銀河英雄伝説【旧OVA版】第59話「過去と現在と未来と」の感想 「偏見が正解のこともある」

感想(ネタバレあり)

今回はストーリーの進展が

ほぼありません。

前半がゴールデンバウム朝の

あら探しの報告の話、

後半は

ヤンがレンネンカンプに監視されて

息苦しいと感じている話です。

秘密のされた歴史ほど興味深いものはない

ゴールデンバウム朝を事実上簒奪して

成立したローエングラム王朝。

簒奪した場合、

それを正当化するために

前王朝のあら探しをすることは

どんな王朝でもやっていたこと。

当然ラインハルトも・・・と

言いたいところですが

そもそろラインハルトはそんなことに

興味はありません。

だって簒奪したことに

後ろめたさがありませんからね。

ただ歴史を後世に伝えるため

最低限ゴールデンバウム朝が

秘密にしていたことを調べる必要があります。

そのためラインハルトが学芸省に命じて

ゴールデンバウム朝の秘密にされていた歴史を

調べさせるのですが、

今回はその報告書を

ラインハルトが読むという体(てい)で

ゴールデンバウム朝の秘められた歴史が

明らかになります。

今回わかったことは

ルドルフ大帝が崩御した後

ろくな皇帝が出なかったという事実だけですね。

あれだけ同性愛者を毛嫌いして

同性愛者を粛正したルドルフの子孫から

同性愛者が出るなんて

血統ってあんまり信じられませんわ。

さらに帝位に就くために

皇帝を殺害する奴が出たり、

自分のスケジュール以外に興味が

ない奴が皇帝になったりと。

ホント専制政治の悪い点が

たくさん出ているという感じですね。

最悪の専制政治ほど酷いものがはないというのが

如実に語られていると思います。

先入観が当たっている場合もある

同盟政府に監視されているヤン夫妻。

でも監視しているのは

同盟政府だけではありません。

警護と称して帝国軍も

ヤンを監視しているのです。

現在同盟に駐在する帝国の高等弁務官は

レンネンカンプ上級大将。

帝国軍の同盟領侵攻に際し、

2度もヤンに敗れている御仁です。

これがミッターマイヤーとかだったら

たぶん自分の不甲斐なさを責めて

絶対にヤンに対して恨みを持つことは

ないでしょう。

しかしレンネンカンプは違います。

軍人としてヤンに敗北したという事実が

重くのしかかり、

ヤンを必要以上に敵視することに

なってしまったのです。

まあ、ヤンが退役して

のんべんだらりとした生活を

していることも大きな影響を与えたのでしょう。

軍人は国に奉仕するべきとか

考えていそうなレンネンカンプからすると

ヤンの行動は理解できるはずがありません。

だからヤンの現在の行動は

擬態であり、

近い将来必ず帝国打倒のために

行動を起こすはずだと考えてしまったのです。

偏見の基づく

うがった見方。

本当にレンネンカンプって

嫌な奴ですけど、

その偏見に基づくうがった見方が

それほど間違いではなかったのですから

不思議なものです。

バーミリオン会戦後に

メルカッツたちを逃亡させた以上、

メルカッツたちに責任があるヤンとしては

どうしても行動を

起こさなければいけませんからね。

エゴイズムに徹するなら

メルカッツたちを帝国軍に

引き渡さなければいけなかったのに

それをやらなかった以上、

ヤンの将来はある程度

決まってしまいました。

まああの状態で

メルカッツを帝国に引き渡せる

エゴイストの塊のような人物って

ほとんどいないと思いますけどね。

今回はここで終了。

次回は急展開を迎えることなります。

ああ、犯罪者にされちゃった。

軍艦で逃亡させた以上

実際犯罪者だけどw

今回のまとめ三行

・ゴールデンバウム朝の歴史に触れる

・帝国軍の監視

・レンネンカンプの偏見は事実

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする