第5話の大まかなストーリーの流れを大雑把に書いておきます。
- 春姫のココノエ発動
- 強化種がパスパレードを仕掛けた真の理由が判明
- アイシャが強化種に噛みつかれて負傷
- ルヴィスたちが戦いに参入しヘスティアファミリアに退却するように伝える
- リリは退却を拒否
- ベル君参戦
- アルゴウェスタ発動
- 強化種消滅で蔦も消滅
4期1話や2話で大量に放出されたフラグや伏線の数々。
その多くがこの5話で回収されました。
原作組からすると「説明省きすぎ」と思わないでもありませんが、尺が決まっている以上仕方ないかと。
あと原作では強化種の心情が描かれていますが、アニメでは全カット。
そのため原作に比べるとあっさり感が強かったかと。
作画に関してはそこまでよくはありませんでした。
動きに関してもいつも以上に止め絵を使ってましたし。
ただしベル君がアルゴウェスタを発動させたからは別です。
作画のクオリティが格段に上がりました。
3期12話の時も思いましたが、本作の橘監督って作画のメリハリ付けがハッキリしてますね。
全部のシーンのクオリティを高い水準で維持できないのなら、このやり方は合理的だと思いますし、個人的に支持します。
そういえば1話以降はじめてヘスティアさまが登場してました。
喋るヘスティアさま、何か新鮮でしたわ。
第4話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
春姫の奥の手はレベルブーストの複数版
ダンまち4第5話WEB予告より引用
4期1話でグリモアを読んだ春姫。
その時習得した魔法をここで使用します(伏線・フラグ回収その1)。
魔法の名前はココノエ。
元々春姫が習得してたウチデノコヅチ(レベルブースト)を複数人に付与できるというチート級魔法です。
イシュタルファミリアが作ろうとしてた殺生石と同じような効果を持つ魔法をグリモアで習得するって……。
何か皮肉が効きすぎていると思うのは私だけでしょうか?
あと使うタイミングが遅すぎのような気がしますね。
ベル君がいるときに使っていれば、強化種をもっとたやすく倒せたかもしれないのに。
ただそうなるとベル君とマリィの出会いがなくなり、この後のストーリーでベル君が生き残る可能性が低くなってしまいます。
それ考えるとベル君がいる時にココノエ使わなかったことが正解だったのかと。
強化種の目的は魔石でパワーアップ
ダンまち4第5話WEB予告より引用
ベル君と離れ離れになった派閥連合にパスパレードを仕掛けた強化種。
その真の目的が明らかになりました(伏線・フラグ回収その2)。
パスパレードを仕掛けた真の目的。
それは魔石を得ること。
パスパレードを仕掛けたら派閥連合は生き残るためにモンスターたちを大量に刈ります。
次々にモンスターが現れるため、派閥連合はモンスターが消滅して残る魔石を拾う余裕がありません。
そこが強化種の狙いだったのです。
大量に出た魔石を自分が頂き、さらにパワーアップ。
そしてパワーアップした力を使って派閥連合を倒し、彼らが持っている魔石もすべてゲット。
あくどい。
本当にあくどい。
ここまでずる賢いモンスターってダンまちでは珍しいです。
パワーアップした強化種はアイシャを簡単に撃破。
レベル4のアイシャでさえ、強化種に敵ではなくなりました。
これはヤバいですわ。
リリが撤退を選ばない理由
負傷してたルヴィスたちが参戦。
そしてリリ達ヘスティア・ファミリアの面々に撤退するように伝えます。
自分たちを犠牲にしてリリ達を助けようという考えのようです。
さあ、やってきました最悪の事態での判断。
2話でリリがダフネから言われた事態に本当になっちゃいました(伏線・フラグ回収その3)。
冷静で冷酷な判断を下すならルヴィスのアドバイス通り、撤退すべきでしょう。
しかしリリはその判断をしませんでした。
なぜならリリは諦めが悪い冒険者のサポーターなのです。
1期6話。
ベル君を裏切ったリリが絶体絶命。
その時、リリを助けてたベル君。
どんな大変な時でも絶対に駆けつけてくれる頼れる冒険者。
そのベル君への信頼がリリの決断を促しました。
傍から見ればアホとしか言えませんが、それだけ信頼しているのです。
いいですねえ、冒険者とサポーターの信頼関係。
1期から見ているものからすればホントに良いシーンです。
ベル君がいよいよ本領発揮!アルゴウェスタで強化種撃破
ダンまち4第5話WEB予告より引用
強化種と派閥連合が戦っているところに到着したベル君。
いよいよ真打登場です。
前回強化種と戦った時は強化種のずる賢さに一杯食わされた感じですが、今度は大丈夫。
実はベル君、レベルアップ後の感覚の調整が終わり、やっと本当の力を発揮できるようになったのです。
確かソードオラトリアでアイズもレベルアップ直後に感覚を調整するシーンがありましたよね。
パントリーに向かう途中で。
ベル君も急激にレベルアップを繰り返したため、感覚の調整が必要だったのです。
イグアス戦で最初苦戦し、アイズと同じような戦い方をしたらあっさり倒せたというシーンがありましたが、あの時に感覚の調整が終わったって感じなんでしょうかねえ。
そして始まるベル君VS強化種の最終決戦。
魔石を食ってパワーアップを果たした強化種相手に一歩も引かないベル君。
いよいよ奥の手を使うことに。
それはアルゴノウトとファイヤボルトの複合技ともいうべきアルゴウェスタ。
1話でヘスティアから聞いたヘスティアの別名「ウエスタ」。
その名前を新技に付けるなんてベル君のヘスティアへの想いが良くあらわれていますわ(フラグ・伏線回収その4)。
2話でヴェルフがベル君にミスリルのナイフに魔法は付与できないと言ってました。
しかしアルゴノウトを使えば別(フラグ・伏線回収その5)。
アルゴウエスタで強化種は消滅しました。
呆気無さ過ぎですが、それだけアルゴウェスタの威力が凄かったということなんでしょう。
前述したようにアルゴウエスタ発動後の作画はクオリティが一気に上がります。
やっぱり良いシーンが良い作画で見るのが一番。
大事なところでしっかりクオリティ上げて描いてくれて本当に感謝ですわ。
ダンまち4第5話を視聴し終わって
強化種との戦いはここで終了。
次回から新しい話となります。
次回のタイトルはラビットフット。
いよいよリトルルーキーとおさらばでしょうか?
次回も楽しみです。