銀河英雄伝説【旧OVA版】第56話「地球へ」の感想 「自業自得の地球の歴史をユリアンと学ぶ」

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感想(ネタバレあり)

 

今回の56話は人類の過去の歴史をユリアンが振り返るという話です。

 

確か第2期にも同じように話がありましたね。

あっちは確か銀河帝国の歴史の話でしたが。

 

今回はその銀河帝国が出来る前の話で、メインは地球の自業自得の歴史となります

 

第55話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第55話「儀式から再び幕が上がり」の感想 「ユリアンとカリンが初めて対面」

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シリウスという地球の敵を作ったのはよかったけれど

 

13日戦争と呼ばれる熱核兵器の応酬で壊滅的被害を受けた地球。

人口も10億まで減少してしまい、誰も戦争に懲りた結果、統一政府が樹立されます。

 

その後は復興から発展へ。

宇宙に進出した人類はその生活圏を広げていき、人類繁栄の時代を築きます。

 

しかしその一方、格差も広がっていくことに。

生活圏が拡大した人類ですが地球とそれ以外の植民惑星の経済的格差が広がり、それが両者の対立に発展していったのです。

 

そして地球以外の植民星を力で押しつけるために軍事力を増大。

その結果軍部が腐敗してやりたい放題に。

 

何かこの辺はアースノイド(地球連邦)とスペースノイド(サイド3)の対立を想起させますね。

まあ、銀英伝の原作者の田中芳樹先生は某ロボットアニメに多大な影響を受けたらしいですから、そこからヒントを得たのかもしれませんけど。

 

第一次産業を放棄して資本で植民星を支配して旨みを得ている地球にとって、植民星が自分達のコントロールを離れて独立されたら大損です。

そしてそれ以上に地球に対して何をしでかすかわかりません。

下手すれば報復に出るかもしれませんからね。

 

そこで地球は制御できる敵を作り、その敵が地球と植民星を仲違いさせようとしていると盛んにフェイクニュースを流し、植民星を地球側に付かせようとします。

 

地球の敵に選ばれたのはシリウス星系。

反地球の急先鋒だったシリウスは地球にとっては十分制御できる敵。

だから植民星を糾合する敵としてシリウスが選ばれたのです。

 

しかし地球のシリウス非難は予想外の結果を産み出します。

 

地球があれだけシリウスを非難するのは「シリウスが地球をとっちめることができる力を持っているから」。だったらシリウス側に味方すると決した植民星が続出したのです。

 

その結果、とうのシリウス自体が地球に対抗できると思い始めて軍備の増強を始めます。

 

制御できる敵であったはずのシリウスがその気になってしまった。

これほど滑稽なことはありません。

地球は自分たちの手で自分達のライバルを育ててしまったのですから。

 

 

しかし寸での差で地球はシリウス潰しに成功します。

 

シリウス星系の首都星ロンドリーナを奇襲した地球軍は、シリウス星系軍の大半を撃破。

圧倒的な勝利を収めたのです。

 

ただ地球軍はここで止まりませんでした。

ロンドリーナの富が集積される都市、ラグランシティに目を付けた地球軍はその富を独占するためにラグランシティに侵攻、大虐殺を行ったのです。

 

まさにやりたい放題の地球軍。

しかしこのラグランシティの惨劇が地球を敗者に導くフラグとなるとは誰も予想だにしなかったことでしょう。

 

結局地球は滅び、地球を滅ぼした連中も

 

ラグランシティで地球に恨みを持った4人の男達。

4人はそれぞれの得意分野で反地球戦線を再構築。

その結果、地球は追い詰められることになります。

 

2か月の包囲の末、地球に侵攻する反地球戦線の実働部隊、ブラックフラックフォース。

ラグランシティの惨劇は数十倍となってそのツケを払うことになったのです。

 

これで地球を滅ぼした4人組の覇権確定と思ったら、あっとう間に仲間割れを起こしてそれから100年もの間戦乱が続くことに。

その戦乱は銀河連邦が成立するまで続くことになります。

 

こうやってみると、地球って自業自得の歴史を歩んだことがよくわかりますね。

そしてユリアンはそんな場所に向かうのです。

 

果たして地球でユリアンはどんな経験をするのでしょうか?

 

次回第57話の感想記事はこちらからどうぞ。

銀河英雄伝説【旧OVA版】第57話「キュンメル事件」の感想 「初の行幸先はテロリストの家だった」

 

 

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今回のまとめ三行

  • 熱核戦争で厭戦気分に
  • 地球対シリウス
  • 混沌の時代へ