銀河英雄伝説【旧OVA版】第66話「黄金獅子旗の下に」の感想 「躊躇がある男の野心を大きくする」

感想(ネタバレあり)

ヤンの逃亡、

レンネンカンプの死。

ある程度の事情がわかったところで

ラインハルトは決断を迫られます。

果てしてラインハルトは

どういう決断をするのでしょう?

スポンサーリンク

ラインハルトの躊躇や迷いはロイエンタールの野心に火をつける?

ヤンやレンネンカンプの件で

御前会議をすることになり、

ミッターマイヤー、

ロイエンタール、

そしてオーベルシュタインが

招集されます。

ラインハルトが来る前に

軽く情報の確認をする3人。

もともと今回の事態は

レンネンカンプが

ヤンを逮捕するように

同盟政府に勧告したのが切っ掛け。

それを知っている

ミッターマイヤーとロイエンタールは

ヤンの方に好意的です。

一方レンネンカンプをある意味

使嗾したオーベルシュタインは

レンネンカンプに同情的な感じ。

まあ同情的というよりは

ヤンの存在を

危険と認識しているので

結果的に

ヤンを排除しようとした

レンネンカンプを持ちあげているのでしょうね。

でもオーベルシュタインが

ヤンを危険に思うのは

理解できないこともありません。

だって戦術に関しては

ラインハルトより能力が上。

そのヤンを遇するには

オーベルシュタイン自身が言ったように

高すぎても低すぎてもいけません。

ヤンを自分の配下に加えたいと

未だに思っている

ラインハルトの言動を考えると、

最低ラインが帝国3長官と並ぶ地位、

最高だとその上のナンバー2。

キルヒアイスが死んで、

組織としては正常に形になっているのに

ここでナンバー2が新たに出現しては

後の災いの種になりかねませんからね。

ロイエンタールとオーベルシュタインが

舌戦を繰り広げた後、

ようやくラインハルトがやってきて

御前会議が始まります。

ラインハルトの気質を考えると

すぐに結論を出すと

ロイエンタールたちも考えていたはず。

しかし予想に反して

ラインハルトの下した決断は

事実上の現状維持。

まあ、同盟政府が混迷するのを

しばらく見ていると言っているので

おそらく同盟政府を滅ぼすのは

決めているようですけど。

ただ迅速になんでも決める

ラインハルトがこんな決断を

したことに

ロイエンタールは失望します。

ロイエンタールが

ラインハルトの旗下にいるのは

以前ミッターマイヤーを救うために

力を貸してもらったのが一番の理由。

でも当然それだけではありません。

ラインハルトの覇気と野心と能力に

魅かれたからです。

キルヒアイスが死んだことで

それまで少し残っていた温かさは

完全になくなりましたが

覇気と野心と能力はそのまま。

だからこそロイエンタールは

ラインハルトに忠誠を誓っていたのです。

しかしゴールデンバウム朝を滅ぼし、

さらに同盟を属領にしたことで

覇気と野心に限りが出ている。

ロイエンタールはそう思ったのでしょうね。

ロイエンタールは優秀な提督です。

しかしオーベルシュタインとは

違った意味で癖がありすぎます。

忠誠を永続させるために

覇気と野心と能力を常に維持しなければ

いけないなんて。

こういうことの積み重ねが

取り返しのつかない事態に

なってしまうのですが

それはまだずっと後のお話です。

今の帝国は一部の天才で運営される歪な状態

工部尚書であるシルバーヴェルヒの指揮の元、

新帝都であるフェザーンの開発が

どんどん進んでいます。

ここまで順調に進んでいるのは

シルバーヴェルヒの能力のおかげ。

ただ個人の能力に依存し過ぎると

後々大変なことになるのですよね。

これはどんな組織でも同じ。

一人の優秀な指導者が頑張る間は

いいのです。

でも人間ですから、

いつかは他の者と変わることになります。

そして変わることによって

今まで順調だったことが

おそらく停滞することになるのです。

でもこれって

ラインハルト自身にも

当てはまることなんですよね。

新帝国が成立したのは

ラインハルトの寄与が大きいです。

さらに現在でも滞りなく

帝国が運営されているのは

ラインハルト自身が頑張っているおかげ。

でもそのラインハルトが

いなくなったらどうなる?

結局個人に依存している現状を

変えなければどうにもなりません。

シルバーヴェルヒに関しては、

ラインハルト自身、

ある程度頑張ってもらった後で

工部省の権限を縮小して

身の丈にあったものにするつもりのようですけど、

自分自身に何かあったときは

どうするつもりなんでしょうかねえ。

ビッテンフェルトの一言がラインハルトを覚醒させる

同盟政府の混迷を

模様眺めするつもりだった

ラインハルトでしたが、

ビッテンフェルトの一言が

ラインハルトの考えを改めます。

ラインハルトが常勝だったのは

歴史を動かしてきたから。

今回は歴史に動かされているのは

どうよ?

まあこう言われたら

ラインハルトでなくても

動かざるをえません。

ビッテンフェルトが言うことは

その通りですからね。

即断即決、

それがラインハルトにプラスを

もたらしてきたのですから。

これによりラインハルトは

同盟領への出兵を決定します。

目的は自由惑星同盟の完全併呑。

ラインハルトが動くことで

他の人々や組織にも影響を与えます。

同盟政府や

ヤン一党はどうでるのでしょうか?

今回のまとめ三行

・ロエンタールの野心に火がついた?

・個人に頼り過ぎ

・再出兵決定

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする