この記事は先日放映された「冴えカノ♭第2話」の見所やポイントを振り返る目的で作っております。
放送日に公開した感想記事と異なり、こっちは一つ一つのシーンにフォーカスしております。全体を通した感想を読みたい方は感想記事の方をご覧ください。
冴えカノ♭ 第2話「本気で本当な分岐点」の感想 「詩羽先輩のプレゼントでサークル混乱?」
冒頭の詩羽先輩のシーンはオリジナル?
さて第2話ですが原作で言うと5巻第1章と第2章がベースとなっております。
ただOPの前のアバンのシーンは原作にありません。
冴えカノ♭第2話より引用
原作の場合は第1章の前にプロローグがあり、そこで倫也、加藤、えりりが詩羽先輩のシナリオアップを聞いたことになっています。
さらにプロローグでは美智留が乱入してあるイベントが発生しているのですけど、どんなイベントが発生したか興味がある方は是非5巻を読んでみてください。
ちなみにイベントは「倫也に対する加藤以外の好感度が著しく低下するイベント」です。
詩羽先輩が読んでいるのは物語シリーズのどれ?
池袋の某大型書店をモデルとしている「ジャンク堂書店」で読書にふける詩羽先輩。
倫也がいるのに読書に没頭できるのはある種の才能かもしれません。
さてこの時詩羽先輩が読んでいるのは「物語シリーズ」みたいです。
原作ではたしか司馬遼太郎全集を読んでいたのに、どうしてここまで違うやつに。
昼食時には読んでいたのは下の画像にある通り偽物語。しかし本屋で読んでいたものは不明です。
冴えカノ♭第2話より引用
読書にふける詩羽先輩に倫也。倫也がツッコミ入れた後のシーンは物語シリーズの主人公のオマージュ。
ここまで似せるのはさすが松岡さんです。
このSEはえりりの忍び足のもの?
ジャンク堂書店を出たところでいきなり響いてくる場違いなSE。
何だか赤い服や緑の服を着た髯のおっさんが飛び跳ねているのが目に浮かびます。
でも当然あのキャラ達は登場しません。
画面をよく見ると画面左側からえりりが忍び足で歩いてくるのがわかります。
冴えカノ♭第2話より引用
という訳で、このSEはおそらくえりりの忍び足を表現するSEであると思います。
話がちょっと変わりますが、今回えりりは、いろんな声出してましたよね。
加藤のモノマネもしていたし。
えりりの声が出せるか心配ということで、冴えカノラジオで「リハえりり」というコーナーをやっていたえりり役の大西沙織さん。
こんないろんな声を出したらえりりの本来の声をまた忘れてしまうんじゃね?と心配になります。
箸でポテトを摘まむのは本好きなら当然の行為?
昼食時も読書にふける詩羽先輩。
そんな詩羽先輩がもっぱら口に入れるのはポテトのみ。
さらによく見るとお箸で摘まんで口に入れています。
冴えカノ♭第2話より引用
ポテトやピザは手で食べるのが通常ですが、当然油でべっとりとなってしまいます。
もしそんな油べっとりな手で本を触ってしまうと確実にシミになるでしょう。
だから本好きな人ってポテトとか食べる時は、今回の詩羽先輩のように箸で食べる人結構いるみたいです。
ちなみにゲーム好きな人もゲームのコントローラーを汚さないためにポテチなどを箸で食べる人が多いようですね。
詩羽先輩の進学先の候補?
高層ビルの高層階にあるレストランでディナーを楽しむ倫也と詩羽先輩。
その際、詩羽先輩はどこに進学するべきか倫也の意見を聞こうとします。
冴えカノ♭第2話より引用
アニメ版では関西の大学とここ(たぶん池袋)から15分ぐらいの大学の二つが候補のような言い方をしてましたが、大学の名前までは具体的に言ってませんでした。
ちなみに原作ではしっかりと名前が出ており、関西の大学が同命大学、東京の大学が早応大学となっています。
当然両方の大学とも実在しませんけど名前でどことどこの大学がモデルかわかりますよね。
ちなみに原作で詩羽先輩はこの二つの大学のうち、どっちかの大学に進学します。
大事な決断を倫也の丸投げするのは詩羽先輩の癖?
