感想(ネタバレあり)
今回の内容を三行でまとめるとこんな感じになります。
- ベル君が春姫救出を決断
- イシュタルの魅了はベル君に通じず
- 殺生石の破壊に成功
春姫の魂を殺生石に封じ込める「殺生石の儀式」。
その儀式が行われるのは今夜です。
もう時間はありません。
ベル君と命は春姫を救うために決断します。
さあ、盛り上がって参りましたわ。
と言いたかったですけど、今回はベル君より命の方が目立ってましたね。
春姫を救うために魔力を暴発させてベル君が殺生石を壊す時間を作ったのですから。
日本人って自己犠牲に弱いですからね。
あと殺生石って脆すぎじゃね?
第8話の感想記事はこちらからどうぞ。
ダンまち2 第8話の感想 「春姫の魂を殺生石に封じ込める儀式は満月の夜に」
8話はベル君がイシュタル・ファミリアに捕らえられて、もう少しでDTを失うところでした。
まだアイシャに奪われるならともかくあのアッガイ相手では…。
春姫には何度感謝してもし足りないくらいの恩を受けたと思いますわ。
だからこそ絶対にベル君は春姫を助け出さないといけないと思います。
ベル君が春姫救出を決断!!でもどうして決断したかがちょっと曖昧
春姫を救うにはイシュタル・ファミリアを敵に回さなければいけません。
仮にベル君だけだったらすぐに決断したでしょう。
でも今のベル君はヘスティア・ファミリアの団長。
ベル君の行動=ヘスティア・ファミリアの意思と取られてしまうのです。
第7話でエイナさんがイシュタル・ファミリアが自分たちを訴えたファミリアを潰したという話をしてました。
それを考えるともしベル君が春姫を救出しようものならイシュタルは確実にヘスティア・ファミリアを潰すでしょう。
だからベル君は決断できないのです。
どうすればいい?
自問自答するベル君。
春姫が言った「娼婦は破滅の象徴」。
娼婦とかかわった英雄は破滅する。
だからといって春姫を見殺しにしていいのか?
良い訳ない。
僕のなりたかった英雄は(娼婦だって見殺しにしたりはしない)。
そして光り始めるベル君の右手。
ダンまち2 第9話より引用
まず体が反応したようですね。
そしてベル君は春姫救出を決断します。
一応この流れもわからなくはありませんけど、ちょっと決断するには薄いような感じもします。
実はここら辺の話。
原作とはちょっと違うのです。
原作のベル君は尊敬する死んだ爺ちゃんならどう言うか考えます。
そして爺ちゃんなら「女子一人も救えず、何が男だ」と言ってベル君の背中を押すはず。
そう考え、「何も決められない自分が恥ずかしい」と思い決断するのです。
その後に英雄云々の話が出てきたはず。
ここを改変したのは爺ちゃんの言葉を先で出すつもりなのかもしれませんけどね。
個人的には原作通りが良かったですわ。
さて春姫救出を決断したベル君。
その意思を命に伝えます。
そして春姫を救出したらオラリオから逃げることも。
みんなに怒られてもいい。まずは春姫を救う。
ここは賛否両論出るでしょうけど、春姫を今救わないと春姫には後がありませんからね。
それにここで春姫を救うことをしなければベル君はベル君でなくなったと思います。
ベル君には魅了が効きません
ベル君が囮となってイシュタル・ファミリアの戦闘員(バーベラ)の注意を引き付ける。
そしてその間に命が春姫を救出する。
もし春姫救出に失敗したら作戦変更して殺生石を壊すことを最優先する。
ベル君と命はこの2段構えでことにあたることにします。
さしあたり春姫の魂が殺生石に封じ込められることを阻止できれば時間を作れますからね。
殺生石だって簡単に入手できるものではないでしょうから。
そしてベル君と命の春姫奪還作戦が始まります。
ベル君が派手に暴れて作戦通り、イシュタル・ファミリアの目を集めますが、まさかイシュタル本人が出張ってくるとは。
イシュタルは衣服を脱ぎ、ベル君へ迫ってきます。
普通の男はこの段階でイシュタルに魅了されて骨抜きになるはず。
ダンまち2 第9話より引用
でもベル君は恥ずかしがるだけで全く骨抜きになりません。
慌てるイシュタルはベル君の背中を露出させます。
そしてベル君のステータスを見て驚愕することに。
憧憬一途(リアリス・フレーゼ)。
普通は成長促進の方に目がいきますが、イシュタルが驚愕したのは付随効果の魅了無効の方。
美の女神としては自分の武器が通用しないのですから、そりゃあびっくりしますよ。
いわば自分を否定されてようなものですので。
そして隙を見て逃亡に成功するベル君。
これで春姫関係なくイシュタルに執着されますわ。
これまではフレイヤへの当てつけぐらいの動機でしたが、イシュタルの魅了を跳ねのけたことでイシュタルの矜持が傷つきましたから。
命の自己犠牲が殺生石を壊すチャンスを生む
空中庭園までやってきた命は護衛を倒して春姫を話をすることに。
視聴者の多くはここで「春姫連れてさっさと逃げろ」と思ったはず。
でも春姫自身が逃げるの拒否したので逃げるのはちょっと難しかったでしょうね。
春姫自身は自分が娼婦であることに引け目を感じているようです。
自分はベル君たちに救出される資格のない人間だと。
ダンまち2 第9話より引用
娼婦を肯定するイシュタルと娼婦を否定するかのような春姫の言動。
この辺は娼婦に対する考え方がいろいろあることがわかって面白いですわ。
春姫の説得できなかった命。
レナの攻撃で負傷しますが、それで諦めるほど素直な人ではありません。
今度は殺生石を壊す方向へシフトし、自分がイシュタル・ファミリアの目を集めることに。
そして最後にはベル君が殺生石を壊すチャンスを作り出すために魔法暴発を使います。
ダンまち2 第9話より引用
命が自己犠牲で作ったチャンス。
ベル君は無駄にしません。
ダンまち2 第9話より引用
殺生石の破壊に成功。
勝手に割れたようにも見えますが、直前にベル君が打撃を与えたから壊れたのでしょうね(たぶん)。
終わりに
今回はここで終了。
歓楽街編は次回で終わりそうな気配ですね。
まあ殺生石は時間が掛かってももう一度用意すればいいですけど、フレイヤ・ファミリアが動き出していますからね。
次回は女の嫉妬の末路が見れるかも。
あと原作通りだとベル君はあの人と一騎打ちをします。
次回のも楽しみですわ。
第10話の感想記事は以下のリンクからどうぞ。