食戟のソーマ神ノ皿 11話「希望の唄」の感想 「えりなが父親の思想に打ち勝つ物語」

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感想(ネタバレあり)

 

今回のお話はえりなが真の意味でえりなパパの呪縛から解き放たれて、パパに逆撃して勝利した物語と言っていいでしょう。

えりなはスぺシャリテを完成させますが、それはえりなパパが求める理想とはかけ離れたものであり、えりなパパは頭では認めることができません。

しかし体は正直。

えりなパパの意思に反して、えりなパパから放たれたおさずけパルスは多くのキャラの衣服を吹き飛ばす自体に。

まあ、創真とえりなの服は吹き飛びませんでしたが。

 

創真たちと出会ってから変わったえりな。

その姿がはっきりわかったお話だったと思います。

 

食戟のソーマ神ノ皿11話より引用

 

それにしても今回挿入歌で1期1クール目のOP「希望の唄」が流れるとは粋な演出してくれますわ。

もちろん今回のタイトルに掛けたのでしょうけど、1期からずっと視聴している者にはこれ以上嬉しい演出はありません。

 

「食戟のソーマ」という作品は創真だけでなく、えりなの成長の物語であると改めて認識しました。

 

 

 

 

10話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

食戟のソーマ神ノ皿 10話の感想 「最高のコース料理を作るためには?」

 

10話では司・竜胆ペアが先に料理を完成させ、それに遅れて創真が司先輩の料理と遜色ないものを作り出します。

ただしそれは前菜の範疇を超えるものであり、これを生かすも殺すもすべてメイン料理を作るえりなの肩に掛かってくることに。

 

 

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えりなが変わったところが伝わってくる

 

えりなとの食戟。

えりなと創真が事実上の食劇をすることによって、司・竜胆ペアに勝つ。

 

コース料理なのに協力でなく勝負するというところが創真らしいです。

そして創真の提案に乗るえりな。

 

そうしなければ勝てないということもあるでしょうけど、創真の言葉を受け入れるなんてえりなも変わりましたね。

以前の女王様キャラのままだったら創真の言葉が正論でも絶対に受けれなかったのでしょう。

 

まあ、あの女王様キャラっていわばえりなパパに洗脳された結果ですからね。

本来のえりなは素直な少女だったのだと思いますわ。

 

 

食戟のソーマ神ノ皿11話より引用

 

 

自分の料理を作るのにえりなの神の舌を利用した創真でしたが、今度は創真をえりなが利用します。

連帯食戟であることを生かし、創真を助手のように扱うえりな。

 

まあ、フランス語で指示をテキパキ出すえりなの言う通りこなす創真も凄いですが、短時間で創真の料理を超えるものを考えだすえりなも凄いです。

 

えりなが料理を作る過程にいつものエレガントさはありません。

ただひたすらに料理に没頭する。

こういうところでもえりなは変わったと認識できますね。

 

これまでも美食を作り出してきたえりな。でも料理人の顔が見えない個性がないもの。

まさにそれはえりなパパが求めるものと合致していたのだと思います。

 

でも今回の料理は違う。

だからこそえりなパパは今回認めようとしなかったのでしょう。

 

まあ、結果的に体が認めてしまうのですけどね。

 

 

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えりなの料理の前にはえりなパパの抵抗も無駄だった

 

時間ギリギリで料理を完成させたえりな。

 

食戟のソーマ神ノ皿11話より引用

 

その名も「親子丼」。

 

器がどんぶりじゃないのに丼を名乗っていいのかという問題がありますが、まさかえりなが丼ものを作るなんて。

 

一応コース料理がお題なのに。

 

 

当然えりなパパは貶しますが、それを意に介しないえりな。

ああ、こういうところは昔のえりなって感じですわ。

 

えりなパパは拒否しますが、代わりに司先輩と竜胆先輩が食べることに。

 

そしてこの料理のおいしさの秘訣が明らかになります。

まさか創真のゲテモノ料理を自分の料理に取り込み、さらに美味に変えてしまうなんて。

料理のおいしさを追及するのと同時に創真のマズい料理をアレンジして美味に変えることで創真との事実上の食戟に勝つ。

えりなにとっては一石二鳥。

さすがえりなさまですわ。

 

 

ここまで来ても悪しざまに罵るえりなパパ。

そこでえりなも奥の手を。

 

食戟のソーマ神ノ皿11話より引用

 

おいおい、これって1期2話で創真がえりなに食べさせたふりかけじゃん。

さらにこの料理の本当の名前がこちら。

 

食戟のソーマ神ノ皿11話より引用

 

不良娘風って…。

これって生意気小僧風を意識しているだろ。

 

どこまで創真に対抗心燃やしているだw

 

まあ、この不良娘風ってえりなの精いっぱいの当て付けてでもあるんでしょうねえ。

えりなパパには従わないという意思表示でもあるのでしょう。

 

管理された料理界なんていらない。

私は自由を求めるという。

 

 

えりなの反逆。

それでも自説を変えようとしないえりなパパ。

 

しかし…。

 

頭ではえりなの料理を拒否しようとしても体は別。

おさずけパルスをどんどん出して周りのキャラの衣服を消し飛ばしていく。

 

それだけえりなの料理が素晴らしいのです。

えりなパパでは抗しきれないくらいに。

 

 

食戟のソーマ神ノ皿11話より引用

 

 

 

結果は当然えりな・創真ペアの圧倒的勝利。

やったぜ!!

 

 

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終わりに

今回はここで終了。

これを最終回にしてもいいくらい良くできていました。

ストーリー的にはほぼ原作通りなんですが、演出がいつも以上に光っていましたね。

オリジナル要素がなくても原作と差別化できることがわかる内容だったと思います。

 

またえりなのシーンがたくさんあり、えりなファンにはたまらなかったと思いますわ。

 

食戟のソーマ神ノ皿11話より引用

 

さて次回は4期の最終回。

反逆者連合が勝利した後のお話になります。

新しい遠月学園はどうなるか?

 

次回もの楽しみです。

 

12話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

食戟のソーマ神ノ皿 12話(最終話)の感想 「遠月新体制発足!!第一席に着いたのは?」