転スラ16話より引用
感想(ネタバレあり)
今回はカリュブディスがメインですが、珍しくリムルが手を焼きます。今まではリムルがすぐに倒していたのに強い奴って案外いるもんなんですねえ。
そのリムルが苦戦したカリュブディスですが、ミリムの手に掛かってあっという間に終了。どんだけミリム強いんだよ。
リムルをハチミツで手懐けて置いて良かったですわ。
前回第18話の感想を読みたい方はこちらからどうぞ。
18話でシオンが余計なこと言わなければ、カリュブディス戦に苦労することも掛かることなかったのですけどねえ。
カリュブディス戦の前哨戦でリムルの部下達が大活躍
カリュブディス本体を攻撃する前にそのお供のサメに対してリムルの部下達が攻撃を始める。
転スラ19話より引用
複数の敵と戦う場合、弱い相手から各個撃破するのは戦の常道です。今回リムルはそれに従い、まずカリュブディスのお供のサメから倒していきます。
と言ってもリムルは手を出さず、すべて部下任せ。まあ部下に任せても大丈夫という判断なんでしょう。それだけリムルは部下たちの実力を信じているのでしょうね。
そのリムルの信頼に報いるために全力でサメ狩りを行うリムルの部下達。各々独自の戦い方をして面白いですわ。
特にソウエイとソーカたち。同士打ちで一挙に2匹倒すとは効率良いですねぇ。影の仕事担当という特性が色濃く出ていて個人的に好きです。
その一方ゴブタ率いるゴブリン軍団。ゴブタが囮となってサメを地上に引き付けたのはいいのですけど、打力不足でサメを倒せず、ハクロウの援護がなければやばかったですわ。
まあハクロウが再教育しなければいけないと思っても仕方ありませんね。ゴブタさん、ハクロウに鍛えて貰えるなんて他の者から羨ましがられるでしょうね(棒読み)。
カリュブディスの狙いはリムルではなくミリムだった
お供のサメを全滅させたリムルたちだったが、カリュブディス本体との戦闘が始まるとカリュブディスのスキル「超速再生」のために長期戦に突入してしまう。
転スラ19話より引用
リムルの部下たちとドワルゴンからの援軍の攻撃でお供のサメの殲滅に成功。あとはカリュブディスのみ…と思ったら、カリュブディスの広範囲攻撃が炸裂。
原作では、部下達に鱗が当たる前にリムルが全部暴食者で食ったのですけど、部下達が攻撃を受けた後に改変されていましたね。
カリュブディスの攻撃は強烈で、リムルの部下たちも攻撃を受ければ大ダメージを受けると視聴者に認識させるために改変したのでしょうか?
それはともかく、このカリュブディスの超速再生のスキルのために、夕方になっても戦いが終わりません。総攻撃しているのに3割しかダメージ与えられないって。
なろう小説原作の作品の場合、主人公がチートスキルを持つのがデフォとなっているのですけど、敵がチートスキル持っているのは珍しいかもしれません。
戦いの終わりが見えない中、カリュブディスの言葉で「カリュブディスの狙いはミリム」と理解したリムル。
ようやく気付きましたね。カリュブディスの依代であるフォビオはミリムへの恨みを晴らすためにカリュブディスと一体化したのです。だから狙いは最初からミリムのみ。
リムル達を攻撃したのは自衛だったのでしょうね。後ミリムが近くにいたから他の場所に向かわなかったのでしょう。
まあ、ミリム狙いとわかれば、リムルが固執する必要ありません。ミリムにバトンタッチして後はミリム任せ。
そして…。
はい、一撃でカリュブディス倒して戦闘終了。これで手加減したのですから、ミリムどんだけ強いんだよ。
魔王カリオンと不可侵協定締結
フォビオとカリュブディスを分離してカリュブディスのみ捕食するリムル。そしてフォビオに対する尋問を始める。
転スラ19話より引用
元はと言えば、フォビオがミリムを逆恨みしてカリュブディスと一体化したのが悪いのですけど、魔王カリオンとの関係を考えれば、フォビオを放って置く訳にはいきません。
そこでリムルはフォビオの肉体とカリュブディスを分離してカリュブディス捕食することにします。原作では結構大変だったような描写でしたのに、アニメ版ではあっさり目。
たぶん尺の関係なんでしょう。
さて目覚めたフォビオはリムル達に土下座で謝罪します。あれだけイキッてたのに素直ですねえ。
フォビオにも自分が大変なことをしでかしたという認識だけはあるようです。
まあ迷惑被ったリムル達はフォビオにお仕置きしてもいいような気がしますが、外交を考えて手を出さないリムル。
結局これは正解でした。だって魔王カリオンがいつの間にか傍に来ていたのですから。いくら迷惑被ったと言っても、フォビオに手を出していたらカリオンも良い気持ちしなかったでしょう。
カリオンからの謝罪も受け入れ、代わりに不可侵協定を結ぶことで手打ちにしたリムル。これで魔王の1人と戦う必要がなくなりました。これは外交的に大勝利ですわ。
味方を増やすことと敵を減らすことは外交の基本。特に魔王クレイマンがリムルにあんまり良い印象を持ってなさそうですからね。
だから今回カリオンと不可侵結んで繋がりができたのは大きいと思います。
クレイマンと言えば、今回道化師たちの団体「中庸道化連」の存在をリムル達が認識しましたね。ハッキリ言ってクレイマンより不気味な存在ですが、対決するのはまだ先になりそうな気がします。
終わりに
今回はここで終了。カリュブディス戦、案外あっさりでしたね。サメとの戦いの方がしっかりと描かれていたかも。
これでしばらくは大きめな戦闘はありません。アニメオリジナルの展開とかない限りは。残り話数も少なくなってきましたがどうやって〆るのか?次回以降も楽しみです。
次回第20話の感想記事はこちらからどうぞ。