこのシーンを原作で読んでかなりびっくりしたことを覚えております。
前述したフータローが五月に勉強を教えているところを目撃したこと、反抗的な自分をフータローが信じてくれたこと、フータローの教え方が役に立ったこと、自分たちにナイショでハードルを設定したことにムカついた。
それに加えて3話で二乃と一緒にマンション前で話したこと、4話と5話で五つ子が一緒に花火を見れるように骨を折ったことも改めて評価したのでしょうかねえ。
そうだとするとやっぱり日ごろの行いは大事ですわ。
さて次回は原作通りにいけば四葉メイン回。ただ次回予告を見ると、順番を飛び抜かされたエピソードも一緒にやっちゃうような感じですね。
結構重要な話などでどのように描かれるか楽しみです。
第8話の感想記事はこちらからどうぞ。
五等分の花嫁第8話「始まりの写真」の感想 「四葉の告白は嘘?」
第8話は四葉のメイン回。ただ最後に写真のエピソードを入れたために、四葉の印象が薄くなってしまったと思いますわ。