※感想記事という性質上ネタバレもあるので、該当話を視聴されてない場合はご注意ください。
原作(なろう版)を読みたい方は下のリンクからどうぞ。
書籍版を発行する場合、なろう版が消去されることも偶にありますが、本作は全編そのままです。
全体的に分量多めで、読みごたえがありますよ。
- 【アニメ】モブせか 第1話の感想「掴みはそこまで悪くない」
- 【アニメ】モブせか2話の感想「乙女ゲーの主人公をほっとけない」
- 【アニメ】モブせか 第3話の感想「悪徳令嬢もほっとけない」
- 【アニメ】モブせか第4話の感想「アロガンツ(傲慢」が強すぎてメインキャラが引き立て役にもならない」
- 【アニメ】モブせか第5話の感想「アンジェリカやオリヴィアと仲良くなったけど」
- 【アニメ】モブせか 第6話の感想「王妃に懸想する主人公がいるらしい」
- 【アニメ】モブせか 第7話の感想「元凶はジルク」
- 【アニメ】モブせか8話の感想「リビアが真面目過ぎて面倒くさいけどリオンも悪い」
- 【アニメ】モブせか9話の感想「真面目なストーリーの中でもオチは忘れない」
- 【アニメ】モブせか 第10話の感想「修学旅行中に戦争始まる」
- 【アニメ】モブせか11話の感想『「髭爺ざまぁ」とリビアの告白』
- 【アニメ】モブせか第12話(最終話)の感想「伏線は解消されずリオンの学生生活は続く」
【アニメ】モブせか 第1話の感想「掴みはそこまで悪くない」
流行りである異世界転生と乙女ゲーの世界を組み合わせた作品です。
正直キャラデザが好みじゃないし、安直すぎるような感じだったので視聴するつもりはありませんでした。
ただCVが結構豪華なので、1話だけ視聴することに。
はい、普通に面白かったです。
イライラするシーンももちろんありましたけど、そういうところは主人公がしっかり代弁してくれてましたし。
主人公がツッコミお節介系なので私の個人的な好みに合致したのかと。
ただ不安点もありました。
一番は作画。
絶対これ維持できんだろうな空気感プンプン。
まあ、その辺はCVの技量で乗り切るかもしれませんけどね。
嫌々乙女げーやって、死んで、気付いたら乙女ゲーの中へ
異世界転生モノの注目点の1つ。
それはどうやって異世界転生するか?
トラックにひかれる(無職転生)、暴漢に刺される(転スラ)…などありますが、本作の場合は食料を買いに行こうとして階段から転落というパターン。
それも妹に頼まれた乙女げー完全クリア後の買い出しで。
「社会人の癖になんで2、3日ぶっ通しでゲームできるんだよ。脅迫されてたにしろ肉体的に無理だろ」というツッコミは脇に置くとして。
まあ、悲惨ですよねえ。
頼まれ事(乙女ゲーの完全クリア)を片付け、開放感にようやく浸れるところでの死亡なんですから。
そして転生した異世界はさっきまで嫌々プレーしてた乙女ゲームの世界。
ツッコミどころ満載の世界に転生するなんて拷問以外の何モノでもありません。
私だったらこの時点でやる気ゼロになりますわ。
いろんなモノがごちゃ混ぜの世界で成り上がっていく?
転生した乙女ゲームの世界は女尊断碑の世界。
女性が強く男性が弱い。
まあ、ありがちな世界ですね。
だから婆が若い側めを侍らせていてもおかしくはないのです。
転生した主人公リオンの家もそんな感じ。
父親が婆の側めで父親は頭が上がらない感じですし。
モブせか1話より引用
ちなみに婆のCVは折笠愛さん。
天地無用とかガンダムwを視聴してた世代としては懐かしいです。
やっぱりこの世代の声優さんって声の存在感ハンパないですわ。
声聞いただけですぐにわかります。
昨今の若手声優は声に個性がないとか言われますが、昔の世代の個性が強すぎたのだと個人的には思います。
さて婆の命令で別の婆と結婚させられそうになったリオン。
そのルートに行かないため、ダンジョンで一山当てることを思いつきます。
そこは勝手知ったる乙女ゲームの世界。
完全クリアした知識がこんなところで役に立ちます。
そしてボロボロになりながらも一攫千金成功。
つ~か、ダンジョン(遺跡?)守ってたロボットのCVを石田彰さんがやるなんて。
モブせか第1話より引用
本作も声優の無駄使い系作品だったようです。
この手のキャラ(?)を石田さんが演じるということだけでも視聴する甲斐がありますわ。
モブせか 第1話を視聴し終わって
1話の掴みとしては悪くありません。
ちょっとだけでも視聴しれば引き込まれる人もいるかと。
ただし絵のタッチで拒絶する人多そうな気もしますねえ。
乙女ゲーの世界だからこんな感じの絵になったのでしょうけど。
個人的にはキャラの目が苦手の部類。
でもストーリーとCVで視聴するの決定です。
次回以降は学園パート。
異世界転生モノの学園パートってそこで視聴者が切るパターン多いのですが、果たしてどうなるか?
