感想(ネタバレあり)
今回はミッターマイヤーとロイエンタールの性格などが詳しく描かれる一方、シャフトの提案でガイエスブルクの機動要塞化計画も始まります。
ガイエスブルク要塞に関わるとロクなことにならないような気がしますが。
第27話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第27話「初陣」の感想 「ユリアンの活躍ばっかりに目がいってしまいます」
権力を持ったラインハルトの元には屑な人材と優秀な人材どっちも集まってくる
権力を握ったラインハルトの元にいろいろな人間が集まってきます。
もちろんシュトライトみたいに優秀で清潔な人間ならいいのですけど、そういう人間ばかりではありません。
憲兵総監のくせに賄賂を贈ろうとする奴、副官なのに機転が利かない奴など。
まあラインハルトの目が曇っていないので、使えない人間はすぐに排除されるようですけど。
そんなラインハルトがまだ権力を握る前に目を付けた最初の人材が、「帝国の双璧」と呼ばれるミッターマイヤーとロイエンタール。
今回はこの二人についてフォーカスされました。
ミッターマイヤーとロイエンタールは正反対の性格だからこそウマが合う
ミッターマイヤーは恋に関して生真面目というか不器用というかそんなタイプ。
周りがお膳立てしているのにエヴァンゼリンに告白するのに数年かかるヘタレです。
疾風ウォルフの名が泣きますわ。
でも誠実だから奥さんはいろいろ心配する必要はありませんね。
一方のロイエンタール。
こっちはミッターマイヤーとは真逆で次々に女をとっかえひっかえします。
チャラ男というより孤高な感じで女性をメロメロにするタイプですかね。そして飽きたら簡単に女性を捨てる。
まさにモテない男の天敵のような男です。
ただそうなったのは親のせいですけど。
親がまともだったらロイエンタールはどうなっていたのでしょうかねぇ。
女癖が良いロイエンタール。
何からしくないですわ。
この性格が正反対の二人。
なぜかウマが合ってずっと親友同士に。
まあ、同じ性格の奴って自分を見ているようで嫌になってくることが多いですからね。
その逆に性格が違う同士が仲良くなっているのかも。
シャフトの提案がラインハルトを動かす
ラインハルトの元へ珍しい人物がやってきます。
それが科学技術総監のシャフト技術大将。
指向性ゼッフル粒子以外目立った功績がない技術屋ですけど、トンデモナイ提案をラインハルトにしてきたのです。
それは忌まわしきガイエスブルク要塞をイゼルローン回廊に移動させ、イゼルローン要塞を攻撃させようという壮大な計画。
大きいことが大好きなラインハルトはこの提案に飛びついてしまいます。
でもこれって帝国と同盟を疲弊させようとするフェーザーンが仕組んだ策略。
ラインハルトさえも手の平で転がすルビンスキーすげーです。
ここら辺がルビンスキーの絶頂期でしょうかねえ。
あとは落ちていくだけですけど。
さてこの計画。
ラインハルト以外からの評判は最悪。
ラインハルトの秘書官になっているヒルダは元より、帝国の双璧も乗り気ではありません。
しかし最高権力者が決めたことには従う必要があります。
かくて総司令官にケンプ、副司令官にミュラーが任命され、この計画が実行に移されることに。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第28話を視聴し終わって
今回はここで終了。
後にいろいろやらかすレンネンカンプや沈黙提督のアイゼナッハが初登場した回でもありましたけど、インパクトがイマイチ。
メインであるミッターマイヤーとロイエンタールの話しか印象に残りませんね。
次回以降ガイエスブルク要塞の移動とフェーザーンの策謀の話が続くことになります。
艦隊戦はありませんけど、結構見どころがたくさんあって興味深いですよ。
第29話の感想記事はこちらからどうぞ。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第29話「細い一本の糸」の感想 「粛清されるか、権力者にとって代わるかだったら絶対に前者を選ぶでしょう。果たしてヤンは・・・」
銀河英雄伝説【旧OVA版】第28話のまとめ三行
- 帝国の双璧の人となり
- ガイエスブルク要塞の活用方法
- フェーザーンの策謀