『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話「ヤン艦隊出動」の感想 「最終目的地は首都星ハイネセン」

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感想(ネタバレあり)

 

第17話の内容をまとめると以下の通りです。

  • フォークがクブルスリー統合作戦本部長暗殺を仕掛け失敗する
  • ビュコック大将が統合作戦本部長代行就任を固辞
  • ドーソン大将が統合作戦本部長代行に就任し、ビュコックが後悔する
  • ドーソンがヤンに武力反乱の鎮圧命令を出す
  • ヤンが首都でのクーデターを予測する
  • ハイネセンでクーデター発生
  • ビュコックやドーソンが救国軍事会議に拘禁される
  • ヤンはフレデリカを解任せず
  • シェ―ンコップがヤンを煽る
  • ヤンが救国軍事会議参加を拒否
  • 救国軍事会議はヤン討伐のために第11艦隊を出撃させる

 

 

旧OVA版になかったグリーンヒル大将とビュコックの会話。

ビュコックの批判は皮肉が効いてていいですねえ。

ビュコックの言葉はグリーンヒル大将が攻める一方、グリーンヒル大将への同情もあったような気がします。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話「ヤン艦隊出動」より引用

 

こういう会話劇も銀英伝の見せ場の一つ。

今後も旧OVA版では削られたシーンをどんどん入れて欲しいですわ。

 

 

第16話の感想記事を読みたい方はこちらからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第16話「発火点」の感想 「リップシュタット貴族連合VSラインハルト陣営の内戦が始まる」

 

ラインハルトとリヒテンラーデ公に反感を持つ門閥貴族たちが結託し、リップシュタット貴族連合が成立します。

そしてラインハルトの姉グリューネワルト伯爵夫人(アンネローゼ)の誘拐未遂事件を発端に内戦勃発。

ラインハルトは門閥貴族を一掃するため出撃するところで前回は終わりました。

 

 

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クブルスリー統合作戦本部長暗殺未遂事件発生

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話「ヤン艦隊出動」より引用

 

クーデター勢力が動き始めました。

手始めは軍部のトップである統合作戦本部長クブルスリー大将の暗殺未遂事件。

 

手口としては現役復帰を頼みに行って断られたことにより逆上し凶行に及んだって形に。

元々クブルスリーがフォークの願いを拒否する前提で暗殺計画作られていたのでしょうかねぇ。

 

仮にクブルスリーがフォークの現役復帰を認めたら、暗殺計画はどうなったのでしょうか?

フォークがクーデター勢力を裏切り、クーデター勢力の情報を全部クブルスリーに売ったというシナリオになったら面白いのですけど。

 

まあ現実はそうならないでしょうね。

原作ではフォークには暗示が掛けられていたというような記述があるので。

暗殺の実行犯に選ばれた時点で他のクーデター派からは同志ではなく道具とみなされた感じなんでしょう。

 

フォークの哀れですわ。

 

これでフォークの出番は終了…とはならないのですよね。

フォークはあと1回だいぶん後に再登場することになります。

悲惨な最期を遂げることになりますが。

 

ヤンに武力反乱鎮圧の命令が下る

クブルスリー大将が負傷したため統合作戦本部長の代行を置くことに。

第1候補は軍部ナンバー2である宇宙艦隊司令長官のビュコックですが、ビュコックは固辞します。

別に面倒だった訳ではありません。

 

軍部の首脳を狙ったテロは今後も続く可能性があり、軍部のナンバー1とナンバー2を兼務してしまうと仮にビュコックが暗殺または負傷してしまうと軍部が機能しなくなりますからね。

 

そして何より権力が集中すると独裁の温床になりますから。

銀河連邦時代に首相と大統領を兼任して神聖不可侵の皇帝になった奴(ルドルフ)もいたので。

 

 

ビュコックが固辞したのは冷静な判断だったと思います。

ただビュコックはこの判断を後悔します。

その理由は統合作戦本部長代行にドーソン大将が就任したから。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話「ヤン艦隊出動」より引用

 

このドーソン大将、評判が最悪なのです。

原作の記述によると無駄がないか調べるために調理室のダストシュートの中を漁ったり、自分より士官学校の成績が優秀だった同期が部下になった途端イビリ倒したりしたとのこと。

典型的な小役人タイプの嫌な奴。

 

そしてそのとばっちりをヤンが受けることになります。

 

同盟の辺境4か所で発生した武力反乱をすべてヤンに鎮圧するよう命令が出されたのです。

当然ドーソンの命令。

 