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか2話の感想「乙女ゲーの主人公をほっとけない」
今回から学園パート。
乙女ゲーの時と同じイベントが発生しますが、何かおかしい。
乙女ゲーの主人公がリオンが知らんキャラになっている?
まあ、声というかCVでバレバレなんですけどね。
リオン以外にもこの乙女ゲー世界に異世界転生した人がいるの?って感じ。
そのうち正体は明かされることでしょう。
そうしないとストーリーが続かないような気がするので。
乙女ゲーの時と主人公が違う?
リオンの目標はモブキャラとして学園生活を過ごし、伴侶を見つけて領地でノホホンと生きること。
女尊断碑の世界で良い伴侶を見つけること自体至難の業な気がしますけど、リオンはその辺をどう考えているのでしょうかねえ。
そんなリオン乙女ゲーと全く一緒のイベントに遭遇。
でもおかしい。
乙女ゲーの時と主人公が違う?
つ~か、誰だよ、このCV佐倉綾音さんのキャラは。
モブせか2話より引用
CV市ノ瀬加那さんが演じる本来のゲームの主人公であるオリヴィアと比べて、あざトサ満載過ぎる。
ホントむかつきますよねえ、ぶりっ子過ぎて。
こういうところの演技はやっぱり経験がモノを言うのでしょうかねえ。
そういえばCV佐倉綾音さんのキャラって1話にも出てましたよね。
リオンがこの異世界転生をすることになったある意味元凶のキャラとして。
まさかねえ。
あのキャラも異世界転生したの?
モブは乙女ゲームの元主人公をほっておけない
他のキャラの憎悪を一身に集めているマリエ(CV佐倉綾音さん)。
その一方、乙女ゲーの主人公だったのにマリエにその地位を実質に奪われたオリヴィアは、乙女ゲーの時よりマシな立ち位置…にはなってません。
貴族ばっかりの学校で能力だけで入学を許されたキャラって完全に目障りな異分子ですからね。
排斥されるのは当たり前。
ただ悪女キャラである侯爵令嬢のアンジェリカから目の仇になってないだけ、乙女ゲーの時よりは過ごしやすいかもしれませんが。
主人公の地位を奪われたとしてもオリヴィアに近づくのは危険。
リオンもわかっているはずなのに、自分から助けようとするリオン。
モブせか2話より引用
ホントお節介ですねえ。
そしてオリヴィアを助けた結果、アンジェリカから一目置かれるようになるなんて。
モブで生き続けるのは無理そうな気配になってきましたわ。
まあ、そういうストーリーじゃないと盛り上がりませんから、この展開はある意味テンプレかと。
モブせか 第2話を視聴し終わって
モブとして生きるつもりだったのにオリヴィアを助けたせいでいろいろ狂いだしそうな気配です。
そしてオリヴィアから主人公の地位を奪ったマリエの正体は?
もしかしてマリエはリオンのことに気付いてる?
マリエはリオンに自分から近づいてくるのか?それともリオンの方が不本意ながらマリエの厄介事に巻きこまれるのか?
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか 第3話の感想「悪徳令嬢もほっとけない」
モブとして生きていく。
そう思ってた時期もありましたって感じでしょうか?
主人公リオンのお節介な性格が裏目に出たというか、その性格のためにユリウス殿下たちと決闘することになっちゃいました。
「ユリウスたちにムカつく」という理由を挙げてましたが、それに加えて悪徳令嬢であるアンジェリカを助けたいという気持ちが強かったかと。
モブせか3話より引用
ゲームでは邪魔ばかりされて恨み骨髄だったアンジェリカに対する好感度はマイナスだったリオン。
でもモブ視点であるこっちの世界では、アンジェリカのイメージが全然違うので、そのギャップから助けたくなったのかもしれません。
実際の決闘は次回。
まあ、なろう原作らしく「ざまぁ」な展開にしてくれますよ。
マリエがホントむかつく
五人の美男子を篭絡するマリエ。
今回その正体のヒントが明らかになりました。
マリエもこの世界が「ゲーム」だと認識しているようです。
だからその知識を生かしてユリウスたちを手玉に取ることに成功したのでしょう。
本来はゲームの主人公であるオリヴィアの立ち位置奪って。
まあ、オリヴィアの立ち位置を奪った結果、オリヴィアはリオンルートに入っちゃったみたいですけど。
それにしてもマリエの二面性面白いですね。
ユリウスたちの前での人畜無害のような態度、そしてそれ以外での屑な態度。
モブせか3話より引用
マリエのCV佐倉綾音さんのおかげで、マリエのウザさと屑さが際立っている感じです。
キャステイングした人グッジョブですわ。
リオンは自分から厄介事にかかわっていく
モブでいたいはずなのに自分から厄介事に関わっていく。
リオンはなろう原作の主人公の王道を進んでいますね。
この辺は人によって評価が分かれると思います。
私個人としてはこのタイプは結構好き。
だって本当にモブに徹することになるとストーリー的に見せ場が無い状態で終わり、野郎のつまらない日常作品になっちゃいますから。
モブせか2話予告より引用
以前書きましたけどリオンって視聴者が思っていることを代弁してくれるところも個人的には評価高いです。
マリエも屑ですが、ユリウスも屑過ぎてホントイライラしますからね。
そのユリウスたちに啖呵を切って決闘でケチョンケチョンにする方向に持って行くリオンカッコいいです。
