『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第15話「嵐の前」の感想 「ラインハルトと卑怯者に踊らされる者たち」

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感想(ネタバレあり)

 

第15話のあらすじをまとめると以下の通りです。

 

  • 同盟と帝国が捕虜交換
  • ヤンとキルヒアイスが初対面
  • キルヒアイスがユリアンに話掛ける
  • 惑星ハイネセンで開催された捕虜交換歓迎の式典にヤンも出席
  • ヤンとビュコックが密会
  • クーデター勢力の会合
  • クーデター勢力の1人リンチはラインハルトの工作員だった

 

門閥貴族との抗争に同盟が介入できないようにするため手を打つラインハルト。

そのラインハルトの思惑がわかっているのに消極的な手しか打てないヤンが歯がゆいです。

ただヤン自身が言った通り、ヤンは一介の軍人ですからね。

謀略を駆使していい立場ではありませんから。

 

今回の話の残念だったところはクーデター勢力の会合のシーン。

できれば旧OVA版みたいに正体がわからないようにして欲しかったですね。

まあ旧OVA版でも声でバレバレでしたが、やっぱりクーデター勢力の首魁が明らかになった時のインパクトに影響があるので微妙にぼかして欲しかったです。

それぐらいですかね。

 

良かった点はビュコックがヤンにラインハルトと同じように謀略を使ってみようと考えたことはないか?と聞くシーン。

ヤンの答えを聞いてビュコックはヤンを全面的に信頼できると思ったことでしょう。

旧OVA版ではビュコックがヤンを信頼できる根拠となるシーンがなかったですからね。

気付いたらヤンを信頼していましたし。

こういう補足するようなシーンをふんだんにいれるところがDIE NEUE THESEの良いところだと思います。

 

 

 

第14話の感想記事を読みたい方はこちらのリンクからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第14話「皇帝崩御」の感想 「帝位を巡る権力闘争が始まる」

 

第14話では皇帝フリードリヒ4世が崩御し、帝位を巡って権力抗争が勃発。

ラインハルトと手を組んだ国務尚書リヒテンラーデ侯が勝利しました。

 

 

 

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捕虜交換でヤンとキルヒアイスが対面

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第15話より引用

 

双方が抱える捕虜の交換。

良いことのように思えますが、当然思惑があります。

 

帝国の狙い…というよりは捕虜交換を考えたラインハルトの第一の狙いは兵力の増強です

エドウィン・ヨーゼフ2世の即位の件で門閥貴族に恨みを買ったラインハルト。

ラインハルトとしては門閥貴族との対決は必至と見て自分の味方を増やす算段のようです。

ラインハルトの進言で決まった捕虜交換。

そりゃあ、捕虜だった帝国兵はラインハルトになびきますよねえ。

 

ただこれぐらいなら少し頭が回る人間でも予測できます。

しかしラインハルトの本当の目的まで看破できる人ってほとんどいないでしょう。

 

まあ、スパイを潜りこませるくらいは予想できるかもしれませんが、そのスパイの目的がクーデターを起こさせるなんて。

 

ヤンとキルヒアイスの対面が平和的で和やかったので、ラインハルトの本当の目的が余計に嫌な感じに思えてきます。

 

惑星ハイネセンでヤンが密会した人物は?

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第15話より引用

 

ラインハルトの目的を看破したヤン。

捕虜帰還の式典に出席するために首都星ハイネセンに戻りますが、そこである人物と密会します。

それは宇宙艦隊司令長官のビュコック。

 

話す内容が内容だけに公式の場で話せなかったのでしょう。

クーデター勢力の一味が宇宙艦隊司令部にいるかもしれませんからね。

 

それにしても宇宙艦隊司令長官がロボスからビュコックに代わっていて良かったですわ。

仮にロボスが長官のままだったらヤンの話を聞いても信じてないでしょうし、ヤンも話そうとは思わなかったでしょうから。

 

まあ、ビュコックもまだ半信半疑かもしれませんね。

帝国で勃発するかもしれない内戦に同盟軍が介入できないようにクーデターを起こさせるなんて。

 

