感想(ネタバレあり)
第5話の内容をまとめると以下のようになります。
- ルディがパウロからの手紙を読む
- ルディの仕事はエリスの家庭教師
- エリスに暴力を振るわれるルディ
- 狂言誘拐の予定だったのにエリスとルディが本当に誘拐されてしまう
- 誘拐犯の元から脱出
- 金でデレは買えない
- 誘拐犯と戦闘になりギレーヌのおかげで助かる
- エリスがちょっとだけデレる
今回から舞台が変わり、新しいヒロインが出てきます。
ロキシー、シルフィ―に続く3人目のヒロイン「エリス」。
他の2人のヒロインに比べてタイプが違い過ぎるエリスに面食らうアニメ組の方は多いと思います。
でも大丈夫です。
しっかりデレるので。
そこまで我慢しましょう。
あと今回ルディは結構大きな経験を得ることになります。
死の恐怖と人の死。
これまで全く味わなかったものです。
前世では親の死にも何ら感情を現さなかった。
でもさすがに目の前で人が死ぬのを見て、いろいろ思うところがあったかと。
第4話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
第4話ではルディの父パウロのせいで家庭崩壊しそうになったお話とルディの旅立ちがメイン。
パウロは本当に評価が難しい父親だと思います。
まあ、女の敵であることには異論ないと思いますけどね。
ルディは親戚の家で家庭教師の出稼ぎすることに
パウロが書いた手紙をギレーヌから受けとったルディ。
そこにはギレーヌことと共にルディの働き先のことが記してあった。
無職転生第5話より引用
パウロが書いた手紙には、「ギレーヌのこと」、「ルディの働き先のこと」、そして「5年間戻ってくるな」ということが書かれていました。
パウロとしてはルディの「働きたい」という希望を叶えたという体裁ですが、実際のところはどうなんでしょうねえ。
まあ、シルフィとルディは互いに依存し過ぎるので、それを矯正する方がメインの目的なんでしょうね。
パウロが自身はルディを泣く泣く追い出したのかも。
パウロは親として剣の師匠としてまだルディには教えることがあるみたいなことを前回言ってたので。
まあ、シルフィへの依存がなくなり、家庭教師をしてお金を貯めることができて、そして何より9歳のお嬢様とお近づきになれる。
ルディにとっては一石三鳥ぐらい良いお話。
そりゃあシルフィと会うことができなくなるぐらい我慢しようと思いますわ。
シルフィに依存していると思ってたけど、案外ドライな感じですねぇ、ルデイは。
あとギレーヌのこと。
やっぱりパウロは手を出してました。
ギレーヌのことをいろいろディスってましたけど、まだまだ未練というか手を出したいという願望がにじみ出てたかも。
パウロって本当に懲りませんねぇ。
パウロは良いところのお坊ちゃんだった?
ロアの街に到着し、雇い主となるフィリップと対面するルディ。
そこでフィリップとパウロが従兄弟であることを知る。
無職転生第5話より引用
知性とか礼儀とか全く関係ないような風貌だったパウロ。
しかし実際はあれでも身分の高い家のお坊ちゃんだったのです。
今回のルディの仕事はその伝手を使ったという訳。
人は見かけに寄らないとはよく言ったものですわ。
さて、そのパウロの従兄弟にあたるフィリップ。
こっちはこっちは何かきな臭い風貌ですよね。
何か企んでいるいるかのような細目。
見た目だけで言ったら絶対に悪者だと思いますもん。
でも実際はグレイラット家では珍しいまともな人なんですけどね。
エリスは暴力お嬢様
ルディが勉強を教えることになったエリス。
しかしエリスは家庭教師に暴力を振るってクビにする暴力お嬢様だった。
無職転生第5話より引用
暴力系お嬢様っていないことはありませんが、ここまで暴力振るうタイプは結構珍しいかも。
「目には目を、歯には歯を、暴力には暴力を」って嫌過ぎる。
理不尽が服着てるって言っても良いと思いますわ。
これまでロキシー、シルフィというどちらかというと心がほっこりするようなヒロインと出会ってきたルディにとってエリスのインパクトは大きすぎというか、トラウマレベルかと。
ただだからこそデレた時の威力も大きいのですけどね。
狂言誘拐でエリスを大人しくさせるつもりだったに
ルディが目を覚めるとそこは汚い部屋の中。
フィリップに進言した狂言誘拐が始まったと認識するルディ。
しかしその認識は間違っていた。
ルディとエリスは本当に誘拐されてしまったのだ。
無職転生第5話より引用
本作って作画が綺麗なのも売りですが、作画が良いとえげつないシーンのインパクトも絶大。
エリスが誘拐犯に殴られてボロボロになるシーンはリアルすぎて視聴しているこっちまでいたたまれなくなります。
たぶんエリスをボロボロに描くことで、暴力お嬢様の悪いイメージをちょっとだけ相殺しているのでしょうけど、視聴者ドン引きですわ。
一方のルディ。
狂言ではなく本当に誘拐されたのだとわかっても、当初の目的の通り、エリスの矯正に利用しようとするところは良い性格してますわ。
まあ、この機会を利用しなければエリスの矯正は上手くいかないでしょうからね。
仮に生還できても、誘拐なんて手段は二度と使えないでしょうから。
ルデイは目の前で人の死を見て恐怖する
監禁場所から脱出し、ロアの街に戻ってきたルディとエリス。
ルディはフィリップの使用人と合流を果たし、屋敷に戻るつもりだったのだが。
無職転生第5話より引用
狂言誘拐が本当の誘拐になってしまった理由。
それはフィリップの使用人が情報を流していたから。
「使用人のくせに仕えている主人の娘を本当に誘拐させるなんて恩を仇で返す酷い奴だ」と言いたいろころですが、エリスにだいぶん苦労させられたようですからねえ。
今回の誘拐はエリスの暴力が招いたと言っても過言ではないかと。
さてここシーンでは「金でデレは買えない」という名言が飛び出す一方、ルディは初めての経験をすることになります。
人の死と死の恐怖。
他のなろう小説でもこの辺で葛藤あるのはお約束。
そりゃあそうです、現代日本では死の恐怖や人を殺すところなんてまず経験しませんから。
首が落とされ血が流れ出る。
脳だけでなく、視覚人の死を経験したのですから、ルディの精神は大混乱だったかと。
ルディが人の死に驚愕する一方、誘拐犯の死には何ら感情が動かずギレーヌを見つけて笑顔になるエリス。
現代日本の認識とこの異世界の認識の差が色濃く出ているシーンだったかもしれません。
まあ、エリスが幼過ぎて人の死に鈍感だったという可能性もありますけどね。
無職転生第5話を視聴し終わって
今回の一件でルディを認めたエリス。
何とか家庭教師として仕事ができるようになったようです。
ちょっとだけデレたけど、まだまだって感じ。
まあ、金よりデレを取ったのですからしっかりデレるまでルディには頑張って欲しいですわ。
第6話の感想記事はこちらから。