まあ、1対5という無茶な戦いですが、そこはなろう原作。
しっかりと視聴者が望む展開に進んでくれますよ。
モブせか 第3話を視聴し終わって
原作通りだと次回はユリウスたちとの決闘がメイン。
なろう原作なので展開はほぼテンプレみたいですが、やっぱり「ざまぁ」はいいですよ。
ただ戦いがメインなので作画がどうなるかちょっと心配。
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか第4話の感想「アロガンツ(傲慢」が強すぎてメインキャラが引き立て役にもならない」
今回はリオンと馬鹿5人の決闘がメイン。
とは言ってもリオンが強すぎて馬鹿どもが引き立て役にもならない感じですが(まあ、ほぼ鎧のアロガンツの力だけど)。
作画や演出は頑張っていると思います。
集中線とか止め絵で戦闘シーンがチープにならないようにしてますが、動きがイマイチなのでそこまで迫力ないのが残念ですけど。
本作の場合、戦闘シーンはおまけ。
今回で言えばリオンの煽り芸が見どころかと。
あと気付きにくいですがマリエの新しい情報がありましたね。
「馬鹿5人が弱すぎてゲームをお兄ちゃんに押し付けた」というところ。
そういえば1話で妹からゲームを押し付けられた人がいましたねえ。
あとアロガンツの意味は「傲慢」や「横柄」。
リオンに最適過ぎる名前です。
アロガンツが強いだけでなく馬鹿4人が弱すぎる
今回は馬鹿5人のうち4人がリオンと決闘することになります。
ただ4人とも弱すぎるですよ。
もちろんリオンの鎧であるアロガンツが強すぎるということもありますけど、馬鹿4人がそれ以上に弱すぎる。
プライドの塊である貴族の坊ちゃんあるあるですけど、もうちょっと危機感持てよ。
ジルクだけはリオンの危険性を認識して汚い手を使ってましたけど、それでもどうにもならない。
それにしても馬鹿4人のCVが豪華ですよねえ。
立花慎之介さん、檜山修之さん、遊佐浩二さん、そして鳥海浩輔さん。
良い声なので余計に「ざまぁ」が強くなります。
ホントこれはキャステイングの妙ですわ。
あとグレッグが鎧壊されても戦うことを止めなかったシーンはガンダムのドズル・ザビを彷彿とさせます。
こういうオマージュシーンもアニメファンを喜ばせる一因になるかと。
マリエの正体がだんだんわかってきた
ある意味今回の決闘の遠因を作ったマリエ。
今回は馬鹿4人の弱さに悔しがるぐらいの出番しかありませんでしたが、一つだけ重要な情報をポロっと言ってました。
モブせか3話予告より引用
それが「馬鹿5人が弱すぎるのでゲームをお兄ちゃんに押し付けた」というセリフ。
はい、リオンも前世で妹からゲームを押し付けられて完全クリアするまで徹夜してましたね。
そしてリオンの前世の妹のCVは…。
分かりやす過ぎる感じもしますが、引っ張るような秘密ではありませんからね。
今のペースだと本作終盤で正体をそれぞれ察するシーンが入るかも。
モブせか 第4話を視聴し終わって
残るは王子だけですけど、馬鹿4人とほぼ同じ結末なのでそこはどうでもいいです。
次回のメインは決闘の後始末ですかね。
どっちが勝つかはほぼ確定ですけど、アンジェリカの願いは適えられるんでしょうか?
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか第5話の感想「アンジェリカやオリヴィアと仲良くなったけど」
今回は決闘の結末とその後のお話がメインとなります。
前世でゲームをやり込んでいたリオン。
決闘後の処世術もしっかりしてます。
そして何気にオリヴィアとアンジェリカとお近づきになって良い感じに。
ただ残念なのは現状ではどちらとも結婚することができない点。
オリヴィアは身分が低すぎ(平民)。
逆にアンジェリカは身分が高すぎて(公爵令嬢)、リオンと結婚できないのですよ。
ここら辺がホント面倒な設定ですわ。
普通に恋愛だったら身分差があっても大丈夫って設定だったら。
まあ、ゲームの世界(?)みたいなので、こういう設定が恋を燃えさせるのかもしれません。
あとマリエと五馬鹿について。
まさに「ざまぁ」ですわ。
五馬鹿の地位と財力目当てで篭絡したのに、地位も財産も失うことに。
まあ、顔だけは良いので、そっちで満足してくださいな。
リオンは視聴者の代弁者ですわ
リオンは本当に口が悪い。
相手が王子でもそこは変わりません。
ただリオンの言葉って視聴者が思っていることそのものなんですよね。
リオンは前世でゲームしてこの世界について熟知しており、客観的にこの世界を見ることができます。
だからこそリオンの言葉は視聴者である私ら視聴者と重なるのかと。
ここら辺の設定はホント上手いです。
あとマリエの言葉もある意味視聴者の言葉を代弁しているのですよね。
特にオリヴィエに対する言葉とか。
まあ、マリエもリオンと同じくこの世界の住人ではないので。
リオンは処世術が上手い
相手は王子。
いくら決闘でリオンが勝利しようともリオンがそのまま無事な訳ありません。
普通に不敬罪で厳罰に処されるって可能性だってありえますからね。
そこで考えたのはアンジェリカの父親に助けてもらうという手段。
アンジェリカパパは公爵。
当然宮廷工作も長けていて当然。
決闘で自分のお金をかけて大儲けしたリオンはその儲けのほとんどをアンジェリカパパに渡して宮廷工作してもらったのです。
