感想(ネタバレあり)
現在公開中の
劇場版ノーゲーム・ノーライフゼロを
昨日の午前中に見てきました。
こんな時自由に時間を使えるが
自営業の良いところです。
まあ仕事があんまり来ないから
平日の昼間に映画見れるし
録画したアニメ見て
感想書けるのですけどね。
さて、
見た方のツイッターなどを
拝見していて
等しく言っていたのが
「泣く」
ということ。
まあ私も
今回のノゲゼロの元となった
ノゲ原作6巻を読んでますから
泣きたくなるはわかります。
でも私は現在40代のおっさん。
そう簡単に人前で
泣く訳にはいきません。
そのため一昨日の夜、
ノゲ原作6巻のいつも泣く箇所を
予め読んでおき、
絶対に泣かないと
心に決めて映画館に行ってきました。
そしてそのおかげもあり、
何とか泣くことなく最後まで
見ることができました。
まあ3か所ぐらい
危ないところがありましたがw
泣きそうになったシーン
そんじゃ今回のノゲゼロで
私が泣きそうになったシーンを
ご紹介します。
1 シュヴィがリクの元に帰るため抗うシーン
原作でも泣けるシーンですね。
愛するリクの元へ帰るため、
命乞いでも
リンク再接続でも
なんでもやり、
少し光明が
見えたところで・・・
というシーンです。
シュヴィは
前半の無機質というか
心がないシーンからのギャップもあり、
どうしても感情移入してしまいます。
それにジブリール役の田村ゆかりさんが
ホント憎たらしい良い演技するので
余計にシュヴィ頑張れと
思ってしまうのですよ。
そして最後は
結婚指輪を守るために
指輪だけにバリアを張る。
もう自分は助からない。
でもリクと夫婦だった証だけでも
残したい。だから・・・。
ここで涙腺全開になる人絶対に多いはず。
私もかなりヤバかったです。
2 すべて終わってコロンが話すシーン
リクやシュヴィ、
そして多くの幽霊たちの
努力の結果、
唯一神テトが誕生し、
事実上大戦が終わった後、
コロンが
リクやシュヴィが
いた場所で独語するシーン。
もういない二人に
自分の気持ち、
生きて欲しかったということを
涙ながらにコロンが言うシーン、
ここ一番ヤバかったです。
原作ではここで泣いたこと
なかったのですけど、
何かこみ上げてきたのですよね。
今回は。
やっぱり声優さんの演技が付くと
自分で原作読むよりも
感情に訴えかけるものが
大きくなるのでしょうねぇ。
3 ED
はい、EDです。
EDホント凶暴です。
単独でもかなりの破壊力ですが
ノゲゼロ本編見た後に
あの歌聴かされたら
ポロポロ泣きますよ。
それに途中から
本編のシーンが
回想みたい映し出されて
さらに歌の歌詞と
リクやシュヴィを
自然に重ね合わせるので
さらにヤバい。
製作陣が
本気で泣かせにきているのが
伝わるEDだと思います。
残念だったところ
敢えて残念と思ったところも
2つばかり書いておきます。
1 指輪をクローズアップしすぎ
これは人によって
捉え方が異なると思いますが
私はちょっと
指輪をクローズアップする
シーン(カット)が
多すぎたと思います。
確かに指輪は
リクとシュヴィが
夫婦であることの証であり、
その指輪を守るために
シュヴィはミスをして、
さらに最後は指輪だけでも
残そうとして
残っているエネルギーで
指輪のところにバリアを
張ったのですけど、
あれだけ指輪ばっかり出されると
リクとシュヴィの絆って
指輪だけなの?
と思ってしまうのですよ。
だから個人的には
もうちょっと指輪を
クローズアップするシーン減らして、
リクとシュヴィの仲睦まじいシーンを
増やして欲しかったです。
ツイッターか某掲示板でも
同じような意見が出ていたので
そう思った人結構多そうです。
2 目標達成までの過程がわかりにくい
前述したように
私は今回のノゲゼロの
元となった原作第6巻読んで
ある程度あらすじ
わかっているのですけど、
やっぱりわかりにくかったです。
リクたちの目的は
当然わかりますよ。
大戦終わらせるために
唯一神を産み出すこと。
そしてそのために
星杯が必要であり、
それを産み出すには
膨大なエネルギーが必要。
だから他の種族を指嗾して
わざと強力な兵器を使わせるために
リクたちが暗躍したと。
でもどうしてフリューゲルの創造主
たるアルトシュとエクスマキナが
戦うことなったのかが
イマイチわかりにくかったです。
なんかアルトシュが唐突に出てきて
さらになぜか気付いたら
エクスマキナの大軍と戦っていたので。
まあここら辺は
私の理解力が乏しい事が
原因かもしれませんが。
終わりに
今回見てきたノゲゼロ。
私は100点満点中90点を付けますね。
それぐらい出来が良かったです。
主役のリクとシュヴィを演じた
松岡さんと茅野さん、
そしてコロンを演じた日笠さんの
演技はさすがですし、
ジブリールの演じた田村さんの
憎たらしい演技は
あのシーンをさらに盛り上げる効果が
あったと思います。
あと最後の方に出てきた
アインツィヒを演じた諏訪部さん。
リンク再接続を願うシュヴィの願いを
却下する冷たい機械のような演技から
リクの前現れてシュヴィの伝言を話す際の
少しだけ感情が乗っているような演技は
さすがだと思いましたわ。
声優さん以外だと
やっぱり音。
私は普通のスクリーンで見たのですけど
それでも迫力あって
聴きごたえ十分でした。
音響監督の明田川仁さんが
自信満々でLINE送ったというのも
わかりますわ。
それと映像。
もうキレイ。
やっぱり劇場版はこうじゃなくては
というぐらいキレイです。
アニメだけ視聴した方、
原作だけ読んだ方、
両方にお勧めできる作品だと
思いますので、
時間がある方は是非一度
視聴をご検討ください。
アニメ未視聴、
原作未読の方でも
楽しめることは楽しめますが
やっぱりアニメや原作を知っていると
より楽しめると思います。