感想(ネタバレあり)
今回は帝国のメイン回。
とうとう地球教が実力行使に出ます。
しかし実力行使の結果、地球教が明確に帝国の敵と認識されただけでしたが。
第56話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第56話「地球へ」の感想 「自業自得の地球の歴史をユリアンと学ぶ」
ヒルダパパ、オーベルシュタインに嫌味を言われる
ラインハルトが正式に閣僚を任命し、ここに皇帝ラインハルトの親政がスタートします。
やっぱり何でも自分でやらないと気が済まないのでしょうね。
でも皇帝の仕事って政治を司るだけではありません。
皇帝は子孫を残して王朝を存続させることも大事な仕事なのです。
それにも関わらずラインハルトは独身のまま。
まあ、親友を失った寂寥感を埋められないラインハルトは女に走ることができないのでしょうね。
普通は女や酒に逃避するものですけど。
さすがに見かねた国務尚書のヒルダパパが結婚を考えては?と言上しますが、ラインハルトの答えはノー。
しかし話はここで終わりません。
「ヒルダパパがヒルダをラインハルトの妃にして政治を弄団するつもりじゃね?」と疑ったオーベルシュタインにヒルダパパが嫌味を言われることに。
ヒルダパパは純粋にラインハルトが心配で言上しただけなのに。
ただヒルダの反応がイマイチわかりませんね。
さすがに恋愛対象ではなさそうですけど、何か普通じゃない感情があるようです。
今のところ敬愛するぐらいでしょうかねえ。
初めての行幸でハプニング
皇帝に即位したラインハルト。
その最初の行幸先に選ばれたのはヒルダの従兄弟であるキュンメル男爵邸です。
ヒルダとヒルダパパにお願いされたということもあったと思いますけど、キュンメル男爵邸ならば一番最初に行幸してもその栄誉を誇っていらぬ波風立たせるようなことはないと考えたのでしょう。
ホント馬鹿らしい話ですけど、御幸の順番で昔の王朝はそんなことで家格や爵位が上がったりしたそうですからね。
さてキュンメル男爵邸を訪れた皇帝一行。
その数わずか16人。
人類社会の半分を支配する皇帝様の随員にしては少なすぎ。
でもこんな簡素なのがラインハルトの好みなんでしょうねえ。
キュンメル男爵から庭に招待されたラインハルト一行。
ここでキュンメル男爵があることを暴露します。
この庭の下の地下室にはゼッフル粒子がいっぱい閉じ込めてあり、手元のスイッチを押せば大爆発すると。
ボンバーマンキタ――(゚∀゚)――!!
キュンメル男爵さん、皇帝殺害を目論むテロリストでした。
でもなぜかスイッチを押そうとしないキュンメル男爵。
そう、キュンメル男爵は皇帝の殺害なんてどうでも良かったのです。
後からわかることですが。
ただ何かをやって死にたかっただけ。
こんなことをすればキュンメル男爵家は断絶間違いなし。
おそらく皇帝殺害未遂犯として汚名が残るはずですが、汚名でも誰かの記憶に残るだけマシ。
ただ「誰かに覚えてもらえる生きた証」が欲しかっただけなのです。
一応今回の計画では地球教に協力しましたが、キュンメル男爵自身は皇帝殺害を実行する気があんまりなかったようですね。
憲兵隊が地球教と銃撃戦に
皇帝の殺害計画がある。
その話に驚く憲兵総監のケスラー。
そりゃあそうです。
憲兵総監が知らなかったのですから。
そしてその情報をケスラーに教えたが何とトリューニヒト。
そういえばトリューニヒトと地球教って繋がってましたね。
救国軍事会議のクーデターの時は匿われたし、ビュコックじいさんが力ずくでトリューニヒトを止めようとした時に邪魔したのも地球教徒だったですし。
しかしトリューニヒトからすればもう利用価値がなくなったのでしょうねえ。
ケスラーに密告して地球教を事実上売ったのですから。
実際のところ、トリューニヒトの告げ口は地球教のオーディン支部壊滅の功となるはずですが、なぜか素直に称賛できませんね。
やっぱり裏切り者って信用できません。
トリューニヒトの告げ口を得て、すぐに行動に移るケスラーとその部下たち。
キュンメル男爵邸に憲兵隊を向かわせる一方、地球教のオーディン支部に強襲をかけます。
地球教側も銃撃で応戦しており、やる気満々のようですが多勢に無勢。
結局支部は壊滅。
責任者の大司教は自決できずに捕まり、薬を使って取り調べさせられることになります。
この地球教の関係では結構グロいシーンが出てきましたがこれは序の口。
これ以降どんどん出てくるので、グロいシーンが嫌いな方は覚悟しておいてください。
特に地球での戦闘シーンは凄惨なので。
さてキュンメル邸では、キュンメル男爵がラインハルトがずっと触っているペンダントを奪おうとしてラインハルトの逆撃を受けてしまいます。
ペンダントの中身はラインハルトにとって他人には絶対に触らせたくないもの。だからラインハルトのこの行動はよくわかりますわ。
そしてこれが突破口となり、キュンメル男爵は捕まり、そのまま死亡。
ついでに隠れていた地球教徒も射殺されて一件落着です。
でもこの庭の下ってゼッフル粒子が充満しているのですよね。
よくそんなところで銃を使おうと思いましたね、リュッケ大尉は。
地球への報復はワーレンが行うことに
今回の一件、凶器理論を持ちだしてキュンメル男爵だけでなく、その親戚であるヒルダとヒルダパパの罪を問わないことを宣言したラインハルト。
しかし地球教は別。
早速部下たち集めて報復するための会議を開催します。
そこでビッテンさんが自薦しますが、ラインハルトはワーレンを指名。
でもここの言い方って別の言い方なかったのですかね。
あれをそのままの意味で取れば、ラインハルトの中では、ビッテンさん>ワーレンとなってしまいますからね。
ワーレンが嫉妬深かったらかなり厄介なことになっていたかも。
ワーレンがそんなこと気にするような人じゃなくてよかったです。
地球教への報復が決定したのと同じ日。
ユリアン達がようやく地球に到達します。
果たしてユリアンは地球でどんな経験をするのでしょうか?
第58話の感想記事はこちらからどうぞ。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第58話「訪問者」の感想 「簒奪は1万倍もマシな行為らしいです(フラグ)」
今回のまとめ三行
- オーベルシュタインの牽制
- キュンメル男爵はテロリスト
- 地球教への報復決定