どの大学に進学するべきか?
またゲームのシナリオ、初稿と第2稿のどっちを採用するべきか?
その両方を倫也に丸投げした詩羽先輩。
冴えカノ♭第2話より引用
詩羽先輩は以前も自分が書いたラノベ「恋するメトロノーム」の結論をどうするべきか?倫也に丸投げした前科があります。
もちろんただ単に意見を聞きたいという単純な話ではなく、倫也が選んだ選択肢がそのまま詩羽先輩の運命に直結することになるのです(恋愛的な意味で)。
当然今回もそういう意味が込められている可能性が濃厚。
詩羽先輩の愛が重いわ。
その一方、煮え切らない倫也にイライラさせられます。
自分がお勧めしたのに忘れたの?
冴えカノ♭第2話より引用
詩羽先輩の第2稿のシナリオを見て思わず、「恋するメトロノームの霞詩子ここにありね」と詩羽先輩を評価していることをポロッと言ってしまうシーン。
しかし倫也は「恋するメトロノーム」をえりりが読んでいたことに驚いています。
つ~か、えりりのお勧めしたの倫也なのに…。
そういえば、2期第1話でえりりが恋するメトロノームの感想を倫也に話そうと校舎の屋上に行ったら、倫也は別の女と談笑していたので感想言えずじまいでしたね。
だからお勧めはしたけど、実際に読んだかどうかはわからないとそういうことなんだと思います(辻褄合すのなら)。
素材協力の結晶
えりりと加藤が倫也の部屋に入ってきて詩羽先輩のシナリオについて話し合うシーン。
倫也の背後のスチール棚にはいろんなフィギュアが並んでいます。
実写のようなクオリティですね。
冴えカノ♭第2話より引用
また第0話にも登場したポスターも。
冴えカノ♭第2話より引用
ちなみにどんな作品のフィギュアが並んでいるかは、EDのクレジットに列挙されている素材協力している製作委員会や法人の名前である程度わかります。
冴えカノ♭第2話より引用
確認できる作品は、SAO(劇場版も含む)、FGO、ハイスクール・フリート、劇場版魔法科高校の劣等生(ポスター)、蒼の彼方のフォーリズム(ポスター)、魔法少女まどか☆マギカ (劇場版も含む)、Rewrite。
素材協力に載っている亜人ちゃんだけはどこに出ていたかわからん。
0話ではポスター貼ってあったの確認できたのですけど。
rouge en rougeの新作同人ゲームの主人公は雄馬?
冴えカノ♭第2話より引用
加藤がプレーしていたrouge en rougeの新作同人ゲームの体験版。
rouge en rougeの代表は倫也の仇敵である伊織です。
でも今回注目するのはそこではなくて、この体験版のテキストに出ている主人公と思われるキャラの名前。
雄馬って某男性声優さんのことしか思い浮かばないのですけど。
そういえば冴えカノにも出てましたね、倫也のクラスメート喜彦役で。
出海ちゃんと伊織は何をする気?
最後のシーンに出てきた出海ちゃんと伊織の兄妹。
冴えカノ♭第2話より引用
直前のシーンで出海ちゃんが某同人ゲームの絵師となったことがわかりますけど、この2人の目的は何なのでしょうか?
目的は次回のメインとなるかもしれないので今回は書きません。
ところで出海ちゃんと伊織がいた場所は「以前伊織が倫也とえりりを待ち伏せていたあの坂」であることが濃厚。
また倫也を待ち伏せしているのでしょうか?
ちなみに原作では該当部分がありません。
原作5巻第3章で倫也と伊織は顔を合わせるシーンがありますが、そのシーンの舞台は小さい公園になってましたので。