普通は複数の艦隊を差し向けて同時に鎮圧するのが常道のはず。

百歩譲って4か所全部1つの艦隊で鎮圧するにしても最前線の艦隊を使う命令なんて普通は出しません。

 

いくら帝国が内乱状態でも100%侵攻してこないなんて確証ないですからね。

 

ドーソンがヤンを嫌う理由。

ユリアンはヤンが年下のくせにドーソンと同じ階級になったからと予測しますが。

ユリアンの予測が当たっているなら、本当に小っちゃい男ですわ、ドーソンは。

 

 

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首都星ハイネセンでクーデターが発生!クーデター勢力のリーダーは意外な人物だった

ヤンが恐れてた事態が現実のものとなります。

惑星ハイネセンでクーデターが発生。

そしてクーデター勢力の首魁がフレデリカの父ドワイト・グリーンヒル大将だったことが明らかになります。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話「ヤン艦隊出動」より引用

 

 

 

視聴者は15話のクーデター勢力の会合のシーンでグリーンヒル大将が参加しているのはわかっていましたけど、ハッキリわかるとショックですよね。

 

グリーンヒル大将はヤンのことを評価し、フレデリカの良き父だったのに。

それだけ今の同盟の政治に危機感があったのでしょう。

だからと言ってクーデターを起こしていい理由にはなりませんけど。

 

 

救国軍事会議を名乗るクーデター勢力が出した布告。

軍人らしい武力第一主義の古臭いものばっかり。

 

 

いくら衆愚政治に陥った同盟を救うといっても、ビュコックが言った通り、救国軍事会議が腐敗したらどうするつもりなんでしょうかねえ。

 

権力握ったらそれに取り入ろうとした奴らが群がって、いつの間にか腐敗しているってパターン多いですからね。

それに武力クーデターを起こした奴らって最期は悲惨なことになることが多いし…。

 

 

ヤンはフレデリカを解任せず!そしてシェーンコップはヤンを扇動する

救国軍事会議の首魁はグリーンヒル大将でした。

それに起因して一つ困った問題が発生します。

それはフレデリカの処遇です。

 

同盟は民主国家なので親の所業が子供に影響することはありません。

しかし「フレデリカとグリーンヒル大将が連絡を取っており、ヤンを落とし入れようとしている」と考える奴が絶対に出てくるのですよ。

そういう奴らを黙らせるためにフレデリカを解任するか、それとも…。

 

ヤンはフレデリカを解任させずそのまま副官のすることをフレデリカに伝えます。

 

ヤンとしては純粋に副官としてのフレデリカの能力が必要だったんでしょうね。

副官変えたらそれはそれで混乱が生じるでしょうし。

 

ヤンの目的はクーデターの鎮圧。

そっちに方に全力を挙げなければいけません。

そしてそのためには優秀な副官であるフレデリカを失う訳にはいかなかったのでしょう。

 

もちろんフレデリカはヤンの内心を気付いて上でやっぱり想いを強くしたと思います。

憧れの対象だったヤンから信頼されていることを確認できたのですから。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話「ヤン艦隊出動」より引用

 

 

 

クーデター発生で混乱状態の同盟。

この機に乗じてヤンを扇動する人物が出てきます。

それがシェーンコップ。

 

シェーンコップって扇動が上手いですね。

同盟やヤン自身の矛盾を指摘し、ヤンが権力者になるのが最善の道であると言わんばかりに扇動する。

女性を口説くテクニックを応用しているのでしょうかねえ。

 

でもヤンはシェーンコップの扇動に微動だにしませんでした。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話「ヤン艦隊出動」より引用

 

後の展開を知っている者からするとこの時シェーンコップの扇動に乗っかっておけば一番苦労しなかったと思います。

案外ここはヤンのターニングポイントだったかもしれません。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第17話を視聴し終わって

 

イゼルローン要塞の指揮をキャゼルヌに任せ、ヤンは駐留艦隊を指揮して出撃します。

最終的な目的地は惑星ハイネセン。

 

しかしハイネセンからはヤン艦隊を討つべく第11艦隊が出撃します。

同盟軍同士の戦いは不可避。

帝国領侵攻作戦でただでさえ少ない戦力が…。

そして今回のクーデターではヤンを大きなものを失うことになります。

たぶん次々回あたりになるでしょうけど。

 

見たいような見たくないような複雑な気持ちですけど。

 

第18話の感想記事はこちらからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第18話「流血の宇宙」の感想 「反ラインハルトの急先鋒オフレッサーの運命は?」