『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話「常勝の天才」の感想 「姉の奪回、そして宇宙を手に入れる」

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感想(ネタバレあり)

 

今回は帝国側のお話。

アスターテ会戦勝利の功績によりラインハルトが元帥に昇進します。

 

そして今回、ラインハルトの姉であるアンネローゼも初登場。

 

このアンネローゼの境遇がラインハルトとキルヒアイスに大きな影響を与えることになります。

 

 

第2話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第2話「アスターテ会戦」の感想 「ヤンの指揮で一矢報いる」

 

第2話ではアスターテ会戦の顛末が描かれました。

最終的に同盟軍に挽回の機会を与えてしまいましたが、戦術的には帝国軍を大勝利に導き、その功績でラインハルトは帝国元帥に叙されます。

 

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帝国と同盟の歴史について

 

OP前のアバン。

今回も第2話同様前回の振り返りと思ったら、銀河帝国と自由惑星同盟の成立について軽く触れる内容でした。

 

地球から宇宙に飛び出した人類はアルデバラン星系第2惑星テオリアを首都とする銀河連邦を成立させます。

 

しかし時を経るごとに停滞と不安が人類を覆うように。

そんな時出現したのがルドルフ・ゴールデンバウムという人物でした。

 

政界で力を増したルドルフは銀河連邦の首相と国家元首を兼ねる形で政治権力をすべて掌握。

自らを皇帝とするゴールデンバウム朝銀河帝国の成立を宣言します。

 

一人の人間に権力を集中させるとろくなことがありませんが、まさにこれは典型例ですね。

現実でも大統領と首相を兼任して総統に就任し、第2二次世界大戦を引き起こした人物もおりますし。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話より引用

 

 

さて、ルドルフが作り出した銀河帝国。

ルドルフ死後もその支配体制が揺らぐことがありませんでしたが、専制政治に不満を持つ一部の人々がアーレ・ハイネセンを指導者として帝国領を脱出に成功します。

 

そして半世紀の航行を経て、ある惑星に到着。

ここで自由惑星同盟の成立を宣言し、宇宙歴を復活させることに。

 

それ以降、帝国と同盟は150年間ずっと戦争をしているのです。

 

これが簡単な人類の歴史。

 

この部分を詳しく描くだけでたぶん2話分ぐらいの尺が必要だと思いますわ。

 

 

ラインハルトが帝国元帥に昇進

 

OP開けのAパート。

前回のCパートに続きです。

 

皇帝フリードリヒ4世から元帥杖を授与されるラインハルト。

 

これでラインハルトは帝国元帥となります。

 

そしてそれに相応しい地位として帝国宇宙艦隊副司令長官に任命され、宇宙艦隊の半分を自分の指揮下に置くことが認められることに。

 

副司令長官って基本司令長官を補佐する役と思ってましたがラインハルトの場合は、司令長官から宇宙艦隊の半分の指揮権を委譲されましたね。

 

つまり宇宙艦隊を半分ずつ分け合った形になり、実質的にラインハルトの権力は宇宙艦隊司令長官とほぼ同じ。

 

これには宇宙艦隊司令長官たるミュッケンベルガー元帥も内心面白くないですよね。

 

自分よりずっと若い奴に自分の権力の半分奪われたのと同じですので。

 

それを知ってか知らずか、ラインハルトのことをあしざまに罵る装甲擲弾兵総監のオフレッサー上級大将。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話より引用

 

オフレッサーの場合は、ミュッケンベルガーに対する追従というより本気でラインハルトが嫌いな感じです。

 

 

旧OVA版と同じく、ラインハルトが気に食わないという設定は同じようですね。

 

 

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オーベルシュタイン初登場

 

一方式典に出席できない者たちが控えている部屋。

ラインハルトに引っ張られる形で昇進することになったキルヒアイスに対するやっかみを言う者が。

 

まあそうなりますよね。

キルヒアイス自身、ラインハルトのおかげで昇進している自覚がありますから。

 

ただこういうやっかみを嗜める軍人がいました。

 

それがアンスバッハ准将です。

このアンスバッハ准将は帝国随一の貴族ブラウンシュバイク公の家臣。

 

アンスバッハがいるということはブラウンシュバイク公が式典に出席しているということなんでしょうね。

 

このアンスバッハ、キルヒアイスの運命を変えたキーパーソン。

 

原作や旧OVA版をみたことある方ならここでのアンスバッハの登場はいろいろ思うところがあることでしょう。

 

 

さて部屋の片隅にたたずむキルヒアイス。

そこの一人の大佐がやってきます。

彼の名前はオーベルシュタイン大佐。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話より引用

 

ラインハルトを褒めるオーベルシュタインにキルヒアイスは表面上普通に接しますが、内心警戒していることをオーベルシュタインに言い当てられてしまいます。

 

そしてラインハルトがやってくると挨拶をした上でその場を立ち去るオーベルシュタイン。

 

一体何の目的でキルヒアイスに近づいたのでしょうか?

