銀河英雄伝説【旧OVA版】第59話「過去と現在と未来と」の感想 「レンネンカンプの偏見は実は正解だった」

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感想(ネタバレあり)

 

今回はストーリーの進展がほぼありません。

前半がゴールデンバウム朝のあら探しの報告の話、後半はヤンがレンネンカンプに監視されて息苦しいと感じる話です。

 

第58話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第58話「訪問者」の感想 「簒奪は1万倍もマシな行為らしいです(フラグ)」

 

秘密のされた歴史ほど興味深いものはない

 

ゴールデンバウム朝を事実上簒奪して成立したローエングラム王朝。

 

簒奪した場合、それを正当化するために前王朝のあら探しをすることはどんな王朝でもやっていたこと。

当然ラインハルトも…と言いたいところですが、そもそろラインハルトはそんなことに興味はありません。

だってラインハルトには簒奪に後ろめたさがありませんからね。

 

ただ歴史を後世に伝えるため、最低限ゴールデンバウム朝が秘密にしていたことを調べる必要があります。

 

そのためラインハルトが学芸省に命じてゴールデンバウム朝の秘密にされていた歴史を調べさせるのですが、今回はその報告書をラインハルトが読むという体(てい)でゴールデンバウム朝の秘められた歴史が明らかになります。

 

今回わかったこと。

それは「ルドルフ大帝が崩御した後、まともな皇帝がほぼ出なかった」という事実だけですね。

 

あれだけ同性愛者を毛嫌いして同性愛者を粛正したルドルフの子孫から同性愛者が出るなんて血統ってあんまり信じられませんわ。

さらに帝位に就くために皇帝を殺害する奴が出たり、自分のスケジュール以外に興味がない奴が皇帝になったりと。

 

ホント専制政治の悪い点がたくさん出ているという感じですね。

最悪の専制政治ほど酷いものがはないというのが如実に語られていると思います。

 

 

先入観が当たっている場合もある

 

同盟政府に監視されているヤン夫妻。

でも監視しているのは同盟政府だけではありません。

 

警護と称して帝国軍もヤンを監視しているのです。

 

現在同盟に駐在する帝国の高等弁務官はレンネンカンプ上級大将。

帝国軍の同盟領侵攻に際し、2度もヤンに敗れている御仁です。

 

これがミッターマイヤーとかだったら、自分の不甲斐なさを責めて絶対にヤンに対して恨みを持つことはないでしょう。

 

しかしレンネンカンプは違います。

軍人としてヤンに敗北したという事実が重くのしかかり、ヤンを必要以上に敵視することになってしまったのです。

 

まあ、ヤンが退役してのんべんだらりとした生活をしていることも大きな影響を与えたのでしょう。

「軍人は国に奉仕するべき」とか考えていそうなレンネンカンプからすると、ヤンの行動は理解できるはずがありません。

 

だから「ヤンの現在の行動は擬態であり、近い将来必ず帝国打倒のために行動を起こすはず」だと考えてしまったのです。

 

偏見の基づくうがった見方。

本当にレンネンカンプって嫌な奴ですけど、その偏見に基づくうがった見方がそれほど間違ってないのですから不思議なものです。

 

バーミリオン会戦後にメルカッツたちを逃亡させた以上、メルカッツたちに責任があるヤンとしてはどうしても行動を起こさなければいけませんからね。

 

エゴイズムに徹するならメルカッツたちを帝国軍に引き渡さなければいけなかったのにそれをやらなかった以上、ヤンの将来はある程度決まってしまいました。

 

もちろんあの状態でメルカッツを帝国に引き渡せるエゴイストの塊のような人物ってほとんどいないと思いますけどね。

 

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銀河英雄伝説第59話を視聴し終わって

 

今回はここで終了。

次回は急展開を迎えることなります。

ああ、犯罪者にされちゃった。

軍艦で逃亡させた以上実際犯罪者だけど。

 

第60話の感想記事はこちらからどうぞ。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第60話「魔術師捕らわる」の感想 「死んで国家の役にたってくれ」

今回のまとめ三行

  • ゴールデンバウム朝の歴史に触れる
  • 帝国軍の監視
  • レンネンカンプの偏見は事実