グランクレスト戦記第4話「決断」の感想 「シルーカのためなら領地も爵位もいらん」

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感想(ネタバレあり)

 

ここまで思惑通りに物事が進み、

ちょっと調子に乗っている気がする

シルーカさん。

 

連合から同盟に鞍替えするために

同盟の盟主たるマリーネ(ヴァルドリンド辺境伯)

の元を訪問します。

 

マリーネに謁見した際の感触は

かなりよく、

思わず笑みが零れてしまいますが。

 

本作がいわゆる「なろう小説」に類するもの

だったらおそらくシルーカの思惑通りここでも

進んだことでしょう。

しかし本作は「なろう小説」と違って

何でもご都合主義では進みません。

 

歯車が狂ったときの恐ろしさをシルーカは

今回身に染みることになります。

 

 

キャラの簡単な紹介と各話で

どのような行動をしたかについて

まとめた記事作りましたので

興味がある方はどうぞ。

 

【グランクレスト戦記】キャラの紹介と各話での動向まとめ

 

 

 

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義父の正論が娘の任務を失敗させる

 

シルーカの主君テオを同盟に加入させるか?

マリーネ自身は加入を認める判断に

傾いているようです。

 

何しろシルーカには大講堂の惨劇の際に

助けられた恩がありますし、

幻想詩連合に勝つには味方は一人でも

多い方が良いですから。

 

しかしマリーネの魔法師長アウベストは

これに反対します。

 

理由は1度例外を作れば

同じようなことをする輩が続出する

かもしれないから。

 

テオとシルーカは

連合に所属して

同盟の君主たちと戦い

その領地と聖印を奪った。

 

そのテオとシルーカの同盟加入を認めたら

連合に所属を変えた後、

同盟所属の君主たちの領地や聖印を

奪ってまた同盟への所属を求める君主も

出てくるかもしれない。

 

実際そんな面倒なことをする君主は

いないでしょうけど、

悪い先例になる可能性がある以上、

テオの加入を認めるべきではないという

アウベストの助言は正論です。

 

ただしアウベルトの意見は助言ですので

実際に決めるのはマリーネです。

 

そしてマリーネが出した結論は、

 

テオの同盟加入を認めず

 

 

同盟への加入が認められると

自身満々でシルーカですが、

マリーネの決定を聞いて

呆然自失。

 

 

しかしこれで終われる訳ありません。

シルーカは次善の策を実行するため

好色伯ことヴィラールが治める

アルトゥーク伯領に向かいます。

 

好色伯には会えず

 

アルトゥーク伯領に向かう途中、

アウベストの悪口を言い募るアイシェラ。

原作ではアイシェラとシルーカの本当の関係の話や

アウベストがシルーカを危険視してあることを

しようとした話があるのですけど、

全部カット。

 

たぶん後の話に混ぜるのでしょうけど

気になる方は是非原作1巻を読みましょう。

 

さて同盟への加入が失敗した以上、

テオが生き残るためには

連合の所属として戦うしかありません。

 

しかしテオの領地の周辺は

同盟所属の君主ばかりで

近くで連合に所属している君主は

好色伯ことヴィラールしかいないのです。

 

マリーネ率いるヴァルドリンド騎士団が

攻めてくるのが確実なため、

ヴィダールの援軍が喉から手が出るくらい必要。

 

でも果たしてヴィラールはテオへの援軍を

認めてくれるのか?

 

何しろシルーカは

ヴィラールと契約を結ぶ約束で

一度アルトゥーク伯領に向かおうとしましたが

メスト・ミードリックの配下の襲撃時にテオと出会って、

ヴィラールとの契約を反故にしたのですから。

 

ヴィラールは怒っている可能性が高く、

下手をすればそのまま殺害されたり

幽閉されたりするかもしれません。

 

しかしテオのために

恥を忍んでヴィラールとの対面に

一途望みをかけるシルーカ。

 

 

ヴィラールの居城に招き入れられた

シルーカですが、

シルーカと対面したのは

ヴィラール本人ではなく、

ヴィラールの魔法師長を務める

マルグレットでした。

 

グランクレスト戦記第4話より引用

 

 

そしてマルグレットは

シルーカにこう話します。

ヴィラール曰く、

 

「今は会う時ではない」

 