この辺の設定は原作にはあるのですけど、アニメでは結構省略されていたのでわかりにくかったかも。
マリエのざまぁ
オリヴィエの立ち位置を奪い、この世界で優雅な生活をするつもりだったマリエ。
でもそのマリエの願いもすべて台無しに。
だって五馬鹿が地位も名誉も財産も失ったから。
マリエ、ざまあ。
五馬鹿はそれぞれ婚約者がいるのにマリエにうつつを抜かし、さらに決闘でリオンに負ける恥を晒しましたからね。
当然五馬鹿の実家は激怒。
勘当するのは当たり前かと。
でも五馬鹿は気にしてません。
五馬鹿はマリエのそばに居られればいいのですから。
決闘で負けたのだから王子はマリエに近づけないはずなのですが、それはなし崩し的になかったことになります。
まあ、アンジェリカと王子の婚約が破棄されたので、アンジェリカの方も王子とマリエがくっついてもどうでも良いのでしょうね。
その辺はアンジェリカはあっさりしているかと。
ゲームでは悪役令嬢なのに。
モブせか 第5話を視聴し終わって
ここでなろう版の原作第1章は終了。
次から新しい話に。
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか 第6話の感想「王妃に懸想する主人公がいるらしい」
第6話は第5話までと比べるとちょっとパワー不足な感じ。
まあ、次の話への繋ぎみたいな内容なので仕方ないのかも。
強い「ざまぁ」が見たいです。
周りの貴族娘が屑すぎて30代の王妃さまが輝いて見える
今回から本格登場した王妃さま。
学園を見て目を険しくしてましたけど、それはこの王妃さまが他国出身だから。
この女尊男卑の学園が異質に見えたのでしょうねえ。
どうしてこんな女尊男卑の世界になったかたは後に語られることになります。
女尊男卑に染まっていない王妃さま。
年は30代だけど顔はそこそこ、そして何よりこの学園の貴族娘たちより優しい。
そりゃあ、リオンじゃなくても懸想しますわ。
ただし王妃様は王妃様。
そしてあの殿下の母親ですからね。
いくら良い女性でもあの殿下の義父になるのは御免被ると思うのが普通かと。
リビアに近づくカーラは何者?
今回はいつもに増して貴族娘たちの酷い性格があからさまに表現されていました。
だからこそリビアに優しく近づいたカーラの異質が際立っていたかと。
カーラの目的はリビアに近づき、リオンに頼みごとをすること。
まあ、それだけなら何でも利用するちょっとずる賢い貴族娘って感じなんですけどねえ。
カーラの思惑というか計画は次回以降に明らかに。
もちろんロクな計画ではありませんけどね。
モブせか 第6話を視聴し終わって
第6話はここで終了。
カーラもリオンの評判は知っているはず。
それなのにリオンを頼るということはろくな頼み事でないことは簡単に察せられます。
一体どんな依頼なのか?
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか 第7話の感想「元凶はジルク」
殿下がマリエを好きになり、婚約破棄されてしまったアンジェ。
殿下以外のバカ4人にも婚約者がおり、アンジェと同様婚約破棄されております。
今回はジルクの元婚約者だったクラリスの仕返しがメイン処だったかと。
まあね、リオンが言ってた通り、ジルクがクラリスと直接会って話していれば、クラリスもジルクへ嫌がらせなんてしなかったじゃないのですかねえ。
あともう一つのメインはリビアとアンジェの関係。
こっちはもどかしいですが、根底になるのは身分ですからねえ。
一回元通りになってもすぐにぶり返す感じがしますわ。
作画に関しては今回結構ヤバめ。
バイクレースは臨場感ないし、アンジェが殴り掛かるシーンでは止め絵使っているし。
ただ本作は作画の良しあしはどうでもいいですけどね。
あくまでシナリオで勝負する作品なので。
作画に関しては過度の期待をしないで視聴するといいですよ。
期待するだけ無駄ですから(無職転生のようなこれかけ作品以外のなろう原作作品ほぼすべてに言えること)。
全部ジルクが悪いとしか言えない
バイクレースで元婚約者であるクラリスの取り巻きから妨害行為を受けて大怪我を負ったジルク。
でも理由とか聞くと完全にジルクが悪いですからねえ。
これまでジルクのために尽くしてきたクラリス。
そんなクラリスに紙切れ一枚でジルクは婚約破棄したのです。
クラリスが怒ってジルクを攻撃するのは自業自得ですわ。
あの殿下でさえ、しっかりアンジェと話して婚約破棄しているのですからねえ。
その点で言えばジルクは殿下以下というのは確定です。
あとクラリスの取り巻きであるダン先輩。
屑のリオンを助けるくらい良い人でクラリスにお似合いの好青年ですが、こっちも身分差がネックですよねえ。
本作ってギャグ作品なのに結構重めのことをメインテーマにしている気がします。
アンジェとリビアの関係は一筋縄ではいかない
公爵令嬢であるアンジェと平民であるリビア。
普通ならお喋りすることもなく終わる関係なのにリオンを介して友人関係になった二人。
しかし二人の身分差が二人の間に重くのしかかります。
厄介ですよねえ、身分差って。
自分たちが関係ないと思ってもずっと付きまとってくるので。
あとアンジェとリビアの性格も問題を大きくしているような感じです。
身分差?それおいしいの?
