銀河英雄伝説【旧OVA版】第52話「バーミリオンの死闘(後編)の感想 「ラインハルト撃破まであと一歩」

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感想(ネタバレあり)

前回バーミリオン星域で激突した

ラインハルトとヤン。

今回は一気に戦いの帰趨が見えてきますが・・・

総旗艦ブリュンヒルト撃沈待ったなし!!

ラインハルト率いる帝国軍が敷いた縦深陣をなかなか突破できないヤン艦隊。

でもようやく第1陣の突破に成功。

ここまで掛かった時間は3日。

たった1つの陣を突破するのに時間が掛かり過ぎです。

いくら途中で休息をとったにしても。

突破に活気づくヤン艦隊ですが

すぐに帝国軍第2陣が立ちはだかります。

当然これを突破しようとするヤン艦隊。

今度は第1陣より早く突破できますけど

すぐに第3陣が。

もう際限がありません。

こんなことを続けたら

心も身体も疲れてしまいます。

でもそれがラインハルトの狙いですけどね。

ラインハルトはあくまで味方の艦隊が戻ってくるまで

時間を稼げばいいのです

それにいざとなったら艦隊見捨てて逃げてもOK。

だって戦力はまだたくさん残っていますから。

ラインハルトさえ生存ならばいくらでも復讐戦可能なのです。

一方同盟軍は、

残っている戦力の大半をヤンに預けてますから

ここでラインハルトを討ち漏らしたら

後がありません

そういうこともさらにヤン艦隊の将兵を疲労させてしまう

理由となっているでしょうね。

このままではラチがあかないので

ヤンは幕僚たちと会議を始めます。

そこで発言するユリアン。

ホントはフェザーン駐在武官が意見を述べて良いような場所ではありませんけど、

ユリアンはヤン艦隊の身内ですからねえ。

もちろん誰も非難することはありませんし。

そのユリアンは、

ラインハルトの意図と戦術をしっかりと認識できているようです。

それを基にヤンは戦術を再構築します。

でもこの間にヤン艦隊の主要メンバーに戦死者が。

空戦隊のエースの一人、

イワン・コーネフが帝国軍の巡航艦の砲撃を受けて戦死してしまったのです。

出撃前、

コーネフは趣味のクロスワードパズルをしていて

丁度ポプランが話しかけてきた時解いていた問題の答えが

funeral。

つまり葬式。

見事なまでの死亡フラグ。

それをあっさりと回収してしまいました。

これまでドッグファイトは

同盟軍の方が有利に戦いを進めることが多かったですけど、

それはポプランが編み出した集団戦法のおかげ。

それまで個人技に頼ることが多かったドッグファイトに

ポプランが3機で1機をタコ殴りにする戦法を導入して

戦いを有利に進めてきました。

でもさすがに何回もやられていたら

帝国軍だって対策を練ります。

今回のバーミリオン会戦では

帝国軍も3機1組で同盟軍のスパルタニアンを追い込み、

戦艦の艦砲でとどめを刺すという戦術で対抗します。

結果、

ドッグファイトは帝国軍有利で進み、

コーネフ戦死というヤン艦隊には補うことが難しい大損害を出すことに。

コーネフ戦死の報を聞いたとき、

いつも陽気なポプランが怒気を露わにします。

ポプランを演じている古川登志夫さんは

ポプラン以外にも

うる星やつらのあたるや

パトレイバーの遊馬などを演じており、

陽気なキャラクターを演じさせたら

右に出る者がいないほどの上手い声優さん。

私はそんな陽気な役の古川さんの演技ばかり見ていますので

今回みたいに古川さんの怒った演技を見ると

そのギャップに驚かされます。

今回もポプランの怒気を溜めたような演技は

死の悼む気持ちと

悔しさと

寂しさが

重なり合っていることが上手く表現されており、

ホント声優さんってすごいと感じさせられました。

さて、ユリアンの意見を参考にして

ヤンは一つの策を思いつきます。

そしてそれを実行するために艦隊を一度後退させて

小惑星帯の中に潜まさせます。

しばらくすると

ヤン艦隊が再び動き出し、

帝国軍の陣の外側から回りこむような動きを見せます。

この時ラインハルトは

ユリアンが看破した通り、

24の薄い陣を敷いて、

