銀河英雄伝説(旧OVA版)第69話「イゼルローン再奪取作戦」の感想 「見どころはED前の90秒間」

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感想(ネタバレあり)

 

ラインハルトの同盟領再侵攻が始まり、

同盟政府との和解は絶望的となったヤンは

エル・ファシルを橋頭保として

イゼルローン要塞の再奪取を目論みます。

 

今回はその準備に関するお話です。

 

 

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老いて朽ちるより全盛期に倒される方が良い?

同盟領を突き進むビッテンフェルト艦隊ですが、

途中で同盟軍のビューフォート准将のゲリラ戦略の前に

足踏みしてしまいます。

 

これに怒ったビッテンフェルトは

進撃を中断して

ビューフォート准将の根拠地潰しを優先。

見事根拠地を潰して

ビューフォート准将を敗走させます。

 

その過程で入手した情報の中に

メルカッツに関するものがあり、

それによるとメルカッツはヤンの元で健在であると。

 

そしてその情報が

ラインハルトの元にも伝えられます。

 

自分で墓穴を掘ったと思われた

レンネンカンプですが、

結局彼が信じた情報が正しかったのです。

まあこんな例は滅多にないでしょうけどね。

 

さてラインハルトも出席した作戦会議では

同盟軍のことより

エル・ファシルに合流したヤンのことが話題に

のぼります。

 

大方の意見は

ヤンの知略もそれを生かす兵力がなければ

どうにもならないというもの。

 

 

確かにその通りですが

兵がいないならいないで

どうにかするのがヤンですからね。

 

それがわかっているヒルダは

ヤンを放置するよう

ラインハルトに進言します。

 

ヒルダはほっとけば

ヤン一党は勝手に自滅すると言ってますが

本心はラインハルトとヤンが戦うのを

危惧しているのです。

 

バーミリオン会戦の時みたいに

ラインハルトが危機に陥っては

新帝国が瓦解するかもしれませんので。

 

 

しかしラインハルトの言動を見ると

明らかにヤンとの再戦を望んでいる様子。

 

もしヤンと戦わず、

ヤンが自滅して

ラインハルトの敵がいなくなったら

どうするか?

 

ラインハルトが平和な時代を

老いて朽ち果てる人生を送る様になるのは

ラインハルトにとって幸せなのか?

 

ヒルダの自問は続きます。

常勝の英雄の秘書官も

いろいろ考えなければいけないので大変ですわ。

 

家出息子の帰宅

エル・ファシルに到着したユリアン一行は

アッテンボローと再会して

ヤンの元へ向かいます。

 

そしてその途中で

カリンと出会うユリアンたち。

何か今回もポプランに対するのに比べて

ユリアンに冷たいというか

怒っているような態度が

滲み出ているのですけど。

 

さすがにユリアンも

カリンの態度に気付いていますが

それを指摘するのは野暮ですからね。

 

いくらシェーンコップの娘だと

アッテンボローから聞かされても

どうにもできませんわ。

 

さて、ユリアンは久しぶりに

ヤン夫妻と再会を果たします。

 

ユリアンのいわば家出のために

いろいろ便宜を図ったヤンですが

やっぱり心配だったでしょうね。

 

態度からそれがわかりますわ。

 

 

エル・ファシル政府の横やり

 

急ピッチで進む

イゼルローン要塞奪取作戦の準備。

しかし一つ問題が発生します。

 

エル・ファシル政府が

ヤンが奪取作戦の指揮を取るために

出撃するのに待ったを掛けたのです。

 

キャゼルヌ曰く、

ヤンがイゼルローン要塞攻略した後、

そのままエル・ファシル政府の言うことを

効かなくなることを危惧して

ヤンの出撃を渋ったとのこと。

 

ホント面倒な奴らですねえ。

三顧の礼でヤンを迎えた癖に

ヤンの反乱に怯えるなんて。

 

ヤンみたいな小心者が

反乱なんて起こす訳ないのに。

そんな勇気がある男だったら

バーミリオン会戦の時に

同盟政府の命令を拒否していたわ。

 