これぐらいふてぶてしい性格だったら身分差あっても克服できそうなんですけど、アンジェもリビアも真面目過ぎる。
それに過去アンジェが平民を歯牙にもかけてなかったとしても、それは昔の話で、リビアと出会う前の話。
その割きりできないところももどかしいです。
モブせか 第7話を視聴し終わって
次回はカーラから頼まれた依頼をリオンがこなす話がメイン。
怪しすぎるカーラの依頼ですがどんな裏があるのでしょうかねえ。
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか8話の感想「リビアが真面目過ぎて面倒くさいけどリオンも悪い」
ゲームの知識が豊富で最適解を選んでるリオン。
でもゲームから一歩でも外れたことについては上手く解決できない状態になっちゃいました。
今回で言えばリビア。
リビア面倒くさいですねえ。
第7話でもその片鱗が見えてましたが、今回はそれがさらに顕著に。
身分差あっても友人関係は成立するでしょうが。
例えば銀英伝のラインハルトとキルヒアイス。
別作品ですが、しっかりと身分差あっても友人関係成立してましたよ。
それに本作でもリオンと5馬鹿は喧嘩はあるけど決定的な対立はありませんからねえ。
腐れ縁に近いかもしれませんが身分差があっても関係が成立してますので。
ただリビアだけでなくリオンも悪いですよ。
リビアのことを思って行動しているのはわかりますけど、リオンが全部おぜん立てするとルクシオンが言ってたようにリビアの成長する機会がなくなっちゃいますからね。
その結果、余計なことを考えたり、悪意にさらされて撃たれ弱くなっていたりしてますので。
カーラを操っている黒幕の目的はリオンとブラッドに対する復讐?
リビアに近づきリオンへ空賊退治を依頼してきたカーラ。
そのカーラの目的、というかカーラを操っていたキャラとその目的が明らかになりました。
カーラを操っていたのはオフリー伯爵家のステファニー。
ブラッド(紫のやつ)の元婚約者であり、学祭の時にリオンの喫茶店で暴れた屑です。
空賊を使ってリオンやブラッドに復讐するため、カーラを操り、リビアに近づいてリオン達を空賊退治に誘き出そうとしてたのです。
まさに典型的な悪役令嬢。
屑野郎と名前がふさわしいです。
ただこのステファニー、ゲームにも登場するらしく、リオンはすべて把握済み
ゲームではリビアに対する嫌がらせが目的だったみたいですが、この世界ではリビアがゲーム主人公みたいな地位にいないため、悪意がリオンの方に飛んできた感じなんでしょう。
何か滑稽ですね。
ステファニー自身はリオンたちを罠に嵌めたとご満悦かもしれませんが、実際は自分たちが墓穴を掘るルートを進んでいるだけなんですから。
リビアの友達問題の解決は遠い
空賊退治は問題ありません。
リオンのそばにルクシオンがいる限り、リオンが空賊ごときに負ける訳ありませんから。
むしろ問題はリビアの心の問題。
ちょっと前まではアンジェとキャッキャウフフしてたのに。
身分差を苦しむというストーリーは貴族が出てくる物語の定番ですが、ここまで悩むキャラも珍しいかも。
普通は葛藤があってもすぐにそれを克服して前に進むのですが、まさか2話も引きずるなんて。
正直この問題はさっさと解決して欲しいですよね。
モブせかという世界観の根底にある大事なものかもしれませんが、本作の視聴者層はそんなものより「スカッとする展開」や「ざまぁ」を求めているはずなので。
かと言ってリオンが何かやると結局問題の先送りになりそうなんですよねえ。
リビアさん、早くこの展開を何とかしてください。
モブせか第8話を視聴し終わって
空賊退治は順調だけどリビア問題が進展しないためにちょっと鬱な感じで終わりました。
ただその一方ブラッドやグレッドとの会話シーンで「黒騎士」「公国」というキーワードが。
この二つはストーリーに絡む大事なものなので覚えておいたほうがいいかも。
次回も続く空賊退治。
それもいいけど、ホントにリビア問題なんとかしてくれ。
【アニメ】モブせか9話の感想「真面目なストーリーの中でもオチは忘れない」
リビアもリオンも面倒くさい。
これは今回の感想です。
リビアは自分で拗らせているし、リオンはモブであることに執着しすぎ。
どうしてこいつらは流れに身を任せることができないのでしょうかねえ。
見ていてイライラします。
その一方、紫と赤は評価が上がりました。
さすがゲームの攻略キャラ。
普通に良いやつです。
ただ良いやつ過ぎてリオンはとばっちり受けたのは笑いました。
真面目一辺倒でなくしっかりとオチを入れてくるのはホント良いですわ。
リビアもリオンも素直になれよ
リビアも拗らせていますが、リオンの方も呆れます。
モブに執着過ぎますわ。
ゲームの本筋のようにリビアを五馬鹿の誰かとくっつけたいという気持ちはわからんことはありませんが、リオン自身はゲームにいなかったはず。
つまりリオンが存在する時点でゲームの設定や流れはゲームと全く同じにはならないにです。
だからその辺は臨機応変に行動して自分とリビアがくっつくルートも考慮すべきなんですけど、リオンって変なところで意固地なですよねえ。
またリオンがイレギュラーな存在でモブとしての役目しか与えられていないのなら、リビアとの仲は勝手に裂かれるようになるはずなんですけどね。
リビアとの仲を裂こうとしているのはむしろリオン自身というのは笑えてきますわ。
その一方でリビアのためにアイテム集めるリオン。
それモブの仕事じゃないだろ。
モブに徹するならリビア関係のことはほっとけばいいのに。
ルクシオンが小言言う気持ちがわかりますわ。
赤と紫は良いやつだった
リオンとリビアの株が大暴落する一方、株を上げたのは紫と赤。
紫も赤も本当は良い奴でしたね。
まあ、普通に考えればゲームの主人公であるリビアの相方になるのですから、悪い奴な訳ありません。
この世界ではマリエというイレギュラーのせいで本来のルート外れているだけで、性格的には良い奴なはずなので。
ただ赤と紫が良い奴過ぎて、逆にリオンが苦しめられるのは良かったです。
貴族やその子息って人のモノは自分のモノ、自分のモノは自分のモノというジャイアニズムの信奉者が多いはずですが、赤と紫は違ってました。
リオンから功績譲られたのを良しとせず、しっかりリオンに恩返しするのです。
しかしその恩返しはリオンを逆に苦しめる。
ホント良いオチです。
ただリオンの身分が上がったことでリビアと身分差は広がっちゃいましたけどね。
その結果、リオン・リビアルートよりリオン・アンジェルートの方が可能性出てきました。
まあ、アンジェはリビアのことでリオンにおかんむりなので、アンジェルートも今のところ成就しなさそうですけど。
今回は屑への「ざまぁ」が弱かった
空賊使ってリオンに嫌がらせをしようとしてステファニー。
ルクシオンに空賊とステファニーの実家が繋がっている証拠を押さえられてジエンドとなりました。
「ざまぁ」ですわ。
ただちょっと「ざまぁ」が弱すぎましたね。
ステファニーが王女様やアンジェパパに捕まって、今後没落することはほぼ確定ですが、できれば王女様たちからステファニーを絶望させるようなセリフが出て欲しかったです。
尺の問題もあるでしょうけど、本作の視聴者の多くは屑への「ざまぁ」を期待しているはずなので。
モブせか第9話を視聴し終わって
リオンとリビアの関係は修復されないまま第9話終了です。
次回からは修学旅行のお話になります。
新キャラ出てくるし、リオンたちに危機が訪れることに。
リオンとリビアの関係はどうなるか?「ざまぁ」な展開はあるのか?
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか 第10話の感想「修学旅行中に戦争始まる」
見たいのは「ざまぁ」。
その点からいうと今回は「ざまぁ」が無くてちょっと残念でした。
正確に言うと「ざまぁ」が全くない訳ではありませんが、リオンが引き金となる「ざまぁ」じゃないですからねえ。
個人的に見たい「ざまぁ」はリオンが引き起こす「ざまぁ」なので。
今回は修学旅行でのんびりと思ってたらいきなり公国との戦争開始で唐突感がありました。
でもこれくらいの早足じゃないと切りの良いところまで終わりませんからね。
あと公国の髭爺がホントむかつく。
黒田崇矢さんの声が良すぎるのでキャラの性格とのギャップでさらにむかつく。
キャステイングの妙だと思いました。
モブせか第10話より引用
「キャラと声が合ってない」と思う人もいるでしょうけど、個人的にこういうギャップのあるキャステイング好きです。
もちろん声優さんが上手いのが前提ですが。
おみくじでちょっと仲直り?
リオンとリビアとアンジェ。
ステファニーのせいで仲がギクシャクしてましたが、少し改善の芽が出てきました。
完全和解には遠いですけど。
モブせか第10話より引用
完全和解するには、リビアが自分に自信を持つこと、そしてリオンが「モブがリビアやアンジェとイチャイチャして良い」と考え直す必要があります。
そう考えると完全和解へはまだまだ時間が掛かりそう。
リビアが覚醒するようなイベントないかなぁ。
「ざまぁ」の代わりに胸糞悪いシーンが続く
前述したように今回は「ざまぁ」がありません。
そしてその代わりに「胸糞悪い」シーンが続きます。
アンジェを助けようとしたリオンにリンチを加えるように命令する公国の髭爺。
爺の命令に従ってリオンをボコる学園の生徒たち。
さらに生徒たちはリビアまで。
リオンに関しては今までの言動があるので、ボコられても仕方ありませんけど、リビアまでボロボロにするのはホント嫌な展開。
正直言うとこういうシーンはあんまり見たくなかったです。
ただこんな胸糞シーンあるから、次回あたりくるであろう「ざまぁ」なシーンが映えるのですけどね。
鬱憤を溜めれば溜めるほど、次に来る「ざまぁ」の爽快感が増すので。
あとリオンやリビアがボコられている時に青(クリス)は何やってたのでしょうか?
青の性格から言えば、アンジェが人質になると言った時、さらにリオンがボコられる時に何かリアクション起こしてもおかしくないのですが。
その辺がちょっとチグハグですかねえ。
青もそこら辺の馬鹿生徒と性根が一緒だったということなんでしょうか?
リオンの煽りで馬鹿生徒たちが覚醒?
リオンとルクシオンがいれば、公国相手でも勝てそうな気がしますが、それでも戦力はあるだけあった方が良い。
という訳でリオンは意気消沈している生徒たちを煽って戦力化させます。
こういうところはモブじゃないですよねえ。
そして勇ましい言葉や勇気づける言葉でなく、罵倒するような言葉で煽ってやる気を出させるのはリオンらしいです。
まあ、やり過ぎてまた惚れられたようですが。
モブせか第10話を視聴し終わって
モヤモヤが溜まる第10話でしたが、次回第11話ではこの鬱憤が晴れる…はず。
次回予告ではOPにもあるリビアのあれがありましたし。
リビアが活躍することで自信を持ち、さらにリオンが大暴れすることで公国相手に「ざまぁ」する。
この展開を期待します。
【アニメ】モブせか11話の感想『「髭爺ざまぁ」とリビアの告白』
今回はしっかり「ざまぁ」を見ることができました。
第10話でヘイトを一身に集めた公国の髭爺への嫌がらせ良かったです。
あの髭爺にはあれが一番ダメージ大きいと思うので。
また今回はリビアの献身と大胆な告白でリオンやアンジェとの仲が修復されました。
さすが「ゲーム本来の主人公」。
魔法の力はダントツであり、今回の一件で回りの評価も一変するかと。
そして何よりリオンへの大胆な告白で、リオンルートでほぼ確定となりましたね。
リオンはモブの癖にリビアに仲良くなり過ぎましたわ。
リビア自身が語った五馬鹿の評価。
あれを聞いて、まだリビアと五馬鹿がひっつくとリオンも思わないでしょう。
今回戦闘シーンは結構長くありましたが、作画も演出もイマイチ。
まあ、そこは声優さんの演技とストーリーが良いので十分補っていると思います。
公国の髭爺が一番嫌がること
前回ヘイトを溜めまくったCV黒田崇矢さんの髭爺。
今回その報いを受けることになります。
髭爺の本体とも言うべき髭。
その髭に嫌がらせをするがホント鬼畜過ぎる(褒め言葉)。
普通の作品だったら、せいぜい髭を剃るぐらいで復讐完了することでしょう。
しかし、本作は違います。
髭を永久脱毛で金輪際ずっと髭が生えてこないようしたのです。
嫌がらせで永久脱毛やるの今まで見たことないかも。
でもそこが本当に良い。
公国の髭爺、ざまぁ。
リビアの献身と告白で問題が一気に解決
平民ということで虐げられてきたリビア。
しかし今回の一件でリビアを見る目は確実に変わるでしょう。
危機一髪の場面で船を救ったのですから。
さすがに貴族たちも命の恩人を今後も虐げるほど面の皮は厚くないかと。
モブせか第11話より引用
また自分の危険をかえりみず、アンジェを救おうとしたことで、アンジェとリビアの微妙な関係も修復されること間違いなし。
さらにリオンに命を救われたところで大胆な告白。
それに付け加えて五馬鹿の評価をリオンに伝えて、五馬鹿とリビアがくっつく可能性がゼロということをリオンに知らせる。
ここまでされたらリオンも五馬鹿とリビアをくっつけるという作戦を捨てざるをえず、さらにリオン自身がリビアを何とかしなくてはいけないと考えるしかないかと。
それにしてもリビアの五馬鹿に対する評価が秀逸でしたね。
- ユリウス(紺):アンジェを捨てた
- ジルク(緑):腹黒
- ブラッド(紫):ナルシスト
- グレッグ(赤):脳筋
- クリス(青):かまってちゃん
リビアが五馬鹿の評価を話すシーン。
何度も笑ってしまいました。
少し引っ込み思案で、自己評価が引くかったリビア。
しかし今回自身が行動したことですべての問題は解決し、さらに道が開けたと言えるでしょう。
やっぱり何事も一歩を踏み出すことが大事。
それがよくわかるお話だったと思います。
公国のお姫さまの影が薄い
魔物を笛で操り、絶対的に有利な位置にいた公国のお姫様。
しかしリオンの規格外の活躍であっさり捕まり、活躍の場を失ってしまいました。
せっかくCV雨宮天さんなのに、活躍の場が無さ過ぎ。
ヘイトは髭爺が集めまくったし、リオンとのやりとりも普通過ぎて面白くないし。
そして何より今回はリビアが目立ちすぎて、公国の姫の影がさらに薄くなるということに。
もうちょっと活躍の場を与えて欲しいですわ。
せっかくのCV雨宮天さんなんですから。
モブせか第11話を視聴し終わって
リオンの個人戦力が戦場の到着し、万策尽きた感じが漂う公国側。
しかし、公国は奥の手を持ってました。
それが黒騎士。
今までも何回かその単語が出てきましたが、いよいよリオンの前に立ちはだかります。
ゲームでは3年生でのイベントのはずなのに。
リオンは黒騎士相手にどうやって戦うのか?