 

銀河帝国の開祖であるルドルフ大帝の批判を口にするのは当然ご法度のはず。

それを初対面のキルヒアイスの前で言うなんて。

 

まあキルヒアイスでなくても警戒するのが当たり前でしょう。

 

 

ラインハルト一家とキルヒアイスの出会い

 

夜、ラインハルトと共に外を歩くキルヒアイス。

そこでラインハルトは彼の姉であるアンネローゼの元を明日訪問するとキルヒアイスに伝えます。

 

そしてキルヒアイスはラインハルトたちとの出会った時のことを思い出します。

 

楽しい日々

 

キルヒアイスとラインハルトの出会い。

それはラインハルト一家がキルヒアイス家の隣に引っ越してきた翌日の朝。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話より引用

 

 

 

ラインハルトに名前を聞かれるキルヒアイス。

 

素直に名前を言ったら「ジークフリードなんて俗な名だ」といきなり悪口を。

 

もちろんその後に「キルヒアイスという苗字は良い」と言われてもですねぇ。

 

初対面でこれでは印象最悪なはず。

 

でもそこで悪い印象を持たないのがキルヒアイスの良いところです。

 

そしてすぐ後にキルヒアイスは運命の出会いをすることになります。

それがラインハルトの姉、アンネローゼとの出会い。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話より引用

 

アンネローゼの美しさに見とれ赤くなってしまうキルヒアイス。

 

アンネローゼから弟と仲良くしてと言われてそれをあっさり受け入れます。

 

それからは楽しい時間が始まりです。

 

ヤンチャなラインハルトと優しいアンネローゼ。

 

二人と接する時間はキルヒアイスにとってこの上ない幸せな時間だったことでしょう。

 

しかしまさかここでラインハルトとキルヒアイスのサービスシーンがあるとは。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話より引用

 

確かに喧嘩して噴水に入って服についた血を洗い流すという記述はあったと思いますが、まさかそれをこう結び付けるとは監督やりますねえ。

 

この辺を見ると新銀英伝がどの層をメインターゲットにしているかよくわかりますわ。

 

幸せな時間の終わり

 

さて永遠に続くと思われた幸せな時間。

それは唐突に終わりを迎えます。

 

アンネローゼが皇帝に見初めれて後宮に入ることを求められたのです。

 

この申し入れにラインハルトは猛反対。受け入れた父親を非難します。

 

でもこれは皇帝直々の申し出。これを拒絶する選択肢はラインハルトの父親にはないのです。

 

迎えの車に向かうアンネローゼ。

彼女はキルヒアイスにラインハルトのことを頼みます。

 

何気ない普通の言葉。

でもこの時の頼みがキルヒアイスの運命を変えてしまうのですよね。

 

後にアンネローゼが後悔したこの言葉。

たぶんそのシーンが描かれるのはずっと後になると思いますが、是非映像化して欲しいですわ。

演技力が問われるシーンですけど、アンネローゼ役の坂本真綾さんなら上手く演じてくれると思うので。

 

 

軍人になって姉を救出することが目的(この時点では)

 

しばらくしてキルヒアイスの前に現れるラインハルト。

 

何とラインハルトは幼年学校に入学したのです。

目的は早く一人前になるため。

そしてアンネローゼを皇帝の元から救い出すため。

 

幼年学校は軍人を養成する学校であり、卒業すればすぐに軍人になれます。

 

軍人になって出世すれば軍事力を握ることができ、その軍事力を使えば…。

 

姉を救出する。

それは皇帝に反逆するのと同義です。

普通こんなことを聞けば躊躇しますが、キルヒアイスに迷いはありません。

 

アンネローゼにラインハルトのことを頼まれたから。

そして自分自身、大好きなアンネローゼを助けたいから。

 

キルヒアイスも幼年学校に入学します。

そこで貴族たちを腐敗をみながら軍人になるために切磋琢磨する二人。

 

その結果卒業時はラインハルトが首席でキルヒアイスが次席。

 

やっぱり能力が高かったのですね。

 

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最終目標は宇宙を手に入れること(簒奪)

 

そして時間が現在へ。

 

グリューネワルト伯爵夫人という称号を得ているアンネローゼの元を訪れるラインハルトとキルヒアイス。

 

アンネローゼの前だとラインハルトも笑顔ですねえ。

 

二人きりになるアンネローゼとキルヒアイス。

アンネローゼは再びラインハルトのことをキルヒアイスに頼みます。

 

どれだけ弟のことが心配なんだ。

少しはキルヒアイスの気持ちを考えろよ。

そう思わずにはいられません。

 

 

そして夜、キルヒアイスは幼年学校を卒業したあの夜のことを思い出します。

 

最初はアンネローゼを救うために軍人を目指したラインハルト。

 

しかしそれに加えてさらに大きな目標を得たようです。

 

それはルドルフがやったことをラインハルトが再現するということ。

 

まあ要するに簒奪する(皇帝の地位を奪う)ということです。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話より引用

 

 

そりゃあアンネローゼを救うためには皇帝倒さなきゃいけませんのでそうなるでしょう。

 

そしてそれを宇宙を手に入れると表現するキルヒアイス。

 

まだまだ先が長いですがこの二人ならやりそうな気がしますね。

この時点ではそう思ってました。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第3話を視聴し終わって

 

今回はここで終了。

うん、今回もよくできていましたわ。

 

今回の話は旧OVA版第4話「帝国の残照」のストーリーと同じになりますがあれよりスッキリしていたと思います。

 

あっちは舞踏会に乱入してブラスターで貴族を脅したりしてちょっと現実離れ感が強すぎましたから。

 

さて次回のタイトルは「腐敗魔術師」。

次はヤンの方の担当回。

 

タイトルからするとエル・ファシルの英雄となった時のお話とフレデリカが出てきそうな感じがしますがどうなんでしょうか?

 

次回も楽しみです。

 

次回第4話の感想記事はこちらからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第4話「不敗の魔術師」の感想 「手ぶらのヤンからエルファシルの英雄へ」

 

 

 

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今回のまとめ三行

  • ラインハルトが帝国元帥に昇進
  • ラインハルトとキルヒアイスの出会い
  • 現在の目標は宇宙を手に入れること