映画「五等分の花嫁」の感想「変な改変なく無難」

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※2022年9月9日追記

 

劇場版のBD&DVDの発売日が公表され、各サイトで予約が始まりました。

 

 


 

発売日は2022年12月21日。

来年4月1日に開催予定のイベントの優先販売申し込み券が封入されているので、イベントに参加したい方はお早めに購入しましょう。

 

 

 

 

2022年5月20日に公開された映画「五等分の花嫁」。

初日である今日、地元の映画館で観賞してきました。

 

 

フータローが来るのを待つ5つ子

五等分の花嫁本予告より引用

 

 

その感想を以下に書きました。

感想記事の性格上、ネタバレを一部含みますので、ネタバレが嫌な方はここから下は読まないでください。

 

誰が勝ったかは書きませんけど(原作読むか、映画見てください)。

 

 

 

 

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五等分の花嫁の映画の感想は「無難」

 

 

では簡単に総評を。

 

無難。

 

この言葉が一番しっくり来ると思います。個人的には。

作りが手堅いんですよ。

劇場版だと監督の個性が前面に出る作品も少なくありません。

でも五等分の花嫁の劇場版はそれが全く感じられないのです。

 

ほぼ原作通りで、順番入れ替えているところもありますが、奇をてらうというか原作とかけ離れたシーンはゼロですからねえ。

一か所だけ気付きましたが、あれはあれで良かったかと(5つ子ゲームのオチのところ)。

 

 

 

 

当然ヒロインレースは原作通りの結果となります。

 

逆転を期待してた他の姉妹推しの方たち、残念。

 

 

まあ、原作者のねぎ先生が伏線たくさん張っていたので、今更別の子勝利にするのは困難だったと思うし、ここで花嫁代えたら他の姉妹の推しがネットで暴れて大問題になりますからね。

 

フータローが誰を選んだか具体的な名前を知りたい方はググってください。

たぶんいっぱいネタバレ出てくるので。

 

観賞する前は「原作にある学園祭のストーリーをメイン、それにいろいろくっ付けた感じ」になると勝手に予想してました。

 

しかし現実は原作11巻のエピソードを一部を残しカット。

残り原作12巻、13巻、14巻の内容をほぼ順番通りって感じです。

 

もちろん12巻から14巻の中にも削られたエピソードありますよ。

例えば「学祭で一花とフータローが迷子の相手をする話」とか、「一花とフータローがスポーツを楽しむ話」とか。

 

何か一花が不憫に思えてきました。

たぶん5つ子の中で一番エピソードカットされたのは一花なので

 

逆に優遇されてたのは三玖ですかね。

エピソードはほぼ生き残ってたので。

 

二乃に関しては「ツンデレツン」がカットされたのが残念。

あれ好きな話だったのに。

 

 

あと予告編でも出てたフータローと5つ子がプールに行く話。

OPでちょっと流しただけで終わりになるとは

 

 

5つ子の水着姿五等分の花嫁予告PVより引用

 

まさにサービスカット。

それ以上でもそれ以下でもないという感じで笑いました。

 

 

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【映画】五等分の花嫁のおおまかなストーリー展開

前述したようにほぼ原作準拠だった映画。

おおまかなストーリーは以下のようになってます。

 

  1. OPでフータローと5つ子がプールに行ったエピソード
  2. 学祭の準備
  3. フータローと三玖の水族館デート
  4. 学祭開始
  5. フータローが告白予告
  6. フータローの幼馴染登場
  7. 5つ子の個別ルート
  8. フータローの告白
  9. 選ばれた子の過去の回想
  10. 選ばれた子と他の4人のエピソード
  11. 結婚式当日
  12. 最後の5つ子ゲーム
  13. 新婚旅行と卒業旅行のデジャブ

 

本当にほぼ原作通り。

原作と違うストーリーは、9の選ばれた子の回想部分だけが移動したくらいでしょうか。

 

あと内容が違うのは12の5つ子ゲームの最後。

原作では5つ子ゲームのオチに使われた花嫁さん。

映画版では良い感じ時改変されております。

 

個人的には良い改変だったと思いますわ。

 

 

 

 

五等分の花嫁の映画の良かった点と残念だった点

まずは映画版の良かったところ。

原作を逸脱するようなシーンがなかったところでしょうか。

 

 

五等分の花嫁は原作の出来が優秀過ぎて、下手に追加するところがありません。

そのため、ストーリーはほぼ原作準拠。

尺の都合で泣く泣くカットされた原作シーンもあったけど仕方がないという感じかと。

 

原作読んでなくてこの映画に臨んだ方はかなり楽しめたと思います。

 

また原作組のほとんども奇をてらう展開じゃなかったので、安心して観賞できたと思います。

 

 

ただ原作準拠というのは残念な点にもなります。

原作通りなので、先の展開がわかってしまうのですよね。

 

さらに五等分の花嫁の場合は、原作通りだと5つ子それぞれにほぼ公平に時間を割かなければならず、メリハリ付けという点はフラット過ぎたかも。

 

もちろんフータローが選んだ子のエピソードには時間を割いてましたよ。

11巻のその子のエピソードだけ、フータローがその子を選んだシーンの後に移動させてましたし。

 

あと残念な点はいろいろ唐突に見えるところですかね。

映画では原作通り、フータローや5つ子に関連するキャラが出てくるのですが、何か唐突感が強くあるのですよ。

原作読んだ時はあんまり感じなかったのに、映画見たら唐突に見えた感じ。

 

特に竹林については。

 

フータローと竹林

五等分の花嫁予告PVより引用

 

 

五等分の花嫁の映画の作画について

作画に関しては一部を除いてアニメ2期のクオリティとほとんど変わらず。

鬼滅の刃みたいな超クオリティを期待している人がいたら、諦めてください。

 

 

 

ただしフータローがあの子を選ぶところのシーンのヒロインの顔だけは比較的クオリティ高かったような気がします。

それでも1期11話のクオリティには全然届きませんけど。

 

その一方、5つ子のちょっと遠めシーンで顔が変に見えるところも。

 

まあ、それでも十分見れるクオリティですけどね。

 

 

あと終盤の結婚式のシーン。

5つ子の髪の色が全員同じになるのですけど、十分個性的に見えました。

アニメ1期や2期でも髪の色一緒でも良かったような気がします。

 

5つ子ゲーム

五等分の花嫁予告PVより引用

 

 

まあ、コミックスの表紙では髪の色違うからそれに準拠したのでしょうけどね。

 

 

それとフータローのライバルキャラである武田。

2期と一緒でキラキラエフェクトは健在でした。

残してくれて良かったです。

 

 

最後の5つ子ゲームでフータローがパーフェクトだったことが意味するところは?

フータローと花嫁の結婚式。

そこで行われた最後の5つ子ゲーム。

 

フータローは1回も間違えることなく全問正解します。

 

全員見分けることができたということは、花嫁となった子以外の子に対しても愛があるということかと。

愛情ではなく、家族愛かもしれませんが。

 

いつ見分けることができるようになったかはわかりませんが、選ばれた子以外の子も可能性があったのかもしれませんね。

 

結婚式までの5年の間のフータローと5つ子のドラマをねぎ先生描いてくれませんかねえ。

 

五等分の花嫁感想記事の最後に

アニメ組の方は楽しめる内容だったと思います。

また原作組も変な改変なかったのでその点で満足できたかと。

 

その一方、私の個人的な感想を述べさせてもらうと「ちょっと物足りませんでした」。

 

前述したように無難過ぎるんですよねえ。

原作凄すぎて改変できないのはわかりますけど、もうちょっとお遊び的なところも入れて欲しかったです、個人的には。

まあ、入れたら入れたら賛否両論だったでしょうけど。

 

 

不満も書きましたけど作品的には十分合格点かと。

気になる方は観賞することをお勧めします。

値段分は十分ある映画だったので。