『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第8話の補足説明(みたいな)記事を作ってみた 「原作のカストロプ動乱はどう描かれている?」

第8話を視聴して思ったこと。

後半部分は原作に準拠しており

出来は良い。

でも問題は前半部分。

こっちは今までの話の中で

最悪の出来だと思います。

その理由はカットし過ぎで

意味がわからなくなっていること。

唐突にマリーンドルフ伯が捕縛

されるシーンがあったけど、

あれはどんな意味があったのか?

少なくとも8話を見ただけではわかりません。

というか、

どうして捕まったか

初見の方には全くわからないはず。

たぶん旧OVA第5話「カストロプ動乱」と

第8話「冷徹なる義眼」の内容を

1話分に圧縮しなければいけないため、

監督も苦渋の決断をして

「冷徹なる義眼」の方を生かすために

「カストロプ動乱」の方を非難覚悟で

削りに削ったのだと思います。

ただあれだけ削るなら

旧OVA版みたいに

特殊OPや特殊EDを使って

できる限りわかりやすくして欲しかった

ですわ。

前置きが長くなりました。

今回は原作の該当箇所を引用しつつ、

カストロプ動乱の内容を

ちょっとだけ解説しようと思っています。

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カストロプ動乱の原因

カストロプ動乱の発端は、

カストロプ公オイゲンが

事故死したことに始まります。

オイゲンはフリードリヒ4世の元、

15年も財務省書の職に就いていました。

財務省書は帝国の財政を掌る役所であり、

ちょっとぐらい横領しても

わからなかったのでしょうし、

部下達も文句を言えなかったのでしょう。

しかしそのオイゲンが事故死したことで

事態は急変します。

15年間に横領した金額は莫大。

これを回収すれば

軍事費の増大で財政が圧迫されている

帝国の財政も一息付けるのです。

そのため不正に横領した財産が

どれくらいあるか

惑星カストロプへ帝国は調査官を派遣します。

そしてこれに怒ったのが

オイゲンの息子のマクシミリアンです。

銀河英雄伝説第8話より引用

父オイゲンが生きていた時には

文句を言わなかったのに、

父が死んだ途端この仕打ち。

帝国に舐められていると思ったのでしょう。

マクシミリアンは調査官を追い返して

しまいます。

しかしこれは帝国の威信を傷つけることに。

そりゃあ帝国から派遣された調査官は

皇帝の代理人に当たりますので

これを追い返すということは

帝国に対する挑戦になるのです。

これがカストロプ動乱の直接の原因となります。

マリーンドルフ伯はどうして捕らえられた?

第8話の冒頭で捕まったこのおっちゃん。

銀河英雄伝説第8話より引用

旧OVA版の視聴者や原作ファンならば、

このおっちゃんがヒルダのお父さんだと

わかりますが、

ではなぜこのマリーンドルフ伯は

マクシミリアンに捕まったのでしょうか?

実はこのマリーンドルフ伯と

カストロプ公爵家は縁続き

つまり親戚です。

温和で人が良いマリーンドルフ伯が

調査官を追い返して窮地に陥っている

マクシミリアンを見捨てることができず、

帝国との間を取り持とうとした訳

しかしマリーンドルフ伯を疑う

マクシミリアンはこれに従わず、

逆にマリーンドルフ伯を捕まえてしまいます。

以上がマリーンドルフ伯が捕らえられた理由です。

これ説明しないと

何が何だかわからないと思いますわ。

原作ではカストロプ軍を壊滅状態に追いやった

第8話では

自分達からは一回も攻撃せず、

内部分裂でマクシミリアンを潰した

キルヒアイス。

しかし原作では

躊躇なくカストロプ艦隊を攻撃して

壊滅状態に追いやったのです。

一連の流れを説明すると、

カストロプ討伐軍を2回撃破した

マクシミリアンは、

捕らえているマリーンドルフ伯の領地も

自分の勢力圏に入れてしまおうと考え、

マリーンドルフ伯の領地に侵攻します。

それを知ったキルヒアイスは

マリーンドルフ伯の領地へ

援軍に向かうという偽情報を流します。

しかしキルヒアイスの狙いは

カストロプ公の本拠地。

キルヒアイス艦隊が

カストロプ本星に向かったことを知った

マクシミリアンは

急いで本星に引き返しますが

実はこれも欺瞞。

小惑星帯に潜んでいた

キルヒアイス艦隊は

カストロプ本星に急ぐ

カストロプ艦隊の後背から攻撃して

大打撃を与えます。

その後は第8話と同じく

マクシミリアンは部下に殺害されます。

ちなみに部下に暴力を奮う描写は

原作にはありません。

たぶん旧OVA版のマクシミリアンが

部下をぶん殴っていた描写を

オマージュしたのでしょうね。

どうしてキルヒアイスは攻撃しなかった?

カストロプ艦隊に全く攻撃を仕掛けなかった

キルヒアイス。

たぶん攻撃しないことで

自分達の目的が

マクシミリアンの捕縛だけという言葉に

説得力を持たせようと考えたのでしょうね。

後わざわざマクシミリアンの旗艦の前まで

自分の旗艦を移動させたのは

そうしないとマクシミリアンの旗艦が

音声通信を伝えることができなかったのかも

しれません。

まあ、第1話で

ヤンの演説を遠く離れた帝国艦隊が

傍受できていたし、

第2話でも

やっぱり遠く離れた

ヤンとラップが通信できていたので、

この設定には無理がありそうな気もしますが。

バルバロッサを乗艦にしていた整合性について

今回の話の中で

キルヒアイスは

バルバロッサを旗艦として

出撃しました。

OPにブリュンヒルトと一緒に出てくる

赤い戦艦です。

キルヒアイスの旗艦として

勇名を馳せることにある船ですが

この段階でキルヒアイスが乗艦にすることに

違和感があります。

それはキルヒアイスがまだ

この段階で少将だからです。

原作の外伝1巻に記載があるのですけど、

ラインハルトがブリュンヒルトを

貰ったのは大将への昇進時。

皇帝の側室の弟という地位にある

ラインハルトでさえ

大将にならないと貰えなかった

カスタムメイドの旗艦。

それを少将に過ぎない

キルヒアイスがもう乗艦にするなんて

明らかにおかしいです。

まあ、原作と本作は

違うということなんでしょうけど。

でも同じ少将だった

ファーレンハイトは第1話で

アースグリムではない

別の戦艦を乗艦にしていましたよね。

バルバロッサは見栄えの良い艦なので

早く出したいという希望があったのでしょうけど、

ちと残念です。

まあ、ビッテンフェルトが

勅命が下ったことに

不平を言うシーンがありましたが

そこに一言、

「旗艦まで貰いやがった」とか

入れればまだ整合性取れたかもしれませんけど。

終わりに

次の第9話は銀英伝の特別番組の放送のため

1週お休み。

万策尽きたという訳でなく、

4月に収録しているので

当初から予定されていたのでしょう。

でもそんな余裕があるなら

カストロプ動乱にもうちょっと

尺を割いてほしかったです。

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