はい、事実上の門前払い宣言です。

 

ヴィラール自身は怒っているかどうかは

わかりませんが

少なくともマルグレットはシルーカが

ヴィラールと契約しなかったことを

怒っている様子。

 

さらにシルーカが余計なことを

言ったのでさらにマルグレットの怒りが

増してしまう悪循環に。

 

前回までのシルーカ無双が嘘のように

やることなすこと失敗続き。

 

過信するとロクなことになりませんな。

 

まあ「今は」ということは

時がくれば会うこともあるという意味。

結構フラグですけどね。

 

 

セーヴィス王を討ち取ったけど

 

同盟に加入できず、

ヴィラールには会えず。

 

さらに悪いことに

セーヴィス王ナヴィルの要請に従って

マリーネ率いるヴァルドリンド騎士団が

攻めてくるのは確実。

 

ヴァルドリンド騎士団だけで2万を超える

一方、

テオの軍勢は3000がやっと。

 

戦争は数だけではありません。

しかし7倍弱も差があると流石に・・・。

 

もうテオが取れる手は一つ。

一人でも多くの犠牲を敵に強いて

それを突破口に有利な条件で講和を図る。

 

そのためにテオたちは奮戦することになります。

 

テオたちは城に籠城し、

正門をアイシェラ。

東門にネーマン、

東門にラシックを配置。

 

そして戦いが開始されます。

 

ヴァルドリンド騎士団が誇る

重装騎兵の弩攻撃により

あっという間に

正門とそれに連なる城壁が崩壊寸前。

 

 

グランクレスト戦記第4話より引用

 

攻城兵器で正門を突き破るのが

通常の戦法ですが、

まさか弩で門と城壁を

一緒に潰そうとするなんて。

 

たぶんこの弩って魔法が

掛けられているのでしょうね。

そうじゃないとこの威力は無理だわ。

 

この事態にアイシェラは

一般兵士たちを後方に下がらせて

自身は時間を稼ぐ判断を下します。

 

グランクレスト戦記第4話より引用

 

重装騎兵を見下ろす

アイシェラのこのシーン、

本当に美しい。

 

意を決して

重装騎兵に単身突入しますが、

相手はヴァルドリンド騎士団の精鋭。

 

後ろから弩に貫かれた

アイシェラは瀕死の重傷。

プリシラの必死の治癒で何とか

命は助かりますけど、

今後の戦いに投入は無理そう。

 

そして悲報は続きます。

ネーマンが戦死。

ラシックも敗走してしまったのです。

 

戦線が崩壊寸前。

こりゃあ、城を枕に討ち死も

あるかも・・・と思っていたら、

ラシックさんがやってくれました。

 

実はラシックの敗走は罠であり、

セーヴィス王ナヴィルが前線に

出てくるように仕掛けたのです。

 

一人が通るのがやっとの通路で

セーヴィス王との一騎打ちを始めるラシック。

 

なぜか二刀流のセーヴィス王に

猛然と襲い掛かるラシックカッコいい。

ここだけ作画気合い入り過ぎw

 

若い分ラシックの方に分があったのでしょう

最終的に

ラシックはセーヴィス王を討ち取ります。

 

この勝利は結構大きいです。

だってヴァルドリンド騎士団が

攻めてきた理由は

同盟に所属するセーヴィス王の

要請だったのです。

 

そのセーヴィス王が死んでしまった以上

ヴァルドリンド騎士団は戦う理由が

無くなってしまったのですから。

 

まさに講和を図る絶好のチャンス。

早速ヴァルドリンド騎士団の陣に赴き

講和の交渉を始めるシルーカ。

 

しかし交渉は

再び失敗してしまいます。

 

確かにセーヴィス王が死亡し

戦う名分は無くなりました。

 

でもこのまま講和してしまえば

ヴァルドリンド騎士団の名前に

傷がつきます。

援助を求めてきた者(セーヴィス王)を戦死させ

講和して逃げ帰った臆病者と。

 

 

騎士は名誉を重んずる者。

だからこそセーヴィス王の敵討ちを

成功させない限り

一歩も引けない状態に

なってしまったのです。

 

アウベストが言う通り、

やり過ぎたということ。

 

もうこうなっては講和の可能性はゼロ。

お先真っ暗状態ですわ。

 

