感想(ネタバレあり)
第7話の基本的なストーリーを書くと以下のようになります。
- ヤグモ地方へ来て2か月経過
- リオがユバの孫であることが判明
- 両親の墓参り
- ユバの家に居候
- ルリやサヨと仲良くなる
- 精霊術で風呂を作る
- ルリやサヨを襲おうとしたゴンを半殺し
- 本当の目的を思い出す
- ルリたちに謝罪
今回から原作3巻の内容となります。
今回ダイジェスト感半端ないですね。
3巻の半分くらい消費しちゃいました。
たぶんこのペースで進まないと1クール終わるまでに原作5巻の最後まで終わらないのでしょうね。
内容的には森の生活から和風な生活にチェンジ。
リオは両親以外の肉親と対面を果たし、さらに両親の墓参りまで済ませることに。
さらに自分の祖母に家居候して、従姉とその友人の女の子とイチャイチャ。
リオ羨ましいと思ったら、暴漢が出てきてリオ激おこという展開。
ジェットコースターみたいに話変わり過ぎ。
ただストーリー的には迷うようなところもなかったので、混乱する方は少ないかも。
作画的には今回も十分合格点。
ゴンをリオが叩きのめすシーンは唐突感がちょっとあったけど、あれは許容範囲かと。
第6話の感想記事を読みたい方は下のリンクをご利用ください。
精霊幻想記のキャラと人物相関図の記事はこちらから。
リオが両親の墓参りを果たす
ヤグモ地方に到着して2か月。
リオはある村を訪問し、そこで村長のユバと対面する。
リオはヤグモ地方にやってきた理由をユバに話し、同時に自分の両親の名前をユバに伝える。
精霊幻想記第7話より引用
訪問した村の村長が自分の父方の祖母だった。
ご都合主義と言いたくなりますが、リオはこのヤグモ地方にやってきてすでに2か月経過しているのですよね。
だからご都合主義と切って捨てるのはちょっと違うような気もします。
「2か月を長いと感じるか」、「短いと感じかるか」で、ご都合主義的に見えるかどうか変わってくるでしょうけど。
リオとしてはユバからいろいろ話を聞きたいところですが、ユバは話してくれません…というか、ある事情でユバは話せないのです。
ユバが話せない理由はリオの両親の素性に関係してきます。
たぶん第8話で明らかになると思うので、もう少し待ちましょう。
ユバの村でのリオの日常
ユバの家に居候することになったリオ。
ユバの孫(つまりリオの従姉)のルリやその友人のサヨとすぐに打ち解ける。
料理、狩り、そしてお風呂作り。
このユバの村にリオは溶け込んでいく。
精霊幻想記第7話より引用
スラム街、王立学院、精霊の民の里。
どこでも最初誤解され迫害されてきたリオ。
このユバの村で初めて、誤解も迫害もなくすんなり受けいれて貰えました。
ユバが祖母であるということが大きかったのでしょうね。
そしてユバの近くにいたルリとサヨがすぐにリオと打ち解けたのも大きいかも。
美少女であるルリやサヨと仲良くなったことで、サヨの兄であるシンや村の男子からは目の仇にされそうですけど。
このユバの村でのリオをセリア先生が見たらどう思いますかね。
リオが受け入れられて良かったと安心する一方、ルリやサヨとイチャイチャしているところに嫉妬しそうな気がしますわ。
ルリとサヨを襲ったゴンにリオが激おこ!そしてリオはあることに気付く
ルリに夜這いを掛けようとしたゴンを見つけるリオ。
ゴンをルリから引き離し、ゴンを殴り始める。
精霊幻想記第7話より引用
普段温厚なリオ。
王立学院時代に貴族から罵詈雑言浴びせられても怒らなかったのですが、さすがに今回は激おこです。
リオは5歳の時に母親を殺害された時の記憶が残っており、それがトラウマとなっている模様。
そのためルリが襲われているところを発見、フラッシュバックしてゴンに激おこしたという訳なんでしょう。
ゴンは運がありませんでしたね。
リオがこの村に滞在してなければ、今回の夜這いもたぶん成功したでしょうに。
原作の記述によると、ゴンは夜這いを成功させて既成事実を作り、それをネタにユバの村の時期村長になるつもりだったようです。
ルリが傷物になったら、傷物にしたゴン以外貰い手がいくなりますからね。
孫の将来を考えれば、ユバもゴンの排除できないでしょうから。
まあ、リオの活躍で失敗しましたけどね。
激おこのリオ。
黙々とリオはゴンの顔を殴り続けます。
声を荒げず殴り続けるリオ。
その姿から大激怒していることが読み取れますわ。
検税官であるハヤテがリオを止めなければ、リオはゴンを殴り殺していたことでしょう。
リオはそのことを反省しますが、今回ばっかりは仕方ありませんわ。
悪いのはゴンなので。
あとゴンを半殺しにしたことでリオがあることに気付きます。
それは天川春人の記憶に引っ張られていたこと、つまり現代日本人の感性や思考で行動し過ぎていたということに。
現代の日本人的な考え方だったら、ゴンを殺そうとまではしないでしょう。
でも母の死がフラッシュバックしたリオは、ゴンを殺そうとした。
リオが持つ本来の性格が日本人的思考より前に出ていたということ。
本来のリオは「悪い相手ならば殺しても構わない」という考え方なんでしょう。
しかしそれを天川春人の考え方がブロックしてた。
それをゴンを半殺しにしたことで気付いたのです。
日本人的な考え方に囚われてたことに気付いたリオ。
そして思い出したのです。
自分が本当にしなければいけないことを。
それは母の仇を討つこと。
自分の目の前で母を殺したあの男を殺すことこそ自分の目的であると。
仇であっても日本人的な考え方だと殺すというところまではいきませんし、実際に実行したりはしないでしょう。
でも自分は実際にしなければならない。
母を殺した奴と同じように殺さなければならないのです。
ゴンに激おこしたところからそこまで決意した終盤のシーン。
結構重要だったと思いますわ。
精霊幻想記第7話を視聴し終わって
最後に昨夜のことを謝罪して今回は終了です。
普段怒らない人間怒らせると怖いということがよくわかる話でしたね。
次回はリオがこの国(カラスキ王国)の王都を訪問するお話。
そしてリオの素性(というか両親の素性)が明らかになります。
まあ、次回のタイトルでどんな素性かバレバレなんですけどね。
次回も楽しみです。
第8話の感想記事はこちらから。