次回も楽しみです。
【アニメ】モブせか第12話(最終話)の感想「伏線は解消されずリオンの学生生活は続く」
モブせかも今回で最終回。
駆け足でしたが一応キリが良いところで終わったと思います。
ただ回収されなかった伏線が多すぎ。
- リオンとマリエの関係
- 最終話でマリエが身に付けていた腕輪について
- リオンはリビアとアンジェのどちらを選ぶ?
- 公国との戦争の行方
- この世界は本当にゲームの世界なの?
12話で全部回収できないのはわかっていましたけど、アニメ組の方はモヤモヤが残る終わり方だったかと。
「続きは原作読んでね」ということなでしょうけど。
なろう版(WEB版)のリンクを貼っておくので、続きが気になる方は読んでみてください。
アニメは2章が終わったところまで。
3章からが未アニメの部分となります。
最終話は前述したように駆け足過ぎ。
黒騎士との戦いから五馬鹿との再戦、そしてリオンとリビア・アンジェの関係のところまで。
よく1話でまとめたと思いますわ。
あと今回は戦闘シーン多めですが、絵も演出もイマイチ。
まあ、絵は今までよりマシですが、さすがに戦闘は本作のメインどころではないので、これぐらいでも良いかと。
モブせか第11話予告より引用
黒騎士の戦いは戦争終結後のリオン自身のことを睨んで行動
公国最強である黒騎士。
ハゲたおじいちゃんですがその強さは健在。
リオンも結構苦戦します。
ただこの苦戦をリオンはわざと起こしていたようです。
その理由は「戦争後のことを考えて」。
ルクシオンの力を使えば黒騎士でも余裕で倒せる。
でも余裕で黒騎士を倒せばどうなるか?
当然味方である王国側はリオンの力を恐れるようになるでしょう。
そして行き着く先は粛清されるか、リオンが反乱起こして王国を乗っ取るかの二者択一になってしまうのです。
平穏なモブ生活を願うリオンからすれば残念過ぎる展開。
このルートを進みたくないリオンは黒騎士に苦戦して何とか倒したという形にして、リオン自身はそれほど強くないという印象を王国上層部に示したという訳。
アニメでは描かれてませんけど、戦利品を王国に献上したりしてご機嫌をとってますからね、リオンは。
ホント抜け目ありませんわ。
五馬鹿との再戦でも勝っちゃった
リビアが五馬鹿を嫌っている以上、リビアと五馬鹿がくっつく可能性はゼロ。
つまりリオンからすれば五馬鹿はもう用済み。
それどころか、マリエ共々これ以上関わりたくないというのが本音でしょう。
だからリオンは五馬鹿との再戦で負けようとしたのです。
負ければ五馬鹿は満足し、そしてマリエと一緒にいても文句言われないのですから。
しかし五馬鹿が用意した鎧は欠陥品であり、すぐに壊さないと操縦者の赤(グレッグ)が死んでしまうという状態。
性格最悪ですけど、善良な人間であるリオンがこの事態を放っておける訳ありません。
結局五馬鹿のとの戦いに勝っちゃったリオン。
五馬鹿やマリエとの関係はまだ続きそうです。
まあ、原作通りだとずっと続くのですけどね。
モブせか第11話予告より引用
原作通り、マリエのこの顔見れたのは良かったです。
リオンとリビア・アンジェの関係は続く
目立たないモブ生活を続けたいリオンですが、当然その願いは聞き入れられる訳でもなく子爵になっちゃいます。
でも悪いことばかりではありません。
爵位が上がれば公爵令嬢であるアンジェと結婚できる可能性も出てくるのですから。
アンジェ自身もたぶんそれに気付いているかと。
そして前回大胆な告白をしたリビア。
すぐに告白の返事を要求せず、返事はいつでもOKというリビアは本当に天使です。
モブせか第11話予告より引用
結局リオンはリビアとアンジェどっちかを選ばず、現在の状況を維持することを選びました。
無難ですけど、面白くないですわ。
心のどこかで「俺はモブ」という気持ちがあり、それがアンジェやリビアとの関係を一歩進めようとするのを躊躇させているでしょうけどね。
モブせか12話(最終話)を視聴し終わって
正直放送までは全く期待してなかったモブせか。
1話視聴して気に入り、最終話まで見てしまいました。
金があんまり掛かってないような作品であり、作画的には褒められるものではありません。
でもそれを補って余りあるようなストーリーがホント良かったです。
原作を売るために作られた作品だと思うので、続きが作られるかどうかはわかりません。
でも個人的には残った伏線いっぱいあるので、それを回収するためにも2期作って欲しいですね。
かなり難しいでしょうけど。
最後に原作者様、スタッフの皆さん、面白い作品を作って頂きありがとうございました。