感想(ネタバレあり)
NHKで放送された型破りなアニメ「映像研に手を出すな」1話から12話の感想記事です。
NHKのアニメでここまで話題になったのは久しぶりな気がします。
ストーリーもキャラも魅力的。
ラピュタとか好きな人は絶対にハマると思います。
- 映像研には手を出すな! 1話「最強の世界!」の感想 「3人がアニメを作るストーリー開幕」
- 映像研には手を出すな! 2話「映像研、爆誕す」の感想 「アニメ作るために3人で部活作った」
- 映像研には手を出すな! 3話「実績を打ち立てろ!」の感想 「予算ゲットのためにアニメを作る」
- 映像研には手を出すな! 4話「そのマチェットを強く握れ!」の感想 「アニメで生徒会をねじ伏せた?」
- 映像研には手を出すな! 5話「鉄巨人あらわる!」の感想 「ロボ研VS映像研の主導権争いが一瞬で終わる」
- 映像研には手を出すな! 6話「前作より進歩するべし!」の感想 「監督もプロデューサーもいろいろ大変」
- 映像研には手を出すな! 7話「私は私を救うんだ!」の感想 「水崎氏の動きへの拘り強過ぎ」
- 【アニメ】映像研には手を出すな! 8話「大芝浜祭!」の感想 「さあロボットアニメの上映だ!」
- 【アニメ】映像研には手を出すな! 9話「コメットAを目指せ!」の感想 「宣伝は大事」
- 【アニメ】映像研には手を出すな! 10話「独自世界の対立!」の感想 「現行作品繋がらないアイデアばかり浮かぶ」
- 【アニメ】映像研には手を出すな! 11話「それぞれの存在!」の感想 「芝浜UFO大戦はほぼ完成したけれど」
- 【アニメ】映像研には手を出すな! 12話(最終話)「芝浜UFO大戦!」の感想 「これで終わり?」
映像研には手を出すな! 1話「最強の世界!」の感想 「3人がアニメを作るストーリー開幕」
第1話の時点では間違いなく覇権。
そう言っても過言ではありません。
ストーリー、作画、声優さんの演技。
どれをとっても文句なし。
まあ、狙いすぎてあざといと思わないでもないですが、やっぱり面白い。
この作品魅かれるんですよ。
NHKで放送されるということもあり、名探偵じゃない方のコナンもそのまま出てくるし、どこかノスタルジーに浸れるようなコインランドリーとかまさにおっさんホイホイ。
1話はあっという間に終わってしまいましたわ。
アニメを作りたい主人公の周りに仲間が集まってくる正当派のストーリー
主人公の浅草みどり。
JKとは思えないくらい声が低いのですが、この浅草氏は大のアニメ好き。
小さい頃偶々見た未来少年コナンに魅せられてアニメを作りたいといつもスケッチしております。
映像研には手を出すな! 1話より引用
そんなみ浅草氏をつるんでいるのが背の高く計算高そうなJK金森さやか。
後になって金森氏のCVが田村睦心さんと気付いたのですけど、田村さんってこんな声を出せたのですね。
いつもカッコいいショタ声ばっかり聞いているのでビックリです。
映像研には手を出すな! 1話より引用
今のところこの二人がなぜつるんでいるかは不明。
浅草氏に金森氏が魅かれたのでしょうか?
そして最後の1人が水崎ツバメ。
読モで親が芸能人というサラブレッド。浅草氏や金森氏とは住む世界が違うような気がしますが、アニメ好きということ浅草氏たちと意気投合し、一緒にアニメを作ることになりそう。
映像研には手を出すな! 1話より引用
水崎氏のCVは松岡美里さん。
アイムの新人さんですね。
新人でここまで演技できれば立派なものです。将来楽しみですわ(声優ファン目線)。
アニメ好きの浅草氏と水崎氏、そして金に目がない金森氏が一致団結してアニメを作るという方向へ向かいます。
1話はこの方向性が決まったところがメインだと思いますわ。
凄いのはストーリーだけでなくすべて
前述したようにストーリー的にはよくあるアニメ制作の王道系ですね。
たぶんこの後いろいろな困難に直面し、めげそうになるけど、仲間たちと一緒に浅草氏がアニメを少しづつ作っていくという展開になるでしょう。
まあね、これだけならばそこまで魅かれません。
このコテコテとも言えるストーリーを装飾する設定や作画や声優さんの演技が素晴らしすぎるのです。
なぜか多層建造物みたいになっている冒険してくださいと言っているような高校と街。
街はどこかノスタルジー漂うイメージで、80年代の夏を思い出させる感じです。
古臭いコインランドリーの二階で3人は駄弁りますが、ああいうところって隠れ家というか秘密基地みたいでいいですねえ。
そして3人が飲むのがイチゴ牛乳と普通の牛乳。
オシャレな飲み物でなく、普通のJKが飲まなさそうなものが好きというところも親近感がわきます。
ノスタルジー溢れる設定は時間がゆっくりと進みようなイメージでしたが、本作の場合はノスタルジーを残したままテンポよく進みます。
ここも魅かれる点ですね。
ゆっくり過ぎると間延びした感じになるので。
まあ正直、浅草氏と水崎氏の空想のシーンはちょっと長い感じがしましたが、あれくらいは許容範囲。
というか、あの空想シーンもキャラが動きに動いて目が釘付けになりましたわ。
あの辺ってコナンをリスペクトしているような気がします。
それ以外にもラピュタを思わせるシーンもありましたし(3人が乗ったトンボ型の乗り物が急降下した後に水面すれすれで飛ぶところ)、からくりでツバメの使用人を撃退するところはカリオストロをリスペクトしているのかも。
日本人って宮崎アニメを何度も視聴しているので、宮崎アニメの独特の動きとかよく覚えているし大好きですからねえ。
この辺はあざとさを感じますが、嫌いではありませんわ。
最後に声優さんについて。
主人公の浅草氏を演じているのは伊藤沙莉さん。
声優さんではなく、女優さんです。
正直声優専業でない方が演じるのはどうだろうと思っていましたが、予想外に伊藤さんの演技に違和感なし。
ハスキーヴォイスなので誤魔化されるところもあるかもしれませんが、なぜか浅草氏に合うのです。
女優さんの中には棒過ぎて1話ギリしたくなる作品もありますが、本作の場合は十分許容範囲。
というか、伊藤さんが演じてくれるおかげで浅草氏のキャラが立っているのです。
もう浅草氏の声は、あのハスキーヴォイスじゃなければ違和感ありありになると思いますわ。
第1話を視聴し終わって
1話の掴みはOK。
2話以降を早く見たいですが、1話でかなりハードルが高くなりましたからね。
視聴者の目が肥えて、求めるクオリティが高くなってしまったので、2話の出来が本作の行方を占うことになるかも。
個人的には金森氏の動きに注目かな。
金儲けのためにアニメ作ろうと言い出しましたが、アニメ作るのがどれだけ大変かを知って掌返しをしそうな感じがしますわ。
次回も楽しみです。
映像研には手を出すな! 2話「映像研、爆誕す」の感想 「アニメ作るために3人で部活作った」
1話ほどの勢いはありませんでしたが、やっぱり面白いです。
想像部分を除けばテンポ良いし、王道パターン通り進むか?というところで微妙に外してくるし。
至るところに飽きさせないように工夫しているのが見て取れます。
さて今回はサブタイトル通り、浅草氏たちが部活を立ちあげるお話。
案外あっさり部活作れて少し拍子抜けしたのはナイショです。
部活作る時のお約束が微妙に外されている
アニメで部活作る時のお約束。
- 部活の顧問が見つからない
- 部室がオンボロ
この二つを満たす場合が多いのですが、本作の場合は顧問の方は簡単に見つかりました。
でもなぜ顧問を引き受けたのか意味不明。
だって「血行が良くなって肩こりが治るかもしれない」という理由で顧問引き受けたのですよ。
普通は顧問引き受けたら肩がさらにコリそうですけど。
まあ、もちろん何か他の理由があるのでしょうけど、いやあると思いたい。
ただ本作の場合だったら逆に何も理由がない可能性も。
アニメのお約束が微妙にズラされているので視聴者の方も先の展開が読めないですわ。
こういうところが視聴者を作品に引き込むテクニックなんでしょうね。
一方部室の方はアニメの王道パターン通り、オンボロ設定。
映像研には手を出すな!2話より引用
オンボロだと今後どういう風に改造していくか興味がそそられますからねぇ。
今回でいうと水崎氏がソファーを持ち込んで少し快適になってましたし。
たぶん旧アニ研の備品を持ち込んでカオス状態になりそうな気配ですけど、それはそれで面白いかも。
ただし背景を作るスタッフさんは大変になるでしょうけどね。
アニメを作る舞台を整えるために金森氏奮闘す
今回の2話で一番活躍していたのは誰か?
そう問われたらやっぱり多くの人が金森氏の名前を挙げることでしょう。
映像研には手を出すな!2話より引用
映像研が爆誕できたのもほぼ金森氏のおかげですから。
浅草氏は馬鹿正直すぎるし、水崎氏は世間を知らなすぎて理想に走りがちだし。
アニメ作る技術は全くない金森氏ですが、そのシビアな目で浅草氏や水崎氏のためにアニメを作る舞台をしっかり整えてくれる感じです。
アニメのクリエーターって経営感覚が絶望的な人が多いイメージですからね。
その点浅草氏と水崎氏は金森氏一緒に部活やることになってラッキーだと思いますわ。
まあ、最初にアニメ作って一儲けを企んだのは金森氏ですけどね。
ご都合主義のおかげで舞台は整った?
旧アニ研の遺産を引き継ぐことによって、アニメを作る舞台は整った感じですね。
映像研には手を出すな!2話より引用
さすがに撮影台までゲットできるのはご都合主義過ぎると思わなくもありませんが、こうしないといつまで経ってもアニメ作れませんからね。
浅草氏の妄想は面白いけど、ちょっとマニアックすぎてクドイ感じがしてきますので、個人的には早くアニメを作って欲しいです。
まあ作り始めたら、浅草氏と水崎氏が路線を巡って争うことになりそうな気がしますが。
そういえば今回昔のアニメの作り方の説明みたいなシーンがありましたけど、昔のアニメ作りって改めて大変だと思いましたねえ。
今は色を塗るのはパソコンで一発ですけど、昔は撮影する時のことまで考慮してセル画を一枚一枚塗っていたので。
でもそういうやり方だったからこそ、何とも言えない味のようなものがあったのですけどね。
あと大雨になるという設定。
他のアニメだったら3人が大変な目に合うというストーリーにしがちですが、雨に濡れたぐらいにしか使いませんでしたね。
妄想パートは大げさだけど、現実パートは控えめにして対比させようとする演出なんでしょうかねえ。
第2話を視聴し終わって
部室、顧問、設備が一通りそろっていよいよ映像研が本格的に動き出しそうな感じですね。
まあ、その前に部室の修理があるかもしれませんが。
ここまでは一糸乱れることなく動いている3人ですが、そろそろ波風立つようなストーリーもみたいような気がします。
次回は一体どうなるか?
早く続きがみたいです。
映像研には手を出すな! 3話「実績を打ち立てろ!」の感想 「予算ゲットのためにアニメを作る」
今回は前半が部室の修理、そして後半は予算獲得のために作るアニメの設定作りとなってました。
最初浅草氏と水崎氏が自分の作りたいアニメを巡って言い争いになるかも?と思ってましたが、実際はアニメーションの動きに拘る水崎氏と納期と予算を気にする金森氏の対立となってました。
まあ、対立自体は水崎氏のやる気を削ぐ訳にはいかないという金森氏のプロデューサー的な判断で対立は回避されましたが、今後も同じような構図になりそうな気がします。
私も良い大人なので、まず作品を完成させることを優先する金森氏の判断が正しいと思いますが、水崎氏のようなアニメに対する熱情がないと面白い作品はできませんからね。なかなか難しいところです。
案外この作品って作りたい作品と作れる作品の間で揺れるアニメ制作者の心情を現したいのかもしれませんね。
だいぶんオブラートに包んでいますけど。
部室の修理も妄想しながらやると楽しい
今回の前半パートは部室の修理。
てっきり修理予算が出るから外部の業者に任せると思ったら自分達でやるのですね。
もしかして自分達で修理して実費だけ予算で補填する方式なんでしょうか?
