【漫画】センゴク外伝桶狭間戦記第1巻の感想(ネタバレあり) 「今川義元が真の戦国大名へ」

感想(ネタバレあり)

仙石秀久の生涯から

戦国の世を描いた

漫画「センゴク」。

本作はその外伝となります。

そしてこ1巻の主人公は

今川義元、太原雪斎、そして織田信秀。

今巻に関しては

まだ桶狭間の戦いまで

行っておらず、

それどころか

桶狭間の主役である織田信長は

ほとんど出番がありません。

しかし桶狭間に至る

その過程が丁寧に書かれており、

歴史好きな人なら絶対に

続きが読みたくなると思います。

今川家の狙いは天下よりの尾張

桶狭間を戦いは

上洛して天下を治めんとした

今川義元が

その途中でしくじったというのが

一般的な理解ですが、

その一方上洛するのが目的ではなく、

あくまで尾張を平定するのが

目的だったとする有力説があります。

2巻以降どうなるかはわかりませんが

少なくともこの1巻の時点では

今川義元もその軍師である太原雪斎も

尾張の豊かさに目を付けているようですね。

尾張の守護代である織田家、

その家老にすぎない織田信秀の所領は

わずか14万石あまり。

しかしその所領の中には

津島神社とその門前町があり、

そこから上がる収益により

信秀の実質石高は40万石に迫っていたのです。

つまり津島神社関連で26万石。

それにこれは銭の形で上納されますので

換金する手間もその費用もかかりません。

そりゃあわずかな所領しか持たない

信秀が三河に侵攻して

松平家を圧迫できるはずですわ。

もちろん銭は貯めるだけではダメで

最も良い使い道を見つけなければいけません。

その点の信秀はそれにも長けており、

銭を力を最大限使って、

松平家の後ろ盾となっている今川家に

互角の戦いをしているのです。

一応本作では

戦国時代が始まった理由について

通説である

室町幕府の権威が失墜したことと同時に

日本列島が小氷河期に突入して

農作物の生産量が減少。

飢えた民を食べさせるために

他国に侵攻した結果、

戦国時代となったという

ものを採用しています。

センゴクの作者さんって

歴史書などから独自の解釈を

される方なので

それを知るだけでも大変面白いですね。

それはともかく、

農作物の収入が減った今川家が

その目を終わりに向けるのは

ある意味必然だったのです。

大国の狭間で苦労するのは松平家

最終的に天下を統一して

徳川幕藩体制を作り上げることになる

徳川家康。

この頃はまだ松平竹千代と名乗っており、

当然何の力もありません。

それどころが祖父に裏切られて

織田家の人質にされてしまいます。

その一方、

竹千代の父である松平広忠は

自分を岡崎城主にしてくれた

今川家に忠誠を誓い、

竹千代が織田家の人質になっても

親今川家の姿勢を変えようとしませんでした。

しかしそれほどの忠勤に励んでも

その広忠が三河支配の邪魔になると

太原雪斎は呆気なく見捨てます。

忠誠を誓っても

邪魔になれば簡単に切り捨てられる。

戦国時代であっても

何か哀れに感じますわ。

終わりに

この第1巻は

ボンボンだった義元が

真の戦国大名に脱皮したところで

終了です。

天真爛漫でいて

その才を所々に表す義元って

かなり魅力的でしたね。

でもそれ以上に

織田信秀が優秀そうに見えるのは

やはり経験の差なんでしょうねえ。

もともとアマゾンで

無料配布だったので読んでみたのですが

予想以上に面白かったです。

興味がある方は是非読んでください。

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