最初はヤンの話だから一応信じようって感じなんでしょう。

でもビュコックがヤンにあることを聞いた後、「信じよう」から「信じる」に代わった様な気がします。

微妙な違いですが結構大きいと思います。

 

この時ヤンはビュコックにあることを頼んでいますが、後々役に立つことになります。

まあ、無くても問題ありませんけど、民主主義国家の軍人としてはあった方がいいんでしょうねえ。

 

 

 

正義の戦いと信じ込むクーデターメンバーたち

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第15話より引用

 

ヤンとビュコックが密会しているころ、クーデターを起こそうとしているメンバーたちが会合をしております。

旧OVA版では微妙に顔がわからないような演出でしたが、本作では顔が丸見え。

まあ、声の時点で誰が参加しているかわかってしまいますけどねえ。

 

フレデリカの父であるグリーンヒル大将にフォーク准将。

帝国領侵攻作戦の失敗で出世コースから外れた人達が参加している時点で何だかなぁと思えてきます。

もちろん帝国領侵攻作戦に絡んでいないルグランジュ中将やブロンズ中将などもいますけど。

 

捕虜帰還の式典の後、グリーンヒル大将がヤンを食事に誘ってましたけど、あれってヤンがクーデターに参加してくれるか探る目的だったのかもしれませんねえ。

断られた後、グリーンヒル大将の顔が険しかったので。

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第15話より引用

 

この会合で決まったこと。

それはヤンがクーデターに敵対行動を取った場合に抹殺するというもの。

 

これを言い出したのはフォーク。

完全に私怨ですよね。

ヤンのせいで自分の出世が閉ざされたとか絶対に思ってそうな気がします。

 

 

今回のクーデターの目的は正義を実現すること。

トリューニヒトのような扇動政治家を排除しなければ同盟の未来は危うい。

だからクーデターを起こそうと思っているのです。

 

ただこのクーデター計画はある人物がグリーンヒルの元に計画を持ち込んだから始まったのですが、その人物が問題でして…。

 

 

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リンチの正体は帝国軍の工作員

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第15話より引用

 

クーデター勢力の一員であるアーサー・リンチ少将。

実はこいつ、ラインハルトの工作員だったのです。

エルファシルの戦いで守るべき市民を見捨てて自分だけ助かろうとした卑怯者。

そしてそれを棚に上げてエルファシルで名を挙げたヤンを逆恨みしております。

それがリンチという男の性分なんでしょうねえ。

 

 

リンチは帝国軍少将をエサに同盟に帰還してクーデターを起こさせるようにラインハルトから命令されます。

これだけでも結構面倒なことなはずなんですが、それをやってのけたリンチって本当は結構優秀なのかもしれません。

まあ、ラインハルトの計画書が良くできていたという可能性の方が高いですけど。

 

クーデターのキーパーソンであるリンチのCVは二又一成さん。

旧OVA版でフレ―ゲル男爵を演じた声優さんですね。

良い声優さんですがリンチが持つ恨みつらみ感が少し弱かったかも。

 

たぶんディレクションでそういう演技を求められたのでしょうけど、もうちょっと屑っぽさを出して欲しかったですわ。

出し過ぎたら旧OVA版のフレ―ゲル男爵と重なるかもしれませんが、キャスティングを聞いた旧OVAファンの中にはそう言う演技を期待した人もいるはずなので(私も期待してました)。

 

 

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第15話を視聴し終わって

今回はここで終了。

帝国だけでなく同盟もきな臭くなってきました。

すべてはラインハルトの意図通り進むのでしょうか?

 

次回は才女とラインハルトの初対面のシーンがあるようです。

ラインハルトの人生に大きい影響を与えることになるこの才女との初対面がどのように描かれるのか今から楽しみです。

 

第16話の感想記事はこちらからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第16話「発火点」の感想 「リップシュタット貴族連合VSラインハルト陣営の内戦が始まる」