銀河英雄伝説【旧OVA版】第62話「血の流血階段」の感想 「レンネンカンプが自身のプライドを守るためには他に手段がなかった」

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感想(ネタバレあり)

 

この記事を書いているのが2018年の3月。

来月からは新銀英伝の放送開始です。

丁度数日前に一部の主要キャラのキービジュアルが公開になり、特にシェーンコップとキャゼルヌのキービジュアルに賛否両論で凄いことになってましたね。

 

確かに旧OVA版に慣れ親しんだ人間からすると「これじゃない」感は強いと思います。

 

ただ監督もキャラデザも旧OVA版と違うのですから仕方がありません。

新版は旧OVA版とは完全に別物と考えて楽しむが一番だと思います。

 

さて話を旧OVA版62話の感想に戻しましょう。

 

前回61話ではシェーンコップがレベロ議長を誘拐し、ヤンを救出したところで終わりました。

今回はその続きで、この事態を生じさせた張本人、レンネンカンプに逆襲する話になります。

 

第61話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第61話「歌劇への招待」の感想 「交渉すると見せかけて実力で奪い返す」

 

 

 

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捕らわれたレベロがヤンと対面

前回61話でも対面したレベロとヤン。

あの時とは立場を入れ替えた状態で再び対面です。

 

レベロとしては気まずいでしょうね。

ヤンを謀殺しようとしたのにまさか再びヤンと再会することになるとは。

 

しかしレベロも政治家。

そういう気まずい気持ちを少しも出さず堂々とした雰囲気を醸し出してヤンと話をします。

 

ただ「虚勢である」とシェーンコップに見抜かれてますけどね。

 

ヤンとしてはこうなった以上、同盟政府に残るという選択肢はありません。

残された手は今回の不当逮捕を全宇宙に知らせて帝国(ラインハルト)に庇護を求めるか、それとも同盟にも帝国にも助けてもらわず自立するか、の二つしかありません。

 

難易度的には明らかに前者の方が容易なはず。

 

もともと今回の事態はレンネンカンプの独走が原因。

ラインハルトが知らないうちに勝手にやったことであり、ラインハルトの性格を考えれば一番嫌いなやり方ですからね。

 

ラインハルトに訴えれば、ヤンを自分の旗下にしたいと思っていたラインハルトのことです。

喜んでヤンたちを庇護することでしょう。

 

その際、レンネンカンプは責任を負わされて良くて左遷、悪ければ自裁となるはず。

 

そしてレンネンカンプの片棒を担いだ同盟にも無事では済まないでしょう。

 

だからこそ、ヤンがこのやり方をレベロに披露したとき、レベロが狼狽えたのです。

 

ただヤンの民主主義を絶対視する考え方に同盟は救われました。

 

ヤンは後者を選ぶことにしたのです。

すなわち、同盟にも帝国にも属さない手を。

 

しかしそうするとヤンたちは同盟の手が届かない場所に行かなければいけませんが、同盟がヤンたちを何もせずに見逃せばラインハルトが同盟に疑いの目を向けるはず。

 

そこでヤンは「レンネンカンプを人質に取り、同盟政府を脅す形にして宇宙に出ること」をレベロに提案します。

 

それだったらレベロを人質にしても結果は同じような気もします。

でもレンネンカンプが健在ならば同盟政府に関係なく帝国軍が宇宙に逃げようとするヤンたちをレベロもろとも殺そうとするかもしれませんので。

 

レベロはその提案に直接的な返答をしません。

 

でも言っているセリフを考えれば黙認しているようなもの。

 

ヤンをそれを理解し、シェーンコップに作戦指揮を任せます。

 

さあ、レンネンカンプ捕縛作戦開始です。

 

 

ローゼンリッタ―がレンネンカンプを捕縛

 

レベロが誘拐されたことを知っているレンネンカンプは同盟政府に事態を収拾させる当事者能力なしと判断し、帝国軍の手で事態を終わらせるつもりのようです。

 

