感想(ネタバレあり)
必至の謝罪と感謝の言葉で加藤との冷戦を終結させ、その上加藤とイチャイチャしやがった倫也。
これでようやく新作の製作に取りかかれる…と思ったら、そうは問屋が卸しません。
原作7巻を読んだことある方ならわかると思いますけど、倫也が本当の地獄に落ちるのはここから。
アニプレックスチャンネル TVアニメ『冴えない彼女の育てかた♭』#9「卒業式と超展開」予告映像より引用
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しばらくはきつい展開が続きますがしっかりと見てください。
地獄の先には天国?が待ってますので(詩羽先輩派的には)。
第8話の感想記事を読みたい方はこちらのリンクをご利用ください。
冴えカノ♭ 第8話「フラグを折らなかった彼女」の感想 「感情を表に出した加藤には誰も敵わない」
また9話の見どころにフォーカス記事はこちらから。
【勝手に厳選】冴えカノ♭第9話の見どころやポイントを振り返る 「人間関係に胡坐をかいていた倫也の失態?」
詩羽先輩に参加要請したけれど拒絶されちゃった
豊ヶ崎学園の卒業式。
同級生に全く興味がない詩羽先輩は足早に学校を出ようとします。
アニプレックスチャンネル TVアニメ『冴えない彼女の育てかた♭』#9「卒業式と超展開」予告映像より引用
その詩羽先輩の目に入ってきたのは詩羽先輩の想い人の姿。
桜舞う卒業式に愛する人。
妄想癖のある人物が暴走しない訳ありません。
かなり危ないセリフを倫也にぶつける詩羽先輩。
この人ブレませんねえ。
もう1年以上のつき合いのある倫也は詩羽先輩の誘惑?と流しつつ、詩羽先輩に会いに来た理由を伝えます。
会いにきた理由はもちろん新作ゲーム製作への参加要請。
本当に自分が作りたかったゲームのプロットを詩羽先輩に提示して、詩羽先輩の答えを待ちます。
オタクの妄想を詰め込んだ倫也の本気。
おちゃらけることなくそのプロットに目を通す詩羽先輩。
その目は真剣そのもの。
赤ペンをもってプロットをチェックする姿はまさにプロ作家という感じです。
アニプレックスチャンネル TVアニメ『冴えない彼女の育てかた♭』#9「卒業式と超展開」予告映像より引用
そんな詩羽先輩が付けた点数は75点。
かなり良い点数です。
それだけ倫也の本気がプロットから伝わったのでしょう。
1期1話で最初に作ったプロットをゴミと言い放った詩羽先輩が倫也のプロットに合格点を付けることになるなんて、視聴者としても感無量です。
そして改めて参加要請をする倫也。
75点という高得点をつけた以上、絶対に詩羽先輩も参加してくれるはず。
たぶん倫也はそう思っていたことでしょう。
そんな倫也の期待を他所に詩羽先輩はえりりにはもう話したの?と倫也に聞いてきます。
えりりにはまだ打診していないという倫也の答えを聞くと、詩羽先輩は目を瞑り決心を付けようとします。
そして意を決した詩羽先輩の口から出た言葉は、
「もう私はあなたと一緒に行けない」。
まさかの要請拒否。
倫也とすれば予想外の返答だったのでしょう。
倫也は必死に食い下がりますが詩羽先輩の答えは変わりません。
詩羽先輩は倫也に参加できない理由を話します。
それは倫也が「先輩やえりりに無理を強いることができなかったから」。
そしてもう一つ、先輩はある大きな仕事を引き受けたからです。
その仕事とは、大手ゲーム会社が販売するフィールズクロニクルの新作のメインライター。
そしてこのフェールズクロニクルのプロデュースするのが同人界を牛耳る紅坂朱音です。
そりゃあ誰だってどっちを優先するかわかりきっています。
というか、倫也が加藤との和解を模索している間に話が進んでいたのだから、詩羽先輩の仲に胡坐をかいていた倫也が悪い訳で。
それでも倫也に謝る詩羽先輩。
でも謝っている理由は自分が倫也の新作に参加できないことではありません。
その理由は…。
フィールズクロニクルの企画書のキャラデザ担当に目を向ける倫也。
そこに書かれていた名前は柏木エリ。
そう、シナリオ担当だけでなく原画担当まで倫也は失ったのです。
でもなぜえりりがフィールズクロニクルに参加することを詩羽先輩が謝ったのでしょうか。
まあ、その理由は第10話で明らかになります。
冴えカノ♭第10話「そして竜虎は神に挑まん」の感想 「また加藤が最後の美味しいところを」
さらにもっと細かい描写を確認したい方は原作GirlsSide第1巻を読みましょう。
怪物との出会い!詩羽先輩もえりりも圧倒される
卒業式の1か月前。
倫也とラブラブ状態のえりりですが肝心の絵の方が絶不調。
えりり自身、何で絶不調か薄々感じているようで、詩羽先輩もある程度原因がわかっているようなそぶりです。
担当編集の町田さんに呼び出された詩羽先輩。
実は詩羽先輩に不死川書店経由で仕事の依頼が来たのです。
それがフィールズクロニクルにメインライター。
町田さん自身はこの話を断りたいようですけど、不死川書店上層部はフィールズクロニクル関連書籍の版権をゲットするためにもこの話を詩羽先輩に受けたもらうつもりのようです。
つまりこの時点で詩羽先輩は外堀を埋められた状態。
詩羽先輩としては辛いですよね。
それにこのフィールズクロニクルに参加要請されたのは詩羽先輩だけではなかったのです。
とある場所に向かう詩羽先輩とえりり。
そのとある場所とはホテル内にある高級料亭。
アニプレックスチャンネル TVアニメ『冴えない彼女の育てかた♭』#9「卒業式と超展開」予告映像より引用
二人はフィールズクロニクルを手がけるある人物を会うことになっていたのです。
その人物が紅坂朱音。
会って早々彼女は詩羽先輩とえりりにフィールズクロニクルの企画書を提示しこう言い放ちます。
「死ね」。
この作品のために。
もちろん比喩でしょうがこんな風に言うプロデューサーって。
当然えりりは反発しますが紅坂朱音の言葉に飲みこまれてしまいます。
そして詩羽先輩は自分がなぜこの企画に参加要請されたかを知ってしまうことに。
最後にあるものをえりりに見せてえりりが驚愕したところで終了です。
え?
ここで切るの?
この後の詩羽先輩とえりりの決意のところがこの章のクライマックスなのに。
まあともかく、今回わかったのは倫也は両腕を失ったも同然ということ。
これはほぼサークル崩壊と言っても過言では無いでしょう。
いくら倫也と加藤がやる気でもシナリオと原画やる人間がいないと。
まあシナリオは倫也でなんとかできますが原画は代わりがいません。
きついNTRルートに入って気が滅入りますがもうちょっと我慢しましょう。
きっとそのうち光明が見えてくると思うので。
このままどん底で第2期終わったら、それはそれで伝説となりそうですけどね。
今回のまとめ三行
- 卒業式当日に参加を打診
- シナリオと原画担当を失う
- プロデューサーとしての格が違う