ただ修理するにしてもまずは資金。
水崎氏が2階部分から落ちた動画を売ったお金3万円がそのまま修理資金へ。
結局あの動画の件が学校にバレたかどうかはわからずじまい。
まあ、あれだけテレビで取り上げられて学校側が気付かないことなんてまずないから、黙認って感じなんでしょうね。
PTAや教育委員会とかから「どういうことなの?」とか詮索されない限り知らんぷりってことかも。
それはともかく、浅草氏や水崎氏は修理に結構ノリノリ。
それもそのはず。部室の修理を宇宙船の修理に見立てて妄想しているから。
映像研には手を出すな!3話より引用
嫌なことを自分が好きなことに置き換えてやる方法ってリアルでも有効なんですよね。
好きなことだと夢中になってやってしまうので。
まあさすがに好きなことに置き換えても尿意には勝てませんでしたが。
水崎ツバメのもう一つの顔が見えた
場合によってはみどり以上にアニメに拘りをもっている水崎氏。
でもそんな水崎ツバメにも、もう一つの顔があります。
それがカリスマ読者モデルの顔。
映像研には手を出すな!3話より引用
顔は同じなのに雰囲気が違う。
クールビューティーという言葉がぴったり合う表情です。
このシーンの直前はこんな顔してたのに。
映像研には手を出すな!3話より引用
今のところ読者モデルとしての水崎氏と映像研でアニメに燃える水崎氏は両立できてますけど、実際にアニメを作り始めたらどうなるのでしょうねえ。
本作のノリからするとそのまま両立しちゃいそうな気もしますが、ちょっと影があるような作品なら両立に悩むような描写がされそうな気がします。
本作ではなさそうですが。
アニメの作り手とプロデューサーの対立は回避された
アニメは制作者の熱情がないと面白い作品はできない。
アニメは予算がないと作れない。
だから予算と熱情両方必要だけど、その折り合いが難しい。
それが今回の後半パートでよくわかりました。
映像研には手を出すな!3話より引用
正直最初この手の対立は浅草氏と金森氏がやるものだと思ってましたが、水崎氏と金森氏でやることに。
何やかんや言って浅草氏は二人の間に入って妥協案を提案するような立場になるのは意外でした。
正直浅草氏って主人公っぽくないですよね。
普通アニメを作る作品の主人公ってもうちょっと熱量溢れる感じが普通なのに、浅草氏の場合どっか冷めたというか物事を意外に俯瞰して見ているような感じもします。
もちろんどっちかというと水崎氏寄りの立場ですが、金森氏の意見に反対しない感じ。
アニメを作る大変さを知っているから理想だけに走らないのでしょうかねえ。
それか金森氏の恐ろしさを知っているからあえて対立を避けようとしているのか。
今回に限っては水崎氏の意欲を削がないために金森氏が譲った感じですが、今後も現場とプロデューサーの対立は生じるでしょうねえ。
その時浅草氏はどういう態度を取るか?
結構楽しみかも。
第3話を視聴し終わって
今回はここで終了。
予算審議の場でアニメを発表する場合、残された時間は50日あまり。
3分アニメにするとしても3人ではなかなかハードな作業となりますが、果たして完成させることができるのでしょうか?
まあ、水崎氏あたりが細部に拘り、時間が足りなくなるような展開になりそうですけど。
次回も楽しみですわ。
映像研には手を出すな! 4話「そのマチェットを強く握れ!」の感想 「アニメで生徒会をねじ伏せた?」
今回は予算獲得のプレゼンテーション本番。
舌戦で映像研に対する生徒会の印象最悪でしたが、完成したアニメの迫力+上映後の映像研の様子で予算が承認になったようです。
まあ、学生が作るレベル超えてましたからね、あのアニメ。
さらに上映後にプレゼンそっちのけでアニメの議論を始めたのも生徒会に影響を与えたのだと思います。
表面上は予算与えたらどれだけ凄いことするか見てみたいというような感じでしたが、腹の中では映像研は悪い意味でヤバいと思ったでは。
「予算がなくても自分達でできる=予算を与えて生徒会の一定のコントロール化に置かないと何をやらかすかわからない」と。
アニメは妥協の産物!やっぱり今回も水崎氏VS金森氏の対立が描かれる
前回で解決したと思った水崎氏と金森氏の対立。
残念ながら今回も起こってしまいました。
まあ、今回の場合は時間が限られる中、水崎氏がこり過ぎたのが原因ですけど。
水崎氏は自分が納得できる作品にしたいので、方法にもこだわりたいのでしょうけど。
そりゃあプロデューサー的立場の金森氏が怒っても仕方ありません。
今回アニメを作る目的は予算獲得のプレゼンテーションに出品して予算をゲットすることです。
だから最低限作品を1本完成する必要があるのです。
もちろん完成度が低い作品を出品しても予算は獲得できないでしょう。
そのため品質も大事ですが、水崎氏のようにこだわりすぎるとプレゼン内に完成しませんからねえ。
映像研には手を出すな!4話より引用
アニメ作りも妥協の産物ということをここで描きたかったのかも。
最終的には水崎氏も金森氏も妥協しますからねえ。
つ~か、金森氏は予め着地点を決めてそこに誘導するためにあえて水崎氏と言い争いを始めたようにも見えます。
交渉ではよくある手ですが、こうやって学生が使うと途端に金森氏やるなぁと思えてきますわ。
予算獲得プレゼン本番!!完成したアニメの出来に生徒会は何も言えず
予算獲得プレゼン本番。
映像研には手を出すな!4話より引用
予算を承認するか決める生徒会の後ろには暴徒化している一般生徒を抑えている機動隊みたいな人達の姿が。
普通は「この学校大丈夫?」と思うはずなのに、なぜか「この学校活気があって面白そう」というイメージになるところが不思議です。
さていよいよ映像研のプレゼンの番に。