ただし帝国軍とは言っても惑星ガンダルヴァに駐屯するシュタインメッツは蚊帳の外。

 

シュタインメッツに応援を頼めば確実に成功するでしょうけど、そうすればレンネンカンプの功績が減りますからね。

つくづくレンネンカンプって小さい男ですわ。

 

しかしそうは問屋が卸しません。

レンネンカンプが弁務官事務所を置いているホテルシャングリラの地下からシェーンコップ率いるローゼンリッタ―が奇襲を仕掛けてきたのです。

 

シェーンコップは地下からエレベーター補修シャフトを登り、レンネンカンプのいる真下に出ると、エレベーターを落とし、さらに階段を爆破してレンネンカンプの孤立を図ります。

 

しかし一か所だけ階段の爆破に失敗。

そのため作戦を変更。

ブルームハルトにレンネンカンプ捕縛を任せ、シェーンコップ自身は爆破できたかった階段にゼッフル粒子を撒いて時間稼ぎをすることにします。

 

ゼッフル粒子はビームなど火器使用を事実上できなくする粒子。

下手に使えば大爆発しますからね。

 

そのためレンネンカンプを救うには帝国軍は白兵戦でシェーンコップたちを突破するしかないのです。

 

しかし相手は白兵戦では魔王みたいな強さを誇るシェーンコップ。

当然突破できず、階段は帝国軍の血で赤く染まります。

 

この辺の血の演出は苦手な人は苦痛でしょうけど、次回以降もっとグロいシーンが出てきますからね。

 

ここで我慢できないなら旧OVA版は諦めて原作小説に行くことをお勧めします。

 

さてシェーンコップの時間稼ぎのおかげでブルームハルトはレンネンカンプの捕縛に成功。

 

あとは頃合いを見て来た時に使ったエレベーター補修シャフトを戻るだけ。

最後に爆破してお仕事終了ですわ。

 

 

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レンネンカンプの肥大したプライドが最悪の事態を招く

 

「生きて虜囚の恥ずかしめを受けず」という考え方を本気で考えていそうなレンネンカンプ。

 

捕虜になったことでもプライドが傷つけられたのに、ヤンやレベロの姿を見てさらにプライドがずたずたに。

 

 

レンネンカンプはレベロをいい様に使ってヤンを始末しようとしたのに、そのレベロに裏切られたのです。

自分が目下と思っていた者にも裏切られたですからこれほどショックなことはありません。

 

さらに捕虜になったことで帝国の権威にも傷がつきました。

当然高等弁務官職ははく奪されずっと恥辱にまみれた一生を送ることに。

 

生きていれば復讐戦の機会もあるかもしれないのですけど、レンネンカンプの狭い視野にはそんな可能性は映らなかったみたいです。

 

レンネンカンプは首つり自殺を図り、この世から退場します。

 

これに困ったのはヤンたち。

もしレンネンカンプが死んだことが同盟政府や帝国軍にバレたらヤンたちを殺そうと仕掛けてくるかもしれません。

 

今ヤンたちが安全なのはレンネンカンプが生きた人質だったからなのです。

結局フレデリカの提案でレンネンカンプに化粧を施し、生きていると思わせて宇宙に出ることにします。

 

そしてヤン一行は宇宙で待っていたレダⅡに乗り込み、逃亡に成功です。

 

ただこれで終わりではありません。

今回の事態を受けてラインハルトはどんな反応をするか?

また同盟政府はビュコックを現役復帰させてヤン討伐をさせようとしています。

 

帝国が同盟を事実上の属国にしたことで平和が到来すると思ったのに。

 

この先どういう展開になるのか?

 

次回も楽しみです(次回以降の内容知ってるけどw)

 

 

第63話の感想記事はこちらからどうぞ。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第63話「聖地」の感想 「これで地球教は滅んだ?」

今回のまとめ三行

  • レンネンカンプを捕虜に
  • レンネンカンプ自殺
  • ヤンたちが惑星ハイネセンから逃亡