それを左右からスライドさせてヤン艦隊にぶつけていました。

しかしヤン艦隊が外側から回りこもうとすると

この策では対応できません。

それに小惑星帯にはまだヤン艦隊の別動隊が潜んでいる可能性もあります。

さてどうするか。

ここでヒルダがいれば

適切な助言をしたかもしれません。

しかし今回はラインハルトの命で

彼女はブリュンヒルトに乗船してないのです。

近くにいるのは政略に長けているけど、

戦術はイマイチのオーベルシュタインだけ。

そのオーベルシュタインの意見を入れて、

小惑星帯から出てきたヤン艦隊に陣形を再編して

襲い掛かります。

しかしこっちのヤン艦隊はおとり。

数が1万隻に見えたのは小惑星を牽引していたため。

おとりの方に向かった帝国軍を尻目に、

小惑星帯に潜んいたヤン艦隊の本隊が

総旗艦ブリュンヒルトめがけて突撃を開始します

おとりに引っかかった帝国軍は慌てて戻ろうとしますけど、

背中を見せた途端、

おとり艦隊が襲い掛かり大混乱。

やっとのことでヤン艦隊本体を補足したと思ったら、

いつの間にかヤン艦隊の包囲下におかれて

一気に包囲殲滅される危機に。

「してやられた」

この一言にラインハルトの悔しさがにじみ出ています。

でも部下たちは諦めません。

ラインハルトさえ生き残ればいくらでも挽回可能。

ラインハルトをシャトルに乗せて脱出させようとしますけど、

そこに迫る同盟軍の戦艦。

主砲口が蒼く光り、

主砲がブリュンヒルトに突き刺さると思った瞬間、

横からの砲撃を食らって同盟軍の戦艦はあえなく撃沈。

そうこの時ラインハルトが待っていた味方の提督の一人が戻ってきたのです。

戻ってきたのはリューカス星域の補給基地攻略に向かっていたミュラー

誰もが一番に戻ってくるのは

疾風ウオルフの二つ名を持つミッターマイヤーと思っていましたけど。

実はミュラーが向かったリューカス星域の補給基地の司令のカクラン大佐は

基地の物資を民需用として使うことを条件に武装解除に応じたのです。

基地攻略にかかる時間が無くなったために

これほど早く戻ってこれたという訳。

もしカクラン大佐がミュラー艦隊相手に抵抗していれば

かなり高い確率でラインハルトは戦死していたでしょう。

結局このカクラン大佐の判断がラインハルトの命を助けることになったのです

とは言ってもミュラーと共に戻ってきたのは艦隊の約60%。

通常帝国軍の1個艦隊は1万5000隻から2万隻ぐらいですから、

戻ってきたのは約9000隻から1万2000隻。

最低の9000隻でもトンデモナイ数です。

数を頼りにミュラーはラインハルトの目の前まで攻めてきていたヤン艦隊を押し返します。

その乱戦のさなか、

ヤン艦隊は第14艦隊司令のモートン中将を失いますけど、

ミュラーがヤン艦隊に包囲されたラインハルトの直営艦隊を救おうとしたために

逆にヤンの罠にハマって、

直営艦隊とともに包囲殲滅される危機に陥ってしまうことに。

ここのミュラーの判断はちょっといただけませんね。

ミュラーの一番に守らなければいけないのはあくまでラインハルトの命。

最悪ラインハルトさえ守ることができれば

ラインハルトの直営艦隊が壊滅してもいいのです。

だからミュラーとしては直営艦隊を見捨てて、

ラインハルトと共に戦場を離脱すべきだったと思います。

もちろんそれをやればラインハルトの不興を買うことになるでしょうし、

将兵からの人気も激落ちでしょう。

でも帝国の臣民のためにはそうするべきだったと思います。

ミュラー艦隊の来援を計算に入れてなかったヤンですが、

ミュラー艦隊の抵抗を排除して

今一度ラインハルトが乗る

総旗艦ブリュンヒルトを味方の砲撃範囲に捉えます。

そして最後にヤンが砲撃命令を出そうとする瞬間で

今回は終了です。

いいところで切りやがりました。

でもラインハルトの死は時間の問題・・・のはずだったのですけど。

まあ次回になればわかりますので

続きは次回の感想で。

今回のまとめ三行

・バーミリオンの死闘は続く

・ミュラーの来援でラインハルト助かる

・また形勢が逆転してラインハルトが再び危機に

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