でもその前に生徒会から軽いジャブが。
これまでの映像研のやらかしの数々を指摘する生徒会。
この辺は学校ものアニメあるあるって感じですね。
最終的に金森氏の口撃と浅草氏の口上で何とか映像の上映にこぎつけますが、案外やばかったですね。
金森氏の理詰めだけでは説得できない場合がある。
そこを示したかったのかも。
そしてアニメの上映。
ちょっと演出過剰気味な感じですが、そこは学生が作ったアニメという体なので、あえて過剰にしたのでしょう。
またアニメに生徒会や観客が飲み込まれたというイメージを視聴者に植えつけるために映像と現実がごちゃまぜになっている感も良かったです。
一番良いのはアニメの映像だけで生徒会や観客が迫力に飲み込まれたと印象付けることですが、さすがにそれをやるのは難しいですからねえ。
映像は凄いと視聴者が思っても、生徒会や観客が視聴者と同じように思っているかどうかは別物なので。
だからこそ、アニメと現実をごちゃまぜにすることによって生徒会と観客がアニメに飲み込まれた感をだしたのでしょう。
アニメの放映終了後、生徒会そっちのけでアニメの品評を始める映像研の3人。
映像研には手を出すな!4話より引用
まだ予算獲得できるかどうかわからない状態なのに、生徒会そっちのけで話し合いを始めてしまいます。
浅草氏や水崎氏だけならまだしも、金森氏までも。
これ見ると「予算を獲得云々」より「アニメを上映できてうれしい、さらに次回作は良いモノにしたい」という印象が伝わってきます。
ただその一方予算なくても活動しそうな感じなので、生徒会は怖いでしょうね。
生徒会が部活動に影響力を行使できるのは予算をつけるかどうか決めることができるから。
予算がなくても自分達で勝手にやってしまいそうな映像研は、予算を付けて生徒会のコントロール化に置かないと暴走するかもしれないので。
映像も良かったし、生徒会のコントロール化に置くために予算を承認する。そんな風に生徒会は思ったのかもしれません。
まあ、かなり穿った見方ですけどね。
普通に考えたら生徒会のセリフを真っ正面から受けて、生徒会の面々も予算を与えてさらに凄い作品を作って貰いと考えたと思うでしょうから。
第4話を視聴し終わって
今回はここで終了。
予算も承認されたことで次回作に話になるのか?
それともキャラにフォーカスした内容の話になるのか?
そろそろ水崎氏と親の確執みたいな話があっても良いような気がしますが。
まあ、どんな展開になっても視聴は続けますけどね。
次回も楽しみです。
映像研には手を出すな! 5話「鉄巨人あらわる!」の感想 「ロボ研VS映像研の主導権争いが一瞬で終わる」
今回からロボ研の依頼でロボアニメを作るお話。
映像研もアニ研も相手のことを全く信用しておらず、主導権争いが始まるような雰囲気でしたが、ロボ研の自爆で主導権争いが一瞬で終わりました。
個人的にはもめにもめて金森氏が暗躍するような展開見たかったですわ。
主導権を握るために金森氏がプレゼン方法を考える
ロボ研の依頼でロボットアニメを作る。
今年の文化祭はロボが主役になるようなので、ここでロボ研と組んでアニメを作れば映像研への注目度はさらに上がり、もっと実入りの良い依頼が舞い込む可能性も。
浅草氏と水崎氏にアニメを作らせて一儲けを企んでいる金森氏にとって今回は本当に美味しい仕事と言えます。
ただロボ研に主導権を握られるといろいろ面倒。
だからこそロボ研に提案するプレゼン案を複数作ってその中から映像研の本命の案に誘導する形にしようとしたのでしょう。
本当に金森氏って高校生とは思えませんわ。
どうやったらこんなひねくれた性格…じゃなかった高等交渉術を身に付けるようになったのでしょうか。
浅草氏と水崎氏に関しては家庭環境についてのシーンや説明がありましたが、金森氏だけは家庭環境などが不明のままですからねえ。
その辺は是非描いてほしいところです。
主導権はロボ研の自爆で映像研が握る
ロボ研に主導権を与えないためいろいろ案を考えていた金森氏。
しかし主導権はロボ研の自爆で映像研が握ることになります。
映像研が主導権を握ったという直接的な表現があった訳ではありません。
でもプレゼン案を複数用意してたのに本命一つだけしか提案しなかったのは、主導権を握ったと金森氏が認識したからだと思いますわ。
ロボ研はクライアントであり、やりようによっては主導権を握れたのに映像研の前で映像研の悪口言って主導権を明け渡すなんてバカ過ぎるわ。
映像研には手を出すな!5話より引用
だいたい映像研がプレゼンにやってくるかもしれないのに、打倒映像研の会合って…。
ロボ研と映像研の制作部門の暴走しそうな雰囲気も
ロボットに掛ける情熱とアニメ作りに掛ける情熱。
似ている部分もあってなぜか意気投合したような雰囲気に。
映像研には手を出すな!5話より引用
まあ、対立するより意気投合してよい作品を作る方が建設的ですけど、情熱って暴走のトリガーになりますからねえ。
最初のアニメ制作の時だって水崎氏が理想論ばかり語ってパンク寸前だったのに、今回はロボ研の部長も加わりさらに面倒になりそうな予感が。
前回同様今回タイムリミットがあります。
どんな形にしろ文化祭までにロボットアニメを完成させなければ意味がないのです。
水崎氏とロボ研の部長が理想論を語り、それに現実重視の金森氏が文句を言う。そして両者を仲裁するために浅草氏が折衷案のようなものを出して一件落着。
このパターンになりそうな気がしますわ。
第5話を視聴し終わって
今回はここで終了。
ある程度骨格は固まったようですが、実際にアニメを作り始めるといろいろ問題が生じますからねえ。
一応映像研が主導権を握るようですが、ロボ研はいろいろ注文出してくる予感も。
次回どういう展開になるのか?
