将国のアルタイル第20話「弔鐘遥かなり」の感想 「13年前の策で再び勝利を」

感想(ネタバレあり)

シエロに侵攻してきた帝国軍は

シエロの罠にハマり、

約1万の将兵を失いましたが

まだ6万あまりの軍勢が健在。

一方シエロ軍は2万3000と言っても

大半は民兵と志願兵でどこまで役に立つか。

一応カリルパシャが率いる

トルキエ軍も

陣を敷いていますが、

騎兵であり、

シエロ軍と共同作戦はたぶん無理。

まだまだ予断を許さない情勢の中、

今回帝国軍とトルキエ軍が衝突します。

果たして勝利するのは?

兵糧切れを狙うよ

帝国軍は

第12軍団が輸送してきた

兵糧を得て一息つきますが

予定量より小量。

このままだと、

シエロの兵糧が尽きる前に

帝国軍が兵糧切れで

苦しむことになります。

軍団長たちが不安を口にする中、

総大将であるピノー大将だけは

余裕綽々。

どうやらピノー大将は

トルキエ軍を攻撃して

兵糧を奪うつもりのようです。

敵を倒して兵糧を奪う。

そうすれば兵糧不足を解消し、

おまけに後方から

攻撃される恐れがなくなります。

さらにトルキエ軍が敗れれば

シエロの士気も下がりますから

一石三鳥となります。

もちろん成功すればの話ですが。

ピノー大将は

シエロの包囲に加わっていない

軍勢約2万2000を率いて

トルキエ軍に向かいます。

一方トルキエ軍は

後続の部隊と合流して

2万6000にまで増加しています。

これだけいれば

帝国軍と正面からぶつかっても

十分に対抗できることでしょう。

しかしトルキエ遠征軍を預かる

カリルパシャはあえて帝国軍と戦わず、

後退することにします。

帝国軍の弱点は兵糧。

そのため戦わず時間さえ稼げば

勝手に帝国軍は瓦解する。

それが分かっていて

わざわざ帝国軍の相手を

してやる必要がない。

それにトルキエ軍は騎兵主体。

歩兵ばかりの帝国軍に

捕捉されることもない。

カリルパシャはそこまで考えて

この決定を下したのでしょう。

しかしそれは帝国軍も予測済み。

カリルパシャを行動を読んで

策を立てていたのです。

川を伝って

トルキエ軍を待ち構える帝国軍。

トルキエ軍は遊牧民族であり、

兵糧代わりの家畜の群れを連れていますから

どうしても牧草地があるところに退却する

必要があるのです。

そのためトルキエ軍が退却する場所は

特定できるという訳。

地図を見て

敵の行動を予測する。

ルイ大臣お得意の方法ですが

それを忠実にやってのける

ココシュカ。

さすがルイ大臣付きの秘書官ですわ。

将国のアルタイル第20話より引用

13年前に成功した策で勝利のはずが・・・

トルキエ軍の行軍路を塞ぐように

陣を敷く帝国軍。

ここでカリルパシャは決断を迫られます。

これまでの戦略に基づき

帝国軍との衝突を避けるか、

帝国軍と会戦し打ち破るか?

まあ、ここで衝突を避けて

逃げることはできないでしょう。

トルキエ軍は騎兵主体ですから

十分に逃げきれるでしょうけど、

そうなると家畜などの物資は

捨てなくてはいけなくなります。

もしこれらの物資を帝国軍に奪われたら

長期戦に持ち込み帝国軍の兵糧切れを

待つという策自体がダメになってしまうので。

将国のアルタイル第20話より引用

カリルパシャの命令で

帝国軍に攻撃を仕掛けるトルキエ軍。

弓騎兵と槍騎兵の波状攻撃を仕掛ける間に

別動隊が帝国軍の後方に回りこんで

挟撃する。

13年前、

トルキエに侵攻したピノー率いる帝国軍を

この策によって撃破したカリルは

同じ手で勝利するつもりのようですね。

でも1回使った手って

だいたい研究されて

敵は対抗策を練っているもの。

かつての成功体験を

忘れられなかったカリルは

ここまでの人物だったようです。

帝国軍の奥の手で

別動隊は大打撃を受け、

カリフ率いる本隊も包囲殲滅の危機に

陥ります。

敗北を悟ったカリルはピノー

めがけて突進しますが・・・。

絶体絶命の危機!!もう援軍も来ない中で

戦いが終了して

シエロを包囲していた部隊と

合流するピノー率いる帝国軍。

将国のアルタイル第20話より引用

大量の家畜と

大量の捕虜、

そして槍先に掲げられて

晒されているカリルの首を見れば

どっちが勝利したのか

子供でもわかります。

帝国軍に敗北。

カリルパシャ戦死の報は

トルキエ本国にもすぐに伝えられます。

多くのパシャは

カリルの仇討ちのために

出陣を希望。

しかしザガノスが反対します。

今回の事態は

軍備を怠り、

帝国軍との衝突を避けようとした

カリルの責任であると主張し

さらに南ルメリアナに関しては

カリルとマフに一任していると。

トルキエ本国からの援軍は絶望的。

そしてトルキエ軍が敗れた事実を

突きつけられたことで

シエロの士気もダダ下がり確実。

カリルが死んで

悲嘆に暮れていては

どうしよもありません。

人知れず泣いたマフは

動き始めます。

将国のアルタイル第20話より引用

今回はここで終了です。

うん、案外簡単に負けちゃいましたね

トルキエ軍。

帝国軍が最初に出撃した時、

それを迎撃していれば

たぶん帝国軍も奥の手が使えず、

戦いの勝敗も違ったものになったでしょう。

結局被害を少なくしようとした結果が

間違っていたということになります。

ただ味方の被害を避けようとするのは

誰だって同じですからね。

カリルだけを責めるのは酷だと思いますわ。

援軍もない、

士気も低下、

まさに最悪の状態ですが

ここからマフはどうするつもりなんでしょうかねえ。

次回が気になりますわ。

今回のまとめ三行

・帝国軍の兵糧切れを狙う

・帝国軍とトルキエ軍が衝突

・カリル戦死

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