結局ヤンは折れて、

自分はエル・ファシルに残り、

攻略部隊の指揮はメルカッツに、

実戦部隊はシェーンコップに任せることで

妥協を図ります。

 

民主主義は文民統制が基本。

それはわかっていますが、

その統制する側が無能過ぎて

イライラさせられますわ。

 

 

父親達の決断

メルカッツの指揮の元、

実戦部隊(陸戦部隊)を

統括するシェーンコップは

ヤン夫妻の元を訪れます。

 

その目的はユリアンが実戦部隊に

志願してきたので

その取り扱いをどうするかについて。

 

ユリアンはヤン夫妻の養子のようなもの。

そのためシェーンコップも一応

ヤン夫妻にどうするか確認する必要が

あったのでしょう。

 

養子とは言っても大事な息子。

ヤンの本心を言えば

行かせたくないはずですが

ヤンはその可否をシェーンコップに任せます。

 

ヤンは私人としての自分より

公人としての自分をとったのでしょうね。

 

自分は司令官であり、

その力を使えば

ユリアンを危なくないところに

配置することができます。

 

でもそれをやったら

ヤンがこれまで批判してきた

権力者と一緒になってしまう。

 

ヤンはそれを一番に考えたのかも。

 

ヤンの返答に満足顔のシェーンコップは

ユリアンの履歴が書かれたページに

マル印を付けます。

 

実際のところ、

地球で陸戦を経験したユリアンは

喉から出が出る位

今回の作戦に欲しい人材ですからね。

実戦指揮官とすれば

そりゃあ出撃させますよ。

 

ヤンの執務室を出たシェーンコップは

アッテンボローと鉢合わせし、

話はカリンのことに。

 

アッテンボローにカリンは美人かどうか

聞いてくるシェーンコップ。

 

そしてアッテンボローは美人だと

答えると

ファイルのカリンのページに

でっかくバツ印を。

 

ヤンとシェーンコップ、

二人の親の考え方がよくわかりますね。

 

このことで後から

シェーンコップはカリンから文句を

言われることになりますが、

自分の子供を戦場に立たせたくないというのは

親として当たり前ですから。

 

 

同盟軍最後の出撃

メルカッツ率いる

イゼルローン要塞攻略部隊が

エル・ファシルを出撃している頃、

同盟の首都星ハイネセンでは

ビュコック元帥率いる同盟軍宇宙艦隊が

出撃しようとしてました。

 

相手はラインハルト率いる数万の大艦隊。

一方同盟軍はヤンに一部の艦艇を譲渡したので

おそらくランテマリオ会戦の時より

少数の艦艇しかいないはずです。

 

生きてハイネセンに帰ってくる可能性

ほぼゼロの無謀な出撃。

 

しかし自由惑星同盟という国家の

最後の意地を見せるため、

そして同盟市民に

同盟は命数を使い果たしたと

認識して貰うために

必要な出撃なんだと

個人的には思います。

 

いつの間にかBGMが消えて

ビュコックの声と

艦艇のエンジン音だけの中、

ナレーションで告げられる

自由惑星同盟軍最後の宇宙艦隊の出撃。

 

何気ないシーンと思う方もいるでしょうけど、

個人的には銀英伝の中で屈指の名シーンだと

思っています。

このシーンに勝っているのは

回廊の戦いが始まる前の特殊EDぐらいかと。

 

ともかくこのED前90秒間ぐらいの

演出はまさに神演出だと思いますわ。

 

 

終わりに

今回はここで終了。

 

次回はイゼルローン要塞の攻防が

メインとなります。

 

1度イゼルローン要塞を奪ったことがある

ヤンですが

もう同じ手は使えません。

 

さらに前回と異なり、

今回イゼルローンの司令官は

ルッツですからね。

 

生半可な作戦では奪うことはできません。

さあ、ヤンはどんな魔術を繰り出すのか?

次回も楽しみです。

 

今回のまとめ三行

・ユリアンもエルファシルへ

・息子と娘を戦場に立たせるかどうか?

・最後の宇宙艦隊の出撃

銀河英雄伝説の感想
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