今から楽しみです。
映像研には手を出すな! 6話「前作より進歩するべし!」の感想 「監督もプロデューサーもいろいろ大変」
アニメ作る場合、監督もプロデューサーもいろいろ大変。
今回の話を見てそう思いました。
浅草氏はアニメを作りたいだけなのに、監督という立場だから雑用もしなければならない。
ちょっとコミュ障気味の浅草氏には大変なことだと思います。
一方の金森氏。
現場(主に水崎氏)から上がる要求に応えながら、浅草氏や水崎氏がアニメを作る環境を整備するために飛び回るのは大変そう。
何かフラグみたいなセリフもありましたし、まだまだ難題が持ちあがりそうな気配ですわ。
プロデューサー金森氏は環境を整え疲れ果てる
プロデューサーの役目はアニメを作るための環境を整え、期限までにアニメを完成させること。
本作を見ているとそれがいかに大変かがよくわかります。
クオリティに拘りたい水崎氏、アイデアが浮かぶたびに設定が増えていく浅草氏。
こいつらのやる気を削がないように環境を整える金森氏は本当優秀です。
映像研には手を出すな!6話より引用
ラーメン屋のシーンで寝てしまった金森氏。
水崎氏が欲しがった作業用のパソコンを手配のためいろんなところに手を回したのでしょうねぇ。
そして本当にパソコン導入してしまうところが金森氏の凄いところ。
ただこのシーンで一つ気になるセリフが。
「ソフト類は学校がライセンス契約してたので、実質無料です」。
普通に使えるなら「無料です」でいいのに、どうして金森氏は「実質」という言葉をくっつけたのでしょうか?
これは後で揉めるフラグなんでしょうかねえ。
ライセンス契約はあったけど、生徒会の許可を貰ってなかったとか。
監督である浅草氏も雑用で大変
アニメを作る環境を整えるのがプロデューサーなら、アニメを作る現場指揮をするのは監督です。
本作で言えば、アニメを大まかな方向性を決めているみどりがその監督に当たりますが、監督は責任者でもあるので、いろんな雑用に駆り出さてしまうのです。
ちょっとコミュ障気味の浅草氏にとって、美術部との打ち合わせって拷問としか思えなかったでしょうね。
映像研には手を出すな!6話より引用
そして美術部からの数々のツッコミが、今回のロボットアニメの設定はこのままで良いのか?という浅草氏の悩みに火をつけたような気がします。
ロボットアニメって熱狂的なファンが多いですからね。
そのため些細なツッコミなんて日常茶飯事。
ロボットアニメなんてフィクションないと成立しませんが、そのフィクションも矛盾があるとすぐにツッコまれるのがロボットアニメ。
本当に面倒臭い。
だからこそ浅草氏もロボットアニメ止めないと言い出したのでしょう。
前半パートでは前作より進化させると鼻息荒かったのに。
最終的には金森氏にガツンと言われたことでより良い設定を作り出しましたけど、この先も面倒事ありそうですね。
プロデューサーも大変ですが、監督も大変ですわ。
音響部を傘下に加え映像研がさらに大きくなる
アニメを作るのに切っても切り離せない音響製作。
今回映像研は窮地の音響部に付け入り、実質音響部を映像研の影響下に置くことに成功します。
映像研には手を出すな!6話より引用
一応どちらもウインウインの契約になったように見えますが、音響部の引っ越し先は映像研が用意した場所ですからねぇ。
金森氏だったら、この先音響部が非協力になるたびに立ち退き要求して自分達の言うこと聞かせるような気がしますわ。
音響部を影響化に置いたことで映像研は総合アニメ製作会社みたいになっちゃいましたが、大きくなったら意志疎通が大変になりますからね。
金森氏の負担がさらに大きくなった様な気がしますわ。
第6話を視聴し終わって
今回はここで終了。
今回は浅草氏と金森氏がメインだったので、次回は水崎氏メインの話でしょうかねえ。
そろそろ水崎氏の家庭の話になってもおかしくありませんし。
映像研と言っても実質アニメ制作なので、たぶん水崎氏の親はカンカンのはずですから。
次回はどういう展開をみせるか?
次回も楽しみです。
映像研には手を出すな! 7話「私は私を救うんだ!」の感想 「水崎氏の動きへの拘り強過ぎ」
今回は水崎氏の当番回。
動きの拘る水崎氏の原点を見たような感じですね。
小さい頃から動きに拘り、時にはそれが周りの人間に役に立っていた。
そんな経験があるからこそ余計に動きへの拘りから離れることができないのかも。
水崎氏の動きへの拘りは小さい頃から
映像研には手を出すな!7話より引用
動きに執着する水崎氏。
その動きに対すル拘りの原点のようなものが今回描かれました。
小さい頃から動きに興味を持った水崎氏。
何度も同じ失敗しても繰り返し、動きを掴んでいく。
お茶を捨てる動作の繰り返しやイスから立つ時の描写のシーンでそれが視聴者にも伝わってくるような演出は良かったと思います。
そしてその動きの拘りは、ベッドから立つのが辛い祖母の役に立つことに。
動きへの拘りが祖母のためになった。
この経験がさらに水崎氏の動きへの拘りを強くしたのでしょうね。
監督浅草氏の苦労は続く
映像研には手を出すな!7話より引用
水崎氏が動きに拘る一方、自分の納得する作品を作りたい浅草氏は周りに貧乏くじを引く感じになっています。
特に美術部との打ち合わせ。
勝手なことをする美術部のモジャ頭のせいで、余計な仕事をすることになった浅草氏。
監督だからもっとガツンと言えばいいのに。
まあ、浅草氏の性格だと無理か。
これって外注に出すより自分で描いた方がまだ苦労がなかったかもしれませんね。
あとアフレコの練習のシーン。
映像研には手を出すな!7話より引用
クライアントが声優務めるなんて。
ロボ研の部長ってこれがやりたくて映像研にアニメ発注したんじゃね~の?と思えてきますわ。
ノリノリ過ぎだろ。
結局これも後で浅草氏が苦労しそうな気がします。
銭湯で一時の癒しの時間
映像研には手を出すな!7話より引用
7話にしてようやくやってきましたサービスカット。
でも全然エロくない。
NHKだから健全という訳でなく、ただ単にキャラがエロくないだけ。
視聴者サービスには程遠い感じですが、その一方この銭湯って雰囲気が最高です。
1話で見た昭和のイメージが色濃く反映してますからね。
アニメ制作に疲れた浅草氏。
このシーンでは十分安らいだと思います。
眠りこけて水崎氏におんぶされて帰宅することになりましたからねえ。
水崎氏の動きへの拘りは続く
映像研には手を出すな!7話より引用
最後は再び水崎氏の動きへの拘り。
冒頭のシーンではボヤッと水崎氏の動きへの拘りがわかるような構成ですが、終盤のこのシーンでは動きへの拘り…というか動きの見せ方について水崎氏が語るような構成に。
説明に合わせて絵が変わるので動きの重要さと演出で変わることがわかりやすかったです。
映像研には手を出すな!7話のまとめ
水崎氏の動きへの拘りは生粋のもので、金森氏や浅草氏が何を言っても聞かなさそうですね。
また浅草氏は自分で苦労を背負い込むタイプであることが今回わかりました。
正直この二人だけなら絶対にアニメ完成しませんね。
水崎氏も浅草氏も折り合いを付けることができたいので。
文化祭も間近。
果たしてロボットアニメは完成するのか?
