銀河英雄伝説【旧OVA版】第34話「帰還」の感想 「ヤンとラインハルト、考えることは一緒です」

 

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あらすじ&感想(ネタバレあり)

 

ヤンが要塞にいないという情報を得たミュラーは、
ケンプに報告しないまま、
ヤンを捕えるために自分の艦隊を勝手に再配置します。
しかし司令官はあくまでケンプ。
当然ケンプは大激怒。

ミュラーもやっちゃいましたねえ。
どんな優秀な上司でも自分の面子を潰されると
意固地になるのはいつの世も一緒。
ケンプもその例外ではありません。
結局ミュラーは自分の出した命令を撤回します。

小説ではこの時の決断を
ミュラーが悔いたと書いてあったと思いますけど、
副司令官としては命令を撤回する以外の選択肢は
この時なかったと思います。

 

さて、戦線が膠着状態に陥ったことを知ったラインハルトは
ロイエンタールとミッターマイヤーを増援として
イゼルローン回廊に送りこみます。
どうやらケンプでは荷が重いことにようやく気付いたようです。

今回の作戦目的はあくまで
イゼルローン回廊の奪取であって、
要塞の奪取ではないのです。
ですから極端な話、
イゼルローン要塞にガイエスブルク要塞をぶつけて
両方潰せば、
あとは戦力の勝る帝国軍の独壇場。
要塞なんて必要無いのです。

そして同じことをヤンも考えていました。
自分が帝国軍の司令官なら
要塞ぶつけて後から別の要塞を運んでくると。

やっぱり戦争の天才たちは
戦略目標達成のために
一番確実な方法を考えだすのですね。
凡人だったらがイエスブルク要塞をどうやれば上手く使って、
イゼルローン要塞を奪取できるかの方を考えてしまいますから。

 

さて、その頃フェザーンでは、
マスオさん、
じゃなかった同盟の高等弁務官ヘンスロー氏が
フェザーン側に激おこです。
そりゃあフェザーンの勧告に従って
査問会開いたら
帝国軍が攻めてきたのですから。
まあ怒るのはいいのですけど、
簡単に言いくるめられるのちょっと。
弁務官は駐在大使みたいなものなんですから
もうちょっと優秀でないと。

場面はまたイゼルローン回廊へ。
同盟軍の救援が気ていることを知ったケンプは
これを利用して救援艦隊とヤン艦隊の各個撃破を目論みます。
ただこの策をイゼルローン要塞にいたユリアンは看破。
そのユリアンのげんに従い艦隊を動かすメルカッツ。
ここはちょっと唐突な感じもしますけど、
メルカッツも帝国軍の動きをおかしいと思っていたのでしょう。
そしてユリアンの言ったことがおかしいところと合致したので
採用したのだと思います。

結果的に各個撃破するはずの帝国艦隊は
救援艦隊とヤン艦隊の挟み撃ちに合い激減。
追い込まれたケンプはガイエスブルク要塞をイゼルローン要塞に
ぶつけることをここで思いつきます。

たぶん今回の前半でラインハルトやヤンが思いついたことが
普通の人なら追い詰められないと
思いつくことではないということを
対比したかったのだと思います。
こういうところが良くできていると思いますね。

さて、この事態、
同盟軍としてはまた危機一髪です。
でもヤンがいるから大丈夫。
ガイエスブルク要塞の推進エンジンを一つだけ潰して
前進できないようにした上で
トールハンマーでトドメを刺します。
ガイエスブルク要塞はケンプを道ずれに大爆発。
ここに同盟軍の勝利が確定・・・と言いたいところですけど、
逃げ出した帝国艦隊の残党を
グエンバンヒュー少将とアラルコン少将の艦隊が勝手に追撃。
ヤンが慌てて追いかけます。
その一方帝国領からは帝国の双璧が。

まだまだ予断を許しません。
次回も楽しみです。

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今回のまとめ三行

・戦争の天才は発想することも一緒
・各個撃破するはずが挟撃されたでござる
・ケンプ戦死