感想(ネタバレあり)
区分で言えば今回から第2期となります。
今回はユリアンがメインで活躍する回。
それに加えて強力になった帝国軍と弱体化した同盟軍の差が出ている回でもあります。
帝国都同盟、同じ内戦を経たのにどうしてこうなった?
まあ、政治を行う人材の差なんですかね?
第26話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第26話「さらば遠き日」の感想 「一番失ってはいけないものを失いました」
新兵訓練のためにイゼルローン回廊へ出撃したら帝国軍と遭遇してしまった
帝国と同盟両方の内戦が終わった結果、帝国ではラインハルトの独裁体制が成立。
一方同盟では政府や軍部に睨まれたヤンが苦労を強いられています。
特にヤンの元から精鋭を引き抜き新兵を代わりに送ってきたので、ヤン艦隊の力は激減。
このままでは帝国の主力とは戦えません。
そのため訓練の一環でヤン艦隊旗下のアッテンボロー分艦隊はイゼルローン回廊に出撃します。
しかし運悪くアッテンボロー分艦隊は帝国のアイヘンドルフ少将の艦隊と遭遇。
否応なく新兵を率いて戦うことに。
でもどうして訓練するならばイゼルローン回廊の帝国側でやるのですかねえ。
同盟領側でやれば帝国軍と遭遇することないのに。
さて戦闘は同盟軍側の奮戦…ではなく、帝国軍側が積極的な攻勢に出なかったため、
何とか均衡を保っています。
この状態にアッテンボロー曰く、「ヤン艦隊という名前に敵がビビっている」そうです。
そりゃあ、ヤンが艦隊司令官になって以降帝国軍は苦戦の連続でしたから、ビビりますよね。
普通なら新兵相手なのでですぐに圧倒できるのに、なまじ相手がヤン艦隊の一部だから、何か策があるのかと疑ってしまう。
そんな中、軍人になったユリアンもこの戦いにスパルタニアンのパイロットとして参戦します。
元々才能があったのか次々の敵機を撃破、最終的には一人で巡航艦も一隻沈めることに。
やっぱりできる人間は違います。
ただユリアンの場合、欠点がなさ過ぎてキャラとしての魅力がイマイチないのですよねえ。
ヤンは天才的な軍事的才能を持っている一方、生活力ゼロ。そういう欠点を持っているからこそ、そのギャップでキャラも魅力が加算されているように思えます。
ヤン艦隊の増援が間に合った
戦闘は続き、次第に同盟軍が圧倒されていきます。
どうやら帝国軍も相手がまともに戦ができない新兵だと気付いたようです。
ユリアンの母艦である空母アムルタートも撃沈。
不十分な補給状態で宇宙に放り出されたユリアン。
まさかの万事休すか?と思ったらレーダーに多数の艦影が。
アッテンボロー分艦隊からの緊急通信で、残りの艦隊全力で出撃したヤンが救援に駆けつけたのです。
ここで兵力を出し惜しみしていたら双方の援軍が逐次投入されて消耗戦になっていたかもしれませんが、さすがに1万隻も救援に来られたら、3000隻前後しかいないアイヘンドルフ分艦隊なんてすぐに撃破させられます。
数の不利を悟った帝国軍は撤退を開始。
ヤンは何とかアッテンボロー分艦隊の敗走を防ぐのに成功しました。
そして最後のシーンはヤンとユリアンの再会。
ヤンが意外と親馬鹿なのがわかってちょっとほっこりしました。
笑顔に包まれるヤン艦隊の面々。
いつまでも笑っていられればいいのですけど、ここは最前線。
この中からどんどん退場者が出てくるのを考えると少し悲しくもなってきます。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第27話を視聴し終わって
今回はここで終了。
ユリアンの活躍が目立つ回でしたね。
戦闘シーンもドッグファイトが多く、いつもの艦隊戦とは違う迫力があってよかったです。
次回以降はしばらく戦闘シーンはなし。
帝国や同盟内での駆け引きなどがメインになってきます。
次回28話の感想記事はこちらからどうぞ。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第28話「肖像」の感想 「帝国の双璧がメインと思ったらフェザーンの策略の話でした」
今回のまとめ三行
- 新兵訓練のためにイゼルローン回廊へ
- 帝国軍との遭遇戦
- 初陣のユリアン大活躍