次回も楽しみです。
【アニメ】映像研には手を出すな! 8話「大芝浜祭!」の感想 「さあロボットアニメの上映だ!」
今回はロボットアニメ上映の本番。
ただその上映前にいろんなもんを詰め込めるだけ詰め込んだ感じですね。
よくここまでいろんなもんを詰め込んで破たんしてないと思いますわ。
個人的には水崎氏親子の葛藤がもうちょっとあると思ってましたが、それやり過ぎるとアニメ上映の成功というメイン処がボケてたかも。
この丁度いいバランスを作り出すのが監督の腕ってやつなんでしょうね。
目立ってナンボ!アニメ上映会成功のためにみんな頑張る
映像研には手を出すな! 8話より引用
どんな凄いアニメでも見てもらわないことには意味がありません。
アニメを見てもらうためにどうするか?
その答えが水崎氏の知名度を徹底的に利用すること。
筋書きを描いたのは金森氏でしょうけど、宣伝戦略としては大成功だったと思いますわ。
水崎氏と同じくらい宣伝頑張ったのがロボ研の部長さん。
体を張って宣伝する姿は印象的でした。
つ~か、ロボットアニメの動きよりも部長が生徒会から逃げるシーンの方がよく動いていたような感じです。
アニメの上映会は大成功!!ついでに水崎家の親子問題も自然に決着?
映像研には手を出すな! 8話より引用
アニメ上映会本番。
会場にはたくさんの観客が集まり、その中には水崎氏の両親も。
テンプレだと「アニメを馬鹿にするような父親」が出てくるところですが、どうやら父親が水崎氏のアニメへの傾斜に反対していたのは母親のことを考えてのようだったみたいです。
映像研には手を出すな! 8話より引用
でもアニメを見て、自分の娘の「観察者」としての才能を理解。そして水崎氏親子の語らいで黙認へという流れに。
印象に残りやすいようなシーンを作らず、流れるままに水崎氏のアニメ作りを認めるような作りはいいですねえ。
アニメ上映会は大成功。
アニメの出来と水崎氏の人気でDVDの予約が凄いことになっていそう。
でも利益の配分はどうなるのでしょうか?
映像研はロボ研の依頼でDVDを作っただけ。
制作費もロボ研から出ているでしょうから、権利もロボ研が所有することになりそうな気がしますけど。
ただ権利が1ミリもないなら、金森氏があんなに暗躍する訳ないですからね。
DVD化の権利とその利益は映像研に入るような契約なのかも。
映像研のアニメ制作はさらにつづく
映像研には手を出すな! 8話より引用
ロボットアニメの上映会も終わったら当然次は反省会。
あれだけの作品を作ったのにそれに満足せず、「ああすれば良かったこうすれば良かった」いうのはさすがクリエーターって感じです。
満足してしまってはそこで止まってしまいますから。
この流れだとまだまだアニメ制作は終わらないでしょうね
ただ今回の宣伝戦略のせいで、生徒会からさらに敵視されたでしょうから、次回作の製作はなかなか厳しいことになるかもしれませんが。
【アニメ】映像研には手を出すな! 9話「コメットAを目指せ!」の感想 「宣伝は大事」
映像研の次の作品は芝浜を舞台にした地域アニメ。
浅草氏や水崎氏がクオリティに拘りそうな描写があり、後々揉めそうな気配が漂っております。
ただ今回のメインはクオリティの話よりもマーケティングの話。
金森氏の小さい時の体験で宣伝の重要性を描いたのは良かったと思います。
どんなにクオリティの高い作品でも、視聴してくれる人がいなければ意味ありませんから。
権利がないとお金は得られない
映像研には手を出すな!第9話より引用
大成功に終わったロボットアニメの上映会。
上映後、DVDの予約が入ったシーンが前回描かれていましたが、その結果が今回明らかになります。
映像研の収益2万円弱。
アニメの制作費は別なんでしょうけど、DVDの製作販売宣伝全部やっても映像研に入ってくるのは2万弱のみ。
理由は作品の権利をロボ研が握っているから。
良いモノ作っても権利がなければ儲からない。
それがよくわかりますね。
アニメを実際に作るアニメスタジオの経営が苦しいのも権利がないから。
まさか現在のアニメ業界が抱える問題をこんなところにぶち込んでくるとは思いませんでした。
ただこんな風になることは金森氏だって想定済だったはず。
たぶんロボットアニメの制作も映像研の知名度向上させるための手段の一つだったんでしょうね。
現にロボットアニメの上映会を見て担々麺屋の主人と接点ができて、それが次のご当地アニメの制作費ねん出に繋がるのですから。
ちなみにロボットアニメを作った時間を時給1000円換算すると180万円相当の労働になるとか。
権利を持ってないアニメって割に合いませんわ。
金森氏の過去の話を通して宣伝の大切さがわかる仕様
映像研には手を出すな!第9話より引用
宣伝は大事。
頭ではわかっているのですが、なかなか実感がわきませんよね。
金森氏の過去の話を使って、宣伝の重要さを視聴者に伝えるのは良かったですわ。
どんなに素晴らしい作品を作っても、誰も知らなければ意味がない。
だって知らなければ誰も見ないし、見ないと作品の良さなんてわからないのです。
当たり前の話ですけど、ピンと来ないのですよねえ。
アニメや漫画を作るストーリーの作品はたくさんあります。
でもその一方宣伝の重要性をここまで高く扱った作品はそう多くはありません。
その点は本作は異端であり、貴重だと思います。
映像研の次回作はご当地アニメ
映像研が作る次回作は地元芝浜を舞台にしたご当地アニメ(SF?)。
絶対に都市計画失敗している芝浜はアニメの舞台にするには美味しすぎるエリア。
浅草氏と水崎氏の妄想も膨らみます。
都市で謎の敵を迎撃するのはどう考えてもエヴァの「第3東京市」をパクっているだろと言いたくなりますが。
一方金森氏。
担々麺屋の主人を通じて商工会を動かし制作費を出させることに成功します。
すべてを見越して動く金森氏カッコいいです。
ただ商工会に出資させた場合、売れた後の権利関係でまた面倒なことになりそうな気もしますが大丈夫なんでしょうか。
最終的にはコメットAという即売会で次に作る作品をDVDで売るつもりの金森氏。
一波乱二波乱ぐらいは起こりそうな気配ですわ。
映像研には手を出すな!第9話を視聴し終わって
宣伝戦略は大事。
それがわかるお話だったと思います。
チビ森氏に絡めて宣伝の重要性に力点を置いたのは良かったです。
次回以降はアニメ制作に入るのでしょうけど、また難題が出てくるのでしょうねぇ。
果たしてどんな問題が出てきて、3人はどのように解決するのか?