 

 

好色伯が美味しいところに持っていかれた

 

マリーネの本営を守るため

一部の兵(100騎あまり)を残し、

全軍で城攻めを始めるヴァルドリンド騎士団。

 

 

しかしここで事態が急変します。

何とヴィラール率いるアルトゥーク伯軍が

マリーネの本営を奇襲したのです。

 

グランクレスト戦記第4話より引用

 

城攻めを中断して慌ててマリーネの元に

引き返すヴァルドリンド騎士団の主力。

 

アルトゥーク伯軍が出現した以上、

城攻めを続ける訳にはいきません。

 

ヴァルドリンド騎士団はそのまま撤退し、

マリーネも何とか逃げきります。

 

まあ、この辺はヴィラールが

マリーネをわざと逃がしたようですけどね。

ヴィラールにとってマリーネは従姉妹に

当たりますから。

 

さすがに身内を討つのは

気が引けたのでしょう。

 

 

首の皮一枚のところで命拾いしたテオたち。

でもヴィラールはテオのために

戦ったわけではありません。

 

ヴィラールはテオの城に乗り込み、

テオと対面します。

 

この時のシルーカの

合わせる顔がないというな仕草が

なんとかく可愛く感じますわ。

 

さてシルーカは

ヴィラールに契約しなかったことを

詫びますが、

それに対してヴィラールは次のように話します。

 

「シルーカは契約通り、

セーヴィスの領地を掻き乱し、

同盟の威信をどん底に叩き落とした

十分な仕事をしてくれた」と。

 

つまりシルーカは

ヴィラールの思惑通り動いて

ヴィラールに利益をもたらしたと。

さらにシルーカをこのままアルトゥーク伯領に

連れかえるという意図も入っています。

 

一方テオに関しては

領地も聖印もそのまま。

セーヴィスの盟主として

連合のために働いてくれと。

 

要はシルーカを渡せば

これまで通りという訳。

 

テオに取ってみれば破格の条件です。

しかしテオはこの条件を飲まず、

シルーカの提供を拒みます。

 

なぜテオがそんな決断をしたのか

わかりません。

口で言っていることがすべてでは

ないですからね。

 

ともかく聖印も領地も捨てて

シルーカと共にいることを

選択したのです。

 

最終的にテオは子爵から騎士になり、

これまで得たものをすべて失うことになりました。

シルーカとの契約を除いては

 

さらにテオとシルーカは

ヴィラールの領地で暮らすことになります。

 

 

 

終わりに

 

第4話はここで終了。

かなり駆け足でしたね。

原作を読んでいる者からすると

物足りないです。

 

一つシーンは

別の下地があって生きるもの。

その下地の部分をカットしすぎたために

それぞれにシーンが突発的に感じますし、

つながりが見えにくくなっているのですよね。

 

例えばシルーカとアウベストとの講和交渉で

アウベストがシルーカに対して

「お前はまたしてもやり過ぎたのだ」

と言うシーンがありました。

 

あれはラシックがセーヴィス王をおびき出した策に

シルーカが絡んでいたからこそ、

言葉がズシリと来るのですけど、

シルーカが絡んだというセリフは

カットされてましたよね。

 

アニメだから尺を合わせるために仕方がない面も

ありますが

それを補うためにナレーションを入れるべきだったかも。

魔弾の王と戦姫や銀河英雄伝説(旧OVA版)では

ナレーションを効果的に使ってましたので。

 

苦言ばっかり書きましたが

もちろん良い点もありますよ。

例えば戦闘シーン。

1話や2話の戦闘シーンはちょっと残念でしたが

この4話の戦闘シーンはホント良くなってました。

 

1話と2話の戦闘シーンって

テオの剣の腕がイマイチという設定だったので

わざと野暮ったくしたのかもしれませんね。

 

 

今回の第4話で原作第1巻のエピソードは終了。

次回第5話から原作2巻の内容に入ります。

第5話からはさらに登場キャラが増えますので

原作未読の方は覚悟しておきましょうw

 

グランクレストの登場キャラに関しては

記事を作成してあるので、

興味がある方は冒頭のリンクを辿って

閲覧ください。

 

今回のまとめ三行

・同盟加入できず

・好色伯参戦

・シルーカだけは死守