次回も楽しみです。
【アニメ】映像研には手を出すな! 10話「独自世界の対立!」の感想 「現行作品繋がらないアイデアばかり浮かぶ」
今回は学校から横やりが入った話とシナリオハンテイングに行った話がメイン。
芝浜っていろんなものがあって面白いですねえ。
ただ面白すぎて浅草氏は今作っている現行作品とは関係ないアイデアばかり浮かんでましたが。
学校からの横やりが入る!そして顧問が役に立たない
部活動は教育の一環。
ほとんどそれは建前ですが、その建前を守るために学校側が無理強いをしてくることがあります。
今回の学校の横やりはその典型例と言ってもいいでしょう。
部活動で金を稼ぐ。
それを問題視する学校側。
まあ、学校側が恐れるのは外部からのクレームなんでしょうね。
「学生が金を稼ぐなんてけしからん」。
現実世界でもこんなアホなこと言う奴いるから困ったものです。
たぶんこういうこと言う人達って「金儲け=悪」というイメージが付いているのでしょうねぇ。
日本の悪いところですわ。
映像研には手を出すな!第10話より引用
学校側と映像研の対立。
普通ここで顧問が間に入るのがお約束…のはずなんですが、映像研の顧問は何も言いません。
つ~か、学校側と金森氏が言い合いしているところでゲームやってるし。
生徒会と同じく顧問も傍観者になっとるやんけ。
役に立たないですねえ。
まあ、こういう性格の顧問だから映像研に変な口出しをせず、金森氏や浅草氏が好き勝手できるのでしょうけどね。
シナリオハンティングで余計なアイデアばかり浮かんで現行作品へのフィードバックがない?
学校側との対立と並んで今回のメインであるシナリオハンテイング。
まあ、音響部の音ハンに付いて行くために浅草氏がひねり出した建前ですけど、実際にアイデアは浮かんだようです。
現在作っている現行作品には役に立たないものが多かったですけど。
しかし浅草氏の想像力は凄まじいですねえ。
見たもの聞いたものから次々にアイデアが浮かぶ。
歳を取ってくると頭が固くなってアイデアなんて簡単に浮かばなくなるから、浅草氏が本当に羨ましいですわ。
ただ現行作品には使えなそうなアイデアばかりですけどね。
映像研には手を出すな!第10話より引用
そういえば今回ちょくちょく他の作品のオマージュと思えるようなシーンがいくつかありましたね。
某有名アニメ監督のような姿の浅草氏のシーンが一番わかりやすいかも。
今回はそういうオマージュを探す視点で見返すのもアリだと思います。
金森氏と生徒会のさかきは似た者同士?
事ある毎に対立する金森氏と生徒会書記のさかき。
映像研には手を出すな!第10話より引用
でも二人とも結構似ているかもしれません。
金森氏は浅草氏と水崎氏を上手く使っていますし、さかきは生徒会長をお飾りにして自分が権力握ってますし、さらに金森氏もさかきもどこか擦れてる感じがします。
似た者同士なので反発する一方、共感するところがあるのかもしれません。
金森氏とさかきがタッグを組んだら怖いもの無しになるかも。
そういうシナリオも見てみたい気がします。
映像研には手を出すな!第10話を視聴し終わって
進んでいるようで進んでないような作品の製作。
まあ、何度も考えた末に完成した作品の方が面白くなることも多いので、今回もギリギリまで考えて考え抜いて作るってパターンなんでしょうねえ。
全然進まない製作に金森氏はイライラするでしょうけど。
次回はどういう展開を見せるか?
予想できないのでこの作品面白いです。
次回も楽しみです。
【アニメ】映像研には手を出すな! 11話「それぞれの存在!」の感想 「芝浜UFO大戦はほぼ完成したけれど」
今回ようやく映像研の次回作「芝浜UFO大戦」の骨格が固まりほぼ完成というところまで持ってきました。
後は確認して大団円…と思ってたのに。
実際のアニメの製作でも次から次に問題が発生するのでしょうねえ。
映像研の収入源を断ちに来た?
映像研に手を出すな!第11話より引用
学校側からの警告にも関わらず、DVD売る計画を止めない金森氏。
その金森氏からDVDの製造を請け負った部が金森氏の目の前で潰されてしまいます。
部活の停止とかだったらまだわかりますが、退学処分って生徒会の領分なの?
この学校って生徒の自治権あり過ぎだろう。
でも生徒会はどうやってこの違法行為の尻尾を掴んだのでしょうか?
もしかして金森氏を調べてこの違法行為に気付いたとか?
生徒会…いや生徒会書記の金森氏への注目を考えればありえそう。
あと今回シーン。
よく見ると音響部の百目鬼が今回の捕り物の音をしっかりと録音してやがる。
百目鬼の音への執着もハンパないですわ。
顧問も出勤を強いられる(ただし遊び放題)
映像研に手を出すな!第11話より引用
新作のアニメ「芝浜UFO大戦」の制作が進みますが、当然突貫作業となってしまいます。
そして部活は顧問の指導の元行うのが原則のようで、映像研の顧問である藤本先生も出勤を強いられます。
ただ藤本先生は放任主義をモットーにしているようで、映像研に干渉しようとしません。
ずっとゲームをやって暇を潰しております。
こんなことやるから肩コリが取れないんだろうと思わずにはいられませんが。
つ~か、このおっさんの存在意義って…。
浅草氏と金森氏の出会い
映像研に手を出すな!第11話より引用
これまで描かれなかった浅草氏と金森氏の出会い。
今回ようやく描かれました。
体育の授業で2人組にさせられたのが始まり。
その後は腐れ縁ってやつでしょうかねえ。
第一印象は最悪なのに話してみれば良い奴だったってこと現実でも結構ありますから。
金森氏に抜かりはない!学校が口だしできない手を打ってた
映像研に手を出すな!第11話より引用
部活動で儲けることを危険視する学校…というか教頭。
あくまでも映像研の邪魔をするつもりのようですけど、金森氏は既に手を打ってました。
部活動を通じて地域おこし。
そしてアニメを作って経済を学ぶ。
マスコミが興味を引きそうなネタであることをわかっていた金森氏はマスコミに情報を流したのです。
仮にこの状態で映像研の動きを封じようものなら、学校にはたくさんのクレームが来ることでしょう。
何事も先手先手が大事。
金森氏はそのことをしっかりとわかっているようです。
本当にJKかよ。
映像研に手を出すな!第11話を視聴し終わって
今回はここで終了。
芝浜探訪があったり、浅草氏と金森氏の出会いのお話が描かれたりと今回はいつも以上にお腹いっぱい。
ただ最後は不穏でしたねえ。
いくら良い映像を作っても音楽ですべて台無しってパターン結構ありますので。
たぶんこの音楽が合ってない問題が最後のアクシデントとなるのでしょう。
浅草氏たちはどうやって解決するのか?
次回が待ちどおしいです。
【アニメ】映像研には手を出すな! 12話(最終話)「芝浜UFO大戦!」の感想 「これで終わり?」
これで終わり?
最終回を見た後思った感想です。
分類的にはオレタタエンドなんでしょうけど、何かすっきりしません。
そういう印象になるように作ったのでしょうけど。
相手の事情も考えることができる金森氏は末恐ろしい
映像研には手を出すな!第12話より引用
映像と音楽が合ってない。
完成目前の大ピンチ。
このままだとDVD化できないという事態になりますが、金森氏は冷静です。
DVD化を依頼している会社に連絡して、伸ばすのが事実上無理だとわかった時点で契約を破棄しました。
水崎氏が言ったように少しぐらい待ってほしいと思った視聴者は多いはず。
でも問題が発生したのはあくまで映像研側の問題であって、DVDを作るか会社には全く関係ない話です。
それにも関わらず「深夜まで待つ」と言ってくれただけでもありがたいと思いわなければいけません。
金森氏以外はそういう風に思ってないようですけど。
まあ、学生だったら水崎氏のように考えるのが普通かも。
相手の事情まで考えてどうするべきか考慮する金森氏の方が学生として異端なんでしょう。
金森氏は末恐ろしいです。
金森氏のマーケテイングが大成功
映像研には手を出すな!第12話より引用
浅草氏の案に沿って修正終了。
ギリギリでコメットAに参加できた映像研。
水崎氏を使った大規模なマーケティングをやったので、さぞ大行列ができると思ってましたが、そうでもない感じ。
何か拍子抜け。
でもすぐに次の策を考えるのが金森氏の凄いところ。
映像研には手を出すな!第12話より引用
水崎氏に紙袋をかぶせてあえて顔が露出しないようにします。
見る人が見ればバレバレですけど、顔を隠すことでいろいろな憶測が飛ぶことになり、それがSNSを使って拡散。結果注目を浴びてDVDが売れる。
次々に策を繰り出す金森氏。
ホント学生離れしてますわ。
芝浜UFO大戦を視聴した感想は人によって違うと思う
映像研には手を出すな!第12話より引用
完成した芝浜UFO大戦を浅草氏の家で観賞する3人。
そして視聴者もようやく芝浜UFO大戦の全貌を目にすることになります。
正直評価は分かれると思いますわ。
高校生が作った作戦だと考えれば十分凄い出来です。
その一方アニメとして純粋に見た場合は「う~ん?」って感じになる人が多いと思います。
説明は全部作品の絵で行っており、これまで映像研が芝浜UFO大戦を作る過程を見ていれば、ギリギリ内容は理解できるでしょう。
しかし初見さんは1回見ただけでは内容は掴めません。
たぶん音楽を合わないので没にした最初に設定の方がわかりやすかったと思います。
まあ、あれはあれでご都合主義だとか言われたでしょうけど。
終わりに
映像研を手を出すな!はここで終了です。
最後は見る人によって意見が分かれるような終わり方だったと思います。
まだ1回しか見てないので、数回見れば意見が変わるかもしれませんけど、現時点では終わり方がちょっと弱いかなぁと思いました。
2期の製作が決まっていて、まだ先があるならこの終わり方でも良いですけどね。
やっぱり芝浜UFO大戦を視聴した他のキャラの感想を見たかったです。
特に生徒会の書記や教頭の感想を。
終わってみれば「プロデューサー金森氏が凄かった」という印象だけが残った感じです。
続編が作られるならばもっと浅草氏や水崎氏が凄いと思わせるような感じにして欲しいですわ。